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【取り組む際に生じた課題】 ・他国産りんごの品質レベル向上と低価格を背景としたシェア拡大による県産りんご のシェア縮小 ・県産りんごのレベルアップに向けた生産段階での意識の醸成 【取組の効果】 ・品質・食味がよく、台湾側からも高評価を得て、輸出量が順調に増加し、過去最高 を記録。 ・輸出品の知名度やブランドとしての価値向上や国内での評価向上。 生産者等による台湾市場調 生産者による店頭販売 ◆台湾の輸入業者等を招へいしての産地視察や意見交換、台湾での情報交換会を実施 ◆台湾輸入業者等に対するメルマガを活用した産地情報の発信 ◆台湾における青森りんごキャンペーンや知事トップセールスの実施 ◆りんご生産者、JA等生産指導担当者を台湾に派遣し、流通状況等の研修 輸出額(千円) 輸出量() 出荷時期 平成26年産 8,182,090 23,348 9~翌7月 9~翌8月 平成25年産 6,195,143 16,561 青森県 (一社)青森県りんご輸出協会、 (一社)青森県りんご対策協議会、青森県 『青森りんごを台湾へ』<台湾における青森りんごブランドの確立> りんご 【主な品目】 台湾 【主な輸出先国・地域】 【輸出取組の概要】 【輸出実績】 【今後の展望】 ・最大の輸出相手国である台湾への輸出量を安定的に維持・確保しながら、他国へ の輸出拡大図り、輸出量3万トンを目指す。 【生じた課題への対応方法】 ・りんごキャンペーン等での試食販売、台湾マスコミを活用したPR等の効果的なPR の実施。 ・りんご生産者、JA等生産指導担当者を台湾に派遣し、台湾で流通しているりんご 品質等の把握、輸入業者等との意見交換、りんごの店頭販売を実施し、青森りんご の立ち位置を再確認。 【連絡先】 担当者名:佐藤、TEL:017-734-9574 青果物 【活用した施策・支援】 平成26年度輸出に取り組む事業者向け対策事業のうち「輸出産地等による海外販 売促進活動の取組」(りんごキャンペーン部分) 出典:財務省貿易統計(平成26年産は7月末現在) - 19 -

青森県 - maff.go.jp...【取り組む際に生じた課題】 ・他国産りんごの品質レベル向上と低価格を背景としたシェア拡大による県産りんご

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Page 1: 青森県 - maff.go.jp...【取り組む際に生じた課題】 ・他国産りんごの品質レベル向上と低価格を背景としたシェア拡大による県産りんご

【取り組む際に生じた課題】・他国産りんごの品質レベル向上と低価格を背景としたシェア拡大による県産りんごのシェア縮小・県産りんごのレベルアップに向けた生産段階での意識の醸成

【取組の効果】・品質・食味がよく、台湾側からも高評価を得て、輸出量が順調に増加し、過去 高を記録。・輸出品の知名度やブランドとしての価値向上や国内での評価向上。

生産者等による台湾市場調査

生産者による店頭販売

◆台湾の輸入業者等を招へいしての産地視察や意見交換、台湾での情報交換会を実施◆台湾輸入業者等に対するメルマガを活用した産地情報の発信◆台湾における青森りんごキャンペーンや知事トップセールスの実施◆りんご生産者、JA等生産指導担当者を台湾に派遣し、流通状況等の研修

輸出額(千円) 輸出量(t) 出荷時期

平成26年産 8,182,090 23,348 9~翌7月9~翌8月平成25年産 6,195,143 16,561

青森県 (一社)青森県りんご輸出協会、(一社)青森県りんご対策協議会、青森県

『青森りんごを台湾へ』<台湾における青森りんごブランドの確立>

りんご

【主な品目】

台湾

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

【今後の展望】・ 大の輸出相手国である台湾への輸出量を安定的に維持・確保しながら、他国への輸出拡大図り、輸出量3万トンを目指す。

【生じた課題への対応方法】・りんごキャンペーン等での試食販売、台湾マスコミを活用したPR等の効果的なPRの実施。

・りんご生産者、JA等生産指導担当者を台湾に派遣し、台湾で流通しているりんご品質等の把握、輸入業者等との意見交換、りんごの店頭販売を実施し、青森りんごの立ち位置を再確認。

