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染料 顔料 油性 染料インキ ・カラーインキ(CK) 1960年 ・サインペン(SK) 1965年 水性 染料インキ ・サインペン(WK) 1968年 耐水性向上 染料イ ンキ 洗濯で落ちる 染料インキ ・マイネーム(YK) 1970年 強接着性 油性インキ ・ラインマーカー(VK) 1973年 蛍光染料インキ ・SG7 1973年 安全性考慮 油性インキ ・白板マーカー(WBK) 1974年 油性顔料 剥離インキ ・滅菌インジケータ 1975年 熱変色性 染料インキ ・サーモカラーインキ(TC) 1978年 蓄熱変色性 MC顔料インキ ・ソリッドマーカー(SC) 1978年 不透明油性 顔料ゲル化インキ ・ペイントマーカー(PMK) 1982年 不透明油性 顔料インキ ・フチドリマーカー(PMKメタ) 1982年 油性染料、顔料 混合系インキ ・白板マーカー(WBK-T) 1982年 アルコール系油性 顔料剥離インキ ・ピグマ(SDK) 1982年 超微粒子 水性顔料インキ ・サクラボール(AB) 1979年 耐水性染料インキ ボールペン ・ボールサイン(GB) 1984年 水性染料 ゲルインキ ・ボールサイン(PGB) 1988年 水性顔料 ゲルインキ ボールサイン(PGBフチドール・ラグジェ) 1999年 水性金属粉顔料 染料混合系ゲルインキ ・ボールサイン(PGBキララ) 1998年 水性金属粉顔料 ゲルインキ ・ペンタッチツイン(PK-T) 1998年 安全性重視高接 着性油性インキ ・水性白板マーカー(ZBK) 1991年 水性顔料 剥離インキ ・ピグマックス(ZPK) 1991年 不透明水性 顔料インキ ・ジンクリッチペン 2010年 腐食抑制 顔料ゲル化インキ ローハロゲンマーカー(XSC-LH) 2010年 工業用ローハロゲン 顔料ゲル化インキ ・デコキュート(ZHK-S) 2008年 不透明水性 メタリック顔料インキ ・鉄鋼用マーカー(PKK) 2010年 造船PSPC基準適合 顔料インキ ・ラインマーカー(EVKT) 1987年 蛍光顔料インキ ・ボールサイン(PGB蛍光) 1995年 水性蛍光顔料 ゲルインキ オゾン殺菌インジケータ 1995年 オゾン変色 染料インキ ステラッド用インジケータ(ICカードap) 2011年 過酸化水素プラズマ 変色染料インキ 過酸化水素減菌インジケータ 1995年 過酸化水素変色 染料インキ EOG減菌インジケータ 1980年 EOG変色 染料インキ ・ボールサイン(PGBティアラ) 2000年 水性光輝性顔料 ゲルインキ ボールサイン(PGBムーンライト) 2002年 水性顔料不透明 ゲルインキ ボールサイン(PGBアクアリップ・スフレ) 2003年 水性顔料非吸収面接着付与 ゲルインキ ・エスピエデコレーションペン(EK) 高固形分 水性顔料ゲルインキ 2006年 2000年 ・墨液(JW) 洗濯で落ちる 染料サインペンインキ 2009年 ・サインペン(MK-S) ・WD用インジケータ 2008年 医療器具洗浄変色 染料インキ 「サクラクレパス」は、90年間に蓄積された色材技術を応用し、常に 新たな描画材料・筆記具・インジケータインキ・工業用マーカーの 開発など、新しい時代に向けて技術開発に取り組んでいます。 「サクラクレパス」の色材技術は、90年間にわたり時代が要望 する新製品を世に送り出してきました。色材である顔料や染料 にそれを引き立てる展色剤、 水や溶剤をベースに様々な要求、 使用シーンに合わせて顧客から満足がいただけるよう品質を 創り上げてきました。下表は弊社が生み出してきた色材のうち のインキの進化図です。 従来から研究・開発をすすめている描画材料・筆記具分野での 色材技術がさらに進化し、『滅菌インジケータインキ』など医療 関係者にしか知られていない医療分野への参入もしています。 医療機器類は、必ず滅菌インジケータとともに滅菌作業が行わ 色材の進化。 技術 TECHNOLOGY れ、インジケータの色で使用可・不可が判断されています。そ の滅菌手段も年々より安全確実な方法が開発され、それに対 応すべく新たなインジケータの開発も行っています。 また、マーカー類では昨今の工業分野に欠かすことのできな い固形ペンキである『ソリッドマーカー』を開発し、成分中のハ ロゲンや不純物を抑え金属の腐食を起こさない『ローハロゲ ンマーカー』や造船所での船舶マーキングに最適な『鉄鋼用 マーカー』の開発など着実に新しい時代に向けて技術開発に 取り組んでいます。 ■色材進化論・インキ編 26

