NO. 149 令和元年 11 月 1 日 編集 / 発行 常滑市議会 〒 479-8610 愛知県常滑市新開町 4 丁目 1 番地 TEL:0569-47-6128(直通) E-mail:[email protected] 〈目 次〉 市政を問う(一般質問) ………………………………P2 ~ P7 決算特別委員会報告 …………………………………………P7 定例会、協議会報告 …………………………………………P8 令和元年第3回市議会定例会会期日程(案) 12 月 10 日(火)開会、議案上程・説明 11日(水)・12日(木)一般質問 13 日(金)議案質疑、委員会付託、 予算委員会 17 日(火)経済建設委員会 18 日(水)文教厚生委員会 19 日(木)総務委員会 23 日(月)委員長報告、質疑、討論、 採決、閉会 一般質問の模様は 12 月 11 日(水)・12 日(木)の午前9 時 30 分から(録画放送は午後7時から)ケーブルテレビ (CCNC)で放送予定(再放送は 12 月 15 日(日)午前 9 時から) 一般質問録画映像 配信中 無料アプリ「マチイロ」を使って、「市議会だより」を スマートフォンやタブレット端末に配信しています。 市議会に関する定例会、委員会、協議会及び議長公務等の 常滑市議会の情報を中心に発信しています。 左記QRコードから 市議会HP及びフェイスブックに 簡単にアクセスできます。 愛知県国際展示場(アイチ・スカイ・エキスポ) 8月30日(金)中部国際空港島にオープン!!

市議会だより-2019-11-写真カラー版...−2− とこなめ市議会だより11月号(2019) 医療的ケア児への支援について 問 医療的ケア児の現状と課題は。答

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Page 1: 市議会だより-2019-11-写真カラー版...−2− とこなめ市議会だより11月号(2019) 医療的ケア児への支援について 問 医療的ケア児の現状と課題は。答

NO.

149令和元年 11 月 1 日 編集 / 発行 常滑市議会

〒 479-8610 愛知県常滑市新開町 4丁目 1番地TEL:0569-47-6128(直通)E-mail:[email protected]

〈目 次〉市政を問う(一般質問) ………………………………P2 ~ P7決算特別委員会報告 …………………………………………P7定例会、協議会報告 …………………………………………P8

令和元年第3回市議会定例会会期日程(案)12 月 10 日(火)開会、議案上程・説明   11 日(水)・12 日(木)一般質問   13 日(金)議案質疑、委員会付託、        予算委員会   17 日(火)経済建設委員会   18 日(水)文教厚生委員会   19 日(木)総務委員会   23 日(月)委員長報告、質疑、討論、        採決、閉会

一般質問の模様は 12 月 11 日(水)・12 日(木)の午前9時 30 分から(録画放送は午後7時から)ケーブルテレビ

(CCNC)で放送予定(再放送は 12 月 15 日(日)午前 9時から)

一般質問録画映像配信中

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市議会に関する定例会、委員会、協議会及び議長公務等の常滑市議会の情報を中心に発信しています。

左記QRコードから市議会HP及びフェイスブックに簡単にアクセスできます。

愛知県国際展示場(アイチ・スカイ・エキスポ)8月30日(金)中部国際空港島にオープン!!

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− 2− とこなめ市議会だより 11 月号(2019)

