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使用開始時に必要な知識、使い方のポイントをまとめたマニュアルです。必ず取扱説明書、添付文書をご確認ください。
かんたんスタートガイドブックグルコースモニタシステム Dexcom G4 PLATINUM
システムについて
測定の準備をする
キャリブレーションを更新する(12時間ごとに1度)
Dexcom G4 PLATINUMシステムをご使用の方へ
センサーを交換する(1週間に1度)19
測定値を確認する、設定を変更する 21
困ったときは 27
18
8
4
監 修 埼玉医科大学 内分泌内科・糖尿病内科 島田 朗 先生
2019年 2月
2
Dexcom
G4 PLATIN
UM
システムについて
必ずお守りくださいお使いになる前に、この「かんたんスタートガイドブック」、「取扱説明書」、「添付文書」をよくお読みの上、必ず主治医の指示に従って正しくお使いください。また、いつでも見られる場所に必ず保管してください。
●● 本製品は血糖自己測定器(SMBG)の代わりではありません。本製品の測定値だけで糖尿病の薬やインスリンの量を変えないでください。
●● アセトアミノフェンが含まれる薬を服用すると、実際の測定値よりも高い値になる可能性があります。低血糖を見すごさないように注意してください。
●● センサーの使用期間(7日間)を過ぎたセンサーは再使用しないでください。
●● 低血糖や高血糖の症状があるのに、測定値と症状が合わない時は、必ずSMBGで血糖値を測定してください。
●● 12時間ごとにSMBGで測定した血糖値でキャリブレーションを行ってください。キャリブレーションを行わないと正確な測定ができません。
●● キャリブレーションを行う際は、SMBGで測定した血糖値を5分以内に正しく入力してください。間違った値や5分以上前の血糖値を入力すると、測定値が不正確になるおそれがあります。
●● センサーが壊れて、センサーが皮下に残った場合は、自分で取り出そうとしないでください。すぐにかかりつけの医療機関へご連絡ください。
●● センサーやトランスミッターの部品を乳幼児や小さなお子様が飲みこまないよう、ご注意ください。トランスミッターには磁石や電池が含まれており、飲みこむと危険です。
●● センサーのパッケージを開ける前やセンサーを取り扱う前は、手を石けんなどでよく洗ってください
Dexcom
G4 PLATIN
UM
システムについて
3
目 次
測定の準備をするP. 8 ~ 16
●トランスミッターを準備する● P.●8●モニターを準備する● P.●9●センサーを挿入する● P.●11●トランスミッターを装着する● P.●14●新しいセンサーの使用を開始する● P.●15●初回キャリブレーション● P.●16
Dexcom G4 PLATINUMシステムについてP. 2 ~ 7
●必ずお守りください● P.●2●Dexcom●G4●PLATINUMシステムについて● P.●4●構成品● P.●6●操作の流れ● P.●7
困ったときはP. 27 ~ 28
●困ったときは● P.●27●こんな画面が表示されたら● P.●28
キャリブレーションを更新するP. 18
●キャリブレーションを更新する● P.●18
センサーを交換するP. 19 ~ 20
●測定を停止する● P.●19●センサーを取り外す● P.●20●トランスミッターを取り外す● P.●20
測定値を確認する、設定を変更するP. 21 ~ 26
●画面の見かた● P.●21●トレンドを示す矢印● P.●22●高め/低めアラートを設定する● P.●23●サウンド設定をする● P.●25●イベントを入力する● P.●26
4
Dexcom
G4 PLATIN
UM
システムについて
Dexcom G4 PLATINUMシステムについて
