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取扱説明書 設置編
センサーカメラ
品番 VL-CD265
VL-CD265(ライト付屋外タイプ)
●取扱説明書をよくお読みのうえ、正しく安全にお使いください。●本書では、設置手順、テレビドアホンへの接続と操作、センサー調整の説明について記載されています。
●本書をお読みいただく前に「取扱説明書 基本編」を必ずお読みください。また、センサーカメラの調整については、テレビドアホンの取扱説明書もご確認ください。
●設置終了後は、「取扱説明書 基本編」「保証書」とともに大切に保管してください。
電源
マイク
工事説明付き
ブイエル シーディー
設置作業は、設置後の安全に関わる重要な作業です。設置中および設置後の事故を防ぐため、工事は販売店または専門の工事店に依頼してください。
2
本書内での表記について●本書では、「センサーカメラ」を「カメラ」と表記しています。●本書では、「パーソナルコンピューター」を「PC」と表記しています。●本書では、「ブロードバンドルーター」を「ルーター」と表記します。●本書では、「テレビドアホン」、「PC」を総称して、「各機器」と表記していることがあります。
記号について<重要>...........................設置上、お守りいただきたい重要事項や禁止事項を記載しています。
必ずお読みください。
<メモ>...........................操作の参考となることや、補足説明を記載しています。
表記について
もくじ
3
設置説明
その他
設置の前に
設置の前に
設置説明
その他
表記について....................................................................................2 ●本書内での表記について........................................................................................................2 ●記号について...........................................................................................................................2
もくじ................................................................................................3特長....................................................................................................4付属品の確認....................................................................................5各部の名前........................................................................................6 ■カメラ本体...........................................................................................................................6 ■送電装置...............................................................................................................................7 ■ランプの表示について.......................................................................................................7設置のながれ....................................................................................8設置工事を始める前に.....................................................................9
●工事について...........................................................................................................................9 ●設置場所について...................................................................................................................9 ●動作検知と人感(熱)センサーの検知範囲と特性...............................................................11 ●推奨する設置位置................................................................................................................15 ●設置例....................................................................................................................................16 ●LEDライトの明るさについて............................................................................................18 ●明るさ、距離の違いによる画像について..........................................................................18 ●使用されるLANケーブルについて....................................................................................18
接続のしかた ................................................................................ 19 ●カメラとテレビドアホンを仮接続する..............................................................................19 ●カメラをテレビドアホンに登録する..................................................................................20 ●その他の動作確認 ...............................................................................................................21
カメラを設置する.......................................................................... 22 ●カメラを取り付ける............................................................................................................22 ●屋内側の配線と送電装置の取り付け.................................................................................30 ●センサー入力端子について.................................................................................................34
カメラを設定する.......................................................................... 35 ●カメラ映像をモニターする.................................................................................................35 ●カメラの機能設定のしかた.................................................................................................36 ●センサーを調整する............................................................................................................37 ●センサーの動作確認と録画のテスト.................................................................................42 ●センサー範囲調整キャップについて.................................................................................47
お出かけ先からカメラ画像を見る............................................... 50 ●カメラの認証設定を変更.....................................................................................................51 ●自動ポートフォワーディング設定と「みえますねっと」サービス(有料)の登録............53 ●インターネット経由でカメラ画像を確認する..................................................................55
