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■出雲都市計画道路の見直し案(見直し方針)に関するパブリックコメントの実施結果について 出雲都市計画道路の見直し案(見直し方針)についてパブリックコメントを実施しましたところ、多くの市民 の皆様から貴重なご意見を頂き、ありがとうございました。皆様から頂きましたご意見及び市の考え方をまとめ ましたので、お知らせします。 なお、お寄せいただいたご意見・要望については、パブリックコメントの対象となる事項についてのみ掲載し ています。また、取りまとめの都合上、同趣旨のものは適宜集約し、内容も要約させていただきました。見直し 方針以外のご意見等(整備優先度、個別要望、他の道路案件など)については、今後の市政への参考とさせてい ただきます。 区分 意見・要望の内容 市の考え 見直し方針全般 ①いったん全路線計画を廃止し、ゼロから考え直す ことが必要 いったん、全路線計画を廃止して、市の「人口ビ ジョン総合戦略」などとセットで 0(ゼロ)から考え直 してほしい。 道路ができて、その恩恵を受けるのは限られた地 域の人々や企業、しかし建設するために莫大にかか る費用を税金の形で支えるのは全市民である。一部 の関係者だけで、話が進められている気がする。も う少し、時間をかけて広く市民への周知、意見集約 を行ってほしい。 もうこれ以上、出雲市に住む今の子どもたちに借 金を負わせないでほしい。そのような思いも強く持 っている。 都市計画は必要に応じて見直しや変更を行いま すが、その際には、市民の皆様への説明、意見聴取 など合意形成に努めています。 今回、都市計画道路について長期未着手路線が多 く存在することや、社会経済情勢の変化により見直 しが必要となっているなどの理由により、全体の見 直しに着手しました。しかしながら、道路ネットワ ークなどの考え方は継続性が必要であり、また、計 画区域内には建築制限がかかっていることやまちづ くり等の各種計画に与える影響が大きいことから、 計画をゼロから見直すことはできません。 なお、事業化については次世代への負担が過大と ならないよう財政計画に基づき行っていきます。 今市地区の見直し 方針全般 ①中心市街地活性化やコンパクトシティを目指すの であれば、都市計画道路の存続・整備が必要 道路の拡幅は、交通の便がよくなるだけではなく、 かかる家や商店が新しくなることによって若い人が 都会から帰り、商店の後継者が帰る。若者にとって、 夢と希望が持てる街に変わり、これが一番の効果で あり、出雲市政にとってもないがしろにできない部 分ではないか。 今回の都市計画道路の見直しは、都市の将来像 を踏まえ、都市全体の道路ネットワークを対象とし た検討を行い、その必要性や効果を明らかにしたう えで見直しを行いました。各路線の交通機能、市街 地形成機能、防災機能、土地利用状況、建物セット バック状況などについて、総合的に評価し検証して います。 都市計画道路を整備していくことは、当然、中心 市街地活性化やコンパクトシティに繋がっていくと 考えています。しかしながら、家や商店が新しくな ることを目的として道路整備することはありませ ん。 中心市街地や商店街の発展のためには、創意工夫 によりいかに魅力あるまちづくりができるかが大切 と考えます。 1

出雲都市計画道路の見直し案(見直し方針)に関す …...出雲都市計画道路の見直し案(見直し方針)に関するパブリックコメントの実施結果について

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Page 1: 出雲都市計画道路の見直し案(見直し方針)に関す …...出雲都市計画道路の見直し案(見直し方針)に関するパブリックコメントの実施結果について