●CGMとは?CGMはContinuous●Glucose●Monitoringの略で、SMBGで測定している血液中のグルコース濃度(血糖値)ではなく、間質液中のグルコース濃度を測定しています。一般的に、間質液中のグルコース濃度は血糖値よりも遅れて変化することが知られています。
●
センサープローブ トランスミッター
皮膚
間質液中のグルコース血液中のグルコース
皮下脂肪
血管
●本品について本品は皮下に留置したセンサーによって、間質液中のグルコース濃度を連続して測定します。測定データはトランスミッターから専用のモニターに送信され、最新のグルコース測定値が表示されます。
●
センサーで測定、トランスミッターで送信された最新の測定値の変動グラフが表示される
※図はイメージ表示
Dexcom
G4 PLATIN
UM
システムについて
5
●患者さんの1日(例)
起床6時 24時18時12時
朝食SMBG●
SMBG●
SMBG●
キャリブレーション キャリブレーション
昼食 運動 夕食 入浴 就寝
装着したまま 運動ができます
トランスミッターを外さずに 入浴ができます
(モニターは水濡れ厳禁です)
12時間ごとにキャリブレーションを行います(血糖値を測定してモニターに値を入力手順はP.●18参照)
●知っておくこと
7日おきにセンサーを交換しましょう(→手順はP.●19参照)
受診時に、データを●確認します
半年に1回、トランスミッターを交換しましょう(→手順はP.●19 ~ 20参照)
困ったときはP.●27および取扱説明書を参照しましょう
6
Dexcom
G4 PLATIN
UM
システムについて
●各部の名前
モニター
上ボタン
右ボタン
選択ボタン
下ボタン左ボタン
画面
センサー
安全ロック
カラー
センサーポッド
粘着パッドリリースタブ
トランスミッターラッチ
プランジャー
アプリケーター
充電器(電源アダプター/ USBケーブル)
トランスミッター そのほかアルコール綿、血糖自己測定器などをご準備ください。
注意•●トランスミッターは電池寿命が終わるまで複数回使用可能です。トランスミッターの電池残量低下の表示が現れたらトランスミッターを交換してください。
•●モニターの充電には必ず付属品の充電器をご使用ください。
構成品
Dexcom
G4 PLATIN
UM
システムについて
7
●はじめて使用する場合(P. 8)
ステップ1トランスミッターを準備する●(P.●8)
ステップ2モニターを準備する●(P.●9)●
ステップ3センサーを挿入する(P.●11)
ステップ4トランスミッター●を装着する(P.●14)
ステップ5新しいセンサーの使用を開始する(P.●15)
スタートアップ(約2時間)
ステップ6初回キャリブ●レーション(P.●16)
モニタリングの開始
●センサーを交換する場合(P. 19)
測定を停止する(P.●19)
センサーを 取り外す(P.●20)
トランスミッターを取り外す(P.●20)
取り外したトランスミッターは再利用します。捨てないでください。
ステップ3センサーを挿入する(P.●11)
ステップ4トランスミッターを装着する(P.●14)
ステップ5新しいセンサーの使用を開始する(P.●15)
スタートアップ(約2時間)
ステップ6初回キャリブ●レーション(P.●16)
モニタリングの開始
操作の流れ
8
測定の準備をする
ステップ1:トランスミッターを準備する
1 トランスミッターをパッケージから取り出す 2 そのまま10分待つ① パッケージの蓋を開ける
② パッキングを外す③ 両面をつまみ、 ゆっくり上に外す
注意トランスミッターをパッケージから一度でも取り出すと、電池が消耗し始めます。パッケージに戻しても電池の消耗は止まりませんので、使用する直前にパッケージから取り出してください。
トランスミッターは、パッケージから外してから10分後に作動を開始します。
