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使 i 第4号 平成24(2012)年1月6日(金) 西 西 西 西 西 姿 , 西 de 西 第4号 平成24年1月6日(金) 【編集発行】 たかさGO新聞編集室 発行人:葛西淳子 吉田祐也 【E-mail】 takasago.newspaper@ gmail.com 2011年12月17日(土)高砂市民センター を会場に、高砂地区社会福祉協議会と 高砂市民センターの主催で「社協まつり」 が開催されました。 ▲ブログ管理人の二瓶明美さん 【復興は岡田西町から! 】で検索 http://ameblo.jp/okadanishi/ ▲雅組のちんどんパフォーマンス ▲宮音座の獅子舞

宮音座の獅子舞 - kahoku.co.jp去 年 11月 2日 ( 水 ) 大 震 災 な ど の 災 害 に 備 え て 、 田 子 地 区 各 10町 内 会 、 田 子 中 学 校 、

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Page 1: 宮音座の獅子舞 - kahoku.co.jp去 年 11月 2日 ( 水 ) 大 震 災 な ど の 災 害 に 備 え て 、 田 子 地 区 各 10町 内 会 、 田 子 中 学 校 、

「みんな笑顔で元気に

なろう」と企画された催

しに、地域の方々がたく

さん集まりました。

ステージから、昔懐か

しいちんどんの音楽が聞

こえてくると「雅組」が

登場。民謡歌や踊り、南

京玉すだれなどのチンド

ンパフォーマンスが繰り

広げられまつりを一段と

盛上げてくれました。

次に、元気にステージ

に飛び出てきたのは、高

砂中学校新体操部。震災

後、体育館が使えず思う

ように練習ができません

でした。しかし、そのハ

ンデもものともせず、

「こんな状態だからこそ

負けたくない、頑張ろう」

と、市中総体で初優勝を

果たしました。「地域を

勇気づけるため、元気に

演技します!」と、ハツ

ラツとした躍動感あふれ

る演技に、会場からはこ

の日一番の大きな拍手が

送られていました。

そして、高砂市民セン

ターの講座から誕生した

女性合唱団「コール高砂」

の美しい歌声。歌うこと

が大好きなメンバーが心

を込めて「ふるさと」を

歌うと、聞いていたお客

さんも一緒に口ずさみ感

慨深げでした。

NPO法人「みやぎ・

せんだい子どもの丘」の

若手児童館職員で結成さ

れている「宮音座」は、

獅子舞や太鼓を子どもた

ちの集まるところに出かけて公

演しています。

今回も、勇壮な太鼓演奏と獅

子舞を披露。縁起ものの獅子が

会場のお客さんの頭をかじって

回り、福を呼び込んでいました。

またこの日のために、佐賀県

からたくさんのプレゼントや支

援物資が届けられました。呼び

かけたのは、佐賀県出身の仙台市

の主婦を中心に支援活動を行っ

ている「i

‐くさのねプロジェ

クト」のみなさん。

東日本大震災を受け、主婦の

目線から、被災地の情報を発信

し、佐賀をはじめ全国から賛同

者を募り、ともに被災地、被災

者をサポートする活動をしてい

る市民グループです。

会場では、佐賀県を紹介する

ブースや、佐賀県産の新米の配

布も行なわれ、高砂地区の方々

との交流も生まれていたようで

した。

その他、普段は路上生活者や

生活困窮者の支援しているNP

O法人「ワンファミリー仙台」

のみなさんの協力で屋台、フリー

マーケットや、関係機関施設に

よる被災者向けのよろず相談コー

ナーが設けられました。

来場した方々は、震災後の疲

れを癒しながら、思い思いに楽

しいひとときを過ごしていたよ

うです。

第4号 た か さ G O 新 聞 平成24(2012)年1月6日(金)

たかさGO新聞

ブログ「復興は岡田西町か

ら!」をご存知でしょうか?

仙台市宮城野区にある岡田西

町仮設住宅(以下、岡田西町)

から発信されているブログで

す。「岡田の主人公たち」と

いう人物紹介コーナーや、地

域の特産物「岡田味噌」を復

活させる「岡田味噌復興プロ

ジェクト」、そして仮設住宅

でのイベント情報等々…

「これを読めば岡田西町が分

かる」といっても過言ではな

いくらい、たくさんの情報が

発信されています。

情報が閉ざされがちな仮設

住宅ですが、岡田西町はなぜ

ブログで情報発信を行ってい

るのか?この秘密をブログ管

理人の二瓶明美さんにお伺い

しました。

―ブログを始めたきっかけは?

