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参加体験型の学びの理論と実践第5回 体験学習法
藤 修
Section5 問い 「ふりかえり」と「分かち合い」とは?
一枚プレゼン
上田エレンヒカル
浦野 和大
遠藤美里
では、目を閉じて下さい
「今から、誰かに、これまでに経験したことのない、しかもちょっと危険なことをお手伝いをお願いしたいのですが、手伝っても良いと思う人は手を挙げて下さい。」
15秒間 考える時間取ります
2019/5/18 参加体験型の学びの理論と実践 7
体験から学ぶ手法=体験学習法の理論=
学びの土台作り安心・安全
アクティビティの引き出しを増やす―実践
アイスブレイク
体験学習(経験学習)の系譜
●クルト・レヴィン(1890−1947)●ジョン・デューイ(1859−1952)●ジャン・ピアジェ(1896−1980)
●クルト・レヴィン(1890-1947)…社会心理学の父
人の行動が環境によってどのように影響を受けるか
・「Tグループ」(トレーニンググループ)訓練方法
・「アクション・リサーチ」研究方法
●ジョン・デューイ(1859-1952) 哲学者
経験と反省的思考をつなぐ教育のあり方・対話的な教育
「為すことによって学ぶ( )」Learning by Doing
*戦後の日本の「問題解決学習」に影響を与えたが、放任主義・体験だけ学習・学力低下を招いたという批判= 這いまわる経験主義
ジャン・ピアジェ(1896-1980)
人間の動的変化としての「発達」概念の概念の確立
段階 年齢 特徴
1 感覚運動段階 0~2 感覚と運動が表象を介さずに直接結
び付いている時期
2 前操作段階 2~7 他者の視点に立って理解することが
できず、自己中心性の特徴を持つ。
3 具体的操作段階 7~12 数や量の保存概念が成立し、可逆的
操作も行える。
4 形式的操作段階 12歳
以降
形式的、抽象的操作が可能になり仮
説演繹的思考ができるようになる。
思考発達段階説
体験学習(経験学習)の系譜
●クルト・レヴィン(1890−1947)
●ジョン・デューイ(1859−1952)
●ジャン・ピアジェ(1896−1980)
行動
心理
発達これらの学習する過程を統合し、定式化したのが、経験学習の第一人者
デービッド・コルブ(1939-現在)
2019/5/18 参加体験型の学びの理論と実践 13
小さな冒険 ふりかえり
どんぐりジャンケン
お金落とし
体験を通して学ぶ・活動するときに、意識して今までの自分を変えてみる
・あっち向いてホイ・イッセーのセイ・指相撲・ロープ
コルブの体験学習モデル
体験
分析
指摘仮説化
STEP1 体験
・日常生活すべて体験
・教育・研修では、教員がねらいのもとで学習者に提供する実習
STEP2 指摘:体験の内省と観察
何が起こったのか、自分一人だけでなく共に体験したメンバーの気づきも共有しあうこと
STEP3 分析:一般化する
なぜこのようなことが起こったのか、分析を試みる⇒意味づけ・いま、ここで(Here and Now)の共通体験
STEP4 仮説化
次の機会、または新しい場面で学習者が成長のために具体的に試みてみたい行動を考える・成長のための仮説化(次にどうするか)
態度変容 自己変革
Challenge:ドングリじゃんけん
• ドングリを11個用意します。
• じゃんけんで先攻・後攻を決めます。
• 最後にドングリが1個残った方が負けです。
• ドングリは1回につき 1ないしは2個取ることができます。
1個残ると負け
相手が1個取れば2個取る相手が2個取れば1個取る
二人の家
• メタ認知
小さな冒険
• ふりかえりの手法
ムシムシ教室の席替え
コルブの体験学習モデル
体験
分析
指摘仮説化
気づく
考える課題を見つける
試みる
何が起こったのか?:指摘の際に考えること
コンテントとは
プロセスとは
・どのように話しているか?
・どのように聞いているか?
・どのような感情がわいたか?
⇒今ここで起こっていることに気づく
( )
起こったできごとや内容
関わりのなかで起こっていること(関係的過程)
Here and Now
◯ もう一人の自分=メタ認知
*人間が自分自身を認識する場合において、自分の思考や行動そのものを対象として客観的に把握し、認識すること
参加・体験型教育
プロセス志向心理・関係的過程尊重
伝達・指示型教育
コンテント志向成果・結果尊重
教育者像 4つのタイプ
教師・インストラクター・コンサルタント
ファシリテーター