13
検証1 検証3 検証5 検証2 検証4 Maya 巨大なシーンデータを読み込んでみる Maya 巨大なデータを動かした際のレスポンス Substance Painter 3Dペイントのリアルタイム反映スピード Maya ビューポートにおける アニメーションのプレビュー再生速度 3ds Maxプラグイン「FumeFX流体・煙などのシミュレーション速度 Redshift 複雑なシーンデータの レンダリング速度(GPUV-ray Nextを用いたレンダリング速度(CPUPremiere 4K素材を使った リアルタイムフル画質再生 After Effectsレンダリングテスト Davinci Resolveにエフェクトを 追加した際のリアルタイム再生 Davinci Resolve カラーグレーディングのリアルタイム再生 検証6 検証7 検証9 検証11 検証8 検証10 ▶▶ ベンチ結果は次ページから Endeavor Pro9000 Endeavor MR8200 エプソンのクリエイターPC パフォーマンス検証 CG ・映像制作工程 × パーツ構成

CG エプソンのクリエイター PC パフォーマンス検証Tensorコア:288 RTコア:36 メモリ:8GB(GDDR6) ー 0.1秒以下 ほぼ遅延なし ー ー GPU:GeForce

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Page 1: CG エプソンのクリエイター PC パフォーマンス検証Tensorコア:288 RTコア:36 メモリ:8GB(GDDR6) ー 0.1秒以下 ほぼ遅延なし ー ー GPU:GeForce

検証1

検証3

検証5

検証2

検証4

Maya 巨大なシーンデータを読み込んでみる

Maya 巨大なデータを動かした際のレスポンス

Substance Painter 3Dペイントのリアルタイム反映スピード

Maya ビューポートにおけるアニメーションのプレビュー再生速度

3ds Maxプラグイン「FumeFX」 流体・煙などのシミュレーション速度

Redshift 複雑なシーンデータのレンダリング速度(GPU)

V-ray Nextを用いたレンダリング速度(CPU)

Premiere 4K素材を使ったリアルタイムフル画質再生

After Effectsレンダリングテスト

Davinci Resolveにエフェクトを追加した際のリアルタイム再生

Davinci Resolve カラーグレーディングのリアルタイム再生

検証6

検証7

検証9

検証11

検証8

検証10

▶▶ ベンチ結果は次ページから

Endeavor Pro9000 Endeavor MR8200

エプソンのクリエイターPCパフォーマンス検証

[ CG・映像制作工程 × パーツ構成 ]

Page 2: CG エプソンのクリエイター PC パフォーマンス検証Tensorコア:288 RTコア:36 メモリ:8GB(GDDR6) ー 0.1秒以下 ほぼ遅延なし ー ー GPU:GeForce

 こうした大容量データは読み込みに時間が掛かるケースが多く、3年前に発売されたXeon

機種ではシーンファイルの読み込み自体に370秒を要している。検証機の中でもっとも良好な結果を示したのは、CPUにi7-9700Kを搭載したモデル③。モデル①、②のi7-9800X搭載マシンは i7-9700K搭載マシンに比べてCPU

のスレッド数が細かく分かれており、処理が分散した結果パフォーマンスが発揮できなかったと予測できる。これと同様に、3年前のXeon

機種も処理を2つのCPUへ割り振っていたため、より多くの時間が掛かっていることが示唆されている。一方ストレージ接続の違いについては、およそ数秒と誤差の範疇に収まっているため、影響は小さいと言える。

ボーンデジタル ソフトウェア事業部でサポートスタッフを務めている村田智洋氏監修のもと、エプソンダイレクトが製造・販売する3DCGならびに映像制作用途を前提としたクリエイターPCを使い、デジタルコンテンツ制作現場で行われている各種作業を実際に試してもらった。全11項目、デバイスを入れ替えて120種類の検証を行なった。検証はエプソンダイレクト提供の2製品と、ボーンデジタル所有の3年前購入のワークステーションを比較して行った。

モデル ① モデル ② モデル ③ モデル ④ 他社PC

Pro9000ベース仕様 ①■ CPU:i7-9800X  (8コア/3.8GHz)■ ストレージ: SATA SSD 1TB■ メモリ:64GB■ GPU:RTX2080 Ti

Pro9000ベース仕様 ②■ CPU:i7-9800X  (8コア/3.8GHz)■ ストレージ: NVMe SSD 1TB■ メモリ:128GB■ GPU:RTX2080 Ti

MR8200ベース仕様 ①■ CPU:i7-9700K  (8コア/3.6GHz)■ ストレージ: SATA SSD 1TB■ メモリ:32GB■ GPU:RTX2080 Ti

MR8200ベース仕様 ②■ CPU:i7-9700K  (8コア/3.6GHz)■ ストレージ: NVMe SSD 1TB■ メモリ:64GB■ GPU:RTX2080 Ti

他社製ワークステーション■ CPU:E5-2667 v4x2  (16コア/3.2GHz)■ ストレージ: SATA SSD 512GB■ メモリ:32GB■ GPU:GTX1080