日本ユニシス・エクセリュー

ションズ(株)の森俊明さん

と出会ったのがきっかけでし

た。森さんは「地域開発活動」

を海外も含め、これまでたく

さんされてきた方です。岡田

地区でたくさん行われている

イベントや元気な仮設住宅の

様子を発信しようと考え、森

さんのサポートを受けながら、

9月7日にブログを開設しま

した。

―なぜブログで情報発信を行っ

ているのですか?

自宅に戻られた方、賃貸ア

パートなどで生活している方、

バラバラになってしまった南

蒲生町内会へ向けて、仮設と

の情報共有をしたいとの思い

からです。

―ブログを始めてから変わっ

たことは?

地域内外の交流が盛んにな

りました。また、これまでは

一方的に支援を受けるだけで

ろくにお礼もできませんでし

たので、ブログを通して支援

してくださった方々に写真付

きでお礼をできるようになり

ました。なによりも、ボラン

ティアの皆さんの力をお借り

しつつ、自分達で知恵を絞っ

て復興していく様子を発信で

きるようになったことがとて

も嬉しいですね。

―どんな人にブログを見てほ

しいですか?

南蒲生町内会はもちろんの

こと、岡田地域にお住まいの

みなさん、そして、これまで

支援してくださった方々に私

達の姿を見て頂きたいです。

―「ブログ読者へのメッセー

ジは?」

まだ始めたばかりのブログ

で少しずつの更新ですが,

「岡田西町」の元気を発信し

て行くのでアクセスよろしく

お願いします。今後とも温か

く見守って頂けると幸いです。

ブログde情報発信@

岡田西町仮設住宅

第4号平成24年1月6日(金)【編集発行】たかさGO新聞編集室発行人:葛西淳子

吉田祐也【E-mail】[email protected]

2011年12月17日(土)高砂市民センターを会場に、高砂地区社会福祉協議会と高砂市民センターの主催で「社協まつり」が開催されました。

▲ブログ管理人の二瓶明美さん

【復興は岡田西町から! 】で検索

http://ameblo.jp/okadanishi/

佐賀県からも支援

▲雅組のちんどんパフォーマンス▲宮音座の獅子舞

Page 2: 宮音座の獅子舞 - kahoku.co.jp去 年 11月 2日 ( 水 ) 大 震 災 な ど の 災 害 に 備 え て 、 田 子 地 区 各 10町 内 会 、 田 子 中 学 校 、

去年11月2日(水)大震災な

どの災害に備えて、田子地区各

10町内会、田子中学校、市民企

画「田子を愛する住民塾」、民

生員・児童員、福田町地域包括

センター、田子市民センターが

合同で田子地区地域防災訓練を

行いました。訓練を通して、地

域住民の連携を強化し災害発生

時の防災体制を整えながら、防

災意識を高めていこうというね

らいです。

東日本大震災時には、避難者

の把握にかなりの時間とエネル

ギーを要したという教訓から、

今回は避難者の確認と町内会の

一時避難所で活動の充実に重点

を置いた訓練になりました。

田子グリーンパーク町内会

(鳴海吉治会長)では、避難の

時は、避難済みの「緑の布」か、

ケガ人などがいるときは「赤の

布」を玄関や門に掲げてから、

一時避難所となっている町内の

集会所前に集合することになっ

ています。

訓練では、地域住民と中学生

が班ごとに分かれ、町内を目印

の布を確かめながら情報収集し、

安否確認の訓練が行なわれまし

た。ケガ人に対しては、リヤカー

を使った搬送訓練。救護班によ

る、足・腕の骨折、やけどなど

軽傷者の手当訓練も実施されま

した。

また今回の震災では、避難所

運営などに際し、中学生が大き

な力となり活躍してくれました。

さらに、大人からの的確な指示

があればより大きな力を発揮す

る可能性が期待されます。訓練

では、中学生にもできることを

具体的に体験できるような工夫

が随所に盛り込まれていました。

毎年訓練を繰り返し行

い、防災の意識を高め、

その術を住民が身をもっ

て覚えていくことが大切

です。このように防災を

通して子どもたちと地域

住民が接しながら、一緒

に活動できる機会がある

ことは、とても貴重なこ

とです。

『僕は

しゃべるために

ここへ来た』

笠井信輔

(フジテレビとくダネ!司会者)