保証とアフターサービス.............................................................. 56
4
カメラの画像は、テレビドアホン、スマートフォン※、PCを使って見たり録画したりすることができます。■各機器でできること
機器名 できること
テレビドアホン
●見たいときにカメラの画像を見ることができる。●センサー検出時にカメラの画像を見ることができる。●センサー検出時にカメラの画像をSDメモリーカードに録画できる。
●テレビドアホンからカメラの音を聞くことができる。
電源
マイク
VL-CD265(ライト付屋外タイプ)
●カメラ内蔵のセンサーの替わりに、外部のセンサーを取り付けることができる。
● LEDライトを使って侵入者を威嚇することができる。
携帯電話 /スマートフォン※
「みえますねっと」サービス ( 有料 ) に加入の場合●見たいときにお出かけ先からカメラの画像を見ることができる。(画像は連続静止画です。)
PC
●自宅のPCからカメラの画像を見ることができる。●カメラのお知らせ音を鳴らすことができる。
「みえますねっと」サービス ( 有料 ) に加入の場合●外出先のPCからカメラの画像を見ることができる。
※ iPad、iPhone、iPodtouch、AndroidTM端末が対象です。詳細はパナソニックのサポートウェブサイトを参照してください。http://panasonic.jp/com/support/sensor/
特長
5
設置の前に
不備な点がございましたら、お買い上げの販売店へお申し付けください。本製品の付属品以外にご用意いただくものについては、22~25ページを参考にしてください。
□ ワッシャー(大)................................1個 (壁と安全ワイヤー取り付け用)
□ ワッシャー(中)................................1個 (本体と安全ワイヤー取り付け用)
□ 安全ワイヤー....................................1本 (長さ約0.3m)
□ センサー範囲調整キャップ.............1式
標準(予備)
□ 配線中継ユニット............................1式
●配線中継ユニットの組み立て説明書をご確認ください。
□ 画角確認用カバー............................1枚
□ 送電装置............................................1個
送電装置
□ 壁掛け金具........................................1個
□ スタンド............................................1個
□ ねじA (4mm×20mm)..............6本 (スタンドカバーとスタンドベース取り付
け用4本、壁掛け金具取り付け用2本)
□ ねじB (2.6mm×10mm)...........1本 (本体と安全ワイヤー取り付け用)
□ ねじC (3mm×12mm)..............4本 (本体とスタンド取り付け用)
□ ねじD(4mm×25mm)...........5本 (スタンドと壁取り付け用4本、壁と安
全ワイヤー取り付け用1本)
付属品の確認
□取扱説明書 設置編(本書).........1冊
□取扱説明書 基本編.........................1冊
□保証書................................................1式
□CD-ROM※........................................1枚※CD-ROMには各種取扱説明書お
よび各種ツールソフトが納められています。
□カメラ作動中ステッカー.................1枚
6
各部の名前
≪正面≫
≪底面≫
電源
マイク
レンズ(フォーカス範囲:0.4m~∞)
人感(熱)センサー(☞13ページ)
ドームカバー電源ランプカメラの状態やLANケーブルとカメラの接続状態を表示します。(☞7ページ)
LEDライト(☞18ページ)LEDライトの点灯のしかたは照明設定画面で切り換えることができます。(取扱説明書 基本編☞26ページ)
マイクカメラの内蔵マイクを使って、カメラ付近の音声をテレビドアホンで聞くことができます。
シリアルナンバー、MACアドレスラベル(本体背面)
放熱用アルミダイカスト部
明るさセンサーカメラの周りの明るさを検知します。LEDライトの点灯の仕方を制御します。(取扱説明書 基本編☞26ページ)
センサー入力端子外部センサーなど外部機器を使うときに使用します。
ボタンセンサー入力端子へ配線材を抜き差しするときに使用します。
データ/電源入力端子
スタンド取付部
初期化ボタン※1カメラの設定を工場出荷値に戻します。
安全ワイヤー固定位置
スピーカーカメラ画面からお知らせ音を鳴らしたり、検知したときにお知らせ音を鳴らすことができます。(取扱説明書 基本編☞ 27ページ)
メモシリアルナンバー(SER.NO.)、MACアドレスは本体背面のラベルを確認してください。
※1 初期化ボタンについてカメラの初期化ボタンを押すことで、お買い上げ時(工場出荷時)の状態に戻すことができます。①送電装置からのLANケーブルを外して本機の電源を切り、初期化ボタンを押しながら再度送電装置からのLANケーブルを接続してそのまま初期化ボタンを5秒以上押し続けてください。
②約2分後に本機が起動して、ネットワーク設定データを含む設定が初期化されます。テレビドアホンに接続設定後初期化ボタンを押すと、テレビドアホンからの設定が解除されますので、一旦テレビドアホンとのLANケーブル接続を外して接続を解除し、再度LANケーブルを接続してテレビドアホンとの接続を再設定してください。
■カメラ本体
7
設置の前に
≪正面≫
≪背面≫
≪底面≫
LANケーブルで、DC電源をカメラに供給します。
カメラON/OFF
送電装置リセット
送電装置リセット送電装置とカメラを再起動します。
カメラON/OFF約3秒間押し続けるとカメラの電源を一時的にOFFすることができます。(再度約3秒間押すと、カメラは再起動します。)
電源ランプ電源とカメラの状態を表示します。(下記 )
電源線直結端子電源線を直結で接続する場合に使用します。直結接続で使用する場合、接続工事には電気工事士の資格が必要です。(☞33ページ )
カメラ側直結端子コネクターがついていない LANケーブルを接続するときに使用します。(☞ 30ページ )
LAN端子ハブまたはルーターや各機器に接続する端子です。
カメラ側へ端子カメラ側に接続する端子です。
■ランプの表示についてカメラと送電装置それぞれの電源ランプは、色と点灯、点滅、消灯により状態を示します。電源ランプ(カメラ)動作状態 ランプ状態
電源投入時(ケーブル接続済み) 橙点灯→橙点滅→緑点灯(カメラにネットワークケーブルを接続し、電源を接続したときに、前述の順にLEDが点灯・点滅します。)
待機時および通信中(ケーブル接続済み)緑点灯
待機時および通信中(ケーブル未接続)橙点灯(ネットワークケーブルが接続されていないか、ハブまたはルーターが動作していません。)
カメラバージョンアップ中 橙点滅PC接続ソフトウェアメンテナンス画面からの初期化時
橙点滅→橙点灯→消灯
UPnPによるポートフォワーディングエラー 橙点滅(2秒間隔(1秒点灯/1秒消灯))人感センサー検知発生 橙点灯(人感センサー反応時に橙点灯します。)カメラに異常発生 赤点滅(カメラが故障しています。) 電源ランプ(送電装置)動作状態 ランプ状態カメラ~送電装置未接続 橙点灯(カメラと送電装置がLANケーブルで接続できていません。)カメラ~送電装置起動中 緑点滅通常動作状態 緑点灯カメラ電源OFF中 赤点灯
■送電装置
設置のながれ
8
■ 設置は、お買い上げの販売店にご依頼ください。■ 設置をされる方へ●正しく、安全にご使用いただくための設置方法について記載しています。よくお読みのうえ、設置の手順にしたがって正しく設置してください。
●カメラ本体と送電装置までの総配線距離は30 m以内となるようにしてください。
カメラを設置するカメラ・送電装置の取り付けやケーブルの配線などを行います。(☞22ページ)
お出かけ先からカメラを見る「みえますねっと」サービス(有料)に登録することで、カメラをインターネットに公開して、カメラ
画像を見れるように設定します。(☞50ページ)
カメラを設定する設置時に必要なカメラの動作検知、人感センサーの検知範囲や感度調整と動作テストを行います。(☞35ページ)
下記の項目をよく読む●安全上のご注意(取扱説明書 基本編☞11~15ページ)●設置上のお願い(取扱説明書 基本編☞19~21ページ)●各部の名前(☞6~7ページ)●設置工事を始める前に(☞9~18ページ)
接続のしかた1.カメラとテレビドアホンを仮接続する (☞19ページ)
全体のシステム構成を確認し、設置前に動作確認を実施します。2.カメラをテレビドアホンに登録する (☞20ページ)
テレビドアホンの画面指示にしたがって、カメラをテレビドアホンに登録します。3.その他の動作確認 (☞21ページ)
外部センサーの接続方法を確認します。
メモ携帯電話やスマートフォンでお出かけ先からカメラ画像を見たいときは、「みえますねっと」サービス(有料)に申し込んでください。「みえますねっと」サービス(有料)については53ページの自動ポートフォワーディング設定と「みえますねっと」サービス(有料)の登録を参照してください。テレビドアホン画面のカメラの設定機能については、「カメラを設定する」(☞35ページ)と取扱説明書 基本編「テレビドアホン設定画面」を参照してください。
9
設置の前に
設置工事を始める前に
工事について電源について:必ず遮断装置を介した次のいずれかの方法で接続してください。●電源コンセントの近くに設置し、遮断装置(電源プラグ)に容易に手が届くこと。●3mm以上の接点距離を有する分電盤のブレーカーに接続する。 ブレーカーは保護アース導体を除く主電源のすべての極が遮断できるものを使用すること。
本機は電気設備技術基準による施工を行ってください。●電源を直結する場合は、電源線とその他の信号配線材の間の絶縁を確保してください。●配線材はAC600V以上の絶縁電線を使用する。
設置場所について本製品は屋外に設置可能ですが、直射日光や雨どいなどから直接水がかかるところを避けて設置してください。雪や雨がドームカバーに付着したり、流れたりすると、誤検知することがあります。別売品の「センサーカメラ用カメラカバー:VL-CDA31」を使用すると軽減されることがあります。