測定の準備をする 初めて使用する場合にご覧ください
9
測定の準備をする
ステップ2:モニターを準備する
1 モニターを充電する
② USBケーブルのマイクロUSB端子をモニターにつなぎ、USB端子を電源アダプターにつなぐ
③ 電源アダプターを 電気コンセントなどにつなぐ
① モニター側面のマイクロUSB端子カバーをスライドして開ける
注意•●モニターの充電には必ず付属品の充電器をご使用ください。•●必ず電源コンセントなど交流電源から充電してください。パソコンなどのUSB端子につないで充電する方法はおすすめしません。
•●マイクロUSB端子の保護のため、充電が終わったら、USBケーブルを外し、マイクロUSB端子カバーを端子が隠れる位置に戻してください。
充電を始めると、画面に充電画面が表示された後、変動グラフ画面が表示されます。変動グラフの左上に充電状態を示すマーク( )が表示されます。充電にはおよそ3時間かかります(満充電マーク: )。
2 モニターの選択ボタンを押し、電源を入れる 3 言語を設定する 4 日時を設定する
選択ボタン●
初めて使うときはセットアップウィザードが起動します。
短いバイブレーションのあと、この画面が表示されるまでに少し時間がかかります。
上/下ボタンで言語を選択し、選択ボタンで決定します。
上ボタン
選択ボタン
右ボタン
下ボタン
上/下ボタンで数字を選択し、右ボタンで次の項目へ移ります。すべて入力したら選択ボタンで決定します。
10
測定の準備をする
5 トランスミッター IDを設定する 6 低めアラート値を設定する 7 高めアラート値を設定するトランスミッター IDは、英数字5文字の組み合わせの固有番号で、以下のいずれかの場所に記載されています。•トランスミッターの底面•トランスミッターパッケージの底面ラベルに表示のシリアルナンバー
トランスミッター ID=
シリアルナンバー
●●
※入力例
上/下ボタンで数字を選択し、右ボタンで次の桁へ移ります。すべて入力したら選択ボタンで決定します。
上/下ボタンで数字を設定し、選択ボタンで決定します。
ヒント60~ 100●mg/dLで5●mg/dLごとに設定可能です。(初期値:80●mg/dL)
注意設定値は医師の指示に従ってください。
上/下ボタンで数字を設定し、選択ボタンで決定します。
ヒント120~ 400●mg/dLで10●mg/dLごとに設定可能です。(初期値:200●mg/dL)注意
設定値は医師の指示に従ってください。
各アラート通知の設定を変更したい場合はP. 23へ
測定の準備をする
11
測定の準備をする
ステップ3:センサーを挿入する
●装着に適した位置患者の年齢により、以下のお腹またはお尻の上の部分で、傷、入れ墨、凹凸のない平らな部位に装着します。
•●18歳以上:お腹 •●2 ~ 17歳:お腹またはお尻の上の部分
注意•●センサーは18歳以上の患者はお腹、2歳から17歳の患者はお腹またはお尻の上の部分以外に挿入しないでください。•●センサーを交換する際は前回と挿入部位を変えてください。•●センサーの挿入部位は、何かがぶつかったり押されたりする可能性のある部位や傷、入れ墨又は刺激に弱い皮膚を避けてください。•●センサーの挿入位置は、ベルトがあたる部位は避けてください。•●インスリンの注入部位とセンサーの間は約8●cm以上離してください。
12
測定の準備をする
1 手を石鹸で洗い、完全に乾かす 2 センサーのフタをはがす 3 粘着パッドよりも少し大きめの範囲の装着部位の皮膚をアルコール綿で消毒し、完全に乾かす
注意手が完全に乾いてからセンサーを取り出してください。
注意ラベルに装着日を記入し保管しておいてください。 注意
しっかりと拭き、消毒した箇所が乾いてからセンサーを装着してください。
4 剥離紙をはがす 5 お腹にセンサーを置き、指でしっかり貼り付ける●
