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研究・技術マネジメント論 競争力あるリーダー、 研究者、技術者 になるために 田中 浩也氏 慶応大学環境情報学部准教授 ( ファブラボ・ジャパン発起人) 九州大学 / ロバート・ファン / アントレプレナーシップセンター(QREC)講義 妹尾  堅一郎氏 NPO 法人産学連携推進機構理事長、九州大、一橋大客員教授 高橋 修一郎氏  ㈱リバネス代表取締役社長 COO 10/3 10/31 11/7 11/14 10/17 安藤 晴彦氏 近野 泰氏 専門教育を学んだだけでは社会で通用しません。幅広い視野を持って初めて競争力ある人材になります。 各界の論客の先生方とともに、ワークショップ形式でディスカッションしましょう! ◎後期前半 金曜4,5限 (14:50 ~18:10) ◎遠隔講義<メイン会場> 【箱崎】旧工学部本館4番講義室 【筑紫】 経理工学府 E 棟 101 室 【大橋】 5 号館 525 号室 【伊都】 センター1号館 1308室 「イノベーション論 ー技術優位を事業優位に導くビジネスモデルとはー」 畑中 元秀氏 (某大手外資系情報機器企業)プロダクトデザインエンジニア 「デザイン・イノベーション論ー「これがいい」と思わせるデザインの仕組みー」 「研究人材論 ー研究者マインドによるイノベーション創造ー」 「新ものづくり論」 -ウェブ社会からファブ社会へ- 10/24 経済産業省通商政策局通商交渉官。 前一橋大教授(出向)、経済産業研究所コンサルティングフェロー 谷川 徹氏 九州大学 産学連携センター教授/副センター長 ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター長 ㈱野村総合研究所グローバル製造業コンサルティング部長, 主席コンサルタント 経済産業省キャリア官僚。ノーベル賞候補の青木昌彦スタンフォード大名誉教授 との共著で、「モジュール化」の概念を提唱した論客。産業競争力等に関する著書 多数。環境・エネルギー政策、科学技術政策等の要職を歴任、ベンチャー育成策 にも明るい。 世界がネットワークで繋がる現在、研究の構想立案、実地手法も大きく変化して います。今後の産業のあり方を理解するためには、モジュール化、技術ロード マップ、技術マーケティング等の概念を理解する必要があります。 これらのインパクトを最新の動向を踏まえ解説します。 「研究構想論 ーグローバル・ネットワーク時代のイノベーション技法ー」 11/28 「産学連携論 ー産学連携が国を変える、地域を変える、人を変えるー」 シリコンバレーのスタンフォード大学を拠点として、産学連携、アントレプレナー シップ、地域活性化を体験、2002 年帰国後、九大教授就任。以後、九大の産学連携 組織構築と運営のリーダーとして活動、同大産学連携の国際展開も果たし日本有数の 実績を残す。2010 年からは九大のアントレプレナーシップ教育・研究拠点責任者と して活動中。日本政策投資銀行出身。 オープンイノベーションは、経済発展、産業競争力強化の観点からも重要な方向です。 産学連携はその代表例ですが、我国の産学連携は欧米に比べ未だ実質的な成果で見劣 りがします。本講義では産業競争力強化、大学改革等を含め、産学連携の意味・意義 を明らかにし、今後のあり方を考えます。 10/10 山口 泰久氏 DBJキャピタル(株)取締役 「事業戦略・知財マネジメント論 ー知財を事業戦略にどう生かすかー」 日本開発銀行(現日本政策投資銀行)入行後、産学連携、ベンチャー、地域活性化 調査、ケンブリッジ大留学等を経て、2006 年我国発の総合的知材ファンド運用 ベンチャーキャピタルの取締役に就任(2009年代表取締役社長)、2010年より現職。 プロモーターも務める知財投資のプロ。 知的財産の活用は産業競争力上重要な課題であるにもかかわらず、我国の知財活用は 欧米に比べて著しく低い状況にあります。