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: 書精滝日 本→蔵 : 寿 寿 廿 廿 使 5 9 -1-

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雷から働き盛り

会長

「人生六十、花なら曹、七十

・八十

働き盛り、九十になって迎えが来た

ら、百まで待てと追い返せ」勝手に

・六

・七の歳の位を上げました。

皆さんが、そう思

っています。教本

口可

: 書精滝 日本→蔵 :

ヘ飯田 龍鷹

人の巻は浴衣掛けの吟集と宗家が言

われる。そうです、人生の夢や希望

を盛沢山に積んだ、楽しい正に吟楽

の宝船です。長寿世界

一を誇る日本、

男子七十八歳、女子八十五歳と抜群

で、長寿には生き甲斐こそ必須です。

さて私共の師宗家は、失礼とは存

じますが、盛りを遺憾なく発揮して

居られます。詩を吟じて真善美に及

び、流統の吟を心情豊かに披露され、

魅力に満ちた吟声は、全国大会に、

研修会に、記念大会その他の各会に

大きく拡が

っています。私共の囲り

には、この働き盛りの人を結構お見

受けします。私の師事した書の石川

葉山先生、九十六歳、千葉佐倉から

遠く丸の内、小石川そして鎌倉

へと

徒歩電車で通われ、夕方から弟子

一人に書の心技在教えて居られま

す。その縦画横画左右のはらいを書

かれる時の筆圧の強さと、しなやか

さは、ご指南に与る五十代以上の弟

子達を圧倒し、驚愕旦つ敬愛措く能

わしめずという処です。明治生れの

頑固と人間愛を感じています。

先日ある月刊誌で、石井好子さん

の随筆

「四十

一回目のパリ祭」を拝

見。著名政治家の息女として正統シ

ャンソン歌手の花形。その彼女がパ

り祭コンサート四十

一回を八十

一歳

で迎える。健康に意まれ、本原選手

と水泳で鍛え、老年に入

って呼吸法

と発声の師に巡り逢えたお陰で歌い

続けて来たと言われます。更に来年

二月、国際フオーラムで八十人のオ

ーケストラと共にアンコール公演を

される。

「私は満八十歳、廿歳の青

春を四回繰り返して

一歳となり、こ

れから又廿歳に向か

って生きて行く

との仏人歌手の言を借り、初心に戻

り、歌手の道を歩むと言われます。

日野原重明先生、豊かに老いを生

きる九十

一歳、新老人会々長を始め

多方面でそれこそ働き盛り、今以て

聖露加病院の八階迄エレベータを使

わず、二段ずつ上がると言われます。

時折テレビでもお話をされます。

テレビと言えば、先日、梅原猛先

生出演の

「徹子の部屋」を拝見しま

した。先生は、大病を乗り越えなが

ら、幾多の研究、講演等を行なって

おられます。立命館大教授、京都市

立芸術大学長、国際日本文化センタ

ー所長、日本ベンクラブ会長、文化

勲章受賞、そして哲学、宗教活動等

も盛んに行な‥っておられ、著作多数。

特に日本の現状を憂え

「平和憲法と

対になるべき道徳が出来ていない。

道徳心のマヒを恐れ、日本は滅ぶん

ではないかと」授業で教え

「此等の

仕事を成し遂げる為に生きなければ

とのお話でした。

平 成

千 代 ロ

5

書 織

9 月

会 移 報

手裁十二年度岳構流指標

L節

-1-

Page 2: chiyoda-gakuseikai.com · Created Date: 7/3/2019 7:23:33 PM

岳精流全国吟道大会

「礼と節」に徹した

一日

今年の大会は好天にめぐまれた。

会場

へ急ぐ会員さん達も晴々とし

た表情であった。今年は出番が早い。

大合吟へ登壇のため舞台の袖で並

んでいる我々の耳にまず届いたのは、

総合司会の橋本淳泉

(神田)の開会

を告げる声、初めての大役ながら、

落ち着いて、よく響きわた

った。

練り上げたプログラムに従い、粛

々と進み、地の利もあ

って当日最大

百廿名が磯田副会長の先導で杜牧の

「江南の春」アッと言う間に終わっ

たが、全員満ち足りて席に戻る。

男子チームが挑戦した合吟コンク

ールは廿六チーム中、廿が女子。数

だけでなく実力も圧倒し、今年も上

位を独占。来年こそ男子たる者更に

精進して捲土重来を期そう。

特別寿栄合吟に男子九人が元気に

登壇、益々ご健吟を。

特別構成番組はベリー来航百五十

「明治の夜明け」のタイトルで維

新の原動力とな

った先達を、流統を

背負う方々の精魂を込めた朗々たる

吟、また吟。

宗家、宗鋼を始めとする幹部、会

・支部長吟詠、少壮吟士、全国吟

詠コンクール優勝者と、高いレベル

の吟がぎ

っしりと詰まった密度の濃

い時がながれた。

今年も、ご高齢の宗家はお元気で

世相を愁い、日本と国民を愛し、流

への想いは熱かった。聾鎌とした

「雨にも負けず」が拝聴出来たのは

会員として至福の極みであ

った。

三年連続でコンクール係を日園支

部と担当、問題点の対応に全力投球

の事業部門、神田、ハザマ、錬水各

教場そして特技を請われて担当の他

教場の皆さんのお陰で、ほぼ完璧に

近い運営であ

ったと宗家を初めとす

る全体の賞賛を戴けたことを報告し

関係各位にお礼を申し上げます。

特に今年の指標

「礼と節」が全体

を通して脈々と流れ、考え方が統

された大会であ

った事が特筆される.

