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Copyright Yuji Ito 2005.06 All Rights Reserved 1 遠隔医療画像診断用広帯域回線 June, 2005 伊東悠治 ISO9001 Approval

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遠隔医療画像診断用広帯域回線

June, 2005

伊東悠治

ISO9001 Approval

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まえがき

1.遠隔医療

2.遠隔画像診断アプリケーション(1)テレラジオロジー(遠隔放射線診断)(2)テレパソロジー(遠隔病理診断)

3.遠隔画像診断システム(1)遠隔画像診断システム構成例(2)DICOM/PACS/HIS/RIS関連図(3)DICOM(4)PACS(5)遠隔画像診断ネットワーク(6)広帯域回線利用

ご参考

参考-1 遠隔医療の市場規模予測参考-2 遠隔医療の現状参考-3 各遠隔医療広域ネットワーク関連概念図参考-4 HOSPnet参考-5 独立行政法人国立病院機構参考-6 日本における医療情報の伝送が可能な広域ネットワークプロジェクト参考-7 医療を変える情報ネットワーク時代参考-8 遠隔医療システム例参考-9 遠隔医療事例一覧(広帯域利用)参考-10 医療分野におけるIT利用の現状およびブロードバンド化による新たな展望

V-3

目次

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まえがき

弊社の位置付けは、遠隔医療システムのコンポーネントにおけるネットワーク、その中でも、広帯域専用線(100M,1Gbps,10Gbps)のご提供となります。

画像の高速表示能力、DICOM通信の相互接続性、専用線によるセキュリティー確保、および保存画像の遠隔バックアップ用回線提供では、競争力の厳しい広帯域回線価格の低下から相当に使いやすい価格体系になり始めているものと理解しております。弊社広帯域回線の技術的特徴には、低損失、低遅延、帯域完全保証、中継回線2重化などをあげる事ができます。

遠隔医療アプリケーション

遠隔医療システム・コンポーネント

ストレージネットワーク

広帯域専用線

現代医療は、その検査件数も多いなか、画像診断の占める領域は広く、画像機器の進歩に伴う画像診断の重要性が増しているものと理解しております。

画像診断の分野では、その高い専門性が必要とされ、各医療機関ごとに画像診断を専門とする放射線科医がいることが望ましいものの、放射線科医が個々の医療機関に常勤医として雇用することは、昨今の医療情勢からは、必ずしも容易なことではないと云われております。

そこで、医療全般を迅速に、広域にサポートすることにより、地域医療の向上に貢献することを目的として、低コストで高画質の遠隔診断システムの開発が進んでおります。すでに、これらを利用した遠隔画像診断ネットワークも、数多く構築されています。

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1.遠隔医療

(1) 遠隔医療(Telemedicine)とは、「映像を含む患者情報の伝送に基づいて遠隔地から診断、指示などの医療行為及び医療に関連した行為を行うこと」である。① テキストベースの医療相談(医療機関間)ではなく、映像伝送が重要な要素。② 医療機関同士の情報伝達だけでなく、在宅医療の支援も含まれる。③ 「医療行為」のみとせず、在宅介護なども対象。また医師以外に歯科医師や看護婦、検査技師、薬剤師などがそれぞ

れ許される範囲で遠隔地から指示を与える場合も含む。④ 伝送と医療行為とが即時的に行われる必要性はない。

X線写真の遠隔診断などにおいては非即時的処理(バッチ処理)が行われる可能性が大きい。

(2) 遠隔医療の目的① 医療の地域格差の解消 :専門医を配置できないへき地等の病院での高度医療サービス提供② 医療の効率化 :医療機関に通うという患者の負担を軽減することができる③ 患者サービスの向上 :在宅医療支援の普及④ 移動体と病院間の遠隔医療:救急車のような移動体と病院間での医療サービス実現⑤ 国際医療協力 :外国という遠隔地の医療支援

遠隔画像診断

在宅医療

遠隔手術在宅医療カンファレンス

静止画 動画 動画・操作

在宅

病院間

遠隔医療の分類

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遠隔医療画像診断とは、医療機関で撮影したCT(コンピューター断層撮影法)やMRI(磁気共鳴影像法)などの医療診断画像を、メディカルセンターにデジタル回線で伝送し、同センターに常駐する放射線科専門医が詳細かつ正確な読影を行い、その診断結果を電子ファイルで依頼元の医療機関に回答します。

