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720 東北学院時報 3 2014 (平成26) 3 15 日 発行 調宿16 調調湿沿調姿姿みんな大きく なりました 第4回フォーラム開催 高等学校 榴ケ岡高校 仙台湾/海岸エコトーンの復興を考える 調「ふるさとの浜辺復興、こうしたい」を分かち合う25

場となった。意見や考えが交わされるjihou.tohoku-gakuin.jp/archive/720/jiho_720_03.pdf · 行っている東北大学大学生動物の調査・研究を日本大震災後、干潟の底地震後の変遷」では、東岸の自然環境特性と大調講演「仙台湾南部海

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Page 1: 場となった。意見や考えが交わされるjihou.tohoku-gakuin.jp/archive/720/jiho_720_03.pdf · 行っている東北大学大学生動物の調査・研究を日本大震災後、干潟の底地震後の変遷」では、東岸の自然環境特性と大調講演「仙台湾南部海

第 720 号東 北 学 院 時 報( )3 2014(平成26)年3月15日 発行

二〇一一年四月以降、東

北学院大学教養学部地

域構想学科教員グルー

プは、東京情報大学や地

元研究者・専門家と協

働しながら、仙台市南蒲

生の被災地で調査を進

め、その結果を報告し議

論を交わすフォーラム

「仙台湾/湾岸エコトー

ンの復興を考える」を、こ

田さんは、本年度高校総

体県予選を三位。盛岡市

で開催された東北大会

でも二位を獲得しての

インターハイ出場であ

る。フィギア会場は青森

県三沢市だが、本県選

手団の宿舎が十和田市

と会場から離れた場所

だったため、毎日氷点下

十度前後の厳冬の中で

の移動も余儀なくされ、

本県選手団のコンディ

ション作りが極めて難

しく、本人も万全の態

勢で臨むことができな

かった。

結果は百五十八人中

九十四位と予選を含め

て、最も不本意な出来

ではあったが、いかなる

状況下でも、ベストコン

ディションで臨む努力

の必要性を痛感したと

いう。

鎌田さんと同じ二年生

の渋谷智果さんが、一月

二十四日から二十六日ま

で、秋田県で開催された

第二十七回東北高等学

校空手道選抜大会に出

場した。渋谷さんは、宮城

県民大会空手道競技会

で三位。宮城県高等学校

新人大会空手道競技会

で三位を獲得しての出場

である。今大会は厳冬の

秋田であるにもかかわら

ず、健闘しベスト16に入

ることができた。

鎌田、渋谷両選手はま

だ二年生。今後の活躍が

期待される女子生徒で

ある。

れまで三回にわたって開

催してきた。

その第四回目が、「ふる

さとの浜辺復興、こうした

いを分かち合う」という

テーマを掲げ、一月二十五

日に土樋キャンパスの押

川記念ホールにて開催。

海岸エコトーン(海域

と陸域、あるいは河川の境

界にあって、水分条件など

の環境因子が少しずつ変

化する移行帯のこと)の

中では、様々な動植物の

生息場所であるハビタッ

ト(生活環境)や生態系

が甦ってきているという

データがたくさん集まっ

ており、甦ってきたものを

どうやって残していくべ

きかを考える場となった。

はじめに行われた基

調講演「仙台湾南部海

岸の自然環境特性と大

地震後の変遷」では、東

日本大震災後、干潟の底

生動物の調査・研究を

行っている東北大学大学

院生命化学研究科の鈴

木孝男氏から、大津波に

よって形成された「でき

ちゃった湿地」に生息す

る生物の紹介や生物が

自然環境の回復に欠かせ

ない働きがあること。そ

して、大震災で被害を受

けた沿岸部の復旧工事に

は、生態系に配慮して進

めていく必要があること

などをお話いただいた。

続いて行われた話題

提供では、報告者それぞ

れの視点から調査した海

岸エコトーンの変遷や現

況など、五つの情報が報

告された。

その後は、来場者から

寄せられたたくさんの質

疑応答に対する回答が

行われ、終了予定時刻を

東北学院高校二学年

は、宮城県NIE委員会

から平成二十五、二十六

年度実践協力校の委嘱

をいただき、今年度以下

の三点のねらいをもって

新聞記事を活用してき

ました。

一、新聞記事に親しむ態

度を育てること

二、新聞記事を読み、自ら

の視野を広げ、考えを

深めること

三、記事を選び、記事につ

いて考えたことや思

いを伝えあうことで、

相互理解を深めかつ

自分自身を受容する

力を高めること

それぞれの取り組みに

ついて簡単に紹介します。

一、学校行事の事前学習

希望進路別に沖縄、長

崎、広島をおもな研修地

ソチオリンピックで、

羽生結弦選手が金メダ

ルを獲得し、鈴木明子

選手もメダルを期待さ

れるなど、宮城県出身の

フィギア選手が活躍し

ている。荒川静香選手の

金メダルも記憶に新し

いところである。

一月二十日から二十四

日まで、平成二十五年度

全国高等学校総合体育

大会第六十三回全国高

等学校スケート競技・

アイスホッケー競技選

