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Cognos for Microsoft Office インストール・ガイド IBM

Cognos for Microsoft Office CXgEKCh...第 1 章 概要IBM ® Cognos ® for Microsoft Office は、 IBM Cognos Analytics のレポート作成 製品 (IBM Cognos Report Authoring や

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Cognos for Microsoft Office インストール・ガイド

IBM

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ii Cognos for Microsoft Office インストール・ガイド

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目次

第 1 章 概要 . . . . . . . . . . . . . 1

第 2 章 新しい機能 . . . . . . . . . . 3バージョン 11.0.0 の新機能 . . . . . . . . . 3バージョン 10.2.0 の新機能 . . . . . . . . . 3バージョン 10.1.1 の新機能 . . . . . . . . . 4

サポートされる環境およびプラットフォームの拡張 4言語サポートの追加 . . . . . . . . . . . 5

バージョン 10.1.0 で変更された機能 . . . . . . 5IBM Cognos Go! Search の名称変更 . . . . . 5IBM Cognos Go! Dashboard の名称変更. . . . 5

第 3 章 インストールの準備 . . . . . . 7インストール前のリリース・ノートの確認 . . . . 7サポートされている環境 . . . . . . . . . . 7

第 4 章 IBM Cognos for MicrosoftOffice のインストール . . . . . . . . . 9IBM Cognos for Microsoft Office のアップグレード 9Microsoft .NET Framework のインストール . . . 10IBM Cognos for Microsoft Office 製品の以前のバージョンのアンインストール . . . . . . . . 11IBM Cognos for Microsoft Office のインストール 12IBM Cognos for Microsoft Office の構成 . . . . 14

PowerPlay のための匿名アクセスの有効化 . . . 14Series 7 PowerPlay に対する HTTPS インターフェース用の CA 証明書のインストール . . . 14Microsoft Office XP 用のマクロ・セキュリティー・レベルの設定 . . . . . . . . . . . 15

IBM Cognos for Microsoft Office のテスト . . . 15

第 5 章 64 ビット・バージョンの IBMCognos for Microsoft Office のインストール . . . . . . . . . . . . . . . 17x64 Windows システムへの IBM Cognos forMicrosoft Office のインストール . . . . . . . 18

第 6 章 アクセス権と資格情報 . . . . . 21レポートを表示およびインポートするための権限 . . 22パッケージまたはフォルダーの内容を表示または編集するための権限 . . . . . . . . . . . . 22IBM Cognos Connection のアクセス権 . . . . . 23

第 7 章 ユーザー補助機能 . . . . . . . 25インストール・ウィザードのユーザー補助機能 . . 25インストール・ウィザードのキーボード・ナビゲーション . . . . . . . . . . . . . . . . 25ベンダーのソフトウェア . . . . . . . . . . 26IBM とユーザー補助機能 . . . . . . . . . . 26

第 8 章 Cognos Office コンポーネントのブランド変更 . . . . . . . . . . . 27リソース・ファイル . . . . . . . . . . . 27ローカライズされた Microsoft Windows 環境における英語での Cognos Office コンポーネントの実行. 29Cognos Office コンポーネントのブランド変更またはローカライズ . . . . . . . . . . . . . 29

リソース・ファイル (.resx) の編集 . . . . . 30更新したリソース・ファイルのコンパイル . . . 31作業結果のテスト . . . . . . . . . . . 32

第 9 章 無人インストールの設定 . . . . 33インストール・ウィザードから生成されるファイルを使ったインストールのセットアップ . . . . . 33"response.ats"ファイルを使ったインストールのセットアップ . . . . . . . . . . . . . . . 35

第 10 章 トラブルシューティング . . . 37問題のトラブルシューティング . . . . . . . . 37知識ベースの検索 . . . . . . . . . . . . 39フィックスの入手 . . . . . . . . . . . . 40IBM サポートへのお問い合わせ . . . . . . . 40IBM との情報交換 . . . . . . . . . . . . 41

IBM サポートへの情報の送信 . . . . . . . 41IBM サポートからの情報の受信 . . . . . . 42

サポート・アップデートへのサブスクライブ . . . 42一般的なエラー . . . . . . . . . . . . . 44

設定の問題 . . . . . . . . . . . . . 44

第 11 章 特記事項 . . . . . . . . . . 51© . . . . . . . . . . . . . . . . . . 53

索引 . . . . . . . . . . . . . . . . 55

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iv Cognos for Microsoft Office インストール・ガイド

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第 1 章 概要

IBM® Cognos® for Microsoft Office は、 IBM Cognos Analytics のレポート作成製品 (IBM Cognos Report Authoring や IBM Cognos PowerPlay® Studio など)からコンテンツを取得して、 Microsoft Office で使用するためのアドインです。

このアプリケーションは、データ・モデル作成者、ビジネス・アナリスト、財務アナリストが、企業のデータを分析して傾向、機会、問題、プロジェクトの特性を特定するために使用されると考えられます。

対象読者

この情報は、IBM Cognos Analytics や PowerPlay などの IBM Cognos 製品に対する知識があるユーザーを対象に作成されています。また、Microsoft Excel スプレッドシート・ソフトウェア、Microsoft Word、および Microsoft PowerPoint プレゼンテーション・グラフィック・プログラムなどの Microsoft Office システムに対する知識も必要です。

情報の入手方法

製品資料 (すべての各国語版を含む) を Web で検索するには、IBM KnowledgeCenter (http://www.ibm.com/support/knowledgecenter/SSEP7J/welcome) にアクセスしてください。注意事項は、IBM Knowledge Center に直接公開されています。最新の技術情報や APAR へのリンクが記載されています。

さらに、IBM Cognos の製品ディスクには、製品のリリース・ノートとインストール・ガイドが PDF 形式で収録されています。

ユーザー補助機能

ユーザー補助機能は、動作が制限されている方、視力の限られた方など、身体の不自由な方々に IT 製品をご使用いただけるように支援する機能です。 IBM Cognosfor Microsoft Office にはユーザー補助機能が備わっています。この機能については、 25 ページの『第 7 章 ユーザー補助機能』を参照してください。

将来の見通しに関する記述

本資料は、製品の現行機能について説明するものです。現在利用できない項目への言及が含まれる場合もありますが、将来的に使用可能になることを示唆するものではありません。このような言及は、なんらかの資料、コード、または機能を提供するという誓約、保証、または法的義務ではありません。特性や機能の開発、公開、およびその時期に関しては、引き続き IBM が単独裁量権を有します。

サンプルに関する特記事項

Sample Outdoors 社、Great Outdoors 社、GO 販売、Sample Outdoors またはGreat Outdoors の名前のすべてのバリエーション、および Planning サンプルでは、IBM および IBM のお客様向けのサンプル・アプリケーションを開発するために使用されるサンプル・データにより、架空のビジネス・オペレーションが描出さ

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れています。これらの架空データには、販売取引、商品流通、財務、および人事のサンプル・データが含まれます。実在する名称、住所、連絡先電話番号、取引額とは一切関係がありません。また、サンプル・ファイルの中には、手動またはコンピューターで生成された架空のデータ、学術的ソースまたは公共のソースを基に編集された実際のデータ、版権所有者の許可を得て使われているデータなどが、サンプル・アプリケーションを開発するためのサンプル・データとして使用されている場合もあります。参照される製品名は、それぞれの所有者の商標である可能性があります。許可なく複製することは禁止されています。

2 Cognos for Microsoft Office インストール・ガイド

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第 2 章 新しい機能

このセクションには、このリリースの新機能、および変更された機能のリストが含まれています。以前のリリースからの情報も引き続き掲載しています。これらの情報は、アップグレード、アプリケーション配布の戦略、ユーザーのトレーニング要件を計画する際に役立ちます。

このリリースの IBM Cognos Analytics の新機能に関する詳細は、「IBM CognosAnalytics 新機能」を参照してください。

以前のバージョンに対する変更については、次を参照してください。

v 4 ページの『バージョン 10.1.1 の新機能』

v 5 ページの『バージョン 10.1.0 で変更された機能』

オペレーティング・システム、パッチ、ブラウザー、Web サーバー、ディレクトリー・サーバー、データベース・サーバー、アプリケーション・サーバーなど、IBMCognos の製品でサポートされている環境の最新リストを確認するには、IBMSoftware Product Compatibility Reports (http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/prodguid/v1r0/clarity/index.jsp) を参照してください。

バージョン 11.0.0 の新機能このセクションには、前回のリリース以降の新機能をリストします。

v このリリースには、更新されたユーザー・インターフェースが含まれています。

v Cognos for Microsoft Office バージョン 11.0.0 は、Microsoft Office2010、2013、および 2016 をサポートします。

v Cognos for Microsoft Office は、Planning Analytics for Excel バージョン2.0.26 以上と同時に使用できます。最新バージョンへの更新が推奨されています。

v Cognos for Microsoft Office バージョン 11.0.0 には、Microsoft .NETframework 4.6.1 以上が必要です。

バージョン 10.2.0 の新機能このセクションの後半の情報は、最後のリリース以降の新機能のリストです。関連するトピックへの直接リンクが含まれています。

v IBM Cognos Office 製品 (IBM Cognos for Microsoft Excel や IBM Cognosfor Microsoft Office など) では、Microsoft .NET Framework 4 の使用が必須になりました。

この更新された規格適合は、システムをアップグレードする場合にも適用されます。現在 IBM Cognos Office 製品を使用していて、システムに Microsoft.NET Framework 2 しかインストールされていない場合は、.NET Framework 4もインストールする必要があります。IBM Cognos Office 製品をインストールする前に、更新された .NET Framework をインストールしてください。Microsoft

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.NET Framework の各バージョンは、相互に共存が可能です。前のバージョンをアンインストールする必要はありません。

v 言語サポートの追加

以下の追加の言語が IBM Cognos Office 製品で使用可能になりました: クロアチア語、デンマーク語、カザフ語、スロベニア語、およびタイ語。

バージョン 10.1.1 の新機能このセクションの後半の情報は、最後のリリース以降の新機能のリストです。関連するトピックへの直接リンクが含まれています。

サポートされる環境およびプラットフォームの拡張複数のプラットフォームおよび環境をサポートするように機能拡張がなされました。

64 ビット・インストールのサポート

IBM Cognos for Microsoft Office は、64 ビット環境をサポートしています。その環境では、より良いメモリー管理と、改良されたスケーラビリティーおよびパフォーマンスが提供されます。現在は、IBM Cognos for Microsoft Office の 32 ビットと 64 ビットのバージョンのどちらをインストールして実行するかを選択できます。 64 ビットのオペレーティング・システム上で、IBM Cognos アプリケーションは、32 ビットおよび 64 ビット・バージョンの Microsoft OfficeWord、PowerPoint、および Excel で実行できます。

64 ビットのインストール環境を実行する場合、インストールに使用されるデフォルトのパスは、32 ビットのインストール環境で使用されるデフォルトのパスと異なります。デフォルトのインストール・ディレクトリーは次のとおりです。

v x64 のデフォルト・ディレクトリー: C:¥Program Files¥IBM¥cognos¥Cognos forMicrosoft Office

v x86 のデフォルト・ディレクトリー: C:¥Program Files (x86)¥IBM¥cognos¥Cognos for Microsoft Office

詳しくは、 18 ページの『x64 Windows システムへの IBM Cognos for MicrosoftOffice のインストール』を参照してください。

Microsoft Office 2010 のサポート

Microsoft Word、PowerPoint、および Excel ソフトウェアのバージョン 2010 がIBM Cognos for Microsoft Office でサポートされるようになりました。

新しい Office Open XML 形式は ECMA International によってサポートされる、広く認められた業界標準なので、Microsoft Office 2010 でサポートされているこの新しい形式を利用すると、複数プラットフォームでの実装が可能になり、拡張性と相互運用性が促進されます。

4 Cognos for Microsoft Office インストール・ガイド

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Mozilla Firefox のサポート

Web ブラウザー Mozilla Firefox のバージョン 4 が、IBM Cognos for MicrosoftOffice でサポートされるようになりました。

Internet Explorer のサポート

Web ブラウザー Microsoft Internet Explorer のバージョン 9 が、IBM Cognosfor Microsoft Office でサポートされるようになりました。

言語サポートの追加日本語、ドイツ語、フランス語に加えて、インストールおよび製品に関するドキュメンテーションとユーザー・インターフェースがノルウェー語でも使用可能になりました。

バージョン 10.1.0 で変更された機能以下に、前回のリリース以降に変更された機能をリストします。直接関連するトピックへのリンクが用意されています (存在する場合)。

IBM Cognos Go! Search の名称変更以前のリリースでは、IBM Cognos Go! Search を IBM Cognos Analytics サーバー製品と一緒にインストールすることによって、高度な検索機能を利用することができました。今回のリリースでは、高度な検索機能が IBM Cognos Analytics サーバー製品のデフォルトの検索モードになっています。 IBM Cognos Analytics 管理者は別個のパッケージをインストールする必要はありませんが、拡張性を持たせるためにインデックスの共有をセットアップするには幾らかの設定が必要になります。また、高度な検索機能を使用する前に、インデックスを少なくとも 1 つ作成しておく必要があります。

IBM Cognos Go! Dashboard の名称変更IBM Cognos BI の以前のリリースでは、IBM Cognos Go! Dashboard を IBMCognos BI サーバー製品と一緒にインストールすることによって、対話式のダッシュボード・アプリケーションを利用することができました。バージョン 10.1.0 で、IBM Cognos Go! Dashboard の名称が IBM Cognos Business Insight に変更され、IBM Cognos BI サーバー製品の一部になりました。 IBM Cognos BI 管理者は別個のパッケージをインストールする必要はありませんが、いくつかのタスクが必要になります。例えば、保護されている機能やフィーチャーへのアクセスを設定することなどです。

バージョン 10.2.0 から、IBM Cognos Business Insight は IBM CognosWorkspace に名前が変わりました。

第 2 章 新しい機能 5

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6 Cognos for Microsoft Office インストール・ガイド

