3
兵庫県の子どもたちの現状 「確かな学力」の育成 教育実践のポイント 今の大人が経験したことのない、複雑で予測困難な時代を生きていく子どもたちには、変化に柔軟に対応し、社会を創造 し、先導するための能力が必要です。そのためは、知・徳・体のバランスのとれた「生きる力」を育むとともに、失敗を恐れず困 難や逆境に立ち向かうなどの「自立する人として」「社会で活動する人として」「ひょうご人として」ふさわしい心・力・態度を 育成することが重要です。加えて、子どもたちの豊かな学びの実現をめざして、学習環境の整備とともに、教育の原点である 家庭の教育力や子どもを見守り支える地域の教育力を高めることが重要です。 第3期プランに関連する、子ども達の現状を示す指標等から ○基本的な学習習慣の確立、基礎的な学力の定着に向 けた取組の充実 ○「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改 善の推進 対応する主な項目 ○児童生徒のつまずきの解消や系統性を重視した指導 の充実 ○「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改 善の促進 「確かな学力」の育成(P10) 1 ○理科、算数・数学に対する興味・関心、学習意欲を高め るための学習指導の工夫・改善 ○観察・実験や数学的活動に関する指導力向上 理数教育(P13) 3 全国学力・学習状況調査における児童生徒の平均正答率(%) 教科等 平成30年度 平成29年度 (全国比較) 本県 全国 比較 小学校 6年生 中学校 3年生 国語 知識 活用 知識 活用 知識 活用 知識 活用 70 71 -1 ±0 54 55 -1 -1 63 64 -1 -1 52 52 ±0 ±0 59 60 -1 77 76 +1 +1 61 61 ±0 ±0 69 66 +3 +3 48 47 +1 +2 67 66 +1 算数 理科 国語 数学 理科 現状 現状 「豊かな心」の育成 教育実践のポイント ○発達段階に応じた体系的な体験教育の推進 ○郷土に関する知識・理解を深める取組の推進 ○教育活動全体を通じた道徳教育の指導体制の充実 ○「対話」により考えを深める道徳教育の推進 多様な文化的背景をもつ人々との共生するための取組の推進 対応する主な項目 ○達成感や自己有用感を高めるための学習活動の工夫 と事前・事後指導の充実 ○地域活動に参画する態度の育成 体験活動(P16) 5 ○ふるさとの魅力を再認識する教育の推進 ふるさと意識を醸成する教育(P19) 7 ○他者や自己との「対話」による道徳の授業の推進 ○家庭・地域への道徳の授業公開の推進 道徳教育(P20) 8 ○いじめやインターネットによる人権侵害、外国人の子ど も等に対する日本語指導等、今日的な人権課題に対す る理解の促進 ○改訂版「ほほえみ」「きらめき」「HUMAN RIGHTS」 等を活用した授業、校園内研修の実施 人権教育・多文化共生社会の実現をめざす教育(P22) 9 ■道徳性に関する意識 今、住んでいる地域の行事に参加している児童生徒の割合(%) H26 H27 H28 H29 H30 〔小学校6年生〕(年度) 68.0 66.9 65.0 63.8 67.9 65.3 62.6 59.4 62.7 59.9 H26 H27 H28 H29 H30 〔中学校3年生〕(年度) 43.5 44.0 44.8 44.9 45.2 45.8 42.1 41.4 45.6 43.1 〔小学校6年生〕 自発的に地域活動やボランティア 活動に参加した生徒の割合(%) 高校生ふるさと貢献活動事業等学 校行事において地域と協働した活 動に参加した生徒の割合(%) 〔中学校3年生〕 95.9 95.7 95.3 79.6(%) 小・中:平成30年度全国学力・学習状況調査(文科省) 高:高校教育課調査(県教委) 89.1 96.8 95.6 85.5 (%) 全国 本県 学校のきまり(規則)を守っていますか いじめはどんな理由があってもいけな いことだと思いますか 人の役に立つ人間になりたいと思いますか 自分にはよいところがあると思いますか 平成30年度全国学力・学習状況調査(文科省) 〔高校生〕 26.9 25.1 27.3 28.6 34.6 H30 H29 H28 H27 H26 (年度) 〔高校生〕 55.8 58.4 61.2 68.7 79.6 H30 H29 H28 H27 H26 (年度) 6