■出雲都市計画道路の見直し案(見直し方針)に関するパブリックコメントの実施結果について

出雲都市計画道路の見直し案(見直し方針)についてパブリックコメントを実施しましたところ、多くの市民

の皆様から貴重なご意見を頂き、ありがとうございました。皆様から頂きましたご意見及び市の考え方をまとめ

ましたので、お知らせします。

なお、お寄せいただいたご意見・要望については、パブリックコメントの対象となる事項についてのみ掲載し

ています。また、取りまとめの都合上、同趣旨のものは適宜集約し、内容も要約させていただきました。見直し

方針以外のご意見等(整備優先度、個別要望、他の道路案件など)については、今後の市政への参考とさせてい

ただきます。

区分 意見・要望の内容 市の考え

見直し方針全般 ①いったん全路線計画を廃止し、ゼロから考え直す

ことが必要

いったん、全路線計画を廃止して、市の「人口ビ

ジョン総合戦略」などとセットで 0(ゼロ)から考え直

してほしい。

道路ができて、その恩恵を受けるのは限られた地

域の人々や企業、しかし建設するために莫大にかか

る費用を税金の形で支えるのは全市民である。一部

の関係者だけで、話が進められている気がする。も

う少し、時間をかけて広く市民への周知、意見集約

を行ってほしい。

もうこれ以上、出雲市に住む今の子どもたちに借

金を負わせないでほしい。そのような思いも強く持

っている。

① 都市計画は必要に応じて見直しや変更を行いま

すが、その際には、市民の皆様への説明、意見聴取

など合意形成に努めています。

今回、都市計画道路について長期未着手路線が多

く存在することや、社会経済情勢の変化により見直

しが必要となっているなどの理由により、全体の見

直しに着手しました。しかしながら、道路ネットワ

ークなどの考え方は継続性が必要であり、また、計

画区域内には建築制限がかかっていることやまちづ

くり等の各種計画に与える影響が大きいことから、

計画をゼロから見直すことはできません。

なお、事業化については次世代への負担が過大と

ならないよう財政計画に基づき行っていきます。

今市地区の見直し

方針全般

①中心市街地活性化やコンパクトシティを目指すの

であれば、都市計画道路の存続・整備が必要

道路の拡幅は、交通の便がよくなるだけではなく、

かかる家や商店が新しくなることによって若い人が

都会から帰り、商店の後継者が帰る。若者にとって、

夢と希望が持てる街に変わり、これが一番の効果で

あり、出雲市政にとってもないがしろにできない部

分ではないか。

① 今回の都市計画道路の見直しは、都市の将来像

を踏まえ、都市全体の道路ネットワークを対象とし

た検討を行い、その必要性や効果を明らかにしたう

えで見直しを行いました。各路線の交通機能、市街

地形成機能、防災機能、土地利用状況、建物セット

バック状況などについて、総合的に評価し検証して

います。

都市計画道路を整備していくことは、当然、中心

市街地活性化やコンパクトシティに繋がっていくと

考えています。しかしながら、家や商店が新しくな

ることを目的として道路整備することはありませ

ん。

中心市街地や商店街の発展のためには、創意工夫

によりいかに魅力あるまちづくりができるかが大切

と考えます。

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Page 2: 出雲都市計画道路の見直し案(見直し方針)に関す …...出雲都市計画道路の見直し案(見直し方針)に関するパブリックコメントの実施結果について

大社地域の見直し

方針全般

①大社地域の見直し案について再検討が必要

非常に住民の関心が高いので、今回の見直しを絶

好の契機として捉え、本当にどのような都市計画道

路が地域に必要かを、住民、関係者等、多様な主体

のもと意見を出し合い、地元の納得する見直し(案)

を策定していく必要がある。

過去には国道 431 号大社バイパスの計画撤回もあ

ったが、出雲大社の大遷宮、神門通りの整備等によ

る観光客の増加と、地元住民の日常生活における利

便性の確保、安全な道路交通環境の確保について、

住民意識も変わってきている。

また、東北大震災を契機として、安心して暮らせ

るまちづくりに対する住民意識の高揚もある。

① 大社地域の皆様からは、地域の実情や過去の経

緯を含めて、見直し方針に対する多くのご意見をい

ただきました。

今回の見直し方針については、外部委員による都

市計画道路見直し検討委員会において、現状や将来

の交通量予測、過去の経緯等も踏まえたなかで、総

合的に検討した結果を基に作成しています。

今後、都市計画法に基づく手続きのなかで、道路

ネットワークや各路線の必要性、実現可能性などを

再度皆様に説明し、ご意見等を伺いながら合意形成

に努めてまいります。

高砂町渡橋線(出

雲地域)

図番号:10

存続区間

①見直し方針(計画の存続)に反対

国道 9 号交差点付近の家屋は、交通量が増えると

信号待ち車両の影響がある。16m の広い道路により

町内のコミュニティが分断される。固定資産税等の

高騰が心配などの理由による。

②(計画を存続することについて)再検討が必要

国道 9 号以北は拡張されないため、バイパスまで

のアクセスが悪く利便性が期待できない。高瀬川沿

いの市道との交差点に信号機が設置されなければ、

増々危険な交差点となる。厳しい財政事情の中、存

続が適当か再検討を要望。

③(線形)計画の修正

現計画ではカーブが急になることや、現道沿線の

建物状況を考慮し、拡幅する側を西側から東側に変

更することを要望。

①② 都市計画マスタープランにおいて、本路線と

医大前新町線の整備完了で、中環状道路網が完成す

ることから、道路ネットワーク上不可欠な路線と位

置付けています。また、連続立体交差事業(鉄道高

架事業)の効果を発揮する路線でもあることから、

計画を存続する方針としました。

なお、国道9号からバイパスまでのアクセスにつ

いては、他路線によって一定の利便性が確保されて

います。

また、交差点については、事業実施段階において

公安委員会と協議を行い、信号機設置や安全対策に

ついて検討します。

③ カーブについては西側に拡幅した方が緩やかに

なります。また線形の変更は、建築制限がかかって

いることや、計画線に対し後退して建てている建築

物への影響が大きいといった問題が生じますので、

現行計画線の変更はできません。

上成新町線(出雲

地域)