【連絡先】 担当者名:佐藤、TEL:017-734-9574

青果物

【活用した施策・支援】 平成26年度輸出に取り組む事業者向け対策事業のうち「輸出産地等による海外販売促進活動の取組」(りんごキャンペーン部分)

出典:財務省貿易統計(平成26年産は7月末現在)

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【取り組む際に生じた課題】・輸出量の増加に伴い、NB商品への現地語ラベル(バックラベル)貼付作業等、人件費・コストが増加

【ウェブサイト】 http://www.aoren.or.jp

【取組の効果】・一部商品については現地語ラベルへ切替えた事により、貼付作業に係わるコストを削減、作業効率もアップ

◆県及び関係団体と連携し取り組んでいる輸出促進事業においてプロモーションを実施。◆アオレン独自製法「密閉搾り」製品の品質が評価され、台湾への輸出量が増加。◆青森県産りんごと人参とトマトを使用した果実・野菜ミックスジュースの台湾輸出も好調。

輸出額(千円) 輸出量(t) 出荷時期

平成26年度 48,773 2224~3月

平成25年度 32,878 148

りんごジュース

【主な品目】

台湾、中国、アメリカ他

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

【今後の展望】・ 現地語ラベルでの販売に切替えることにより、既存店並びに新規販売店への更なる販売拡大を目指す。・輸出各国の地域のニーズに合わせた商品開発を進める。

【生じた課題への対応方法】・作業員による手貼り作業を機械的に実施するため、商品ラベルを現地語表記へ変更した販売を提案・貼付作業を効率化するための機械導入についても検討

【連絡先】 担当者名:齊藤、TEL:0172-33-7520

【活用した施策・支援】

台湾大手スーパーPB商品

モンドセレクション金賞

(2011~2005年5連続W受賞)

国際味覚審査機構(ITQI) 三ツ星

青森県 青森県農村工業農業協同組合連合会『青森県産100%りんごジュースを世界各国へ』

加工食品

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【取り組む際に生じた課題】・乳製品は一般的に輸入規制が厳しく、許認可が必要な場合が多い。・輸出できる国と対応できる商社が限定される。・冷凍加工品のため、コールドチェーンの確保が必須。

【ウェブサイト】 http://www.arpajon.co.jp/

【取組の効果】・もともとの商品力、社長自らの営業により、乳製品取り扱い可能な大手商社と繋がった。

主力商品「朝の八甲田」

◆社長自ら営業し、商談会等で会ったバイヤーとの関係性を深め、輸出を伸ばしている。

◆商品が乳製品ということもあり輸入規制が厳しいが、乳製品取り扱い対応可能な商社と組み、更なる販路拡大に取り組む。

輸出額(千円) 輸出量(kg) 出荷時期

平成26年 3,000 1,2001~12月

平成25年 1,140 450

冷凍洋菓子『朝の八甲田』

【主な品目】

香港、シンガポール

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

【今後の展望】・インドネシア、米国への輸出が期待できる。・輸出のみならず現地への進出の可能性も模索中。

【生じた課題への対応方法】・乳製品の動物検疫に対応できる商社との関係構築。・取扱い原料の見直し。・各国の許認可所得に取組んだ。

【連絡先】 担当者名:橋本、TEL:0178-21-2151

【活用した施策・支援】 平成25年度青森県輸出促進協議会、Food Taipei 2012、Food Expo 2012におけるジャパンパビリオン

加工食品

青森県 (有)アルパジョン『冷凍洋菓子を香港、シンガポールへ』

現地スーパーでの試食販売の様子

インドネシアバイヤーとの商談後

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【取り組む際に生じた課題】・既に安価な他国産商品が流通している・継続的取引を行うにあたりかかる輸送コスト・各国の小売店にて物産展に参加するも、単発イベントで終わってしまい、継続的な取引につながらない