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兵庫県の子どもたちの現状

 「確かな学力」の育成

教育実践のポイント

 今の大人が経験したことのない、複雑で予測困難な時代を生きていく子どもたちには、変化に柔軟に対応し、社会を創造し、先導するための能力が必要です。そのためは、知・徳・体のバランスのとれた「生きる力」を育むとともに、失敗を恐れず困難や逆境に立ち向かうなどの「自立する人として」「社会で活動する人として」「ひょうご人として」ふさわしい心・力・態度を育成することが重要です。加えて、子どもたちの豊かな学びの実現をめざして、学習環境の整備とともに、教育の原点である家庭の教育力や子どもを見守り支える地域の教育力を高めることが重要です。

第3期プランに関連する、子ども達の現状を示す指標等から

○基本的な学習習慣の確立、基礎的な学力の定着に向けた取組の充実

○「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善の推進

対応する主な項目

○児童生徒のつまずきの解消や系統性を重視した指導の充実

○「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善の促進

「確かな学力」の育成(P10)1

○理科、算数・数学に対する興味・関心、学習意欲を高めるための学習指導の工夫・改善

○観察・実験や数学的活動に関する指導力向上

理数教育(P13)3

■全国学力・学習状況調査における児童生徒の平均正答率(%)

教科等平成30年度 平成29年度

(全国比較)本県 全国 比較

小学校6年生

中学校3年生

国語知識

活用

知識

活用

知識

活用

知識

活用

70 71 -1 ±0

54 55 -1 -1

63 64 -1 -1

52 52 ±0 ±0

59 60 -1

77 76 +1 +1

61 61 ±0 ±0

69 66 +3 +3

48 47 +1 +2

67 66 +1

算数

理科

国語

数学

理科

現状

現状

 「豊かな心」の育成

教育実践のポイント○発達段階に応じた体系的な体験教育の推進○郷土に関する知識・理解を深める取組の推進○教育活動全体を通じた道徳教育の指導体制の充実○「対話」により考えを深める道徳教育の推進○多様な文化的背景をもつ人々との共生するための取組の推進

対応する主な項目

○達成感や自己有用感を高めるための学習活動の工夫と事前・事後指導の充実

○地域活動に参画する態度の育成

体験活動(P16)5

○ふるさとの魅力を再認識する教育の推進ふるさと意識を醸成する教育(P19)7

○他者や自己との「対話」による道徳の授業の推進○家庭・地域への道徳の授業公開の推進

道徳教育(P20)8

○いじめやインターネットによる人権侵害、外国人の子ども等に対する日本語指導等、今日的な人権課題に対する理解の促進

○改訂版「ほほえみ」「きらめき」「HUMAN RIGHTS」等を活用した授業、校園内研修の実施

人権教育・多文化共生社会の実現をめざす教育(P22)9■道徳性に関する意識

■今、住んでいる地域の行事に参加している児童生徒の割合(%)

H26 H27 H28 H29 H30〔小学校6年生〕(年度)

68.0 66.965.0 63.8 67.965.3 62.659.4 62.759.9

H26 H27 H28 H29 H30〔中学校3年生〕(年度)

43.544.0 44.844.9 45.245.8 42.141.4 45.643.1

〔小学校6年生〕

■自発的に地域活動やボランティア活動に参加した生徒の割合(%)

■高校生ふるさと貢献活動事業等学校行事において地域と協働した活動に参加した生徒の割合(%)

〔中学校3年生〕95.9

95.7

95.3

79.6(%)

小・中:平成30年度全国学力・学習状況調査(文科省) 高:高校教育課調査(県教委)

89.1

96.8

95.6

85.5(%)

全国本県

◆学校のきまり(規則)を守っていますか◆いじめはどんな理由があってもいけな いことだと思いますか◆人の役に立つ人間になりたいと思いますか

◆自分にはよいところがあると思いますか

平成30年度全国学力・学習状況調査(文科省)

〔高校生〕

26.925.1 27.3 28.634.6

H30H29H28H27H26 (年度)〔高校生〕

55.8 58.4 61.268.7

79.6

H30H29H28H27H26 (年度)

 「健やかな体」の育成

教育実践のポイント○スポーツに親しみ継続的に運動ができる資質・能力の育成○健康で安全な生活を送るための基礎を培う取組の推進○学校教育活動全体を通じた組織的・計画的な食育の推進○家庭・地域等と連携した食育の実践