本講義では知財の事業化プロセスを概観 するとともに、死の谷克服法や知財の評価法、知財ファイナンスを解説、知財と 事業戦略のあり方を検討します。 グローバル競争が激化する製造業で経営戦略コンサルティングを第一線で牽引。 製造業の構造変化に関する講演・著書・論文多数。 野村総研・コンサルティング事業のグローバル事業開発リーダー。 新たな潮流に向かう製造業では、競争軸(技術)の強化を進める一方、 新市場では現地企業と協働することで成長市場を取り込む、「共栄軸」の強化が 必要です。新興国など、成長するグローバル市場を効率よく攻める方法を分析し、 日本のこれからの研究・技術・事業戦略のあり方を検討します。 <お申し込み方法> QREC まで 10 月2日(木)までに必要事項 * を記載の上、E-mail か Fax** にてお申し込み下さい。   *①氏名、②会社名・所属、③電話番号、④Eメールアドレス **E-mail:[email protected]  Fax:092-642-4015 <お問い合わせ先> 九州大学 ロバート・ファン / アントレプレナーシップ・センター  担当:山田・中原  Tel:092-642-4014 「研究環境論 - 次世代製造業の潮流、仲間作りの戦略設計思想を探る-」 ビジネスモデルや知的財産マネジメント、イノベーションや技術経営に関する 研究・教育・実践の第一人者。内閣知財戦略本部専門調査会前会長他、政府の 数多くの委員会委員を務める。ベストセラー『技術力で勝る日本がなぜ事業で 負けるのか』の著書。 世界の勝ち組企業は、先端技術=競争力ではなく「” 技術という知” を より生かす知」、すなわち画期的なビジネスモデルと、それを支える知財 マネジメント等を基本としています。 具体例を用いて解説し、今後の我国産業の競争力を考えます。 北海道出身のもとマイコン少年。経済産業省天才プログラマー賞等数多くの受賞 歴をもつ。最近はデジタルファブ技術と地域社会のものづくりのあり方を探求し、 世界フォブラボ会議を初めて日本で主催するなど、パーソナルなものづくりの場 の拡大を目指しています。3D プリンターの出現等ものづくりのデジタル化が進み、 ” ものづくり革命” が始まろうとしています。このことは、個人やユーザーがもの づくり、ことづくりを自らの手に取り戻すことであり、生産者とユーザーの関係を 変化させる契機となります。ファブラボ(個人ベースの生産の場)の拡大が引き起 こす社会インパクトをともに考えます。 10 代前半をスイスのジュネーヴで過ごす。東大産業機械工学科卒後、米国に渡り スタンフォード大修士、博士号取得。帰国後、デザインエンジニアリング企業を 友人と共同創業、様々な製品の先行開発やインスタレーション制作で脚光を浴びた。 2011 年に離脱し東大研究院や中堅企業での設計開発職を経て、2013 年から現職。 1977年生まれ。「これがいい」と思って買うのと「これでいい」と思って買うのとは 大きく異なります。「これがいい」と思わせる製品には、共感や憧れを感じさせる 何かがあります。製品からにじみ出る価値観こそがその魅力となっているのです。 製品開発においては一貫性ある価値観が必要で、そこに共感し憧れを感じた人は 「これがいい」と思うのです。当日は実在の製品に価値観がどのように反映されて いるのかを例示し、自分の価値観を自覚できるような演習を行います。 東大大学院在学中の 2002 年、教育ベンチャー、( 有 ) リバネス(現 ( 株 ) リバネス) の設立に参加、教材開発事業やアグリ事業を手掛ける。卒業後(生命科学博士) 独自の民間型研究助成の事業モデルを考案し、産業界・アカデミア・教育界の 橋渡しプロジェクトを数多く仕掛ける。政府の審議会委員多数。 リバネスは、理系の大学生・大学院生15人が集まり、「研究者だからこそできる ビジネスを!」という想いで始めたベンチャーです。 出前の科学実験教室から始まり、今では研究者のマインドとパッションで、 大企業や地域にイノベーションを次々に起こしています。講義では研究者だから こそ出来るイノベーションの起こし方と生き方を紹介します。 ビデオ講義