【ウェブサイト】 http://www.aomori96229.jp/

【取組の効果】・数度に渡る同国、店舗での店頭試食販売の実施により、小売店やより多くのお客様の商品に対する理解を深め、商品、ブランドを定着させつつある。

・米国大手チェーン店へのプライベートブランドとして継続的に発注を受けている。

◆6次産業企業で黒にんにくを主体とした輸出に取り組む。各国の展示会・商談会等に

継続して参加し成約率を高めている。さらに、自主的に協議会を設立し、米国の小売店にてフェアを行うなど、団体での輸出活動にも取り組んでいる。

◆平成27年7月には「青森の黒にんにく」が地域団体商標として登録されるなど、国内においても青森県産黒にんにくブランド化の確立・競争力強化を推進。

輸出額(千円) 輸出量(kg) 出荷時期

平成26年度 22,884 7,3161~12月

平成25年度 19,800 6,455

黒にんにく 米国、香港、EU、ベトナム、マレーシア、シンガポール、インド

【今後の展望】・黒にんにくを主体とし、扱いやすく食品添加物を使用しない他の農産加工品の開発に努めていく。

・通常棚に入った店には継続したプロモーションやその協賛を行い、商品を根付かせる活動を行っていく。

【生じた課題への対応方法】・安価な韓国産や中国産の同様の製品との違いを何度も説明・PR・輸送方法を工夫し、コストダウンを図る・お客様に商品のファンになってもらい、お客様からの声(メールなど)を現地小売店に直接届けることで小売店にPR

【連絡先】 担当者名:柏崎進一、TEL:tel.0178-56-5030

【活用した施策・支援】平成26年度農林水産物・食品分野出展海外見本市 Speciality &Fine food Fair 2014、Seafood Expo North America 2015、Shirha 2015ジャパンパビリオンへ出展

青森県 (有)柏崎青果『黒にんにくを米国、欧州、アジアへ』

加工食品

現地スーパーでの試食販売中の様子

世界中に広がる黒にんにく

【主な品目】 【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

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【取り組む際に生じた課題】・輸出に関する情報の不足・現地消費者の購買力を高めるために値頃感が設定できる商品の選定やPR方法

【ウェブサイト】 http://www.a-trade.or.jp

【取組の効果】・会員企業が継続して商談会、フェアに参加し、輸出ノウハウを蓄積している。・県産品加工食品が定番商品として常時販売活動がされるようになった。・新規に輸出に取り組む事業者も増え、更なる裾野の拡大が期待される。

現地スーパーでの販売促進活動の様子

海外バイヤー招聘で産地視察の様子

◆シンガポール、タイの百貨店でフェアを開催して会員企業と販売促進活動を実施。

◆海外バイヤーを招聘し個別商談会の開催、産地訪問で県産品を紹介。

輸出額(千円) 輸出量(t) 出荷時期

平成26年度 9,023 8,725 2014年4月2015年2月平成25年度 4,329 2,076

めん類、清涼飲料水、あげまんじゅう

【主な品目】

シンガポール、タイ

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

【今後の展望】・商談会やフェアでプロモーション活動を行い、商品の定番化を目指した輸出拡大。・現地消費者ニーズに合致した商品開発を進める。・輸出拡大に向けた、ハラール認証等の取得を目指す。

【生じた課題への対応方法】・バイヤーと国産品の流通状況や販売状況の情報交換。・POP等で商品の特徴を紹介し、百貨店等への定番化による販売価格の見直し。

【連絡先】 担当者名:大野 博之、TEL:018-896-7366

【活用した施策・支援】 平成26年度農山漁村6次産業化対策事業のうち「輸出に取り組む事業者向け対策事業」

加工食品

秋田県 (一社)秋田県貿易促進協会『加工食品をシンガポール・タイへ』

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【取り組む際に生じた課題】・輸出に関するノウハウの習得・現地の輸出規制への対応・現地ニーズ等の把握

【取組の効果】・輸出品の認知度の向上や知名度やブランドとしての価値向上。・飲食店等の業務用を中心に販路を拡大。

現地展示会での試食販売の様子

現地バイヤーを対象とした商談会を台北市で開催

◆ 平成24年に、6次産業化で攻める農業への転換を目指す企業として設立され、アグリビジネス参入サービス、マーケティングサービス、情報戦略サービス等を軸に事業展開している。

