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Copyright © 2010 All rights reserved F5 Networks Japan K.K. DATA SHEET Apr.-2010 主なメリット 拡大するモバイルワーク環境に対応す る拡張性 ネットワークの境界に先進的ゲートウェイ を備えて、より多くのリモートユーザのア クセスをサポートします。 アクセス管理の合理化 単一で管理の容易なネットワークデバイス 上で、認証および承認サービスが提供可 能です。 ロケーションを問わない自動アクセス を提供 ユーザが場所を移動してもシームレスな接 続を提供します。 強力なエンドポイント・セキュリティを 保証 エンドポイント・セキュリティによるチェッ クでポリシーに合致したアクセスのみを許 可します。 アプリケーション・パフォーマンスの 高速化 アプリケーション・アクセスを高速化して リモートユーザのエクスペリエンスを向上 させ、 LAN スピードでのアクセスを提供 します。 BIG-IP ® Edge Gateway 内容 1 主なメリット 2 将来的に発生する IT 要件に対応する拡張性 2 合理化されたアクセス管理 ユーザ画面と生産性の向上 優れたセキュリティ アプリケーション・パフォーマンスの高速化 仮想アーキテクチャ BIG-IP Edge Gateway アーキテクチャ 10 BIG-IP Edge Gateway プラットフォーム 10 その他 Edge Gateway 安全で高速なリモートアクセスを提供 さまざまな異なるロケーションからさまざまなデバイスでアプリケーション・データにアクセスするモ バイルワーカやリモートワーカが増加しているため、リモートユーザに快適なアプリケーション・パ フォーマンスを保証することが IT 組織にとって大きな課題になっています。 F5 BIG-IP ® Edge Gateway TM は、SSL VPN リモートアクセス、セキュリティ、アプリケーション 高速化、および可用性の高いサービスをまとめてリモートユーザに管理機能を提供するアクセス・ ソリューションです。BIG-IP Edge Gateway はネットワークにアイデンティティを導入して、ポリ シーによるコントロールを利用しユーザのコンテキストを認識し、アプリケーション・アクセスへの安 全性を確保します。さらに、高速化技術によりアプリケーションへのリモートアクセスを LAN スピー ドで提供します。 業界でもっとも安全で高速化されたアクセス・ソリューションである BIG-IP Edge Gateway を使用すると、企業は、アプリケーションやネットワークにアクセスするユーザに最高の パフォーマンスを提供することができ、これはビジネスにとって非常に有益です。

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DATA SHEET

Apr.-2010

主なメリット

拡大するモバイルワーク環境に対応する拡張性ネットワークの境界に先進的ゲートウェイを備えて、より多くのリモートユーザのアクセスをサポートします。

アクセス管理の合理化単一で管理の容易なネットワークデバイス上で、認証および承認サービスが提供可能です。

ロケーションを問わない自動アクセスを提供ユーザが場所を移動してもシームレスな接続を提供します。

強力なエンドポイント・セキュリティを保証エンドポイント・セキュリティによるチェックでポリシーに合致したアクセスのみを許可します。

アプリケーション・パフォーマンスの 高速化アプリケーション・アクセスを高速化してリモートユーザのエクスペリエンスを向上させ、LANスピードでのアクセスを提供します。

