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教養特別講義：長崎(安全・安心）

長崎（安全・安心）

長崎に始まる近代産業(工業）

安全・安心を考える

南山手からの大浦と出島

教養特別講義：長崎(安全・安心）

•林 秀千人（はやし ひでちと）

•血液型 O型

•工学部 機械システム工学科

•流体エネルギー工学研究室

•日本機械学会 環境工学部門

•安全工学会

–その他；音響学会、可視化学会

•長崎県廃棄物処理施設委員

自己紹介

教養特別講義：長崎(安全・安心）

•長崎の産業（工業）

産業の変遷

個別産業

システム（総合）産業、材料産業

•安全・安心の考え

今日の内容

教養特別講義：長崎(安全・安心）

長崎の産業（ことがら）

ことはじめ

•活版印刷 天正18年（1590年）、近代印刷 明治2年（1869年）

•汽車 慶応元年（1865年）、写真機 嘉永元年（1848年）

•アスファルト道路 長崎市、レンガ 長崎市

•鉄橋 長崎市、慶応4年（1868年）

•算盤ドック 長崎市 、明治元年（1868年）、造船所

•国産蒸気タービン 長崎市 明治41年（1908年）

•魚群探知機 南島原市、昭和13年（1938年）

現代の工業

•風車 、太陽電池 、半導体 、造船

教養特別講義：長崎(安全・安心）

長崎の事始

• 象・駱駝の伝来（江戸時代）

• ボウリング・バトミントンの伝来

• 西洋料理の発祥

長崎古版画に描かれた舶来の象。紅毛船持渡・出所セイロン・5歳などという説明がある＝長崎県立美術博物館蔵＝http://longlife.city.hikone.shiga.jp/museum/letter/32.html

自由亭（グラバー園内）

「漢洋長崎居留図巻」に描かれた出島オランダ屋敷の「バドミントン」の図＝長崎県立美術館蔵＝

教養特別講義：長崎(安全・安心）

長崎の産業•活版印刷 天正18年（1590年）、近代印刷 明治2年（1869年）

南島原市天正18年（1590年）

天正少年使節

長崎市明治２年（1869

年）活版伝習所

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教養特別講義：長崎(安全・安心）

長崎の産業•汽車 慶応元年（1865年）、写真機 嘉永元年（1848年）

長崎市慶応元年（1865年）グラバー；大浦海岸

長崎市；坂本竜馬文久2年(1862年）上野彦馬 写真館

教養特別講義：長崎(安全・安心）

長崎の産業

•アスファルト道路 長崎市、レンガ 長崎市

長崎市日本初アスファルト道路グラバー園；リンガー邸前

長崎市日本最古

建築用レンガ

教養特別講義：長崎(安全・安心）

長崎の産業(工業）•算盤ドック 長崎市 、明治元年（1868年）、造船所

長崎市立神ドック明治12年

長崎市日本最古；明治元年

ソロバンドック

教養特別講義：長崎(安全・安心）

長崎の産業

•鉄橋 長崎市、慶応4年（1868年）

教養特別講義：長崎(安全・安心）

長崎の産業(工業）

•国産蒸気タービン 長崎市 明治41年（1908年）

発電用タービン

教養特別講義：長崎(安全・安心）

家内工業中心

－ものの作り方を直接知る

新しい産業以前

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教養特別講義：長崎(安全・安心）

長崎の産業(工業）•魚群探知機

•風力発電

•太陽光発電

•I T 関 係

教養特別講義：長崎(安全・安心）

ダイヤモンドプリンセスの火災

溶接の熱伝導で、1階上の

家具のダンボールから出火

総床面積の4割焼損

教養特別講義：長崎(安全・安心）

社会の変化• システム化

• グローバル化

• 高度化、複雑化

製 品

設計（日本） 組み立て（世界中で）

ソフト導入

部品調達(世界中から）

教養特別講義：長崎(安全・安心）

身回りの意識

• 取り巻く環境

– 再分化がなされる

– ものが直接見えない

• 価値観の変化（情報の不足）

– 提供者と消費者の区別

• 社会変化への対応の遅れ

– その場しのぎの対応

つぎはぎ・アンバランス社会システム

危険・不安の増加

教養特別講義：長崎(安全・安心）

安全・安心を脅かす要因の分類

教養特別講義：長崎(安全・安心）

安全・安心について意識

2003年調査

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教養特別講義：長崎(安全・安心）

安全・安心について意識

日本人のほとんどが現在は安全でなくなった。今後はもっと悪くなる。

2003年調査

教養特別講義：長崎(安全・安心）

質問：身近な生活の安全と国の総合的な安全の確保のため、高い科学技術の水準が必要であるか

2004年調査

3分の２の人が技術力に

頼る必要を感じている。

教養特別講義：長崎(安全・安心）

安全（Safety)について

• 安全に必要なこと– リスク管理

– 安全文化

→ 安心へ

絶対安全（危険がまったくない）

情緒的イメージ

教養特別講義：長崎(安全・安心）

リスク管理

• 「安全」← 許容範囲のリスク(危険）

１．リスクの列挙；情報の収集

２．リスクの評価

３．リスクの対策自分で検討

教養特別講義：長崎(安全・安心）

リスク管理

１．リスクの列挙

２．リスクの評価

３．リスクの対策

すべて列挙は無理

不十分

スイスチーズモデル

リスク管理＋安全文化

教養特別講義：長崎(安全・安心）

安全文化の育成

• 人はミスをする

• 人は怠慢になる

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教養特別講義：長崎(安全・安心）

事故・災害の兆候（災害ピラミッド）

重大な事故・災害の前には多くの兆候がある

教養特別講義：長崎(安全・安心）

• 各人が身の回り安全への取組をして、

• それを仲間との相互関係へ広げる。

教養特別講義：長崎(安全・安心）

安全・安心を得るため• 危険なことがなにか、どの程度かを日ごろから把握しておく

• 些細な変化などに気をつけて、周りの人と情報を共有する

• 危険から避けるための具体的な方法を、日ごろから話し合い、行動する

• 自らが動かないと安全は得られない。安心できない

実 践

リスク管理＋安全文化

教養特別講義：長崎(安全・安心）

参考資料

• 長崎大学附属図書館古写真アーカイブ

• 長崎県文化百選事始ホームページ

• 三菱重工業長崎造船所ホームページ

• 古野電気ホームページ

• 文部科学省；安全・安心な社会の構築に資する科学技術政策に関する懇談会

• 安全工学会会誌Vol47No2(2008)

• 医療事故防止のための心理学学研究会1999年研究報告

• 長崎新聞ホームページ