◆ 平成26年に、台湾駐在員事務所を設立し、県産農産物を原料とした菓子の輸出に取り組んでいるほか、県等の委託を受け、台湾現地での商談会や県産食品のプロモーションの企画運営を行うなど、県の輸出振興の一助を担っている。

菓子等

【主な品目】

台湾

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【今後の展望】・現地ニーズに合致した商品の開発・改良の促進。・販売チャネルの拡大を図り、一層の輸出拡大。

【生じた課題への対応方法】・現地に駐在員事務所を設立。・現地事務所を拠点に、マーケット調査を行いながら販路を開拓。・台北市において、商談会の開催や県産食品のプロモーション等を積極的に展開。

【連絡先】アグリ事業部 マーケティング戦略担当 瀬畠 正人、TEL:018-836-4931

秋田県 (株)あきた食彩プロデュース『県産農水加工品を台湾へ』

加工食品

【Webサイト】 http://www.assp.co.jp/

輸出額(千円) 輸出量(t) 出荷時期

平成26年度 - -通年

平成25年度 - -

【輸出実績】

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【取り組む際に生じた課題】・輸出に関するノウハウの習得・現地の輸出規制への対応・現地ニーズ等の把握

【取組の効果】・輸出品の認知度の向上や知名度やブランドとしての価値向上。・飲食店等の業務用を中心に販路を拡大。

現地百貨店での試食販売の様子

現地バイヤーを対象とした商談会を実施

◆ 平成18年に、農水産物及びその加工食品の輸出入並びに輸出入コンサルティングを業として会社を設立。

◆ 平成21年に、中国遼寧省大連市に独資で大連羽后貿易有限公司を設立し、日本酒、稲庭うどん、りんごジュース等の県産食品を中国へ輸出している。

輸出額(千円) 輸出量(t) 出荷時期

平成26年度 4,300 6.3344~12月

平成25年度 4,500 6.935

日本酒、稲庭うどん、りんごジュース等

【主な品目】

中国

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

【今後の展望】・更なる主要都市へ進出を図り、一層の輸出拡大。・現地ニーズに合致した商品の開発・改良の促進。

【生じた課題への対応方法】・現地有力者と連携し、現地法人を設立。・現地事務所を拠点に、マーケット調査を行いながら販路を開拓。・主要都市において、商談会や百貨店での催事等のプロモーションを積極的に展開。

【連絡先】常務取締役 桜田 公和、TEL:018-864-5518

【活用した施策・支援】 平成26年度農山漁村6次産業化対策事業補助金のうち輸出に取り組む事業者向け対策事業、秋田県貿易促進協会主催中国東北部県産品商談会への参加(平成26年)

秋田県 (有)クロスリンク『県産食品を中国へ』

加工食品

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Page 8: 青森県 - maff.go.jp...【取り組む際に生じた課題】 ・他国産りんごの品質レベル向上と低価格を背景としたシェア拡大による県産りんご

【取り組む際に生じた課題】・ 輸出に関するノウハウの習得・ 現地ニーズ等の把握・ 現地外食サービス事業の運営・管理ノウハウの習得

【ウェブサイト】 http://www.sato-yoske.co.jp/

【取組の効果】・ 自社ブランドや稲庭うどんの認知度およびブランド価値の向上。・ 海外での開発メニューを国内店舗にも採用する等のシナジー効果を獲得。

香港店舗「うどん・鍋 稲庭」

台湾店舗「稲庭養助」

◆ 伝統的製法を守る佐藤養助の稲庭うどんを、市販用、業務用向けに現地販売することにより、海外における認知度の向上、売り上げの拡大を図っている。

◆ また、調理法・味・サービスを含めた「佐藤養助の伝統の味」をそのまま海外でも提供するために、外食サービス事業を店舗展開してしてる。

稲庭うどん

【主な品目】

香港、台湾

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

【今後の展望】・輸出対象国の拡大と多店舗化展開。・現地ニーズに合致したメニュー開発の促進。

【生じた課題への対応方法】・ 現地商談会への参加や百貨店での催事等のプロモーションを積極的に展開。・ 現地パートナーと連携し、外食サービス事業を店舗展開。・ 現地従業員を早期に日本で研修させたり、日本人従業員を現地に派遣するなど、社の運営方針の徹底を図っている。

