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会社創業から着実な成長を継続 する年輪経営 同社は、寒天の通年生産を目的に1958年に設立 し、相場商品であった寒天を世界中から良質な原料 を輸入備蓄して生産設備の合理化と拡大で安定供 研究開発型企業として近代寒天の発展を牽引し、寒天国内市場シェア8割を持つ伊那食品工業㈱ は、来年創業60周年を迎える。寒天をはじめとした既存の水溶性多糖類の物性や形状を広げること で、商品数は100種を超えている。10兆円産業を目前にした中食産業に向けても、寒天の素材力を生 かした商品開発で「“寒天”でお惣菜の悩み解決」を本格的に始動した。 寒天を愚直に研究して60年 「“寒天”でお惣菜の悩み解決」本格始動 伊那食品工業㈱ (長野県) 給体制を確立した。医療、バイオ、介護食など新たな 市場を開拓し続け、会社創業から着実な成長を続け る塚越寛会長の経営手腕は「年輪経営」として、経済 界から注目されている。 寒天は江戸時代から400年の歴史がある。寒天の もとはところてんだが、ところてんは平安時代からの 1000年の歴史がある。歴史を受け継いで長きに 渡って食べ続けられた食材には、それだけの意味が ある。 日本の生薬総則にはカンテン、カンテン末が登録 されており、局方(日本薬局方の医薬品として登録さ れている薬品)となっている。薬効分類は瀉下薬(下 剤)/(消化器官用薬)市販薬である。

伊那食品工業㈱...を展開し、独自の機能を持つ寒天素材商品で惣菜の 高品質化、環境対応などの提案を展開している。 寒天の特性は①食物繊維を豊富に含む、②低カ

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Page 1: 伊那食品工業㈱...を展開し、独自の機能を持つ寒天素材商品で惣菜の 高品質化、環境対応などの提案を展開している。 寒天の特性は①食物繊維を豊富に含む、②低カ

を展開し、独自の機能を持つ寒天素材商品で惣菜の

高品質化、環境対応などの提案を展開している。

 寒天の特性は①食物繊維を豊富に含む、②低カ

ロリー食品である、③凝固力が優れている、④無味

無臭で素材そのものの味を生かすことである。

 こうした特性を生かした惣菜の悩み解決商品に

「プチドリップ」がある。製品のドリップを抑え、つや

の向上、加熱不要でダマにならずに簡単にとろみが

つけられるなどの特長がある。

 使用例としては、もやし炒めやコールスローサラ

ダ、ほうれん草の白あえ、テリーヌなどのドリップを抑

制。焼き鳥のたれではたれ落ちを抑え、肉じゃがでは

つやがよくなる。ドレッシングでは野菜などの食材と

よくからみつやがでるなど、和・洋・中と料理のジャン

ルを選ばずに作りたての姿を長持ちさせて品質を高

めてくれる。また、プチドリップは食品として販売して

おり、食品表示は複合原材料表示扱いとなる。

 そして、今注目されているのが、天然の海藻素材

からできた可食性フィルム「クレール」である。洋菓

物理的ハンディを乗り越える

 開発スピードが求められる中食産業であるが、本

社は長野県伊那市にあり、新宿から車で2時間半か

ら3時間はかかる。「物理的ハンディは甘んじて受け

る。研究室、研究開発室、工場は伊那に集中している

ので、お客様の要望を聞いたら部門の力を集結して

クイックレスポンスで忠実に作って対応していく。伊

那に会社の心臓部が集中していることは強みでもあ

る」(井上修社長)と、物理的ハンディを強みとして乗

り越える覚悟である。

 「寒天だけで100種からの商品がある。他の素材

と組み合わせると商品は無限に開発できる。寒天に

対するまじめさを愚直に進めて、業界の役に立つこ

とを提案していきたい」(井上修社長)と、中食産業

への抱負を語る。

会社創業から着実な成長を継続する年輪経営

 同社は、寒天の通年生産を目的に1958年に設立

し、相場商品であった寒天を世界中から良質な原料

を輸入備蓄して生産設備の合理化と拡大で安定供

和菓子・洋菓子で広まった寒天の業務用需要

 従来から取引の多い菓子業界は継承者問題や人

手不足などで状況は厳しいが、一度商品の納入が決

まると安定供給すれば取引が継続することと、消費

者のニーズをつかみやすいという利点がある。そこ

で、「いざ困った時に!!和菓子・洋菓子相談室・・・製

造技術、保存性、作業性など何でも承ります」という

相談室を設置して悩み解決型営業を行ってきた。そ

の活動の中で、お客様が「材料を使い切れずに賞味

期限が過ぎて廃棄していた」という事実が分かり、業

務用商品の最小ロットの詰め合わせ販売を開始し

“手応え”を感じている。時代と共にお客様一人ひとり

に寄り添った提案をしている。

“寒天"でお惣菜の悩み解決

 中食産業向けには「“寒天"でお惣菜の悩み解決」

子業界ではフィルムが焼成時にフィリングの水分を

吸うのでパイやタルトのサクサク感が増すと驚かれ

たが、中食業界でもうどん、そば、ラーメンなどのチ

ルドカップ麺のプラスチックフィルムをクレールに変

更することで、喫食時にプラスチックフィルムを取り

除く手間を省きゴミを削減することから商品の利便

性を高めると注目されている。

 

