19
- 48 - 図Ⅱ-2-27.カキ個体密度とカキ分布量(上)、平均殻高と平均殻付重量(下) 図Ⅱ-2-28.カキ個体密度とカキ分布量(上)、平均殻高と平均むき身重量(下) 0 5 10 15 20 25 0 1000 2000 3000 4000 5000 6000 カキ個体数(/㎡) カキ重量(kg/㎡) 鹿島市沖 六角川沖 0 5 10 15 20 25 0 20 40 60 80 カキ平均殻高(mm) カキ平均殻付重量(g) 鹿島市沖 六角川河口 0 5 10 15 20 25 0 20 40 60 80 カキ平均殻高(mm) カキ平均殻付重量(g) 鹿島市沖 六角川河口 2008/5-6 2008/9-10 0 5 10 15 20 25 0 1000 2000 3000 4000 5000 6000 カキ個体数(/㎡) カキ重量(kg/㎡) 鹿島市沖 六角川沖 2008/5-6 2008/9-10 0 1 2 3 4 5 0 20 40 60 80 カキ平均殻高(mm) カキ平均むき身重量(g) 鹿島市沖 六角川河口 0 1 2 3 4 5 6 7 0 1000 2000 3000 4000 5000 6000 カキ個体数(/㎡) カキむき身重量(kg/㎡) 鹿島市沖 六角川沖 0 1 2 3 4 5 0 20 40 60 80 カキ平均殻高(mm) カキむき身重量(g) 鹿島市沖 六角川河口 0 1 2 3 4 5 0 1000 2000 3000 4000 5000 6000 カキ個体数(/㎡) カキむき身重量(kg/㎡) 鹿島市沖 六角川沖 2008/5-6 2008/9-10 2008/5-6 2008/9-10

鹿島市沖 2008/5-6 2008/9-10 - maff.go.jp...8 130 16 6 33 8 27 2009/10/10 10:02 10:05 - カキ礁 163.95 2.62 9 130 16 7 33 8 13 2009/10/10 10:20 10:23 泥 0.00 0.00 生物少ない

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- 48 -

図Ⅱ-2-27.カキ個体密度とカキ分布量(上)、平均殻高と平均殻付重量(下)

図Ⅱ-2-28.カキ個体密度とカキ分布量(上)、平均殻高と平均むき身重量(下)

0

5

10

15

20

25

0 1000 2000 3000 4000 5000 6000

カキ個体数(/㎡)

カキ

重量

(kg

/㎡)

鹿島市沖

六角川沖

0

5

10

15

20

25

0 20 40 60 80

カキ平均殻高(mm)

カキ

平均

殻付

重量

(g)

鹿島市沖

六角川河口

0

5

10

15

20

25

0 20 40 60 80

カキ平均殻高(mm)

カキ

平均

殻付

重量

(g)

鹿島市沖

六角川河口2008/5-6

2008/9-10

0

5

10

15

20

25

0 1000 2000 3000 4000 5000 6000

カキ個体数(/㎡)

カキ

重量

(kg/

㎡)

鹿島市沖

六角川沖

2008/5-62008/9-10

0

1

2

3

4

5

0 20 40 60 80

カキ平均殻高(mm)

カキ

平均

むき

身重

量(g)

鹿島市沖

六角川河口

0

1

2

3

4

5

6

7

0 1000 2000 3000 4000 5000 6000

カキ個体数(/㎡)

カキ

むき

身重

量(kg/

㎡)

鹿島市沖

六角川沖

0

1

2

3

4

5

0 20 40 60 80

カキ平均殻高(mm)

カキ

むき

身重

量(g

鹿島市沖

六角川河口

0

1

2

3

4

5

0 1000 2000 3000 4000 5000 6000

カキ個体数(/㎡)