病院で検査を受けると、CTやMRI

といった大きな医療機器に入れられることがある。内臓や脳の「薄く輪切りにしたような写真」が診断に必要

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2.遠隔画像診断アプリケーション

DICOM

広帯域伝送

モダリティ

DICOM: Digital Imaging and Communications in Medicine

PACS : Picture Archiving and Communication System

HIS : Hospital Information System

RIS : Radiological Information System

HIS・RIS

DICOM・PACS

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遠隔画像診断のアプリケーションには、下記の2例があり、DICOM,およびPACSシステムが適用される。

(1)テレラジオロジー(遠隔放射線診断)(非即時性)

X線写真やMRI画像など、放射線科で使用される画像を通信ネットワークで伝送し、遠隔地の医師が診断を行なうこと。また、そのための技術やシステム。

専門医の不足しがちな地方の病院でも、都市部の大学病院などの高い技術を持った専門医の判断を仰げるとして期待を集め、すでに実用化されている。

(2)テレパソロジー(遠隔病理診断)(即時性)

テレパソロジーはtelepathologyという英語のカタカナ表記で、「遠いところ」を意味するteleと「病理学」を意味するpathologyをくっつ

けてできた言葉。この言葉の意味は顕微鏡を通して見える画面を遠く離れたところでも観察することができるようにすることで、これを医療の様々な分野で活用する。

通信ネットワークを使って遠隔地の医師が病理の診断を行ない、特に、手術中にリアルタイムに行なわれる遠隔診断、および、そのための技術やシステムが、遠隔病理診断システムである。

死亡した患者の体組織から死因を調べたり、手術で摘出した組織や細胞から病気を診断したり、手術中に腫瘍などが悪性か良性かなどを判断する病理診断は、高度な専門性が求められ、専門医は慢性的に足りないと言われている。

この状況を改善するため、通信ネットワークを通じて体組織の画像や顕微鏡の映像を送受信し、遠隔地の病理医が診断を下せるようにするシステムが遠隔病理診断システムである。

テレビ会議のようなシステムを使って、手術中に遠隔地の専門医に悪性・良性の判断や切除個所の決定などについて助言を受けるシステムが期待されており、すでに、都市部の大学病院と地方の病院を結んで遠隔病理診断を行なうようなシステムが実用化されている。

DICOM: Digital Imaging and Communications in Medicine

PACS : Picture Archiving and Communication System

HIS : Hospital Information System

RIS : Radiological Information System

2.遠隔画像診断アプリケーション

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(1) テレラジオロジー (遠隔放射線診断)

X線写真やMRI画像など、放射線科で使用される画像を通信ネットワークで伝送し、遠隔地の医師が診断を行なうこと。また、そのための技術やシステム。

専門医の不足しがちな地方の病院でも、都市部の大学病院などの高い技術を持った専門医の判断を仰げるとして期待を集め、すでに実用化された事例もある。

図 X線写真

PACS : CT 、MRI、PET、神経放射線診断、IVR

DICOM: Digital Imaging and Communications in Medicine

PACS : Picture Archiving and Communication System

HIS : Hospital Information System

RIS : Radiological Information System

画像診断:遅延可

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(2) テレパソロジー(遠隔病理診断)

画像診断:即時性

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テレパソロジー(遠隔病理診断)例

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(1) 遠隔画像診断システム構成例

3.遠隔画像診断システム

DICOMゲートウェイサーバは、病院情報システム(HIS)や医療検査オーダリングシステム、医事会計システム、検査装置(モダリティ)間をDICOM

接続するためのゲートウェイサーバ用のアプリケーションコンポーネント。HIS/RISのオーダー情報(患者情報・検査情報)を取り入れ、DICOMとして検査装置(モダリティ)に提供したり、DICOMにより、検査の進捗状況を管理したり、検査情報・実施情報をHISやRISおよび医事会計システムな

どへ提供を行い、多様なデータベースと連動して一連の検査情報をトータルに管理する。

モダリティ PACSシステム

会計・各種統計

DICOMサーバ

オーダリングシステム

DICOM

オーダ情報検査実施

Radiology Equipment

MRI

CT scanner

X Ray

etc/.