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第 3 章 インストールの準備

IBM Cognos Office コンポーネントをインストールする前に、コンポーネントが動作できるように環境内のリソースをセットアップする必要があります。

次のチェックリストに従って、セットアップ・プロセスを行ってください。

v インストール前のリリース・ノートの確認

v サポートされている環境

これらのタスクが完了した後、 9 ページの『第 4 章 IBM Cognos for MicrosoftOffice のインストール』を続行します。

インストール前のリリース・ノートの確認IBM Cognos 製品をインストールする前に、インストール戦略に影響を与える可能性のあるすべての問題を把握しておくことが重要です。

このインストール・ガイドの作成時点では知られていなかった最新の問題が存在する可能性があります。

製品をインストールする前に、リリース・ノートを確認してください。リリース・ノートには、既知の問題に関する最新情報、ドキュメントの更新、サポート対象外についての情報などが記載されています。リリース・ノートは、インストール・ウィザードの資料リンク、および IBM Knowledge Center (https://www.ibm.com/support/knowledgecenter/SSEP7J_11.0.0/welcome) から参照できます。

サポートされている環境製品が正常に動作するように、最低限必要なオペレーティング・システムのパッチをすべて適用し、サード・パーティー・ソフトウェアについては必ずサポートされるバージョンを使用してください。

サポートされている環境の最新のリストを確認するには、IBM Software ProductCompatibility Reports (http://www.ibm.com/software/reports/compatibility/clarity) にアクセスしてください。この Web サイトでは、ご使用の環境の以下の部分に関連した要件に関する情報が提供されています。

v オペレーティング・システム

v パッチまたはサービス・パック、あるいはそれに相当するもの

v Web ブラウザー

v Web サーバー

v ディレクトリー・サーバー

v データベース・サーバー

v アプリケーション・サーバー

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特に明記されない限り、IBM Cognos 製品には、言及されているバージョンより後のバージョンのパッチおよびサービス・パックとの互換性があります。

Linux オペレーティング・システムは、多くのディストリビューションで提供され、さまざまなハードウェア・プラットフォームをサポートしています。これは重要なことなので注意してください。使用しているオペレーティング・システムとハードウェアの組み合わせがサポートされていることを確認してください。

Cognos 製品と仮想化環境

IBM virtualization policy (http://www.ibm.com/software/support/virtualization_policy.html) では、仮想化環境の IBM サポートについて説明されています。

8 Cognos for Microsoft Office インストール・ガイド

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第 4 章 IBM Cognos for Microsoft Office のインストール

IBM Cognos for Microsoft Office を使用するには、Microsoft .NET Framework4.6.1 以降と、 IBM Cognos for Microsoft Office コンポーネントをインストールする必要があります。

IBM Cognos Analytics サンプルには、IBM Cognos for Microsoft Office のサンプルが含まれています。サンプルは、Sample Outdoors 社という架空の会社からのデータを使って、製品の機能と、技術およびビジネスに関するベスト・プラクティスについて説明するためのものです。また、これらのサンプルを使用すると、レポートのデザイン方法を試したり共有したりできるほか、トラブルシューティングを行うこともできます。サンプルを使用するには、管理者にサンプルのセットアップおよび設定を依頼する必要があります。または、サンプルがインストールされている場所について、管理者に問い合わせてください。サンプルをセットアップして構成する方法については、IBM Cognos の「インストールおよび設定ガイド」、または IBM Cognos Analytics の「管理およびセキュリティー・ガイド」の説明を参照してください。

新しいコンポーネントをインストールするには、まず IBM Cognos for MicrosoftOffice 製品の古いコンポーネントをアンインストールする必要があります。

詳しくは、以下を参照してください。

v Microsoft .NET Framework のインストール

v 以前のバージョンの IBM Cognos for Microsoft Office 製品のアンインストール

v IBM Cognos for Microsoft Office コンポーネントのインストール

v IBM Cognos for Microsoft Office の構成

v IBM Cognos for Microsoft Office のテスト

IBM Cognos for Microsoft Office のアップグレードIBM Cognos for Microsoft Office のサーバー・コンポーネントを更新するために何らかの操作を行う必要はありません。これらの作業は、IBM Cognos Analyticsの新しいバージョンへのアップグレードに含まれています。クライアント・コンポーネントのユーザーは、まず古いバージョンをアンインストールし、その後セットアップ・ファイルを実行する必要があります。このファイルによって、Microsoft.NET Framework の新しいバージョンのインストール、.NET コンポーネントの更新、および IBM Cognos for Microsoft Office の新しいバージョンのインストールが行われます。

このタスクについて

レポートをアップグレードするには、ユーザーはそれを新しいバージョンで開いて保存する必要があります。

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Microsoft Office とともに動作する他の IBM Cognos 製品の追加をサポートするために、新しい製品のインストールに使用する名前は IBM Cognos for MicrosoftOffice となっています。アップグレードを行った後、この名前がインストール・ウィザードで使用されます。Microsoft Office 製品で表示される操作ウィンドウの名前としても使用されます。加えて、デフォルトのインストール・ディレクトリーの名前も IBM Cognos for Microsoft Office に変更されます。

IBM Cognos for Microsoft Office 対応のファイルまたはテンプレートを配布した場合は、新しいバージョンのカスタム・プロパティーを修正する必要はありません。カスタム・プロパティーおよびテンプレートは不要になります。

手順

IBM Cognos for Microsoft Office をアップグレードするには、まず古いコンポーネントをアンインストールし、その後、新しいコンポーネントをインストールします。

1. 現在サポートされているバージョンの Microsoft .NET Framework をインストールします。

2. IBM Cognos for Microsoft Office の古いコンポーネントをアンインストールします。

3. IBM Cognos for Microsoft Office の新しいコンポーネントをインストールします。

4. インストールをテストします。

タスクの結果

ソフトウェアをインストールした後、既存のすべてのビジネス・インテリジェンス・コンテンツを開けるようになります。 IBM Cognos for Microsoft Office の新しいフィーチャーと機能を使ってコンテンツを保存するには、IBM CognosConnection に再発行します。

Microsoft .NET Framework のインストールIBM Cognos for Microsoft Office を使用するためには、すべてのユーザー・コンピューターに Microsoft .NET Framework バージョン 4.6.1 以降がインストールされている必要があります。

Microsoft .NET Framework を英語以外のオペレーティング・システムにインストールする際、Microsoft .NET のエラー・メッセージ、ショートカット、およびユーティリティーは英語で表示されます。

英語以外の言語の場合、Microsoft .NET Framework Language Pack を適用することによって、エラー・メッセージ、ショートカット、およびユーティリティーを、ご使用のオペレーティング・システムの言語で表示することができます。例えば、フランス語のオペレーティング・システムを使用しているときに Microsoft .NETFramework をインストールした場合、Microsoft .NET French Language Pack も適用する必要があります。

10 Cognos for Microsoft Office インストール・ガイド

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以前のバージョンの .NET Framework がインストールされている場合は、その上に新しいバージョンをインストールできます。古いバージョンのインストールは、新しいバージョンのインストールよりも前に行われる必要があります。

手順1. Microsoft ダウンロード Web サイトに移動します。

2. .NET Framework 4.6.1 以降を検索し、再配布可能パッケージを選択して、説明に従ってダウンロードします。 .NET Framework の再頒布可能パッケージは、スタンドアロンの実行可能ファイルとして入手可能です。そのファイルの名前は、対象となるプラットフォームのタイプに応じて異なります。 32 ビット・プロセッサーの場合は、x86 バージョンをダウンロードします。64 ビット・プロセッサーの場合は、x64 バージョンをダウンロードします。

3. .NET Framework のバージョンに関連したセキュリティー更新が他にないかどうか調べ、もしあればダウンロードします。

IBM Cognos for Microsoft Office 製品の以前のバージョンのアンインストール

以前のバージョンの IBM Cognos for Microsoft Office または他の IBM Cognosfor Microsoft Office 製品がある場合は、以前のバージョンをすべてアンインストールしてからでないと、新しいバージョンの IBM Cognos for Microsoft Office をインストールできません。

アンインストールでは、そのプロセスの際にアプリケーションのファイルとディレクトリーすべてを完全に削除することはできません。そのため、この操作の手動実行が必要になる場合があります。

同じ場所に複数のコンポーネントをインストールした場合、アンインストール・ウィザードを使用して、アンインストールするパッケージを選択することができます。パッケージのすべてのコンポーネントがアンインストールされます。

始める前に

アンインストールする前に、すべての Microsoft Office アプリケーションを閉じます。

手順1. 「スタート」メニューから、「すべてのプログラム」>「IBM Cognos for

Microsoft Office」>「IBM Cognos のアンインストール」>「IBM Cognos のアンインストール」をクリックします。

アンインストール・ウィザードが表示されます。

ヒント: IBM Cognos for Microsoft Office が、インストール時に作成されるプログラム・フォルダーのデフォルト名です。別の名前を選択した場合はそのフォルダーに移動して、プログラムを見つけます。

2. 指示に従って、コンポーネントをアンインストールします。

第 4 章 IBM Cognos for Microsoft Office のインストール 11

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ファイルのアンインストール中にアンインストール・ウィザードによって実行されるアクティビティーが cognos_uninst_log.txt ファイルに記録されます。

ヒント: ログ・ファイルを見つけるには、Temp ディレクトリーを探します。

IBM Cognos for Microsoft Office のインストールIBM Cognos for Microsoft Office をインストールするには、製品 CD またはLAN のセントラル・ロケーションの該当するディレクトリーから issetup.exe ファイルを実行します。このファイルを実行すると、Microsoft .NET Framework 用のセキュリティーの更新と、IBM Cognos for Microsoft Office コンポーネントがインストールされます。

IBM Cognos for Microsoft Office を PowerPlay と一緒に配布するには、PowerPlay サーバー上にある PowerPlay レポートに IBM Cognos for MicrosoftOffice ユーザーがアクセスできるようゲートウェイ・マッピングを設定できます。また、IBM Cognos Analytics から IBM Cognos for Microsoft Office にインポートできるレポートのサイズを設定することもできます。ゲートウェイ・マッピングおよびレポート・サイズの制限について詳しくは、 IBM Cognos 「管理およびセキュリティー・ガイド」を参照してください。

IBM Cognos for Microsoft Office アプリケーションのサンプルは、別個のディスクにあります。サンプルを使用する場合は、IBM Cognos Analytics 管理者が IBMCognos Analytics Samples ディスクからサンプルをインストールする必要があります。

始める前に

IBM Cognos for Microsoft Office は、32 ビットおよび 64 ビット・インストールとして使用できます。 32 ビットのクライアントを 64 ビットのオペレーティング・システムにインストールすることはできますが、同じ Windows コンピューター上に 32 ビットおよび 64 ビットのクライアントを共存させることはできません。

64 ビット・バージョンのインストールについて詳しくは、 18 ページの『x64Windows システムへの IBM Cognos for Microsoft Office のインストール』を参照してください。

コンポーネントを更新およびインストールする前に、以下のタスクが完了していることを確認してください。

v コンピューターの管理権限を持っている。

v Microsoft .NET Framework 4.6.1 以降がインストール済みである。

v IBM Cognos for Microsoft Office の旧バージョンがすべてアンインストール済みである。

v IBM Cognos for Microsoft Office 製品を使用するための適切なライセンスがある。

12 Cognos for Microsoft Office インストール・ガイド

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手順1. IBM Cognos for Microsoft Office CD を挿入するか、インストール・ファイ

ルをダウンロードした場所に移動します。

CD を挿入すると、インストール・ウィザードの「ようこそ」ページが表示されます。

2. 「ようこそ」ページが表示されない場合、または CD からのインストールを行っていない場合は、win32 ディレクトリーに移動し、issetup.exe をダブルクリックします。

3. インストールで使用する言語を選択します。

ここで選択する言語が、ユーザー・インターフェースの言語になります。その他の言語がインストールされていれば、インストール後に変更することができます。

4. 「使用許諾契約」ページで、「同意します」を選択し、「次へ」をクリックします。

5. IBM 以外の使用許諾契約に対してステップ 4 を繰り返します。

6. 「インストール先」ページで、インストール・ディレクトリーを選択し、「次へ」をクリックします。

デフォルトのインストール・パスは次のとおりです。

v 32 ビットの Windows 上にインストールする場合: C:¥ProgramFiles¥IBM¥cognos¥Cognos for Microsoft Office¥

v 64 ビットの Windows 上にインストールする場合: C:¥Program Files(x86)¥IBM¥cognos¥Cognos for Microsoft Office¥

IBM Cognos Office 製品の以前のバージョンをアンインストールするよう勧めるウィンドウが表示される場合、プロンプトに従って以前のバージョンをアンインストールし、その後インストールを再開します。

7. 「コンポーネントの選択」ページで、「IBM Cognos for Microsoft Office」を選択し、「次へ」をクリックします。

8. インストール・ウィザードの指示に従って、必要なファイルをコンピューターにコピーします。

9. インストール・ウィザードの「終了」ページで、IBM Cognos コンポーネントに関する最新情報を表示する場合、「IBM Cognos リリース・ノートを表示」をクリックします。

10. 「終了」をクリックします。

タスクの結果

IBM Cognos for Microsoft Office または IBM Cognos Analytics 用に提供されているサンプルを使用する場合は、管理者が IBM Cognos Analytics サンプルをインストールする必要があります。詳細については、IBM Cognos Analytics の「インストールおよび設定ガイド」を参照してください。

第 4 章 IBM Cognos for Microsoft Office のインストール 13

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IBM Cognos for Microsoft Office の構成IBM Cognos for Microsoft Office をインストールした後、ユーザーが PowerPlayサーバー上にある PowerPlay レポートにアクセスしたり、Microsoft Office XP のマクロ・セキュリティーを変更したりできるよう設定することができます。