■ 設置する場所について気をつけること●使用上のお願い(取扱説明書 基本編☞16~18ページ)を確認してください。●天井には取り付けないでください。●振動・衝撃や、反響の多い場所●火気・熱器具や、磁石などの磁気の近く●油汚れがついたり、蒸気がかかる場所●携帯電話やスマートフォンなど強い電波を発する製品の近く●硫化水素、リン、アンモニア、炭素、酸、ほこり、有毒ガスなどの発生する場所●海岸の近くや直接潮風があたる場所、温泉地の硫黄環境(塩害などにより製品寿命が短くなることがあります。)●直射日光があたる場所や外灯の真下など、周囲の温度が高くなる場所
■ センサーについて気をつけること●カメラの前を人が横切るような場所に設置してください。
〔人感(熱)センサーは横からの動きによる温度変化を検知しやすく、正面からの動きは検知しにくくなります。詳しくは、14 ページを参照してください。〕
カメラを上から見たとき
人感(熱)センサー
(次ページに続く)
10
設置工事を始める前に■ センサーについて気をつけること(つづき)●真正面から人物が近づいてくるような場所(狭い通路などで、人が真正面から近づいてくるような場所)â 12、14ページを参照してください。
●車の交通量が多い道路がある場所(約5m以上離れていても、車にはセンサー反応します。)
●換気扇、エアコンの室外機、給湯器などの風や、車の排気ガスなどの影響を受ける場所(急激な温度変化により、誤検知しやすくなります。)
●風などで動くような植木、洗濯物などがある場所(温度変化により、誤検知しやすくなります。)
●昼間でも木陰などで影になったり、夜でも外灯で明るくなるなど、明るさが変わりやすい場所●下記のように逆光になる場所(人の顔が暗く映り、判別しにくくなります。)
マンションの階上など、背景に空の占める割合の大きい場所
正面に、直射日光が反射する白壁がある場所
直射日光が当たるような、明るい場所
空白い壁
■ その他●隣家と近接した場所に設置するときは、LEDライトの光が隣の家に迷惑をかけないようにカメラ角度を調整してください。
カメラ
検知しにくい
●直射日光があたる場所や外灯の真下など、周囲の温度が高くなる場所●前方にガラスなど、温度変化の検知を妨げたり、反射するような障害物がある場所
重要センサーを使うことによって生じた事故などの結果について、当社はその責任を負えない場合もございますので、あらかじめご了承ください。動作検知、人感(熱)センサーは、常に高い信頼性を求められる用途には適していません。常に高い信頼性を求められる監視などの用途には、動作検知、人感(熱)センサーを使わないことをお勧めします。
11
設置の前に
動作検知と人感(熱)センサーの検知範囲と特性を理解したうえで、適切な場所にカメラを設置してください。
動作検知と人感(熱)センサーの検知範囲と特性動作検知および人感(熱)センサーの動作は、明るさにより異なります。センサーの初期状態は以下のように動作します。
昼間、または明るい場所
夜間、または暗い場所
動作検知が動作
人感(熱)センサーが動作■ 動作検知についてカメラが撮影した画像内の変化を検知します。
動作検知の検知範囲
カメラ
人の動きを検知できる距離(約5 m)
垂直方向検知範囲(約34°)
●動いている被写体と背景の色が似ているときは、動作を正しく検知しない場合があります。●外部照明の点灯時など、全体的に明るさが急変する場合は、誤って動作検知する場合があります。
●LEDライトの点灯/消灯の直後約2秒間は、動作検知が動作しません。使用状況によっては動作しない時間が長くなる場合があります。 (次ページに続く)
12
設置工事を始める前に
●暗くなると検知しにくくなります。●センサーからのアラーム無検知時間(センサー検知の間隔)※は設定することができます。テレビドアホン接続時は約45秒です。設定値の変更は、PCから行います。
※センサーからの検知間隔(アラーム無検知時間)の変更については、取扱説明書 操作・設定編(CD-ROM内)の「アラーム動作に関する設定を行う」を参照してください。
カメラ
カメラを横切る向きの移動は検知しやすい
カメラに向かってまっすぐ移動する場合は検知しにくい
水平方向検知範囲(約57° アスペクト比16:9時)
検知しにくい
検知しやすい
動作検知の特性 ( 検知しやすい向き、検知しにくい向き )
13
設置の前に
■ 人感(熱)センサーについて人や動物などの温度をもつものから自然に放射されている赤外線による温度変化を検知するセンサーです。(車のマフラーやボンネットなどの外気温との差が大きいものにも反応します)
人感(熱)センサー
カメラ
人の動きを検知できる距離(約5 m)
熱垂直方向検知範囲(約20°)
人感(熱)センサーの検知範囲(周囲の温度が約 20℃のとき)
●夏場など外気温が高いときは、被写体(人の体温など)との温度差が小さくなり、センサー検知しにくくなります。逆に、夜間や冬場など外気温が低くなったときは、温度差が大きくなるため、センサー検知しやすくなります。
●カメラで撮影したい方向に道路がある場合は、通行している車に反応することがあります。設置例1または2(☞16~17ページ)をご覧のうえ、カメラの撮影方向に道路がこないようにしてください。
(次ページに続く)
14
人感(熱)センサーの特性(検知しやすい向き、検知しにくい向き)(周囲の温度が約 20℃のとき)
検知帯を横切る向きの移動は検知しやすい●設置する際は、被写体がカメラの前を横切るような向きに設置してください。
カメラに向かってまっすぐ移動する場合など、検知帯を横切らない向きの移動は検知しにくい●このような向きには設置しないでください。
検知しやすい
カメラ
検知帯※1
水平方向検知範囲(約63°)
検知しやすい
検知しにくい
●テレビドアホン接続時は、暗いときに動作する自動設定になっています。テレビドアホンからの設定により常時動作させたり、タイマーを使って動作時間を設定することもできます。
※1熱を検知する帯で、人感(熱)センサーから複数本出ています。この検知帯域に熱源(人や車など)が出入りすると、温度変化が発生します。センサーはその温度変化を検知して動作します。上図の破線矢印( )のように、カメラに向かってまっすぐ移動すると、検知帯を横切らないために検知しにくくなります。
設置工事を始める前に
15
設置の前に
距離(約3m)
カメラ
横から見た場合
上から見た場合
検知しにくい
玄関
カメラ
検知しやすい家の壁
道路
距離 約3m
推奨する設置位置
門からの侵入者は検知しやすく、前の道路を通る人や車は検知しにくい〔センサーの検知範囲を調整することもできます。(☞47ページ)〕●ただし、侵入者が横向きに映りやすくなります。正面から映したいとき(☞16ページ)
16
設置工事を始める前に
■ 設置例1 玄関口(門)から入ってくる人を検知したいとき
悪い例検知しやすい
玄関
カメラ
道路
前の道路を通る人や車は検知しやすく、門からの侵入者は検知しにくい
検知しにくい
家の壁
侵入者を正面から撮影し、良好に検出させたいとき
検知しにくい
玄関
検知しやすい家の壁
道路
カメラ
良い例検知しにくい
玄関
カメラ
検知しやすい家の壁
道路
●ただし、侵入者が横向きに映りやすくなります。正面から映したいとき(☞下記)
門からの侵入者は検知しやすく、前の道路を通る人や車は検知しにくいセンサーの検知範囲を調整することもできます。(☞ 47ページ)
本機を門の正面に設置し、外部人感センサーを右図のように横からの検出に配置すると、門からの侵入者の姿を正面に捕らえて良好に検知させることができます。
●設置は、推奨品付属の説明書にしたがい、確実に行ってください。
●外部人感センサーを使用する場合、本機と接続後「外部センサー」の設定変更が必要です。
(☞34ページ)
外部人感センサー(推奨品。動作確認済み)竹中エンジニアリング(株)製品番:MS-100A(AC100V 配線が必要)
設置例
17
設置の前に
良い例
駐車場
道路
侵入者を正面から撮影し、良好に検出させたいとき
検知しにくい
検知しやすい
道路
本機を駐車場の正面に設置し、外部人感センサーを左図のように横からの検出に配置すると、駐車場入り口からの侵入者の姿を正面に捕らえて良好に検知させることができます。
カメラ
検知しにくい
●設置は、推奨品付属の説明書にしたがい、確実に行ってください。
●外部人感センサーを使用する場合、本機と接続後「外部センサー」の設定変更が必要です(☞34ページ)
駐車場
外部人感センサー(推奨品。動作確認済み)竹中エンジニアリング(株)製品番:MS-100A(AC100V配線が必要)
検知しやすい
駐車場
駐車場前を通る人や車は検知しやすく、駐車場への侵入者は検知しにくい
カメラ
カメラ
検知 しやすい
検知 しやすい
●車高の高い車の場合は、侵入者の顔がカメラから映るようにカメラを設置してください。侵入者が車に隠れてしまい検知できないことがあります。
●ただし、侵入者が横向きに映りやすくなります。正面から映したいとき(☞下記)
駐車場への侵入者は検知しやすく、駐車場前を通る人や車は検知しにくいセンサーの検知範囲を調整することもできます。(☞47ページ)
■ 設置例2 駐車場の中に入ってくる人を検知したいとき
悪い例
検知 しにくい
検知しやすい 道路
18
設置工事を始める前に
LEDライトの明るさについて■ LEDライトは、センサー検知時の威嚇用です。人などの動きを検知するとLEDライトが点灯しますが、照明用の光量はありません。(LEDライトの光量:正面3mで約7.5ルクス、正面から左右20°/3mで約5.5ルクス)
明るさ、距離の違いによる画像について次の場合は、人の顔が判別しにくくなります。●昼間など明るいときでも、カメラから約3 m以上離れたときただし、撮影時の被写体の場所(日陰・逆光・撮影角度など)によっては、3 m以内でも映りが悪くなり、人の顔が判別しにくくなります。
●夕方や夜間など、周りが暗いとき(画質が低下します)●動いている人の撮影では画像がぶれるため、顔の判別が難しくなります。
使用されるLANケーブルについて送電装置とカメラ間を接続する場合のLANケーブルには、標準のLANケーブル※を使用してください。柔軟性や使いやすさを重視した抵抗値の大きいフラットLANケーブルや細いLANケーブル、あるいは内部の芯線が4芯のLANケーブルは使用できません。
※標準のLANケーブル: 100mの長さでカテゴリー5の特性を保証できるもの(芯線1本あたりの抵抗値が100mで約9Ωであるもの)
使用できる LAN ケーブル ( 例 ) 使用できない LAN ケーブル ( 例 )
標準の LANケーブル 細い LANケーブル フラット LANケーブル
※送電装置に直接PCを接続して使用する場合、LANケーブルにはカテゴリー5以上のクロスケーブルを使用してください。
LEDライト
19