Remote Clinic

Diagnostic Physician

Work StationInternational

Intranet

Leased Line

DICOM

Clinical and

Administrative

Service (HIS)

PACSサーバ

DICOM: Digital Imaging and Communications in Medicine

PACS : Picture Archiving and Communication System

HIS : Hospital Information System

RIS : Radiological Information System

DICOM

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画像情報管理概念図DICOMシステム例

(2) DICOM/PACS関連図

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DICOMは、ACRとNEMA (The American College of Radiology, National Electrical Manufacturers Association)が策定した医療画像に関する通信と保存の規格です。通信プロトコルから保存形式まで様々な角度で検討された結果がDICOM規格です。DICOM3規格は世界スタンダードです。一企業や一国だけの利益のための規格ではないため、今後の発展が予想されます。日本でも1998年には非公式にDICOM3規格を推進する方向性を見せ、1999年には厚生省が正式にこれを日本での医療画像の保存と通信に関する規格(国内標準仕様のJJ1017)として認めました。DICOMは医療画像の保存と通信に関する規格ですが、一般画像・動画や各種ドキュメントにまで幅広く利用できます。たとえばPDF

などの文書サーバとビューワもDICOM3規格を応用することで、わずかな労力で開発できるのです。

(3) DICOM : Digital Imaging and Communications in Medicine

図 DICOM アーキテクチャ

DICOM

Upper layer

Protocol

for

TCP/IP

TCP/IP

*Ethernet

100M/1000Mbps

Network

Medium

B

Media

Format

&

Physical

Medium

Storage Media Interchange

Medium

A

Media

Format

&

Physical

Medium

Medium

C

Media

Format

&

Physical

Medium

DICOM Application Message Exchange

Medical Imaging Application

Upper layer

Service Boundary

File

Service Boundary

DUL(Dicom Upper Layer)アプリケーション層(第7層)プレゼンテーション層(第6

層)セッション層(第5層)

Media Format Layer

CD-R, 90mm MOD, 130mm MOD etc.

SOP (Service Object Pair)

Physical Media Format Layer

Media Format Layer

LAN, WAN etc.

Patient information

広帯域回線

電子カルテ

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● 大容量画像ファイリング

さまざまな画像診断装置から得られる各種画像情報を、大容量・高密度記録の光磁気ディスク(MO)もしくは比較的安価なCD-Rへの自動的に記録・保管します。MOディスク(又はCD-R)を複数枚内臓可能なライブラリ装置を採用し、長期オンライン保管を実現しま

す。

● 高精細・高輝度モノクロモニター

1280本/2560本ノンインターレースの高精細高コントラストディスプレイを採用し、専用の表示ハードウェア(Display Card)により鮮明で“チラツキ”のない画像を表示します。

21型縦型ディスプレイで、比較診断や、複数画像の同時表示も容易に行えます。(最大6モニターまでの自由なモニター構成が可能。)

図 HIS/RISリンケージ

(4) PACS: Picture Archiving and Communication System

図 PACSシステム例

(遠隔読影支援用高精細症例画像データベース)

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(5)遠隔画像診断ネットワーク

テレラジオロジー、テレパソロジーによる遠隔画像診断コンサルティング

図 遠隔画像診断ネットワーク例

DICOM: Digital Imaging and Communications in Medicine

PACS : Picture Archiving and Communication System

HIS : Hospital Information System

RIS : Radiological Information System

データセンター

被支援病院医療機関

B大学医学部

データセンター

被支援病院医療機関

被支援病院医療機関

被支援病院医療機関

Medical

Image

Lab

DICOM

DICOM

DICOM

A大学医学部 C大学医学部

被支援病院医療機関

広帯域専用線

Radiology Equipment

MRI

CT scanner

X Ray

etc/.