図番号:7-A

計画変更区間

(現道幅にあわせ

た区画街路に変

更)

①見直し方針に賛成

家屋、宅地が多いので用地費が多くかかる。このよ

うな場所で計画すること自体が間違っている。

②見直し方針(現道幅にあわせた区画街路に変更)

に反対

この区間は一体の通りであり、今市の背骨にあた

る重要な道路であり、途中まで 18m で整備されるに

① 都市計画道路の見直しについては、事業費やそ

れに伴う実現性も判断項目の一つとなりますが、交

通機能、市街地形成機能、防災機能などの都市機能

上の必要性を総合的に検証し、判断していきます。

② 現在整備を進めている区間については、現道の

幅員が狭く一方通行の規制がかかり、周辺道路を含

めた車両交通の利便性に支障をもたらしていまし

た。残りの区間については、概ね 10m の幅員がある

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Page 3: 出雲都市計画道路の見直し案(見直し方針)に関す …...出雲都市計画道路の見直し案(見直し方針)に関するパブリックコメントの実施結果について

もかかわらず、残りの区間が急激に狭くなるような

街づくりはあり得ない。一つの通りの中で、拡幅さ

れる区間と、何もされない区間があるのは不公平感

が生まれる。

ため、車両、歩行者の通行に特に支障が認められな

いこと、このほか将来交通量や沿線の建物連担状況

などにより現道幅員にあわせた区画街路への変更方

針としています。

上成新町線(出雲

地域)

図番号:7-B

計画変更区間

(現道幅にあわせ

た区画街路に変

更)

①見直し方針に賛成

家屋、宅地が多いので用地費が多くかかる。このよ

うな場所で計画すること自体が間違っている。

① 都市計画道路の見直しについては、事業費やそ

れに伴う実現性も判断項目の一つとなりますが、交

通機能、市街地形成機能、防災機能などの都市機能

上の必要性を総合的に検証し、判断していきます。

上成新町線(出雲

地域)

図番号:7-C

計画変更区間

(現道幅にあわせ

た区画街路に変

更)

①見直し方針に賛成

家屋、宅地が多いので用地費が多くかかる。このよ

うな場所で計画すること自体が間違っている。

街路事業により、これ以上街の人口が減ってはい

けないため。

②見直し方針(現道幅にあわせた区画街路に変更)

に反対

今一度、街中を再生するために医療関連施設等の

誘致を検討しており、そのためには道路拡幅が必要

であるため存続を要望。また、医大前新町線と国道

9 号有楽町線を繋ぐ有益な路線である。

道路が整備されると交通事情がよくなり、街の発

展に繋がるため計画の存続を要望。ただし、街をど

う発展させたいのか強力なビジョンづくりも不可欠

である。

① 都市計画道路の見直しについては、事業費やそ

れに伴う実現性も判断項目の一つとなりますが、交

通機能、市街地形成機能、防災機能などの都市機能

上の必要性を総合的に検証し、判断していきます。

② 本路線については、幹線の機能を代替えする路

線が近くにあること、このほか将来交通量や沿道の

建物連担状況から現道幅員にあわせた区画街路に変

更する方針としています。

街中を再生するためには、いかに魅力ある住みや

すいまちづくりができるかが大切です。道路整備は、

そのための手段の一つではありますが、逆に住家や

商店が減少する要因になる場合もあり、創意工夫が

より必要と考えます。

小土地神門線(大

社地域)

図番号:55

計画変更区間

(現道幅にあわせ

た区画街路に変

更)

①見直し方針(現道幅にあわせた区画街路に変更)

に反対

大社中学校の通学路であり、また近くに大社小学

校もある。中学校の生徒の登下校時の安全を図るた

め、現計画を存続することを要望。また、近年の観

光客の激増により車や人の通行量も増え、生徒の登

下校や観光客の散策における危険性は一層増大して

いる。

① 周辺の幹線街路の整備により本路線の交通機能

を代替えする路線があること、また現地は建物が連

担しており事業実施が難しいと判断されることか

ら、現道幅員にあわせた区画街路へ変更する方針と

しています。また、本路線に接続する神門通りは近

年、賑わいの再生と歩行者空間の確保のため区画街

路に都市計画変更しました。このため、神門通りに

多くの車両を誘導することを避ける必要がありま

す。

なお、現道における通学路として、また、観光客

への安全対策については、状況に応じて地域や関係

機関等が協議・調整を行う必要があると考えます。

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山根流下線(大社

地域)

