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第69期 中間報告書 平成24年11月21日から平成25年5月20日まで

株主通信第69期 中間報告書 - 象印マホービン3 当期業績ハイライト 四半期(当期)純利益(単位:百万円)前期比59.1%減 3,641 平成23年11月期

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株 主 通 信 第 6 9期 中間報告書平成24年11月21日から平成25年5月20日まで

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代表取締役社長

市川 典男

株主のみなさまにおかれましては、平素は格別のご支援を賜り厚くお礼申しあげます。ここに、第69期第2四半期連結累計期間(平成24年11月21日から平成25年5月20日まで)の事業の概況をご報告申しあげます。

Q1.売上高の概況説明をお願いします。A1.海外販売が好調。商品別ではリビング製品が増加当第2四半期連結累計期間の市場環境は、円安等に伴い輸出環境の一部に持ち直しの動きが見られ、経済政策への期待感を背景に株価が上昇するなど、緩やかに回復傾向となりました。しかしながら、欧州債務危機の長期化や新興国への輸出の減少をはじめとする世界経済の減速が景気を押し下げるなど、先行き不透明な状況で推移しました。このような環境の中、国内は競争激化の影響もあり売上が若干減少しましたが、海外は台湾、中国、北米などでの販売好調に加え、円安による円換算での売上増加もあり、売上高は前期に比べて増加しました。商品別では、炊飯ジャーは国内で「極め羽 」シリーズなど圧力IH炊飯ジャーを中心に好調で、海外でも中国、北米、台湾で売上を伸ばしましたが、電気ケトルの売上減少やホームベーカリーの不振などもあり、調理家電製品全体では前期に比べて微増にとどまりました。また、リビング製品では、国内はステンレスマグ、ステンレスクールボトル、ステンレスフードジャーが好調で、海外でも、北米では業務用コーヒーサーバーやステンレス製品の売上が増加し、中国、台湾ではステンレスマグ、ステンレスフードジャーが大きく売上を伸ばし、リビング製品全体の売上は前期に比べて約20%増加となりました。

1

株 主 の み なさま へ

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Q2.利益面はどのような状況だったのでしょうか?A2.円安による原価上昇、販管費増加が響き減益に売上高が増加したことによる効果もありましたが、円安による海外生産品の原価上昇と国内市場での販売競争激化の影響による販売価格の下落もあり売上総利益率が低下しました。また、製品の品質保証に伴う支出に備えるための製品保証引当金を計上したこと、海外事業の拡大に伴う海外子会社の経費増加などによる販管費の増加も影響し、営業利益は17億77百万円(前期比38.1%減)となりました。経常利益は、円安による為替差益の計上など営業外損益が改善したこともあり、22億68百万円(前期比16.8%減)となりました。当期純利益は、前期に計上した厚生年金基金の代行返上益がなくなったことも影響し、14億87百万円(前期比59.1%減)となりました。

Q3.第2四半期までの状況を踏まえた通期業績の見通しをお聞かせください。

A3.通期の利益予想を上方修正第2四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高はほぼ計画通りで推移しておりますが、利益面では、上海や台湾などの海外市場や高付加価値商品の販売好調などによる利益率の向上、為替差益の影響などによる営業外損益の改善などから当初予想を上回りました。第2四半期連結累計期間の業績が当初予想を上回ったことを勘案し、平成25年3月25日に公表しました通期の連結業績予想を次のとおり上方修正いたしました。売上高660億円(前期比4.9%増)、営業利益20億円→23億円(前期比34.3%減)、経常利益24億円→27億円(前期比22.1%減)、当期純利益15億円→17億円(前期比58.3%減)なお、今回の業績予想で前提としております為替レートは1ドル=95円を想定しています。