Remote Clinic

Diagnostic Physician

DICOM/PACSデータベース

広帯域専用線

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◆広帯域回線利用例

(1) ギガビットネットワークを利用した肺がん検診用ネットワーク読影支援システム

肺がん検診にCTを使用することは肺がんの早期発見に有効であるが、読影すべき画像の枚数が膨大であり、その効率化が望まれている。読影医の確保が困難な地方自治体などにあってもCT検診の実施を可能とするため、

ネットワークを介して画像を全国の検診実施場所から収集し、読影医のいる病院・自宅まで画像を配送、読影結果を返送するネットワーク読影システムを提案。

本システムは、従来の遠隔診断用実験システムとは異なり、実際の読影業務の中での運用実験を目指しており、高セキュリティ、診断支援用CADサーバ、協調読影機能、診断状況記録機能などの特徴を有する。

(2) ギガビットネットワークを用いた地域連携のコミュニケーションサービス実験

都心部にある大学の研究センターと、遠隔地にあるモデル実験地域の実験センター間を超高速ATM網(ギ

ガビットネットワーク)で結び、更に実験センターと近隣地域の公共施設や、更に離れた場所にある町村部を、無線LANや高速デジタル回線などで結び、居住場所に関わりなく、高度な住民サービスが受けられるような地域住民主導型のサービスシステムの構築を行う。また、高速光無線システムを無線ATMとして用い、実験センターとモデル実験地域の教育機関を結び、MPEG-4の動画像を用いたTV会議や動画像ストリーム配信を特徴としている。

(6) 広帯域回線利用

◆広帯域回線利用の特徴

(1) 大容量のデータを高速(短時間)に伝送可能①CT,MRIなど大ボリュームデータの転送の負荷を軽減する(手軽になる)色彩、色調、明度、色温度再現性の保証は極めて重要

②患者の診療情報全体など、大容量ASCIIファイルの転送が手軽にできる③シネアンギオ(血管造影X線診断)など、動画の配送が出来る(QoS保証が必須、

(2) 双方向リアルタイム通信①対面による診療や相談が臨場感をもつ②職種間ミーティングが、一ヶ所に集合しなくても実現できる

(3) 常時接続①継続的観察が楽になる

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1. 遠隔画像診断システムが抱えるネットワーク課題

2. DICOM導入、および広帯域回線利用状況

3. 関心事PACS ストレージ管理の課題・DR含めてDICOM 電子カルテのネットワーク転送・保存状況

広帯域回線のニーズ 100M,1G、10G(1) サイト間の広帯域回線(100M,1Gbps、10Gbpsなど)ニーズ-解像度向上にあたり、十分なる帯域確保-通信インフラが適用できること :通信回線断対策として予備回線-通信コストの低減-専用線によるセキュリティの確保-アプリケーションへの導入ステップ(参考ー5 医療分野におけるIT利用の現状およびブロードバンド化による新たな展望)テレラジオロジー(非即時性): 適用可テレパソロジー(即時性): 人命に影響?

(2) 電子カルテなどデータベースの障害対策(ディザスターリカバリー)フィルムバックアップとの比較

-旧態であるがコストが安く、馴染みがある-相手がフィルムレスの場合、望ましくない

4. 実証実験プロジェクトの有無:医療機関間の連携強化 :プロジェクト参加条件異機種間DICOMシステム接続における広帯域回線提供

5. 厚労省による通信インフラ整備の予算化の現状• 医療機関同士を結ぶ回線を光ファイバに更新する場合に交換機の整備にかかる費用の半額を国が補助(予算額12億円)• 地域医師会や地域医療支援病院、周辺の診療所などが情報連絡のためパソコンを導入する費用の半額補助

普及に向けた課題 通信コスト• 通信回線の利用コストについては低下が見込まれる。• ただし病院内のネットワークを他の医療機関と接続するためのインフラ投資も負担となる。

ご参考

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遠隔医療の市場規模予測

普及に向けた通信回線の課題

□通信回線の利用コストについては低下が見込まれる□但し、病院内のネットワークを他の医療機関と接続するためのインフラ投資も負担となる

厚労省による通信インフラ整備の予算化□医療機関同士を結ぶ回線を光ファイバーに更新する場合に交換機の整備にかかる費用の半額を国が補助

(予算額 12億円)□地域医師会や地域医療支援病院、周辺の診療所などが情報連絡のためパソコンを購入する費用の半額補助

参考-1

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1)遠隔画像診断受託サービス現在の市場規模は約500件(1施設1件とカウント)3社がしのぎを削っている①Hospi-net セコムの提供する遠隔画像診断サービス