カキ

むき

身重

量(k

g/㎡

鹿島市沖

六角川沖

2008/5-6

2008/9-10

2008/5-6

2008/9-10

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- 49 -

② 平成 21 年度調査結果

平成 21 年度に実施した佐賀県東部海域で調査を実施した計 49 の調査地点で、カキ礁の存在

が確認されたのは、調査点8、10、12、27、29、31、33、34、35、37、38、39、42、43 の

地点であった。筑後川沖及び早津江川河口域ではカキ礁が分布したが、1977 年にカキ礁が分布

した沖合域にはカキ礁が分布せず、サルボウ、アサリ等の分布域となっていた(表Ⅱ-2-14)。

また、調査地点 15 と 45 はかつてのカキ礁の痕跡としてのカキ殻が分布したが、生きたカキは

分布しなかった。

カキ礁が分布した調査地点 33、35、38、42 の各地点のカキ礁の水中写真と採取されたカキ

の写真を写真Ⅱ-2-9~写真Ⅱ-2-12 に示す。いずれの地点でも、古いカキ殻にカキの稚貝、幼貝

が付着しているが、大きく成育したカキの分布は希であり、カキ礁が発達している状況はうか

がえなかった。

図Ⅱ-2-29 及び表 2-3-2 にカキ分布密度(カキ重量 kg/㎡)を示した。カキの分布密度の最

大は調査地点 38 の 18.7kg/㎡であった。

カキ礁生物分布広域調査の結果から、佐賀県有明海東部海域のカキ礁の分布状況が明らかに

なった。この結果をもとに、GIS データベースに搭載された 2006 年撮影の航空写真のモザイ

ク合成写真と、現地調査結果から判定されるカキ礁の分布範囲を確定し、図Ⅱ-2-30 に示した。

Page 3: 鹿島市沖 2008/5-6 2008/9-10 - maff.go.jp...8 130 16 6 33 8 27 2009/10/10 10:02 10:05 - カキ礁 163.95 2.62 9 130 16 7 33 8 13 2009/10/10 10:20 10:23 泥 0.00 0.00 生物少ない

- 50 -

写真Ⅱ-2-9.調査地点 33におけるカキ礁と採取されたカキ等

大型の古いカキ殻に小型のカキが付着していた。

写真Ⅱ-2-10.調査地点 35におけるカキ礁と採取されたカキ等

古いカキ殻が多く分布。カキ殻に小型のカキが少し付着していた。

写真Ⅱ-2-11.調査地点 38におけるカキ礁と採取されたカキ等

最もカキの分布量が多かった。

写真Ⅱ-2-12.調査地点 42におけるカキ礁と採取されたカキ等

小型のカキが多く分布していた。

Page 4: 鹿島市沖 2008/5-6 2008/9-10 - maff.go.jp...8 130 16 6 33 8 27 2009/10/10 10:02 10:05 - カキ礁 163.95 2.62 9 130 16 7 33 8 13 2009/10/10 10:20 10:23 泥 0.00 0.00 生物少ない

- 51 -

表Ⅱ-2-14.カキ礁生物分布広域調査の結果一覧

東経

北緯

度分

秒度

分秒

113

014

3133

831

2009/

10/

10

7:5

17:5

6泥

-0.

00

213

015

1533

933

2009/

10/

10

11:4

511:

48

泥0.

00

ハイガイ

313

015

2433

856

2009/

10/

10

8:3

68:3

9泥

-0.

00

3+13

015

21.

133

96.

720

09/

10/

10

12:0

712:

09

泥0.0

00.

00

ユム

413

015

3633

842

2009/

10/

10

8:5

99:0

2泥

0.0

00.

00

ユム

513

015

4333

821

2009/

10/

10

9:1

79:1

9貝

殻、

砂0.0

00.

00

613

015

49.

533

831.2

2009/

10/

10

9:3

69:4

0砂

0.0

00.

00

サル

ボウ

++、

アサ

リ1、

タイラキ

゙1、

コケ

ガラ

ス+

713

015

5133

830

2009/

10/

10

9:4

79:5

2砂

泥0.0

00.

00

サル

ボウ

+、

アサ

リ+、

コケ

ガラ

ス+、

古い

カキ

813

016

633

827

2009/

10/

10

10:0

210:

05

-カ

キ礁

163.9

52.

62

913

016

733

813

2009/

10/

10

10:2

010:

23

泥0.0

00.

00

生物

少な

1013

016

1133

81.

520

09/

10/

10

10:3

410:

36

-カ

キ礁

58.

71

0.94

スミ

ノエ

ガキ

1113

016

12.

833

758.4

2009/

10/

10

10:4

410:

47

泥0.0

00.