詳細については、以下のトピックを参照してください。

v PowerPlay のための匿名アクセスの有効化

v Series 7 PowerPlay に対する HTTPS インターフェース用 CA 証明書のインストール

v Microsoft Office XP 用のマクロ・セキュリティー・レベルの設定

PowerPlay のための匿名アクセスの有効化シングル・サインオンを Microsoft Internet Information Services (IIS) とともに使用する際に、ユーザーが PowerPlay レポートを基にして作成した IBM Cognosfor Microsoft Office ドキュメントにアクセスできるようにするには、匿名アクセスを有効にする必要があります。必要に応じて、第 2 PowerPlay ゲートウェイを使用して IBM Cognos for Microsoft Office への匿名アクセスを可能にすることができます。

詳細については、IBM Cognos 「管理およびセキュリティー・ガイド」のゲートウェイ・マッピングの指定に関するトピックを参照してください。

IIS の匿名アクセスを有効にするには、管理者が次の手順を実行する必要があります。

手順1. Content Manager がインストールされている各コンピューターで IBM Cognos

Configuration を起動します。

2. 「Explorer」ウィンドウの「セキュリティー」で、「認証」、「Cognos」の順にクリックします。

3. 「プロパティー」ウィンドウの「匿名アクセスを許可」プロパティーの隣にあるボックスをクリックし、「有効」をクリックします。

4. 「ファイル」メニューの「保存」をクリックします。

Series 7 PowerPlay に対する HTTPS インターフェース用のCA 証明書のインストール

使用中の環境に IBM Cognos Series 7 PowerPlay Enterprise Server があり、Series 7 PowerPlay へのアクセスに HTTPS (https://) インターフェースを使用している場合は、認証局 (CA) が発行した証明書をインストールする必要があります。 CA 証明書は SSL (Secure Sockets Layer) のサポートのために必要です。

手順1. 管理者から CA 証明書を入手します。

ファイルには .cer という拡張子が付いています。

14 Cognos for Microsoft Office インストール・ガイド

Page 19: Cognos for Microsoft Office CXgEKCh...第 1 章 概要IBM ® Cognos ® for Microsoft Office は、 IBM Cognos Analytics のレポート作成 製品 (IBM Cognos Report Authoring や

2. .cer ファイルをダブルクリックし、「証明書のインストール」、「次へ」の順にクリックします。

3. 「証明書をすべて次のストアに配置する」をクリックします。

4. 「参照」、「信頼されたルート証明機関」、「次へ」の順にクリックします。

5. 「終了」をクリックします。

Microsoft Office XP 用のマクロ・セキュリティー・レベルの設定Microsoft Office XP アプリケーションで IBM Cognos for Microsoft Office を実行するには、マクロ・セキュリティー・レベルを適切なレベルに設定する必要があります。マクロ・セキュリティー・レベルの設定は、Microsoft OfficeExcel、Microsoft Office Word、Microsoft Office PowerPoint に対して必要です。

手順1. Microsoft Office XP アプリケーションを起動します。

2. 「ツール」メニューの「マクロ」をクリックし、「セキュリティー」をクリックします。

3. セキュリティー・レベルを変更するか、信頼された発行元を変更するかを選択します。

v 「セキュリティ レベル」タブで、「中」または「低」をクリックしてから、「OK」をクリックします。

v 「信頼された発行元」タブで「組み込み済みのアドインとテンプレートをすべて信頼する」を選択し、「OK」をクリックします。

IBM Cognos for Microsoft Office のテストアプリケーションを開始することによって、クライアント・コンポーネントのインストールをテストできます。 IBM Cognos for Microsoft Office は、ユーザーがMicrosoft Excel、Microsoft Word、Microsoft PowerPoint を起動するとき、またはユーザーが Microsoft Office ブック、ドキュメント、またはプレゼンテーションを開くときに自動的に起動します。その後、ユーザーは IBM Cognos for MicrosoftOffice にリンクすることができます。

手順1. Microsoft Excel、Word、または PowerPoint を起動するか、Microsoft Office

ブック、ドキュメント、またはプレゼンテーションを開きます。

2. 「IBM Cognos」 がツールバーに表示されていることを確認します。

「IBM Cognos」がツールバーに表示されていない場合は、「表示」メニューの「ツールバー」、「IBM Cognos for Office」をクリックします。

3. 操作ウィンドウを表示するには、ツールバーの「IBM Cognos」をクリックします。

ウィンドウの右側に「ようこそ」ウィンドウが表示されます。このウィンドウには、IBM Cognos for Microsoft Office へのリンクが含まれています。

4. 操作ウィンドウの「IBM Cognos for Microsoft Office」をクリックします。

第 4 章 IBM Cognos for Microsoft Office のインストール 15

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操作ウィンドウの見出しが「IBM Cognos for Microsoft Office」に変更されます。操作ウィンドウの「IBM Cognos へようこそ」、「IBM CognosAnalysis」、および「IBM Cognos for Microsoft Office」アイコンをクリックすることによって、操作ウィンドウを切り替えることができます。

次のタスク

IBM Cognos Analytics 管理者は、コンテンツに対するアクセス権を設定します。Cognos Analytics のコンテンツの処理を行うために必要なアクセス権の詳細については、「IBM Cognos for Microsoft Office ユーザー・ガイド」を参照してください。

16 Cognos for Microsoft Office インストール・ガイド

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第 5 章 64 ビット・バージョンの IBM Cognos for MicrosoftOffice のインストール

IBM Cognos for Microsoft Office が使用するデフォルトのインストール・ディレクトリーは、インストールするバージョンに応じて異なります。 64 ビットのインストール環境で使用されるデフォルトのパスは、32 ビットのインストール環境で使用されるデフォルトのパスと異なります。

アプリケーションを x64 (64 ビット) Windows システムにインストールするとき、32 ビットおよび 64 ビット・アプリケーションのプログラム・ファイルは、次のようにそれぞれ異なるディレクトリーにインストールされます。

v 64 ビット・アプリケーションは C:¥Program Files にインストールされます。

v 32 ビット・アプリケーションは C:¥Program Files (x86) にインストールされます。

例えば、どちらかのバージョンの IBM Cognos for Microsoft Office をインストールするときにデフォルトのインストール場所を選択した場合、プログラム・ファイルは次のディレクトリーにインストールされます。

v x64 のデフォルト・ディレクトリー: C:¥Program Files¥IBM¥cognos¥Cognos forMicrosoft Office

v x86 のデフォルト・ディレクトリー: C:¥Program Files (x86)¥IBM¥cognos¥Cognos for Microsoft Office

32 ビットまたは 64 ビット・バージョンの製品をインストールするときは、次のような条件と制限事項を考慮に入れてください。

v 64 ビットの Microsoft Windows 上では、64 ビットおよび 32 ビットのMicrosoft Office を実行できます。

v インストールする製品のバージョンは、同じコンピューターにインストールされている Microsoft Office のバージョンと一致している必要があります。例えば、64 ビットの Office をインストールした場合は、64 ビット・バージョンの IBMCognos for Microsoft Office をインストールしてください。

v 32 ビットまたは 64 ビットの Windows 上に 32 ビットの Office をインストールした場合は、32 ビット・バージョンの IBM Cognos for Microsoft Office をインストールします。

v 64 ビット・バージョンの IBM Cognos for Microsoft Office は、64 ビットのWindows 上にインストールされた 32 ビットの Office では稼働しません。

v 大容量のデータを処理することが多く、2 GB を超えるサイズのファイルを処理する必要のある Excel のパワー・ユーザーの場合、64 ビットの Office のほうがより多くのメモリーを有効に活用できます。そうでない場合、32 ビットおよび 64 ビットの Windows 上のデフォルトのインストール環境としては、32 ビットの Office 2010 を使用してください。そうすれば、IBM Cognos forMicrosoft Office や VBA の既存の 32 ビット・コントロールおよびアドインとの互換性を得ることができます。 64 ビットの Windows 上で 32 ビットのOffice アプリケーションを使用すると、ドキュメントを開いたり、編集したり、

17

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プレゼンテーションしたりする速度や、アプリケーション間の切り替えの速度が、32 ビットの Windows 上より高速になります。

32 ビット・バージョンの IBM Cognos for Microsoft Office を MicrosoftWindows x64 環境にインストールする場合、特別な手順は必要ありません。 64ビットの Windows 上で 32 ビットのアプリケーションをシームレスに実行するために使用される Windows-32-on-Windows-64 (WOW64) がサポートされています。 WOW64 はオペレーティング・システムと一緒に提供されるため、それを明示的に使用可能にする必要はありません。 64 ビットの Windows システムは、インストールされるプログラムが 32 ビット・アプリケーションであることを検出すると、それを自動的に WOW64 スペースにインストールします。

x64 Windows システムへの IBM Cognos for Microsoft Office のインストール

64 ビット・バージョンの IBM Cognos for Microsoft Office をインストールするには、製品 CD または LAN のセントラル・ロケーションの該当するディレクトリーから issetup.exe ファイルを実行します。このファイルを実行すると、Microsoft.NET Framework 用のセキュリティーの更新と、IBM Cognos for MicrosoftOffice コンポーネントがインストールされます。

始める前に

IBM Cognos for Microsoft Office は、32 ビットおよび 64 ビット・インストールとして使用できます。 32 ビットのクライアントを 64 ビットのオペレーティング・システムにインストールすることはできますが、同じ Microsoft Windows コンピューター上に 32 ビットおよび 64 ビットのクライアントを共存させることはできません。

コンポーネントを更新およびインストールする前に、以下を確認してください。

v コンピューターに対する管理権限を持っている

v Microsoft .NET Framework 4.6.1 以降がインストールされている

v IBM Cognos for Microsoft Office の以前のバージョンがアンインストールされている

v IBM Cognos for Microsoft Office 製品を使用するための適切なライセンスがある

このタスクについて

このセクションでは、64 ビット・バージョンの IBM Cognos for Microsoft Officeを、単一の 64 ビット Microsoft Windows システム (Windows XP Professionalx64 など) にインストールする方法を説明します。

IBM Cognos for Microsoft Office を PowerPlay と一緒に配布するには、PowerPlay サーバー上にある PowerPlay レポートに IBM Cognos for MicrosoftOffice ユーザーがアクセスできるようゲートウェイ・マッピングを設定できます。また、IBM Cognos Analytics から IBM Cognos for Microsoft Office にインポートできるレポートのサイズを設定することもできます。ゲートウェイのマッピング

18 Cognos for Microsoft Office インストール・ガイド

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とレポート・サイズの上限の詳細については、IBM Cognos Analytics の「管理およびセキュリティー・ガイド」を参照してください。

IBM Cognos for Microsoft Office アプリケーションのサンプルは、別個のディスクにあります。サンプルを使用する場合は、IBM Cognos Analytics 管理者が IBMCognos Analytics Samples ディスクからサンプルをインストールする必要があります。

手順1. IBM Cognos for Microsoft Office CD を挿入するか、インストール・ファイ

ルをダウンロードした場所に移動します。

CD を挿入すると、インストール・ウィザードの「ようこそ」ページが表示されます。

2. 「ようこそ」ページが表示されない場合、または CD からのインストールを行っていない場合は、winx64h ディレクトリーに移動し、issetup.exe をダブルクリックします。

3. インストールで使用する言語を選択します。

ここで選択する言語が、ユーザー・インターフェースの言語になります。その他の言語がインストールされていれば、インストール後に変更することができます。

4. 「使用許諾契約」ページで、「同意します」を選択し、「次へ」をクリックします。

5. IBM 以外の使用許諾契約に対してステップ 4 を繰り返します。

6. 「インストール先」ページで、インストール・ディレクトリー (C:¥ProgramFiles¥IBM¥cognos¥Cognos for Microsoft Office¥ など) を選択してから、「次へ」をクリックします。

IBM Cognos Office 製品の以前のバージョンをアンインストールするよう勧めるダイアログ・ボックスが表示される場合、プロンプトに従って以前のバージョンをアンインストールし、その後インストールを再開します。

7. 「コンポーネントの選択」ページで、「IBM Cognos for Microsoft Office」を選択し、「次へ」をクリックします。

8. インストール・ウィザードの指示に従って、必要なファイルをコンピューターにコピーします。

9. インストール・ウィザードの「終了」ページで、IBM Cognos コンポーネントに関する最新情報を表示する場合、「IBM Cognos リリース・ノートを表示」をクリックします。

10. 「終了」をクリックします。

タスクの結果

IBM Cognos for Microsoft Office または IBM Cognos Analytics 用に提供されているサンプルを使用する場合は、管理者が IBM Cognos Analytics サンプルをインストールする必要があります。詳細については、IBM Cognos Analytics の「インストールおよび設定ガイド」を参照してください。

第 5 章 64 ビット・バージョンの IBM Cognos for Microsoft Office のインストール 19

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20 Cognos for Microsoft Office インストール・ガイド

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第 6 章 アクセス権と資格情報

Content Store を初期化する際、IBM Cognos Business Intelligence 管理者は、組織のデータに対するアクセス権を設定します。 IBM Cognos ソフトウェアの個々のレポートやその他のコンテンツに対するアクセス権を持つユーザーやグループを指定します。また、管理者は、ユーザーがコンテンツに対して実行できる操作も指定します。これらの権限は、組織内の変更に応じていつでも変更できます。

アクセス権の設定について詳しくは、IBM Cognos「管理およびセキュリティー・ガイド」を参照してください。

IBM Cognos for Microsoft Office のユーザーには、以下のタイプのアクティビティーのために特定の権限を付与する必要があります。

v データを Content Store から取得してレポートを作成し、そのレポートを IBMCognos Viewer で表示する。詳しくは、 22 ページの『レポートを表示およびインポートするための権限』を参照してください。

v データまたはフォルダーを更新し、パッケージまたはフォルダーの内容を表示する。詳しくは、 22 ページの『パッケージまたはフォルダーの内容を表示または編集するための権限』を参照してください。

v Microsoft Office ドキュメントを IBM Cognos Connection からダウンロードしたり、IBM Cognos Connection に発行したりする。詳しくは、 23 ページの『IBM Cognos Connection のアクセス権』を参照してください。

ユーザーのアクセス権

ユーザーには少なくとも、アクセスする IBM Cognos Connection 内のエントリーの親エントリーに対する通過権限と読み取り権限が必要です。親エントリーには、コンテナー・オブジェクト (フォルダー、パッケージ、グループ、役割、ネームスペースなど) が含まれます。