Q4.今後の施策や中期計画を教えてください。A4.『ZOJIRUSHI NEXT PLAN』に基づき、ブランド力を向上当期よりブランド力の向上を目指し、新中期3ヵ年計画『ZOJIRUSHI NEXT PLAN』をスタートさせました。まず、さらなる海外市場の開拓に向け、中国において「象印ブティック」をオープンするなど象印ブランドの海外への拡大を目指すとともに、玄米保冷庫事業を譲り受け、新会社を設立するなどブランドの拡張を図りました。また、お客様へのタイムリーな商品供給と在庫の適正化を目的とするグローバル視点での在庫管理、需要予測の精度向上、生産リードタイムの短縮のための取り組みの推進をはじめ『ZOJIRUSHI NEXT PLAN』で設定した重点課題の解決に向けて着手しました。今後におきましても、引き続き『ZOJIRUSHI NEXT PLAN』に基づく取り組みを強力に推し進めていきます。まず、営業活動やアフターサービスなどすべての企業活動において、お客様の満足を真 に追求し、行動の指針とすることを徹底するお客様満足の企業活動を推進するとともに、CS体制の強化、WEBサイトの充実などお客様とのコミュニケーション強化を目指します。また、グループ経営の強化や基幹システムの更新に取り組むなど事業基盤の強化を図ります。さらに、商品力の強化、新規商品の開発と導入に向けて取り組むなど『ZOJIRUSHI NEXT PLAN』に基づく様々な施策を推進し、ブランド力の向上を目指します。

2

売上高 34,827 35,859

営業利益 2,871 1,777

経常利益 2,727 2,268

四半期純利益 3,641 1,487

平成25年11月期(第2四半期)

平成24年11月期(第2四半期)

■業績の推移(連結)(単位:百万円)

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当 期 業 績 ハ イライト

四半期(当期)純利益(単位:百万円) 前期比59.1%減

3,641

平成24年11月期平成23年11月期 平成25年11月期

4,079

1,747 1,919 1,4871,700(予想)

0

4,0003,5003,0002,5002,0001,5001,000500

売上高(単位:百万円) 前期比3.0%増

34,827

平成24年11月期平成23年11月期 平成25年11月期

33,088

60,769 62,941

35,859

66,000(予想)

0

10,000

20,000

30,000

40,000

50,000

60,000

経常利益(単位:百万円) 前期比16.8%減

2,727

平成24年11月期平成23年11月期 平成25年11月期

3,4652,903

3,1912,700(予想)

0

3,5003,0002,5002,0001,5001,000500

配当方針について 第2四半期 期末

平成24年11月期平成23年11月期 平成25年11月期0

87654321

4.0

3.0

4.5

3.5

4.0(予想)

4.0

営業利益(単位:百万円) 前期比38.1%減

2,871

平成24年11月期平成23年11月期 平成25年11月期

3,5002,991

3,679

1,7772,300(予想)

0

3,5003,0002,5002,0001,5001,000500

第2四半期 期末

第2四半期 期末

第2四半期 期末

第2四半期 期末

2,268

当社グループは、株主の皆様に対する利益還元を重要政策の1つであると考えており、企業基盤の強化ならびに将来の事業展開のための内部留保や収益見通しなどを総合的に勘案し、安定的な成果の配分を行うことを基本方針としております。この基本方針を踏まえ、当期の中間配当は1株当たり4.0円を実施し、期末配当は1株当たり4.0円を予定しております。

■配当金(単位:円)

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主 要 財 務 デ ータ( 連 結 )

BPS(1株当たり純資産)(単位:円)

平成24年11月期平成23年11月期 平成25年11月期(第2四半期)

0

700

600

500

自己資本比率(単位:%)

平成24年11月期平成23年11月期 平成25年11月期(第2四半期)

0

70.0

65.0

60.0

55.0

総資産(単位:百万円)

平成24年11月期平成23年11月期 平成25年11月期(第2四半期)

64,823

63,786

66,602

593.66650.81

704.76

0

66,000

65,000

64,000

63,000

純資産(単位:百万円)