医療的ケア児への支援について

問 医療的ケア児の現状と課題は。

答 市では4名を把握。平成30年度

から令和2年度までコーディネーター

を養成し、多分野にまたがる支援を実

施する。命を守る視点から慎重な対応

が求められる。

問 保育園における医療的ケア児の

受け入れの考えはどうか。

答 看護師、研修を受けた保育士な

どの人材確保や環境の整備などが必要

となるので、慎重に調査研究をし、前

向きに検討していく。

認知症対策について

問 認知症サポーターの現状とステ

ップアップ研修等の取り組みは。

答 平成18年度からサポーター研修

を実施し、平成30年度末までに

5,380人が

参加。

6,000人が目標。ステップアップ研

修には77人が参加。今後も実施し、地

域での活躍を願う。

災害時における福祉支援体制について

問 支援を必要とする要支援者の登

録状況と災害時避難支援の個別計画

の策定状況はどうか。

答 名簿登録者数は、要支援対象者

3,200人中

1,118人で35%。個別計画は、先

進市の犬山市や日進市を参考に必要

な人から策定していきたい。

問 一般避難

所に「福祉避

難室」を設置

する考えはど

うか。

答 

個室スペ

ースとして必

要だと思うが、

固定せず施設

管理者と避難

状況を確認し

ながら設置し

ていきたい。

市民病院における聴覚障がい者への

対応について

問 市民病院における聴覚障がい者

への対応についてはどうか。

答 挨拶程度の手話ができるのは看

護師4名、看護補助1名、社会福祉

士1名。県の聴覚障害者センターに

依頼して手話講座を院内で開く予定。

るため、活用できないと考える。

常滑駅周辺土地区画整理事業について

問 当事業では駅東側にロータリー

を計画しているが、既存の道路を利

用し、送迎スペースや歩道を確保で

きないか。また、駅東側にある臨時

駐輪場を残すことはできないか。

答 送迎車両を道路上に誘導するこ

とは、沿線の土地利用者の迷惑にな

り、交通安全上、望ましくないと考

える。駐輪場は、南側駐輪場のみで

は台数を確保できないことから、位

置や規模を検討している。

消防の救急・救助の発生状況について

問 空港島では愛知県国際展示場や

第2ターミナルが開業し来訪者が増

加すると考える。常滑市内、空港島、

りんくう町の救急出動数は。また、

消防職員を増員すべきでは。

答 救急出動は、市内

2,436件、空港島

255件、りんくう町113件で、空港島は

開港以来最高である。適切な人員配

置ができるよう対応していく。長期

的には、消防力の確保のため検討す

る。

農業集落家庭排水処理事業の

       使用料改定について

問 農業集落家庭排水処理事業と公

共下水道事業は事業としての成り立

ちや開始時期などが違う。独立した

会計として使用料は据え置くべきと

考えるがどうか。

答 両事業は経緯は異なるが、公共

下水道と同じサービスと考えるため、

同一の負担をお願いしたい。

図書館の今後の方針について

問 図書館本館は開館以来50年近く

経過したが、耐震性が確保できず、

青海公民館と南陵公民館の中にある

2つの分館に移転、こども図書室を

新庁舎内に併設する方針が出された。

説明会で、市民から旧常滑高校を図

書館に活用できないかとの意見があ

ったがどうか。

答 厳しい財政状況の中で、市とし

て将来的な活用を断念した経緯があ

一  般  質  問

要支援者個別計画の策定を

旧常滑高校を図書館に活用できないか

来年度にかけて策定していく

将来的活用を断念したため、できないと考える

加藤代史子

議員

西本 真樹

議員

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− 3−とこなめ市議会だより 11 月号(2019)