読み込み時間 271.7s 280.7s 234.8s 236.6s 370s

検証1 Maya 巨大なシーンデータを読み込んでみる

ゲーム 建 築 製 造

ストレージの種別については特に大きな影響は与えなかった。①②はCPUのスレッド数が多く処理が分散した結果、パフォーマンスが発揮できなかったと予測され、

CPUにi7-9700Kを搭載した③が最も良好な結果だった。

POINT

検証方法  シーンファイルを読み込みその時間を計測広域に渡るビル群を再現する状況を想定した、3,234万ポリゴンの地形データをMayaで読み込む使用ツール:Maya2019/データサイズ:2.62GB/ファイル形式:MB(Maya Binary File)/データ提供:ボーンデジタル

Page 3: CG エプソンのクリエイター PC パフォーマンス検証Tensorコア:288 RTコア:36 メモリ:8GB(GDDR6) ー 0.1秒以下 ほぼ遅延なし ー ー GPU:GeForce

モデル ① モデル ② モデル ③ モデル ④

Pro9000ベース仕様 ①■ CPU:i7-9800X  (8コア/3.8GHz)■ ストレージ: SATA SSD 1TB■ メモリ:64GB

Pro9000ベース仕様 ②■ CPU:i7-9800X (8コア/3.8GHz)■ ストレージ:  NVMe SSD 1TB■ メモリ:128GB

MR8200ベース仕様 ①■ CPU:i7-9700K (8コア/3.6GHz)■ ストレージ: SATA SSD 1TB■ メモリ:32GB

MR8200ベース仕様 ②■ CPU:i7-9700K (8コア/3.6GHz)■ ストレージ:  NVMe SSD 1TB■ メモリ:64GB

GPU:GeForce RTX 2080 TiCUDAコア:4352Tensorコア:544RTコア:68 メモリ:11GB(GDDR6)

125f 125f 125f 125f

GPU:GeForce RTX 2070CUDAコア:2304Tensorコア:288RTコア:36メモリ:8GB(GDDR6)

ー 77f ー ー

GPU:GeForce GTX1070 TiCUDAコア:2432メモリ:8GB(GDDR5)

ー 49f ー 48f

GPU:Quadro RTX 4000CUDAコア:2304Tensorコア:288RTコア:36メモリ:8GB(GDDR6)

ー 81f ー 75f

GPU:Quadro P2000CUDAコア:1024メモリ:5GB(GDDR5)

ー 30f ー 15.8f

GPU:GeForce GTX1080CUDAコア:2560メモリ:8GB(GDDR5X)

他社PC

他社製ワークステーション■ CPU:E5-2667 v4x2 (16コア/3.2GHz)■ ストレージ: SATA SSD 512GB■ メモリ:32GB

49.3f

検証2 Maya 巨大なデータを動かした際のレスポンス

ゲーム 建 築 製 造

モデルを動かした際のフレームレート

GPUの性能向上により、Mayaビューポートのフレームレートは向上。Quadro RTX 4000、GeForce RTX 2070以上を搭載したモデルが、60f以上を常時維持していた。

動かす速度はGPUに依存。ストレス軽減するためにはGPUは最低でも60f以上が確認できているRTX 2070の搭載を検討すべきだろう。

POINT

検証方法  3,200万ポリゴンの超ハイメッシュな3Dモデルを読み、Mayaビューポート上で回転し、フレームレートを計測。フレームレートがGPUの性能差によってどの程度低下するかを計測使用ツール:Maya2019/データサイズ:3.51GB/ファイル形式:OBJ/データ提供:ボーンデジタル

今回の検証ではGPUをGeForce RTX 2080 Ti

からQuadro P2000までの異なる5種類のGPU

を搭載したマシンの差異を比較した。順当にGPUの性能差(コア数)順にフレームレートが向上・安定する傾向にある。フレームレートは60f

を下回ると違和感を覚え、30fを下回ると一般的なテレビのフレームレート以下となるため作業に支障がでてくる。GPUは最低でも60f以上が確認できているRTX 2070の搭載を検討すべきだろう。

モデルを動かした際のフレームレートを計測

Page 4: CG エプソンのクリエイター PC パフォーマンス検証Tensorコア:288 RTコア:36 メモリ:8GB(GDDR6) ー 0.1秒以下 ほぼ遅延なし ー ー GPU:GeForce

検証3 Substance Painter 3Dペイントのリアルタイム反映スピード

ハイエンドゲーム 実写VFX アニメ 建築

GPUの性能向上により、3Dペイントのリアルタイム反映速度が向上。4K以上の高解像度テクスチャを扱う3Dペイントを、ストレスなく行うのであれば

GeForce RTX 2070、Quadro RTX 4000以上の構成がオススメ。

POINT

検証方法  4Kサイズの高解像度テクスチャをベイクした3Dモデルに対して、リアルタイムに3Dペイントを実施。ペンタブレットなどのポインティングデバイスによって「線を引いた後」、その「処理結果が現れる(実際に線が引かれる)」までの遅延について体験実測使用ツール:Substance Painter/データサイズ:6.8GB/ファイル形式:SPP/データ提供:Turbosquid www.turbosquid.com/3d-models/france-tenement-lwo/854643

Substance Painterは、3Dモデルのテクスチャ作成のデファクトスタンダートとも言える3Dペイントツールで、ゲーム業界やVFX業界などハイエンド3DCGを手がけるユーザーが主に使用する。3Dペイントの反映速度の速さについては基本的にGPUの性能向上に応じた結果となった。GeForce