①
●●●●●
②
●●●●●
③
まず片側の剥離紙を半分まではがし(①)、半分はがした剥離紙を軽く抑えながら、続いてもう一方の剥離紙を最初の剥離紙とは反対の向きではがし切ります(②)。最後に半分残っている剥離紙をはがします(③)。
測定の準備をする
13
測定の準備をする
6 安全ロックを取り外す 7 片手で軽く皮膚をつまみ上げるようにして、もう一方の手の親指でプランジャーを完全に押し下げる
安全ロック
矢印の方向に外す
注意安全ロックは測定終了後にセンサーからトランスミッターを外すときにも使用しますので、保管してください。
カラープランジャー
カラーの下には指を添えないように注意してください。
2回クリック音が聞こえる
8 片手は軽く皮膚をつまみ上げるようにしたまま、もう一方の手でカラーの下を挟み、親指側にカラーを引き上げる
9 皮膚をつまんでいた手でセンサーポッド両脇のタブを●押し、もう一方の手でアプリケーターを持ち上げて外す
カラーカラー
2回クリック音が聞こえる
導入針が体外に抜け、センサープローブが皮下に残ります。
アプリケータ―
●●●●●●
タブ
14
測定の準備をする
ステップ4:トランスミッターを装着する
1 トランスミッターの裏面をアルコール綿でしっかりと拭き、完全に乾かす
2 片手をセンサーポッドの端に添え、もう一方の手でトランスミッターを置く
注意•●トランスミッターの底部を傷つけると耐水シールが傷つくおそれがあるため、傷つけないようにご注意ください。
•●拭きとり、消毒の際にはアルコール綿をご使用ください。保湿成分を含んだウェットティシュなどは使用しないでください。
●●●●●①
先の部分(①)がセンサーポッドの端に引っかかるように置く
3 トランスミッターを片方の指で支えながら、もう一方の手でラッチを上方に引く
4 片方の指でトランスミッターを支えたまま、ラッチをひねって外す
5 粘着パッドの周囲を再度指でなぞって、皮膚に確実に貼りつくようにする
ラッチ
●●●●●●●
ラッチを上方に引くと、2回クリック音が聞こえ、トランスミッターが固定される
注意クリック音が2回して、トランスミッターが確実に固定されたことを確認してください。
注意トランスミッターが確実に装着されているかを確認してください。
測定の準備をする
15
測定の準備をする
ステップ5:新しいセンサーの使用を開始する
1 モニターの選択ボタンを押し、メインメニューを表示する
2 上/下ボタンで[新センサー使用開始]を選択し、●選択ボタンを押す
上ボタン
選択ボタン
下ボタン
機器のスタートアップが始まります●(約2時間)。
3 2時間待つ
開始 初回キャリブレーションの準備完了
スタートアップ(2時間)経過
スタートアップ期間中は画面右上にカウントダウンが表示されます。
注意•●モニターはセンサーから6●m以内に携行してください。•●2時間のスタートアップ期間が終了し、初回キャリブレーションを行うまで測定値は表示されません。•●スタートアップ期間中の血糖値の把握には血糖自己測定器を使用してください。
16
測定の準備をする
ステップ6:初回キャリブレーション 2時間のスタートアップが終わったら、キャリブレーションを行います(血糖値入力が2回必要です)
1 この画面が出ていることを●確認し、モニターの選択ボタンを押す
2 血糖値を測定する(1回目) 3 選択ボタンを押し、メインメニューを表示する
4 [血糖値を入力する]を選び、選択ボタンを押す
上ボタン
選択ボタン
下ボタン注意
•●指先で測定してください。指先以外の場所で採血した血糖値は使用しないでください。
•●血糖値は測定してから5分以内に入力してください。
5 血糖値を入力する(1回目)
上/下ボタンで数字を選択し、選択ボタンで決定します。
測定の準備をする
17
測定の準備をする
6 血糖値を測定する(2回目) 7 選択ボタンを押し、メインメニューを表示する