設置の前に
接続のしかた
カメラとテレビドアホンを仮接続するカメラをテレビドアホンやインターネットに接続する方法は以下の3通りあります。●仮接続で動作を確認するときは、最終設置状態と同じ接続で確認してください。
ハブ(市販品)
スタンド(付属品)
LANケーブル(市販品)
LANケーブル(市販品)
送電装置(付属品)
壁
屋外 屋内
センサーカメラ
VL-CD265
スタンド(付属品)
LANケーブル(市販品)
LANケーブル(市販品)
送電装置(付属品)
壁
屋外 屋内
センサーカメラ
VL-CD265
【1】1台のカメラを直接テレビドアホンに接続する場合
【2】複数のカメラを直接テレビドアホンに接続する場合 (テレビドアホンと連携できるカメラは最大で4台です)
インターネット
スタンド(付属品)
LANケーブル(市販品)
LANケーブル(市販品)
送電装置(付属品)
壁
屋外 屋内
センサーカメラ
VL-CD265
テレビドアホン
テレビドアホン
スタンド(付属品)
LANケーブル(市販品)
LANケーブル(市販品)
送電装置(付属品)
壁
屋外 屋内
センサーカメラ
VL-CD265
【3】センサーカメラをインターネットに接続し外部より画像を確認する場合
テレビドアホン
LANケーブル(市販品)
ルーター(市販品)
お出かけ先携帯電話/ スマートフォン
(次ページに続く)
20
接続のしかた
メモ送電装置とカメラや各機器を接続するには市販のLANケーブルが別途必要です。設置の際に必要とする長さのLANケーブルを用意してから設置してください。LANケーブルはストレートケーブル(カテゴリー5以上)をご用意ください。コネクターがついていないLANケーブルを使用する場合は、配線中継ユニット(付属品)を使用することをお勧めします。スタンドの下部より屋外に露出する配線の場合は、市販の屋外用LANケーブルまたは別売の屋外設置用ケーブルキットをご用意ください。(取扱説明書 基本編☞46ページ)
1 テレビドアホンとカメラの電源をそれぞれ入れる● テレビドアホンの初期状態では日時設定が必要です。テレビドアホンの取扱説明書を参照して日時設定を完了させてください。日時設定が終了すると、画面は一旦暗くなり待ちうけ状態となります。
2 テレビドアホンの画面をタッチして、トップメニューを表示する
3 送電装置からのLANケーブルをテレビドアホンのLAN端子に接続する
4「確認する」をタッチすると「お知らせ」画面が開き、現在入っている情報が表示される●お知らせが出ないときは、テレビドアホンの設定メニュー「登録・減設」からも登録操作ができます。
5 画面上の[カメラを登録する]をタッチする
6 カメラの登録画面が出るので、登録するカメラ番号をタッチする●すでに他のカメラが登録されている場合は、登録されているカメラ番号が選択できなくなっています。それ以外のカメラ番号を選択してください。
テレビドアホンの画面表示
カメラをテレビドアホンに登録する
21
設置の前に
7 現在接続されている登録可能なカメラがすべて表示されますので、登録したいカメラの「決定」ボタンをタッチする
8 IPアドレス変更確認画面が出た場合は「はい」をタッチする
9「登録完了」がテレビドアホンの画面に表示されカメラがテレビドアホンに登録される● カメラの登録が完了すると、テレビドアホンの画面は一旦暗くなり待ち受け状態となります。2台目以降のカメラを登録する場合は、画面をタッチするとテレビドアホンのトップメニューが現れますので、前の手順3以降を繰り返して登録してください。
その他の動作確認外部センサーを使用する場合は、外部センサーを本機に接続し、設置工事前に動作を確認しておきます。外部センサーをお使いの際のテレビドアホンの設定方法については、取扱説明書 基本編☞22ページを参照してください。
VL-CD265
メモMACアドレスは本体背面のラベルを確認してください。
22
カメラを設置する
1 カメラ本体の設置場所を決める以下の点に留意し、カメラ本体の設置場所を決めてください。●カメラ本体の近くに熱源となるもの(給湯器、エアコン室外機など)が無いこと。(カメラ本体の近くに熱源があると、人感(熱)センサーの誤動作が発生する原因になります。)
●カメラのアルミダイカスト部は高温になることがあります。本機の上部は10cm以上スペースをあけてください。(天井との推奨距離:約10cm以上)
●動作検知や人感(熱)センサーのしくみについて、11~17ページをよくお読みになった上で設置場所を決めてください。
●カメラを仮接続して動作を確認し、配線と設置を行ってください。
2 スタンドカバー、スタンドケーブルカバーを外す●スタンドケーブルカバーは、ねじをゆるめて外してください。
スタンドケーブルカバー
スタンドベース
スタンドカバー
ねじ
重要取り付け場所のねじ引抜強度は、1本あたり294N(30kgf)以上です。(上記の引抜強度を確保できない場合には、必ず十分な強度を確保できる補強を行ってください。)穴を開けた部分については、必ず防水加工してください。カメラ本体と送電装置までの総配線距離は30 m以内となるようにしてください。送電装置は屋内設置用です。必ず屋内に設置してください。送電装置の各ボタンを操作できるように送電装置は手の届く場所に設置してください。カメラとテレビドアホンを接続してお使いの場合には、送電装置からのLANケーブルをテレビドアホンに接続すると、カメラは自動的に認識されます。カメラの設定はテレビドアホン画面より行います。付属の安全ワイヤーを使用して、必ず落下防止対策を行ってください。
カメラを取り付ける
23
設置説明
3 壁面に固定用の穴をあける外壁材の種類によって、使えるねじや取り付けかたが異なります。取り付け前に必ず、外壁材の種類に応じた取り付けに関する注意事項をお読みください。右図の寸法にしたがって壁面に設置位置を決めてください。
■ サイディングや丈夫な木部に取り付ける場合●付属のねじD(4本:4mm×25mm)で取り付けてください。(ねじA(4mm×20mm)で取り付けないよう注意してください。)
●ねじの引き抜き強度は、必ず1本あたり294N(30kgf)以上を確保できるように設置してください。
●サイディング外壁だけで(裏面が空洞になっている場所)重量を支持するとサイディングが損傷するおそれがあります。必ず、サイディングの内側にある柱などの構造体で支持できる場所に設置してください。サイディングの厚みなどにより、構造体で支持できない場合は、市販のねじ(呼び径4.0mm、長さ25mmより長いもの)を使用してください。
●サイディングの材質に適したドリルで下穴を開けてください。下穴を開けたあとは、削り粉を取り除いてください。
重要サイディングの内側の構造体には、下穴を開けないように注意してください。
■ コンクリートの壁に取り付ける場合●付属のねじは使えません。市販のコンクリート用プラグボルト(ねじの呼び径4.0mm、プラスドライバーで締められるタイプ)をお使いください。それ以外のタイプのねじでは取り付けできません。
●取り付け時の注意・取り付け前に、プラグボルトの説明書をお読みいただき、ドリル径と穴の深さを確認してから、プラグボルトを壁に取り付けてください。
・下穴を開けたあとは、削り粉を取り除いてください。
マーキング
スタンドベース
80 mm
46 mm
122
mm
83.5
mm
φ45mm
(次ページに続く)
①下穴を開ける ②内部の粉を取り除く ③プラグボルトを挿入後、ねじを抜いて仮固定する
④ドライバーでねじを締める
ねじD(付属品)
サイディング
柱などの構造体
24
カメラを設置する
■ ALC(Autoclaved Lightweight Concrete:軽量気泡コンクリート)の場合●ALCパネルの種類・厚みなどによっては取り付けられない場合もあります。取り付ける前に、使用されているALCパネルメーカーにお問い合わせください。
<取り付け可能な場合>●付属のねじは使えません。●必ず市販のALC用アンカー(ねじの呼び径4.0mm、プラスドライバーで締められるタイプ)をお使いください。それ以外のタイプのねじでは取り付けできません。
●取り付け時の注意・取り付け前に、アンカーの説明書をお読みいただき、ドリル径と穴の深さを確認してから、アンカーを壁に取り付けてください。
・ALC用ドリルで下穴を開けたあとは、削り粉を取り除いてください。・下穴の周囲部を防水シール材(市販品)で防水処理してください。
■ その他の壁(モルタル・タイル材など)●付属のねじは使えません。●住宅会社または工務店にお問い合わせのうえ、適切なねじやアンカーを使って取り付けてください。
●石こうボード、コンクリートブロック、屋外に露出した木材などには設置できません。
重要壁にあけるドリルの径の大きさや穴の深さは、用意したアンカーの説明書を参照してください。工事は販売店もしくは施工業者に依頼されることをお勧めします。壁への穴あけ工事について、当社はその責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。モルタル塗壁の場合は、穴あけにより、古い壁が落ちることがありますので、注意して穴あけをしてください。
4 配線の接続方法を確認する■ 壁面に配線用の穴を開けて接続する場合●前のページのスタンドベース寸法図、配線用穴位置に合わせて壁面に穴をあけてください。スタンドベース配線用穴径はφ45mmです。
●PF管やCD管※などを使用している場合は、PF管やCD管が取り付け面より約1cm以下程度の出っ張りとなるよう処理してください。※PF管(PlasticFlexibleconduit)耐燃性のある合成樹脂管。CD管(CombinedDuct)耐燃性のない合成樹脂管、管の色がオレンジ色。
■ スタンドベースの下部より屋外用LANケーブル (市販品)を通して配線する場合
●スタンド背面の切り欠き部分を折り、配線してください。●製品の故障の原因になりますので必ず市販の屋外用LANケーブルまたは別売の屋外設置用ケーブルキットをご使用ください。(取扱説明書 基本編☞46ページ)
切り欠き
LANケーブルPF/CD管
PF/CD管のみカット
壁
約1cm以下
壁
25
設置説明
5 スタンドベースを壁面に確実に取り付ける
●スタンドベースの「↑上」マークが上向きになるようにスタンドベースをねじDもしくは壁に適したねじ(23、24ページ参照)でしっかり固定してください。
6 スタンドベースをコーキングする●取付面についてスタンドベース周囲を防水シール剤などでコーキングし、すきまを埋めます。
防水シール剤コーキング
壁
重要防水が不完全な場合、機器の故障や設置する家屋の壁中に水が浸入する原因になります。
7 LANケーブルを通す■ 壁からのLANケーブルをカメラに直接接続する場合●LANケーブルをスタンドカバー中央の穴に通し、スタンドカバーの外に出してください。