自己啓発で奨励する惣菜管理士

本社のある長野県伊那市の敷地は東京ドーム2個分

の3万坪で、工場、研究棟、健康パビリオン、美術館、

レストラン、ショップなどの施設がガーデンで繋がっ

ている。広大な敷地内にはアカマツをはじめ四季

折々の自然が来訪客を迎え、もてなしてくれる。この

ガーデンの整備・管理は、毎朝社員が自発的に手入

れを行っている。高いアカマツの枝の剪定は高所作

業車を使うため、経理の女性が「高所作業車運転者」

の資格を取得するなど、社員は多様な仕事に必要な

資格を必要に応じて取得している。

 食品の総合的な知識を習得できる「惣菜管理士」

は、社員が個人で取り組んでみたところ内容が良

かったとの報告があり、自己啓発として資格を取得し

たら会社が費用を負担するなど福利厚生面で支援

している。中食産業は菓子業界と違ってメニューの

改廃スピードが速く、商品開

発の頻度を上げなくてはいけ

ないということがあり、一人ひ

とりの生産性とスキルを上げ

るために、惣菜管理士資格制

度は自己啓発として推奨して

おり、最近は惣菜管理士に取

り組む社員が増えている。

 研究開発型企業として近代寒天の発展を牽引し、寒天国内市場シェア8割を持つ伊那食品工業㈱

は、来年創業60周年を迎える。寒天をはじめとした既存の水溶性多糖類の物性や形状を広げること

で、商品数は100種を超えている。10兆円産業を目前にした中食産業に向けても、寒天の素材力を生

かした商品開発で「“寒天”でお惣菜の悩み解決」を本格的に始動した。

寒天を愚直に研究して60年「“寒天”でお惣菜の悩み解決」本格始動

伊那食品工業㈱(長野県)

給体制を確立した。医療、バイオ、介護食など新たな

市場を開拓し続け、会社創業から着実な成長を続け

る塚越寛会長の経営手腕は「年輪経営」として、経済

界から注目されている。

 寒天は江戸時代から400年の歴史がある。寒天の

もとはところてんだが、ところてんは平安時代からの

1000年の歴史がある。歴史を受け継いで長きに

渡って食べ続けられた食材には、それだけの意味が

ある。

 日本の生薬総則にはカンテン、カンテン末が登録

されており、局方(日本薬局方の医薬品として登録さ

れている薬品)となっている。薬効分類は瀉下薬(下

剤)/(消化器官用薬)市販薬である。

Page 2: 伊那食品工業㈱...を展開し、独自の機能を持つ寒天素材商品で惣菜の 高品質化、環境対応などの提案を展開している。 寒天の特性は①食物繊維を豊富に含む、②低カ