市場の6割を押さえるトップ企業常勤医4人、非常勤医21人ビデオキャプチャーによる診断

②ネットホスピタル 全国に11人の契約読影医ビデオキャプチャーによる診断

③ドクターネット 8人の放射線科医を抱えるDICOM規格を採用

2)システムインテグレータ□病院内のネットワークシステム構築が市場の主体となっており、遠隔医療システムはその一部□富士通、NECおよび横河電機の3社が病院内ネットワークシステムで強い□いくつかの事業者が遠隔画像診断をターゲットとしたシステム構築に参入九電工グローバルソフトウェア島津製作所

3)画像診断機器メーカー□一般の画像診断機器をそのまま遠隔画像診断に利用可能□CT,MRI等の機器は非常に複雑・高額な製品であり、総合力のある大手メーカーが強い。

主要メーカー(例)東芝メディカルGE横河メディカルシステムシーメンス旭メディチック日立メディコ島津製作所

4)通信事業者□インターネットの普及に伴う高速回線の低価格化が進行□但し、遠隔画像診断のもとめるセキュリティ実現には課題が残る

NTT-ME 2000年9月に医療機関向けのネット事業を開始遠隔医療が本格化する時代に備え、医療機関をつなぐネットワーク網を構築する狙い中小規模の中心に顧客開拓を目指し、今後3年間で40億円の売上げを目標

遠隔医療の現状参考-2

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HOSPNET(国立病院)124国立病院(専用線網)

UMIN(大学病院)(インターネット網活用?)

医療系団体(各病院)(インターネット網?)

都道府県組織の医療系団体各県組織病院(情報ハイウェイ活用)

各遠隔医療広域基幹ネットワーク関連概念図参考-3

各遠隔医療広域基幹ネットワーク関連概念図

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厚生省では昨年,全国の国立病院,療養所を結ぶ専用回線を開設し今年の4月から運用を開始しています。システムは『国立病院等総合情報ネットワークシステム(HOSPnet)』と呼ばれております。図1にシステム全体の構成図を示します。全国の国立病院,療養所,地方医務局,厚生省を結ぶ専用回線であり,光ケーブルによる1.5Mbps,64Kbpsの専用,高速デジタル回線で結ばれています。システムの主な目的は業務の簡素化,高効率化であり,業務の大部分は医事,会計,庶務等に関係したもので,診療面での運用は極僅かを占めるにとどまっています。HOSPnetのホームページは4月から開設される予定でしたが,6月現在まだ準備中です。厚生省へ申請し許可を得た後であれば,各施設毎に,あるいは個人によるホームページ開設も可能です。更に外部への公開も可能となります。現在,医局の端末からE-mailのやりとりや,インターネットを通じてMEDLINEによる文献検索,国内外の,医療関係だけでなく様々なホームページへアクセスが可能です。医局にある個人のパソコンも接続出来る見込みです。しかし自宅のパソコンを登録して使用する事は残念ながら出来ないようです。インターネットへの接続はシステム運用・保守サポート拠点より一括して専用線接続サービスを利用して接続しているため,基本的には24時間,365日の利用が可能です。しかもこれらの費用は本省が一括して支払うので各施設の負担はありません。このように,アドレスを取得した後は,操作性が向上しますがシステム全体のセキュリティの問題から,インターネットからのダウンロードや個人的にアプリケーションソフトのインストール等は禁止されており多少の制約を伴うことはやむを得ない事です。

新たに専用線が敷かれて

-国立病院等総合情報ネットワークシステム(HOSPnet)について

参考-4 HOSPnet

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参考-5 独立行政法人 国立病院機構

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日本における広域で運用している専用回線を中心としたネットワークプロジェクトを以下にあげる。

3.1.大学医療情報ネットワーク(UMIN)