8 [血糖値を入力する]を選び、選択ボタンを押す
9 血糖値を入力する(2回目)
測定値が表示されます。
18
キャリブレーションを更新する
1 この画面が出ている場合、モニターの選択ボタンを押す
上ボタン
選択ボタン
下ボタン
注意血液マークが表示されたら速やかにキャリブレーションを行ってください。
2 血糖値を測定する 3 選択ボタンを押し、メイン●メニューを表示する
4 [血糖値を入力する]を選び、●選択ボタンを押す
注意•●血糖値は指先で測定してください。指先以外の場所で採血した血糖値は使用しないでください。
•●7日間の測定中は、同じ血糖自己測定器で測定した血糖値でキャリブレーションを行ってください。
5 血糖値を入力する
•●上/下ボタンで数字を選択し、選択ボタンで決定します。•●血糖値は測定してから5分以内に入力してください。
センサー使用中は、12時間ごとにこの操作を行ってください。
キャリブレーションを更新する 12時間ごとにキャリブレーションの更新が必要です(血糖値入力が1回必要です)
19
センサーを交換する
センサーを交換する(はじめて使用する場合はP. 8へ)
1 測定を停止する
センサー使用期間終了前に センサーを交換する場合
センサー使用期間終了前の6時間/ 2時間/30分前に黄色信号とともに残り時間をカウントダウン表示します。
センサー使用期間終了前の場合、手動でセンサー使用停止をする必要があります。
センサー使用期間終了までの残り時間
1 メインメニューから[センサー使用停止]を選択する
2 [OK]を選択し、選択ボ●タンで決定する
センサー使用期間終了後にセンサーを交換する場合
センサー使用期間終了後は、●赤信号で表示されます。
センサー使用期間終了後は、センサーの測定が自動停止されるため、手動でのセンサー使用停止操作は必要ありません。
右上にセンサー停止マークが表示されます。P.●20からセンサーの交換操作を続けてください。
1 アラートを確認したら●選択ボタンを押します。
20
センサーを交換する
2 センサーを取り外す 3 トランスミッターを取り外す トランスミッターを取り外す方法は2通りあります
1 粘着パッドを皮膚からはがす
1 安全ロックを使用する場合は方法1を、使用しない場合は方法2でトランスミッターを取り外す
2 外したトランスミッターをしっかりと拭き、消毒し、次回使用時まで冷暗所に保管する
注意センサーが皮膚に付いている状態でトランスミッターをセンサーから外さないこと。
方法1:安全ロックを使用する場合机などの平らな面に置き、安全ロックをトランスミッターに差し込み、安全ロックでトランスミッターを挟んだまま外します。
センサーポッドのタブの横に 差し込む
安全ロック
方法2:安全ロックを使用しない場合指でセンサーポッドの両側のタブを外に広げて、トランスミッターを外します。
ツメ2か所を外す
注意•●トランスミッターは繰り返し使用します。電池寿命は約6か月です。電池がなくなるまで捨てないでください。
•●拭きとり、消毒の際にはアルコール綿をご使用ください。保湿成分を含んだウェットティシュなどは使用しないでください。
続いて「ステップ3:センサーを挿入する」(P. 11)をご参照ください。
センサーを交換する
21
測定値を確認する、設定を変更する
●●画面の見かた選択ボタンを押すと3時間変動グラフが表示されます。3時間変動グラフが示すものは下記の情報です。
例)3時間変動グラフ画面直近5分間のセンサーグルコース測定値
電池マーク ステータスバー
アンテナマーク
高めアラート設定値
低めアラート設定値
変動グラフの時間
トレンドを示す矢印
グルコース値
グルコース測定値のプロット
現在時刻