―◇†◇†◇―◇―◇†◇†◇†

教本と首

っ引きの拝聴

清水教場 山口  勝

詩吟の世界に仲間入りして六カ月

今回の全国吟道大会

への参加を楽し

みにしていました。初めての経験と

あって、見るもの聴くものすべて興

味津々でした。

当日は定刻の

一時間程前に着きま

したが、既に指定の服装を整えた皆

んが、整然と開場を待

っていま

た。私達の出番は三番目。開会に先

っての楽屋集合のため、開会式は

舞台袖からの参加となりました。

出場合吟は夢中で、思えば

「皆で

渡れば―」の心境。さて、参加前に

プログラムを拝見しますと、課題吟、

薄鯵疇認醐姫糊的顔輔酢夢謳導堪劃

っ引きで拝聴しました。

この大会を通して特に感じたこと

は、全国の岳精会が、俗な言い方を

すれば

「よくもこれだけ、方言でな

く標準語で吟ずることが出来るもの

だな―」と思

ったことです。特別構

成番組ベリー来航百五十年

『明治の

夜明け』はさすが圧巻でした。関係

の皆様のご努力に感服した次第です。

全百三十七曲を拝聴しながら、来年

の大会が今から待遠しく思えました。

女声上位のコンクール

丸の内第二教場 八日 玉泉

吟カアップと、心を合わせた男の

声で上位入賞を目指した合吟コンク

ールは、悔しいけれど完敗だ

った。

昨年の武道館八位入賞のメンバー

で、都合九回という練習を殆ど全員

が無欠席で積み重ね、それなりの手

応えを感じて、当日早朝の最終声出

しをして臨んだが、優勝の砂子、第

二位の三河は全てに素晴らしく、水

を開けられていた。

-2-

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終了後

「男女別にする」とか

「今

後は女声でないと勝てない」との声

も間こえたが、これは残念だ。男の

声を更に磨いて、弩迫力で差を縮め

られないか、男には稽苦手で配点の

高い詩心表現に専心して、更にプラ

ス出来るものを如何にして身につけ

ていけるか、このままギブアップで

は日本男児たるもの

(大袈裟)意気

地が無さすぎる、と思うのは力みす

ぎだろうか。

全国吟道大会に参加して

ハザ

マ教場 野中 賢佑

礼に始まり、礼に終わる全国吟道

大会が、川崎市で挙行された。

まずは会を準備された大勢の方々

に感謝申し上げます。私は初めての

参加で、まだ詩吟を教わり始めてか

ら半年しか経

っていません。出るの

は早すぎると思うけど…、まあいい

か、外れそうにな

ったら回パクパク

でも参加した事に変わりはない。

会場に着くや

「千代田は早めの出

番。すぐ舞台の方に行きなさい」舞

台の袖で待機。時間となり厳粛にそ

してゆ

っくりと始ま

った。礼に始ま

リスタートしてついに出番が回

って

来る。手に汗が滲んでいる。百廿名

の大部隊、さすが迫力がある。客席

からどう見えたかな、恐らく最前列

だけが見られているのかな。自分達

が終わり、客席で聞くと分かるだる́

う。やはリ

コンクールの講評でも、

態度の評価を重視。即ちキチンと立

つ、肘を曲げない、マイクの位置を

考えて立

つ等の評価がかなりのウ

イトを占めていたように感じた。声

の音域の広さに驚嘆もした。男では

手の届かないような七本、八本の響

き。全国には上には上がいるものだ

と、この大会全般を通じて感じた。

早く

コンクールにも参加出来るよう

に、稽古に励まなければと思う。

大会委員長が

「一つでも収穫があ

ればいい」とお