昭和63年に発足し、全国42の大学付属病院の診療システム間をN1ネットやSINET(学術情報網)で接続したもの。文部省の学術情報網を利用しているため、そのAUPとしての学術利用の範囲に限られる。基本的に大学病院のみの接続である。

3.2 がん情報ネットワーク

医療情報伝送のための運用および研究ネット。国立がんセンター(中央)を中心として、4か所の国立地方がんセンター(札幌、呉、四国がん、九州がん)が94年11月に接続され、その後愛知、宮城の県立がんセンターも接続された。64Kbpsのフレームリレー網を用いた専用回線をバックボーンとしている。がん関連施設以外にも、厚生省本省や国立病院をはじめ、日赤、日本医師会とも接続をもっている。

地方がんセンターに関しては国立がんセンターにおいてファイヤーウォールを持ち、また各地方がんセンターに於いてもファイアーウォールを形成して安全性を高めている。

3.3.循環器病ネットワーク

国立循環器病センターを中心として、64Kbpsの専用回線で8ヵ所の地方循環器病センターをスター型に接続したネットワーク。プライベートアドレスを用いたイントラネット型ネットワークである。今後さらに県立病院の接続を予定している。

3.4.国立病院ネットワーク

全国 251箇所の国立病院/療養所等を最低64Kbpsの専用回線において接続するネットワーク。業務連絡の他インターネット上のwwwサーバーへのアクセスや電子メールなどが利用できるようになっている。また、災害時には専用回線を利用して、IPプロトコルを利用した電話やファックスが使えるようにもなっているのが特長である。運用センターでインターネットに接続されているがファイヤーウォールから内部はプライベートIPによるイントラネットとである。

3.5.省際ネットワーク

研究用情報ネットワーク。学術研究のための通信に限られるが、国で構築した多省庁が使えるネットワークである。国公立研究所を中心に接続されている。国内バックボーンは45Mbps、海外との接続も2Mbpsとなっている。現在、このネットワーク上での医療アプリケーションの研究も行われている。

3.6.商用プロバイダー

有料でインターネットへの接続を提供する組織。一般開業医などが現在最も簡単にインターネットに接続し、またホームページなどが持てる。商用サービスまで可能であるが、セキュリティの問題と料金の問題がある。 最近では医療機関を専門としたプロバイダーもできてきている。

3.7.その他の医療ネットワーク

愛媛県医師会では四国がんセンターとの専用回線を引いて、愛媛県医師会員相互の情報交換とともに、インターネットへのアクセス環境の整備を行っている。すでに医師会員の約20%がアカウントを持っており、電子メールや医師会のクローズドなwwwサーバーに医師会のPPPサーバを介してアクセスして情報交換を行っている。また、医療研修推進財団などでも医療従事者を対象としたネットワークサービスを検討している。

4.海外における動向

海外においても遠隔医療など、ネットワークを用いた医療プロジェクトの発展はめざましいものがある。衛星を用いた遠隔医療やwwwを用いた情報交換も盛んになってき

ている。臨床試験への登録や患者情報の伝送なども行われているところもある。しかしそのほとんどは地域における大学病院と診療所との間の連携や未開発国との間での国際協力などが中心で、国レベルでの医療ネットワークインフラの構築やインターネットを用いた遠隔医療などの報告は少ない。これには技術的、財政的側面のほかに、法制度的問題も残されているためかと思われる。まだ研究段階であるという印象をうける。

5. 考察

現在様々な医療機関向けネットワークが構築されてきているが、それぞれ独自の予算によって賄われているために、利用方法やポリシーが異なり、相互接続性も乏しい。そのために、セキュリティ、安定接続性、伝送スピードなどの点で問題がある。これらのプロジェクトが相互にバックアップできるような体制を持ちつつ、複数地点での接続をすることによってよりよい医療用ネットワークインフラが構築できるものと考えられる。また、現状の状態において高い機密性を保持するための仕組としては、プロジェクト相互の間での暗号delegateなどを利用したバーチャルネットワークの構築も解決の一つであるが、AUPの問題は解決できない。