注意•モニターの電源が入っていない間はグルコース測定値の表示や警告は受けられないことに注意してください。•モニターの電源を切ってもセンサーの使用期間は開始から7日間で変わりません。•モニターは液体をかけたり液体の中に入れたりしないでください。モニターが濡れた場合は、スピーカーと振動モードが機能していることを確認してから使用してください。確認は[サウンド設定]-[サウンドを確認する]画面で行えます。詳細は取扱説明書をご参照ください。
測定値を確認する、設定を変更する
22
測定値を確認する、設定を変更する
●トレンドを示す矢印グルコース測定値の変化の方向と速度を矢印で示します。
矢印 説明
一定:グルコース測定値は安定(毎分1 mg/dLを超える上昇または低下していない)
遅く上昇:グルコース測定値が毎分1-2 mg/dL上昇している。
上昇:グルコース測定値が毎分2-3 mg/dL上昇している。
速く上昇:グルコース測定値が毎分3 mg/dL以上上昇している。
矢印 説明
遅く低下:グルコース測定値が毎分1-2 mg/dL低下している。
低下:グルコース測定値が毎分2-3 mg/dL低下している。
速く低下:グルコース測定値が毎分3 mg/dL以上低下している。
矢印なし変化速度の情報なし:モニターが、この時点ではどれくらいの速度でグルコース測定値が上昇または低下しているのかを算出できない。
測定値を確認する、設定を変更する
23
測定値を確認する、設定を変更する
高め/低めアラートは主治医に相談の上、設定してください。
●高め/低めアラートについて
アラートの種類 状況 このような画面で通知します
高めアラート グルコース測定値が設定した高めアラート値以上のときに通知します。
低めアラート グルコース測定値が設定した低めアラート値以下のときに通知します。
高め/低めアラートを設定する
24
測定値を確認する、設定を変更する
高め/低めアラートを設定する
●高め/低めアラートのオン/オフを設定する測定値が高め、低め時に行うアラート通知のオン/オフを設定し、オンの場合はアラートを行う血糖値を設定します。注意設定変更する際は、医師の指示に従ってください。
1 メインメニューから[アラート設定]を選択し、選択ボタンを押す
2 上/下ボタンで[高めアラート]または[低めアラート]を選択し、選択ボタンを押す
3 上/下ボタンで[オン/オフ]を選択し、選択ボタンを押す
上ボタン
左ボタン
選択ボタン
下ボタン
ヒントひとつ前の画面に戻るには、左ボタンを押します。
4 上/下ボタンで[オン](アラート通知を行う場合)、または[オフ]を選択し、選択ボタンを押す
5 上/下ボタンで[レベル]を選択し、●選択ボタンを押す
6 上/下ボタンでアラートを通知する●血糖値を設定し、選択ボタンを押す
25
測定値を確認する、設定を変更する
アラーム/アラート通知のサウンドモードを設定します。
1 メインメニューから[サウンド設定]を選択し、選択ボタンを押す
2 上/下ボタンで設定したいサウンドモードを選択し、●選択ボタンで決定する
上ボタン
選択ボタン
下ボタン
●サウンド設定の説明アイコン サウンドモード 機能
マナーモード 消音にしてバイブレーションにする設定です。ただし、55●mg/dL以下の時の低値アラームは、最初にバイブレーションを鳴らし、続いて確認しなかった場合に5分後にブザー音を鳴らします。
ソフトモード ブザーの音量を抑えたい時に使用できます。この設定は低音量のブザー音にする設定です。
ノーマルモード すべてのアラートおよびアラームをより大きな音量に設定します。(初期設定はノーマルモード)
警告モード 全てのアラーム/アラートを大音量で、特徴的なメロディーにする設定です。
低値リピートモード グルコース測定値が55●mg/dL以上に上昇するまで、またはその状態が確認されるまで、5秒ごとに低値アラームを繰り返してお知らせする設定です。
サウンドを確認する アラーム/アラートごとのサウンド音を確認する機能です。