BIG-IP®

Edge Gateway

内容 1 主なメリット

2 将来的に発生する IT要件に対応する拡張性

2 合理化されたアクセス管理

� ユーザ画面と生産性の向上

� 優れたセキュリティ

� アプリケーション・パフォーマンスの高速化

� 仮想アーキテクチャ

� BIG-IP Edge Gatewayアーキテクチャ

10 BIG-IP Edge Gatewayプラットフォーム

10 その他

Edge Gateway

安全で高速なリモートアクセスを提供さまざまな異なるロケーションからさまざまなデバイスでアプリケーション・データにアクセスするモバイルワーカやリモートワーカが増加しているため、リモートユーザに快適なアプリケーション・パフォーマンスを保証することが IT組織にとって大きな課題になっています。F5 BIG-IP® Edge GatewayTM は、SSL VPNリモートアクセス、セキュリティ、アプリケーション高速化、および可用性の高いサービスをまとめてリモートユーザに管理機能を提供するアクセス・ソリューションです。BIG-IP Edge Gatewayはネットワークにアイデンティティを導入して、ポリシーによるコントロールを利用しユーザのコンテキストを認識し、アプリケーション・アクセスへの安全性を確保します。さらに、高速化技術によりアプリケーションへのリモートアクセスを LANスピードで提供します。業界でもっとも安全で高速化されたアクセス・ソリューションであるBIG-IP Edge Gatewayを使用すると、企業は、アプリケーションやネットワークにアクセスするユーザに最高のパフォーマンスを提供することができ、これはビジネスにとって非常に有益です。

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DATA SHEET

Apr.-2010 2

将来的に発生する IT要件に対応する拡張性BIG-IP Edge Gatewayはネットワークの境界上にある先進的アクセスゲートウェイで、急速に増加するリモートユーザやモバイルユーザに、安全なリモートアクセスを可能にします。BIG-IP Edge Gatewayは、最高 8Gbpsの SSL VPNスループットという前例のないパフォーマンスを提供し、単一アプライアンスで1秒あたり最高 600回のログインと SSL暗号化された最大 4万の同時接続ユーザセッションをサポートします。独自のアクセスおよび高速化サービスと、キャッシング、圧縮、最適化が一緒になって優れた拡張性を実現し、現在および将来的な ITへの要件に対応します。

BIG-IP Edge Client

既存のユーザディレクトリを利用

BIG-IP Edge Client

BIG-IP Edge Client

BIG-IP Edge Client

モバイルユーザ

支店ユーザ

無線ユーザ

LANユーザ

Internet

内部LANVLAN1

内部LANVLAN2

DMZ

BIG-IP Edge Gateway(認証、アクセス管理、高速化、最適化)

データセンターリソース

BIG-IP Edge Gatewayは単一で管理の容易な最適化されたネットワークデバイスにアクセスサービスを一元化します。

合理化されたアクセス管理BIG-IP Edge Gatewayにより、アクセスサービスは、単一で管理の容易な最適化されたネットワークデバイス上に一元管理されるため、迅速に導入でき、サービス全体の管理コストが削減されます。

アクセスサービスの一元化

ネットワークおよびアプリケーション・アクセスだけでなく内部アプリケーションにアクセスするためのコンテンツ書き換えも備えた BIG-IP Edge Gatewayでは、リモート LANや内部 LAN、および公衆無線や社内の無線などのあらゆるネットワークから企業アプリケーションへの安全な接続が実現します。この柔軟で高パフォーマンスのデバイスでは SSLトンネルとオプションのクライアント・テクノロジーを利用して、あらゆるロケーションのあらゆるクライアントデバイスからの安全なアクセスを可能にしています。

アクセスポリシー

BIG-IP Edge Gatewayでは、アクセスポリシーを設計してエンドポイント・セキュリティのチェック、認証、および承認を行い、ユーザによる企業ポリシーへのコンプライアンスを実施します。あらゆるデバイスからのすべての接続に対して 1つのアクセスプロファイルの定義や、さまざまなアクセス方法に対して複数のプロファイルを作成し、それぞれに独自のアクセスポリシーを設定することもできます。

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Apr.-2010 �

たとえば、企業 LAN用、VPN用、または無線接続用のポリシーを作成できます。ポリシーが適切に設定されていれば、ネットワークはコンテキスト認識可能です。つまり、ユーザがだれであるか、ユーザがどこでアプリケーションにアクセスしているか、現在のネットワークがどのような状態であるかを、アクセス時に理解します。

先進的ビジュアル・ポリシー・エディタ

先進的なGUIベースのビジュアル・ポリシー・エディタ(VPE)により、詳細なアクセス制御ポリシーを個々に、あるいはグループごとに、容易に設定し管理できるようになります。VPEを使用すれば、数回クリックするだけでダイナミックなアクセスポリシーを迅速に、また効果的に作成し編集できます。たとえば、エンドポイント・セキュリティのポリシーチェックを設計して、デバイスをアンチウイルス、ファイアウォール、OSの更新に準拠させることができます。また、RADIUSに統合された認証サーバポリシーを設計したり、アクセスが承認された後リソースを割り当てたり、ポリシーに準拠していないアクセスを拒否できます。VPEにより、ポリシー制御は簡潔で集中型のものになるため、アクセス管理のコスト効果が上がります。