図番号:56

廃止区間

①見直し方針(計画の廃止)に反対

防災上・減災上の必要性から存続を要望。

① 本路線については、交通機能を代替する路線が

あり、また、計画位置が住宅の密集地域や集団墓地

への配置となっており実現性が低いことから、廃止

方針としました。

しかしながら、住宅が密集する地域であり、災害

時の避難路や緊急車両の通行、延焼防止機能の確保

など全体的まちづくりのなかでの課題があり、状況

に応じて地域や関係機関等が協議・調整を行う必要

があると考えます。

出雲大社平田線

(大社地域)

図番号:59-A,B

廃止区間

①見直し方針(計画の廃止)に反対

出雲大社線(59-A)は、出雲 IC と県道斐川出雲

大社線を繋ぐ需要の高い路線であることから、存続

させることを要望。現道では右左折が多く、渋滞時

には右折車両が滞留してしまう状況にある。

②廃止するのであれば、新たな代替え機能路線が必

神門通りが門前町のエントランスとして人にやさ

しい道路として整備されたため、車を締め出す変則

道路となり、観光繁忙期などは南北方向の道路事情

が悪化した。現計画の存続が不可能ということであ

れば、藤増ストア付近から菱根河原谷地区へ向かう

国道 431 号バイパスの建設を要望する。

①② 既に整備済の他の路線により出雲大社平田線

(国道 431 号バイパス)に代わるネットワークが完

成しているため、廃止する方針としています。

右左折が多く、渋滞時には右折車両が渋滞してし

まう状況については、北荒木赤塚線(県管理道)の

整備が実施されれば解消すると考えています。

なお、今後も道路整備の進捗により交通量がどの

ように変化するのかを注視しながら、必要と判断さ

れれば環状道路等のネットワークを再検討する考え

です。

竿井手筋線(平田

地域)

図番号:48

計画変更区間

(現道幅にあわせ

た変更)

①見直し方針(計画の変更)に賛成

計画変更はやむを得ないと考える。ただし、片側

歩道を設置する側については、計画の反対側が適当

と考える。

① 片側歩道を設置する側については、見直し方針

では現況にあわせ北側としています。歩道の設置位

置については、法定手続き(都市計画原案策定)の

段階で再度確認します。

斐川中央線(斐川

地域)

図番号:24-A

計画変更区間

(幅員変更)

①(線形)計画の修正

JR 立体交差を避け、用地買収がしやすく安価で早

期実現できる位置への変更を要望。

市道新川中央線と斐川中央線は位置が非常に近

く、それらに挟まれた住宅地は振動・騒音でたまっ

たものではない。住宅地を避け南側への位置変更を

要望。

① 本路線(区間)は都市計画マスタープランにお

いて産業都市拠点ネットワーク路線(区間)として

位置付けられています。加えて、現地は整備済みや

用地買収済み区間があり、また、既に計画線からセ

ットバックされた建物も多くあることを考慮する

と、線形を変更することはできません。

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斐川中央線(斐川

地域)

図番号:24-B

廃止区間

①見直し方針(計画の廃止)に反対

斐川中央線全線が一体的に貫通してこそより効果

が高まること、廃止しては過去の投資が無に等しく

なること、誘致企業により高い利用度が見込まれる

こと、市街化誘導に必要であることなどの理由によ

り存続を要望。

廃止となると、この地域の収容空間、防災機能な

どが長期にわたり確保できなくなるため存続を要

望。

農業振興地域へ宅地化が進まないように、用途地

域への市街化誘導のため必要な路線である。

②区間を短縮して存続を要望

市道新川中央線の須田工務店付近から分岐してこ

れより西側区間を整備することを要望。これにより

歩行者への安全対策と、斐川中央線へのスムースな

誘導が可能となる。

③廃止するのであれば、代替え整備が必要

計画位置にある現道(市道 1299 号)は非常に狭

いが通学路となっており、児童・生徒は車両が来る

と田畑に入り待たなくてはならない状況にある。ア

パートなども建ちはじめていることもあり、計画廃

止でも、5m 程度に幅員を広げることが必要。

市道新川中央線に歩道がないため、少なくとも片

側歩道の整備が必要。

整備済み区間の行き止まり部から市道新川中央線

まで、2 車線で歩道を確保した整備が必要。

①② 斐川中央線(24-B 区間)については、並行し

て近くに幹線市道の新川中央線があり、現時点にお

いても東西交通の処理機能を担っていることから廃

止する方針としています。

都市計画道路に沿って指定されている用途地域内

の市街化誘導や収容空間、防災機能についても、市

道新川中央線により対応できると考えます。

③ 市道新川中央線の歩行者への安全対策、行き止

まり区間の解消、現道の拡幅改良については、それ

ぞれの必要性について検討を行います。また必要と

なった場合には、市全体の改良事業のなかで優先度

を含めて検討していきます。

5

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■出雲地域

当初 主要変更

10 高砂町渡橋線 S33.3.28 H2.1.19 340 16.0 5.0~6.5現計画を存続

基本幅員W=16.0m(横断図①)