技術染料 顔料 油性 染料インキ ・カラーインキ(CK) 1960年 ・サインペン(SK) 1965年 水性 染料インキ ・サインペン(WK) 1968年 耐水性向上

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染料

顔料

油性染料インキ・カラーインキ(CK)

1960年

・サインペン(SK)

1965年

水性染料インキ

・サインペン(WK)

1968年

耐水性向上染料インキ

洗濯で落ちる染料インキ

・マイネーム(YK)

1970年

強接着性油性インキ

・ラインマーカー(VK)

1973年

蛍光染料インキ

・SG7

1973年

安全性考慮油性インキ

・白板マーカー(WBK)

1974年

油性顔料剥離インキ

・滅菌インジケータ

1975年

熱変色性染料インキ

・サーモカラーインキ(TC)

1978年

蓄熱変色性MC顔料インキ

・ソリッドマーカー(SC)

1978年

不透明油性顔料ゲル化インキ

・ペイントマーカー(PMK)

1982年

不透明油性顔料インキ

・フチドリマーカー(PMKメタ)

1982年

油性染料、顔料混合系インキ

・白板マーカー(WBK-T)

1982年

アルコール系油性顔料剥離インキ

・ピグマ(SDK)

1982年

超微粒子水性顔料インキ

・サクラボール(AB)

1979年

耐水性染料インキボールペン

・ボールサイン(GB)

1984年

水性染料ゲルインキ

・ボールサイン(PGB)

1988年

水性顔料ゲルインキ

・ボールサイン(PGBフチドール・ラグジェ)

1999年

水性金属粉顔料染料混合系ゲルインキ

・ボールサイン(PGBキララ)

1998年

水性金属粉顔料ゲルインキ

・ペンタッチツイン(PK-T)

1998年

安全性重視高接着性油性インキ

・水性白板マーカー(ZBK)

1991年

水性顔料剥離インキ

・ピグマックス(ZPK)

1991年

不透明水性顔料インキ

・ジンクリッチペン

2010年

腐食抑制顔料ゲル化インキ

・ローハロゲンマーカー(XSC-LH)

2010年

工業用ローハロゲン顔料ゲル化インキ

・デコキュート(ZHK-S)

2008年

不透明水性メタリック顔料インキ

・鉄鋼用マーカー(PKK)

2010年

造船PSPC基準適合顔料インキ

・ラインマーカー(EVKT)

1987年

蛍光顔料インキ

・ボールサイン(PGB蛍光)

1995年

水性蛍光顔料ゲルインキ

・オゾン殺菌インジケータ

1995年

オゾン変色染料インキ

・ステラッド用インジケータ(ICカードap)

2011年

過酸化水素プラズマ変色染料インキ

・過酸化水素減菌インジケータ

1995年

過酸化水素変色染料インキ

・EOG減菌インジケータ

1980年

EOG変色染料インキ

・ボールサイン(PGBティアラ)

2000年

水性光輝性顔料ゲルインキ

・ボールサイン(PGBムーンライト)