っしゃつたが、私に

っては大いなる収穫でした。

又来年も元気に再会出来ることを

念じます。

野 中 賢佑 <ハ ザ マ>

府 ●ョ4ら .コユ

全国吟剣詩舞道連盟

吟詠

コンクール都県大会

地区予選を勝ち抜いた六名の方が

出吟して五月に行なわれた。

東日本大会

へは、 一歩及ばなか

たものの二部で、林 吾風、城戸稲

山、渋谷辰山、二部で橋本淳泉の四

氏が日頃の実力を発揮され、堂々の

入選と大健闘であ

った。来年の都県

大会はも

っと多くの会員が出吟出来

る事を期待している。

一回初期研修会開催

会長が直接新人指導をされる

「初

期研修」は年間計画で立てられなが

ら、会場確保が難かしか

ったが予定

通り七月三十

一日、明治生命講堂で

開催され、参加者は全教場から七十

四名が出席した。

吟題は

「徳川家康公遺訓」と

「長

寿吟」二時間近い熱心なご指導に参

加者も熱が入り、最後に指名されて

「‥遺訓」を橋本淳泉、加藤千恵子

(神田)が華麗な連吟で、

「長寿吟

を遊佐梅泉、中川睦泉

(ハザ

マ)寺

沼智泉

(清水)が味わい深く独吟し

て満場の喝采を受けた。

終了後、親和部門の肝煎りでゝ暑

気払いを兼ね懇親会が開かれたが、

長寿吟そのものの健咬ぶりが発揮さ

れ大変な盛り上がりだ

った。

-3-

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詩吟に相応しい味わいと格式の会場

今年

の温習会は深川江戸資料館

毎年、日程と会場で苦労する温習

会が深川江戸資料館で十二月十四日

と決定した。

半蔵門線

・大江戸線

「清澄白河駅」

より3分とアクセスも良く、小劇場

は芝居小屋の雰囲気で固定席二三二

席。全ての点で申し分無い会場。

隣に松平定信の墓所霊厳寺、下町

情緒溢れ吟にび

ったり。

終了後の懇親会場も清澄通りをは

さんで歩いて5分の都指定名勝清澄

【私の心に残る

一詩】その十

丸の内第

一教場 平井 紅風

心に残る

一詩と問われますと考え

させられてしまいます。あまりにも

多くの詩を教えて戴き、どの詩も心

残り、心に響きます。

さて、 一題だけとり上げますと私

ま―切

隠君を尋ぬ  高 幕

渡水復渡水  着花還花着

.春風江上路  不党到君象

この詩は、江南の水郷の春を風の

吹くままに ゆ

ったりのどかに豊な

心で、幾

つもの川を渡り、あちこち

庭園内の

「大正記念館」。ガラス戸

からは回遊式林泉庭園が泉水に映え

て見渡せ、百五十人収容出来る。

内容については、合吟コンクール、

連吟発表、各種コンクール入賞者に

よる構成吟、剣舞と全員参加の新企

画が並び、会員以外の方々にも声を

掛け、吟への理解と新会員の拡大の

契機となるよう期待している。

両会場とも理想的で次年度以降も

継続利用を検討している。

の花を見ながら、隠棲している賢者

あるいは恋人を尋ねて行く風情が心

に浮かびます。

吟じていますと心が穏やかに、そ

してやさしく癒されます。いま喜寿

を迎えて、なお元気に吟じられるこ

とに心から幸せを感じています。

また、平和である事につくづく感

謝している次第でござ

います。

吟は素晴らしいです。大好きです。

謝 謝

【教場だより】       .一

潮来浪漫清

水教場 大槻鉾山

潮来の夕   角光嗜堂

野を行けば菖蒲花咲く潮来の辺り

水郷千里又雨に情あり   ・

腱月花の数数出島に薫り