・都市計画マスタープランにおいて中環状道路を構成する主要な路線と位置付けられており、道路ネットワーク上不可欠な路線であることから存続とする。・また、区間途中の危険な交差点の問題解消も果たす。

18-B 天神一の谷線 S49.1.9 885 12.0 4.5~6.0現計画を存続

基本幅員W=12.0m(横断図②)

・一の谷公園周辺の沿道は、都市計画マスタープランにおいて低層、中高層の住宅地として土地利用を図ることとしているが、現状は低・未利用地が多い状況にある。従って、本路線の整備により、住居専用地域への市街化誘導の促進を図るため存続とする。・また、都市計画道路のネットワーク構成から大津中央一の谷線まで繋ぐ必要性がある。

28-A 下沢高西線 H2.1.19 130 16.0 4.0現計画を存続

基本幅員W=16.0m(横断図①)

・内環状道路と中(外)環状道路の接続機能を持つ路線である。・現道は狭隘であるが、接続する中環状道路の今市古志線沿線の開発等に伴って通過交通量が増加しており、円滑な交通の確保、交通安全の面で整備の必要性が高いことから存続とする。

28-B 下沢高西線 H2.1.19 335 16.0 5.0~6.0現計画を存続

基本幅員W=16.0m(横断図①)・内環状道路と中環状道路の接続機能を持つ路線であり、現況交通量も多い。また、天神一の谷線(18-A)と近い位置にあるため、機能を1つにして本路線を存続とする。

11-A上成大津小学校前線

S33.3.28 440 12.0 7.0~7.5【連立2期関連路線】現計画を存続

基本幅員W=12.0m(横断図②)・連立2期(連続立体交差事業2期区間)の継続・中止により、本路線の将来交通量が大きく変化するため、連立2期関連路線の取扱いと同じとする。

13出雲市駅前大津線

S33.3.28 H2.1.19 880 12.0 -【連立2期関連路線】現計画を存続

基本幅員W=12.0m(横断図②)・連立2期が休止の状態のため、直接関連する本路線の評価を現段階で行うことが難しいことから『存続』とし、この事業の継続・中止が決定したところで再度見直しを行うこととする。

15 大曲来原線 S33.3.28 1,400 12.0 5.0~8.0【連立2期関連路線】現計画を存続

基本幅員W=12.0m(横断図②)・連立2期が休止の状態のため、直接関連する本路線の評価を現段階で行うことが難しいことから『存続』とし、この事業の継続・中止が決定したところで再度見直しを行うこととする。

29 昭栄一の谷線 H2.1.19 1,180 12.0 -【連立2期関連路線】現計画を存続

基本幅員W=12.0m(横断図②)・連立2期が休止の状態のため、直接関連する本路線の評価を現段階で行うことが難しいことから『存続』とし、この事業の継続・中止が決定したところで再度見直しを行うこととする。

3南本町上塩冶線

S33.3.28 H2.1.19 110 20.0 16.0現道幅員への変更

基本幅員W=16.0m(横断図①)・現道の幅員構成で機能上特に支障は無いため、現道幅員への変更とする。

21 新崎大塚線 S58.2.23 174 12.0 9.0片側歩道(北側)への変更

基本幅員W=10.5m(横断図③)

・現道は歩道の未整備区間となっており、歩行者ネットワークが分断されていることから、これを繋ぐため歩道計画を存続させる。・なお、歩行者交通量及び現況路肩の広さから片側(北側)歩道計画に変更する。

7-A 上成新町線 S33.3.28 H7.12.8 230 18.0 8.5~10.5区画街路に変更

基本幅員W=10.0m(横断図⑥)・本路線の交通機能を代替えする路線があること、また商店街の両側の移転が必要となる計画となっており、事業実施が難しいと判断されることから、基本幅員10mの区画街路への変更とする。

7-B 上成新町線 S33.3.28 H7.12.8 530 18.0 6.0~6.5現道幅員に合わせた区画街路に変更

基本幅員W=6.0m(横断図⑦)・本路線の交通機能を代替えする路線があること、また商店街の両側の移転が必要となる計画となっており、事業実施が難しいと判断されることから、現道幅員にあわせた区画街路への変更とする。