常滑市のごみ施策全般について

問 知多南部広域環境センター建設地の土壌汚染処

理では、土壌汚染処理と報告されたが、後日、産業廃

棄物処理と報道された。その経緯は。

答 議会への報告では組合が作成した資料を使った

が、産業廃棄物については口頭で説明した。

問 建設予定地で新たに発生した費用を削減するた

めの、元の土地所有者との話し合いの現状は。

答 2市3町の首長と組合幹部が中山製鋼所と協議

し、増額分の負担を申し入れた。今後は弁護士を通じ

た交渉の準備をしている。

問 建設に係る不測の事態に対応するための基金が

必要と思うが、どうか。

答 新たな基金を設ける考えはない。

問 他市町のゴミ袋有料化により、令和4年度以降

の組合への本市負担金の推移は。

答 平成30年度の分担金は3億

6,000万円。組合試算の

当市分担金は令和4年度が1億

2,000万円、令和13年度ま

では約2億

5,000万円で推移する見込み。

問 資源回収ステーションの午後の稼働、北部のス

テーション新設及び事業系一般廃棄物の減量への取り

組みは。

答 「常滑市ごみ減量化推進計画

2017」の見直しの中で、

効果的な方法を検討したい。

福祉政策について

問 大規模改修工事が必要な保育園への対応は。

答 「常滑市公共施設アクションプラン」に基づき、

改修工事を進めている。本年度は鬼崎北保育園で改修

工事を実施。来年度は三和西保育園など4園でトイレ

改修工事を予定している。

問 民間こども園参入のよかった点と反省点は。

答 よかった点は、0~2歳児の受入枠がふえたこ

と、各民間園が特色ある教育・保育を行っており、保

護者の選択肢が増大したこと。反省すべき点は、環境

の変化や保育士の経験不足による不安の声があったこ

と。現在では保護者の理解も広がり、民間保育園の運

営が定着した。

問 老人クラブへの応援体制や今後の取り組みは。

答 各クラブが魅力ある活動ができるよう補助金を

交付。今後も活性化、会員拡大に向けた活動に支援を

行っていく。

問 一人暮らし高齢者への対応は。

答 友愛訪問事業の推進を図り、民生・児童委員等

と連携し、一人暮らし高齢者を支援していく。

問 買い物が不自由な高齢者のための乗合事業への

市の方針は。

答 できることはしっかりと取り組む。今後は地元

と協力し、よりよい手法を検討する。

常滑市民病院の経営状況及び半田市立半田病院

との経営統合について

問 常滑市民病院の経営状況が今年度、特に悪化し

てきたが、その要因及び対策は何か。

答 医業収益の赤字は、4月は1億

1,700万円(前年比

5%減)、5月は1億900万円(前年比8%減)、6月

は1億100万円(前年比4%減)。最大の要因は、4

月からの常勤医師の減少による入院患者数の大幅な

減少や後任補充ができなかったこと。対策は、医師

確保を努めていくとともに、医師・病院職員が一丸

となって、患者数の減少を補うさまざまな経営改善

努力を行ったこと。その結果、7月は入院患者数減

少の改善と入院患者の単価向上により、前年より医

業収益が上回った。

問 平成30年度末の現金預金残高は11億円程度で

あるが、今後どのように推移するか。

答 今年度末には予算で見込んでいる金額以上の

現金預金残高を確保する努力をしていきたい。

問 統合に向けた半田病院との協議の進捗状況と

今後の展開はどうか。

答 診療統合部会・経営統合部会の検討結果を踏ま

えて、統合会議に向けた調整を行うため統合調整会

議を設置。10月21日から両市において、それぞれ市

民に向けた説明会を予定している。

令和元年第2回市議会定例会の一般質問は、9月4日、5日に13人の議員が執行部と熱心なやりとりを行いました。なお、問と答の内容はいずれも質問議員が執筆しました。

環境センター建設でのトラブルは

高齢者のための乗合事業の方針は

市民病院の経営悪化の要因と対策は

弁護士を入れて対処する

できることはしっかりと取り組む

医師不足が要因、医師確保・経営改善を一丸で行う

稲葉 民治

議員

中村 崇春

議員

大川 秀徳

議員

Page 4: 市議会だより-2019-11-写真カラー版...−2− とこなめ市議会だより11月号(2019) 医療的ケア児への支援について 問 医療的ケア児の現状と課題は。答

− 4− とこなめ市議会だより 11 月号(2019)