注: 管理者がユーザーまたはユーザーが属するグループに対してパッケージに対する実行権限と通過権限を付与した場合、それらのユーザーまたはグループはパッケージからのレポートを実行することはできますが、IBM Cognos Studio でパッケージを開くことはできません。

複数のネームスペースから保護されているデータ・ソースと関連付けられた IBM Cognos Connection エントリーへのアクセス

IBM Cognos ソフトウェアのデータ・ソースは、複数のネームスペースから保護できます。環境によっては、データ・ソースを保護するために使用されるネームスペースと、IBM Cognos Connection にアクセスするために使用される基本ネームスペースが異なる場合があります。複数のネームスペースから保護されているデータ・ソースと関連付けられているエントリーにアクセスしようとする場合は、必要なネームスペースのすべてにログオンする必要があります。

シングル・サインオン (SSO) が有効な場合は、ユーザーはネームスペースに自動的にログオンします。

21

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この機能は、IBM Cognos Viewer にのみ適用されます。

レポートを表示およびインポートするための権限この表は、Content Store からのレポートを表示およびインポートするために必要なアクセス権を記載しています。

表 1. レポートを表示およびインポートするために必要な権限

目的 権限

検索の結果セットのレポートを含む、レポートまたは出力レポートのバージョンを表示する。

実行および通過

レポートが含まれているフォルダーまたはパッケージを表示します。

通過

最新のコンテンツ変更が行われたレポート・バージョンをインポートする。注: インポート・ウィザードの「特定の出力バージョンを選択」チェック・ボックスが使用不可になっています。

データ・ソース、接続、およびサインオンについては、データ・プロバイダーからデータを取得します。ユーザーが直接データベース情報を読み取ることはできません。レポート・サーバーがユーザーに代わってデータベース情報にアクセスして要求を処理することができます。

読み取りおよび実行

レポートを保存済み出力レポートのバージョンからインポートします。

読み取りおよび通過

パッケージまたはフォルダーの内容を表示または編集するための権限Content Store からのデータを更新したり、パッケージまたはフォルダーの内容を表示または検索したりするには、アクセス権が必要です。

表 2. パッケージまたはフォルダーを表示または編集するために必要な権限

目的 権限

フォルダーのコンテンツにフルアクセスできない場合に、パッケージまたはフォルダーの内容を表示する。注: ユーザーは、IBM Cognos Connection のエントリーに対して何らかのアクセス権を持っていれば、そのエントリーの全般プロパティーを表示できます。全般プロパティーとは、名前、説明、作成日など、すべてのエントリーに共通するプロパティーのことです。

通過

IBM Cognos Connection に発行された Microsoft Office ドキュメントをダウンロードします。

読み取り

22 Cognos for Microsoft Office インストール・ガイド

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表 2. パッケージまたはフォルダーを表示または編集するために必要な権限 (続き)

目的 権限

キャッシュに入れられたレポートまたは分析が含まれている IBMCognos ウィンドウの「共有フォルダー」と「個人用フォルダー」を更新する。

通過

IBM Cognos Analytics に発行されたコンテンツの全文検索を実行します。

通過権限のないフォルダーは、内容が検索されません。

通過

情報カードを表示する。 読み取り

IBM Cognos Connection のアクセス権Microsoft Office ドキュメントを IBM Cognos Connection からレポートをダウンロードしたり、IBM Cognos Connection に Microsoft Office ドキュメントを発行したりするには、アクセス権が必要です。

表 3. Office ドキュメントをダウンロードするための Cognos Connection の権限

目的 権限

Microsoft Office アプリケーションから IBM Cognos Connectionのレポートを開き、ローカルにレポートを保存する

読み取り

Microsoft Office ドキュメントを IBM Cognos Connection に発行する

実行

IBM Cognos Connection からレポートをダウンロードする 読み取りおよび通過

第 6 章 アクセス権と資格情報 23

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24 Cognos for Microsoft Office インストール・ガイド

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第 7 章 ユーザー補助機能

ユーザー補助機能は、動作が制限されている方、視力の限られた方など、身体の不自由な方々に IT 製品をご使用いただけるように支援する機能です。

インストール・ウィザードのユーザー補助機能インストール・ウィザードには、動作が制限されている方、視力の限られた方など、身体の不自由な方々に IT 製品をご使用いただけるように支援するユーザー補助機能が装備されています。

インストール・ウィザードの主なユーザー補助機能を次のリストに示します。

v アクセラレーター・キーとコマンド・キーを使用して、インストール・ウィザードをナビゲートできます。

Microsoft Windows では、Alt キーを押しながらアクセラレーターを押すことで、特定の操作を実行できます。例えば、ALT+S は ALT キーを押しながら Sキーを押すことを示しています。

v インストール・ウィザードでは、Microsoft Active Accessibility (MSAA) を使用しています。これにより、視力の限られたユーザーはスクリーン・リーダー・ソフトウェアとデジタル・スピーチ・シンセサイザーを使用して、画面の表示内容を音声で聞くことができます。

インストール・ウィザードのキーボード・ナビゲーションWindows オペレーティング・システム上のインストール・ウィザードのいくつかのメインタスクを実行するために使用できるキーボード・ショートカットを以下の表にリストします。スクリーン・リーダーを使用しているお客様はウィンドウを最大化することをお薦めします。次のトピックに含まれているキーボード・ショートカットの表がすべて展開され、アクセス可能になります。

注: 次のショートカット・キーは、標準の US キーボードに基づいています。このトピックの内容の一部は、一部の言語には適用されない場合があります。

表 4. インストール・ウィザードのキーボード・ショートカット

目的 操作

ページ上の次のフィールドに移動する。 Tab

ページ上の前のフィールドに戻る。 Shift+Tab

インストール・ウィザードを閉じる。 Alt+F4

次の設定ステップに移動する。 Alt+N

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表 4. インストール・ウィザードのキーボード・ショートカット (続き)

目的 操作

前の設定ステップに戻る。 Alt、B、または Alt、B、B (Windows 7 以降のシステムの場合)

リスト内の次の選択項目に移動する。 下矢印キー

リスト内の前の選択項目に移動する。 上矢印キー

選択したボタンの操作を実行する、または選択したチェック・ボックスをオンまたはオフにする。

スペース・バー

インストール・ウィザードの「使用許諾契約」ページにあるいくつかのメインタスクを実行するために使用できるキーボード・ショートカットを以下の表にリストします。

表 5. 使用許諾契約書のキーボード・ショートカット

目的 操作

使用許諾契約に同意する。 Alt+A

使用許諾契約に同意しない。 Alt+D

使用許諾契約に同意しなかったときにインストール・ウィザードを閉じる。

Alt+X

ベンダーのソフトウェアIBM Cognos for Microsoft Office コンポーネントには、IBM のライセンス契約対象外のベンダーのソフトウェアが含まれています。これらの製品のユーザー補助機能については記述していません。ユーザー補助機能の情報および製品に関しては、各ベンダーにお問い合わせください。

IBM とユーザー補助機能ユーザー補助機能に対する IBM の取り組みの詳細については、IBM アクセシビリティー・センターを参照してください。

http://www.ibm.com/able (新しいウィンドウが開きます)

26 Cognos for Microsoft Office インストール・ガイド

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第 8 章 Cognos Office コンポーネントのブランド変更

このセクションで対象としている読者は、IBM Planning Analytics for MicrosoftExcel、IBM Cognos Office、IBM Cognos for Microsoft Office のような IBMCognos Office 製品で、ラベルやメッセージなどの文字列のブランド変更、カスタマイズ、ローカライズを必要としているクライアントとパートナーです。

リソース・ファイルIBM Cognos Office 製品のカスタマイズ可能な文字列はすべて、XML ベースのリソース・ファイル (.resx ファイル) の中にあります。

.resx リソース・ファイル形式は、オブジェクトと文字列を XML タグで囲んで指定する XML エントリーで構成されます。.resx ファイルの利点の 1 つは、メモ帳のようなテキスト・エディターで開いて、書き込み、解析、および操作が可能であることです。画像のような埋め込みオブジェクトの情報がリソース・マニフェストの一部になっている場合には、.resx ファイルを表示したときに、埋め込みオブジェクトがバイナリー形式になっていることがあります。このようなバイナリー情報を除けば、.resx ファイルは判読および保守が可能です。

.resx ファイルには標準的なヘッダー情報が入っており、リソース・エントリーの形式に関する記述、データ解析上の XML コードのバージョン情報の指定が含まれています。

このタイプのファイルの中に、3 つの IBM Cognos Office コンポーネントで使用されているテキストの文字列、ラベル、キャプション、およびタイトルがすべて格納されています。言語ごとにファイルが 3 つあり、それぞれのファイルにコンポーネントごとの情報が格納されます。次の表で、それぞれのファイルについて説明します。

表 6. IBM Cognos Office リソース・ファイル

言語

IBM PlanningAnalytics forMicrosoft Excel ファイル

(内部名 cor)

IBM Cognos forMicrosoft Office ファイル

(内部名 coc)

IBM Cognos Officeファイル

(内部名 coi)

言語中立 cormsgs.resx cocmsgs.resx coimsgs.resx

中国語 (簡体字) cormsgs.zh-cn.resx cocmsgs.zh-cn.resx coimsgs.zh-cn.resx

中国語 (繁体字) cormsgs.zh-tw.resx cocmsgs.zh-tw.resx coimsgs.zh-tw.resx

クロアチア語 cormsgs.hr.resx cocmsgs.hr.resx coimsgs.hr.resx

チェコ語 cormsgs.cs.resx cocmsgs.cs.resx coimsgs.cs.resx

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表 6. IBM Cognos Office リソース・ファイル (続き)

言語

IBM PlanningAnalytics forMicrosoft Excel ファイル

(内部名 cor)

IBM Cognos forMicrosoft Office ファイル

(内部名 coc)

IBM Cognos Officeファイル

(内部名 coi)

デンマーク語 cormsgs.da.resx cocmsgs.da.resx coimsgs.da.resx

オランダ語 cormsgs.nl.resx cocmsgs.nl.resx coimsgs.nl.resx

英語 cormsgs.en.resx cocmsgs.en.resx coimsgs.en.resx

フィンランド語 cormsgs.fi.resx cocmsgs.fi.resx coimsgs.fi.resx

フランス語 cormsgs.fr.resx cocmsgs.fr.resx coimsgs.fr.resx

ドイツ語 cormsgs.de.resx cocmsgs.de.resx coimsgs.de.resx

ハンガリー語 cormsgs.hu.resx cocmsgs.hu.resx coimsgs.hu.resx

イタリア語 cormsgs.it.resx cocmsgs.it.resx coimsgs.it.resx

日本語 cormsgs.ja.resx cocmsgs.ja.resx coimsgs.ja.resx

カザフ語 cormsgs.kk.resx cocmsgs.kk.resx coimsgs.kk.resx

韓国語 cormsgs.ko.resx cocmsgs.ko.resx coimsgs.ko.resx

ノルウェー語 cormsgs.no.resx cocmsgs.no.resx coimsgs.no.resx

ポーランド語 cormsgs.pl.resx cocmsgs.pl.resx coimsgs.pl.resx

ポルトガル語 cormsgs.pt.resx cocmsgs.pt.resx coimsgs.pt.resx

ルーマニア語 cormsgs.ro.resx cocmsgs.ro.resx coimsgs.ro.resx

ロシア語 cormsgs.ru.resx cocmsgs.ru.resx coimsgs.ru.resx

スロベニア語 cormsgs.sl.resx cocmsgs.sl.resx coimsgs.sl.resx

スペイン語 cormsgs.es.resx cocmsgs.es.resx coimsgs.es.resx

スウェーデン語 cormsgs.sv.resx cocmsgs.sv.resx coimsgs.sv.resx

タイ語 cormsgs.th.resx cocmsgs.th.resx coimsgs.th.resx

トルコ語 cormsgs.tr.resx cocmsgs.tr.resx coimsgs.tr.resx

28 Cognos for Microsoft Office インストール・ガイド

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ローカライズされた Microsoft Windows 環境における英語での CognosOffice コンポーネントの実行

英語以外の言語を使用するように構成された Microsoft Windows 環境において、Cognos Office コンポーネントで英語を表示することができます。

このタスクについて

例えば、フランス語を使用するよう Microsoft Windows が設定されている場合、Cognos Office コンポーネントもデフォルトでフランス語を使用します。ただし、フランス語ではなく英語を使用するように Cognos Office コンポーネントを構成することは可能です。

手順1. すべての Microsoft Office ウィンドウを閉じます。

2. Windows エクスプローラーで Cognos Office のインストール場所にナビゲートします。

ヒント: Windows 7 の場合、デフォルトのインストール場所は C:¥ProgramFiles (x86)¥IBM¥cognos¥Cognos for Microsoft Office です。

3. Windows で使用しているロケールに対応するフォルダーを探します。例えば、Microsoft Windows でフランス語を使用している場合は fr です。

4. このフォルダーを Cognos Office のインストール場所以外の場所に移動します。

例えば、Windows の「地域と言語」の設定が「フランス語 (フランス)」に設定されている場合に、IBM Planning Analytics for Microsoft Excel で英語を表示するには、fr フォルダーを Cognos for Microsoft Office フォルダー以外の場所に移動します。IBM Planning Analytics for Microsoft Excel または他の CognosOffice コンポーネントを開くと、ユーザー・インターフェースは英語になっています。

Cognos Office コンポーネントのブランド変更またはローカライズIBM Cognos コンポーネントを多言語環境用に設定する場合は、言語中立ファイルと言語ファイルの両方をロケールに合わせてコンパイルする必要があります。プログラムは、Windows のユーザー・ロケール設定を検出して、適切な言語ファイルを使用します。

例えば、IBM Planning Analytics for Microsoft Excel をインストールし、ロケールをフランス語に設定するとします。この場合、"cormsgs.resx"と"coimsgs.resx"という言語中立ファイルと、"cormsgs.fr.resx"と"coimsgs.fr.resx"というフランス語用のファイルを変更する必要があります。

