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沖縄県企画部市町村課 Hiroki Koizumi 小泉 太輝 より かな 「人財」 目指 して PROFILE 平成20年4月 総務省採用 大臣官房秘書課 平成21年4月 自治行政局 公務員部福利課 平成22年4月 現職 とある 一週間 月曜日 市町村に対する調査で、より詳 しく聞きたい箇所につき、再度 市町村の担当者に尋ねる。 火曜日 業務で分からないところについ て調べる。説明が出来るよう、 自分なりにまとめ、資料を作成 する。 水曜日 本日は定時退庁日。業務終了時 間内に仕事を終わらせ、夜は硬 式テニスをして汗をかきリフ レッシュ。 木曜日 調査の回答について先輩に チェックをして貰う。気付かな かった箇所の指摘を受ける。 金曜日 調査の回答は無事完了。一週間 の終了なので、課の人を誘って 呑み会へ。 土・日曜日 大好きな沖縄そばを食べ廻る。 時には周辺離島へ気軽に行くこ とも。 三線が趣味になりました って 、話 して 、感 じる 国家公務員といえども、国民と身近でなければならないと思います。しかし、そ れは出来るものなのか。私は総務省に採用され、現在は沖縄県庁にいます。総務省 では、私のように各自治体へ行く人もいれば、逆に各自治体から総務省に来る人も います。「人財」、これは造語ですが、人と人との繋がりは財産であること、お互い にとってお互いの存在が財産であること、組織の中の個として財産であること。そ のような意味で私は使用しています。そして、総務省はとても「人財」が豊かです。 そのことを先輩職員から教わり感銘を受け、現在も強く感じています。 たって 、砕 けて 、考 える 私は市町村課において、市町村の財政について担当しています。内容は、各市町 村の一年間の財政活動結果を統計する業務です。想像しづらいでしょうが、この数 値を元にして各市町村の財政的な指標などを算出するため、気を引き締めてやらな ければなりません。また、財政活動は全ての業務に共通するものですので、様々な ことを知らないといけません。 自分で調べてどうしても分からないことがあれば、県庁内の他部署に伺って、担 当者に直接お話を聞くこともあります。勉強不足でご迷惑をお掛けすることも多々 ありますが、そうして得た知識は忘れません。 んで 、相談 して 、成長 する では、全てこのようにしてスムーズにいくものなのか。そういうことは決してあ りません。想いや熱意だけで乗り切れるほど甘くはないです。採用されてから今現 在に至るまでも、理想とする先輩方には全く及ばないと思っております。これまで 私なりに努力をしてきたつもりですが、周囲を見る度に、本当に私が役に立ってい るのか、疑問に思ったことは一度や二度では済みません。しかし、そんな私を時に は優しく、時には厳しく、成長する機会を総務省は与えてくれます。 その にあるものを 目指 して 自分を活かす場がどのような場であれ、人と人とが接するということは決して切 り離せないと思います。そうした意味で、総務省は最も適した活躍の場です。 これまでの内容で、総務省についてよく分からなかったという方、もっと詳しく 知りたいと思われた方、冒頭の疑問の答えが知りたい方、いずれの方もまずは是非、 総務省へいらして素敵な先輩方と話してみて下さい。 先輩からのメッセージ  地方自治体・海外・出向・留学 34

Design the Future. 日本の未来を一緒に描いてみま …Title Design the Future. 日本の未来を一緒に描いてみませんか。 Author 総務省 Subject 先轜⦀睔

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Page 1: Design the Future. 日本の未来を一緒に描いてみま …Title Design the Future. 日本の未来を一緒に描いてみませんか。 Author 総務省 Subject 先轜⦀睔

沖縄県企画部市町村課

Hiroki Koizumi小泉 太輝

より豊かな「人財」を目指して

P R O F I L E

平成20年4月 総務省採用 大臣官房秘書課

平成21年4月 自治行政局 公務員部福利課

平成22年4月 現職

とある一週間

月曜日市町村に対する調査で、より詳しく聞きたい箇所につき、再度市町村の担当者に尋ねる。

火曜日

業務で分からないところについて調べる。説明が出来るよう、自分なりにまとめ、資料を作成する。

水曜日

本日は定時退庁日。業務終了時間内に仕事を終わらせ、夜は硬式テニスをして汗をかきリフレッシュ。

木曜日調 査 の 回 答 に つ い て 先 輩 にチェックをして貰う。気付かなかった箇所の指摘を受ける。

金曜日調査の回答は無事完了。一週間の終了なので、課の人を誘って呑み会へ。

土・日曜日大好きな沖縄そばを食べ廻る。時には周辺離島へ気軽に行くことも。

三線が趣味になりました

会って、話して、感じる。国家公務員といえども、国民と身近でなければならないと思います。しかし、そ

れは出来るものなのか。私は総務省に採用され、現在は沖縄県庁にいます。総務省

では、私のように各自治体へ行く人もいれば、逆に各自治体から総務省に来る人も

います。「人財」、これは造語ですが、人と人との繋がりは財産であること、お互い

にとってお互いの存在が財産であること、組織の中の個として財産であること。そ

のような意味で私は使用しています。そして、総務省はとても「人財」が豊かです。

そのことを先輩職員から教わり感銘を受け、現在も強く感じています。

当たって、砕けて、考える。私は市町村課において、市町村の財政について担当しています。内容は、各市町

村の一年間の財政活動結果を統計する業務です。想像しづらいでしょうが、この数

値を元にして各市町村の財政的な指標などを算出するため、気を引き締めてやらな

ければなりません。また、財政活動は全ての業務に共通するものですので、様々な

ことを知らないといけません。

自分で調べてどうしても分からないことがあれば、県庁内の他部署に伺って、担

当者に直接お話を聞くこともあります。勉強不足でご迷惑をお掛けすることも多々

ありますが、そうして得た知識は忘れません。

悩んで、相談して、成長する。では、全てこのようにしてスムーズにいくものなのか。そういうことは決してあ

りません。想いや熱意だけで乗り切れるほど甘くはないです。採用されてから今現

在に至るまでも、理想とする先輩方には全く及ばないと思っております。これまで

私なりに努力をしてきたつもりですが、周囲を見る度に、本当に私が役に立ってい

るのか、疑問に思ったことは一度や二度では済みません。しかし、そんな私を時に

は優しく、時には厳しく、成長する機会を総務省は与えてくれます。

その先にあるものを目指して。自分を活かす場がどのような場であれ、人と人とが接するということは決して切

り離せないと思います。そうした意味で、総務省は最も適した活躍の場です。

これまでの内容で、総務省についてよく分からなかったという方、もっと詳しく

知りたいと思われた方、冒頭の疑問の答えが知りたい方、いずれの方もまずは是非、

総務省へいらして素敵な先輩方と話してみて下さい。

先 輩 か ら の メ ッ セ ー ジ   地 方 自 治 体 ・ 海 外 ・ 出 向 ・ 留 学34

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