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市長と話す車座会議
これからの市の施設のあり方について
~ 横須賀市施設配置適正化計画素案 ~
平成26年(2014年)7月
横須賀市長 吉田雄人
学生スカリン 先生スカリン
1.車座会議とは
2.本市の財政状況
3.本市の施設の状況
4.施設配置適正化計画素案の内容
5.計画実施による効果
6.まとめ
目 次
-1-
1.車座会議とは
-2-
皆さんと『車座』になり、直接ご意見等を伺います
■開催の背景
市長自らが地域に出向き、今後の市政について
市民の皆さんと『車座』になり、
ひざを交えて話し合う場
■会議の概要
市民の皆さんと私が直接対話 します。
毎回テーマを決め、継続して開催します。
いただいたご意見は、政策・施策に反映します。
1-1.開催の背景と会議の概要 1.車座会議とは
-3-
①最初の約40分は、私から皆さんにお話させてい ただきます。
②残りの約50分で皆さんと意見交換します。
宜しくお願いいたします
1-2.会議の進め方 1.車座会議とは
-4-
ぜひ一緒に考えてください
1-3.会議のテーマと目的 1.車座会議とは
■会議のテーマ ~これからの市の施設のあり方について~
■会議の目的
①本市の施設の状況を正確に知っていただくこと
②限られた財源の中、計画的な改修や管理運営が必 要なことをご理解いただくこと
③本当に必要な施設を継続するためには、市民の皆 さんのご協力が欠かせないということをご理解い ただくこと
-5-
2.本市の財政状況
-6-
市の収入は、どうなっているの?
-7-
市税
698 675 643 663 631 645 664 676 651 635 627市税
620
地方
交付税など
259279
295 272269 266 197 192 214 252 260
地方
交付税など
268
243 257
194 218 258 207239 248 266
316 347 336
213 193
219221
250
192 220 209225
193 191 181
1413 14031351 1374
1408
1309 1320 13241356
13961425 1406
0
200
400
600
800
1,000
1,200
1,400
H13
(2001)
H14
(2002)
H15
(2003)
H16
(2004)
H17
(2005)
H18
(2006)
H19
(2007)
H20
(2008)
H21
(2009)
H22
(2010)
H23
(2011)
H24
(2012)
市税 地方交付税など 国県支出金・通常債 その他の歳入 歳入総額
歳入決算額の推移(H13(2001)~H24(2012)) (単位 億円)
888億円
957億円
基幹的な収入が減少
-8-
国県支出金
税収などの基幹的な収入は、減少しています。
-9-
市の支出は、どうなっているの?
扶助費 137
149 166 180 187 200 213 221 241 293 307
扶助費 308
58 66 71 77 87 94 91 94 99 102 106
他会計
繰出し 118 公債費
169 169 169 165
180 164 165 164 169
170 165 公債費
166
投資的
経費 233
239 142
158 179 128 119 108
100 98
126
投資的
経費 118
人件費 328
318
306 302
300 302 310 290 284
293 279
人件費 283
物件費等 432
410
429 433
423
373 389 407 427
400 401
物件費等 376
1,357 1,351 1,282
1,314 1,357
1,261 1,286 1,283 1,320
1,356 1,384 1,369
H13 (2001)
H14 (2002)
H15 (2003)
H16 (2004)
H17 (2005)
H18 (2006)
H19 (2007)
H20 (2008)
H21 (2009)
H22 (2010)
H23 (2011)
H24 (2012)
性質別歳出の推移(H13(2001)~H24(2012) (単位 億円)
社会保障費 426億円
195億円
567億円
730億円
増加
減少
-10-
社会保障費などは、増加しています。
-11-
支出に占める施設費用は?
-12-
平成25年度予算内訳(施設費用割合)
全体予算額 1,458.3億円=一般会計1,419億円+公園墓地事業費2.4億円 +病院事業会計36.9億円(建物所管の会計)
施設関係費: 改修・建て替え費用+維持管理費 16% 238.6億円
その他(一般) 84% 1,219.7億円
予算の、かなりの割合を占めています。
2.財政状況のまとめ
-13-
市税などの収入は、減少傾向ですが、 支出は、社会保障費が増加傾向です。 持続可能な市役所サービスのために、 施設のあり方を見直していきます。
3.本市の施設の状況
-14-
市の施設は、どのくらいあるの?