サウンド設定をする
26
測定値を確認する、設定を変更する
1 メインメニューから[イベントを入力]を選択し、選択ボタンを押す
2 上/下ボタンで入力したいイベントを選択し、選択ボタンで決定する
3 上/下ボタンで選択したイベントの内容を選択し、選択ボタンで決定する
上ボタン
選択ボタン
下ボタン
[運動]の場合、運動の強度を選び、運動した時間を選択します。
4 上/下ボタンでイベントの発生した日付、日時を選び、選択ボタンで決定する
5 各入力イベントの内容を入力し、選択ボタンで決定する
●入力できるイベントイベント 内容
炭水化物 摂取した炭水化物量(0~ 250グラム)を入力し、イベントの日時を確認(必要な場合は修正)します。
インスリン 投与したインスリン量(0~ 250単位)を入力し、イベントの日時を確認(必要な場合は修正)します。
運動 運動の強度(軽め/中程度/強め)と継続時間を入力し、イベントの日時を確認(必要な場合は修正)します。
健康状態 体調不良/ストレス/高血糖症状/低血糖症状/生理(月経)/飲酒を入力し、イベントの日時を確認(必要な場合は修正)します。
注意入力したイベントは、モニターメモリには記録されていますが、モニターには表示されません。医療機関を受診した際に、医師と相談の上、医療機関のパソコンのソフトウェアでご確認ください。
イベントを入力する
困ったときは
27
こんなときは 対処方法
本製品のグルコース測定値と血糖自己測定器で測定した血糖値が一致しません。
①●本製品のグルコース測定値は間質液中のグルコース濃度を測定しているため、血糖自己測定器の血糖値と異なる可能性があります。高血糖や低血糖の症状があるが本製品のグルコース測定値が症状に合わない場合は、血糖自己測定器で正確な血糖値を測定してください。
②●血糖自己測定器の使用方法・メンテナンス方法を守りましょう。特に、指先に針を刺す前に手を流水で丁寧に洗い、アルコール綿などで消毒してください。(血糖自己測定器の正しい使用方法などは、お使いの血糖自己測定器の取扱説明書などをご確認ください。)
③●センサーの使用期間(7日間)は同じ血糖自己測定器を用いるようにしましょう。④●キャリブレーションに指先以外の測定部位の血糖値を用いると精度が悪くなる可能性があります。⑤●アセトアミノフェン服用時はグルコース測定値が不正確(実際の値より高く)になるおそれがあります。値のずれの程度は、服用量と服用からの経過時間によって変わります。
センサーを貼り付けた部分の皮膚に赤み、腫れ、痒み、痛みなどの症状が出ています。
センサーを装着するたびに装着部位を変えるようにしてください。また、センサーの装着部位は、何かがぶつかったり押されたりする可能性のある部位や、傷、入れ墨又は刺激に弱い部分は避けてください。症状が改善さない場合は、かかりつけの医療機関に連絡してください。
センサーの皮膚への貼り付けが弱く、はがれてきます。
皮膚に粘着パッドを貼り付ける前に、アルコール綿などで丁寧に汚れや皮脂を拭き取って●ください。トランスミッターを装着しトランスミッターラッチを外したら、粘着パッドを全体的に●指でなぞってシワや浮きなく皮膚に確実に貼り付くようにしてください。それでもはがれやすいときは、粘着パッドの周りをサージカルテープなどで補強してください。
センサーを体からはがしたところ、裏面のセンサーワイヤーが壊れて一部しか残っていない、または、全く見当たりません。
センサーが破損しセンサーが皮下に残っている可能性があります。その場合は、自分で取り出そうとせずに、かかりつけの医療機関に連絡してください。
モニターの音が途切れたり、聞こえなかったりします。
サウンド設定がマナーモードやソフトモードなど、音の鳴らない設定になっている可能性があります。サウンド設定をご確認ください。(詳細はP.●25)
高め/低めアラートの設定を変えても良いですか?