00

サル

ボウ

+、

コケ

ガラ

ス+

1213

016

2833

821

2009/

10/

10

11:0

011:

05

-カ

キ礁

127.6

72.

04

カキ

1313

016

35.

533

752

2009/

10/

10

16:3

816:

40

泥0.0

00.

00

サル

ボウ

+、

コケ

ガラ

ス+

1413

016

35.

533

731.5

2009/

10/

10

16:2

316:

26

砂泥

0.0

00.

00

サル

ボウ

+、

アサ

リ+、

コケ

ガラ

ス+

1513

016

39.

633

727.4

2009/

10/

10

16:0

816:

11

カキ

殻0.0

00.

00

カキ

殻に

サル

ボウ

+、

コケ

ガラ

ス+

1613

016

46.

533

723.7

2009/

10/

10

15:4

515:

47

貝殻

砂+

泥0.0

00.

00

アサ

リ稚

貝2

1713

016

5333

724

2009/

10/

10

15:2

615:

29

泥0.0

00.

00

サル

ボウ

+、

コケ

ガラ

ス+

1813

016

5733

725

2009/

10/

10

15:1

515:

17

泥0.0

00.

00

サル

ボウ

+、

シオ

フキ

+、コケ

ガラ

ス+、

アサ

リ稚

貝+

1913

016

5933

839

2009/

10/

10

11:2

011:

23

泥0.0

00.

00

ハイガイ

2013

017

15.

733

86.

220

09/

10/

10

12:2

412:

27

泥0.0

00.

00

ハイガイ

2、

ユム

シ2

2113

017

3733

732

2009/

10/

10

15:0

015:

03

貝殻

砂+

泥0.0

00.

00

サル

ボウ

+、

アサ

リ3、

コケ

ガラ

ス+

2213

017

4633

714

2009/

10/

10

14:4

714:

50

泥0.0

00.

00

サル

ボウ

+、

アサ

リ1、

イタホ

゙ガキ

+

2313

018

133

719

2009/

10/

10

14:3

114:

34

泥0.0

00.

00

サル

ボウ

2413

017

4433

65

2009/

10/

11

7:5

07:5

2砂

泥0.0

00.

00

シオ

フキ

、サ

ルホ

゙ウ、

アサ

リ、

ツメタガイ

カキ

重量

(kg/

㎡)

備考

(他

生物

の分

布等

)調

査地

点調

査年

月日

試料

採取

時刻

試料

採取

時刻

底質

カキ

礁判

定カ

キ重

量g

Page 5: 鹿島市沖 2008/5-6 2008/9-10 - maff.go.jp...8 130 16 6 33 8 27 2009/10/10 10:02 10:05 - カキ礁 163.95 2.62 9 130 16 7 33 8 13 2009/10/10 10:20 10:23 泥 0.00 0.00 生物少ない

- 52 -

表Ⅱ-2-14.(続き) カキ礁生物分布広域調査の結果一覧

東経

北緯

度分

秒度

分秒

25130

1816

33

651

2009

/10/

11

15:5

415:

58

砂泥

0.00

0.0

0サ

ルホ

゙ウ+、

シオ

フキ

1、

アサ

リ+

26130

1826

33

88

2009

/10/

10

14:0

014:

08

砂泥

0.00

0.0

0サ

ルホ

゙ウ+、

カキ

殻+

27

130

1833

33

753

2009

/10/10

13:3

713:

39

-カ

キ礁

54.6

00.8

7カ

28

130

1857

33

726

2009

/10/11

14:3

514:

38

砂泥

0.00

0.0

0サ

ルホ

゙ウ+、

ユム

29

130

199

33

812

2009

/10/10

13:0

313:

04

-カ

キ礁

347

.05

5.5

5カ

30

130

1921

33

657

2009

/10/11

14:1

814:

19

砂泥

0.00

0.0

0サ

ルホ

゙ウ+

31130

1930

33

551

2009

/10/

11

8:3

08:

35-

カキ

礁82.1

01.3

121

年生

まれ

カキ

のみ

、イタホ

゙ガキ

+

31+

130

19

25.