-15-
市の所有施設数:348施設 総延床面積 :約125万㎡ 市民一人当たり2.94㎡
東京ドーム27個分になります。
-16-
市の所有施設数と延床面積
0
0.5
1
1.5
2
2.5
3
3.5
横須賀市 横浜市 相模原市 藤沢市 さいたま市
市民1人当たりの施設面積
2.9 2.7 2.3
1.8 2.0
(単位 ㎡)
<各市の施設白書より>
-17-
他市と比較すると横須賀市は、比較的多いです。
どんな施設が、多いの?
-18-
-19-
L
施設種別ごとの割合
学校 43.1%
市営住宅 21.6%
病院施設(病院会計) 4.2%
庁舎等 3.8%
供給処理施設 3.6%
スポーツ施設 3.3%
集会施設 3.2%
文化施設 2.7%
その他 2.7%
博物館等 2.1%
消防施設 1.8%
その他行政系施設 1.3%
保健施設 1.0%
その他社会福祉施設 1.0%
産業系施設 0.8%
児童福祉施設 0.7%
図書館 0.6%レクリエーション施設・観光施設
0.6%高齢福祉施設
0.6%幼稚園・保育園・こども園
0.6%公園 0.5%
障害福祉施設 0.3%
医療施設 0.1%
学校と市営住宅で6割以上です。
いつ頃に造られた施設が、多いの?
-20-
人口の増加に伴い、1970年代半ばから1980年代半ば にかけて主に学校、市営住宅が多く整備されました。
-21-
市営住宅
こども支援施設
年度別整備延床面積
学校、市営住宅が多く整備
人口の増加
年度別整備延床面積
将来、建て替えなどにかかる費用は、 どうなるの?
-22-
建て替え費用増加
-23-
更新費用試算 40年間総額 3,352.3億円 年間 83.8億円
改修費用増加
将来の施設の更新費用試算
40年間:約3,352.3億円、 1年間:約83.8億円です。
3.施設の状況のまとめ 1
-24-
そのため
このままでは、莫大な改修や建て替え 費用が必要になってしまいます。 施設のあり方を見直す必要があります。
3.施設の状況のまとめ 2
-25-
公共施設マネジメント白書を策定
これを基に施設の今後のあり方を検討していくこと ⇒ 今日のテーマ
本市の財政状況、施設全体の現状や今後必要となる更新費用を明らかにする
ここでアイスブレイク(みなさんに質問です)
【スズメの話】 『頭の中にスズメを想像してください。』
-26-
頭の色は? お腹の色は? 目の周りの色は?
答
-27-
頭の色 ⇒ 茶色 お腹の色 ⇒ 白 目の周りの色 ⇒ 黒
普段見ているものでも、身近すぎるとよく記憶 していないものです。市の施設も身近すぎて、 あまり意識しないものではないでしょうか。
4.施設配置適正化計画素案の内容
-28-
公共施設マネジメント白書とは
-29-
公共施設マネジメント白書について
-30-
平成25年(2013年)9月策定
●公共施設の6割近くが建築後30年以上、今後多額の更新費用 が必要。
●白書の内容を踏まえて適正な施設のあり方を検討し、「施設配 置適正化計画」を策定。
●人口減少や少子高齢化などに伴う社会保障費などの増加と市 税などの減少により、その費用が十分に確保できない財政状況。
●白書は、今後必要な老朽化に対応するための更新費用や個別 施設の利用度、維持管理経費、配置状況などを明らかにする。
●公共施設マネジメント基本方針を定める。
公共施設マネジメント基本方針
①人口減少、厳しい財政状況を踏まえ、施設総量を縮減する。
②原則として新規施設の建設は行わない。
③市民ニーズを考慮し、現在ある機能を極力維持しつつも、複 合化や民間施設の利用などにより、総量を縮減する。
④維持する施設については、利用者の安全を考慮しつつ、長寿 命化を図るとともに、既存施設を有効に管理、活用する。
⑤建て替えを行う場合、民間資金の活用も検討する。また、整 備および維持管理の負担を軽減するため、デザインよりも機 能重視とする。
-31-
施設配置適正化計画について
これからは、ひとつひとつの施設の利用状況や耐久性などを調査確認し、縮減できるものは縮減することを目指します。
耐久性があって、まだまだ使える?