【連絡先】 担当者名:営業部 麻生雅樹 総務部 今野弘志、TEL:0183-43-2226

【活用した施策・支援】 平成24~25年度サービス産業個別企業支援事業(ジェトロ)を活用

秋田県 (有)佐藤養助商店『稲庭うどんを東アジアへ』

加工食品

輸出量(食分) 出荷時期

平成26年度 175,000通年

平成25年度 200,000

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【取り組む際に生じた課題】・輸出に関する情報の不足・輸送コストの削減や鮮度の維持・商品の差別化

【取組の効果】・国内出荷量の約4分の1を占める安代地区が輸出に取り組んだことにより、国内の需給調整が図られ、販売価格の下落を抑止。・品質への高い評価を受け、生産者の生産意欲が向上。

・安代地区の農業人口・農家数は減少傾向にある中、安代りんどうの生産者数は現状を維持。

オランダでのセリ前のリンドウ7のチェックをしている様子

チリでの栽培指導を実施

見 本

◆平成14年から安代町花き振興協議会が中心となり、りんどうをオランダに輸出。

◆南半球のニュージーランド、チリでのりんどうの栽培面積を拡大し、EUへの通年供給を実現。

りんどう

【主な品目】

EU

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

【今後の展望】・南半球で生産される安代りんどうの品質向上によるブランド価値の向上。・EUで高い評価が得られた品種の生産を拡大し、EUへの輸出を拡大。

【生じた課題への対応方法】・岩手県農業研究センターと協同で輸出に係る鮮度保持技術を開発。・輸送業者、航空会社、現地の通関代理店等との協力により、コールドチェーンを確立。

・複数産地を連携することで、農林水産物の年間を通しての安定確保。

【連絡先】 八幡平市花き研究開発センター、TEL:0195-72-2111(内線3610)

【活用した施策・支援】 平成26年度輸出に取り組む事業者向け対策事業

岩手県 安代りんどう知的財産権輸出協議会『りんどうをEUへ』

花き

輸出額(千円) 輸出量(千本) 出荷時期

平成26年 8,798 81 1~4月、9~11月平成25年 4,320 115

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【取り組む際に生じた課題】・輸出に関する情報の不足・輸出コストの削減・販路の確保

【取組の効果】・海外の水産物需要の高まりにより、コンテナ単位での取引が実現したことで、効率的な生産計画が実現。

・海外ネットワークの構築や、ニーズの把握により、幅広い品種の商品開発・提案が可能・輸出だけではなく、輸入の取組を開始

タイで水産物のPR

◆平成16年より岩手県の働きかけにより本格的に輸出事業に着手。特に、岩手県の海外拠点を通じ現地での販促活動に参加するなど、商談等の機会を増やし、三陸水産物のPRを実施。

◆平成19年より直接取引も開始。

輸出額(千円) 輸出量(t) 出荷時期

平成26年度 38,000 2061~12月

平成25年度 52,000 623

冷凍水産物(さんま、さば、さけ、いか)

【主な品目】

東南アジア、米国

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

【今後の展望】・今後、生鮮物及び加工品の取扱いも検討し、輸出拡大を目指す。

【生じた課題への対応方法】・地元大船渡湾の活用により輸出コストの大幅な削減を実現・信頼される原料素材はもとより、海外フェアの参加等を通した販売拡大に努力

【連絡先】 担当者名:鈴木、TEL:0192-26-5171

【活用した施策・支援】 「いわて農林水産物輸出協議会」の構成団体としての取組。

平成21年度農林水産物等輸出促進支援事業(上海の商談会に出展)

岩手県 大船渡湾冷凍水産加工業協同組合『冷凍水産物を東南アジア、米国へ』

水産物

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【取り組む際に生じた課題】・輸出に関する情報の不足・東日本大震災津波の被害に伴う生産体制の復旧・東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う風評被害