鹿島神山誰が為に煙る    一 ●

ご存知角光哺堂は水郷潮来ヽ鹿島

の情景を、この詩句で情緒たっぶり

に表現し尽くしている。鹿島で生れ

った私としては、この吟壺欄くと

嬉しさが込み上げてくる。    ・

教場発足七年、初めて

一泊吟行会

を飯田会長の鶴の

一声で、

「潮来あ

やめ祭」の最中を狙

って六月十三

十四日に実施した。

朝九時半東京駅発高速バスで鹿島

へ、鹿島神宮は武甕槌神を祭神とし、

神武天皇が自らご即位の年に勅祭さ

れた我国最古に類する大社で、武人

は戦に赴く前に武運長久を願

って参

詣した。所謂

「鹿島立ち」である。

神域は廿万坪、まさに神の森と言え

る荘厳な雰囲気を醸し出している。

地震を起こす大鯰の頭を押さえて

いる

「要石」の前で

「潮来の夕」を

続いて楔斎場

「御手洗池」で俳句

「古池や」更に芭蕉碑前で

「この松

の」を合吟して神域を逍適した。

-4二

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鹿島神富を拝辞して、地元有名店

「竹やぶ」で昼食。更に鹿島アント

ラーズのサッカースタジアムを見て

健闘を祈りつつ、

「かんぽの宿」に

向かった。この宿は高台の景勝地に

建てられた唯

一温泉の出る地元評判

のホテル.温泉に浸

ってリラッタス

してから約二時間、飯田

・磯田両先

生の前で各々力

一杯の独吟を披露し、

懇篤率直なご指導を戴いた。暫時休

憩後はアルコールを入れ、ホテル自

慢の料理をつつきながら余興の数々

にうつつを抜かした。

翌十四日、本番

「あやめ見物」の

船着場に向かう。屋根付のサッパ舟

を借切り

「十二橋めぐり」と相成

た。粋な姿の女船頭が櫓と樺を交互

に巧に操る。両側堤には地元の人が

丹精して育てたあやめの花が咲き競

い、我々は酒と唄とに酔い痴れた。

十二橋は思

ったより低く狭い連絡橋

で、何れも長さ五米位。この舟遊び

一時間で、李白の

「江上吟」の感

覚とは違

ったささやかなものであ

た。舟を上がり、あやめ園の花菖蒲

を見て回

った。嗜堂は

「水郷千里雨

に情あり」と唄

っているが、田圃に

咲く可憐なあやめに朧月をからませ

て。水郷独特の情景を浮かび上らせ

ている。正に現実の夢路の世界なの、

だ。華麗と哀愁が漂

っていた。

鹿島神宮と温泉の吟とあやめ見物

と舟遊び、異色の取合せだ

った

「潮

(もし、来年の六月にでも潮来に行

きたい吟友が居られたなら、私の知

っている限りの情報を提供致します)

毎回参加三十名を越える盛況

四月より始まった研修会

(渋谷辰

山リーダー)は参加者が、研究発表

という形で毎月開催され、詩仙

「李

白」の詩を延べ十

一名が担当した。

それぞれ資料を探し、色々な切り

口で解説され、興趣の尽きない構成

となり、四回で終了。八月よりは詩

「社甫」が取り上げられている。

一回

(四月十五日)

蛾眉山月の歌

独り敬亭山に坐す

第二回

(五月廿二日)

山口 隆泉

前田 道山

早に白帝城を発す  上国 也泉

黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之くを

送る        八日 玉泉

自ら遣る      菊地 駿泉

第二回

(六月廿六日)

慮山の瀑布を望む  一員橋 辰泉

清平調詞

(一二T三)耳塚 昇山

江上吟       大槻 鉾山

第四回

(七月廿四日)