EPS(1株当たり純利益)(単位:円)

平成24年11月期平成23年11月期 平成25年11月期(第2四半期)

0

60

50

40

30

20

10

60.35

28.4022.01

平成24年11月期平成23年11月期 平成25年11月期(第2四半期)

0

48,000

46,000

44,000

42,000

40,000

38,000

44,461

40,573

48,122

売上高経常利益率(単位:%)

平成24年11月期平成23年11月期 平成25年11月期(第2四半期)

0

6

5

4

3

2

1

61.9

69.071.5

6.35.3 5.5

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製 品 区 分 別 業 績の概 況

調 理 家 電

リ ビ ン グ

生活家電・その他

〈生活家電〉加湿器、食器乾燥器など〈その他〉産業機器製品など

お部屋のにおいを感知し風量を変える“おまかせモード”と、電気代を上手に節約する“エコ自動モード”を搭載した薄型ワイドの空気清浄機。

◆空気清浄機(PA-HA型)

前期比

20.2%減売上高14億34百万円(売上構成比 4.0%)

空気清浄機は花粉の飛散量増加などを背景に市場全体の出荷数量が増加したことにより売上高を伸ばし、加湿器も新製品の投入効果により増加しました。しかしながら、食器洗い乾燥機の販売を終了したことなどから、生活家電製品の売上高は10億63百万円(前期比7.0%減)となりました。また、その他製品の売上高は3億70百万円(前期比43.3%減)となりました。

空気清浄機、加湿器が伸びるも、食器洗い乾燥機販売終了が影響

炊飯ジャー、電気ポット、ホットプレート、IH調理器、コーヒーメーカー、精米機など

かまどの炊き方を再現した“羽 形状”の内 に南部鉄器を採用した圧力IH炊飯ジャー。

◆圧力IH炊飯ジャー(NP-ST型)

売上高268億10百万円(売上構成比 74.8%)

前期比

0.4%増

国内は羽 形状の内 を採用した「極め羽 」シリーズの販売が好調に推移しました。IH炊飯ジャーも伸長し、炊飯ジャー全体でも増加しました。電気ポットは省エネタイプのVE電気まほうびんが伸びたものの、全体ではほぼ前年並みにとどまりました。電気ケトルは販売競争の激化もあり低調に推移。電気調理器具は、コーヒーメーカーやもちつき機、ミキサーが増加しました。一方、ホームベーカリーは市場全体の出荷数量が減少したため低調に推移したほか、グリルなべや精米機も前年実績を下回りました。海外は中国市場でIH炊飯ジャー、マイコン炊飯ジャーが好調に推移し、北米や台湾でも炊飯ジャーが伸長しました。

「極め羽 」シリーズ、IH炊飯ジャーが増加 

ガラスマホービン、ステンレスボトル、水筒、ランチジャー、IHなべなど

前期比

20.5%増売上高76億14百万円(売上構成比 21.2%)

国内市場全体の出荷数量が増加しているステンレスマグや商品ラインアップを強化したステンレスクールボトルを中心に増加しました。国内市場の拡大を背景にステンレスフードジャーも好調に推移し、ステンレスマホービン全体でも前年実績を上回りました。一方、ガラスマホービンは市場全体の出荷数量が減少し、低調に推移しました。海外は、北米で大型の業務用コーヒーサーバーやステンレスランチジャーを中心に前年実績を上回りました。また台湾、中国ではステンレスマグやステンレスフードジャーが好調に推移しました。

ステンレスマグ、ステンレスフードジャー好調

まほうびん構造で保温・保冷力に優れ、あたたかいスープやおかずから、ひんやりしたメニューまで手軽につめて持ち運べるステンレスフードジャー。

◆ステンレスフードジャー (SW-EB型)

平成24年11月期

(第2四半期)

0

27,000

26,500

26,000

25,500

25,000

平成25年11月期

(第2四半期)

26,81026,709

(単位:百万円)