RTX 2080 T i、 GeForce RTX 2070、Quadro

RTX4000:「0.1秒以下ほぼ遅延なし」については体感ではほぼ遅延を感じない。旧世代のGPUでは0.5秒ほどの遅延が見られ若干のストレスを感じる。またGeForce GTX 1080では1.5秒ほどの遅延が見られ、作業に支障が出る結果となった。

4Kサイズの高解像度テクスチャを3Dモデルにベイク

モデル ① モデル ② モデル ③ モデル ④

Pro9000ベース仕様 ①■ CPU:i7-9800X  (8コア/3.8GHz)■ ストレージ: SATA SSD 1TB■ メモリ:64GB

Pro9000ベース仕様 ②■ CPU:i7-9800X (8コア/3.8GHz)■ ストレージ:  NVMe SSD 1TB■ メモリ:128GB

MR8200ベース仕様 ①■ CPU:i7-9700K (8コア/3.6GHz)■ ストレージ: SATA SSD 1TB■ メモリ:32GB

MR8200ベース仕様 ②■ CPU:i7-9700K (8コア/3.6GHz)■ ストレージ:  NVMe SSD 1TB■ メモリ:64GB

GPU:GeForce RTX 2080 TiCUDAコア:4352Tensorコア:544RTコア:68 メモリ:11GB(GDDR6)

0.1秒以下ほぼ遅延なし

0.1秒以下ほぼ遅延なし

0.1秒以下ほぼ遅延なし

0.1秒以下ほぼ遅延なし

GPU:GeForce RTX 2070CUDAコア:2304Tensorコア:288RTコア:36メモリ:8GB(GDDR6)

ー 0.1秒以下ほぼ遅延なし ー ー

GPU:GeForce GTX 1070 TiCUDAコア:2432メモリ:8GB(GDDR5)

ー 0.3秒以下やや遅延あり ー 0.3秒以下

やや遅延あり

GPU:Quadro RTX 4000CUDAコア:2304Tensorコア:288RTコア:36メモリ:8GB(GDDR6)

ー 0.1秒以下ほぼ遅延なし ー 0.1秒以下

ほぼ遅延なし

GPU:Quadro P2000CUDAコア:1024メモリ:5GB(GDDR5)

ー 0.5秒程の遅延あり ー ー

GPU:GeForce GTX1080CUDAコア:2560メモリ:8GB(GDDR5X)

他社PC

他社製ワークステーション■ CPU:E5-2667 v4x2 (16コア/3.2GHz)■ ストレージ: SATA SSD 512GB■ メモリ:32GB

1.5秒程の遅延あり

Page 5: CG エプソンのクリエイター PC パフォーマンス検証Tensorコア:288 RTコア:36 メモリ:8GB(GDDR6) ー 0.1秒以下 ほぼ遅延なし ー ー GPU:GeForce

検証4 Maya ビューポートにおけるアニメーションのプレビュー再生速度

業界問わずキャラクターアニメーションを行う分野

GPUはQuadro P2000、GeForce GTX 1070 Ti以上であれば問題ない。ただし、GPUのスペックを満たしていても、CPUがCore i5シリーズ以下または旧世代の場合、適切なフレームレートが出せない場合がある。

POINT

検証方法 

使用ツール:Maya2019/データサイズ:2.56MB/ファイル形式:MB (Maya Binary File)/データ提供:StudioGOONEYS gooneys.co.jp

 3DCGにおけるキャラクターアニメーションは、特定のポージングをタイムライン上にキーフレームとして配置し、これらを時間軸に沿って再生することで動きを表現する(キーフレーム間は自動的に補完される)。キーフレーム自体はパラパラ漫画と同様だが、その間のモーフィングはCPUによる頂点移動の演算によって補完される形となるため、動きの複雑性やシーンデータの重さによってフレームレートは上下する。 結果は下表のとおり。CPU性能については、モデル①~③は第9世代CPUのCore i7-

9800X、Core i7-9700Kを搭載しているため、いずれも200f以上を保っている。また、描画にはGPU性能も欠かせない。GeForce

RTX 2080 TiでもQuadro P2000でも有意差がそれほど表れていないのは、通常Maya

は60f固定や120f固定といった具合にフレームレートを設定して作業を行うため、ある程度の数値以上は頭打ちになっていることが考えられる。 続いて、CPU性能をCore i5まで落としたモデル④で同一のアニメーションを再生して

みた。ここでは32~88fと、他のモデルに比べて大幅なフレームレートの低下が表れている。この結果からは、GeForce GTX1070 Ti

クラスのGPUを搭載していても、CPUの性能が低ければボトルネックが生じて大幅に性能が低下することが示されている。ほかにも、アニメーションを行うためには全データを一度メモリ上に格納し、キャッシュを生成する必要がある。そのためメモリが不足して

いると常時計算モードとなり、速度が落ち込んでしまう(ただし、今回の検証は最低でも32GBを積んでいたため、数値としては表れていない)。また、アニメーションの読み込みや演算自体がスムーズであっても、GPUが低スペックであれば描画そのものがカクついてしまう。このようにアニメーションには非常に多くの要因が絡んでくるが、最も大切なのはCPUとGPUのバランスであると言える。

Maya 2019のビューポート上で走行するキャラクターアニメーションをプレビューで再生。フレームレートを計測

モデル ① モデル ② モデル ③ モデル ④ 他社PCPro9000ベース仕様 ①■ CPU:i7-9800X (8コア/3.8GHz)■ ストレージ: SATA SSD 1TB■ メモリ:128GB