利用はどのくらい?
-32-
具体例:小学校の利用状況
0
500
1000
1500
2000
2500
粟田小学校 鷹取小学校 岩戸小学校
ピーク時
現 在
368
(平成25年)
2,190 昭和53年
1,332 昭和58年
1,374 昭和54年
335 418
(単位 人)
-33-
一時的な児童数の増に併せて建設された建物の面積を考え直す必要があります。実際に粟田小学校や鷹取小学校では介護のデイサービスセンターとして、一部校舎を有効活用しています。
具体例:市営住宅の利用状況
3.0
2.0 1.7
0.0
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
3.5
横須賀市 横須賀三浦地域
市町計
神奈川県内
市町計
(%)市町営住宅管理戸数割合
(管理戸数/総世帯数)
(「平成24年度版 かながわの住宅」(神奈川県)より)
-34-
以前は住宅が少なかったために整備しましたが、結果的には 他市町よりも多くなってしまいました。人口減少社会の中で 市営住宅のあり方を検討する必要があります。
更新費用を確保するためには
-35-
改修・建て替え費用の予算増額
実現可能な施設面積の縮減を検討
不足額全額に対応するのは厳しい
0 20 40 60 80 100
58.7億円
25.1億円の不足
不足額25.1億円を確保するには
H25予算額 想定される年間更新費用 83.8億円
5.計画実施による効果
-36-
5.施設面積を縮減した場合の見通し
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
縮減0% 縮減10% 縮減20% 縮減30% H25予算額
更新費用(改修・建て替え)
83.8億円
(単位 億円)
75.4億円
67.0億円
58.7億円 58.7億円
縮減30%の場合は、 H25予算額と同額
-37-
5.計画実施による効果のまとめ
-38-
実際に施設を30%縮減することは、 とても大変なことですので、 他のコスト削減方法を併せて現実的には 17%縮減を目指します。
6.全体のまとめ
-39-
6.全体のまとめ
①このままでは、すべての施設を維持していく のは難しいです。
②利用度の低いものや老朽化の著しいものを、 整理統合していく必要があります。 ③市民の皆さんのご協力は欠かせません。
-40-
ここで、みなさんにお願いがあります。
公共施設マネジメント基本方針 (再掲)
①人口減少、厳しい財政状況を踏まえ、施設総量を縮減する。
②原則として新規施設の建設は行わない。
③市民ニーズを考慮し、現在ある機能を極力維持しつつも、複合化や民間 施設の利用などにより、総量を縮減する。
④維持する施設については、利用者の安全を考慮しつつ、長寿命化を図る とともに、既存施設を有効に管理、活用する。
⑤建て替えを行う場合、民間資金の活用も検討する。また、整備および維 持管理の負担を軽減するため、デザインよりも機能重視とする。
-41-
市民の皆さんにお願いしたいこと
①大切に使ってください! (修理が少なくなります)
②有効に使ってください! (せっかく造ったものだから)
③使わないものは整理します! (他の用途に使えます)
④できるだけ譲り合ってください!
皆さんのご意見をお聞かせください
-42-
こうした取り組みの効果はとても大きいです。
ご協力をお願いいたします。
① 発言は大きな声でお願いします。 ② 発言はお一人1回までとさせていただきます。 ③ 発言はなるべく簡潔にお願いします(お一人3分程度)。 ④ 発言の前に、できればお住まいの地域と氏名をお願いし ます。 ⑤ 他の方の発言を頭ごなしに否定しないでください。 ⑥ 陳情や要望は、今回のテーマに関連させてください。
ご協力をお願いいたします
みなさまへのお願い
-43-
本日は、 ありがとうございました!
-44-