鬼崎魚群市の充実について

問 今後どのように充実を図ってい

くべきと考えているか。市の課題及

び鬼崎漁業協同組合の意向はどうか。

答 来年度の実施に向けて、魚群市

のPRの拡大として市内観光施設への

チラシ設置や周辺市町へのPR、記者

クラブやタウン誌等への情報提供を

検討する。また、市だけでなく観光

協会のホームページにも掲載予定。

課題については、組合が来年の開催

に向けて検討していくものと考えて

いる。

問 魚群市を充実させるために常設

の施設計画や駐車場の整備、観光バ

スの乗り入れ口の整備などが必要と

思うが、市の考えはどうか。

答 会場となっている鬼崎漁港榎戸

地区周辺には、市有地が数箇所ある

ので、活用できるよう担当課と調整

していきたい。

常滑市における地域猫問題の現状と

今後の対策について

問 今後、地域猫対策はどのように

進めていくのか。

答 原因者宅を訪問し直接指導する。

町内会での情報共有や常滑地域猫の

会へ情報提供。今後も、広報とこな

めや回覧板で啓発を行っていく。

問 常滑市環境美化条例第6条に愛

玩動物(ペット)について定めてい

るが、細かく規定されていない。細

分化して改正するつもりはあるのか。

答 同条第2項で犬を飼養する者の

具体的な行為を定める一方、猫に関

する明文規定がないのが実情である。

今後、条例改正に向けた準備を進め

ていきたい。

した。総括として、外国人観光客が少

しずつふえていることを踏まえ、成果

はあらわれていると考える。

臨時職員の現状について

問 現在、市役所全体の正職員・臨時

職員は何人か。

答 正職員975人、臨時職員829人である。

問 令和2年4月1日より施行される

会計年度任用職員制度によって、臨時

職員の形態は変わるのか。

答 国は、各地方公共団体においてさ

まざまな形で任用されてきた臨時・非

常勤職員を会計年度任用職員として、

全国的に統一した制度に移行する。そ

れによって、給与・費用弁償等の取扱

いが大きく変わる。

地域発展のために、中部国際空港

セントレアと本市との連携について

問 セントレアの年間外国人出入国者

数と全国シェアはどれくらいか。

答 昨年の出入国者数は282万人、全国

シェアは

4.7%である。

問 外国人来訪者の、市内人気観光ス

ポットはどこか。

答 やきもの散歩道、とこなめ招き猫

通り、とこにゃん等である。

問 本市に外国人を呼び込むために行

った主な取り組みと、現状については

どのように総括しているか。

答 主な取り組みとして、①東海地区

外国人観光客誘致促進協議会愛知・名

古屋部会に参加して、外国人観光客を

呼び込むための施策を実施した。②や

きもの散歩道内の公共施設に、無料の

Wi―

Fiスポットを設置した。③半田・

碧南・西尾市と連携し「竜の子街道プ

ロジェクト」にて4市が持つ「醸造・器・

和の心」を活かした多言語の動画や、

パンフレット、ホームページを作成し

て、海外へのPRに努めている。④多言

語の観光パンフレット・やきもの散歩

道マップを作成して、市内各所に配置

一  般  質  問

条例には猫に関する明文規定がないが改正の予定は

市内ホテルに昨年宿泊した外国人数は

今後、条例改正に向けた準備を進めていきたい

26万人、3分の2を中国人が占めている

伊藤 直 議員

相羽 助宣

議員

地域猫サイクル

トランジット観光の様子

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− 5−とこなめ市議会だより 11 月号(2019)