競争力あるリーダー、 - 九州経済連合会 · 「デザイン・イノベーション論ー「これがいい」と思わせるデザインの仕組みー」 「研究人材論

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Page 1: 競争力あるリーダー、 - 九州経済連合会 · 「デザイン・イノベーション論ー「これがいい」と思わせるデザインの仕組みー」 「研究人材論

研究・技術マネジメント論

競争力あるリーダー、

研究者、技術者になるために

田中 浩也氏 慶応大学環境情報学部准教授 (ファブラボ・ジャパン発起人)

九州大学 / ロバート・ファン /アントレプレナーシップセンター(QREC)講義

妹尾  堅一郎氏 NPO法人産学連携推進機構理事長、九州大、一橋大客員教授 

高橋 修一郎氏  ㈱リバネス代表取締役社長 COO

10/310/31

11/7

11/1410/17

安藤 晴彦氏

近野 泰氏

専門教育を学んだだけでは社会で通用しません。幅広い視野を持って初めて競争力ある人材になります。各界の論客の先生方とともに、ワークショップ形式でディスカッションしましょう!

◎後期前半 金曜4,5限   (14:50 ~18:10)◎遠隔講義<メイン会場>

【箱崎】旧工学部本館4番講義室

【筑紫】 経理工学府 E 棟 101 室

【大橋】 5 号館 525 号室

【伊都】 センター1号館 1308室

「イノベーション論 ー技術優位を事業優位に導くビジネスモデルとはー」畑中 元秀氏 (某大手外資系情報機器企業)プロダクトデザインエンジニア「デザイン・イノベーション論ー「これがいい」と思わせるデザインの仕組みー」

「研究人材論 ー研究者マインドによるイノベーション創造ー」 「新ものづくり論」 -ウェブ社会からファブ社会へ-

10/24

経済産業省通商政策局通商交渉官。 前一橋大教授(出向)、経済産業研究所コンサルティングフェロー 谷川 徹氏 九州大学 産学連携センター教授/副センター長

ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター長

㈱野村総合研究所グローバル製造業コンサルティング部長, 主席コンサルタント

経済産業省キャリア官僚。ノーベル賞候補の青木昌彦スタンフォード大名誉教授

との共著で、「モジュール化」の概念を提唱した論客。産業競争力等に関する著書

多数。環境・エネルギー政策、科学技術政策等の要職を歴任、ベンチャー育成策

にも明るい。

世界がネットワークで繋がる現在、研究の構想立案、実地手法も大きく変化して

います。今後の産業のあり方を理解するためには、モジュール化、技術ロード

マップ、技術マーケティング等の概念を理解する必要があります。

これらのインパクトを最新の動向を踏まえ解説します。

「研究構想論 ーグローバル・ネットワーク時代のイノベーション技法ー」 11/28 「産学連携論 ー産学連携が国を変える、地域を変える、人を変えるー」シリコンバレーのスタンフォード大学を拠点として、産学連携、アントレプレナー