スタンドカバー
壁からのLANケーブル
●コネクターがついていないLANケーブルを使用する場合は、配線中継ユニット(付属品)を使用することをお勧めします。(☞26ページ)
ねじD(付属品)または壁に適したねじ
(次ページに続く)
↑上
26
カメラを設置する■ 配線中継ユニットを使用する場合配線中継ユニットを使用する場合は、配線中継ユニットの組み立て説明書にしたがって結線を行ってください。配線中継ユニットと送電装置はストレート結線してください。配線例については(☞31ページ)を参照してください。
①LANケーブルを通す
●LANケーブル(付属品)をスタンドカバー中央の穴に通し、スタンドカバーの外に出してください。
② スタンドカバーに配線中継ユニットを取り付ける
●配線中継ユニットに付属のねじ(2本)で2か所固定してください。(推奨トルク0.6N・m{6.1kgf・cm})
取り付けが完了したら、手順8に進んでください。
●配線中継ユニットからLANケーブルを取り外す場合は、マイナスドライバーなどを使って取り外してください。
配線中継ユニット(付属品)
27
設置説明
8 スタンドカバーをスタンドベースに取り付ける●ねじA(4本:4mm×20mm)で4か所固定してください。(推奨トルク0.8N・m{8.2kgf・cm})(ねじD(4本:4mm×25mm)で取り付けないよう注意してください。)
スタンドカバー
ねじA(付属品)
9 カメラに安全ワイヤーを取り付ける●ねじB(1本:2.6mm×10mm)とワッシャー(中)で安全ワイヤーを取り付けてください。(推奨トルク0.6N・m{6.1kgf・cm})
ワッシャー(中)(付属品)
安全ワイヤー(付属品)
ねじB(付属品)
10(外部入力機器がある場合のみ)配線材を接続する① 「外部センサー」の設定変更が必要です(☞ 36 ページ)② 「 セ ン サ ー入力端子」に配線材を接続する
●外部センサーを使用する場合は、センサーをセンサー入力端子に接続してください。 「センサー入力端子について」(☞34ページ)にしたがって正しく接続してください。●配線材の抜き差しは、各端子の上にあるボタン(☞6ページ)をドライバーの先などで押しながら行ってください。
11 安全ワイヤーを下図のようにスタンドの穴から出す●スタンドカバーのカメラ台のねじをゆるめ、カメラ台を図のようにかたむけ安全ワイヤーを通してください。
●安全ワイヤーを通したあとは、カメラ台を元の位置に戻し、再度ねじを締め固定してください。
安全ワイヤー(付属品)
カメラ台(付属品)
ねじ
(次ページに続く)
28
カメラを設置する
12 LANケーブルをカメラに接続し、スタンドに取り付ける●ねじC(4本:3mm×12mm)で取り付けてください。(推奨トルク0.8N・m{8.2kgf・cm})●LANケーブルを接続するときは、「カチッ」という音がするまで差し込んでください。
ねじC(付属品)
13 画角確認用カバーを取り付ける●画角確認用カバーの作成のしかたや確認のしかたは、画角確認用カバーをご確認ください。●本カバーは簡易的な画角確認用です。最終的な画像範囲の確認は実際の画像で行ってください。
14 画角確認用カバーを使ってカメラの角度を調整する画角確認用カバーを使って、カメラを設置した場所で画面に映る向きを調整することができます。詳細調整方法は画角確認用カバーの表面に印刷してある「●画角確認のしかた」を参照してください。ここではカメラ本体の動かし方を説明します。
■ 左右方向の角度を調整する場合●カメラ本体を図のように持ち上げながら、左右方向の角度を調整してください。
29
設置説明
■ 上下方向の角度を調整する場合●スタンドカバーのカメラ台のねじをゆるめて上下方向に角度を調整後、ねじを締めてください。●上下方向の角度が固定されます。
ねじ
15 設置角度が決まったら画角確認用カバーを外し、スタンドケーブルカバーのねじを締め固定する●左右方向の角度が固定されます。●LANケーブルがあまるときは、スタンド側に戻してください。
ねじ
スタンドケーブルカバー
16 壁に安全ワイヤーをたるませて、ねじD(サイディングや丈夫な木部の場合)で取り付ける●壁の材質がコンクリート、ALCやモルタル等の場合は、専用のアンカーやプラグボルトを使用し、確実に固定してください。(☞23、24ページ)
安全ワイヤー(付属品)
ワッシャー(大)(付属品)ねじD(付属品)
30
カメラを設置する
屋内側の配線と送電装置の取り付け1 本機以外で使用する機器がある場合、ハブまたはルーターとLANケーブル
(市販品)で接続する
2 送電装置の「LAN」端子と、ハブ、ルーター、またはテレビドアホンをLANケーブル(市販品)で接続する
LANケーブル●ハブ、ルーター、またはテレビドアホンからのLANケーブルを「カメラ側へ」端子には接続しないでください。
●接続の全体図は19ページの接続例を参照してください。●送電装置は、壁掛け金具を使用して固定することもできます。●送電装置の各ボタンを操作できるように、送電装置は手の届く場所に設置してください。●携帯電話やスマートフォンで使用する場合は、インターネットに接続できる環境が必要です。●本機以外で使用する各機器と送電装置の「LAN」端子を直接LANケーブルで接続して使用することもできます。送電装置とPCを直接LANケーブルで接続する場合は「クロスケーブル」を使用してください。
3 カメラと送電装置をLANケーブルで接続する■ LANコネクター付きのLANケーブルを使用する場合
カメラからのLANケーブル(市販品)を、送電装置の「カメラ側へ」端子に差し込んでください。
■ コネクターがついていないLANケーブルを使用する場合背面の配線系統図にしたがってカメラ側直結端子に正しく接続してください。●配線材の抜き差しは、各端子のボタンをドライバーの先などで押しながら行ってください。
配線材
端子ボタンカメラ側直結端子
配線系統図配線材先端のむきしろ
8~9 mm
重要電源線(AC100Vなど)をカメラ側直結端子に、絶対に接続しないでください。故障の原因になります。「カメラ側へ」端子とカメラ側直結端子は同時に使用しないでください。配線材の線種は「単芯線」を使用してください。直結端子を使用する場合は、床置きなどは避けてください。
LANケーブル
31
設置説明
配線中継ユニットと送電装置をコネクターがついていないLANケーブルで接続するときは、ストレート結線してください。配線例●下記はTIA/EIA-568-A規格にしたがった配線例を示しています。
配線中継ユニット 送電装置1 白 /緑 1 白 /緑2 緑 2 緑3 白 /橙 3 白 /橙4 青 4 青5 白 /青 5 白 /青6 橙 6 橙7 白 /茶 7 白 /茶8 茶 8 茶
4 付属の壁掛け金具を壁面に取り付ける
■ 壁表面で配線する場合
垂直で平らな壁
ねじA(4 mm×20 mm)
62.5 mm
6 mm
壁掛け金具
■ 壁に穴をあけて配線する場合壁掛け金具
配線材
垂直で平らな壁
ねじA(4 mm×20 mm)
AC100 V へ
62.5 mm
6 mm
穴
約25 mm
約30 mm
約50 mm
(次ページに続く)
32
カメラを設置する
5 電源コードのプラグをコンセント(AC100 V)に差し込む■ 送電装置の電源コードプラグをコンセント(AC100 V)に差し込んで使用する場合●カメラが起動します。●カメラが起動し、送電装置の電源ランプが緑に点灯することを確認してください。
各機器またはルーターやハブへ
カメラへ
電源ランプ
重要電源コードのプラグはすべての接続、設置が完了してからコンセントに差し込んでください。
33
設置説明
奥まで確実に差し込む
差し込みが不完全な場合、発熱の原因になることがあります。
注意
6 送電装置を取り付ける
■ AC100 V電源線を直結する場合下図の①~④にしたがって電源線を接続する 電気工事士の資格が必要●配線は必ず電源を遮断した状態で行ってください。
ボタンを押しながら、電源コードを取り外す
ボタンを押しながら、AC100 V 電源線を接続する1. 被ふくを12 mmむく (線種 : φ1.6 および φ2.0 単芯線)50 mm以上
12 mm2. 奥まで確実に差し込む
〈AC100 V 電源線接続端子断面図〉
電源コードカバーを取り外す
ねじ
電源コードカバーを取り付ける
ボタン
背面
電源コードカバー
電源コード
34
カメラを設置する
センサー入力端子について●カメラをスタンドに設置している場合は、スタンドから外した状態で行ってください。●端子への接続は、電源を切った状態で行ってください。●ご利用の前に、「外部センサー」メニューの設定を接続機器の仕様にあわせて「アラーム入力(短絡)」または「アラーム入力(開放)」を選択してください。(☞42ページ)
①ケーブルの外皮を9mm~10mm剥いて、ショートなどがないように、芯線をよくよじってください。線材仕様:22AWG~28AWG単線もしくはより線。配線距離:接続する機器の仕様にしたがう(ただし、20m以内)。
②ドライバーの先などで接続したいセンサー入力端子のボタンを押し、ケーブルを穴の奥まで確実に差し込んでボタンを離します。
メモ外皮を切断した芯線がセンサー入力端子台から露出せず、確実に接続されていることを確認してください。
センサー入力端子の仕様
開放時電圧:約4~5V短絡時電流:約0.6mA(短絡/開放連続0.2秒以上で検知)
本機の人感(熱)センサーを使わず、下記のような外付けの人感センサーを使うときに使用します。外部人感センサー(推奨品。動作確認済み)
竹中エンジニアリング(株)製 品番:MS-100A(AC100V配線が必要)
●設置は、推奨品に付属の説明書にしたがい、確実に行ってください。
重要1つの端子に2本以上の線を接続しないでください。2本以上接続する必要がある場合は、本機外部で線を分岐させてから、接続してください。外部機器は定格を超えないように設置してください。
35
設置説明
カメラを設定するカメラの画像、動作検知・人感(熱)センサー・外部センサーの検知状況を確認します。また、必要な場合は検知の範囲や感度を調整することができます。本体とテレビドアホンを接続してお使いの場合には、設定に関するところはテレビドアホンの取扱説明書とあわせてお読みください。
カメラ映像をモニターするカメラの映像と音を確認できます。テレビドアホンに向かって話しかけてもカメラ側では聞こえません。
メモモニター時間は約90秒です。ズーム表示など何らかの操作を行うと、最大約3分まで延長されます。
1 トップメニューで[モニター様子を見る]をタッチする●現在接続されているカメラの映像がテレビド
アホンに表示されます。
2 モニターしたいカメラ映像をタッチする
●選んだカメラの映像が全画面で表示され、カメ
ラの音声が聞こえます。
3 終わるときは、 を押す