先進的なビジュアル・ポリシー・エディタで簡単にアクセスポリシーを作成できます。

幅広い認証サポートおよびAAAサーバの統合

BIG-IP Edge Gatewayではアクセスポリシーを利用して認証サーバを統合し、管理の容易な 1台のデバイスで認証要件をサポートします。認証の統合が完了すると、BIG-IP Edge Gatewayはユーザ情報を持つ、認証、承認、アカウンティング(AAA)サーバと通信します。Active Directory、LDAP、RADIUS、および Native RSA SecurIDなどの幅広い認証サービスセットにより、アクセスポリシーの強力な施行が保証されます。たとえば、Active Directoryがサポートされるため、ルックアップやネスト型ディレクトリへのアクセス実施が可能です。

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集中型の GUIで、すべてのアクセス、高速化、最適化サービスを管理できます。

マシン証明書サポート

BIG-IP Edge Gatewayは、ユーザログオンの間にWindowsマシンの証明書をチェックして、有効な証明書があるかどうかによりアクセスを承認または禁止します。BIG-IP Edge Gatewayでは、2ファクタ認証の形式でマシン証明書を使用できます。

すぐ使用できる設定ウィザード

BIG-IP Edge Gatewayを使用すると、AAAサーバの統合と認証の迅速な設定と導入が容易になるため、管理コストが削減されます。設定ウィザードには、構築済みのWebアプリケーション・アクセス、ネットワークアクセス、およびローカルトラフィック仮想デバイスウィザードが含まれています。これによりオブジェクトの基本セットと一般的導入向けのアクセスポリシーが作成され、DNSなどの必要な詳細設定も自動的に作成されます。ステップバイステップの設定、コンテキスト依存のヘルプ、レビュー、サマリにより、BIG-IP Edge GatewayでのAAAサーバ認証の設定は簡便で迅速になります。

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ユーザ画面と生産性の向上BIG-IP Edge Gatewayではユーザのアイデンティティをネットワークに導入してコンテキスト認識ネットワークが実現するため、承認されたファイルやアプリケーションへアクセスするのに必要な時間と労力が最少になります。

「常時接続」リモートアクセス

アクセスクライアントの中には、ユーザの移動や、アプリケーションを再起動するため、1日中常に再接続を必要とするものがあります。BIG-IP® Edge ClientTMソリューションは最先端の統合クライアントで、ロケーション認識とゾーン決定により他に類を見ないリモートアクセス・ソリューションを提供します。

最先端のローミング、ドメイン検出、および自動接続により、ユーザが場所を移動してもシームレスな移行が行われます。BIG-IP Edge Clientでは、ユーザが家で無線ネットワークを使用していても、通勤の乗り換え途中にモバイルカードを使用しても、企業の無線でプレゼンテーションを行っていても、カフェでゲストアクセス用無線を使用していても、または LAN接続に加わっていても、ユーザの生産性を継続的に保証します。BIG-IP Edge Clientは VPN接続が切断された後でも自動的にドメインを検出して接続するか、または LAN接続が検出された場合は切断することができます。

BIG-IP Edge Client

BIG-IP Edge Client

BIG-IP Edge Client

BIG-IP Edge Client

BIG-IP Edge Client BIG-IP

Edge Client

家庭(無線)

常時接続されたアプリケーション・アクセス

社内(LANに接続)

カフェ(無線)

プレゼンテーション(社内の無線)

通勤途中(モバイルカード)

BIG-IP Edge Clientでは最先端のローミング、ドメイン検出、自動接続によりロケーションが変わってもシームレスに移行します。

ステータスとレポート

BIG-IP Edge Clientによりサーバおよびトラフィックのステータスが表示され、必要なアクセスサーバを選択して最適なパフォーマンスを得ることができます。グラフレポートには接続ステータス、ルーティングテーブル、IP設定、その他が表示されます。BIG-IP Edge Clientを使用すれば、管理者は、あらゆるローミング環境で接続ユーザ数の増加を追跡できます。