令和元年第2回市議会定例会の一般質問は、9月4日、5日に13人の議員が執行部と熱心なやりとりを行いました。なお、問と答の内容はいずれも質問議員が執筆しました。

スポーツを通した常滑市の活性化策と人材育成について

問 オリンピック・パラリンピック関連のイベント

は考えているか。

答 パラリンピック聖火フェスティバルに参加する

予定である。

問 教育委員会としての取り組みは。

答 県教育委員会から推進校の指定を受けて、大野

小学校では、「ボッチャ」実演・体験を行う。青海中

学校では、トライアスロンの元オリンピック代表選手

の講演会を実施する。

問 ボートレースとこなめ及び常滑市民病院での映

像を活用した観戦等、今後の取り組みはどうか。

答 ボートレースの認知度を高め、新規ファンの獲

得や来場促進につながるような効果的な取り組みであ

れば前向きに判断する。また、病院内では、病棟に広

いスペースがあるので、病気予防を目的として、安全

にスポーツ観戦ができる環境をつくっていきたい。

問 広報とこなめやホームページ等でスポーツで活

躍する子どもたち等を取り上げたらどうか。

答 地域の活性化にもつながるので、ぜひ実施して

いきたい。

小学校の水泳授業について

問 本年度より小学校プールの集約化による水泳授

業が一部の学校で始まった。計画通り授業は進んだか。

また、温水プール利用者や相手先の中学校との調整は

問題なかったのか。

答 西浦南小学校は天候不順により授業数が消化し

切れていない。今後温水プール側と調整する予定。温

水プール利用者からは、子供のことなのでやむを得な

いと理解を得ている。学校同士の調整は問題なかった。

小学校と相手先の中学校では小学校優先とした。バス

での送迎も問題なかった。

問 来年度は2校ふえて、合計4校が温水プールに

行く。年間のスケジュールはどうなっているのか。

答 期間を前後一カ月ずつ延長し5月から11月で対

応する。寒くなってくるので濡れた髪の毛をしっかり

と拭かせるなど体調管理にも気を配る。

問 プールの跡地利用や着衣水泳、皆泳指導につい

てはどう考えているか。

答 跡地利用は未定であるが、グラウンドの一部と

して整備することが考えられる。着衣水泳は水質の問

題があるため温水プールでは不可能となる。口頭での

指導となる。授業とは別枠で行っていた皆泳指導は施

設面もあるが教員不足などで従前のような対応は出来

ない。

よりよいまちにするために市民への適切なる回答を

問 一般質問で執行部の回答が質問とかみ合わな

い、また、市民からは行政に相談してもなかなか返

事がないという苦情がある。税金のムダづかいをな

くし、市民のためを目指し、4つの質問をする。

 

1つ目、

新ごみ焼却場建設計画に多額な損失があっ

たが知多南部広域環境組合に問題はなかったか。

答 その都度法令のもとに判断、組合議会に諮って

進めてきたので、大きな問題はなかった。

問 2つ目、

新市庁舎設計では、市民から変更の意

見が出され、昨年は市庁舎複合化に対しても反対の

署名活動があった。市民からなぜそのような反対が

あったのか、検証した結果を問う。

答 大きな事業を進めるうえで、計画の見直しは市

民の皆さんの意見を可能な限り反映できた。

問 3つ目、居宅訪問型保育を障がい児に受けさせ

ようと市に相談したが、なかなか理解してもらえず

半年間が経過した。その原因は何か。

答 相談の内容を把握していなかったもの、誰から

も信頼される職員を心がけていきたい。

問 4つ目、

答弁漏れの一般質問を後程回答を求め

てもしないのは、権力者の傲慢ではないのか。

答 一般質問の中で議論することが市民の知る権

利を守ることになると考えている。

2020年オリンピック・パラリンピックの取り組みは

小学校プール集約化における今後の改善点は

市庁舎変更設計案は出来レースでは

情報収集に努め、効果的な取り組みを実施していく

授業数と予備日をふやす必要がある

4階と3階の2案計画あり

渡邉十三香

議員

成田 勝之

議員

井上 恭子

議員

Page 6: 市議会だより-2019-11-写真カラー版...−2− とこなめ市議会だより11月号(2019) 医療的ケア児への支援について 問 医療的ケア児の現状と課題は。答

− 6− とこなめ市議会だより 11 月号(2019)