例:ドアホン3台、カメラ4台
36
カメラを設定する
カメラの機能設定のしかた
1 トップメニューから、[設定/情報]→[設定を変更]→[接続機器の設定]→[カメラ]→ 設定するカメラ番号(1~4)の順にタッチする
2 設定する項目名(①)→設定する機能名(②)の順にタッチする●各項目で設定できる機能は、設定一覧(取扱説明書 基本編☞24~28ページ)を参照して
ください。
●下記はセンサーの検知タイマーを設定するまでの流れを説明しています。
①カメラの項目一覧画面
2ページ目
②機能一覧画面(例)
3 各機能の設定内容を選んでタッチする●選んだ機能によっては、サブメニュー(③)
が表示されます。表示にしたがって操作し
てください。
4 終わったら、 を押す
③サブメニュー(例)
37
設置説明
本機には動作検知と人感(熱)センサーが搭載されており、テレビドアホンへの接続時は明るさの変化によって下図のように動作します(初期状態)。
メモ動作の判断は、映像の明るさに応じてカメラが自動で行います。設定により「タイマー」で切り替えることもできます。(☞39、41ページ)設置環境などに応じて、動作検知を昼間のみ動作させたり、人感(熱)センサーを常時動作させたりするなど、設定を変更することもできます。(☞39、41ページ)
■ 動作検知の検知エリアや感度を設定する動作検知はものの動きに反応します。
1 トップメニューで[設定/情報]→[設定を変更]→[接続機器の設定]→[カメラ]→調整したいカメラの番号→[センサー設定]→[動作検知]の順にタッチする●動作検知の設定画面が表示されます。
2 エリア選択の[1]をタッチして選択し、縦方向[小さく] [大きく]、横方向[小さく] [大きく]をタッチして検出する大きさを決める
3 [↑] [↓] [←] [→]をタッチして検出エリアを移動させる
4 検出エリアの検知[ON] [OFF]、検出の感度を設定する● 検出エリアは4個まで設定できます。それぞれ上記2~4を繰り返して設定し、画面上で検出が必要なエリアを細かく設定していきます。
5 [保存する]をタッチする
[検知] ・・・[OFF]を選ぶと、その範囲内は検知されなくなります。[縦方向][横方向]・・・エリアの大きさを変えることができます。[感度] ・・・[高]をタッチすると高感度に、[低]をタッチすると低感度
になります。小さな動きの変化も検知したいときは数値を大きく、過度に検知したくないときは数値を小さくしてください。
[エリア選択] ・・・設定したいエリアを選びます。
昼間、または明るい場所
夜間、または暗い場所
動作検知が動作
人感(熱)センサーが動作
※設定した各エリアは、枠と数字で表示されます。(現在設定しているエリアが赤く表示されます。)
※動作検知の設定画面
センサーを調整する
(次ページに続く)
38
メモ一度設定した検知エリアは、テレビドアホンでは削除できません。検知エリアを削除したい場合は、[検知]を[OFF]にするか、PCを使って、カメラの設定画面で削除してください。(取扱説明書 操作・設定編「動作検知の設定を行う[動作検知エリア]」(CD-ROM内)を参照してください。)感度設定と検知範囲の目安は以下のようになります。被写体の明るさや設置環境により検知範囲が変わります。
約6 m
検知範囲(カメラを上から見たとき)
約5 m
検知範囲(カメラを上から見たとき)
約4 m 検知範囲
(カメラを上から見たとき)
約3 m 検知範囲
(カメラを上から見たとき)
感度設定が「15」の場合
感度設定が「3」の場合
感度設定が「8」の場合
感度設定が「1」の場合
カメラを設定する
39
設置説明
動作検知は常時動作するように初期設定されていますが、動作時間を設定することもできます。
1 トップメニューから、[設定/情報]→[設定を変更]→[接続機器の設定]→[カメラ]→設定するカメラ番号(1~4)の順にタッチする
●選択したカメラの項目一覧画面がでます。
2 動作検知の動作時間帯を設定するために、[センサー設定]→[検知タイマー]→[動作検知]の順にタッチする
●動作検知の動作を設定する画面が表示されます。動作検知は[常時][タイマー]の2通りの動作を設定できます。
[常時]●動作検知を常時動作させる場合に選択します。●初期値はこの[常時]になっています。
[タイマー]●タイマー設定した時間帯だけ毎日動作します。●開始時間、終了時間をそれぞれ時、分の[+][-]をタッチして設定します。
動作させたい時間帯を設定し[決定]をタッチします。
40
■ 人感(熱)センサーの感度と動作時間を設定する人感(熱)センサーは温度変化に反応します。
1 トップメニューから、[設定/情報]→[設定を変更]→[接続機器の設定]→[カメラ]→設定するカメラ番号(1~4)の順にタッチする
●選択したカメラの項目一覧画面がでます。
2 人感(熱)センサーの感度設定するために、[センサー設定]→[人感センサー]の順にタッチする
●人感(熱)センサーの感度を設定する画面が現れます。
メモ検知しにくいときは「高感度」、検知しすぎるときは「低感度」や「超低感度」を選びます。外部センサー使用時など、人感(熱)センサーを使用しないときは「検知しない」を選びます。初期値は[標準]になっています。
メモ人感(熱)センサーは温度変化で動作しますので、周囲の環境や時間帯によって検知動作が変化します。設定の際は現場状況に合わせて感度を設定してください。カメラ本体の「人感(熱)センサー感度設定」を変更することにより、以下のようにセンサー検知範囲が変わります。検知範囲は、あくまでも目安です。カメラ設置場所の周囲温度や環境により検知範囲は変わります。
〔周囲温度:20 ℃のとき〕
●カメラ設置場所の環境によってセンサーの感度を上げないと使用できないときに設定してください。
●この設定にすると、風や撮影範囲外で反応しやすくなります。
約6 m
検知範囲(カメラを上から見たとき)
約5 m
検知範囲(カメラを上から見たとき)
約4 m 検知範囲
(カメラを上から見たとき)
約3 m 検知範囲
(カメラを上から見たとき)
感度設定が「高感度」の場合
感度設定が「低感度」の場合
感度設定が「標準」の場合
感度設定が「超低感度」の場合
カメラを設定する
41
設置説明
人感(熱)センサーは自動動作するように初期設定されていますが、動作時間を設定することもできます。
1 トップメニューから、[設定/情報]→[設定を変更]→[接続機器の設定]→[カメラ]→設定するカメラ番号(1~4)の順にタッチする
●選択したカメラの項目一覧画面がでます。
2 人感(熱)センサーの動作時間帯を設定するために、[センサー設定]→[検知タイマー]→[人感センサー]の順にタッチする
●人感センサーの動作を設定する画面が表示されます。人感(熱)センサーは[自動][常時][タイマー]の3通りの動作を設定できます。
[自動]●夜間など、周囲が暗いときだけ動作します。(昼夜の切り換えは、周囲の明るさによって、カメラが自動で行います)
●初期値は[自動]になっています。
[常時]●人感(熱)センサーを常時動作させる場合に選択します。
[タイマー]●タイマー設定した時間帯だけ毎日動作します。●開始時間、終了時間をそれぞれ時、分の[+][-]をタッチして設定します。
動作させたい時間帯を設定し[決定]をタッチします。
重要人感(熱)センサーの動作は初期値が[自動]となっていますので、周囲が明るいと動作しません。「センサーの動作確認と録画のテスト」(☞42ページ)を実施する際は、一旦動作を[常時]に変更し、テスト終了後[自動]に戻してください。[常時]設定のまま、通常の通路などで使用しますと検出の頻度が高くなりすぎることがあります。設置環境に合わせて動作時間をご選択してください。
42
■ 外部センサーの動作を設定する外部センサーを使用するときは、テレビドアホンより設定を変更してください。外部センサーの初期値はOFFになっています。
1 トップメニューで[設定/情報]→[設定を変更]→[接続機器の設定]→[カメラ]→設定したいカメラの番号→[センサー設定]→[外部センサー]の順にタッチする
2 ご使用の外部センサーの動作にあわせて「アラーム入力(短絡)」「アラーム入力(開放)」のどちらかを選択する
3 設定値が更新され、センサー設定画面に戻る
1 トップメニューで[設定/情報]→[設定を変更]→[接続機器の設定]→[カメラ]→設定するカメラ番号(1~4)→[センサー設定]→[検知タイマー]→[人感センサー]→[常時]の順にタッチして、人感(熱)センサーを動作させる
●人感センサーの動作を設定する画面より[常時]を選択すると自動的に設定され[検知タイマー]の画面に戻ります。
●外部センサーをお使いの場合も「■外部センサーの動作を設定する」(☞上記)に従って、外部センサーが動作するように設定してください。
2 トップメニューから、[設定/情報]→[設定を変更]→[接続機器の設定]→[カメラ]→設定するカメラ番号(1~4)→[その他の設定]→[電源ランプ]→[人感センサー反応時]の順にタッチする
●人感(熱)センサー反応時に電源ランプが約1秒間橙色に点灯します。現場でセンサーがうまく動作できているかどうかを確認するときに使用します。
●[人感センサー反応時]を選択すると自動的に設定され[その他の設定]画面に戻ります。
センサーの動作確認と録画のテスト
カメラを設定する
43
設置説明
3 トップメニューで[設定/情報]→[設定を変更]→[接続機器の設定]→[カメラ]→確認したいカメラの番号→[センサー設定]→[センサー確認]の順にタッチする
1/2画面から2/2画面に移行するときは、画面右端の▼を押してください。
4 上記手順3の操作をすると右のような開始確認画面が表示されます。人感(熱)センサー、動作検知、外部センサーそれぞれの設定状態を確認し、設定がよければ[はい]をタッチする
●テレビドアホンの画面にカメラの映像が表示されます。
5 カメラでセンサーを反応させて、適切に検知するかを確認する
カメラの撮影範囲に人が侵入しセンサーが反応すると、画面に反応したセンサー種別が表示されます。
①センサー検知待ち画面
②センサー検知開始画面
●反応したセンサー名が画面中央に表示されます。
●約2秒後、センサー名の表示は消え、センサー検知待ち状態に戻ります。
(次ページに続く)
44
③画面左下の[戻る]をタッチすると、[センサー設定]画面に戻ります。
6 録画のテストをする
センサー検知による録画で、被写体が適切な位置に映るかどうかをテストします。検知の直前から、約0.7秒おきに静止画を4枚撮影します。
①センサー設定画面の[録画のテスト]をタッチしてください。
②センサー検知待ち画面になり、カメラがセンサー検知可能となります。
③カメラのセンサーが反応したら、4枚録画完了後、画面左下の[戻って再生]の選択不可状態が解除されます。