7-C 上成新町線 S33.3.28 H7.12.8 160 18.0 6.0~6.5現道幅員に合わせた区画街路に変更

基本幅員W=6.0m(横断図⑦)・本路線の交通機能を代替えする路線があること、また商店街の両側の移転が必要となる計画となっており、事業実施が難しいと判断されることから、現道幅員にあわせた区画街路への変更とする。

11-B上成大津小学校前線

S33.3.28 700 12.0 6.0~8.0現道幅員に合わせた区画街路に変更

基本幅員W=6.0m(横断図⑦)・本路線の交通機能を代替えする路線があること、また現地は建物が連担しており事業実施が難しいと判断されることから、現道幅員にあわせた区画街路への変更とする。

18-A 天神一の谷線 S49.1.9 1,150 12.0 - 現計画を廃止・現道のない箇所の計画であるが、既に宅地化が進行し事業実施は難しいと判断されること、並行する下沢高西線(28-B)を存続することによりネットワーク機能は確保可能と考えられることから廃止とする。

26郡是前塩冶原町線

S33.3.28 650 12.0 5.5~6.5 現計画を廃止・現況交通が4,000台/日あるが、周辺道路の整備などにより将来交通量が減少すると予測されていること、また本路線の交通機能を代替えする路線があることから廃止とする。

(1) 上成二京町線 S33.3.28 460 6.0 5.0 現計画を廃止 ・区画道路として既に一定の機能があるため廃止とする。

(2) 高瀬川南沿線 S33.3.28 1,220 6.0 自転車道 現計画を廃止・高瀬川対岸(北側)の市道及び自転車道により既に一定の交通機能があり、また沿道は建物が連担しており事業実施が難しいと判断されることから廃止とする。

(5)三京町海上東線

S33.3.28 360 6.0 5.0~6.0 現計画を廃止 ・区画道路として既に一定の機能があるため廃止とする。

区分現況幅員

(m)

存続路線区間

見直し案(見直し方針)とその理由図番号 路線名見直し区間延長(m)

現計画幅員(m)

見直し案(見直し方針)              

計画変更路線区間

廃止路線区間

都市計画決定日

存続路線区間

連立2期関連路線

6

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■大社地域

当初 主要変更

存続路線区間

52(県管理道)北荒木赤塚線

S40.5.26 1,340 12.0 7.5~10.5現計画を存続

基本幅員W=12.0m(横断図②)・大社地域における道路ネットワークを構成する主要な路線であることから存続とする。・自動車交通量が多く歩道整備の必要性が高い。

58 駅通り線 S40.5.26 380 16.0 11.6~12.0現道幅員への変更

基本幅員W=11.5m(横断図④)・現道で一定の機能を発揮しているため、現道幅員への変更とする。・計画歩道幅員(両側)を2.25mとする。

55 小土地神門線 S40.5.26 1,150 12.0 5.5~6.0現道幅員に合わせた区画街路に変更

基本幅員W=5.5m(横断図⑧)起点位置の変更

・本路線の交通機能を代替えする路線があること、また現地は建物が連担しており事業実施が難しいと判断されることから、現道幅員にあわせた区画街路への変更とする。・現道に合わせ、起点位置を変更する。

56 山根流下線 S40.5.26 1,100 12.0 - 現計画を廃止・本路線の交通機能を代替えする路線があり、また、計画が住宅の密集地域や集団墓地内への配置となっており事業の実現性が低いことから廃止とする。

57 西原乙見線 S47.4.28 820 12.0 - 現計画を廃止・弥生時代の埋蔵文化財である原山遺跡の保護のため、廃止とする。・都市計画マスタープランにおいて中環状道路の位置付けがあるが、将来交通量が少ないため、現段階において代替え機能は検討しないこととする。

59-A(県管理道)出雲大社平田線

H3.1.29 860 25.0 - 現計画を廃止・都市計画決定において主要幹線、環状道路という位置付けがあったが、既に整備済みの他の路線がその機能を担っており、道路ネットワークが成立していることから廃止とする。

59-B(県管理道)出雲大社平田線

H3.1.29 1,470 14.0 - 現計画を廃止・都市計画決定において主要幹線、環状道路という位置付けがあったが、既に整備済みの他の路線がその機能を担っており、道路ネットワークが成立していることから廃止とする。