アラートの設定は主治医にご相談ください。主治医の指示のもとに変更する場合は、P.●23 ~ 24、および取扱説明書をご参照ください。
困ったときは 取扱説明書も併せてご覧ください
28
困ったときは
画面 原因 対処方法グルコース測定値が55 mg/dL以下のときに通知します。※この値は変更できません。
すぐに血糖自己測定を行い、予め主治医と相談の上、決定した対処を行ってください。
トランスミッターとモニターとは通信しておらず、データを受信しません。
モニターを通信範囲内(6 m以内)に置いてください。通信範囲内に戻っても、測定値を表示するまでに約15分かかります。※●トランスミッターからモニターへの無線通信範囲は障害物がない状態で6 mです。無線通信は水中では十分機能しないため、浴槽などの中にいる場合は通信範囲が短くなります。
モニターの電池残量が低下しています。 モニターを速やかに充電してください。充電には専用の充電器(電源アダプター/USBケーブル)を使用してください。
モニターのステイタスバーに[???]またはマークが1時間以上表示されています。
以下が原因として考えられますので、今一度ご確認ください。・トランスミッターの裏面をアルコール綿でしっかりと拭きましたか?・トランスミッターが確実に装着されていますか?・センサー、粘着パッドは皮膚に確実に装着されていますか?・アセトアミノフェンが含まれた薬を服用していませんか?上記がいずれも該当せず、3時間以上同じ表示が続く場合は、テルモ・コールセンターへご連絡ください。
システムが適切に動作していません。 エラーコードを書き留めて、テルモ・コールセンターへご連絡ください。
トランスミッターの電池残量が低下しています。
この画面が表示されたら、1週間を目安に電池残量がなくなりますので、早めに新しいトランスミッターに交換してください。新しいトランスミッターを使い始める際は、[トランスミッター ID]の入力が必要になりますので、忘れずに実施してください。
こんな画面が表示されたら
エアポート医療機器情報カード Medical Device Information Card テルモ株式会社
TERUMO CORPORATION
医療機器の種類●Medical●Device●Type
グルコースモニタシステムGlucose Monitor System
[エアポート医療機器情報/Medical Device Information]
このCGMは、トランスミッターからモニターへの通信にラジオ波を利用しています。●This●continuous●glucose●monitoring●system●uses●RF●communication●beween●Transmitter●and●Monitor.●商品に関する情報●http://www.terumo.co.jp/●医療機器承認番号:23000BZI00014000
トランスミッター モニター
製品名/販売名●Product●Name
Dexcom G4 PLATINUMシステムDexcom G4 PLATINUM System
氏名及び住所
Name●and●address●
氏名●/●Name
住所●/●Address
主治医及び連絡先
Physician●name●and●telephone
主治医●/●Physician●name●☎
[空港保安検査を通るときは]•●金属探知ゲートの通過、または保安官による磁気探知棒での検査は、トランスミッターおよびセンサーへのダメージを心配することなく、可能です。
•●金属探知ゲートを通過したくない場合、「CGMを装着しているため保安官の手による全身のボディーチェックと目視検査を受けたい」と、保安官に申し出てください。その際、センサーは皮下に装着されているため取り外しができないことも併せて伝えてください。
•●ミリ波を用いた全身用のボディスキャナー(通称AIT)は使用しないでください。このシステムに影響を与えるおそれがあります。
[事前準備]航空機内での使用不可の場合に備えて、血糖自己測定器を必ず手荷物として携帯してください。
金属探知ゲートの通過または磁気探知棒による検査が可能Use walk-in metal detectors or be hand-wanded
ミリ波を用いたボディスキャナー(AIT等)は使用不可Don't use full body scanners
X線手荷物検査機は使用不可Don't put components through baggage x-ray machines
飛行機搭乗時の保安検査を受ける際には、このページを切り取るかコピーして、ご持参ください。•●事前に各航空会社の電子機器の取扱に関する情報などをご確認ください。
■ 医療機関連絡先:
•●高血糖や低血糖など体調に異変がある場合•●患者さんやご家族による対処が困難な場合•●構成品の故障が疑われる場合
•●インスリン量の調整など治療に関する相談が必要な場合•●構成品が無くなった場合
このような場合は医療機関へご連絡ください
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特定保守管理医療機器一般的名称:グルコースモニタシステム●販売名:Dexcom●G4●PLATINUMシステム●医療機器承認番号●23000BZI00014000
本製品の詳細は、添付文書および取扱説明書をご参照ください。