633

542.4

2009

/10/11

15:1

815:

20

-カ

キ礁

34.5

80.5

5イタホ

゙ガキ

32130

1949

33

610

2009

/10/

11

8:5

69:

01砂

泥4.

400.0

7コケ

ガラ

ス+、

アサ

リ+、

イタホ

゙ガキ

33

130

1950.2

33

745.7

2009

/10/11

13:3

013:

35

-カ

キ礁

609

.40

9.7

5カ

34

130

1955

33

824

2009

/10/10

12:4

712:

49

-カ

キ礁

173

.90

2.7

8カ

35

130

200

33

718

2009

/10/11

13:5

013:

55

-カ

キ礁

294.1

44.7

1カ

キ礁

の密

度低

35+

130

20

17.

533

728.8

2009

/10/11

14:0

314:

10

-カ

キ礁

256

.93

4.1

1カ

36130

202

33

69

2009

/10/

11

9:1

49:

16砂

泥0.

000.0

0サ

ルホ

゙ウ+、

コケ

ガラ

ス+、

マガキ

稚貝

37

130

2023

33

751

2009

/10/11

12:2

312:

30

-カ

キ礁

577

.39

9.2

4カ

38

130

2028

33

745

2009

/10/11

12:1

412:

20

-カ

キ礁

1169

.60

18.7

1カ

39

130

2035

33

742

2009

/10/11

12:0

112:

05

-カ

キ礁

653

.53

10.4

6カ

40130

2028

33

75

2009

/10/

11

9:3

09:

36砂

泥0.

000.0

0貝

類な

41

130

2032.7

33

820.1

2009

/10/11

12:5

513:

00

砂泥

0.00

0.0

0シオ

フキ

+、

アサ

リ貝

41+

130

20

34

33

820.6

2009

/10/11

13:1

013:

15

砂泥

0.00

0.0

0ア

サリ貝

殻(吹

き寄

せら

れた

もの

?)

42

130

2042

33

759

2009

/10/11

12:3

012:

35

-カ

キ礁

890

.94

14.2

6カ

43

130

2048

33

740

2009

/10/11

11:5

011:

55

-カ

キ礁

482

.90

7.7

3カ

44

130

2111

33

733

2009

/10/11

11:3

511:

40

泥0.0

00.0

0生

物な

45

130

2126.5

33

76.2

2009

/10/11

10:1

610:

19

泥カ

キ殻

0.00

0.0

0生

きた

カキ

礁で

はな

い。

スミノ

エガキ

殻、

アサ

リ殻

カキ

重量

(kg/

㎡)

備考

(他

生物

の分

布等

)調

査地

点調

査年

月日

試料

採取

時刻

試料

採取

時刻

底質

カキ

礁判

定カ

キ重

量g

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- 53 -

図Ⅱ-2-29.佐賀県有明海東部海域のカキの分布量(カキ殻付重量 kg/㎡)

図Ⅱ-2-30.佐賀県有明海東部海域のカキ礁の分布

(2006 年撮影航空写真及び 2009 年現地調査に基づいて作成)

0

0

00

0

0

0

0

0

0

0

00

0

0

0

00

000

00

0

000

0

0

0

0

0

7.73

9.24

4.11

4.71

2.78

9.75

0.07

0.551.31

5.55

0.87

2.04

0.94

2.62

14.26

10.4618.71

筑後川

200910カキ礁広域調査(kg/㎡)