産経新聞出版

1300円

フジテレビアナウンサー「と

くダネ!」司会の笠井信輔さん

が、この度、現地取材者がつづ

る「被災地取材・被災地体験本」

を、自ら執筆して産経新聞出版

から出版いたしました。

笠井アナウンサーは、東日本

大震災発生から、被災地での取

材を繰り返してきました。「特

に最初の2週間の壮絶な震災取

材体験は生涯忘れることができ

ません」と語ります。

この本の中には、岡田地区で

取材したことなども多く書かれ

ています。一度、手にとってご

覧ください

また、この売り上げの一部を

「がんばっぺ岡田」の活動支

援に、ご協力いただきました。

問い合わせは「たかさGO新聞」

編集室

吉田まで。

第4号 た か さ G O 新 聞 平成24(2012)年1月6日(金)

「たかさGO新聞」は、宮城

野区東部の仮設住宅やその周

辺地域を中心に、

地域生活情

報、

復興支援活動をしている

方々のお話しや活動の様子を

お届けしています。

震災後、悲しかったこと、

うれしかったこと、いろんな

ことがありました。今年は、

みんなが笑顔でしあわせな年

になりますよう願っています。

今号は、吉田祐也、葛西淳

子が執筆・編集を担当し発行

しました。仮設住宅集会所、

市民センターなどに配布して

いますので、どうぞよろしく

お願いいたします。

(たかさGO新聞

編集室)

▲田子グリーンパク町内会の訓練の様子

岡田児童館にてクリスマス会が

開催されました。今回は地元市

民団体「がんばっぺ岡田の会」

と「岡田児童館」の合同企画。

このきっかけとなったのは、

去年10月22日に行われた「岡田の

復興を願う音楽祭」の打ち上げに、

岡田児童館の館長が参加してくれ

たことからはじまりました。「次

は岡田のこどもたちのためにクリ

スマス会をしましょう」と話して

いたがんばっぺ岡田の会と、12月

にクリスマスイベントを行うと決

まっていた岡田児童館が、「じゃ

あ別々に開催するのではなく、子

どもたちのために一緒にやりましょ

う」となったそうなのです。そし

て、キャンドルリンク3・11や津

波復興支援センターの協力を経な

がら、着々と準備を進めてきまし

た。当

日はこどもたちのキャンドル

作りや演奏発表があり、会場はク

リスマスムード一色となりました。

岡田地区で震災ボランティアに参加した東京

のシンガー・ソングライターのnozomiさ

んもゲストとして登場し、今や岡田のテーマソ

ングとなった「岡田の風」を披露したり、集まっ

た約40人の児童ととも「ジングルベル」などを

歌いました。そして最後に、岡田のよい子たち

のもとに、サンタクロースが登場?!こどもた

ちはサンタクロースから手渡しでプレゼントを

もらい大喜びでした。

▲安否確認の「布」

岡田の子どもたちにうれしいサプライズ

高砂市民センターで行われた

中野地区和田町内会の敬老会にて、

「昔を語る会」が開催されました。

昭和の懐かしい8mmフィルム映像

を収集し、展示や上映活動を行っ

ているNPO法人「20世紀アーカ

イブ仙台」の協力のもと、昔なつ

かしの映像が上映されました。

町内会の方は、「うちの町内は、みなし仮設

住宅に入居している人が多く、なかなか会って

話したり、楽しんだりする機会がない。みんな

が楽しめる場をつくりたい」との想いで、今回

の「昔を語る会」という企画をされたそうです。

当日は40人近い地域の方々が集まり、なつか

し映像を見ながら、たくさんの交流が生まれま

した。

昭和の田植えや稲刈り、結婚式、

松島動物園などの懐かしい映像がきっ

かけで「この道具昔使ってたな〜」

「ここに昔遊びに行ったんだよ」な

ど、会場のアチラコチラで昔話に花

がさきました。

このように懐かしい写真や映像な

どを使って、昔の記憶を呼び起こし

て脳を活性化させるのを「回想法」

といって、実は注目の認知症予防法

なんだそうですよ。

上映会は一時間ほどだったのです

が、「もっとみたい、次はいつやる

のか?」など、早くも次回の上映を

望む声が上がり、大盛況のうちに幕

を閉じました。今後も大人気の企画

となりそうですね。

▲NPO法人20世紀アーカイブ仙台の協力で行なわれた「昔を語る会」

中野地区で大人気!なつかし映像上映会

◆本

介◆

2011年11/20

2011年12/10

▲「サンタさんのプレゼントは、何かな?」岡田児童館に 集まった子どもたちと地元のがんばっぺ岡田のみなさん