2002年

水性顔料不透明ゲルインキ

・ボールサイン(PGBアクアリップ・スフレ)

2003年

水性顔料非吸収面接着付与ゲルインキ

・エスピエデコレーションペン(EK)

高固形分水性顔料ゲルインキ

2006年

2000年

・墨液(JW)

洗濯で落ちる染料サインペンインキ

2009年

・サインペン(MK-S)

・WD用インジケータ

2008年

医療器具洗浄変色染料インキ

「サクラクレパス」は、90年間に蓄積された色材技術を応用し、常に新たな描画材料・筆記具・インジケータインキ・工業用マーカーの開発など、新しい時代に向けて技術開発に取り組んでいます。

「サクラクレパス」は子どもたちと地球の未来のために、環境への負荷が少ない商品開発・技術開発に取り組んでいきます。

サクラクレパスは企業理念として「教育・文化への貢献」、「共

存・共栄」を掲げ、自主技術・製品開発を通じて、次世代をは

ぐくむ子どもたちにとっての豊かな社会の実現に向けて努

力してきました。

1995年に「ポリチューブ宣言」、「ラミネートチューブ宣言」

を行い、全ての学童用絵の具チューブを、それまでの「鉛

チューブ」から「ポリチューブ」、「ラミネートチューブ」へと切

り替えました。これは、“子どもたちと地球の未来を考えた”

上での決断でした。

これまでも、そして、これからも、わたしたちは企業理念に基

づいて、社会の一員であることを深く認識し、地球環境との

調和、地域社会との共生、そして社会貢献活動を通じて、子

どもたちと地球の未来のため、出来ることから一つずつ取り

組んでいきます。

①省資源・リサイクルの促進

「エコフィールシリーズ」では限りある資源の有効利用とし

てリサイクル材を商品に使用しています。また、補充イン

キやレフィルなど、繰り返し使える設計にすることにより、

ゴミの減量化に努めます。 

②環境負荷の低減

焼却時に有害な塩化水素ガスを発生しない素材への切り

替えをはかっています。

③グリーン購入ネットワークへの参加

環境に与える負荷ができるだけ少ない製品の優先的購入

(グリーン購入)に率先して取り組む企業、行政機関、民間

団体などによるネットワークである「グリーン購入ネット

ワーク」。

サクラクレパスもその一員として、環境に配慮した製品の

開発や購入を積極的に進めています。

「サクラクレパス」の色材技術は、90年間にわたり時代が要望

する新製品を世に送り出してきました。色材である顔料や染料

にそれを引き立てる展色剤、水や溶剤をベースに様々な要求、

使用シーンに合わせて顧客から満足がいただけるよう品質を

創り上げてきました。下表は弊社が生み出してきた色材のうち

のインキの進化図です。

従来から研究・開発をすすめている描画材料・筆記具分野での

色材技術がさらに進化し、『滅菌インジケータインキ』など医療

関係者にしか知られていない医療分野への参入もしています。

医療機器類は、必ず滅菌インジケータとともに滅菌作業が行わ

色材の進化。技術TECHNO

LOGY

環境保全への取組み。環境ECOLOG

Y

登録番号:JP08/070472

れ、インジケータの色で使用可・不可が判断されています。そ

の滅菌手段も年々より安全確実な方法が開発され、それに対

応すべく新たなインジケータの開発も行っています。

また、マーカー類では昨今の工業分野に欠かすことのできな

い固形ペンキである『ソリッドマーカー』を開発し、成分中のハ

ロゲンや不純物を抑え金属の腐食を起こさない『ローハロゲ

ンマーカー』や造船所での船舶マーキングに最適な『鉄鋼用

マーカー』の開発など着実に新しい時代に向けて技術開発に

取り組んでいます。

■色材進化論・インキ編

(株)サクラクレパス大阪工場は、事業活動、製品、サービスを通じて環境に与える負荷をできるだけ減らすように配慮したシステム=「ISO14001」環境マネジメントシステムの認証を取得しています。

特集-05

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