対応する主な項目

○運動習慣の定着を図るための指導の創意工夫及び改善○県作成「3分間でわかる小学校体育授業動画」等、効

果的な指導法の動画を活用した体力・運動能力の向上

体力・運動能力の向上(P26)11

○食に関する体験活動の実施及び中学校における食育の推進

食育(P27)12

■小・中・高校生の体力・運動能力

現状

※「食育ハンドブック」を活用した学校の割合(%)

■朝食を毎日食べる児童生徒の割合(%)

■交流及び共同学習を通じて、障害のある生徒の理解がよく深まった高校生の割合(%)

■特別支援学校高等部卒業生一般就労率(%)

 特別支援教育の推進

教育実践のポイント○合理的配慮の提供を踏まえた、適切な指導と教育的

ニーズに応じた必要な支援の体制の充実○市町教育委員会、保健・福祉・医療・労働等の関係機

関、地域住民との連携

対応する主な項目

○入学・進学時の引継ぎ情報を活用した指導・支援の継続

すべての学校園で取り組みつなぐ特別支援教育(P32)

16

○保健・福祉・医療・労働等の関係機関、地域住民との連携の強化

早期から卒業後へ支えつながる特別支援教育(P34)

17

現状

※ボール投げ(小:ソフトボール投げ 中高:ハンドボール投げ)平成29年度兵庫県児童生徒体力・運動能力調査(県教委)

男子 小5 中2 高2

女子 小5 中2 高2

握力

50m走

持久走

ボール投げ

昭和60年頃の記録(昭和59~61年度の全国平均値)を指数100とする

88.6 92.4 90.2 93.0 94.9 90.2

100.0 101.3 101.4 97.8 100.0 101.1

ー 99.8 102.0 ー 99.3 100.3

79.9 92.8 91.7 80.5 86.4 84.3

85.9 82.4 80.7

高中小平成30年度全国学力・学習状況調査(文科省)

H26 H27 H28 H29(年度)

62.4

39.6

65.1

42.2

60.6

38.6

60.4

36.2

体育保健課調査(県教委)

小学校中学校

18.3

(年度)H26 H27 H28 H29

28.822.429.4

21.930.1

21.931.2

学校基本調査(文科省)

全国本県

■将来の夢や目標を持っている児童生徒の割合(%)

■将来の生き方等について考え、実現するために努力している生徒の割合(%)

 兵庫型「キャリア教育」の推進

教育実践のポイント○「基礎的・汎用的能力」の意図的・継続的な育成○発達段階に応じた体系的な体験教育の推進

対応する主な項目

○キャリアノートやキャリア教育指導資料等の積極的な活用と評価

キャリア教育(体系的・系統的なキャリア教育)(P29)

14

○キャリア形成に資する体験活動の充実及び事前・事後指導の充実

キャリア教育(社会に触れる機会の充実)(P30)15

現状

(年度)H26 H27 H28 H29 H30

86.5

70.1

86.6

70.2

85.1

69.6

85.9

69.2

85.7

70.6

小・中:全国学力・学習状況調査(文科省) 高:兵庫県高校生生活実態・学習状況調査(県教委)

小学校中学校

52.944.0

51.460.3 59.0

H30H29H28H27H26〔高校生〕

特別支援教育課調査(県教委)(年度)

87.2 86.3 91.1 92.3 94.8

H30H29H28H27H26〔高校生〕

(年度)

6

兵庫県の子どもたちの現状

Page 2: 兵庫県の子どもたちの現状 「健やかな体 ...kikaku-bo/juten/005_genjou.pdf · 兵庫県の子どもたちの現状 「確かな学力」の育成 教育実践のポイント

兵庫県の子どもたちの現状

 「確かな学力」の育成

教育実践のポイント

 今の大人が経験したことのない、複雑で予測困難な時代を生きていく子どもたちには、変化に柔軟に対応し、社会を創造し、先導するための能力が必要です。そのためは、知・徳・体のバランスのとれた「生きる力」を育むとともに、失敗を恐れず困難や逆境に立ち向かうなどの「自立する人として」「社会で活動する人として」「ひょうご人として」ふさわしい心・力・態度を育成することが重要です。加えて、子どもたちの豊かな学びの実現をめざして、学習環境の整備とともに、教育の原点である家庭の教育力や子どもを見守り支える地域の教育力を高めることが重要です。