子どもを取り巻く環境の問題︵﹁子供の貧困﹂︶への

取り組みとしての奨学金制度について

問 親の経済格差による子供の学ぶ

機会の不平等解消を目的として、「授

業料減免の拡充」と「給付型奨学金

の大幅増額」が来年4月から実施さ

れる。対象者は大学、専門学校など

で学んでいる所得の低い世帯の学生

である。多様化する奨学金制度の周

知及び相談窓口での対応はどうか。

答 ホームページで、国や県の各種

奨学金制度について閲覧できるよう

にしている。相談窓口では、さまざ

まな奨学金制度の概要案内を用意し

ている。

問 本市奨学金について、制度の充

実を検討してはどうか。

答 現在のところ考えていない。

問 生活困窮者に対して、奨学金制

度以外の支援制度は。

答 生活福祉資金貸付制度の支援で

低所得世帯に属する者が就学に際し

必要となる費用を貸し付ける「教育

支援費」「就学支援費」がある。

本市の文化施設等を使用する展示会、

イベント等のガバナンスについて

問 本市施設において過去、プロパ

ガンダ要素を含む展示会やイベント

が行われたことはあるか。また、今

後行われない「規約」になっているか。

答 過去3年の間、展示会・イベン

トでは、プロパガンダの要素を含む

ものはなかった。条例で「公の秩序

又は善良な風俗を乱すおそれがある

と認めたとき」、「その他管理上支障

があると認めたとき」は、使用を許

可しないと定めている。

小学校のエアコン設置状況について

問 日常のメンテナンスと停電時の

対応はどうか。

答 一年間は保証付きで通常の点検

等は業者に依頼。停電時は熱中症対策

として、水分補給等で対応する。

問 音楽室などの特別教室に設置要

望が強い。また、体育館への設置は考

えているか。

答 音楽室への設置は必要と感じて

いる。体育館にはスポットクーラーの

設置が有効と考えるが、教育委員会と

しては特別教室が優先と考える。

職員の働き方の方針について

問 AIによる事務作業の省力化が今

後想定される中、定年延長、再任用な

どによる人員増を第7次職員定員適

正化計画にどう組み入れるか。

答 AI導入も定年延長もまだ決まっ

てない。計画の見直しで対処する。定

年延長などでの人員増は見込めない。

問 事務的作業の効率化が進むと能

力差が出る。能力の向上策や人事評価

などを考える必要があるがどうか。

答 研修にて能力の向上を図る。能

力が反映できる人事評価を導入して

おり、それを活用する。

問 人員に余力が生じた時の活用策

として、業者に委託している草刈など

の環境整備的な作業をする部署の新

設についてはどうか。

答 人が必要となる部署に有効活用

を図る。またデスクワーク以外の仕事

も考え方の一つとして検討する。

一  般  質  問

多様化する﹁奨学金制度﹂の周知を

事務作業の省力化に人工知能AIの導入は

さまざまな奨学金制度の内容を相談窓口で随時紹介

導入に向けて、研究していく

山田 豪 

 議員

盛田 克己

議員

奨学金制度に対応するSDGs(持続可能な開発目標)のロゴ

エアコン屋外装置

Page 7: 市議会だより-2019-11-写真カラー版...−2− とこなめ市議会だより11月号(2019) 医療的ケア児への支援について 問 医療的ケア児の現状と課題は。答

− 7−とこなめ市議会だより 11月号(2019)

市民協働によるまちづくりについて

問 市民が主体となり自発的に取り組まれてい

る事業や活動が多くあるが、支援体制はどうか。

答 市民団体に対して、「まちづくり事業費補助

制度」がある。活動内容等の条件はあるが全体で

160万円を補助している。

問 とこなめ山車まつりの開催に向けて、市はど

のような支援を行っているか。

答 国の補助金申請の手続き、会場の提供、県や

他市町へのPRや連絡調整等、事務局や実行委員会

が円滑に進められるよう支援している。

問 とこなめ山車まつりを観光やシティプロモー

ションで活用し、市内外や県内外、世界へ広くPR、

発信できないか。

答 新しい取り組みとして、山車の展示や囃子、

からくりの披露、セントレア内での広告などがあ

る。これからも各地域のまつりを魅力ある観光資

源として発信していきたい。

問 5年周期で開催するため、継続した支援や財

源の確保などの仕組みをつくれないか。

答 市民主体の体制であれば継続して支援して

いく。ふるさと納税による寄附金を基金として積

立てることも一つの案である。

令和元年第2回市議会定例会の一般質問は、9月4日、5日に13人の議員が執行部と熱心なやりとりを行いました。なお、問と答の内容はいずれも質問議員が執筆しました。

山車まつりをシティプロモーションに活用しては

魅力ある観光資源として広く発信していく

伊奈 利信

議員

 決算特別委員会(委員長・川原和敏議員/副委員長・中村崇春議員)において、決算審査が行われました。

 

審査は、15名の委員から事前に通告された174項目について、予算に対する成果や適正に執行されている

かの確認、結果の評価などの質疑が行われました。

 

また、委員全員で令和2年度予算編成に向けて意見及び要望を取りまとめ、29項目を執行機関である市

へ提出しました。主な意見及び要望事項は次のとおりです。

意見及び要望事項(抜粋)

・北部バスの運行については、各地域の要望が多くあるため柔軟

 

に対応をされたい。

・常滑南部線のバス路線維持に努められたい。

・シティプロモーション事業により常滑市を訪れた人が再来訪し

 

たいと思うように観光地として整備されたい。

・いつ来るかわからない大規模地震のためにも、災害用備蓄品の

 

整備を早められたい。

・在宅医療連携システムをしっかりと活用してもらえるよう、引

 

き続き努力されたい。

・虐待件数等はふえているため、引き続き関係機関と連携をとり、

 

早期発見、早期対応をしてもらいたい。

・発達障害の子供たちのために、相談業務や放課後等デイサービ

 