平成24年11月期

(第2四半期)

0

8,000

7,000

6,000

平成25年11月期

(第2四半期)

7,614

6,319

(単位:百万円)

平成24年11月期

(第2四半期)

0

1,9001,8001,7001,6001,5001,4001,3001,2001,100

平成25年11月期

(第2四半期)

1,434

1,798

(単位:百万円)

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トピックス・商品のご紹介

「象印ラコルト株式会社」設立。玄米保冷庫の販売を開始。

当社では、玄米保冷庫の事業を譲り受け新グループ会社「象印ラコルト株式

会社」を設立し、4月1日より営業を開始しています。玄米保冷庫とは、庫内の温

度を15℃以下に保つことで玄米の劣化を防ぎ、鮮度を維持する収納庫です。

主に農家の方が自分の家で消費するお米の保存を目的とするもので、象印ラ

コルト株式会社ではホームセンターを中心に販売しています。当社は炊飯ジャー

の開発などを通じて、おいしいご飯をご家庭に提供することを追求しております。

このたび新会社を設立することにより、炊飯ジャーだけではなく、よりお米の生産

者に近い領域の商品提供が可能となりました。このようにお米の生産から炊飯

までの総合的な商品提案を実現することで、おいしいご飯をご家庭に提供でき

る体制を強化します。

好評を得ている羽 形状の内 を採用した炊飯ジャー「極め羽 」シリーズに新機能を追

加し、平成25年8月21日より発売します。NP-WA10型は羽 形状の内 の外側部分に

発熱効率の高いステンレスを採用し、 の厚さと質量をアップすることで蓄熱性も高め、素

早く熱が伝わり、高火力を維持しながらの炊飯が可能となりました。また、側面の「かまどヒー

ター」の面積を約3倍にすることで側面からの加熱を強化し大火力を実現しました。今回、食

べたごはんの感想を「かたさ」「粘り」の項目から評価することで、次の炊飯で食感の微調整

をして好みの味に炊き上げる「わが家炊き」メニューを新機能として搭載いたしました。なお、

羽 形状の内 素材に伝統工芸品「南部鉄器」を採用した特別仕様のNP-WS10型も

同時に発売いたします。高級炊飯ジャー市場は年々拡大傾向となっており、炊飯ジャー市場

における構成比も高まっています。平成22年に初めて発売し今年で4年目を迎える「極め羽

」シリーズは、当社の高級機種として圧力IH炊飯ジャーの販売拡大を牽引しました。そし

て、高級炊飯ジャー市場においてその美味しさが高評価を得ています。新機能を搭載した新

製品を今回発売することで、高級炊飯ジャー市場において更なる販売拡大を目指します。

圧力IH炊飯ジャー「極め炊き」(NP-WA10)発売

玄米保冷庫

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象 印 の 海 外 展 開

海外 26.7%■地域別売上高構成比 ■主な地域別売上高の推移・市場特徴

当社では、海外においても日本の品質を基準とし、「日本品質」の商品を「世界市場」に供給するという姿勢を基本としながらも、各地域の食文化も取り入れた商品展開を行っています。9,570百万円

35,859百万円第69期

(第2四半期)

日本73.3%26,289百万円

アジア19.1%6,835百万円

北米6.8%2,430百万円

中近東0.5%192百万円

欧州0.2% 67百万円その他0.1% 43百万円

アジア 中国では、おかゆメニューを強化した炊飯ジャーなどをラインアップし、沿岸部を中心に販売を強化しています。また、台湾では圧力IHから機械式まで炊飯ジャーを商品展開し、大きな販売シェアを獲得しています。アジア地域では、中国や東南アジアの新興国を中心に、今後も市場の拡大が予想されるため、商品力を強化し更なる販売拡大を目指します。第69期第2四半期連結累計期間の売上につきましては、中国・台湾において炊飯ジャーやステンレスマグを中心に売上が増加いたしました。その結果、アジア地域の売上高は、6,835百万円(前期比19.2%増)となりました。