第3期プランに関連する、子ども達の現状を示す指標等から

○基本的な学習習慣の確立、基礎的な学力の定着に向けた取組の充実

○「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善の推進

対応する主な項目

○児童生徒のつまずきの解消や系統性を重視した指導の充実

○「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善の促進

「確かな学力」の育成(P10)1

○理科、算数・数学に対する興味・関心、学習意欲を高めるための学習指導の工夫・改善

○観察・実験や数学的活動に関する指導力向上

理数教育(P13)3

■全国学力・学習状況調査における児童生徒の平均正答率(%)

教科等平成30年度 平成29年度

(全国比較)本県 全国 比較

小学校6年生

中学校3年生

国語知識

活用

知識

活用

知識

活用

知識

活用

70 71 -1 ±0

54 55 -1 -1

63 64 -1 -1

52 52 ±0 ±0

59 60 -1

77 76 +1 +1

61 61 ±0 ±0

69 66 +3 +3

48 47 +1 +2

67 66 +1

算数

理科

国語

数学

理科

現状

現状

 「豊かな心」の育成

教育実践のポイント○発達段階に応じた体系的な体験教育の推進○郷土に関する知識・理解を深める取組の推進○教育活動全体を通じた道徳教育の指導体制の充実○「対話」により考えを深める道徳教育の推進○多様な文化的背景をもつ人々との共生するための取組の推進

対応する主な項目

○達成感や自己有用感を高めるための学習活動の工夫と事前・事後指導の充実

○地域活動に参画する態度の育成

体験活動(P16)5

○ふるさとの魅力を再認識する教育の推進ふるさと意識を醸成する教育(P19)7

○他者や自己との「対話」による道徳の授業の推進○家庭・地域への道徳の授業公開の推進

道徳教育(P20)8

○いじめやインターネットによる人権侵害、外国人の子ども等に対する日本語指導等、今日的な人権課題に対する理解の促進

○改訂版「ほほえみ」「きらめき」「HUMAN RIGHTS」等を活用した授業、校園内研修の実施

人権教育・多文化共生社会の実現をめざす教育(P22)9■道徳性に関する意識

■今、住んでいる地域の行事に参加している児童生徒の割合(%)

H26 H27 H28 H29 H30〔小学校6年生〕(年度)

68.0 66.965.0 63.8 67.965.3 62.659.4 62.759.9

H26 H27 H28 H29 H30〔中学校3年生〕(年度)

43.544.0 44.844.9 45.245.8 42.141.4 45.643.1

〔小学校6年生〕

■自発的に地域活動やボランティア活動に参加した生徒の割合(%)

■高校生ふるさと貢献活動事業等学校行事において地域と協働した活動に参加した生徒の割合(%)

〔中学校3年生〕95.9

95.7

95.3

79.6(%)

小・中:平成30年度全国学力・学習状況調査(文科省) 高:高校教育課調査(県教委)

89.1

96.8

95.6

85.5(%)

全国本県

◆学校のきまり(規則)を守っていますか◆いじめはどんな理由があってもいけな いことだと思いますか◆人の役に立つ人間になりたいと思いますか

◆自分にはよいところがあると思いますか

平成30年度全国学力・学習状況調査(文科省)

〔高校生〕

26.925.1 27.3 28.634.6

H30H29H28H27H26 (年度)〔高校生〕

55.8 58.4 61.268.7

79.6

H30H29H28H27H26 (年度)

 「健やかな体」の育成

教育実践のポイント○スポーツに親しみ継続的に運動ができる資質・能力の育成○健康で安全な生活を送るための基礎を培う取組の推進○学校教育活動全体を通じた組織的・計画的な食育の推進○家庭・地域等と連携した食育の実践

対応する主な項目

○運動習慣の定着を図るための指導の創意工夫及び改善○県作成「3分間でわかる小学校体育授業動画」等、効

果的な指導法の動画を活用した体力・運動能力の向上

体力・運動能力の向上(P26)11

○食に関する体験活動の実施及び中学校における食育の推進

食育(P27)12

■小・中・高校生の体力・運動能力

現状

※「食育ハンドブック」を活用した学校の割合(%)

■朝食を毎日食べる児童生徒の割合(%)