江倫に送る     一罰田 達也

山中幽人と対酌す  町田 湧山

晃卿衡を哭す    伴  平風

来浪漫」は、夫々の胸に楽しみ

の思いを刻みつけて終わ

った。

盛会の詩歌研修会

神田教場 福島 赳山

情報は英語で

【●一o【一ぃ職①

,ooと

】ヨ「0日

”けい0コの二

っの言葉がありますが、四月からス

タートした詩歌研修会は既に四回集

まりゝ

「李白」の絶句と人柄を中心

に勉強した。毎回、担当者が説明さ

れたが、集めた資料と整理された努

力が

一番印象に残りました。昨日ま

で知らなか

った話も沢山ありました。

一方参加者は

一所懸命、注意深く

説明を聴き、本当に充実した会にな

りました。時に聴く努力のなかに、

自分なりに

「この点はどうして、な

ぜ?」と、もう

一度自問自答すると

鯉郡い汁窄謙詢脚蒙熱酸ぃ紳曖臨麒

い刺激を与えてくれました。

本当に有難うございました。

磯田副会長が

「恐らく全国の岳精

(現在廿五ある)で、詩歌の勉強

会をや

っているのは千代田が断トツ

でないかな」と云われましたが、私

もそう思いました。

私の直感ですが、詩歌研修会が今

後益々活発になると、そのうちに、

OO人物のOOの箇所は、千代田岳

精会の詩歌研修会に尋ねたら‥とい

う声が出てくるのではないかと、秘

かに期待しています。

発…    率・‥     発;    ¥…

-5-

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磯田副会長総本部指導本部員に

磯田副会長が、六月十三日付けで

岳精流日本吟院総本部指導本部員に

任命された。千代田としては飯国会

長に次いで二人目となる。

七月十二日の指導本部員研修では、

宗家を始めとする諸先生方の吟詠の

伴奏を指名され

コンダクターで担当

された。

コンダクター研修会始まる

会場の調整で、苦労したコンダク

ター研修会は、六月廿七日第

一回を

開催、廿五名の参加であ

った。

流統内でも数少ないこの様な研修

会は、本部指導部でも正しい節調を

徹底する点からも興味を示され、荻、

町田正副リーダー作成の研修資料が

参考に届けられた。各教場自前の演

奏体制の確立が目的であるが、温習

会での成果発表も楽しみで、励みと

なっている。

◇丸の内女子教場

本多 敦子さん

(五月入会)

丸の内第二教場の本多弘泉さん

の奥様てす。ウダイス嬢をなさる

程の高音できれいな声の方です。

詩吟を聞いて、吟の深さに感銘

を受け

「日本の心」を知りたくて

の入会です。本数差を超えた

「夫

婦吟」楽しみです。

◇東陽町教場

金子 千枝子さん

(六月入会)

読売川ロカルチャーで剣舞

『千

峰流』家元として講座を持たれ、

その道は廿五年との

′事。詩吟も同

衛岡端疇灘遊蒙蹂期詢繊腱盪媛知

されました。吟友として今後とも

宣しくお願いし、華麗な踊りが拝

見出来ると期待しています。

金子 忠嗣氏

(七月入会)

昭和

一桁、浅草生まれの浅草育

ち、生粋の下町子です。日本ビク

ターのOBで、中小企業診断士。

定年退職後は、その手腕を買わ

れ日本橋小船町町会で経営コンサ

ルタントとして東奔西走していま

す。詩吟は初心者とは思えない音

感の良さと堂々とした声量で、期

待の人です。七十歳。

◇清水教場

武藤 孝氏

(七月入会)

自己紹介させて頂きます。私崚

昭和十六年浅草生まれ、市川で育

ちました。子供の頃から邦楽が好

きで、カラオケの選曲にもその傾

向が出ているようです。詩吟とは

初めての出会いですが

「健康にも

良いぞ」との

一言で挑戦してみた

いと思い入会させて頂きました。

十七号の体制改編記事に、記入漏

れがありました。お詫びします。

吟楽部門

功刀蒼泉サブ

(ハザ

マ)

何か欲しければ、新聞配達等で収

入を得る、お手伝いで小遣いを貰う。

そんな体を動かし、汗を流す喜び

を知らない子供達が何と多い事か。

甘やかされ、汗して得る報酬の尊

さに思いも及ばない、自己中心的な

多くの若年層。中学生と地域清掃を

して

「働いて他人に喜ばれることが

貴重な体験だった」と言うゼネレー

ションギャツプに、親の躾が如何に

乏しいか考えさせられ、吾が世代の

育児の過ちを反省します。

(八日)

-6-