カキ重量kg

0.0 - 2.0

2.1 - 6.0

6.1 - 10.0

10.1 - 14.0

14.1 - 18.0

筑後川

2006年カキ礁2006年カキ礁

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- 54 -

4)有明海奥部のカキ礁の地形調査

(1)調査目的

佐賀県鹿島沖に現存するカキ礁の1㎞×2㎞の範囲について、海底地形調査を実施し、カキ

礁の地形断面形状及び全体地形を把握することを目的とした。

(2)調査方法

調査海域は、図Ⅱ-2-31 に示す No.1から No.4の数字で囲まれた範囲とし、海図上の水深0

mの地点(図 2-1-1、No.2 の地点)を基準点として設定した。この地点に調査時間中の水位変

動を記録するための潮位計(JFEアレック超小型メモリー深度計、図 2-2-32)を調査日の調

査開始前に設置し、調査終了後に回収を行い、調査日毎の地盤調査データの補正に使用した。

地盤調査は、地元業者の漁船を用船し、この船に音響測深機(本多電子 HE-6721 型、DG

PS付)及び記録用パソコン(図 2-2-33)を積み込み、調査対象海域を東西南北及びカキ礁に

直行する形で航走することで、調査海域内の位置と水深を記録した。

図Ⅱ-2-31.有明海奥部に設けた調査範囲及び潮位計設置位置

図Ⅱ-2-32.潮位測定に用いた超小型深度計

8

7

6

5

4

3

2

1

0m0m

潮位計設置位置1

8

7

6

5

4

3

2

1

0m0m

潮位計設置位置1

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- 55 -

図Ⅱ-2-33.測深機(本多電子 HE-6721 型、DGPS付き)と記録用パソコン

本地形調査システムは、対象海域を 200×200 のグリッド(1辺の長さ 0.004 分、南北方向

で約 7.4m)に分割し、この分割されたグリッドの位置と時々刻々DGPSで計測されている

船の位置が一致したグリッド番号に、そこで計測された水深が記録されるようになっている。

したがって、すべてのグリッドを通過することができれば、7.4m間隔の詳細なデータが把握で

き、地形全体の水深変化を推定できる。

なお、位置データを取得するために3秒程度の時間を有することから、船の航走速度が3~

4ノットの場合には、1グリッドの幅は3秒以上かかる幅、すなわち 4.5mから6m程度必要

となるため、1 グリッドの1辺を 0.004 分に設定した。

今調査の対象海域を東西方向が1㎞、南北方向が2㎞としたので、北部の海域と南部の海域

に分けて調査を行った。調査は、平成 21 年8月、9月、10 月の大潮時に実施し、合計8日間

行った。調査日毎に計測されたグリッド毎の水深データは、調査日、時間によって変化する潮

位変動を含んでいるため、潮位変動分を減じて修正し、全ての調査データを統合した。この際、

調査日の時刻毎の潮位を基準点で計測された水深として、この値をグリッド毎に記録されてい

る時間と水深から減じて、基準点の水深を 3.5mとした場合の調査海域の水深を求めた。なお、

測深器の送受波器の位置が水面から 0.25mの位置となっていたことから、前述により得た水深

に 0.25mを加えて真の水深とした。

(3)調査結果

航走記録した結果を図Ⅱ-2-34 に示した。調査はカキ礁の分布範囲を全て航走できるように

大潮の満潮時に実施したが、調査は満潮前後の3~4時間と短時間となるため、カキ礁が顕著

な形で存在する場所を中心に計測した。

① カキ礁の断面形状

カキ礁の断面形状は、10 月に実施したカキ礁に直交する形で記録したデータから解析した。

図Ⅱ-2-35 に断面形状を把握するために航走した航跡示した。全部で 12 本の航走を行い、東か

らライン No.1~No.12 として、それぞれの断面形状を図Ⅱ-2-36~図Ⅱ-2-37 に示した。

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- 56 -

結果から、調査線上には1mから 1.5mの深み(澪)が確認された。また、カキ礁と判定さ

れる凹凸は 0.5m程度であった。

なお、本海域には澪の印、漁場の区分やナルトビエイ等の害敵生物の侵入防止などの目的の

ため、竹あるいは合成樹脂製の杭などの突起物が設置されており、場合によってこれを海底と

して記録している可能性がある。このため、明らかに突起物と考えられる記録については修正

もしくは削除した。

図Ⅱ-2-34.カキ礁地形調査の全航跡

図Ⅱ-2-35.カキ礁地形調査(断面調査)の航跡

No.2

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- 57 -

図Ⅱ-2-36.各調査ライン(ライン No.1~No.6)の海底地形

1017地形①

-3.0

-2.5

-2.0

-1.5

-1.0

-0.5

0.0

33.0575

33.0579

33.0584

33.0589

33.0594

33.0599

33.0604

33.0609

33.0614

33.0620Latitude

Dept

h(m

)

1017地形②

-3.0

-2.5

-2.0

-1.5

-1.0

-0.5

0.0

33.0

578

33.0

583

33.0

588

33.0

593

33.0

599

33.0

605

33.0

611

33.0

616

Latitude

Dept

h(m

)