コンポーネントの名称やテキスト・メッセージをカスタマイズまたはローカライズする場合は、次の手順に従います。

第 8 章 Cognos Office コンポーネントのブランド変更 29

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v 言語中立リソース・ファイルを編集し、必要に応じて、ロケールに合わせて言語リソース・ファイルを編集します。

v 更新後のリソース・ファイルのコンパイルに必要なリソース・ファイル・ジェネレーター ("resgen.exe") をダウンロードし、実行します。

v 作業結果をテストします。

リソース・ファイル (.resx) の編集コンポーネントごとに、それぞれの言語に応じたファイル群が存在します。ファイル名は、国コードまたは地域コードで区別できるようになっています。

"cormsgs.resx"、"cocmsgs.resx"、"coimsgs.resx"のように、デフォルトのファイルとして機能する言語中立ファイルを除くと、それぞれのファイルは、次の命名規則に従っています。

<コンポーネント・コード>msgs.<言語コード>.resx

文字列を変更することはできますが、アイコンと画像のリソースは変更できません。

テキスト文字列を変更するときに、文字列の長さに注意してください。フィールドの幅は、それまでの文字列が元になっています。文字列の長さを著しく増やすと、ダイアログ・ボックスによっては、文字列が途中で切れてしまう可能性があります。

リソース・ファイルにはメタデータやコメントも格納されているため、ソフトウェアの中で文字列がいつ使用されるのか、どこで使用されるのかを判断する材料になります。

重要:XML リソース・ファイルを編集する場合は、XML エディターを使用してください。スペースを含む Unicode のエンコーディングや形式をそのままにしておくことが重要です。簡易型のテキスト・エディターを使うと、ファイルが壊れる可能性があります。チェック機能がある XML エディターを使えば、ファイルの内容が正しい形式になり、有効性が保たれます。文字列情報のみを変更するようにしてください。ファイル内のその他の情報は変更しないでください。

手順1. IBM Cognos Office コンポーネントをローカルのワークステーションにインス

トールします。

リソース・ファイルにアクセスできるようになります。

2. リソース・ファイルがどこにあるか確認します。

ローカルにインストールし、デフォルトをすべて受け入れた場合、リソース・ファイルは次の場所にあります。

[インストール・ディレクトリー]¥Program Files¥IBM¥cognos¥Cognos for

Microsoft Office¥resources

3. XML エディターで"<コンポーネント・コード>msgs.<言語コード>.resx"ファイルを開きます。

30 Cognos for Microsoft Office インストール・ガイド

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ブランドの詳細な内容を変更する場合や、文字列を別の言語に翻訳する場合は、Visual Studio や XMLSpy などのエディターを使用してください。

新しい言語ファイルを作成する場合は、命名規則に従って、2 文字または 5 文字の言語コードをファイル名の途中に挿入します。例えば、IBM Cognos forMicrosoft Office 用にルーマニア語の言語ファイルを追加するときは、「cocmsgs.ro.resx」としてファイルを保存します。

4. ファイルを保存します。

5. 翻訳対象の言語に応じたコンポーネント・ファイルごとに、手順 3 と 4 を繰り返します。

タスクの結果

更新したリソース・ファイルは、いつでもコンパイルが可能です。

更新したリソース・ファイルのコンパイル更新したファイルを配布する前に、リソース・ファイル・ジェネレーター("resgen.exe") をダウンロードする必要があります。リソース・ファイル・ジェネレーターを実行すると、".txt"ファイルと".resx"(XML ベースのリソース形式) ファイルが共通言語ランタイムの".resources"バイナリー・ファイルに変換されます。このファイルは、ランタイム・バイナリー実行可能ファイルに組み込むことも、サテライト・アセンブリーにコンパイルすることもできます。

リソース・ファイル・ジェネレーターは、コンパイル済みのリソース・ファイルを生成する Microsoft .NET Framework Software Development Kit (SDK) プログラムです。 resgen 実行可能ファイルは、Microsoft .NET SDK と、Microsoft VisualStudio 開発システムに付属しています。リソース・ファイル・ジェネレーターのバージョンは、IBM Cognos Office コンポーネントで使用される .NET Frameworkのバージョンと互換性があるものを選択してください。

"resgen.exe"で実行できる変換は次のとおりです。

v ".txt"ファイルから".resources"ファイルまたは".resx"ファイルへの変換

v ".resources"ファイルからテキスト・ファイルまたは".resx"ファイルへの変換

v ".resx"ファイルからテキスト・ファイルまたは".resources"ファイルへの変換

手順1. Microsoft .NET 開発者 Web サイトから"resgen.exe"をダウンロードします。

2. リソース・ファイル・ジェネレーターのダウンロードが完了したら、コマンド・プロンプト・ウィンドウを開きます。

3. "resgen"のダウンロード先の場所に移動します。

例えば、cd C:¥Program Files¥Microsoft Visual Studio 8¥v2.0¥Bin と入力します。

4. リソース・ファイルをコンパイルするには、コマンド・プロンプトで次のように入力します。

resgen /compile "[resx file location]\[file name.resx]"

第 8 章 Cognos Office コンポーネントのブランド変更 31

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例えば、resgen /compile

"c:¥ProgramFiles¥Cognos¥Cafe¥resources¥cormsgs.resx" と入力します。

リソース・ファイルのファイル名は、自動的に変更されて".resource"拡張子が付けられます。

5. 処理結果のファイルを Resources ディレクトリーにコピーします。

作業結果のテスト作業結果をテストするには、さまざまなロケールを使用して IBM Cognos Officeを実行し、各コンポーネント (IBM Cognos Office、IBM Cognos for MicrosoftOffice、IBM Planning Analytics for Microsoft Excel) を開始して、変更内容がそれぞれの領域に反映されていることを確認します。

ユーザーに表示されるどのインターフェースでも、テキストが変更されていることをチェックします。見落としやすいので、全般的に使用されるダイアログ・ボックスは特に念入りにチェックしてください。

32 Cognos for Microsoft Office インストール・ガイド

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第 9 章 無人インストールの設定

ネットワーク上の複数のコンピューターに同じ設定をインストールする場合、またはインストール・プロセスを自動化する場合、ユーザーのオプションと設定を指定することにより、無人インストールおよび設定をセットアップします。

無人インストールをセットアップする方法は、2 とおりあります。どちらの方法も、情報を求めるプロンプトを表示せずに、転送仕様ファイル (.ats) を使用してIBM Cognos for Microsoft Office コンポーネントをコンピューターにコピーします。

1 つは、コンピューターでインストール・ウィザードを実行する方法です。選択は、転送仕様ファイル (.ats) に記録されます。生成される .ats ファイルを使用して、ネットワーク上の他のコンピューターで無人インストールを実行できます。デフォルトの response.ats ファイルを使用して、インストールを自動化することもできます。インストーラーは、ユーザーとの対話式処理を要求する代わりに、応答ファイルの値を使用します。

無人インストールおよび設定をセットアップする前に、システム要件と前提条件すべてが満たされていること、およびすべてのサード・パーティー製品すべてがインストールおよび設定済みであることを確認してください。

詳しくは、 9 ページの『第 4 章 IBM Cognos for Microsoft Office のインストール』を参照してください。

無人インストールおよび設定をセットアップするには、次の手順に従います。

v 転送仕様ファイル (.ats) を設定してインストール・オプションを指定します。

v サイレント・モードでインストール・ツールを実行します。

インストール・ウィザードから生成されるファイルを使ったインストールのセットアップ

デフォルトでは、インストール・ウィザードを使用して IBM Cognos for MicrosoftOffice コンポーネントをインストールするたびに、選択したオプションが転送仕様ファイルに記録されます。そのため、IBM Cognos for Microsoft Office コンポーネントが既に配布コンピューターにインストールされている場合、生成された転送仕様ファイルを別のコンピューター上の無人インストールのテンプレートとして使用することができます。これは、コマンド行からインストーラーを起動し、応答ファイルを引数として渡すことによって行えます。

無人インストールが正常に行われたかどうかは、戻り状況を調べることによって確認できます。値がゼロ (0) の場合、正常に行われたことを示します。それ以外の値はすべて、エラーが発生したことを示します。

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手順1. インストール・ウィザードを使用して、IBM Cognos for Microsoft Office コ

ンポーネントをコンピューターにインストールします。例えば、IBM CognosAnalysis for Microsoft Excel や、IBM Cognos for Microsoft Office などです。

2. [インストール場所]/instlog に移動します。

3. 生成された転送仕様ファイル (.ats) を見つけます。

v IBM Cognos for Microsoft Office をインストールした場合、ファイル名は"ts-COC-version-yyyymmdd _hhmm.ats"です。

v IBM Cognos Analysis for Microsoft Excel をインストールした場合、ファイル名は"ts-COR-version-yyyymmdd _hhmm.ats"です。

4. 転送仕様ファイルを、IBM Cognos for Microsoft Office コンポーネントをインストールする計画になっているコンピューターにコピーします。

5. ソフトウェアをインストールする予定のコンピューターで、インストール・パッケージをダウンロードして解凍します。

6. テキスト・エディターで、コピーした転送仕様ファイル (.ats) を開きます。

7. 「License Agreement」という名前のセクションで、I AGREE= プロパティーを y に変更します。

この操作は、使用許諾契約を受け入れることを意味します。使用許諾契約書を読んで確認するには、以下のいずれかの場所で「LA_言語コード」ファイルおよび notices ファイルを表示します。

v インストール・パッケージ内の、オペレーティング・システムのルート・インストール・ディレクトリー内

v response.ats ファイルのコピー元コンピューターの c10 の場所¥license¥製品 ディレクトリー内

8. インストール・パッケージの内容を解凍したディレクトリー、およびインストーラー実行可能ファイル issetup.exe が入っているのと同じフォルダーに、転送仕様ファイルを保存します。

9. 「コマンド・プロンプト」ウィンドウを開いて、インストーラー issetup.exeがあるディレクトリーに移動します。

10. 以下のコマンドを入力します。location は転送仕様ファイルのファイル・パスの場所です。

issetup -s location/filename.ats

インストールの進行状況が Windows タスクバーに表示されます。

ゼロ (0) が返されない場合、エラー・メッセージをログ・ファイルで調べます。エラーは、インストール・ディレクトリーの以下のログ・ファイルに記録されます。

v IBM Cognos for Microsoft Office の場合、ファイル名はtl-COC-version-yyyymmdd-hhmm_summary-error.txt です。

v IBM Cognos Analysis for Microsoft Excel の場合、ファイル名は"tl-COR-version-yyyymmdd-hhmm_summary-error.txt"です。

34 Cognos for Microsoft Office インストール・ガイド

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初期化が途中で失敗してエラーが発生した場合、ログ・メッセージは"Temp"ディレクトリーの以下のログ・ファイルに送られます。

v IBM Cognos for Microsoft Office の場合、ファイル名は、"tl-COC-version-yyyymmdd-hhmm.txt"です。

v IBM Cognos Analysis for Microsoft Excel の場合、ファイル名は"tl-COR-version-yyyymmdd-hhmm.txt"です。

"response.ats"ファイルを使ったインストールのセットアップインストール・ウィザードを使ってコンポーネントをインストールしない場合、インストール・パッケージにある response.ats という名前のデフォルト転送仕様ファイルを使用できます。 response.ats ファイルを使用すると、情報の入力を求められることなく、複数のコンピューターに IBM Cognos Office コンポーネントをコピーできます。

response.ats ファイルを使って無人インストールを実行する前に、実際の環境に合わせてファイルの内容を変更する必要があります。

無人インストールが正常に行われたかどうかは、戻り状況を調べることによって確認できます。値がゼロ (0) の場合、正常に行われたことを示します。それ以外の値はすべて、エラーが発生したことを示します。

手順1. 対象コンピューターで、インストール・パッケージをダウンロードして内容を

解凍します。

2. テキスト・エディターで、解凍したファイル構造内のオペレーティング・システムのディレクトリーに移動し、response.ats ファイルを開きます。

response.ats ファイル内の各セクションは、インストール・ウィザードでの 1つのダイアログ・ボックスに対応しています。

3. 「License Agreement」という名前のセクションで、I AGREE= プロパティーを y に変更します。

この操作は、使用許諾契約を受け入れることを意味します。使用許諾契約書を読んで確認するには、インストール・パッケージのオペレーティング・システムのルート・インストール・ディレクトリーにある「LA_言語コード」ファイルと notices ファイルを確認してください。

4. "APPDIR= <場所>"に、IBM Cognos for Microsoft Office コンポーネントのプログラム・ファイルのインストール場所を入力します。

注: 等号 (=) のどちら側にもスペースを含めないでください。

5. APPFOLDER= プロパティーに、プログラムのショートカットを含む「スタート」メニュー・フォルダーの名前を入力します。

注: すべてのユーザーに対してショートカット・フォルダーを表示するには、ALLUSERS_FLAG= プロパティーに 1 を入力します。

6. [Component List] という名前のセクションの各コンポーネントの隣で、次のようにします。

第 9 章 無人インストールの設定 35

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v コンポーネントをインストールする場合は、1 を入力します。

v コンポーネントをインストールしない場合は、0 を入力します。

例えば、"COR_APP=0"、"COC_APP=0"のようにします。

7. 「Install Conditions」セクションでは、次のように入力します。

v 条件が真であることを指定するには、1 を入力します。

v 条件が偽であることを指定するには、0 を入力します。

8. 必要な変更を行った後、response.ats ファイルをローカル・ディレクトリーに保存します。

9. 「コマンド・プロンプト」ウィンドウを開いて、インストーラー issetup.exeがあるディレクトリーに移動します。

10. 以下のコマンドを入力します。location は転送仕様ファイルのファイル・パスの場所です: issetup -s location/response.ats

インストールの進行状況が Windows タスクバーに表示されます。

ゼロ (0) が返されない場合、エラー・メッセージをログ・ファイルで調べます。エラーは、インストール・ディレクトリーの以下のログ・ファイルに記録されます。

v IBM Cognos for Microsoft Office の場合、ファイル名はtl-COC-version-yyyymmdd-hhmm_summary-error.txt です。

v IBM Cognos Analysis for Microsoft Excel の場合、ファイル名は"tl-COR-version-yyyymmdd-hhmm_summary-error.txt"です。

11. 初期化が途中で失敗してエラーが発生した場合、ログ・メッセージは"Temp"ディレクトリーの以下のログ・ファイルに送られます。

v IBM Cognos for Microsoft Office の場合、ファイル名は、"tl-COC-version-yyyymmdd-hhmm.txt"です。

v IBM Cognos Analysis for Microsoft Excel の場合、ファイル名は"tl-COR-version-yyyymmdd-hhmm.txt"です。

36 Cognos for Microsoft Office インストール・ガイド

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第 10 章 トラブルシューティング

ここで説明するトラブルシューティング情報は、IBM Cognos for Microsoft Officeコンポーネントのインストール時やインストール後に発生する固有の問題を解決する手掛かりとして利用してください。

問題のトラブルシューティングトラブルシューティング は、問題解決のための系統的なアプローチです。トラブルシューティングの最終目標は、何かが期待どおりに機能しない理由と、その問題の解決方法を判別することです。

トラブルシューティングのプロセスにおける最初のステップは、問題を完全に記述することです。問題を記述することで、ユーザーと IBM 技術サポート担当者は、問題の原因をどこから探し始めるか認識しやすくなります。このステップには、次の基本的な質問を自問することが含まれます。

v 問題にはどのような症状がありますか?

v どこで問題が発生していますか?

v いつ問題が発生しますか?

v どのような条件下で問題が発生しますか?

v 問題を再現できますか?