認証やドメイン名の問題とともに、今後立ち上がってくる様々な医療用ネットワークインフラの整備において、その相互運用を含めて国レベルや世界レベルでの医療ネットワークを全体として検討することが必要と思われる。なお、本発表に関連して、著者のレギュラー発表「医療情報ネットワークの現状と今後の課題」(http://www.ncc.go.jp/jcmi96/hmizushi.html)も参考にされたい。

参考ー6日本における医療情報の伝送が可能な広域ネットワークプロジェクト

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――遠隔医療の始動と医療情報の共有化の進展 (企画協力:木村道男 浜松医科大学医療情報部)

★特別付録★メディカルのためのイントラネット構築マニュアル 谷 重喜/作佐部太也/小野木雄三・ 遠隔医療の現状と今後の見通し

1.遠隔医療システムの推進と展望――行政の立場から・上田博三2.臨床現場としての取り組みと今後の展望・開原成允

・ 情報ネットワークの基盤技術はいま1.専用高速/広帯域バックボーンネットワーク――試行実験概要とシステム評価・岩田 彰2.通信衛星によるネットワーク・中山間部における遠隔医療・福祉について・津田光徳・大学病院衛星医療情報ネットワークMINCS-UH ・小森 優

3.高速公衆回線によるLAN・滝沢正臣4.画像伝送のための標準規格DICOMの現状と課題・安藤 裕5.DICOM規格の内視鏡画像への拡張・秋山昌範

・ 関連要素技術の検討1.デジタル画像の臨床評価――画素数と圧縮・石垣武男ほか2.セキュリティ技術・山本隆一

・ 遠隔医療の実際――運用例のケーススタディ・遠隔病理診断(テレパソロジー)の運用と問題点:東北大学⇔公立気仙沼総合病院の場合・澤井高志ほか

・長崎県のテレラジオロジーネットワーク・天本祐平ほか・遠隔放射線診療システム(テレラジオロジー)京都プロジェクトの開発・前田知穂ほか・眼科遠隔医療の現況と展望・吉田晃敏ほか・テレメディシンのケーススタディ

――都立広尾病院の島嶼救急医療における遠隔医療・光定 誠ほか・移動CT検診車による遠隔医療実験・滝沢正臣・超高精細画像システムおよびB-ISDNを利用した遠隔カンファレンス実験・武田 裕ほか・高速・広帯域バックボーンネットワークを利用した遠隔画像診断支援システム実験・石垣武男ほか・滋賀医療情報ネットワークにおける問題点の検討と新展開について

――Webサーバ,メールサーバの導入・井藤隆太ほか・岩手県におけるテレパソロジー:岩手医科大学⇔岩手県立久慈病院・中村眞一ほか・Hospi-netを用いた島根医科大学と隠岐病院,日原共存病院との画像転送・杉原正樹ほか・鹿児島県遠隔画像診療支援情報ネットワークシステム・熊本一朗・通信衛星による遠隔医療システム

――三重大学病院と志摩病院におけるデジタル画像伝送の運用例について・高田孝広・僻地医療支援システムとしてのTeleMax:六ケ所村尾鮫診療所⇔公立野辺地病院・今 明秀ほか

・CT画像伝送システムによる“脳疾患広域救急医療ネットワーク”・佐藤昇樹・画像情報システム(地域PACS)の構築・鎮西忠信・北海道における遠隔医療支援システムとしてのテレラジオロジー北海道大学⇔中標津町立病院・藤田信行ほか

・ 商用医療ネットワークの台頭――わが国における医療サービス産業の行方1.セコム株式会社による遠隔画像診断支援サービス“Hospi-net”・(編集部)2.ネットホスピタル(=NHp),CT/MRI遠隔画像診断システム

