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中小企業、製造業の海外進出
~最適な現地経営者を確保するためには~
日本大学商学部 山本ゼミナール
山本ゼミナールA班
1、本研究の背景
• 日本の大企業のみならず中小企業の海外進出も増加している
• インドで日本の自動車会社がストライキによって日本人経営者が殺害されてしまった事件も起きている
・ 株式会社 南武への企業訪問
1、本研究の背景
2、株式会社 南武への企業訪問
3、中小企業、製造業の海外進出の現状
4、撤退している原因は何か・・・?
5、現地経営者について
6、最適な現地経営者とは・・・?
7、問題解決へ!向かっての提案
現地経営者の
重要性!
2、株式会社 南武
への企業訪問
【概要】 会社名:株式会社 南武 資本金:5千800万円 従業員数:100名 訪問日:2012年7月17日(火)10:00~
【特徴】 主要生産品: 金型用中子抜きシリンダ (国内シェア7~8割、売上比8割) 鋼鉄巻き取り用ロータリジョイント・ロータリシリンダ
(アジア・USA内シェア7割、売上比2割)
株式会社 南武の海外展開
海外事業所
タイ、アメリカ、中国
海外代理店
アメリカ、中国、台湾、韓国、マレーシア、インドネシア、インド、ヨーロッパ
(出所)http://www.nambu-cyl.co.jp/
3、中小企業、製造業
の海外進出の現状
近年、中小企業の海外進出は
増加傾向にある 海外子会社を保有している企業割合
(出所)「経営者のための図で見る2004年、中小企業白書」
0
2
4
6
8
10
12
14
1992 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002
(%)
(年)
しかし!その一方で
撤退してる企業も・・・・・・・ 中小企業の撤退現地法人数
(出所)「経営者のための図で見る2004年、中小企業白書」
0102030405060708090
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001
(件)
(年度)
4、撤退している原因
は何か・・?
0
5
10
15
20
25
30
35
注目
(出所)経営者のための図で見る2004年、中小企業白書
撤退の理由は・・・・
図のようなさまざまな理由が考えられますが・・・
私達は
が1番の原因だとし、 最適な現地経営者について考えていく
5、現地経営者について
現地経営者の選出方法
①日本の本社の代表者や従業員が
就く場合
②本社が選んだ現地国籍を有する人が現地に就く場合
私達が考える『現地経営者』に必要な条件とは・・・・?
~企業訪問を行って私達が
考えた条件~
①本社との経営方針がずれないこと
②商品知識があること
③日本と進出先での言葉の壁がないこと
④リーダー性があること
とします
6、最適な現地経営者
とは・・・?
撤退した企業の経営者選出方法
『本社が選んだ現地国籍を有する者』メリット
日本にある本社との経営の相違が無くなること
現地従業員とのコミュニケーションが取りやすいこと
本社と従業員の両方の意見が聞けること
このことから私達は・・・
を最適な現地経営者とする
しかし! 中小企業にとって『本社が選んだ現地国籍を有する者』を獲得することは難しい
③最適な人材を確保する時間と費用がない
②生産拠点としては現地人材を数多く採用しているが、管理者としては少数である
①将来性を見据えての投資が難しい
7、問題解決へ!
向かっての提案
①現地訓練校へ積極的に技術伝授を行う
訓練校の教員が不足している
訓練校へ積極的に技術伝播を行う
自社から訓練校の教員を排出し、職務の一貫として訓練校の職員を務める
訓練校の教員を勤めることにより、訓練校との関係が築け、訓練校出身者を獲得することに繋がる
(事例から)
・ インドネシアでは公的な職業訓練所が労働力省のもとで1950年から設立されている。
・ 訓練校卒業者は、諸外国で勤務している。
・ しかし、専門性の高い教育は進んでいなく、労働人口が増える中で、指導員の数が足りないという問題がある。
②海外にある人材センターから人材を採用する
現地従業員の採用は多いが、現地経営者となる人材は少ない
海外にある人材センターからの採用がない状況である
1つの手段として海外の人材センターから人材を採用する
将来、現地で活躍する優秀な現地経営者を獲得することができる
(事例から)
• 遼寧省の国際センターでは遼寧省人民政府から要請をされ、国際的な人材を養成している。
• 日本での研修を受け、中堅社員や会社の責任者に就いている人も多い。
• 日本の事情にも精通している人材であり、架け橋となる人材も多くいる。
③地域の大学と密接な関係を築き、留学生を採用する
大学との関わりが少ない
地域の大学と密接な関係を築き、留学生を採用する
地域の大学で会社の紹介を行い、知名度を上げ、留学生枠を作る
留学生にとっては、ゆくゆく母国で経営者という活躍の場がある
(事例から)
• 株式会社 南武への企業訪問から、地域の高校との関わりを持ち、高校生の採用を行っている。
• しかし、大学との関わりはなく、採用には至っていない現状である。
私達の提案
①現地訓練校へ積極的に技術伝播を行う
②海外にある人材センターと連結を密にする
③地域の大学と密接な関係を築き、留学生を採用する
参考文献一覧 参考図書
• 経営者のための図で見る2004年、中小企業白書
• 経営者のための図で見る2003年、中小企業白書
• 日本経済2009-2010-デフレ下の景気持ち直し:「低水準」経済総点検
• 2006年版中小企業白書発刊に当たって
Webページ
・ 株式会社 南武ホームページ
http://www.nambu-cyl.co.jp/(最終アクセス:9月4日)
• 大田区産業振興協会ホームページ
http://www.pio-ota.jp/(最終アクセス:9月5日)
・ 人材育成と職業訓練、著 石田 正美
http://d-arch.ide.go.jp/idedp/SNT/SNT000900_016.pdf#search=‘海外訓練校%20受け入れ%20製造業’(最終アクセス:9月8日)
・世界経済グローバル化時代の人材養成、著 易 震球
http://www.pref.toyama.jp/sections/1015/ecm/back/2004oct/tokushu/index1.html (最終アクセス:9月8日)
ご清聴ありがとうございました