■平田地域

当初 主要変更

計画変更路線区間

48 竿井手筋線 S37.4.11 480 12.0 11.0現道幅員、片側歩道(北側)への変更

基本幅員W=11.0m(横断図⑤)・現道で一定の機能を発揮しており、将来交通量、現況自転車歩行者数も少ないため、現道幅員、片側(北側)歩道計画に変更する。

廃止路線区間

49 山王川筋線 S37.4.11 390 12.0 - 現計画を廃止・本路線の交通機能を代替えする路線があり、また周辺の区画道路整備と住宅地開発により当初の市街化誘導の目的が薄れているため廃止とする。

■斐川地域

当初 主要変更

計画変更路線区間

24-A 斐川中央線 H1.4.7 2,210 16.0 -起終点等位置の変更

計画幅員の変更基本幅員W=12.0m(横断図②)

・都市計画マスタープランにおいて、産業都市拠点のネットワーク路線として位置付けられており、周辺は工業団地が整備され、また現在も団地の拡張工事が進められていることから存続とする。・近接して並行にある(市)新川中央線は、JRとの立体交差部のクリアランスが1m以上不足しており、大型車の通行が制限されていることからも必要性がある。・起点としていた県道位置が大きく変更となったため、これに合わせ起点位置を変更し、路線を延伸する。・同路線の24-B区間を廃止することにより道路機能が補助幹線となること、また将来交通量、現況自転車歩行者数を勘案し、現計画の歩道幅、路肩幅を縮小して計画幅員を12mとする。

廃止路線区間

24-B 斐川中央線 H1.4.7 1,890 16.0 - 現計画を廃止・近接して並行に交通機能を代替えする(市)新川中央線があることと、この市道により市街化誘導を図ることが可能であることから廃止とする。

現況幅員(m)

見直し案(見直し方針)とその理由

見直し案(見直し方針)とその理由

区分 図番号 路線名都市計画決定日 見直し区間

延長(m)現計画幅員

(m)現況幅員

(m)見直し案(見直し方針)とその理由

区分 図番号 路線名都市計画決定日 見直し区間

延長(m)現計画幅員

(m)現況幅員

(m)

路線名都市計画決定日 見直し区間

延長(m)現計画幅員

(m)

【注】59-A出雲大社平田線の廃止に伴い、関連する交差点部 240m の位置を変更。 55小土地神門線は起点の変更により区間を15m延長。 24-A斐川中央線は起点の変更により区間を285m延長。

廃止路線区間

計画変更路線区間

区分 図番号

7

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古志小山線

今市古志線

見直し案(見直し方針)図 出雲地域

21

18-B28-A

< 凡 例 >

【見直し対象区間】:存続路線区間:存続路線区間(連立2期関連路線):計画変更路線区間:廃止路線区間

【整備済み区間等】:整備済み・整備中・着手予定あり:都市計画道路以外の主要道路

県立中央病院

出雲商業高校

大津小学校

出雲高校

市民会館

神戸橋

古志大橋

神立橋

市役所

南神立橋

出雲第一中学校

8

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55

56 遥堪杵築線

小土地神門線

山根流下線

見直し案(見直し方針)図 大社地域

出雲大社

大社中学校

荒木小学校

浜山公園

< 凡 例 >

【見直し対象区間】:存続路線区間:計画変更路線区間:廃止路線区間

【整備済み区間等】:整備済み・整備中・着手予定あり:都市計画道路以外の主要道路

9

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藪崎城の前線

見直し案(見直し方針)図 平田地域

平田小学校

瑞穂大橋

平田支所

至 西代橋

< 凡 例 >

【見直し対象区間】:存続路線区間:計画変更路線区間:廃止路線区間

【整備済み区間等】:整備済み・整備中・着手予定あり:都市計画道路以外の主要道路

10

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南広域線

西野小学校

直江駅

斐川公園

荘原小学校

斐川東中学校

中部小学校

斐川支所

斐川IC

見直し案(見直し方針)図 斐川地域

< 凡 例 >

【見直し対象区間】:存続路線区間:計画変更路線区間:廃止路線区間

【整備済み区間等】:整備済み・整備中・着手予定あり:都市計画道路以外の主要道路

11

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3,500 1,500 3,000 3,000 1,500 3,500