④[戻って再生]をタッチすると録画された4枚の静止画が表示されます。
● 反応しているセンサー名が右上に表示されます。
● 画面上でタッチした画像が拡大され1枚表示になります。
● 4枚表示に戻るには[4枚表示]をタッチします。
カメラを設定する
45
設置説明
⑤確認が終了し、センサー設定画面に戻るには[今の画像へ]→[設定へ]の順にタッチしてください。
⑥[今の映像へ]または左上のライブ画をタッチすると映像確認画面に戻ります。
● ④の戻って再生中に放置すると、約20分後テレビドアホンの画面は自動的に暗くなり待機状態となります。
● 暗くなった画面をタッチするとトップメニューが表示されます。
⑦映像確認画面
⑧確認が終了し、センサー設定画面に戻るには、[今の画像へ]→[設定へ]と順にタッチすると、センサー設定画面に戻ります。
⑨確認が終了したら を押してください。
(次ページに続く)
46
カメラを設定する
7 トップメニューから、[設定/情報]→[設定を変更]→[接続機器の設定]→[カメラ]→設定するカメラ番号(1~4)→[その他の設定]→[電源ランプ]→[常時]の順にタッチする
●電源ランプの動作を初期値に戻します。
8 トップメニューで[設定/情報]→[設定を変更]→[接続機器の設定]→[カメラ]→設定するカメラ番号(1~4)→[センサー設定]→[検知タイマー]→[人感センサー]→[自動]の順にタッチして、人感(熱)センサーの動作を[自動]に戻す
●人感センサーの動作を設定する画面より[自動]を選択すると自動的に設定され[検知タイマー]の画面に戻ります。
●外部センサーをお使いの場合は、設定は動作確認テストの状態のままお使いください。
47
設置説明
人感(熱)センサーで検知させたくないものがある場合、センサー範囲調整キャップを取り付けることによって、センサーの検知範囲を調整することができます。ただし、カメラ設置場所の周囲温度により検知範囲は変わります。
センサー範囲調整キャップは、標準(お買い上げ時に本体に装着)、キャップ1、キャップ2、キャップ3の4種類があります。それぞれのキャップは、ふさぐ方向と度合いが異なり、取り付け方向は45°ずつで回転させることができます。適切なキャップを適切な方向で取り付けてください。それぞれのキャップの検知範囲は次のページを参照してください。
■ 取り付け方法ご希望のセンサー範囲調整キャップを取り付けてください。(☞48ページ)キャップのツメをリブとリブの間の溝に合わせて入れてください。
リブ ツメ
■ 取り外し方法図のようにキャップを取り外してください。
①つまむ
②外す
センサー範囲調整キャップについて
重要人感(熱)センサーの性能に影響をおよぼすことがあるので、キャップのツメを溝にきちんと合わせて取り付けてください。
48
センサー範囲調整キャップを取り付けることによって調整できる人感(熱)センサーの検知範囲は、カメラ設置場所の周囲温度により変わります。以下の一覧でセンサーの検知範囲を確認してください。ただし、「人感(熱)センサー感度設定」(☞40ページ)が「標準」のときのあくまでもめやすの検知範囲です。
センサー範囲調整キャップ 周囲温度:20 ℃のとき
検知範囲(カメラを上から見たとき)
約5m標準(お買い上げ時に本体に装着)
■カメラから見て右側に隣家の壁または、道路などがあり、右側を検知させたくないとき
付属のキャップ2または、キャップ1を下図の向きに取り付ける
キャップ2
キャップの横に番号の表示があります。
キャップ1
キャップ2より右側部分をさらに検知させたくないときは、キャップ1を取り付けてください。
キャップ2 検知範囲(カメラを上から見たとき)
約5m
※カメラから見て左側を検知させたくないときは、キャップ2またはキャップ1を上下逆に取り付けてください。(この場合、右記の検知範囲も逆になります。)
■カメラから見て右側に隣家、左側に道路などがあり、どちらも検知させたくないとき
付属のキャップ3を下図のように取り付ける キャップ3
検知範囲(カメラを上から見たとき)
約5m
キャップ3
■ センサー範囲調整キャップの検知範囲
カメラを設定する
49
設置説明
周囲温度:0 ℃のとき 周囲温度:20 ℃のとき 周囲温度:30 ℃のとき
検知範囲(カメラを上から見たとき)
約6m
検知範囲(カメラを上から見たとき)
約5m約4m
検知範囲(カメラを上から見たとき)
検知範囲(カメラを上から見たとき)
約6m
検知範囲(カメラを上から見たとき)
約5m約4m
検知範囲(カメラを上から見たとき)
約6m
検知範囲
(カメラを上から見たとき)
検知範囲
(カメラを上から見たとき)
約5m約4m
検知範囲
(カメラを上から見たとき)
■ 温度によるセンサー検知範囲の変化について
キャップ標準
キャップ
/
キャップ
1
2
3
キャップ
50
お出かけ先からカメラ画像を見る本機をルーターを使ってインターネットに接続し、「みえますねっと」サービスを使うことによってお出かけ先よりPC、スマートフォンや携帯電話を使って、ご自宅の玄関先の様子を確認することができます。下図は接続の例で、PCは「みえますねっと」サービスへ登録したり、カメラの画像を確認したりするときに使用します。※「みえますねっと」サービスは有料のサービスです。「みえますねっと」サービスの詳細情報については、下記のウェブサイトを参照してください。http://panasonic.jp/com/miemasu/mnet/
■ システムの接続例
インターネット「みえますねっと」
サービス
スタンド(付属品)
LANケーブル(市販品)
LANケーブル(市販品)
送電装置(付属品)
壁
屋外 屋内
センサーカメラ
VL-CD265
テレビドアホン
LANケーブル(市販品)
ルーター(市販品)
お出かけ先
PC
携帯電話 / スマートフォン
カメラをインターネットに公開するには、以下の操作を行ってください。
1 カメラの認証設定を変更付属のCD-ROMのIP簡単設定ソフトウェアを使用して、カメラにアクセスし認証設定の初期設定を変更します。
2 自動ポートフォワーディング設定と「みえますねっと」サービス(有料)に登録カメラをインターネットに公開するためには、ルーターにポートフォワーディングの設定をする必要があります。UPnP™対応ルーターを使用すると、ルーターのポートフォワーディング設定を自動で設定できます。また、お出かけ先からインターネット経由でカメラを見るためには、「みえますねっと」サービス(有料)の登録をお勧めします。
3 インターネット経由でカメラ画像を確認するお出かけ先のPC、携帯電話またはスマートフォンでカメラの画像が見れることを確認します。
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設置説明
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メモカメラの認証設定の変更、自動ポートフォワーディング設定、みえますねっと登録はPCからのアクセスのみ操作できます。自動ポートフォワーディング設定を行う場合は、ルーターはUPnP対応ルーターを使用してください。UPnP非対応のルーターを使用する場合は、ポートフォワーディングを手動でルーターに設定する必要があります。設定方法はルーターの取扱説明書を参照してください。設定する前に、PCがインターネットにアクセスできることを確認してください。カメラ画像をインターネットに公開するため、カメラの認証の初期設定のパスワードを必ず変更してください。パスワードを変更しないと、第三者からカメラの画像を見られる可能性があります。(☞下記「カメラの認証設定を変更」参照)PCのファイアウォール設定が有効になっているときは、一時的に解除してからカメラ設定を行ってください。携帯電話やスマートフォンによっては、ポート番号が80しか使用できないことがあります。詳しくはパナソニックのサポートウェブサイト(http://panasonic.co.jp/pcc/products/sensor/support/info.html)を参照してください。
カメラをインターネットに公開する前に、カメラの認証設定のパスワードを変更します。尚、認証の初期設定のユーザー名とパスワードは以下のとおりです。ユーザー名:adminパスワード:12345
1 付属のCD-ROM をPC のCD-ROM ドライブにセットする
●使用許諾契約が表示されますので、使用許諾契約をお読みのうえ、「使用許諾契約書の条項に同意します。」を選択し、[OK]をクリックします。
●CDランチャーメニューが表示されます。CDランチャーメニューが表示されないときは、付属CD-ROM内の「CDLauncher.exe」ファイルをダブルクリックしてください。
メモCDランチャーの詳細については、付属CD-ROM内の取扱説明書操作・設定編:「CD-ROMを使用する」を参照してください。
カメラの認証設定を変更
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2 IP 簡単設定ソフトウェアの[起動]をクリックする[PanasonicIP簡単設定ソフトウェア]画面が表示され、カメラが見つかるとカメラのMACアドレスやIPアドレスなどの情報を表示します。
3 設定するカメラをクリック( a )して、[カメラ画面を開く]をクリック( b )する
4 認証ダイアログが表示されるので、初期設定のユーザー名[admin]とパスワード[12345]を入力し、[OK]ボタンをクリックする
5 表示用プラグインソフトウェア「Network Camera View 4S」のインストール画面が表示されたら、画面の指示にしたがって、インストールする
(カメラから表示用プラグインソフトウェアがインストールされます。)
●カメラのライブ画面が表示されます。●表示用プラグインソフトウェア「NetworkCameraView4S」をインストールできない場合や画像が表示されない場合は、CDランチャーメニューにある表示用プラグインソフトウェアの[インストール]ボタンをクリックして、インストールしてください。画面が表示されない場合は、取扱説明書 操作・設定編(CD-ROM内)の「故障かな!?」を参照してください。
●画像が表示されない場合は、ウェブブラウザーを互換表示に設定してください。設定方法については、以下のパナソニックサポートウェブサイトを参照してください。http://panasonic.jp/com/support/sensor/info.html
メモ複数台のカメラが[PanasonicIP簡単設定ソフトウェア]画面に表示された場合は、設定したいカメラに貼られているラベルに記載のMACアドレスと同じカメラをクリックしてください。
お出かけ先からカメラ画像を見る
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設置説明