MR8200ベース仕様 ①■ CPU:i7-9700K(8コア/3.6GHz)■ ストレージ:SATA SSD 512GB■ メモリ:32GB

MR8200ベース仕様 ②■ CPU:i7-9700K(8コア/3.6GHz)■ ストレージ: SATA SSD 1TB■ メモリ:32GB

MR8200ベース仕様 ④■ CPU:i5-9600K(6コア/3.70 GHz)■ ストレージ:NVMe SSD 1TB■ メモリ:64GB

他社製ワークステーション■ CPU:E5-2667 v4x2(16コア/3.2GHz)■ ストレージ:SATA SSD 512GB■ メモリ:32GB

GPU:GeForce RTX 2080 TiCUDAコア:4352Tensorコア:544RTコア:68 メモリ:11GB(GDDR6)

315-219f 332-220f 313-215 ー ーGPU:GeForce RTX 2070CUDAコア:2304Tensorコア:288RTコア:36メモリ:8GB(GDDR6)

308-214f ー ー ー ーGPU:GeForce GTX1070 TiCUDAコア:2432メモリ:8GB(GDDR5) 307-204f ー 307-210f 88-32f ーGPU:Quadro RTX 4000CUDAコア:2304Tensorコア:288RTコア:36メモリ:8GB(GDDR6)

321-224f ー 313-218f ー ーGPU:Quadro P2000CUDAコア:1024メモリ:5GB(GDDR5) 300-200f ー 300-216f ー ーGPU:GeForce GTX1080CUDAコア:2560メモリ:8GB(GDDR5X) ー ー ー ー 150-76f

Page 6: CG エプソンのクリエイター PC パフォーマンス検証Tensorコア:288 RTコア:36 メモリ:8GB(GDDR6) ー 0.1秒以下 ほぼ遅延なし ー ー GPU:GeForce

モデル ① モデル ② モデル ③ モデル ④ 他社PC

Pro9000ベース仕様 ①■ メモリ:64GB■ ストレージ: SATA SSD 1TB■ GPU:RTX2080 Ti

Pro9000ベース仕様 ②■ メモリ:128GB■ ストレージ: NVMe SSD 1TB■ GPU:RTX2080 Ti

MR8200ベース仕様 ①■ メモリ:32GB■ ストレージ: SATA SSD 1TB■ GPU:RTX2080 Ti

MR8200ベース仕様 ②■ メモリ:64GB■ ストレージ:  NVMe SSD 1TB■ GPU:RTX2080 Ti

他社製ワークステーション■ メモリ:32GB■ ストレージ: SATA SSD 512GB■ GPU:GTX1080

CPU i9-9980XE (18コア/3.0GHz) 19m16s 21m54s ー ー ー

CPU i9-9920X(12コア/3.5GHz) ー 20m44s ー ー ー

CPU i7-9800X(8コア/3.8 GHz)※キャッシュ16.5MB

19m42s 20m08s ー ー ー

CPU i7-9700K(8コア/3.6 GHz)※キャッシュ12MB

ー ー 34m13s 34m19s ー

CPU i5-9600K(6コア/3.7 GHz ) ー ー ー 34m52s ー

CPU E5-2667 v4x2(16コア/3.2GHz) ー ー ー ー 44m24s

検証5 3ds Maxプラグイン「FumeFX」 流体・煙などのシミュレーション速度

実写VFX

コア数をあげることでシミュレーション速度は高まるが、CPUクロック数、キャッシュ、CPU世代の影響も優位に働く。

POINT

 検証結果では、18コアのi9-9980XE搭載のモデル①②が19分16秒、21分54秒と非常に優れたスコアとなった。FumeFXはマルチコア、マルチスレッドで計算されるため、純粋にCPUのスペックが活かされた形で順当な結果と言える。 また、12コアのi9-9920Xや8コアのi7-9800X

も、ほぼ同等の結果を残した。これはi9-9980XE

よりもコア数が少ないが、クロック数が3.5GHz、3.8GHzと i9-9980XEよりも高いためと考えられる。これに対してモデル③、④は34分19秒と遅れを取っている。これはCPUのキャッシュが、i7-9800Xが16.5MB、 i7-9700が12MBと違いがあるためと考えられる。また、他社PCのXeon:E5-2667 v4については16コアにもかかわらず、44分24秒かかった。これは2016年開発の旧世代モデルであり、処理の最適化がなされていないためと考えられる。

検証方法  炎や爆発、煙などの物理シミュレーション結果をエフェクトとして利用するシーンを想定。使用ツール:3ds Max2020、FumeFX/データサイズ:688KB/ファイル形式:Explosion.max/データ提供:ボーンデジタル

FumeFXのシミュレーションを100f 実行し計算終了までの時間を計測

Page 7: CG エプソンのクリエイター PC パフォーマンス検証Tensorコア:288 RTコア:36 メモリ:8GB(GDDR6) ー 0.1秒以下 ほぼ遅延なし ー ー GPU:GeForce

モデル ① モデル ② モデル ③ モデル ④ 他社PCPro9000ベース仕様 ①■ CPU:i7-9800X  (8コア/3.8GHz)■ ストレージ: SATA SSD 1TB■ メモリ:64GB