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クレデンシャル情報のキャッシング

BIG-IP Edge Gatewayではシングルサインオン(SSO)を可能にするクレデンシャル情報キャッシングおよびプロキシサービスを提供するため、ユーザは認証されたサイトやアプリケーションにアクセスするために1回サインインするだけですみます。ユーザがナビゲートすると、サインオンのクレデンシャル情報はWebアプリケーションに伝送され、貴重な時間が節約でき、生産性が向上します。

優れたセキュリティBIG-IP Edge Gatewayではポリシーベースでコンテキストを認識してアクセスが決定されるため、ユーザがどこでどんなデバイスを使用していても、生産性を維持するのに必要なリソースに対してのみ安全なアクセスを得られます。

強力なエンドポイント・セキュリティ

BIG-IP Edge Gatewayは幅広い層のエンドポイント・インスペクションを提供し、企業のポリシーに照らしてクライアント・セキュリティ条件を検証します。エンドポイント・インスペクションにより、ワーム、ウイルスによるデータ損失を防止します。Windows、Macintosh、Linux、アンチウイルス、ファイアウォールチェックなどの数十もの統合されたエンドポイント・インスペクションによるチェックが事前に設定されています。その他のチェック機能には、ファイルやプロセス、OS、レジストリのチェック、エンドポイント条件に基づきコンテキストベースのセキュリティを提供するダイナミック・アクセス・コントロール(ACL)割り当て、ユーザセッション終了時にあらゆる機密情報を削除するブラウザキャッシュ・クリーニングなどがあります。

カスタマイズ可能なログオンページ

自社の既存のWebサイトポータルにあわせ、最適なユーザ画面を提供するため、ログオンページ全体を完全にカスタマイズできます。カスタマイズできる範囲は、CSSスタイルシートでフィールドに簡単に名前をつけることから、HTMLコーディングまでさまざまです。設定ユーティリティを利用してログオンページをカスタマイズすることもできますし、コマンドライン・インターフェイスを使用してカスタムページをアップロードすることもできます。

プロテクテッド・ワークスペースによる暗号化された環境

BIG-IP Edge Gatewayでは、暗号を使用して、安全な環境への切り替えを必要とするユーザに保護されたワークスペースを提供します。このモードでは、ユーザは保護されたワークスペース以外の場所にファイルを書き込むことができません。一時フォルダやそのすべての内容はセッションの終了時に削除されるため、データは最大限保護されます。BIG-IP Edge Gatewayの設定により、Windows 7(32ビット)、Windows XP、Windows Vistaのユーザを保護されたワークスペースに自動的に切り替えることができます。

ダイナミックなアクセス制御

BIG-IP Edge GatewayはACLを使用してアクセス認証を行い、レイヤ4およびレイヤ 7 ACLをダイナミックに適用してセッションごとにユーザを承認します。L4および L7 ACLはどちらもポリシー施行ポイントとしてエンドポイント条件に基づいてサポートされます。BIG-IP Edge Gatewayでは、セッションごとのダイナミックなレイヤ 7(HTTP)ACLを使用して、認証された個々のアプリケーションおよびネットワークに、個別またはグループごとのアクセスを承認できます。ビジュアル・ポリシー・エディタを使用すれば、すぐ簡単に ACLを作成できます。

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アプリケーション・パフォーマンスの高速化BIG-IP Edge Gatewayの高速化および最適化テクノロジにより、ユーザは承認済みのアプリケーション・アクセスを LANスピードで利用できます。

最適化されたダウンロード

BIG-IP Edge Gatewayでは、パケット損失を防止し、クライアント側でトラフィック・シェーピングを利用して輻輳を削減することにより、ダウンロードやアプリケーションのパフォーマンスを最適化します。キャッシング、圧縮、高速化により、Microsoft Office SharePointのような馴染みのあるビジネス・アプリケーションから、従来の VPNソリューションの倍のスピードで文書をダウンロードできます。