■交流及び共同学習を通じて、障害のある生徒の理解がよく深まった高校生の割合(%)

■特別支援学校高等部卒業生一般就労率(%)

 特別支援教育の推進

教育実践のポイント○合理的配慮の提供を踏まえた、適切な指導と教育的

ニーズに応じた必要な支援の体制の充実○市町教育委員会、保健・福祉・医療・労働等の関係機

関、地域住民との連携

対応する主な項目

○入学・進学時の引継ぎ情報を活用した指導・支援の継続

すべての学校園で取り組みつなぐ特別支援教育(P32)

16

○保健・福祉・医療・労働等の関係機関、地域住民との連携の強化

早期から卒業後へ支えつながる特別支援教育(P34)

17

現状

※ボール投げ(小:ソフトボール投げ 中高:ハンドボール投げ)平成29年度兵庫県児童生徒体力・運動能力調査(県教委)

男子 小5 中2 高2

女子 小5 中2 高2

握力

50m走

持久走

ボール投げ

昭和60年頃の記録(昭和59~61年度の全国平均値)を指数100とする

88.6 92.4 90.2 93.0 94.9 90.2

100.0 101.3 101.4 97.8 100.0 101.1

ー 99.8 102.0 ー 99.3 100.3

79.9 92.8 91.7 80.5 86.4 84.3

85.9 82.4 80.7

高中小平成30年度全国学力・学習状況調査(文科省)

H26 H27 H28 H29(年度)

62.4

39.6

65.1

42.2

60.6

38.6

60.4

36.2

体育保健課調査(県教委)

小学校中学校

18.3

(年度)H26 H27 H28 H29

28.822.429.4

21.930.1

21.931.2

学校基本調査(文科省)

全国本県

■将来の夢や目標を持っている児童生徒の割合(%)

■将来の生き方等について考え、実現するために努力している生徒の割合(%)

 兵庫型「キャリア教育」の推進

教育実践のポイント○「基礎的・汎用的能力」の意図的・継続的な育成○発達段階に応じた体系的な体験教育の推進

対応する主な項目

○キャリアノートやキャリア教育指導資料等の積極的な活用と評価

キャリア教育(体系的・系統的なキャリア教育)(P29)

14

○キャリア形成に資する体験活動の充実及び事前・事後指導の充実

キャリア教育(社会に触れる機会の充実)(P30)15

現状

(年度)H26 H27 H28 H29 H30

86.5

70.1

86.6

70.2

85.1

69.6

85.9

69.2

85.7

70.6

小・中:全国学力・学習状況調査(文科省) 高:兵庫県高校生生活実態・学習状況調査(県教委)

小学校中学校

52.944.0

51.460.3 59.0

H30H29H28H27H26〔高校生〕

特別支援教育課調査(県教委)(年度)

87.2 86.3 91.1 92.3 94.8

H30H29H28H27H26〔高校生〕

(年度)

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兵庫県の子どもたちの現状

Page 3: 兵庫県の子どもたちの現状 「健やかな体 ...kikaku-bo/juten/005_genjou.pdf · 兵庫県の子どもたちの現状 「確かな学力」の育成 教育実践のポイント

1

進推の育教む育を」力るき生「

活 用 の お 願 い

ペ ー ジ 構 成

日々の教育活動の様々な場面において「指導の重点」をご活用ください。例えば学校等の教育現場においてこんな場面で活用されています。■ 学校教育目標の設定にあたっての参考として■ 兵庫県の教育や施策に関する校内研修等の資料として■ 学校評価の評価項目、評価指標等作成の際の参考として■ 研修講師等を務める際の指導資料として■ 校務分掌に係る業務の参考として■ 市町の教育行政方針作成にあたっての参考として■ 学期末等における教育活動の自己チェック等の資料として

14

幼 小中 高特

全社

○ 大項目の趣旨

○ 実践項目

○ 第3期「ひょうご教育創造プラン」における「分類」 ○ 大項目

○ 見出しと関係校種

  幼稚園等     小学校  中学校      高等学校  特別支援学校   全校種  社会教育関係者

※関係校種に  の記載がない場合であっても、幼児児童生徒の障害の状態等に応じ、特別支援学校で実施が可能な実践項目については、積極的な取組をお願いします。

○ はばタンマーク

○ 関係資料 ○ 施策解説

○ 2019年度重点実践事項

○ 実践目標

小高全

幼中特社

2019年度重点実践事項に関係する実践項目及びその他特に重点的に取り組んでいただきたい実践項目を示しています。

掲載されているQRコードは、スマートフォン等で読み取る事ができます。(読み取り方法は機種によって異なります)表示されたURLへ移動することで参考資料等に直接アクセスすることが可能です。