シップ、地域活性化を体験、2002 年帰国後、九大教授就任。以後、九大の産学連携

組織構築と運営のリーダーとして活動、同大産学連携の国際展開も果たし日本有数の

実績を残す。2010 年からは九大のアントレプレナーシップ教育・研究拠点責任者と

して活動中。日本政策投資銀行出身。

オープンイノベーションは、経済発展、産業競争力強化の観点からも重要な方向です。

産学連携はその代表例ですが、我国の産学連携は欧米に比べ未だ実質的な成果で見劣

りがします。本講義では産業競争力強化、大学改革等を含め、産学連携の意味・意義

を明らかにし、今後のあり方を考えます。

10/10山口 泰久氏 DBJキャピタル(株)取締役

「事業戦略・知財マネジメント論 ー知財を事業戦略にどう生かすかー」

日本開発銀行(現日本政策投資銀行)入行後、産学連携、ベンチャー、地域活性化

調査、ケンブリッジ大留学等を経て、2006 年我国発の総合的知材ファンド運用

ベンチャーキャピタルの取締役に就任(2009 年代表取締役社長)、2010 年より現職。

プロモーターも務める知財投資のプロ。

知的財産の活用は産業競争力上重要な課題であるにもかかわらず、我国の知財活用は

欧米に比べて著しく低い状況にあります。本講義では知財の事業化プロセスを概観

するとともに、死の谷克服法や知財の評価法、知財ファイナンスを解説、知財と

事業戦略のあり方を検討します。

グローバル競争が激化する製造業で経営戦略コンサルティングを第一線で牽引。

製造業の構造変化に関する講演・著書・論文多数。

野村総研・コンサルティング事業のグローバル事業開発リーダー。

新たな潮流に向かう製造業では、競争軸(技術)の強化を進める一方、

新市場では現地企業と協働することで成長市場を取り込む、「共栄軸」の強化が

必要です。新興国など、成長するグローバル市場を効率よく攻める方法を分析し、

日本のこれからの研究・技術・事業戦略のあり方を検討します。

<お申し込み方法> QREC まで 10 月2日(木)までに必要事項 *を記載の上、E-mail か Fax** にてお申し込み下さい。            *①氏名、②会社名・所属、③電話番号、④Eメールアドレス **E-mail:[email protected]  Fax:092-642-4015 <お問い合わせ先> 九州大学 ロバート・ファン /アントレプレナーシップ・センター  担当:山田・中原     Tel:092-642-4014

「研究環境論 - 次世代製造業の潮流、仲間作りの戦略設計思想を探る-」

ビジネスモデルや知的財産マネジメント、イノベーションや技術経営に関する

研究・教育・実践の第一人者。内閣知財戦略本部専門調査会前会長他、政府の

数多くの委員会委員を務める。ベストセラー『技術力で勝る日本がなぜ事業で

負けるのか』の著書。

世界の勝ち組企業は、先端技術=競争力ではなく「” 技術という知” を

より生かす知」、すなわち画期的なビジネスモデルと、それを支える知財

マネジメント等を基本としています。

具体例を用いて解説し、今後の我国産業の競争力を考えます。

北海道出身のもとマイコン少年。経済産業省天才プログラマー賞等数多くの受賞

歴をもつ。最近はデジタルファブ技術と地域社会のものづくりのあり方を探求し、

世界フォブラボ会議を初めて日本で主催するなど、パーソナルなものづくりの場

の拡大を目指しています。3Dプリンターの出現等ものづくりのデジタル化が進み、

” ものづくり革命” が始まろうとしています。このことは、個人やユーザーがもの

づくり、ことづくりを自らの手に取り戻すことであり、生産者とユーザーの関係を

変化させる契機となります。ファブラボ(個人ベースの生産の場)の拡大が引き起

こす社会インパクトをともに考えます。

10 代前半をスイスのジュネーヴで過ごす。東大産業機械工学科卒後、米国に渡り

スタンフォード大修士、博士号取得。帰国後、デザインエンジニアリング企業を

友人と共同創業、様々な製品の先行開発やインスタレーション制作で脚光を浴びた。

2011 年に離脱し東大研究院や中堅企業での設計開発職を経て、2013 年から現職。

1977 年生まれ。「これがいい」と思って買うのと「これでいい」と思って買うのとは

大きく異なります。「これがいい」と思わせる製品には、共感や憧れを感じさせる

何かがあります。製品からにじみ出る価値観こそがその魅力となっているのです。

製品開発においては一貫性ある価値観が必要で、そこに共感し憧れを感じた人は

「これがいい」と思うのです。当日は実在の製品に価値観がどのように反映されて

いるのかを例示し、自分の価値観を自覚できるような演習を行います。

東大大学院在学中の 2002 年、教育ベンチャー、( 有 ) リバネス(現 ( 株 ) リバネス)

の設立に参加、教材開発事業やアグリ事業を手掛ける。卒業後(生命科学博士)

独自の民間型研究助成の事業モデルを考案し、産業界・アカデミア・教育界の

橋渡しプロジェクトを数多く仕掛ける。政府の審議会委員多数。

リバネスは、理系の大学生・大学院生 15 人が集まり、「研究者だからこそできる

ビジネスを!」という想いで始めたベンチャーです。

出前の科学実験教室から始まり、今では研究者のマインドとパッションで、

大企業や地域にイノベーションを次々に起こしています。講義では研究者だから

こそ出来るイノベーションの起こし方と生き方を紹介します。

ビデオ講義