1017地形③

-3.0

-2.5

-2.0

-1.5

-1.0

-0.5

0.0

33.0575

33.0581

33.0586

33.0591

33.0596

33.0602

33.0608

33.0613

33.0619

Latitude

Dept

h(m

)

1017地形④

-3.0

-2.5

-2.0

-1.5

-1.0

-0.5

0.0

33.05

74

33.05

78

33.05

84

33.05

89

33.05

95

33.06

00

33.06

05

33.06

11

33.06

17

Latitude

Dep

th(m

)

1017地形⑤

-3.0

-2.5

-2.0

-1.5

-1.0

-0.5

0.0

33.0574

33.0579

33.0586

33.0592

33.0597

33.0602

33.0607

33.0613

33.0618

Latitude

Dept

h(m

)

1017地形⑥

-3.0

-2.5

-2.0

-1.5

-1.0

-0.5

0.0

33.0

574

33.0

581

33.0

586

33.0

591

33.0

596

33.0

601

33.0

609

33.0

614

33.0

619

Latitude

Depth

(m)

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- 58 -

図Ⅱ-2-37.各調査ライン(ライン No.7~No.12)の海底地形

1017地形⑦

-3.0

-2.5

-2.0

-1.5

-1.0

-0.5

0.0

33.0

573

33.0

578

33.0

582

33.0

589

33.0

593

33.0

598

33.0

603

33.0

608

33.0

614

33.0

620Latitude

Dep

th(m

1017地形⑧

-3.0

-2.5

-2.0

-1.5

-1.0

-0.5

0.0

33.0574

33.0581

33.0586

33.0591

33.0598

33.0604

33.0609

33.0615

33.0620

Latitude

Dept

h(m

)

1017地形⑨

-3.0

-2.5

-2.0

-1.5

-1.0

-0.5

0.0

33.0573

33.0578

33.0583

33.0588

33.0594

33.0601

33.0606

33.0611

33.0617

33.0622Latitude

Dept

h(m

)

1017地形⑩

-3.0

-2.5

-2.0

-1.5

-1.0

-0.5

0.0

33.0573

33.0579

33.0584

33.0590

33.0594

33.0599

33.0605

33.0609

33.0615

33.0620

Latitude

Dept

h(m

)

1017地形⑪

-3.0

-2.5

-2.0

-1.5

-1.0

-0.5

0.0

33.0

574

33.0

579

33.0

584

33.0

589

33.0

595

33.0

600

33.0

606

33.0

611

33.0

617

Latitude

Dep

th(m

)

1017地形⑫

-3.0

-2.5

-2.0

-1.5

-1.0

-0.5

0.0

33.0

574

33.0

579

33.0

586

33.0

590

33.0

596

33.0

600

33.0

606

33.0

611

33.0

617

33.0

622Latitude

Dept

h(m

)