手権大会が青森県で開

催され、本校から二年生

の鎌田菜央さんがフィ

ギア競技に出場した。鎌

東北学院大学地域共

生推進機構主催による、

東北地方出身の作家を

お招きした連続講座

「震災と文学」が二月十

七日の第五回をもって、

今年度の全日程が終了

した。

シリーズ最終回とな

る第五回は、作家の玄

侑宗久氏をお招きし

て、「無常を生き抜く」

と題して講演をいただ

いた。当日は、シリーズ

最多となる百七十名

もの来場者が足を運び

(シリーズ累計来場者

数述べ約四百七十名)、

玄侑氏のユーモアを交

えた講演に熱心に耳を

傾けていた。また、講演

終了後は、本シリーズ

恒例となったサイン会

が行われるなど、最後

まで熱気の絶えない講

座になった。

今年度のシリーズ終

了を受けて、最後に地

域共生推進機構長の

佐々木俊三総務担当副

学長からあいさつがあ

り、地域の拠点としての

大学のあり方の重要性

を述べるとともに、平成

二十六年度も本シリー

ズを継続することを宣

言した。

に十二月に実施する研修

旅行の「平和学習」の事

前学習で、研修旅行委員

が、主に八月の広島・長

崎の原爆の日、終戦の日

前後の新聞から研修に

有益と判断した記事を

切り抜いてラミネート

し、廊下に掲示して情報

共有を図りました。

二、大学受験小論文講習で

活用

希望者を対象にした

課外の講習で、一度目の

添削答案の返却の際、

テーマに関連する記事

をいくつかコピーして配

布し、自らの考えを深め

る材料として活用しま

した。

三、「3Lリレーノート」

での活用

各クラスで五~六名の

班を編成し、新聞係が仲

間に是非考えてほしい課

題を含む記事を切り抜

きます。担当の教員がコ

ピーしたその記事をノー

トの左ページに貼付し、

右側のページに自分の意

見を記しながら班の中で

ノートを回し、仲間の意

見を読み自分の意見を

書き継ぎました。

取り組みの成果とし

て、記事を読むことを通

して学年全体で課題を共

有できたこと、関連する

事実と自分の意見を結び

つけて考えを深められる

ようになったこと、相手

の考えとの違いを評価し

た上で自らの考えを深め

られるようになったこと

などが上げられます。

課題として、どの行事

でどのように活用できる

かの検討、有益な記事を

生徒自身が自ら見つけ

る工夫、他者の意見によ

り深く関わっていくこと

ができるような工夫、生

徒・教師の変化の数量

的な把握が上げられま

す。ねらいの達成に向け

てよりよい実践となるよ

う努めていきたいと思い

ます。

三学期は、凧揚げやこ

ま回し、羽根つきなどの正

月あそびから始まり、寒

さの中でも元気に遊びを

繰り広げた子どもたち。

記録的な大雪にも見舞わ

れましたが、園庭に降り

積もった雪を見るなり、歓

声を上げながら雪合戦や

雪だるま、かまくらつくり

をして楽しみました。

一月二十二日は、「よい

しょ!」のかけ声も高ら

かに『もちつき』をして、

五色の味のおもちをお腹

いっぱいに食べました。二

月三日は節分。子どもた

ちは自分で作ったお面を

被り豆まきをしました。

自分の心の中にいるオニ

を追い払い、大豆を食べて

は満足気でした。

子どもたちの感性を

豊かに育む経験として、

コールマーガレットのみ

なさんによる音楽会が開

かれ、共に歌う喜びを味

わったり、渡辺裕子先生

の昔語りを聴き、想像を

膨らませながらお話の世

界に親しみました。

今年度最後の保育参

観が二月十二、十三日に

行われました。満三歳児・

年少・年中組は劇あそび

や楽器あそびの表現活動

をし、この一年で成長して

きた姿を、年長組は世界

の国々に目を向けた活動

が展開され、視野を広げ

ている姿を保護者の方に

見ていただきました。

「いつもいっぱい遊んで

くれた年長さんにありが

とうを言いたい」と小さ

い組の子どもたちが企画

をした『お別れ会』が二月

二十一日にありました。園

生活の中心となって盛り

上げてくれた年長のお兄

さん、お姉さんに喜んでも

らいたいと、小さい組の子

どもたちは大張り切りで

歌や劇を披露しました。

短い期間の中にも子ど

も同士、異年齢での交流

も活発に展開した三学

期。心も体も一人ひとりが

神様の守りの中で大きく

なれたことに感謝をしつ

つ、子どもたちは進学や

進級へ向けて自信と期待

を持って、新たな一歩を歩

み出そうとしています。

みんな大きく  なりました

第4回フォーラム開催

東北学院高校二学年

高等学校

榴ケ岡高校

「震災と文学」連続講座

(全5回)

が終了

仙台湾/海岸エコトーンの復興を考える

オーバーしてしまうほど

意見や考えが交わされる

場となった。

本学では、今後も海岸

エコトーンにおける調

査・研究を行っていくこ

とはもちろん、様々な視

点からアプローチを続け

ている方々の活動報告が

発表できる場を設けてい

く予定である。

-「ふるさとの浜辺復興、こうしたい」を分かち合う-

平成25年度

NIEを実践中

冬季オリンピックの熱気さめやらず

本校女子アスリート大活躍