Pro9000ベース仕様 ②■ CPU:i7-9800X  (8コア/3.8GHz)■ ストレージ: NVMe SSD 1TB■ メモリ:128GB

MR8200ベース仕様 ①■ CPU:i7-9700K  (8コア/3.6GHz)■ ストレージ: SATA SSD 1TB■ メモリ:32GB

MR8200ベース仕様 ②■ CPU:i7-9700K  (8コア/3.6GHz)■ ストレージ: NVMe SSD 1TB■ メモリ:64GB

他社製ワークステーション■ CPU:E5-2667 v4x2  (16コア/3.2GHz)■ ストレージ: SATA SSD 512GB■ メモリ:32GB

GPU GeForce RTX 2080 TiCUDAコア:4352 Tensorコア:544 RTコア:68メモリ:11GB(GDDR6)

09m15s 10m17s 10m23s 09m47s ー

GPU GeForce RTX 2070CUDAコア:2304 Tensorコア:288 RTコア:36メモリ:8GB(GDDR6)

ー 13m06s ー 14m08s ー

GPU GeForce GTX1070 TiCUDAコア:2432メモリ:8GB(GDDR5)

ー 16m46s ー 18m01s ー

GPU Quadro RTX 4000CUDAコア:2304Tensorコア:288 RTコア:36メモリ:8GB(GDDR6)

ー 13m22s ー 14m43s ー

GPU Quadro P2000CUDAコア:1024メモリ:5GB(GDDR5)

ー 34m47s ー 36m06s ー

GPU GeForce GTX1080CUDAコア:2560メモリ:8GB(GDDR5X)

ー ー ー ー 18m26s

GPUの持つCUDAのコア数に応じ、計算スピードが増加する。 特にRedshift 3.0以降はRTコアも活用するため、RTコアの有無で計算速度に大きな違いが出る。

POINT

検証6 Redshift 複雑なシーンデータのレンダリング速度(GPU)

広告・CM アニメ

検証方法 

使用ツール:Maya2019、Redshift 3.0/データサイズ:64.8MB/ファイル形式:MB(Maya Binary File)/データ提供:コロッサス http://cls-studio.co.jp/ 

 GPUの持つCUDAのコア数に応じた計算スピードが増加する結果となった。モデル①~④まで、いずれの機種もCUDAコアを4,352持つGeForce RTX 2080Tiを搭載したモデルがもっともレンダリングスピードが速く、CUDA

コア数が1,024のQuadro P2000を搭載した時に比べて1/3~1/4と短縮されている。注目すべきはRTコアを持つGeForce RTX 2070、Quadro RTX 4000と、RTコアを持たないGeForce GTX 1070 TiやGeForce GTX1080との差だろう。いずれもほぼ同数のCUDAコアを持つが、前者2機種が13~14分台に対し、後者2機種は16分~18分台となっている。後者2機種は16分~18分台となっている。おそらくはRTコアの有無がこの差を引き出したと類推される。なお、RedshiftでのRTコア活用は3.0からとなる。

Maya 2019に反射や透過などを含む複雑なシーンデータを読み込み、GPUレンダラーRedshift3.0でレンダリングを行いその時間を計測。

Page 8: CG エプソンのクリエイター PC パフォーマンス検証Tensorコア:288 RTコア:36 メモリ:8GB(GDDR6) ー 0.1秒以下 ほぼ遅延なし ー ー GPU:GeForce

モデル ① モデル ② モデル ③ モデル ④ 他社PC

Pro9000ベース仕様 ①■ メモリ:64GB■ ストレージ: SATA SSD 1TB■ GPU:RTX2080 Ti

Pro9000ベース仕様 ②■ メモリ:128GB■ ストレージ: NVMe SSD 1TB■ GPU:RTX2080 Ti

MR8200ベース仕様 ①■ メモリ:32GB■ ストレージ: SATA SSD 1TB■ GPU:RTX2080 Ti

MR8200ベース仕様 ②■ メモリ:64GB■ ストレージ: NVMe SSD 1TB■ GPU:RTX2080 Ti

他社製ワークステーション■ メモリ:32GB■ ストレージ: SATA SSD 1TB■ GPU:GTX1080

CPU i9-9980XE(18コア/3.0GHz) ※キャッシュ24.75MB

3h16m46s 3h40m37s ー ー ー

CPU i9-9920X(12コア/3.5GHz)※キャッシュ19.25MB

3h49m21s 4h24m04s ー ー ー

CPU i7-9800X(8コア/3.8 GHz )※キャッシュ16.5MB

5h00m44s 5h03m37s ー ー ー

CPU i9-9900K(8コア/3.6 GHz )※キャッシュ16MB

ー ー 5h40m49s 5h30m11s ー

CPU i7-9700K(8コア/3.6 GHz )※キャッシュ12MB

ー ー 7h27m23s 7h30m36s ー

CPU i5-9600K(6コア/3.7 GHz )※キャッシュ9MB

ー ー ー 9h43m59s ー

CPU E5-2667 v4x2(16コア/3.2GHz)※キャッシュ15MB

ー ー ー ー 4h48m15s

検証7 V-Ray Nextを用いたレンダリング速度(CPU)