通常、これらの質問に回答すると、問題を十分に記述することができ、問題の解決につながります。

問題にはどのような症状がありますか?

問題の記述を開始するときに、最も明らかな質問は「何が問題であるか」です。この質問は単純なように思われますが、これをいくつかのさらに絞り込んだ質問に分解し、問題をさらに具体的に記述することができます。次のような質問が含まれます。

v 問題を報告しているのは誰または何ですか?

v エラー・コードおよびメッセージは何ですか?

v システムにどのような障害が発生しますか? 例えば、ループか、ハングか、異常終了か、性能低下か、それとも誤った結果か

どこで問題が発生していますか?

問題の発生源を判別することは必ずしも容易ではありませんが、これは問題の解決のための最も重要なステップの 1 つです。障害を報告したコンポーネントと障害が発生したコンポーネントの間には、何層ものテクノロジーが存在する可能性があります。ネットワーク、ディスク、およびドライバーは、問題を調査する際に考慮すべきコンポーネントのごく一部に過ぎません。

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以下の質問は、問題の発生箇所を絞り込んで、問題の層を切り分けるために役立ちます。

v その問題は 1 つのプラットフォームまたはオペレーティング・システムに固有のものか、それとも複数のプラットフォームまたはオペレーティング・システムにまたがって共通するものですか?

v 現在の環境および構成はサポートされていますか?

1 つの層が問題を報告している場合でも、必ずしもその層内で問題が発生しているとは限りません。問題の発生源を特定するためには、その問題が存在する環境を理解することも必要です。少し時間を取って、問題となっている環境を完全に記述してください。これには、オペレーティング・システムおよびバージョン、対応するすべてのソフトウェアとバージョン、ハードウェア情報などが含まれます。サポートされる構成の環境で稼働していることを確認してください。問題の多くは、ソフトウェアのレベルが非互換 (一緒に実行することが意図されていないソフトウェア、またはその組み合わせでのテストが完全になされていないソフトウェア) であることが原因で生じている可能性があります。

いつ問題が発生しますか?

障害に至るまでのイベントを時系列で詳細に記述します。特にその問題や一連のイベントが一度しか発生しなかった場合にはこれが必要です。前にさかのぼることにより、最も容易にタイムラインを作成できます。エラーが報告された時点 (可能な限り正確に、ミリ秒まで) から開始して、使用可能なログおよび情報を前にたどります。一般に、診断ログ内で最初に見つかる疑わしいイベントまで調べる必要があります。

イベントの詳細なタイムラインを作成するには、次の質問に回答します。

v 問題は、昼間または夜間の特定の時刻のみに発生しますか?

v 問題はどのくらいの頻度で発生しますか?

v 問題が報告された時までに、どのような順序でイベントが発生しましたか?

v 問題が発生したのは、ソフトウェアやハードウェアのアップグレードやインストールなど、環境を変更した後ですか?

このようなタイプの質問に回答すると、問題を調査するべき参照枠が得られます。

どのような条件下で問題が発生しますか?

問題が発生した時にどのシステムおよびアプリケーションが実行されていたかを知ることは、トラブルシューティングのための重要な要素です。環境に関する以下の質問は、問題の根本原因の識別に役立つ可能性があります。

v 問題が発生するのは、いつも同じタスクが実行されているときですか?

v 問題が表面化するためには、特定の順序でイベントが発生する必要がありますか?

v 同時に障害が起こる他のアプリケーションはありますか?

このようなタイプの質問に答えることは、問題が発生する環境を説明し、依存関係を見つけるための助けになります。ほぼ同時に複数の問題が発生する場合でも、それらの問題が関連しているとは限らないことに注意してください。

38 Cognos for Microsoft Office インストール・ガイド

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問題を再現できますか?

トラブルシューティングの観点からは、問題が再現できることが理想的です。一般に、問題を再現できる場合は、より多くのツールや手順を駆使して調査することが可能になります。そのため多くの場合、再現可能な問題のほうが、デバッグおよび解決が容易です。しかし、再現できる問題には欠点もあります。その問題がビジネスに重大な影響を与える場合は、それが繰り返し発生することは好ましくありません。可能であればテスト環境または開発環境で問題を再現します。通常そのような環境であれば、調査の際の柔軟性が高まり、制御しやすくなります。

v テスト・システム上で問題を再現できますか?

v 複数のユーザーまたはアプリケーションで同じタイプの問題が発生していますか?

v 問題を再現できるのは、単一のコマンドを実行した場合か、一連のコマンドを実行した場合か、あるいは特定のアプリケーションを実行した場合ですか?

知識ベースの検索多くの場合、IBM 知識ベースを検索することによって、問題の解決策を見つけることができます。提供されているリソース、サポート・ツール、および検索方式を使用して、結果を最適化できます。

このタスクについて

IBM Cognos for Microsoft Office のインフォメーション・センターを検索することにより、役立つ情報を見つけることができますが、場合によっては、問題を解決するためにインフォメーション・センター以外で情報を検索する必要があります。

手順

必要な情報を知識ベースで検索するには、以下の方法のうちの 1 つ以上を使用します。

v IBM Support Portal を使用して必要なコンテンツを検索します。

IBM Support Portal では、IBM のすべてのシステム、ソフトウェア、およびサービスのすべての技術サポート・ツールおよび情報を集中的にまとめて表示します。IBM Support Portal によって、1 箇所から IBM 電子サポート・ポートフォリオにアクセスできます。問題の予防とより迅速な問題解決のために必要な情報とリソースに重点を置くようにページを調整することができます。

v IBM Cognos のフォーラムとコミュニティーで、 IBM Cognos for MicrosoftOffice に関するコンテンツを検索します。

v IBM のマストヘッド検索を使用してコンテンツを検索します。 ibm.com® ページの上部にある「検索」フィールドに検索文字列を入力して、IBM マストヘッド検索を使用することができます。

v 外部の検索エンジン (Google、Yahoo、Bing など) を使用して、コンテンツを検索します。 外部検索エンジンを使用すると、ibm.com ドメイン以外の情報が結果に含まれる可能性が高くなります。しかし、ibm.com 上にないニュースグループやフォーラム、およびブログで、IBM 製品に関する有益な問題解決情報が見つかる場合があります。

第 10 章 トラブルシューティング 39

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ヒント: IBM 製品に関する情報を検索する場合は、「IBM」と製品の名称を検索に含めてください。

フィックスの入手問題を解決する製品フィックスが提供されている場合があります。

手順

フィックスを検索してインストールするには、次のようにします。

1. どのフィックスが必要かを判別します (Fix Central)。

2. フィックスをダウンロードします。ダウンロードした資料を開き、『Downloadpackage』セクションにあるリンクに従います。

3. フィックスを適用します。ダウンロードした資料の『Installation Instructions』セクションの指示に従います。

4. フィックスおよびその他の IBM サポート情報に関する E メール通知を毎週受け取るようにサブスクライブします。

IBM サポートへのお問い合わせIBM サポートは、製品の障害に関する支援を行うと同時に、FAQ に回答し、再ディスカバリーを実施します。

始める前に

Web サイトの技術情報などを参照しても回答や解決策が見つからない場合は、IBMサポートに問い合わせてください。IBM サポートにご連絡いただく前に、お客様の会社が現在有効な IBM 保守契約をお持ちであり、お客様が IBM への問題報告の権限をお持ちであることを確認してください。次の情報も揃える必要があります。

v カスタマー識別番号

v サービス要求番号 (すでにサービス要求が進行中の場合)

v 連絡先電話番号

v 使用しているソフトウェアのバージョン

v 使用している操作環境のバージョン

v 問題発生時点で行っていた操作の詳細

v 表示されるエラー・メッセージの正確な内容

v 問題解決のために試みた操作

利用可能なサポートのタイプについては、「Software Support Handbook」のSupport portfolio のトピックを参照してください。

手順

問題を IBM サポートに問い合わせるには、以下の手順に従ってください。

1. 問題を明確にし、背景情報を収集し、問題の重大度を判断してください。詳細については、「Software Support Handbook」の Getting IBM support のトピックを参照してください。

40 Cognos for Microsoft Office インストール・ガイド

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2. 診断情報を収集します。

3. 次のいずれかの方法で、問題点を IBM サポートに知らせます。

v IBM Support Assistant (ISA) を使用する: この機能は、IBM へのElectronic Service Request をオープン、更新、表示するために使用します。収集したデータがあれば、サービス・リクエストに添付することができます。これにより分析を迅速に行うことができ、解決までの時間短縮につながります。

v IBM サポート・ポータルによるオンライン: 「Service Request」ページの「Service Request」ポートレットから、お客様のすべてのサービス要求をオープン、更新、および表示できます。

v 電話: お客様の地域での連絡先電話番号については、Directory ofworldwide contacts の Web ページを参照してください。

タスクの結果

ユーザーが提出した問題が、ソフトウェア障害または資料の不正確や欠落が原因である場合、IBM サポートがプログラム診断依頼書 (APAR) を作成します。APARには、問題が詳細に記載されています。APAR を解決するフィックスが配信されるまでの間で有効な回避策がある場合には、IBM サポートから提供されます。IBMは、解決された APAR を IBM サポート Web サイトに毎日公開し、同じ問題を経験した他のユーザーが、同じ解決方法を利用できるようにしています。

IBM との情報交換問題を診断または識別するために、ご使用のシステムのデータおよび情報を IBMサポートに提供する必要がある場合があります。別のケースとして、問題判別に使用できるツールまたはユーティリティーを IBM サポートが提供する場合もあります。

IBM サポートへの情報の送信問題解決に掛かる時間を短縮するため、トレースおよび診断情報を IBM サポートに送信することができます。

手順

診断情報を IBM サポートに送信するには、次のようにします。

1. 問題管理レコード (PMR) をオープンします。 IBM Support Assistant またはIBM サービス・リクエスト・ツールを使用できます。

2. 必要な診断データを収集します。診断データがあると、PMR の解決に掛かる時間を短縮するのに役立ちます。診断データは手動で、または自動的に収集できます。

3. ファイルを ZIP または TAR 形式を使用して圧縮します。

4. ファイルを IBM に転送します。ファイルを IBM に転送するには、次のいずれかの方法を利用できます。

v サービス・リクエスト・ツール

v 標準的なデータ・アップロード方法: FTP、HTTP

v 機密保護機能のあるデータ・アップロード方法: FTPS、SFTP、HTTPS

第 10 章 トラブルシューティング 41

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v E メール

これらのデータ交換方法はすべて、IBM サポートのサイトで説明されています。

IBM サポートからの情報の受信場合によっては、診断ツールまたはその他のファイルをダウンロードするようにとIBM 技術サポート担当員がお客様に依頼することがあります。このファイルは FTPを使用してダウンロードできます。

始める前に

ファイルのダウンロードに使用する推奨サーバーに関する情報と、アクセスするディレクトリーおよびファイルの正確な名前を IBM 技術サポート担当員から受け取ったことを確認してください。

手順

ファイルを IBM サポートからダウンロードするには、次のようにします。

1. FTP を使用して、IBM 技術サポート担当員が提供したサイトに接続し、anonymous としてログインします。パスワードとしてお客様の E メール・アドレスを使用してください。

2. 以下の該当するディレクトリーに移動します。

a. /fromibm ディレクトリーに移動します。

cd fromibm

b. IBM 技術サポート担当者が提供したディレクトリーに移動します。

cd nameofdirectory

3. セッションでバイナリー・モードを使用可能にします。

binary

4. get コマンドを使用して、IBM 技術サポート担当員が指定したファイルをダウンロードします。

get filename.extension

5. FTP セッションを終了します。

quit

サポート・アップデートへのサブスクライブご使用の IBM 製品に関する重要な情報を常に入手するために、アップデートをサブスクライブすることができます。

このタスクについて

アップデートを受信するようにサブスクライブすることによって、特定の IBM サポート・ツールおよびリソースの重要な技術情報やアップデートを受信できます。以下の 2 つの方法のいずれかを使用して、アップデートをサブスクライブできます。

42 Cognos for Microsoft Office インストール・ガイド

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RSS フィードおよびソーシャル・メディアのサブスクリプションIBM Cognos Analytics に関しては、IBM Support サイト用の RSS フィードが利用可能です。