QRコードについて

発達の段階に応じて情報活用能力を育成する1

実践目標

 情報活用能力を育成するため、各教科・科目等の年間指導計画に、ICTの活用、情報モラルに関する指導を位置付ける。また、教員のICT活用指導力及び情報モラル指導力向上のため、計画的で実践的な校内研修を実施する。

①体系的な情報教育の推進 中小 高 特

家庭や関係機関と連携した自主的・主体的な取組を促進する2

実践目標

 ネット依存やネットトラブル等に関連する新しい情報を家庭へ発信し、情報共有を図る。また、フィルタリングの徹底や県警が主催するサイバー犯罪被害防止教室の活用等、家庭や関係機関と連携した取組を進める。

①家庭・関係機関との連携 中小 高 特

 スマートフォンやSNS等を利用する際の学校や家庭でのルールづくり等、情報社会を生きる上での児童生徒の自主的・主体的な取組を促進する。

②自主的・主体的な取組の促進 中小 高 特

 効果的にICTを活用する学習活動を通して、情報を主体的に収集・判断・処理・編集・創造・表現し、発信・伝達できる能力等を育成する。その際、学習活動の過程や成果を振り返るなど、自らの情報活用を評価・改善する学習活動を取り入れる。

③情報を主体的に活用する能力の育成 中小 高 特

 コミュニケーションツールの利用拡大に伴うトラブルの増加を踏まえ、相手の状況や気持ちを考えた適切なコミュニケーションの在り方や、個人情報の重要性、※肖像権や著作権等の権利を尊重することの大切さについて正しく理解させる。 また、過度の利用による生活習慣への影響について、自ら考え判断する学習活動を充実する。

④情報モラル・セキュリティ意識の醸成 中小 高 特

ICTに慣れ親しみ、文字入力等の情報手段の基本的な操作を習得するための学習活動や、プログラミングを体験しながらコンピュータに意図的な処理を行わせるために必要な論理的思考力を身に付けるための学習活動を計画的に実施する。

②情報活用の基礎基本の定着 小 特

小学校段階のプログラミング教育○プログラミング教育で育む資質・能力【知識・理解】

身近な生活でコンピュータが活用されていることや、問題の解決には必要な手順があることに気づくこと。

【思考力・判断力・表現力】発達の段階に即して、「プログラミング的思考」を育成すること。

【学びに向かう力、人間性】発達の段階に即して、コンピュータの働きを、よりよい人生や社会づくりに生かそうとする態度を涵養すること。

○「プログラミング的思考」とは自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力

○プログラミング教育の評価プログラミングを実施した際の評 価については、プログラミングを学習活動として実施した教科等において、それぞれの教科等の評価規準により評価するのが基本となる。

●ICT活用及び情報モラルに関する指導の充実●小学校段階におけるプログラミング的思考を育成する学習活動の計画的な実施

2019年度重点実践事項

4 情報活用能力の育成

 児童生徒がコンピュータや情報通信ネットワーク等のICTを効果的に活用する学習活動を通して、「情報活用の実践力」、「情報の科学的な理解」、「情報社会に参画する態度」の3つの観点を相互に関連させ、教育活動全体を通し、発達の段階に応じて情報活用能力を育成する。また、情報モラルの指導を徹底するとともに、家庭や関係機関と連携し、児童生徒の自主的・主体的な取組を促進する。

第3期プラン 1-(1)-オ

施策解説P.60

(南あわじ市立松帆小学校)

※肖像権…人が自己の肖像(写真、絵画、彫刻など)をみだりに他人に撮られたり使用されたりしない権利。

※著作権…知的財産権のひとつで、著作物に対する著作者の権利。

小学校プログラミング教育の手引 (H30文科省)「情報モラル指導」のための教員研修リスト (H29県教委)教員のICT活用指導力向上のための「研修プログラム」 (H29県教委)青少年愛護条例(第24条の5) ―基準(ルール)づくりの支援についての努力義務― (H28兵庫県)