炊飯ジャー ステンレスボトル

平成24年11月期

(第2四半期)

平成23年11月期

(第2四半期)

平成25年11月期

(第2四半期)

2,053 2,029

2,430

0

2,500

2,000

1,500

1,000

北 米 パン食の多いアメリカでは、ホームベーカリーの商品ラインアップを強化しています。また、近年はアメリカでの日本食ブームや健康志向を背景にランチジャーが販売数を伸ばすなど、ニーズをとらえた商品で新たな市場を開拓しています。第69期第2四半期連結累計期間の売上につきましては、炊飯ジャーの売上が前年実績を上回り、ステンレスフードジャーや大型の業務用コーヒーサーバーが好調に推移しました。その結果、北米地域の売上高は、2,430百万円(前期比19.7%増)となりました。

ホームベーカリー ランチジャー

■アジア地域売上高推移(単位:百万円)

■北米地域売上高推移(単位:百万円)

■海外売上高の推移

海外売上高は年々増加傾向となっており、今後も新興国の経済発展を背景に売上拡大を目指します。

平成24年11月期

(第2四半期)

平成23年11月期

(第2四半期)

平成25年11月期

(第2四半期)

6,947

8,139

9,570

0

9,000

8,000

7,000

6,000

(単位:百万円)

平成24年11月期

(第2四半期)

平成23年11月期

(第2四半期)

平成25年11月期

(第2四半期)

4,576

5,736

6,835

0

7,000

6,000

5,000

4,000

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象印のグローバルネットワーク

中国に象印ブティックがオープン。今後の販売拡大の足がかりに。

海外トピックス

当社は、アジアを中心に6つの生産・販売拠点を持ち、商品の生産および販売を行っています。販売拠点においては、日本と食文化の近い中国などとアメリカなどではニーズが異なるため、それぞれの国に合ったマーケティングおよび販売活動を展開しています。また、販売拠点がない地域に関しては現地の代理店を通じて販売活動を行っています。生産拠点においては、商品供給の最適化を第一に考え、グローバル視点での供給体制の構築をさらに強化していきます。象印ブランドが世界で信頼されるブランドになるためグローバルネットワークを活用し、さらなる海外展開を図っていきます。

4月10日、中国では初となる旗艦店「ZOJIRUSHI BOUTIQUE(象印ブティック)」が上海にオープンしました。当社は2003年に中国に本格進出以来、上海を中心に販売活動を行ってきました。今回旗艦店をオープンすることによって、中国でのさらなる事業基盤の強化を目指します。象印ブティックでは、ショールームとして商品の販売を行うだけではなく料理教室やアフターサービス窓口を設置するなど、さまざまなニーズに応える店舗となっています。商品PRだけではなく、アフターサービスの充実や日本の食文化の紹介などを通じて中国における象印ブランドのイメージアップを図り販売拡大につなげていきます。

Zojirushi America Corporation(カリフォルニア州 1987年設立)北米における販売活動

上海象印家用電器有限公司(上海 2003年設立) 中国における販売活動 台象股份有限公司

(台北 2002年設立) 台湾における販売活動

新象製造廠有限公司(本社・香港 工場・深圳 1995年設立)炊飯ジャー、電気ポットなどの製造

香港象印有限公司(香港 1995年設立)  香港・東南アジアにおける販売活動

Union Zojirushi Co.,Ltd.(バンコク 1986年設立) ステンレス製品の製造

Union Zojirushi Co.,Ltd.