CPUの性能向上、特にコア数の向上に伴い、レンダリングスピードは向上。次いで、CPUの世代やクロック数やキャッシュが速度に影響を与える。

POINT

検証方法 

 V-Ray NextによるCPUベースでのレンダリングはGPUの影響を受けないため、 CPU性能の向上と比例してレンダリング時間が順当に短縮されている。モデル①~④のCPU違いの検証結果を見ると明らかだが、 コア数に応じてスピードが上がっている。モデル①と他社PCを比較してみると、他社PCは16コアながら4時間48秒15秒かかっており、モデル①の8コアの5時間44秒と12コア3時間49分21秒の中間ぐらいのパフォーマンスの結果となり、世代の新旧も大きな影響を及ぼしていることがわかる。

3ds Max 2020に屈折・反射などの多いシーンデータを読み込み、V-Ray Nextでレンダリングを実施し、時間を計測

建 築 広告・CM製 造

使用ツール:3ds Max 2020、V-Ray Next/データサイズ:66.2MB/ファイル形式:MAX/データ提供:EVERMOTION社『Archinteriors vol.12』を利用

建物の内装を再現する建築業界や製造業など、フォトリアルなCGを求める業界を想定。

Page 9: CG エプソンのクリエイター PC パフォーマンス検証Tensorコア:288 RTコア:36 メモリ:8GB(GDDR6) ー 0.1秒以下 ほぼ遅延なし ー ー GPU:GeForce

モデル ① モデル ② モデル ③ 他社PC

Pro9000ベース仕様 ①■ メモリ:64GB■ ストレージ: SATA SSD 1TB■ GPU:RTX2080 Ti

Pro9000ベース仕様 ②■ メモリ:128GB■ ストレージ: NVMe SSD 1TB■ GPU:RTX2080 Ti

MR8200ベース仕様 ③■ メモリ:32GB■ ストレージ: SATA SSD 1TB■ GPU:RTX2080 Ti

他社製ワークステーション■ メモリ:32GB■ ストレージ: SATA SSD 1TB■ GPU:GTX1080

CPU i9-9980XE(18コア/3.0GHz) ※キャッシュ24.75MB

プラス5s ほぼ実測+0.1s ー ー

CPU i9-9920X(12コア/3.5GHz)※キャッシュ19.25MB

プラス3s ほぼ実測+0.1s ー ー

CPU i7-9800X(8コア/3.8GHz)※キャッシュ16.5MB

プラス14s プラス3s ー ー

CPU i9-9900K(8コア/3.6GHz)※キャッシュ16MB

ー ー プラス8s ー

CPU i7-9700K(8コア/3.6GHz)※キャッシュ12MB

ー ー プラス9s ー

CPU i5-9600K(6コア/3.7GHz)※キャッシュ9MB

ー ー ー ー

CPU E5-2667 v4x2(16コア/3.2GHz)※キャッシュ15MB

ー ー ー プラス16s

再生速度は、まずストレージの性能が大きな影響を、次いでCPUの性能が影響を与えることがわかった。

POINT

検証8 Premiere 4K素材を使ったリアルタイムフル画質再生

広告・CM 動画編集

検証方法 

使用ツール:Premiere Pro CC 2019/データサイズ:17.7GB/ファイル形式:MOV/データ提供:STUD https://www.stud.vg/

NVMe接続SSDかつi9-9980XE搭載のモデル②が特に優秀な結果を残している。ストレージの接続形式がもっとも大きな影響を与えており、次いでCPUによる処理速度が要因になることが見てとれる。ディスクへのアクセスはSATA接続が常時40%、NVMeは0~7%程度と、有意差があり、ストレージとCPUのどちらもが高速でないと、いずれかがボトルネックとなり結局は遅延が生じてしまう。CPUが高速であればストレージからの情報を即時的に処理できるが、CPUが下位モデルの場合はいかにストレージ側が高速であっても演算に遅延が発生してしまう。なお、Premiere ProはCPU性能のみで、GPUには依存しない。

Premiere で 4Kの実写映像(Prores 444形式/17.7GB) のリアルタイム再生を行い、再生時間と実測時間で何秒のズレが生じているかを検証。

実写VFX系ユーザー。撮影された実写素材の編集を行う、フリーランス、プロダクション、ポストプロダクションを想定。

Page 10: CG エプソンのクリエイター PC パフォーマンス検証Tensorコア:288 RTコア:36 メモリ:8GB(GDDR6) ー 0.1秒以下 ほぼ遅延なし ー ー GPU:GeForce

検証9 After Effects レンダリングテスト

After EffectsのレンダリングスピードはCPUのコア数、クロック数に依存する。

POINT

検証方法 

使用ツール:After Effects CC 2019/データサイズ:7.52MB/ファイル形式:AEP/データ提供:STUD https://www.stud.vg/

 検証結果はCPUの性能順にレンダリングスピードが向上しており、9分33秒でレンダリングが完了したモデル②がもっとも優秀な結果となっている。また、モデル①と②を比較すると、同一のCPU上では有意差が見られず、ストレージの違いは影響を与えていないことが分かる。モデル②~④はGPU

を GeForce RTX 2080 Ti、GeForce GTX

1070 Ti、Quadro RTX4000の3種類交換して検証を行ったが、いずれも有意差は示されなかったため、GPUではなくCPU性能にのみ依存していることも示された。一方、3年前のE5-2667 v4 3.20GHzを搭載したモデルは12分59秒という結果となった。8コアのi7-