関 係 資 料 ※関係資料一覧より一部抜粋※一覧は裏表紙のQRコードから閲覧可

2019年度に学校教育や社会教育で重点的に取り組んでいただきたいことを掲載しています。

大項目を推進する方向性を示しています。

実践目標を達成するための具体的な取組を示しています。

各ページの内容に関係する資料のうち、最近改訂のあったものを中心に掲載しています。

各項目の内容に関連した事業等について説明した施策解説の該当ページを示しています。

各 ペ ー ジ の 内 容 に 関 して、学校での特色ある取組など参考となる情報を掲載しています。

実践項目の内容を端的に表す見出しと関係する校種等を示しています。

○ コラム

 地域・家庭と連携したいじめ等問題行動・不登校への対応

教育実践のポイント○兵庫県いじめ防止基本方針及びいじめ対応マニュア

ルに基づいた指導○県民総掛かりでいじめの未然防止、早期発見・早期対

応を図る連携体制の強化○県立但馬やまびこの郷と連携した不登校対策○不登校等児童生徒の学校復帰に向けた支援体制の構築

現状

■不登校児童生徒数 (100人当たり)の推移(人)

■いじめの認知件数 (1,000人当たり)の推移(件)

 教職員には、子どもたち一人一人の個性や能力、可能性を伸ばし育てる一方で、増加・多様化する職務の中でワーク・ライフ・バランスにも配慮しながら、心身の健康を保持することが必要です。 学習指導に限らず、学校が抱える課題がより複雑化・困難化している中、限られた時間の中で児童生徒に接する時間を十分に確保するため、業務の見直し・削減を図り、児童生徒に必要な総合的な指導を持続的に行うことのできる体制をつくることが重要です。

第3期プランに関連する、教職員の現状を示す指標等から

■定時退勤日(ノー残業デー)の実施状況(%)

■部活休養日(ノー部活デー)の実施状況(%)

 教職員の働き方改革の推進

実践のポイント○教職員のメンタルヘルス体制の整備による心身の健康保持○業務改善の取組による勤務時間の適正化○部活動の計画的・効率的な運営

対応する主な項目

○学校評価の結果をいかした学校教育目標設定による学校運営改善

○勤務時間の適正化に向けた学校全体での取組の推進と教職員一人一人の意識改革

教職員の協働体制(P42)22

その他の参考となる資料※教職員の勤務時間適正化の推進(P44)

現状

H26 H27 H28 H29(年度)

4.3 6.31.7

12.915.7

20.1

29.128.7

4.8

22.4

3.43.0

小学校中学校高 校

H26 H27 H28 H29(年度)0.27

2.571.11 0.32

2.830.38

3.150.770.52

3.630.780.65

小学校中学校高 校

■いじめの解消状況等の推移

※「未解消件数」… 「解決に向けて取り組み中」と「他校への転学等」の合計※「解消割合」…… 「認知件数」のうち「解消件数」の割合※平成28年度調査より回答項目変更 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査(文科省)

-1000

1000

3000

5000

7000

9000

11000

13000

15000

H29H28H27H26H25 0

20

40

60

80

100

2285

35642

2,683(件)

2,401

6,401認知の件数

203533135

85.2

(%)(件)

86.4 84.189.0

84.8

5530

82645

9,415

7918

1497

12,960

11530

1430

解消件数未解消件数

一定の解消件数解消割合(%)

(年度)

(年度) (年度)H30H29H28H27

72.3 76.7 81.5 87.1

教職員課調査(県教委) 体育保健課調査(県教委)H27 H28 H29 H30

93.2 91.196.886.8

97.089.7

98.289.4

中学校高 校

対応する主な項目

○いじめの積極的な認知と、未然防止、早期発見・早期対応における組織的対応の充実

○不登校の予防や支援の充実

いじめ・不登校等への対応(P46)23

○平成29年3月改定の概要版※ 兵庫県いじめ防止基本方針(P48)

○平成29年8月改訂の概要版※いじめ対応マニュアル(改訂版)(P49)

○ひょうごっ子悩み相談○ひょうごっ子SNS悩み相談○県立但馬やまびこの郷○こども家庭センター(児童相談所)○兵庫ひきこもり相談支援センターほっとらいん相談

など

※相談機関等一覧(P55)

その他の参考となる資料

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兵庫県の子どもたちの現状