対向型および非対向型高速化

BIG-IP Edge Gateway高速化サービスでは、Webアプリケーションの重複データを高い割合でキャッシングできるため、帯域幅が削減され、全体的なコスト削減につながります。非対向型高速化では、パフォーマンスが 2~ 5倍向上します。データセンターやリモートサイトに対向型高速化を導入すると、最大 10倍の速さでアプリケーションにアクセスできるようになります。

BIG-IP Edge Client

クライアント非対向型高速化

対向型高速化

クライアント高速化

リモートオフィス

BIG-IP Edge Gateway

BIG-IP Edge Gateway

データセンター アプリケーション

Microsoft

SAP

Oracle

BIG-IP Edge Gatewayは対向型、非対向型、およびクライアントベースの高速化を組み合わせて、アプリケーションやネットワークへの高速で安全なアクセスを実現します。

クライアントベースの高速化

BIG-IP Edge Clientを使用してクライアントベースの高速化を行うと、トラフィックへの制御を強化でき、アプリケーション・パフォーマンスが向上するとともに通信スピードが上がります。ダイナミックなデータ圧縮およびクライアント側のキャッシングによりトラフィック量が削減され、インターネット遅延およびクライアント接続のボトルネックによるアプリケーション・パフォーマンスへの影響が最少化されます。クライアント側のサービス品質(QoS)およびWindows製品向けアプリケーション・トラフィックのシェーピングにより、リモート・アプリケーションの遅延および破棄されるパケットが減少します。アプリケーション・トラフィックを優先順位付けできるため、VoIPなどの特定のアプリケーションを先に送信できます。

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グローバルアクセスの高速化

BIG-IP® Global Traffic ManagerTMと BIG-IP Edge Gatewayを統合して、グローバル VPNアクセスを導入できます。アクセスのリダイレクション、IP地理位置情報、高速化、および最適化サービスを組み合わせれば、ユーザはグローバルにアプリケーションにアクセスでき、文書のダウンロードは最大 8倍の速度になります。これによりシームレスなグローバル・アーキテクチャが形成され、リモートユーザは LANスピードで安全なアクセスが可能になります。

WAN最適化

BIG-IP Edge Gatewayでは、WANにおけるネットワークおよびアプリケーションの問題を克服して、ユーザはどこにいようと生産性を維持するのに必要なアプリケーションのアベイラビリティとパフォーマンスを確保できます。CIFS(Common Internet File System)およびMAPI(Messaging Application Programming Interface)高速化、データ重複排除、および優れた圧縮および高速化機能が、BIG-IP Edge Gatewayに直接統合されています。その結果、文書のダウンロードが最大 8倍の速さになり、帯域幅はより有効に利用でき、リモートユーザがアクセスする重要なアプリケーションへの遅延の影響が緩和されます。

仮想アーキテクチャBIG-IP Edge Gatewayの仮想化機能により、必要なハードウェアの量が減少し、運用効率が向上し、コストが削減されます。複数のアクセス・バーチャル・サーバを作成して、事業または企業の必要性に応じたアクセスポリシー・グループを定義し管理することで、マルチテナントをサポートできます。1台のデバイスにBIG-IP Edge Gatewayのバーチャルサーバを複数作成すれば、各リモートアクセス・サービスをそれぞれに拡張することやカスタマイズできます。BIG-IP Edge Gatewayは、複数の顧客のアクセスグループを 1台のデバイスに統合する必要のある企業またはサービスプロバイダに最適です。

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TMOSにより、次のような機能が実現します。• SSL負荷軽減

• 先進的レートシェーピングおよび高度なサービス品質

• IPv6 GatewayTM

• IP/ポートフィルタリング

• iRules®スクリプト言語

• iSessions

• 高速キャッシング

• 対向型のアダプティブな圧縮

• リソースのプロビジョニング

• ルートドメイン(仮想化)

• 地理位置情報エージェント

• TCP/IP最適化

• フルプロキシ

• 鍵管理およびフェイルオーバ処理

• VLANセグメンテーション

• DoS保護

• システムレベルのセキュリティ保護

BIG-IP Edge Gatewayには次のような機能があります。• 安全で高速化されたリモートアクセス

• 高速化および最適化サービス

• ネットワークアクセス管理

• 書き換えエンジン ― 内部アプリケーション・アクセス

• 詳細なアクセスポリシー施行

• 先進的なビジュアル・ポリシー・エディタ

• L4/L7ダイナミックアクセス制御リスト(ACL)