9800Xの12m36sとほぼ同じ結果となったが、これは3.20GHzと3.80GHzというクロック数の違いに起因すると予想される。

After Effectsで2D素材のオブジェクトを用いたレンダリングテスト。

モデル ① モデル ② モデル ③ モデル ④ モデル ⑤ モデル ⑥ 他社PC

Pro9000ベース仕様 ①■ メモリ:32GB■ ストレージ: SATA SSD 1TB■ GPU:RTX2080 Ti

Pro9000ベース仕様 ②■ メモリ:32GB■ ストレージ: NVMe SSD 1TB■ GPU:RTX2080 Ti

Pro9000ベース仕様 ③■ メモリ:32GB■ ストレージ: NVMe SSD 1TB■ GPU:GTX1070 Ti

Pro9000ベース仕様 ④■ メモリ:32GB■ ストレージ:   NVMe SSD 1TB■ GPU:RTX4000

MR8200ベース仕様 ①■ メモリ:32GB■ ストレージ:   NVMe SSD 1TB■ GPU:RTX2080 Ti

MR8200ベース仕様 ②■ メモリ:32GB■ ストレージ:   NVMe SSD 1TB■ GPU:RTX2080 Ti

他社製ワークステーション■ メモリ:32GB■ ストレージ:   SATA SSD 512GB■ GPU:GTX1080

CPU i9-9980XE(18コア/3.0GHz)※キャッシュ24.75MB

9m35s 9m33s 9m35s 9m36s ー ー ー

CPU i9-9920X(12コア/3.5GHz)※キャッシュ19.25MB

ー 10m15s 10m15s 10m16s ー ー ー

CPU i7-9800X(8コア/3.8 GHz)※キャッシュ16.5MB

ー 12m36s 12m31s 12m26s ー ー ー

CPU i9-9900K(8コア/3.6GHz)※キャッシュ16MB

ー ー ー ー 11m3s ー ー

CPU i7-9700K(8コア/3.6GHz)※キャッシュ12MB

ー ー ー ー ー 11m50s ー

CPU i5-9600K(6コア/3.7GHz)※キャッシュ9MB

ー ー ー ー ー 14m37s ー

CPU E5-2667 v4x2(16コア/3.2GHz)※キャッシュ15MB

ー ー ー ー ー ー 12m59s

映像制作

幅広い分野において2D系で多レイヤーに分かれた素材のコンポジット、レンダリング業務を行うユーザーを想定。

Page 11: CG エプソンのクリエイター PC パフォーマンス検証Tensorコア:288 RTコア:36 メモリ:8GB(GDDR6) ー 0.1秒以下 ほぼ遅延なし ー ー GPU:GeForce

検証10 Davinci Resolveにエフェクトを追加した際のリアルタイム再生

Davinci Resolve 16で4K素材を扱うのであれば、GPUのスペックを重視したい。GTX 2080 Tiを選んだ場合、CPUはi7-9700K以上あれば問題ないが、GTX 1070 TiなどのGPUでは、コア数の多いCPUを選ぶ必要がある。

POINT

検証方法 

使用ツール:Davinci Resolve 16/データサイズ:6.14GB/ファイル形式:DRA/データ提供:STUD https://www.stud.vg/

 エフェクトをリアルタイムで掛けるなどの負荷を与えた状態でもフレームレートはほぼ一貫して60f

近辺を保っており、有意差は見られなかった。そのためCPU使用率、GPU使用率のモニタリングを行い、パフォーマンスの優位性を明らかにする方針を取った。i9-9980XEとRTX2080Tiを搭載したモデル①は、CPU20%、3.3GHz GPU55%という使用率かつ一度も60fを下回ることがなかった一方、GPUをGTX1070Tiに変更しただけで一気にGPU

使用率は99%まで上昇した。ただしその場合でも59fは出ている。CPUをi5-9600Kに換装して検証を行ったモデル⑥でも60-56fとほぼ問題ない数値は出ていたため、いずれの構成も実作業には問題ない範囲であることも示された。 Davinci resolve 16は再生の際にCPUとGPUを同時に使用するため、ボトルネックを避けるためにバランスの良い構成が好ましいことが示唆された。

Davinci resolve 16 で実写映像(Prores 444形式/17.7GB)にエフェクトを追加した際のリアルタイム再生が60フレームを維持できるかを検証した。

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モデル ① モデル ② モデル ③ モデル ④ モデル ⑤ モデル ⑥ 他社PC