16,000

2,500 500 3,000 3,000 500 2,500

12,000

2,250 500 3,000 3,000 500 2,250

11,500

2,500 500 3,000 3,000 2,000

11,000

2,000 2,750 2,750 500 2,500

10,500

2,500 5,000 2,500

10,000

500 5,000 500

6,000

500 4,500 500

5,500

横断構成図

CL

CL

CL

CL

CL

CL

CL

CL

横断図①

横断図②

横断図③

横断図④

横断図⑤

横断図⑥

横断図⑦

横断図⑧

S=1/100

北南

南北

12

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出雲都市計画道路の見直しについて

1.都市計画道路とは

都市計画道路は、都市の骨格を形成し、安心で安全な市民生活と機能的な都

市活動を確保する、都市交通における最も基幹的な都市施設として、都市計画

法に基づいて決定された道路です。

具体的には、人や物を移動させるための交通機能のほか、電気・ガス・水道

などの各種都市施設を設置するための収容空間機能、災害時の避難路や延焼を

くいとめる防火帯等の都市防災機能、市街化を誘導する市街地形成機能などの

重要な役割を持っています。

2.出雲都市計画道路の現状

出雲市の多くの都市計画道路は、高度経済成長期であった昭和 30年代・40年

代頃に決定されています。しかしながら、さまざまな理由により長期間にわた

り事業未着手となっている路線が存在しています。

市内には現在、66 路線、約 115 ㎞が都市計画

決定されており(自動車専用道路を除く)、その

うち未着手区間が 27路線、約 27㎞あります。ま

た、このうち長期未着手区間(30年以上未着手)

は、19路線、約 15㎞あります。

3.見直しを行う理由

都市の根幹的施設である都市計画道路は、将来の都市の姿を見通し道路網を

定めて整備していくものであり、計画から完成までに相当の期間が必要となり

ます。そのため、計画の継続性が要請されますが、社会情勢の変化等により、

当初の位置付けや必要性が変化している可能性があります。

特に近年、急速な少子高齢化の進行に伴う人口減少や厳しい財政状況による

公共事業費の縮減など都市をめぐる社会情勢が大きく変化しており、都市計画

道路についても、現在の計画が将来の都市に必要な道路網となっているか検証

し、必要であれば速やかに見直すことが求められています。このほか、長期に

わたる建築制限への対応や、効率的かつ重点的な道路整備の必要性からも見直

しが求められています。

出雲市の都市計画道路の状況

参考資料

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4.見直し検討委員会における検討方法について

見直しについては、都市機能上の必要性、経済性、実現可能性を見直しの視

点とし、各路線の検証を行いました。具体的には、都市計画マスタープランな

どの上位計画に掲げられた都市の将来像を踏まえ、都市全体の道路ネットワー

クを対象とした検討を行い、その必要性や効果を明らかにしたうえで見直しを

行いました。また各路線に関し、交通量のほか、市街地形成や都市防災の機能、

沿道の土地利用や建物セットバックの状況などについて、総合的に評価し検討

を行いました。

5.進め方 都市計画道路見直し検討委員会

提 言

関係地域・地区

住民説明会

見直し案(見直し方針)とりまとめ

住民意見集約

都市計画審議会

法定手続き(路線毎に)

都市計画説明会、公述会

都市計画原案の策定

案の公告・縦覧

都市計画案の確定

都市計画審議会への付議

パブリック

コメント

住民意見

の反映

住民意見

の反映

都市計画決定

市全体の見直し方針について

任意の手続き

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6.見直し案(見直し方針)の概要

今回、県管理路線を含む 23路線(30区間)、区間延長約 24㎞を「存続路線区

間」、「計画変更路線区間」、「廃止路線区間」の 3 区分とし、次のとおりの見直

し方針としました。

区 分 区間数 延長 備 考

存続路線区間 9区間 (29%)

6,930m

9区間の内、4区間(3,900m)は連立 2期関連区間

(今回は存続とし、再度見直しを行う)

計画変更路線

区間 10区間

(28%)

6,664m

幹線街路の幅員変更等:5区間(3,879m)

幹線街路から区画街路への変更:5区間(2,785m)

廃止路線区間 11区間 (43%)

10,370m

合 計 30区間 23,964m

現計画どおり存続の方針とした路線は、9区間、約 6.9㎞となりました。この

うち、※連続立体交差事業 2期区間(連立 2期)に直接関連する 4区間、3.9㎞

については、現在この事業が投資効果や厳しい財政事情等により休止となって

おり、検討委員会において評価をすることができないことから今回は存続とし、

今後、この事業に関する判断が出された時点で再度見直しを行う方針としまし

た。

※連続立体交差事業 2期区間(連立 2期):出雲市駅付近において完成している連続立

体交差事業(鉄道高架事業)1期区間に続く東側の未着手区間

幅員等の計画変更が必要と判断した路線は 10 区間、約 6.7 ㎞となりました。

このうち 5区間、約 2.8㎞については、「他路線の整備により幹線機能の必要性

が低下している」、「拡幅が非常に困難な状況にあり、また付近に機能代替え路

線がある」などの理由により、幹線街路から区画街路に変更する方針としまし

た。

一方、埋蔵文化財などにより実現可能性が低い路線、社会状況の変化などに

より決定当時の目的が薄れている路線等、11 区間、約 10.4㎞については、都市

計画を廃止する方針としました。

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