6 ライブ画面の[設定]ボタンをクリックし、設定画面で[ユーザー管理]をクリックする●ユーザー認証画面が表示されます。
7 ユーザー認証画面で[ユーザー名]にadminを入力し、[パスワード]と[パスワード確認]に変更するパスワードを入力し、[アクセスレベル]を「1.管理者」を選択し、[登録]ボタンをクリックする
ここでは、インターネット経由でPC、携帯電話、またはスマートフォンでカメラ画像を見るために、ルーターのポートフォワーディング設定と「みえますねっと」サービス(有料)に登録する手順を説明します。「みえますねっと」サービスについては、ウェブサイト(http://panasonic.jp/com/miemasu/mnet/)を参照してください。●UPnP™対応ルーターを使用すると、下記の手順にしたがって、ルーターのポートフォワーディング設定が自動で完了できます。
●UPnP™未対応ルーターを使用する場合には、設定メニューの「インターネット」の[自動ポートフォワーディング]を[Off]に設定し、ルーターに手動でポートフォワーディングを設定してください。詳細はルーターの取扱説明書を参照してください。
1 「カメラの認証設定を変更」の手順5まで行い、[設定]ボタンをクリックする
●ユーザー認証でパスワードを変更した場合には、変更したパスワードを入力してください。
自動ポートフォワーディング設定と「みえますねっと」サービス(有料)の登録
パスワード入力可能文字数:4~32文字パスワード入力不可文字:全角、半角記号「"」「&」
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2 設定メニューの[インターネット](①)をクリックする
A
3 [UPnP(自動ポートフォワーディング)]で[On](②)、[DDNS]で [みえますねっと](③)を選択して、[設定](④)をクリックする
BC
D
メモ設定メニューの[メンテナンス]の[ステータス]タブの[UPnP]で自動ポートフォワーディングの状況を確認することができます。設定に失敗したときは、取扱説明書 操作・設定編(CD-ROM内):「故障かな!?」を参照してください。
4 [設定が完了しました。]の画面が表示されたら、[みえますねっとサービス登録画面へ]をクリックする
●「みえますねっと」サービスの登録画面が新しいウインドウで開きます。
お出かけ先からカメラ画像を見る
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設置説明
5 「みえますねっと」サービスの登録画面の案内に従って、登録を完了する●詳細は「みえますねっと」サービスのウェブサイト(http://panasonic.jp/com/miemasu/mnet/)を参照してください。
メモ設定メニューの[メンテナンス]の[ステータス]タブの「みえますねっと」サービスで登録状況を確認することができます。また、[ステータス]タブの[カメラURL]に「みえますねっと」サービスで登録したURLが表示されていない場合には、カメラを再起動してください。登録に失敗したときは、取扱説明書 操作・設定編(CD-ROM内):「故障かな!?」を参照してください。
カメラと別のネットワークにつながっているPCや携帯電話またはスマートフォンで、設定メニューの[メンテナンス]の[ステータス]タブの[みえますねっと]に表示されるカメラのURLでアクセスできることを確認してください。●インターネットにつながっている別のネットワークのPCで確認するインターネットで使用:http://***.***.***.***:ポート番号
●携帯電話で確認する携帯電話で使用:http://***.***.***.***:ポート番号/mobile
●スマートフォンで確認するスマートフォンで使用:http://***.***.***.***:ポート番号/cam
メモ登録したカメラのURLが有効になるまでに、最大で30分くらいかかる場合があります。カメラにアクセスできないときは、取扱説明書 基本編:「故障かな!?」を参照してください。ステータス画面の「みえますねっと」サービスのカメラURLに、「期限切れです」と表示されたときは、「みえますねっと」サービス登録後にカメラを再起動してください。再起動後、メンテナンス画面の[ステータス]-[みえますねっと]のカメラURLに、登録したURLが表示されていることを確認してください。ルーターのグローバルアドレスが変わり、アクセスできないことが多く発生する場合は、[ネットワーク]メニューの[DDNS]タブメニューの[アクセス間隔]を小さい値に設定してください。「みえますねっと」サービスを解除する場合は、「みえますねっと」サービスのウェブサイト(http://www.miemasu.net/)にアクセスして解約してください。
インターネット経由でカメラ画像を確認する
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保証とアフターサービス よくお読みください
メモ●停電などの外部要因により、録画、通話などにおいて発生した損害の補償については、当社はその責任を負えない場合もございますので、あらかじめご了承ください。
●修理を依頼する前に、取扱説明書 基本編☞18ページの「本機を譲渡・修理・廃棄される場合」を必ずお読みください。
【ご相談窓口におけるお客様の個人情報のお取り扱いについて】パナソニック株式会社およびグループ関係会社は、お客様の個人情報をご相談対応や修理対応などに利用させていただき、ご相談内容は録音させていただきます。また、折り返し電話をさせていただくときのために発信番号を通知いただいております。なお、個人情報を適切に管理し、修理業務等を委託する場合や正当な理由がある場合を除き、第三者に開示・提供いたしません。個人情報に関するお問い合わせは、ご相談いただきました窓口にご連絡ください。
ご使用の回線(IP電話やひかり電話など)によっては、回線の混雑時に数分で切れる場合があります。
ご相談の前に
■転居や贈答品などでお困りの場合は、次の窓口にご相談ください。
●修理に関するご相談は…●使いかた・お手入れなどのご相談は…
使いかた・お手入れ・修理などは…■まず、お買い求め先へご相談ください。
▼お買い上げの際に記入されると便利です
販売店名
電 話 ( ) -
お買い上げ日 年 月 日
● 保証期間中は、保証書の規定に従って出張修理いたします。保証期間:お買い上げ日から本体1年間
● 保証期間終了後は、診断をして修理できる場合は、ご要望により修理させていただきます。※修理料金は、次の内容で構成されています。技術料 診断・修理・調整・点検などの費用部品代 部品および補助材料代出張料 技術者を派遣する費用
修理を依頼されるときは…上記①でご確認のあと、直らないときは、まず電源プラグを抜いて、お買い上げ日と下記の内容をご連絡ください。
製品名 センサーカメラ
品 番 VL-CD265
故障の状況 できるだけ具体的に
※補修用性能部品の保有期間 7年当社は、本製品の補修用性能部品(製品の機能を維持するための部品)を、製造打ち切り後7年保有しています。
①取扱説明書 基本編☞31~39ページの「故障かな!?」をご確認ください。②ホームページの「よくあるご質問」「メールでのお問い合わせ」などもご活用ください。
http://panasonic.jp/com/support/sensor
その他
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高所設置製品に関するお願い
本機を高所に設置してお使いの場合、落下によるけがや事故を未然に防止するため、下記のような状態ではないか、日常的に確認してください。特に10年を超えてお使いの場合は、定期的な点検回数を増やすとともに買い換えの検討をお願いします。詳しくは、販売店または施工業者に相談してください。
安全にお使いいただくために、1年に1回をめやすに、販売店または施工業者による点検をおすすめします。
このような状態ではありませんか?
本機を使用せずに放置している。
取付ねじがゆるんだり、抜けたりしている。取付部がぐらぐらしたり、傾いたりしている。本機および取付部に破損や著しいさびがある。
直ちに使用を中止してください
事故防止のため、必ず販売店または施工業者に撤去を依頼してください。
事故防止のため、必ず販売店または施工業者に点検を依頼してください。
長期間使用に関するお願い
本機を長年お使いの場合、外観上は異常がなくても、使用環境によっては部品が劣化している可能性があり、故障したり、事故につながることもあります。下記のような状態ではないか、日常的に確認してください。特に10年を超えてお使いの場合は、定期的な点検回数を増やすとともに買い換えの検討をお願いします。詳しくは、販売店または施工業者に相談してください。
安全にお使いいただくために、販売店または施工業者による定期的な点検をお願いします。
このような状態ではありませんか?
煙が出たり、こげくさいにおいや異常な音がする。電源コード・電源プラグ・ACアダプターが異常に熱い。または割れやキズがある。製品に触るとビリビリと電気を感じる。電源を入れても、映像や音が出てこない。その他の異常・故障がある。
直ちに使用を中止してください
故障や事故防止のため、電源を切り、必ず販売店または施工業者に点検や撤去を依頼してください。
保証とアフターサービス
その他
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メモ
PGQX1535YACs0514-1054PrintedinChina
愛情点検 長年ご使用のセンサーカメラの点検を!
こんな症状はありませんか ご使用中止
●電源コードが傷んでいる。●こげくさい臭いや異常な音、振動がする。●内部に水や異物が入った。●その他の異常や故障がある。
事故防止のため、電源プラグを抜いて、必ず販売店に点検をご相談ください。
■本製品は日本国内用です。国外での使用に対するサービスはいたしかねます。■ This product is designed for use in Japan. Panasonic cannot provide service for this product if used
outside Japan.
● 使いかた・お手入れなどのご相談は… ● 修理に関するご相談は…
ご使用の回線(IP電話やひかり電話など)によっては、回線の混雑時に数分で切れる場合があります。本書の「保証とアフターサービス」もご覧ください。
http://www.panasonic.com/jp/support/
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