を展開し、独自の機能を持つ寒天素材商品で惣菜の

高品質化、環境対応などの提案を展開している。

 寒天の特性は①食物繊維を豊富に含む、②低カ

ロリー食品である、③凝固力が優れている、④無味

無臭で素材そのものの味を生かすことである。

 こうした特性を生かした惣菜の悩み解決商品に

「プチドリップ」がある。製品のドリップを抑え、つや

の向上、加熱不要でダマにならずに簡単にとろみが

つけられるなどの特長がある。

 使用例としては、もやし炒めやコールスローサラ

ダ、ほうれん草の白あえ、テリーヌなどのドリップを抑

制。焼き鳥のたれではたれ落ちを抑え、肉じゃがでは

つやがよくなる。ドレッシングでは野菜などの食材と

よくからみつやがでるなど、和・洋・中と料理のジャン

ルを選ばずに作りたての姿を長持ちさせて品質を高

めてくれる。また、プチドリップは食品として販売して

おり、食品表示は複合原材料表示扱いとなる。

 そして、今注目されているのが、天然の海藻素材

からできた可食性フィルム「クレール」である。洋菓

物理的ハンディを乗り越える

 開発スピードが求められる中食産業であるが、本

社は長野県伊那市にあり、新宿から車で2時間半か

ら3時間はかかる。「物理的ハンディは甘んじて受け

る。研究室、研究開発室、工場は伊那に集中している

ので、お客様の要望を聞いたら部門の力を集結して

クイックレスポンスで忠実に作って対応していく。伊

那に会社の心臓部が集中していることは強みでもあ

る」(井上修社長)と、物理的ハンディを強みとして乗

り越える覚悟である。

 「寒天だけで100種からの商品がある。他の素材

と組み合わせると商品は無限に開発できる。寒天に

対するまじめさを愚直に進めて、業界の役に立つこ

とを提案していきたい」(井上修社長)と、中食産業

への抱負を語る。

会社創業から着実な成長を継続する年輪経営

 同社は、寒天の通年生産を目的に1958年に設立

し、相場商品であった寒天を世界中から良質な原料

を輸入備蓄して生産設備の合理化と拡大で安定供

和菓子・洋菓子で広まった寒天の業務用需要

 従来から取引の多い菓子業界は継承者問題や人

手不足などで状況は厳しいが、一度商品の納入が決

まると安定供給すれば取引が継続することと、消費

者のニーズをつかみやすいという利点がある。そこ

で、「いざ困った時に!!和菓子・洋菓子相談室・・・製

造技術、保存性、作業性など何でも承ります」という

相談室を設置して悩み解決型営業を行ってきた。そ

の活動の中で、お客様が「材料を使い切れずに賞味

期限が過ぎて廃棄していた」という事実が分かり、業

務用商品の最小ロットの詰め合わせ販売を開始し

“手応え”を感じている。時代と共にお客様一人ひとり

に寄り添った提案をしている。

“寒天"でお惣菜の悩み解決

 中食産業向けには「“寒天"でお惣菜の悩み解決」

子業界ではフィルムが焼成時にフィリングの水分を

吸うのでパイやタルトのサクサク感が増すと驚かれ

たが、中食業界でもうどん、そば、ラーメンなどのチ

ルドカップ麺のプラスチックフィルムをクレールに変

更することで、喫食時にプラスチックフィルムを取り

除く手間を省きゴミを削減することから商品の利便

性を高めると注目されている。

 

自己啓発で奨励する惣菜管理士

本社のある長野県伊那市の敷地は東京ドーム2個分

の3万坪で、工場、研究棟、健康パビリオン、美術館、

レストラン、ショップなどの施設がガーデンで繋がっ

ている。広大な敷地内にはアカマツをはじめ四季

折々の自然が来訪客を迎え、もてなしてくれる。この

ガーデンの整備・管理は、毎朝社員が自発的に手入

れを行っている。高いアカマツの枝の剪定は高所作

業車を使うため、経理の女性が「高所作業車運転者」

の資格を取得するなど、社員は多様な仕事に必要な

資格を必要に応じて取得している。

 食品の総合的な知識を習得できる「惣菜管理士」

は、社員が個人で取り組んでみたところ内容が良

かったとの報告があり、自己啓発として資格を取得し

たら会社が費用を負担するなど福利厚生面で支援

している。中食産業は菓子業界と違ってメニューの

改廃スピードが速く、商品開

発の頻度を上げなくてはいけ

ないということがあり、一人ひ

とりの生産性とスキルを上げ

るために、惣菜管理士資格制

度は自己啓発として推奨して

おり、最近は惣菜管理士に取

り組む社員が増えている。

給体制を確立した。医療、バイオ、介護食など新たな

市場を開拓し続け、会社創業から着実な成長を続け

る塚越寛会長の経営手腕は「年輪経営」として、経済

界から注目されている。

 寒天は江戸時代から400年の歴史がある。寒天の

もとはところてんだが、ところてんは平安時代からの

1000年の歴史がある。歴史を受け継いで長きに

渡って食べ続けられた食材には、それだけの意味が

ある。

 日本の生薬総則にはカンテン、カンテン末が登録

されており、局方(日本薬局方の医薬品として登録さ

れている薬品)となっている。薬効分類は瀉下薬(下

剤)/(消化器官用薬)市販薬である。

Page 3: 伊那食品工業㈱...を展開し、独自の機能を持つ寒天素材商品で惣菜の 高品質化、環境対応などの提案を展開している。 寒天の特性は①食物繊維を豊富に含む、②低カ