My Notifications「My Notifications」を使用すると、任意の IBM 製品のサポート更新をサブスクライブできます。(「My Notifications」は、過去に利用できた同種のツール「My Support」に置き換わるものです)。 My Notifications では、E メールでのお知らせを受信する頻度 (毎日または週に 1 回) を指定できます。受信する情報のタイプを指定できます。例えば、出版物、ヒント、製品フラッシュ (アラートとも呼ばれる)、ダウンロード、およびドライバーなどです。My Notifications では、通知を希望する製品と最もニーズに適した配信方式をカスタマイズおよびカテゴリー化できます。

手順

サポート・アップデートにサブスクライブするには、次のようにします。

1. IBM Cognos Analytics の RSS フィードをサブスクライブします。

2. My Notifications をサブスクライブするには、IBM Support Portal にアクセスし、「通知」ポートレット内の「My Notifications」をクリックします。

3. 既に「My support」に登録済みであれば、サインインして次のステップにスキップしてください。未登録である場合には、「Register now」をクリックします。IBM ID として E メール・アドレスを使用して登録フォームへの入力を完了し、「送信」をクリックします。

4. 「プロファイルの編集 (Edit profile)」をクリックします。

5. 「製品の追加 (Add products)」をクリックして、製品カテゴリー (例えば、「ソフトウェア (Software)」) を選択します。

6. 2 番目のリストで、製品のセグメント (例えば、「データおよび情報管理(Data & Information Management)」) を選択します。

7. 3 番目のリストで、製品のサブセグメント (例えば、「データベース(Databases)」) を選択します。

8. 更新を受け取る製品を選択します。

9. 「製品の追加 (Add products)」をクリックします。

10. 対象とする製品をすべて選択した後、「プロファイルの編集 (Edit profile)」タブにある「E メールにサブスクライブ (Subscribe to email)」をクリックします。

11. 「これらの文書を毎週 E メールで送信してください (Please send thesedocuments by weekly email)」を選択します。

12. 必要に応じて E メール・アドレスを更新します。

13. 「文書リスト (Documents list)」で、製品カテゴリーを選択します (例えば「ソフトウェア」)。

14. 情報を受け取る文書のタイプを選択します。

15. 「更新」をクリックします。

第 10 章 トラブルシューティング 43

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タスクの結果

RSS フィードおよび My Notifications 設定を変更するまでの間、要求した更新の通知を受け取ります。必要なときに (例えば、ある製品の使用を停止し、別の製品の使用を開始する場合)、設定を変更できます。

一般的なエラーこのセクションには、発生する可能性のある最も一般的なエラーを記載しています。

設定の問題次の各項目は、設定およびセットアップに関連した問題です。

Cognos Office インターフェースが Microsoft Office を初期化できないMicrosoft .NET Framework がインストールされていないか、バージョンが正しくないと、IBM Cognos Office を初期化できない場合があります。Microsoft .NETFramework の必須のバージョンは 4.6.1 以降です。この他に、アドインがインストールされていないか、登録されていないことも、原因として考えられます。

実行している Microsoft .NET Framework のバージョンが正しくない場合は、それをアンインストールした後、Microsoft .NET Framework を再インストールしてください。

IBM Cognos アドインをインストールするには、インストール・プログラムを実行します。

Microsoft .NET Programmability Support をインストールするには、その前にMicrosoft .NET Framework をインストールしておく必要があります。

IBM Cognos for Microsoft Office が Microsoft Word で起動しないMicrosoft Word で IBM Cognos for Microsoft Office セッションを開いても、何も変化が起こらないように見えます。

これは、E メール・メッセージを編集するために Microsoft Outlook で MicrosoftWord のセッションが開かれている場合に発生します。 Microsoft Outlook で Eメール・メッセージの編集に Word を使用しているかどうかを確認するには、「ツール」、「オプション」、「メール形式」をクリックします。ダイアログ・ボックスの「メッセージ形式」セクションで、E メール・メッセージの編集オプションを確認します。

この問題を解決するには、IBM Cognos for Microsoft Office 用に設定されたMicrosoft Word ドキュメントを開く前に、Microsoft Outlook を閉じます。

44 Cognos for Microsoft Office インストール・ガイド

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Cognos for Microsoft Office を初期化できないInternet Explorer を使用して IBM Cognos Analytics をブラウズし、 IBMCognos for Microsoft Office で発行されたブック、ドキュメント、またはプレゼンテーションを開く場合、そのドキュメントは Microsoft Office で開きますが、すべての機能は使用できません。

Microsoft Office ファイルを Internet Explorer ではなく Microsoft Office で開くように Internet Explorer を設定するには、「フォルダ オプション」ツールを使用して参照オプションを更新する必要があります。この操作は Windows レジストリーで行うこともできます。

手順

1. 「マイ コンピュータ」を開きます。

2. 「ツール」メニューの「フォルダ オプション」をクリックします。

3. 「ファイルの種類」タブの「登録されているファイルの種類」で、「MicrosoftExcel ワークシート」をクリックし、「詳細設定」をクリックします。

「ファイルの種類の編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。

4. 「同じウィンドウで開く」チェック・ボックスをオフにして、「OK」をクリックします。

5. 同じ手順で Microsoft Office PowerPoint プレゼンテーションと MicrosoftOffice Word ドキュメントも設定します。

bo:heap バッファー・オーバーフロー・エラー長いセッションの後に、bo:heap バッファー・オーバーフロー・エラーが発生してMicrosoft Office が応答しなくなることがあります。

一部のウィルス監視プログラムでは、このエラーが潜在的ウィルスとして誤認される可能性があります。

Microsoft Office が Cognos Office から発行された MicrosoftOffice ドキュメントを開かないMicrosoft Windows エクスプローラーでブック、ドキュメント、またはプレゼンテーションをダブルクリックした場合に、発行済みドキュメントを Microsoft Officeが 2 回開こうとする動作が観察される場合は、ファイルの関連付けが壊れているか、または正しくインストールされていません。

この問題を解決する方法は、2 とおりあります。最初に Microsoft Office アプリケーションを起動してから「ファイル」メニューの「開く」コマンドでドキュメントを開く方法と、ファイルの種類を再登録する方法です。

ファイル・タイプを Microsoft Office プログラムに再登録する:

Microsoft Office 文書が正しいファイル・タイプに関連付けられているのにそれを開くことができない場合は、該当する Microsoft Office プログラム(Excel、Word、PowerPoint など) にそのファイル・タイプを再登録する必要があります。

第 10 章 トラブルシューティング 45

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このタスクについて

これらの手順の中で program.exe というのは、再登録する Microsoft Office プログラムの実行可能ファイルのプレースホルダーです。 Microsoft Office のインストール先が別の場所である場合は、その場所に合わせて正しいパスを使用してください。

注: Microsoft Windows オペレーティング・システムのバージョン 7 のコマンド・ラインを使用している場合、ファイル・タイプの再登録などの特定のタスクを実行するためには、コマンド・ラインの権限を引き上げる必要があります。権限を引き上げたコマンド・プロンプトを開く、つまり、管理者モードでコマンド・プロンプトを開くには、コマンド・プロンプトのショートカットを右クリックして、「管理者として実行」を選択します。

手順

1. 「スタート」メニューの「ファイル名を指定して実行」をクリックします。

2. プログラム・バージョンの関連付けを解除するには、「開く」ボックスで次のコマンドを入力してから、「OK」をクリックします。

program.exe/regserver

3. デフォルトのバージョンを指定するには、「スタート」メニューから「実行」をクリックします。

4. 「開く」ボックスで次のコマンドを入力してから、「OK」をクリックします。

program.exe/regserver

発行された Microsoft Office ドキュメントを Cognos Connectionから開くことができないブック、ドキュメント、プレゼンテーションを開くか、または保存するかを確認するプロンプトがブラウザーで表示されない場合は、ファイルを開く前にプロンプトを表示するオプションがオフになっていることが考えられます。このオプションを再度オンにしてください。

Internet Explorer の「ファイルのダウンロード」と「ファイルのダウンロード時に自動的にダイアログを表示」を有効に設定する必要があります。

ドキュメントを開くときの確認:

ドキュメントを開くときに確認するよう設定する手順は、次のとおりです。

手順

1. Windows の「コントロール パネル」を開きます。

2. 「フォルダ オプション」をダブルクリックします。

3. 「ファイルの種類」タブの「登録されているファイルの種類」で、「MicrosoftExcel ワークシート」をクリックし、「詳細設定」をクリックします。

4. 「ダウンロード後に開く確認をする」チェック・ボックスがオンになっていることを確認し、「OK」をクリックします。

5. Microsoft Office Excel テンプレート、Microsoft PowerPoint プレゼンテーション、Microsoft Office PowerPoint テンプレート、Microsoft Word ドキュ

46 Cognos for Microsoft Office インストール・ガイド

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メント、Microsoft Office Word テンプレートなど、IBM Cognos Office でサポートされる他の Microsoft Office ドキュメントについて、手順 3 および 4を繰り返します。

6. 「閉じる」をクリックします。

インターネット・セキュリティー・オプションの再設定:

インターネット・セキュリティー・オプションを再設定する手順は、次のとおりです。

手順

1. Internet Explorer を起動します。

2. 「ツール」メニューの「インターネット オプション」をクリックします。

3. 「セキュリティ」タブで、セキュリティー・オプションを更新する Web コンテンツ・ゾーンをクリックし、「レベルのカスタマイズ」をクリックします。

4. 「ダウンロード」セクションまで下にスクロールし、「ファイルのダウンロード」オプションと「ファイルのダウンロード時に自動的にダイアログを表示」オプションの両方で「有効にする」をクリックします。

5. 「OK」を 2 回クリックします。

IBM Cognos Analytics のレポートをインポートできないIBM Cognos Analytics のレポートのインポートの要求が失敗します。

次のメッセージが表示されます。

フィールド System.NetHttpWebResponse.result が見つかりません

この問題を解決するには、Microsoft Internet Information Services (IIS) でシングル・サインオンを使用するときに、IBM Cognos Business Intelligence のコンテンツまたはレポートをユーザーがインポートできるようにするため、匿名アクセスを有効にする必要があります。

IBM Cognos コンポーネントは、匿名と認証という 2 つのレベルのログオンで稼働します。デフォルトでは、IBM Cognos Configuration で匿名アクセスが有効にされます。認証ログオンのみを使用する場合は、管理者が匿名アクセスを無効にし、Active Directory などの認証プロバイダーを使用するように IBM CognosAnalytics を構成することができます。このケースでは、管理者は、匿名アクセスを無効にし、次の仮想ディレクトリーに対してシングル・サインオンをセットアップするように環境を設定する必要があります。

v cognos.cgi

v cognosisapi.dll

Windows 統合認証が有効になっている場合、Active Directory ネームスペースによって保護された IBM Cognos コンテンツにアクセスするときに、認証情報を再入力するようプロンプトが出ることはありません。

管理者は、Microsoft SQL Server または Microsoft Analysis Server のデータ・ソースに対してシングル・サインオンをサポートするように Active Directory ネームスペースを設定した場合、IBM Cognos ゲートウェイを IIS Web サーバー上にイ

第 10 章 トラブルシューティング 47

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ンストールし、そのサーバーを Microsoft Windows オペレーティング・システムの統合認証を使用するように設定する必要があります。

シングル・サインオンの設定について詳しくは、「IBM Cognos Analytics インストールおよび設定ガイド」を参照してください。

IIS の匿名アクセスを有効にするには、管理者が IBM Cognos Configuration を使用して次の手順を実行する必要があります。管理者は、さらに、IBM Cognos 仮想ディレクトリー cognos.cgi および cognoisapi.dll に対して匿名アクセスを有効にしなければなりません。

手順

1. Content Manager がインストールされている各コンピューターで IBM CognosConfiguration を起動します。

2. 「Explorer」ウィンドウの「セキュリティー」で、「認証」、「Cognos」の順にクリックします。

3. 「プロパティー」ウィンドウの「匿名アクセスを許可」プロパティーの隣にあるボックスをクリックし、「有効」をクリックします。

4. 「ファイル」メニューの「保存」をクリックします。

インストール済みの .NET Framework の言語で .NET Messagesが表示されない英語以外のバージョンの .NET Framework を英語以外のオペレーティング・システムにインストールしても、エラー・メッセージ、.NET ショートカット、および.NET コンソールは英語で表示されます。

この問題を解決するには、使用している言語の .NET Framework Language Packを適用する必要があります。

サブキー番号は言語に関連しています。例えば、英語、フランス語、ドイツ語、日本語は、それぞれ次のとおりです: 1033=en-en、1036=fr-fr、1031=de-de、1041=ja。他の言語のサブキー番号を入手するには、Microsoft のサポート・サイトを参照してください。

言語パックのサブキーがない場合は、.NET 言語パックをインストールする必要があります。.NET 言語パックは Microsoft のサポートの Web サイトから入手できます。

ブックが予期せずに終了するCOM アドインがインストールされており、かつ Microsoft Excel ブックの名前に大括弧が含まれている場合、そのブックを開いた後に Excel が予期せずに停止または終了します。

この問題を解決するには、ブック名に大括弧が含まれないよう名前を変更します。

48 Cognos for Microsoft Office インストール・ガイド

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Cognos Report Authoring の「名前を付けて保存」コマンドを使用すると Cognos Connection ジョブでレポートが使用できなくなるIBM Cognos Report Authoring でレポートを開き、「名前を付けて保存」コマンドを使用してコピーを保存すると、レポートがジョブに含まれている場合、IBMCognos Connection ポータルでレポートを利用できないことがあります。

レポートがジョブに含まれている場合、IBM Cognos Report Authoring で変更を保存するために「名前を付けて保存」コマンドを使用しないでください。代わりに、レポートのコピーを作成し、コピーを変更して、更新したレポートを IBMCognos Connection ポータルにコピーします。この方法を使用すると、レポートのリンクを壊さずに、ジョブのレポートを上書きできます。

東アジア文字を正しく表示できないロケールが東アジア言語に設定されていると、ユーザー・インターフェース、ダイアログ・ボックス、およびメニュー内におかしな文字や疑問符が表示されます。