CCorpor tiationZojZ jiiru hishi A Am ierica CCoCCo

新象製造廠有限公司造廠有造廠有廠廠有有

香港・東南アジアにおける販売活動・ おおアアアア南南 ジジアア香香

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連 結 財 務 諸 表

四半期連結損益計算書

34,827

23,835

10,992

8,120

2,871

241

386

2,727

3,350

32

6,045

323

2,033

2,357

3,687

45

3,641

(単位:百万円)

期 別

科 目

 自平成23年11月21日至平成24年 5月20日

前第2四半期  自平成24年11月21日至平成25年 5月20日

当第2四半期

売上高

売上原価

売上総利益

販売費及び一般管理費

営業利益

営業外収益

営業外費用

経常利益

特別利益

特別損失

税金等調整前四半期純利益

法人税、住民税及び事業税

法人税等調整額

法人税等合計

少数株主損益調整前四半期純利益

少数株主利益

四半期純利益

四半期連結キャッシュ・フロー計算書

※記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しています。

4,957

△782

△620

202

3,756

10,864

14,620

期 別

科 目

(単位:百万円)

 自平成23年11月21日至平成24年 5月20日

前第2四半期  自平成24年11月21日至平成25年 5月20日

当第2四半期

営業活動によるキャッシュ・フロー投資活動によるキャッシュ・フロー財務活動によるキャッシュ・フロー現金及び現金同等物に係る換算差額現金及び現金同等物の増減額現金及び現金同等物の期首残高現金及び現金同等物の四半期末残高

5,064

△1,200

△612

765

4,016

11,464

15,481

四半期連結貸借対照表 (単位:百万円)

期 別科 目

※記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しています。

資産の部

負債の部

純資産の部

流動資産

固定資産

資産合計

流動負債

固定負債

負債合計

株主資本

その他の包括利益累計額

少数株主持分

純資産合計

負債純資産合計

前期平成24年11月20日現在

当第2四半期平成25年5月20日現在

35,859

25,362

10,496

8,719

1,777

812

321

2,268

32

20

2,280

627

188

815

1,464

△23

1,487※記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しています。

42,290

21,496

63,786

13,576

5,749

19,325

44,916

△926

470

44,461

63,786

43,895

22,707

66,602

12,613

5,867

18,480

46,098

1,535

488

48,122

66,602

Page 11: 株主通信第69期 中間報告書 - 象印マホービン3 当期業績ハイライト 四半期(当期)純利益(単位:百万円)前期比59.1%減 3,641 平成23年11月期

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会 社 概 要 / 株 式 情 報

象印マホービン株式会社 ZOJIRUSHI CORPORATION

大正7年5月10日

昭和23年12月29日

4,022,950,000円

調理家電製品、生活家電製品、リビング製品などの製造・販売およびこれに附帯する業務

〒530-8511 大阪市北区天満1丁目20番5号 TEL06-6356-2311

(注)上記のほか、自己株式5,011千株(持株比率6.90%)を保有しております。

株主名 持株数(千株) 持株比率(%)

市 川 典 男

協 和 興 産 株 式 会 社

和 幸 株 式 会 社

宝 英 商 事 有 限 会 社

象 印 共 栄 持 株 会

市 川 尚 孝

市 川 博 邦

公益財団法人市川国際奨学財団

三菱UFJ信託銀行株式会社

MSCO CUSTOMER SECURITIES

8,373

4,045

3,957

2,970

2,958

1,965

1,891

1,662

1,650

1,552

11.53

5.57

5.45

4.09

4.07

2.70

2.60

2.29

2.27

2.13

会社概要 (平成25年5月20日現在)社 名

創 業

設 立

資 本 金

業務内容

本 社

発行可能株式総数 : 240,000,000株発行済株式総数 : 72,600,000株株主数 : 2,672名

株式の状況 (平成25年5月20日現在)

大株主の状況 (平成25年5月20日現在)

所有者別株式分布状況 (平成25年5月20日現在)

象印フレスコ株式会社象印特販株式会社象印ラコルト株式会社象印ユーサービス株式会社象印ファクトリー・ジャパン株式会社和新ガラス株式会社Zojirushi America Corporat ion香港象印有限公司上海象印家用電器有限公司台象股份有限公司新象製造廠有限公司

Union Zojirushi Co.,Ltd.