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- 59 -

② 鹿島市地先カキ礁域の地形形状

Excel 型式で収録されたデータ中から水深および各水深を計測した時間、各水深の緯度・経

度に関するデータを取り出した。取得した水深のデータ数は 18,781 である。そしてこれらの

水深データに対して、水位計により計測した潮位の変化を補正して、潮位観測基準面からの水

深データに相当するように変換した。

続いて平面的な計測範囲を考慮して、北緯 33.053 度、東経 130.088 度を原点とする東西・

南北の直交座標のうち東側 600m、北側 1,200m の範囲を対象に、5m間隔の格子状データと

なるよう処理を施した。緯度・経度をメートルに単位変換するに当たっては、緯度 1°を

40,000/360km、経度のそれを 40,000×cos(33.053°)/360km として換算した。こうして作成

した計測水深の格子状データ数は 11,911(Excel 型式データのうち 63.4%に相当)で、対象と

した東西方向 120、南北方向 240 の計 28,800 格子のうち 41.4%に計測値が該当する。この格

子状データには未計測分が含まれることから、空間分布の予測手法である Kriging 法を用いる

ことで補間を施して地形図(図Ⅱ-2-38)を作成した。

この図から、北部 Y=1200m付近と Y=400m付近に、塩田川と浜川の川筋が明確に確認でき、

これらの川筋の間に5筋の澪が確認できる。前述の(4)①に示した断面形状において確認さ

れた深みは、この澪筋に相当する。また、Y=400mから Y=1000m、X=250mから X=500mの

範囲には複雑な地形変化が確認される。これは、「かきひび建て養殖業」としてのカキ礁が維

持管理されている漁業権漁場であるが、実際に視認されているカキ礁の形状とは異なる結果と

なった。この原因としては、分布するカキ礁の幅が約 10mから 15mであるのに対して、水深

データの取得時のグリッド幅を約 7.4mとしたことから、断面方向のカキ礁上の水深データが

1点ないし2点であったことから、断面形状を正確に評価できなかった可能性がある。改善の

ためには、グリッド幅を短く設定することや、全体グリッドの位置を調整して、水深取得地点

の間隔を短くする必要が有る。

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- 60 -

図Ⅱ-2-38.有明海奥部の鹿島市地先のカキ礁の地形

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- 61 -

5)有明海奥部のカキ礁の地盤高調査

(1)調査目的

有明海奥部の佐賀県鹿島市地先に分布するカキ礁についてその基盤的情報であるカキ礁の地

形及び地盤高に関する情報を収集することを目的とした。

(2)調査方法

1)カキ礁地形調査と同じカキ礁において、RTK-GPS測量の一種で、高精度で、より

簡便な方法であるVRS-GPS測量(図Ⅱ-2-39、図Ⅱ-2-40)によりカキ礁の地盤高を測定

するとともに、分布するカキ(シカメガキ、マガキ、スミノエガキ等)を採取した。

VRS-GPS測量は、GPS衛星からのデータ及び電子基準点のデータをもとに、ネット

ワーク通信を用いて、仮想の基準点を設け、それをもとに観測点の位置を測定する方法で、現

地に基準点を設置せずに、観測点のみで位置測定ができる。この方法によるとデータ通信のた

めの通信費が必要であるが、陸上の基準点から遠く離れた干潟等においても、数分程度の短時

間で観測が可能である。

図Ⅱ-2-39.VRS-GPS測量の概念図

図Ⅱ-2-40. VRS-GPS測量によるカキ礁の位置と地盤高の測定

GPS衛星

計算機関センター

電子基準点

電子基準点

観測点

仮想基準点

GPS観測データ

GPS観測データ

単独測位データ

仮想観測点データ

GPS衛星

計算機関センター

電子基準点

電子基準点

観測点

仮想基準点

GPS観測データ

GPS観測データ

単独測位データ

仮想観測点データ

GPSアンテナ

GPS本体 VRS測位用

データ通信装置

VRS-GPSによるカキ礁の地形測量

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- 62 -

カキ礁における位置と地盤高の測定は、VRS-GPSの観測装置のGPSアンテナを三脚

等で測定地点に設置し、アンテナの位置(緯度、経度)と高さ(GPS アンテナ高)を計測する。我

が国の標高は東京湾平均海面を基準とし、これをジオイド(重力の等ポテンシャル面=水準面)

としている。カキ礁の地盤高は、GPSで計測した高さからジオイド高(ジオイドの回転楕円

体からの高さ)を差し引いてカキ礁の標高を求め、これを潮位表基準面(大浦 標高-2.46cm)

からの高さに補正して求めた。

観測地点の標高=((GPS アンテナ標高)+(GPS ジオイド高))-(観測地点のジオイド高)-(アンテナ高)

観測地点の地盤高(潮位表基準面からの高さ)

=観測地点の標高-(潮位表基準面の標高:大浦 -2.46m)

(3)調査結果

調査は、鹿島市地先の浜川河口域の佐賀県有明海漁業協同組合鹿島市支所が管理するかきひ

び建て養殖漁業権漁場(有区第 2008 号)の南西端の浜川筋に位置するカキ礁で実施した(図

Ⅱ-2-41)

図Ⅱ-2-41.カキ礁地盤高調査を行ったカキ礁(図中の赤線で囲ったカキ礁)