スなどに力を入れられたい。

・妊娠・出産・子育てにつながる事業は大切であり、市のイメー

 

ジアップにもつながるため、引き続き努力されたい。

・不妊治療については治療を受けやすくできるような体制づくり

 

をされたい。

・資源回収ステーションについては午後も受け入れされたい。

・耐震診断を受けた住宅が改修されるよう、継続的にPRされたい。

・介護予防・日常生活支援総合事業は介護者のニーズに応えて行

 

われているため継続されたい。

・介護予防把握事業については地域を拡大して実施されたい。

・浄化センター整備事業の工期延期が、市民に不利益とならない

 

ように事業を進められたい。

・訪問看護ステーション事業は利用者からの評判がよいため、他

 

機関との連携等、引き続き充実を図られたい。

常滑市の行財政改革の効果は認められるが、さらなる効率化を図ることが肝要

平成30年度決算を認定

Page 8: 市議会だより-2019-11-写真カラー版...−2− とこなめ市議会だより11月号(2019) 医療的ケア児への支援について 問 医療的ケア児の現状と課題は。答

− 8− とこなめ市議会だより 11 月号(2019)

 市議会協議会

 

市政に関する重要な問題を全員で調査研

究し、市政運営の円滑な推進を図るため、市

議会協議会を開催しました。7月、8月の開

催状況と提出された案件は次のとおりです。

なお、9月は案件がなかったため開催しませ

んでした。

令和元年第3回協議会(7月29日開催)

 

○ボートレースとこなめ第6次経営合理化

  

計画

第4回協議会(8月26日開催)

 

○新庁舎の実施設計について(中間報告)

 

○路線バスに係る運賃助成制度の試行に

  

ついて

 

○幼児教育・保育の無償化及び給食費の

  

改定について

 

○中華人民共和国江蘇省宜興市との

  

友好都市の提携について

 

○農地利用集積円滑化事業(売買事業)で

  

保有する農地の今後について

 

○社会教育施設等の指定管理者の選定に

  

ついて

 

○西知多道路建設に伴う青海グラウンドの

  

移転候補地について

 

﹁中学生との懇談会﹂を開催しました

 

常滑市議会広報広聴委員会では、令和元年9月26日(木)に常滑中学校3

年生(169名)を対象に主権者教育について生徒と「議会と語る会」を実施し

ました。11月15日(金)には、南陵中学校でも同様に実施します。詳細につ

いては、次号でお知らせいたします。

令和元年 第2回市議会定例会審議結果 (9月2日~9月30日開催)

議 案 名報告第8号 平成 30 年度決算に係る常滑市の健全化判断比率について報告第9号 平成 30 年度決算に係る法非適用企業に係る特別会計の資金不足比率について報告第10号 平成 30 年度決算に係る常滑市水道事業会計の資金不足比率について報告第11号 平成 30 年度決算に係る常滑市モーターボート競走事業会計の資金不足比率について報告第12号 平成 30 年度決算に係る常滑市病院事業会計の資金不足比率について報告第13号 専決処分の報告について議案第12号 令和元年度常滑市一般会計補正予算(第2号)議案第13号 令和元年度常滑市モーターボート競走事業会計補正予算(第1号)議案第14号 令和元年度常滑市病院事業会計補正予算(第1号)議案第15号 常滑市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例について議案第16号 常滑市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正について議案第17号 職員の分限の手続及び効果に関する条例等の一部改正について議案第18号 常滑市立幼稚園保育料等条例の一部改正について議案第19号 常滑市保育の必要性の認定に関する条例の一部改正について議案第20号 常滑市立保育所の設置及び管理に関する条例の一部改正について議案第21号 常滑市立青海こども園の設置及び管理に関する条例の一部改正について議案第22号 常滑市子ども医療費支給条例の一部改正について議案第23号 常滑市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について議案第24号 常滑市が設置する専用水道に係る水道技術管理者の資格を定める条例の一部改正について議案第25号 常滑市水道事業給水条例の一部改正について議案第26号 常滑市水道事業布設工事監督者及び水道技術管理者に関する条例の一部改正について議案第27号 常滑市消防団条例の一部改正について議案第28号 友好都市の提携について

審議結果については、いずれも原案どおり了承、可決されました。