• BIG-IP Edge Client

• 自動接続および再接続

• ロケーション認識

• ダイナミックデータ圧縮

• イベントのクライアントログ

• SDK

• クライアント側のWindows向けトラフィック・シェーピング(QoS)

• Datagram-TLSとの最適化された安全な接続

• プロテクテッド・ワークスペースのサポートと暗号化

• カスタマイズしたログオンページ用のスタイルシート

• SSOを可能にするクレデンシャル情報キャッシングとプロキシ化

• エンドポイント・セキュリティ

• エンドポイント・インスペクション :Windows、Mac、Linux、アンチウイルス、ファイアウォールのチェック

• 数十のエンドポイント・チェック

• 仮想キーボードサポート

• AAAサーバ認証

• RADIUS

• LDAP

• Active Directory

• Native RSA SecurID

• RADIUSアカウント向けヘルスチェックモニタ

• Windowsマシン証明書サポート

• 外部ログオンページサポート

• すぐに使用できる設定ウィザード

• BIG-IPバーチャルサーバのアプリケーション・アクセス管理

• ネットワークアクセス

• Webアプリケーション設定

• 同時接続ユーザ数4万まで拡張

• 対向型および非対向型ネットワークおよびアプリケーション高速化

• ダイナミックなキャッシングおよび圧縮

• データ重複排除

• CIFSおよびMAPI高速化

• ハードウェア高速化(SSLおよび圧縮)

• 仮想アーキテクチャ

• 集中型の先進的レポート

• アクセスポリシー・ダッシュボード

• セッションログおよびレポーティングサマリ

• Splunk統合レポート

• ポリシールーティング

• アクセスポリシーのエクスポートおよびインポート

• クラスタ化されたマルチプロセッシング

• DNSキャッシュ /プロキシサポート

• BIG-IP Global Traffic Managerとの連携

• Enterprise Managerとの連携

• グループポリシーのサポートと統合

• Windows Mobileパッケージのカスタマイズ

BIG-IP Edge Gatewayアーキテクチャ

BIG-IP Edge Gatewayは、F5独自の、TMOS®アーキテクチャ上で稼働します。TMOSはインテリジェントでモジュール式のハイパフォーマンス・プラットフォームであり、これにより洞察が可能になり、柔軟性や制御が備わって、Webアプリケーションをインテリジェントに配信できます。

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東京本社〒107-0052 東京都港区赤坂4-15-1 赤坂ガーデンシティ19階TEL 03-5114-3210 FAX 03-5114-3201

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西日本支社〒530-0017 大阪市北区角田町 8-47 阪急グランドビル 20階TEL 06-7711-1655 FAX 06-7711-1501

© 2010 F� Networks, Inc. All rights reserved.F�、F� Networks、F�のロゴ、BIG-IP、FirePass、および iControlは、米国および他の国における F� Networks, Inc.の商標または登録商標です。本文中に記載されている製品名、および社名はそれぞれ各社の商標、または登録商標です。

これらの仕様はすべて予告なく変更される場合があります。本発行物の記載内容に誤りがあった場合、あるいは記載内容を更新する義務が生じた場合も、F�ネットワークスは一切責任を負いません。F�ネットワークスは、本発行物を予告なく変更、修正、転載または改訂する権利を有します。

DATA SHEET

2010 年 0�月 A

BIG-IP Edge GatewayプラットフォームBIG-IP Edge Gatewayは、8900、6900、3900、3600および 1600上で稼働するスタンドアロンとして利用できます。ハードウェア仕様は、次を参照してください。

8900 シリーズ 6900 シリーズ

3900 シリーズ 3600 シリーズ

1600 シリーズ

プラットフォーム 8900 6900 3900 3600 1600

基本同時接続ユーザ 5,000 2,500 1,000 500 300

最大同時接続ユーザ 40,000 25,000 10,000 5,000 1,000

その他BIG-IP Edge Gatewayの詳細については、F5ネットワークスジャパンのWebページを参照ください。