図Ⅱ-2-42.カキ礁地盤高調査における断面観測位置

6

5

2

0m

0m

0 200 400 m

鹿島地先

有区第2008号

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- 63 -

このカキ礁においてカキ礁の長軸に直交する方向に、図Ⅱ-2-42 に示す7つの断面を取るよ

うにVRS-GPSにより測量した(図Ⅱ-2-43、図Ⅱ-2-44)。

このカキ礁では地盤高により分布するカキの種が異なり、汀線近くの低い地盤にはマガキに

スミノエガキが混在して分布し、カキ礁の頂上部にはマガキが分布していた(図Ⅱ-2-44)。

カキ礁の断面地形を図Ⅱ-2-45 及び図Ⅱ-2-46 に、カキ礁の等高線図を図Ⅱ-2-47 に示す。調

査したカキ礁は頂上部が奥側で 2.0m、沖側で 1.7mの高さにあり、周囲の干潟面から 0.5m程

度の高さで、緩やかな弧の形状であった。

図Ⅱ-2-43.地盤高調査を行ったカキ礁の全景と VRS-GPS 測量

図Ⅱ-2-44.鹿島市地先カキ礁におけるカキの分布状況

マガキ、スミノエガキ

マガキ

マガキ、スミノエガキ

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- 64 -

図Ⅱ-2-45.鹿島市地先カキ礁の断面図

断面1

1

1.5

2

2.5

33.0

9302

33.0

9304

33.0

9306

33.0

9308

33.0

9310

33.0

9312

33.0

9314

33.0

9316

33.0

9318

33.0

9320

33.0

9322潮

位表

基準

面高

(m

断面3

1

1.5

2

2.5

33.

0929

0

33.

0929

2

33.

0929

4

33.

0929

6

33.

0929

8

33.

0930

0

33.

0930

2

33.

0930

4

33.

0930

6

33.

0930

8

33.

0931

0潮位

表基

準面

高(m

断面2

1

1.5

2

2.5

33.0

929

8

33.0

930

0

33.0

930

2

33.0

930

4

33.0

930

6

33.0

930

8

33.0

931

0

33.0

931

2

33.0

931

4

33.0

931

6

33.0

931

8潮位

表基

準面

高(m

断面4

1

1.5

2

2.5

33.0

928

0

33.0

928

2

33.0

928

4

33.0

928

6

33.0

928

8

33.0

929

0

33.0

929

2

33.0

929

4

33.0

929

6

33.0

929

8

33.0

930

0

潮位

表基

準面

高(m

断面5

1

1.5

2

2.5

33.0

926

8

33.0

927

0

33.0

927

2

33.0

927

4

33.0

927

6

33.0

927

8

33.0

928

0

33.0

928

2

33.0

928

4

33.0

928

6

33.0

928

8

潮位

表基

準面

高(m

断面6

1

1.5

2

2.5

33.

0926

4

33.

0926

6

33.

0926

8

33.

0927

0

33.

0927

2

33.

0927

4

33.

0927

6

33.

0927

8

33.

0928

0

33.

0928

2

33.

0928

4

潮位

表基

準面

高(m

断面7

1

1.5

2

2.5

33.0

925

6

33.0

925

8

33.0

926

0

33.0

926

2

33.0

926

4

33.0

926

6

33.0

926

8

33.0

927

0

33.0

927

2

33.0

927

4

33.0

927

6

潮位

表基

準面

高(m

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図Ⅱ-2-46.鹿島市地先カキ礁の断面図

図Ⅱ-2-47.鹿島市地先カキ礁の地形

(上:測量地点、下:等高線図、図中の数字は潮位観測基準面からの高さ(m))

156m

縦断面

1

1.5

2

2.5

130

.152

30

130

.152

40

130

.152

50

130

.152

60

130

.152

70

130

.152

80

130

.152

90

130

.153

00

130

.153

10

130

.153

20

130

.153

30

130

.153

40

130

.153

50

130

.153

60

130

.153

70

130

.153

80

130

.153

90

130

.154

00

潮位

表基

準面

高(m

156m

縦断面

1

1.5

2

2.5

130

.152

30

130

.152

40

130

.152

50

130

.152

60

130

.152

70

130

.152

80

130

.152

90

130

.153

00

130

.153

10

130

.153

20

130

.153

30

130

.153

40

130

.153

50

130

.153

60

130

.153

70

130

.153

80

130

.153

90

130

.154

00

潮位

表基

準面

高(m

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