を展開し、独自の機能を持つ寒天素材商品で惣菜の

高品質化、環境対応などの提案を展開している。

 寒天の特性は①食物繊維を豊富に含む、②低カ

ロリー食品である、③凝固力が優れている、④無味

無臭で素材そのものの味を生かすことである。

 こうした特性を生かした惣菜の悩み解決商品に

「プチドリップ」がある。製品のドリップを抑え、つや

の向上、加熱不要でダマにならずに簡単にとろみが

つけられるなどの特長がある。

 使用例としては、もやし炒めやコールスローサラ

ダ、ほうれん草の白あえ、テリーヌなどのドリップを抑

制。焼き鳥のたれではたれ落ちを抑え、肉じゃがでは

つやがよくなる。ドレッシングでは野菜などの食材と

よくからみつやがでるなど、和・洋・中と料理のジャン

ルを選ばずに作りたての姿を長持ちさせて品質を高

めてくれる。また、プチドリップは食品として販売して

おり、食品表示は複合原材料表示扱いとなる。

 そして、今注目されているのが、天然の海藻素材

からできた可食性フィルム「クレール」である。洋菓

物理的ハンディを乗り越える

 開発スピードが求められる中食産業であるが、本

社は長野県伊那市にあり、新宿から車で2時間半か

ら3時間はかかる。「物理的ハンディは甘んじて受け

る。研究室、研究開発室、工場は伊那に集中している

ので、お客様の要望を聞いたら部門の力を集結して

クイックレスポンスで忠実に作って対応していく。伊

那に会社の心臓部が集中していることは強みでもあ

る」(井上修社長)と、物理的ハンディを強みとして乗

り越える覚悟である。

 「寒天だけで100種からの商品がある。他の素材

と組み合わせると商品は無限に開発できる。寒天に

対するまじめさを愚直に進めて、業界の役に立つこ

とを提案していきたい」(井上修社長)と、中食産業

への抱負を語る。

会社創業から着実な成長を継続する年輪経営

 同社は、寒天の通年生産を目的に1958年に設立

し、相場商品であった寒天を世界中から良質な原料

を輸入備蓄して生産設備の合理化と拡大で安定供

和菓子・洋菓子で広まった寒天の業務用需要

 従来から取引の多い菓子業界は継承者問題や人

手不足などで状況は厳しいが、一度商品の納入が決

まると安定供給すれば取引が継続することと、消費

者のニーズをつかみやすいという利点がある。そこ

で、「いざ困った時に!!和菓子・洋菓子相談室・・・製

造技術、保存性、作業性など何でも承ります」という

相談室を設置して悩み解決型営業を行ってきた。そ

の活動の中で、お客様が「材料を使い切れずに賞味

期限が過ぎて廃棄していた」という事実が分かり、業

務用商品の最小ロットの詰め合わせ販売を開始し

“手応え”を感じている。時代と共にお客様一人ひとり

に寄り添った提案をしている。

“寒天"でお惣菜の悩み解決

 中食産業向けには「“寒天"でお惣菜の悩み解決」

子業界ではフィルムが焼成時にフィリングの水分を

吸うのでパイやタルトのサクサク感が増すと驚かれ

たが、中食業界でもうどん、そば、ラーメンなどのチ

ルドカップ麺のプラスチックフィルムをクレールに変

更することで、喫食時にプラスチックフィルムを取り

除く手間を省きゴミを削減することから商品の利便

性を高めると注目されている。

 

自己啓発で奨励する惣菜管理士

本社のある長野県伊那市の敷地は東京ドーム2個分

の3万坪で、工場、研究棟、健康パビリオン、美術館、

レストラン、ショップなどの施設がガーデンで繋がっ

ている。広大な敷地内にはアカマツをはじめ四季

折々の自然が来訪客を迎え、もてなしてくれる。この

ガーデンの整備・管理は、毎朝社員が自発的に手入

れを行っている。高いアカマツの枝の剪定は高所作

業車を使うため、経理の女性が「高所作業車運転者」

の資格を取得するなど、社員は多様な仕事に必要な

資格を必要に応じて取得している。

 食品の総合的な知識を習得できる「惣菜管理士」

は、社員が個人で取り組んでみたところ内容が良

かったとの報告があり、自己啓発として資格を取得し

たら会社が費用を負担するなど福利厚生面で支援

している。中食産業は菓子業界と違ってメニューの

改廃スピードが速く、商品開

発の頻度を上げなくてはいけ

ないということがあり、一人ひ

とりの生産性とスキルを上げ

るために、惣菜管理士資格制

度は自己啓発として推奨して

おり、最近は惣菜管理士に取

り組む社員が増えている。

給体制を確立した。医療、バイオ、介護食など新たな

市場を開拓し続け、会社創業から着実な成長を続け

る塚越寛会長の経営手腕は「年輪経営」として、経済

界から注目されている。

 寒天は江戸時代から400年の歴史がある。寒天の

もとはところてんだが、ところてんは平安時代からの

1000年の歴史がある。歴史を受け継いで長きに

渡って食べ続けられた食材には、それだけの意味が

ある。

 日本の生薬総則にはカンテン、カンテン末が登録

されており、局方(日本薬局方の医薬品として登録さ

れている薬品)となっている。薬効分類は瀉下薬(下

剤)/(消化器官用薬)市販薬である。

伊那食品工業㈱本  社:長野県伊那市西春近5074      (5工場、3支店、5営業所)代 表 者:代表取締役社長 井上 修創  業:1958(昭和33)年事業内容:寒天および総合ゲル化剤メーカー年  商:191億800万円(2016年12月期) 社 員 数:449(男237、女212)名(2017年1月現在)