――その現状とNHp近未来計画・真野 勇・ 遠隔医療先進国アメリカからの報告・米国で本格化する遠隔医療

――Telemedicine Takes Hold in the United States・E. ジョーンズ

参考ー7医療を変える情報ネットワーク時代

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遠隔医療システム例

名古屋工業大学,名古屋大学医学部,名古屋市医師会および沖電気工業と共同で,将来の病診連携システムのさきがけ的な実験プロジェクトを遂行中である.そこでは,名古屋大学医学部放射線医学講座,同附属病院医療情報部と名古屋市医師会協同組合健診センター・上飯田第一病院および名古屋工業大学を高速・広帯域バックボーンネットワークを接続した遠隔診断支援システムの実験を行っている.これはNTTマルチメディア通信共同利用実験の一環として行われ,通信回線はNTTから無償で供与される.実験は95年10月に始まり97年3月まで継続する予定である(図2)この遠隔医療支援システムでは,離れた場所にある市中医療機関と大学病院を結んで,診断依頼や診断報告の高速通信,画面共有とテレビ会議によるテレコンファレンスなどを行うことができる.図2に実験サイトの位置関係を示す.名古屋の4施設に5システムを設置してある.これらのシステム間は図3に示すように,156Mbps(名大-名工大間)と6Mbps(その他の施設間)の回線容量を持つ光ファイバーで接続されている.ただし,これは光ファイバーの通信容量全体の数値であり,この実験では,端末側の通信速度能力の限界のため,ピークセルレートという値で,実際の通信容量を制限している.このピークセルレートを図3中の通信容量を示す数値の左側の数値で示している..

参考ー8

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http://square.umin.ac.jp/~enkaku/Proj/EnkProj-Rad.html - 24k -キャッシュ

遠隔医療事例一覧(広帯域利用)

中核施設(部署) 連携施設(数:施設名) 概要(対象データ/目的) 機材等(主装置+通信路)時期

状態

Ref.確認

静岡県立総合病院(放射線科)

4:静岡市井川診療所,

他X線・内視鏡・CT/僻地における診断支援 高精細画像伝送システム + ISDN

1995/8

~実用中

名古屋大学医学部(放射線医学教室)

3:米国デューク大学医学部,名古屋工業大学,郵政省通信総合研究所

CT・MRI,内視鏡画像/立体TVによる三次元画像の臨床評価

立体テレビジョン,ATM方式 + NTTマルチメディア実験網(45Mbps),第5太平洋海底光ケーブル(156Mbps),interspan(AT&T)

1996/

9~1997/

3

実験中

1

0

D

e

c

-

9

6京都大学病院(医療情報部)

:京都府立医科大学,診療所,

検診センターMRI,CT等/医用画像管理・診断ネットワークシステムの開発と地域医療への応用

PACS,DICOM + 専用線(1.5Mbps)

19

94

実験中

199

8/4/

20

表2.未確認

放射線医学総合研究所(重粒子治療センター)

1:国立がんセンター中央病院

/重粒子線治療患者の紹介・選定,

治療経過,追跡記録Sun SPARCStation20,ATMスイッチングルータ + NTTマルチメディアATM通信網(155Mbps)

1

9

9

4

実験中

中核施設(部署) 連携施設(数:施設名) 概要(対象データ/目的) 機材等(主装置+通信路) 時期 状態 Ref. 確

表3.実験終了

東北大学加齢医学研究所(機能画像医学研究分野)

4:仙台星陵クリニック,

京都大学,他CT・MRI/診断支援,PET・SPECT/研究支援・脳機能データベース公開

SparcStation他 +

ATM,B-ISDN

1995/7

~1996/3

実験終了

東京女子医科大学病院(放射線科)

1:同青山病院

X線・CT・MRI/読影・カンファレンス等

Rad Works Station + B-

ISDN(156Mbps),ATM

1996/12~1997/3

実験終了

7

4

1998

/4/7

名古屋大学医療技術短期大学部(診療放射線技術学科)

:/放射線画像ネットワーク,動画像マルチキャスト,TVカンファレンス実験

DICOM3.0, + ATM,100Mbps

EthernetSwitch,FDDI/CDDI,Supe

rDigital

1995

実験終了

名古屋大学病院(放射線医学教室,医療情報部),名古屋工業大学

2:上飯田第一病院,名古屋市医師会協同組合健診センター

放射線画像/病診連携システムMac,MF2100(TV会議),フィルムディジタイザ + B-

ISDN(156Mbps,6.3Mbps)

1995/

10~1997/

3

実験終了

8

5

1

9

9

8/

4/

1

0

表1.実用・実験中(含 休止中) 「広帯域回線利用例:抜粋」

参考-9

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参考-10