【取組の効果】・香港、米国向けの輸出量の増加・輸出品の知名度やブランドとしての価値向上や国内での評価向上

香港FOOD EXPOにて、陸前高田市の商品紹介

米国ニューヨークの一般消費者へ純米酒「希望」の試飲宣伝活動

◆平成25年より、海外での日本酒のPRと新規市場の開拓に取り組み、香港、米国に日本酒を輸出。

輸出額(千円) 輸出量(ℓ) 出荷時期

平成26年度 10,000 11,0007~6月

平成25年度 - -

日本酒

【主な品目】

香港、米国

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

【今後の展望】・更なる海外市場の開拓と、既存市場向けの輸出の更なる拡大を目指す。

【生じた課題への対応方法】・積極的に海外の新規市場の開拓に取り組み、販路を確保。

・経済産業省「中小企業等グループ施設等復旧整備補助事業」等の活用により、新工場を設立。・「FOOD EXPO 2014」への参加等により、風評被害に払拭に努めた。

【連絡先】 担当者名:和田、TEL:0192-47-4130

【活用した施策・支援】 「FOOD EXPO 2014」に参加(平成26年)

岩手県 酔仙酒造(株)『日本酒を香港、米国へ』

コメ・コメ加工品

【ウェブサイト】 http://suisenshuzo.jp/

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【取り組む際に生じた課題】・輸出に関する情報の不足・中国語を話せるスタッフの不在・迅速な輸送体制

【ウェブサイト】 http://www.kyowa-suisan.co.jp/

【取組の効果】・輸出への取組による知名度やブランド価値の向上・共同開発商品の国内での評価向上

見 本

共同開発商品のPR

見本市で現地バイヤーへ商品説明

見 本

◆ 岩手県宮古市内の水産加工事業者4社がチームを結成し、相互協力の上、商品開発や商品PR,販路開拓を実施

◆ 国際見本市などに積極的に参加し、現地の反応を確認しながら、商談を重ねて輸出を実現

輸出額(万円) 輸出量(kg) 出荷時期

平成26年度 80 607月

平成25年度 - -

水産加工品(うに、いか、いくら)

【主な品目】

台湾

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

【今後の展望】・アジア地域を中心に輸出を拡大し、平成29年までに輸出額1000万円を目指す。・迅速な輸送体制の構築により、輸出量の拡大を図る。・現地ニーズに合致した商品開発を進める。

【生じた課題への対応方法】・ジェトロ等からの現地情報提供・国際交流協会等との情報交換

【連絡先】 担当者名:共和水産㈱鈴木代表取締役専務 TEL:0194-77-4625

【活用した施策・支援】 FOOD TAIPEIへの参加(平成26,27年)

岩手県 宮古チーム漁火『水産物を台湾へ』

水産物

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【取り組む際に生じた課題】・海外展開するにあたっての人材不足

【ウェブサイト】 http://www.sawagiku.jp/

【取組の効果】・輸出への取組による知名度やブランド価値の向上・自社商品の海外展開により、社員のモチベーションが向上

見 本

現地バイヤーとの商談

見 本

◆ まず自ら現地に赴き、商品の反応や購買層を確かめながら、輸出の可能性を調査。香港進出の途中では、尖閣問題のため停滞した時期もあったが、あきらめずに交渉。

◆ 国際見本市や商談会に積極的に参加し、販路を次々と開拓。現地の要望に合わせて商品改良も実施

輸出額(万円) 輸出量(kg) 出荷時期

平成26年度 784 2,691通年

平成25年度 343 1,173

菓子(チーズケーキ、洋菓子、和菓子)

【主な品目】

香港、台湾、シンガポール、マレーシア,インドネシア

【主な輸出先国・地域】

【輸出取組の概要】

【輸出実績】

【今後の展望】・平成28年までに10ケ国まで輸出を拡大・現地ニーズに合致した商品開発を進める

【生じた課題への対応方法】・現地企業を招へいし、社員教育の実施

【連絡先】 担当者名:宮澤代表取締役、TEL:0194-55-2206

【活用した施策・支援】 FOOD TAIPEI (平成24~26年)、TAIFEX(平成27年)への参加

東北食品輸出商談会in岩手(2015)

岩手県 (有)沢菊『チーズケーキを香港、台湾等へ』

加工食品

見本市で現地バイヤーへ商品説明

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