IBM Cognos Office 製品では、文字エンコードの中国標準規格である GB18030 がサポートされています。 Microsoft Windows XP 以前のオペレーティング・システムで中国語 (簡体字) を正しく表示するには、Microsoft Windows コア・フォント用に GB18030 サポートを追加し、フォントのリンクを有効にする必要があります。

この問題を解決するには、中国語 (簡体字) の言語サポートをインストールした後に、SimSun18030.ttc フォント・コレクションを次のコア・フォントにリンクしてください。

v Tahoma

v Arial

v Microsoft Sans Serif

v SimSun

第 10 章 トラブルシューティング 49

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50 Cognos for Microsoft Office インストール・ガイド

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第 11 章 特記事項

本書は IBM が世界各国で提供する製品およびサービスについて作成したものです。

この資料の他の言語版を IBM から入手できる場合があります。ただし、これを入手するには、本製品または当該言語版製品を所有している必要がある場合があります。

本書に記載の製品、サービス、または機能が日本においては提供されていない場合があります。日本で利用可能な製品、サービス、および機能については、日本 IBMの営業担当員にお尋ねください。本書で IBM 製品、プログラム、またはサービスに言及していても、その IBM 製品、プログラム、またはサービスのみが使用可能であることを意味するものではありません。これらに代えて、IBM の知的所有権を侵害することのない、機能的に同等の製品、プログラム、またはサービスを使用することができます。ただし、IBM 以外の製品とプログラムの操作またはサービスの評価および検証は、お客様の責任で行っていただきます。本書には、お客様が購入されたプログラムまたはライセンス資格に含まれない製品、サービス、または機能に関する説明が含まれる場合があります。

IBM は、本書に記載されている内容に関して特許権 (特許出願中のものを含む) を保有している場合があります。本書の提供は、お客様にこれらの特許権について実施権を許諾することを意味するものではありません。実施権についてのお問い合わせは、書面にて下記宛先にお送りください。

〒103-8510東京都中央区日本橋箱崎町19番21号日本アイ・ビー・エム株式会社法務・知的財産知的財産権ライセンス渉外

以下の保証は、国または地域の法律に沿わない場合は、適用されません。 IBM およびその直接または間接の子会社は、本書を特定物として現存するままの状態で提供し、商品性の保証、特定目的適合性の保証および法律上の瑕疵担保責任を含むすべての明示もしくは黙示の保証責任を負わないものとします。国または地域によっては、法律の強行規定により、保証責任の制限が禁じられる場合、強行規定の制限を受けるものとします。

この情報には、技術的に不適切な記述や誤植を含む場合があります。本書は定期的に見直され、必要な変更は本書の次版に組み込まれます。 IBM は予告なしに、随時、この文書に記載されている製品またはプログラムに対して、改良または変更を行うことがあります。

本書において IBM 以外の Web サイトに言及している場合がありますが、便宜のため記載しただけであり、決してそれらの Web サイトを推奨するものではありません。それらの Web サイトにある資料は、この IBM 製品の資料の一部ではありません。それらの Web サイトは、お客様の責任でご使用ください。

51

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IBM は、お客様が提供するいかなる情報も、お客様に対してなんら義務も負うことのない、自ら適切と信ずる方法で、使用もしくは配布することができるものとします。

本プログラムのライセンス保持者で、(i) 独自に作成したプログラムとその他のプログラム (本プログラムを含む) との間での情報交換、および (ii) 交換された情報の相互利用を可能にすることを目的として、本プログラムに関する情報を必要とする方は、下記に連絡してください。

IBM Software GroupAttention: Licensing3755 Riverside Dr.Ottawa, ONK1V 1B7Canada

本プログラムに関する上記の情報は、適切な使用条件の下で使用することができますが、有償の場合もあります。

本書で説明されているライセンス・プログラムまたはその他のライセンス資料は、IBM 所定のプログラム契約の契約条項、IBM プログラムのご使用条件、またはそれと同等の条項に基づいて、IBM より提供されます。

この文書に含まれるいかなるパフォーマンス・データも、管理環境下で決定されたものです。そのため、他の操作環境で得られた結果は、異なる可能性があります。一部の測定が、開発レベルのシステムで行われた可能性がありますが、その測定値が、一般に利用可能なシステムのものと同じである保証はありません。さらに、一部の測定値が、推定値である可能性があります。実際の結果は、異なる可能性があります。お客様は、お客様の特定の環境に適したデータを確かめる必要があります。

IBM 以外の製品に関する情報は、その製品の供給者、出版物、もしくはその他の公に利用可能なソースから入手したものです。IBM は、それらの製品のテストは行っておりません。したがって、他社製品に関する実行性、互換性、またはその他の要求については確証できません。IBM 以外の製品の性能に関する質問は、それらの製品の供給者にお願いします。

IBM の将来の方向または意向に関する記述については、予告なしに変更または撤回される場合があり、単に目標を示しているものです。

本書はプランニング目的としてのみ記述されています。記述内容は製品が使用可能になる前に変更になる場合があります。

本書には、日常の業務処理で用いられるデータや報告書の例が含まれています。より具体性を与えるために、それらの例には、個人、企業、ブランド、あるいは製品などの名前が含まれている場合があります。これらの名称はすべて架空のものであり、名称や住所が類似する企業が実在しているとしても、それは偶然にすぎません。

この情報をソフトコピーでご覧になっている場合は、写真やカラーの図表は表示されない場合があります。

52 Cognos for Microsoft Office インストール・ガイド

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このソフトウェア・オファリングは、展開される構成に応じて、セッションごとのCookie および持続的な Cookie を使用して、それぞれのお客様に関する以下の情報を収集する場合があります。

v 名前

v ユーザー名

v パスワード

以下の目的があります。

v セッション管理

v 認証

v お客様の利便性の向上

v シングル・サインオン構成

v セッション管理、認証、お客様の利便性の向上、シングル・サインオン構成以外の、利用の追跡または機能上の目的

これらの Cookie を 無効にすることはできません。

この「ソフトウェア・オファリング」が Cookie およびさまざまなテクノロジーを使用してエンド・ユーザーから個人を特定できる情報を収集する機能を提供する場合、 お客様は、このような情報を収集するにあたって適用される法律、ガイドライン等を遵守する必要があります。これには、エンドユーザーへの通知や同意の要求も含まれますがそれらには限られません。

このような目的での Cookie を含む様々なテクノロジーの使用の詳細については、『IBM オンラインでのプライバシー・ステートメント』(http://www.ibm.com/privacy/details/jp/ja/)) の『クッキー、ウェブ・ビーコン、その他のテクノロジー』および「IBM Software Products and Software-as-a-Service PrivacyStatement」( http://www.ibm.com/software/info/product-privacy)を参照してください。

©

製品情報

このマニュアルは IBM Cognos for Microsoft Office のバージョン 11.0.0 を対象としており、それ以降のリリースも対象となる場合があります。

著作権

Licensed Materials - Property of IBM

© Copyright IBM Corp. 2007, 2018.

IBM、IBM ロゴ、および ibm.com は、世界の多くの国で登録された InternationalBusiness Machines Corporation の商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれ IBM または各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リストについては、http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml をご覧ください。

他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標です。

第 11 章 特記事項 53

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v Microsoft、Windows、Windows NT および Windows ロゴは、MicrosoftCorporation の米国およびその他の国における商標です。

v Linux は Linus Torvalds の米国およびその他の国における商標です。

54 Cognos for Microsoft Office インストール・ガイド

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索引

日本語, 数字, 英字, 特殊文字の順に配列されています。なお, 濁音と半濁音は清音と同等に扱われています。

[ア行]アクセシビリティー

インストール・ウィザード 25製品の機能 25

アクセス

IBM Cognos for Microsoft Office の

インストール要件 12IBM Cognos for Microsoft Office の

使用要件 15アクセス権 21

ユーザー 21アップグレード

IBM Cognos for Microsoft Office 9アンインストール

IBM Cognos for Microsoft Office 11インストーラー・プログラム 34インストール

無人 33ユーザー対話なし 34COM アドイン 44IBM Cognos for Microsoft Office 9Microsoft .NET Framework 11x64 Windows システム 17, 18

インストール前のリリース・ノートの確認

7インストール・ウィザード 12

アクセシビリティー 25英語以外のオペレーティング・システム

.NET Framework のトラブルシューテ

ィング 48エラー・メッセージ

発行された Microsoft Office ドキュメ

ントを IBM Cognos Analytics から

開けない 46bo¥:heap バッファー・オーバーフロ

ー 45Excel ブックが予期せずに終了する 48IBM Cognos Office から発行されたブ

ックを Microsoft Office Excel で開

くことができない 45IBM Cognos Report Authoring で

「名前を付けて保存」コマンドを使

用した後、IBM Cognos Connectionジョブでレポートを利用できない 49

エラー・メッセージ (続き)

Microsoft Internet Explorer で IBMCognos Office を初期化できない 45

Microsoft Office で IBM CognosOffice を初期化できない 44

オペレーティング・システム

サポートされているバージョン 7

[カ行]仮想化

サポートされている環境 7環境 7漢字

トラブルシューティング 49キーボード・ショートカット 25クライアント・ソフトウェア

インストール 12ゲートウェイ 14権限

IBM Cognos for Microsoft Office の

インストールに必要 12IBM Cognos for Microsoft Office の

使用に必要 15言語 29

パックのサブキーのトラブルシューテ

ィング 48言語サポート 5検索 5高度な検索機能 5

[サ行]サイレント・インストール 33サポートされている環境 7資格情報 21システム要件 7ショートカット・キー 25シングル・サインオン 48

IIS との使用 14スクリーン・リーダー 25製品

サポートされているバージョン 7設定

問題 44セットアップの問題 44ソフトウェア要件

サポートされている製品のバージョン

7

[タ行]ダッシュボード 5知識ベース

トラブルシューティングにおける解決

策の検索 39中国語 (簡体字)

トラブルシューティング 49データ・ソース

複数のネームスペースからの保護 21テスト

IBM Cognos for Microsoft Office の

インストール 15転送仕様ファイル (.ats) 33, 34, 35匿名アクセス 48

PowerPlay へのアクセス 14トラブルシューティング 37

サポート・アップデートへのサブスク

ライブ 42知識ベースの検索 39フィックスの入手 40問題の識別 37レポートのインポート 48IBM サポートとの情報交換 41IBM サポートへのお問い合わせ 40

[ナ行]ナビゲーション・キー 25日本語文字

トラブルシューティング 49認証

プロンプト 21ネームスペース

複数 21ネイティブ言語のサポート 49

[ハ行]発行されたドキュメント

IBM Cognos Connection から開けな

い 46Microsoft Office で開く 45

ハングル文字

トラブルシューティング 49東アジア文字 49ファイルの種類

再登録 46登録 45

フィックス

入手 40

55

Page 60: Cognos for Microsoft Office CXgEKCh...第 1 章 概要IBM ® Cognos ® for Microsoft Office は、 IBM Cognos Analytics のレポート作成 製品 (IBM Cognos Report Authoring や

フォント

コア・フォントへのリンク 49

[マ行]無人インストール 33問題判別

IBM サポートとの情報交換 41

[ヤ行]ユーザー

クラスと権限 21要件

IBM Cognos for Microsoft Office の

インストール 11, 12IBM Cognos for Microsoft Office の

使用 15

[ラ行]リリース・ノート 7

インストール前の確認 7リンクされたフォント 49レポート

インポート・プロセスのトラブルシュ

ーティング 48ローカリゼーション 29ログオン

複数のネームスペース 21

[数字]32 ビット Windows

インストール 17IBM Cognos for Microsoft Office の

インストール 1264 ビット Windows

インストール 17IBM Cognos for Microsoft Office の

インストール 12

Bbo¥:heap バッファー・オーバーフロー

トラブルシューティング 45

CCom アドイン

Excel ブックが予期せずに終了する 48

GGB18030

サポート 49go_office.msi ファイル 12

IIBM Cognos Business Insight 5IBM Cognos Connection

発行された Microsoft Office ドキュメ

ントを開けない 46利用できないレポートのトラブルシュ

ーティング 49IBM Cognos for Microsoft Office

アップグレード 9アンインストール 11クライアント・コンポーネントのイン

ストールのテスト 15Microsoft Office XP 用のマクロ・セ

キュリティー・レベル 15Microsoft Word で開く 44SSL 14

IBM Cognos Go! Dashboard 5IBM Cognos Go! Search 5IBM Cognos Office

設定とセットアップの問題 44発行済みドキュメントを開くときのト

ラブルシューティング 45Microsoft Office で初期化できない 44

IBM Cognos Workspace 5IBM サポート

アップデートのサブスクライブ

サポートのサブスクライブ 42情報の送信と受信 41問い合わせ 40

IIS (Internet Information Services)シングル・サインオンの使用 48

IIS (Microsoft Internet InformationServices) 14

Internet Explorer 45issetup.exe (インストーラー) 34

MMicrosoft Excel

ブックが予期せずに終了する 48Microsoft Internet Explorer

セキュリティー・オプションを設定す

る 46IBM Cognos Office を初期化できない

45

Microsoft Internet Information Services(IIS) 14

Microsoft OutlookIBM Cognos for Microsoft Office の

問題の解決 44Microsoft Word

IBM Cognos for Microsoft Office が

起動しない 44Microsoft .NET Framework 11

インストール 11

PPIA (Primary Interop Assemblies)

サブキーのインストール 44PowerPlay

匿名アクセスの有効化 14PowerPlay Studio 48Primary Interop Assemblies (PIA) 44

RReport Authoring

ジョブでの変更の保存 49response.ats 33, 35

SSSL

IBM Cognos for Microsoft Office 用

の設定 14

WWOW64 スペース 17

Xx64 Windows システム

インストール 17, 18

[特殊文字].ats ファイル 33.ats ファイル・タイプ 34.exe ファイル・タイプ 34.NET Framework

トラブルシューティング 48バージョン 44

.NET Programmability Support 44

56 Cognos for Microsoft Office インストール・ガイド