Pro9000ベース仕様 ①■ メモリ:64GB■ ストレージ: SATA SSD 1TB■ GPU:RTX2080 Ti

Pro9000ベース仕様 ②■ メモリ:32GB■ ストレージ: NVMe SSD 1TB■ GPU:RTX2080 Ti

Pro9000ベース仕様 ③■ メモリ:32GB■ ストレージ: NVMe SSD 1TB■ GPU:GTX1070 Ti

Pro9000ベース仕様 ④■ メモリ:32GB■ ストレージ: NVMe SSD 1TB■ GPU:RTX4000

MR8200ベース仕様 ①■ メモリ:32GB■ ストレージ: SATA SSD 1TB■ GPU:RTX2080 Ti

MR8200ベース仕様 ②■ メモリ:32GB■ ストレージ: NVMe SSD 1TB■ GPU:RTX2080 Ti

他社製ワークステーション■ メモリ:32GB■ ストレージ: SATA SSD 512GB■ GPU:GTX1080

CPU i9-9980XE(18コア/3.0GHz) ※キャッシュ24.75MB

60f CPU20%3.3GHz GPU55%

60-59f CPU23% 3.82GHz GPU60%

59f CPU25% 3.82GHz GPU99%

60f CPU20%3.26GHz GPU70%

ー ー ー

CPU i9-9920X(12コア/3.5GHz)※キャッシュ19.25MB

ー 60f CPU25%2.75GHz GPU60%

60f CPU26%3.54GHz GPU80%

60-58f CPU24%3.04GHz GPU69%

ー ー ー

CPU i9-9900K(8コア/3.6 GHz )※キャッシュ16MB

ー 60-59f CPU35% 4.06GHz GPU58%

52-50f CPU37% 4.06GHz GPU90%

58-56f CPU35% 3.5GHz GPU69%

ー ー ー

CPU i7-9800X(8コア/3.8 GHz )※キャッシュ16.5MB

ー ー ー ー 60-58f CPU66%4.4GHz GPU70%

ー ー

CPU i7-9700K(8コア/3.6 GHz )※キャッシュ12MB

ー ー ー ー ー 60-58f CPU65%4.36GHz GPU62%

CPU i5-9600K(6コア/3.7 GHz )※キャッシュ9MB

ー ー ー ー ー 60-56f CPU77%4.29GHz GPU60%

CPU E5-2667 v4x2(16コア/3.2GHz)※キャッシュ15MB

ー ー ー ー ー ー 36f CPU26% 3.4GHz GPU76%

Page 12: CG エプソンのクリエイター PC パフォーマンス検証Tensorコア:288 RTコア:36 メモリ:8GB(GDDR6) ー 0.1秒以下 ほぼ遅延なし ー ー GPU:GeForce

検証11 Davinci resolve カラーグレーディングのリアルタイム再生

Davinci Resolve 16で4K素材を扱うのであれば、GPUのスペックを重視したい。CPUはi7-9700K以上のスペックを選べば問題はない。

POINT

検証方法 

使用ツール:Davinci Resolve 16/データサイズ:6.14GB/ファイル形式:DRA/データ提供:STUD https://www.stud.vg/

 LUT(Look Up Table)やノードベースのエフェクトを追加し動画をリアルタイム再生した。いずれのモデルもほぼ60f-58fを維持しており有意差は見られなかったものの、i5-9600Kを搭載したモデル⑥では最大でも56f、一時的に54fまで低下が見られた。このように、CPUのスペック次第では一瞬のみフレームレートが落ちてしまう可能性はあるものの、カラーグレーディングのような処理負荷の小さい作業工程の場合はGPU側で問題なく描画が出来てしまうため作業自体に大きな影響はない。今回のように最低でもGTX 1070 TiクラスのGPUを用いた検証では有意差が見られなかったが、更にスペックの低いモデルを使用した場合はフレームレートが大きく下がる可能性もある。

Davinci resolve 16 で実写映像(Prores 444形式/17.7GB)にカラーグレーディングを行った際のリアルタイム再生が60フレームを維持できるかを検証した。

モデル ① モデル ② モデル ③ モデル ④ モデル ⑤ モデル ⑥ 他社PC

Pro9000ベース仕様 ①■ メモリ:64GB■ ストレージ: SATA SSD 1TB■ GPU:RTX2080 Ti

Pro9000ベース仕様 ②■ メモリ:32GB■ ストレージ: NVMe SSD 1TB■ GPU:RTX2080 Ti

Pro9000ベース仕様 ③■ メモリ:32GB■ ストレージ: NVMe SSD 1TB■ GPU:GTX1070 Ti

Pro9000ベース仕様 ④■ メモリ:32GB■ ストレージ: NVMe SSD 1TB■ GPU:RTX4000

MR8200ベース仕様 ①■ メモリ:32GB■ ストレージ: SATA SSD 1TB■ GPU:RTX2080 Ti

MR8200ベース仕様 ②■ メモリ:32GB■ ストレージ: NVMe SSD 1TB■ GPU:RTX2080 Ti

他社製ワークステーション■ メモリ:32GB■ ストレージ: SATA SSD 512GB■ GPU:GTX1080

CPU i9-9980XE(18コア/3.0GHz) ※キャッシュ24.75MB

60f 60f 60f 60f ー ー ー

CPU i9-9920X(12コア/3.5GHz)※キャッシュ19.25MB

ー 60f 60f 60-58f ー ー ー

CPU i9-9900K(8コア/3.6 GHz )※キャッシュ16MB

ー 59f 58f 60-58f ー ー ー

CPU i7-9800X(8コア/3.8 GHz )※キャッシュ16.5MB

ー ー ー ー 60-58f ー ー

CPU i7-9700K(8コア/3.6 GHz )※キャッシュ12MB

ー ー ー ー ー 60-55 ー

CPU i5-9600K(6コア/3.7 GHz )※キャッシュ9MB

ー ー ー ー ー 56-54f ー

CPU E5-2667 v4x2(16コア/3.2GHz)※キャッシュ15MB

ー ー ー ー ー ー 60f

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Page 13: CG エプソンのクリエイター PC パフォーマンス検証Tensorコア:288 RTコア:36 メモリ:8GB(GDDR6) ー 0.1秒以下 ほぼ遅延なし ー ー GPU:GeForce

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