主要な関係会社 (平成25年5月20日現在)【連結子会社】

市 川 典 男飯 田 昌 清松 本 龍 範中 森 利 郎治 京 宏 明宮 越 芳 彦吉 田 正 弘神水流 俊 一榮 川 和 広高 岸 直 樹里 井 義 昇

役  員 (平成25年5月20日現在)代表取締役社長常 務 取 締 役取 締 役取 締 役取 締 役取 締 役取 締 役常 勤 監 査 役監 査 役監 査 役監 査 役

【     】持分法適用の関 連 会 社

個人その他(52.3%)

その他の法人(27.1%)

外国法人等(10.9%)

金融機関(9.6%)

証券会社(0.1%)

株式数

個人その他(92.0%)

その他の法人(4.3%)

金融機関(0.6%)

外国法人等(2.4%)

証券会社(0.7%)

株主数

Page 12: 株主通信第69期 中間報告書 - 象印マホービン3 当期業績ハイライト 四半期(当期)純利益(単位:百万円)前期比59.1%減 3,641 平成23年11月期

〒530-8511 大阪市北区天満1丁目20番5号  TEL06-6356-2311〒530-8511 大阪市北区天満1丁目20番5号  TEL06-6356-2311 証券コード:7965

ホームページのご紹介

当社の「今」を知っていただき、ご理解を深めていただくため、企業情報や投資家情報、商品情報などさまざまな情報を掲載しております。

http://www.zojirushi.co.jp

「投資家情報」ページ

http://www.zojirushi.co.jp/corp/ir/

単元未満株式の買取請求・買増請求のご案内

お問い合わせ先 三菱UFJ信託銀行株式会社大阪証券代行部 0120-094-777(平日9:00~17:00)

買取請求 : 株主様がお持ちの単元未満株式を当社が市場価格にて買取することをいいます。買増請求 : 株主様がお持ちの単元未満株式と合わせて1,000株になるよう 不足分を当社が市場価格にて株主様に売却することをいいます。

■お手続きについて証券会社等の一般口座をご利用の株主様 :ご所有の単元未満株式について、すでに証券会社等の一般口座をご利用の場合、買取・買増のお手続きにつきましては、お取引のある証券会社等を通じて行っていただくことになります。お手続きの詳細はお取引のある証券会社等までお問い合わせください。特別口座をご利用の株主様 :特別口座に記録された単元未満株式の買取・買増のお手続きに関しましては、特別口座の口座管理機関である三菱UFJ信託銀行にお問い合わせください。《特別口座から一般口座への振替のお手続き》特別口座に記録されている株式を株式市場で売却することや、特別口座から株式市場を通じて新たに株式を購入することはできません。株式を株式市場で売却するためには、証券会社等に一般口座を開設し、特別口座から株式を振替える必要があります。

※大阪証券取引所は、平成25年7月16日付で東京証券取引所と市場の統合を行ったため、 当社の上場証券取引所は東京証券取引所になっております。

株 主 メ モ毎年11月21日から翌年11月20日まで

2月

定時株主総会    11月20日剰余金の配当 期末 11月20日  中間  5月20日

当会社の公告方法は、電子公告とする。ただし、事故その他のやむを得ない事由によって電子公告による公告をすることができない場合は、日本経済新聞に掲載して行う。※公告掲載の当社ホームページアドレスhttp://www.zoj i rushi .co. jp/corp/ir/koukoku.html

東京都千代田区丸の内一丁目4番5号三菱UFJ信託銀行株式会社

大阪市中央区伏見町三丁目6番3号三菱UFJ信託銀行株式会社 大阪証券代行部TEL 0120-094-777(通話料無料)

東京証券取引所市場第二部

事 業 年 度

定 時 株 主 総 会

基 準 日

公 告 方 法

株主名簿管理人

特別口座の口座管理機関

同 連 絡 先

上場証券取引所