68
Document for CC2X2013 Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 1 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07=2013.04.25) リリース 2012.11.11 2012.12.07 2013.04.25

健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

  • Upload
    others

  • View
    4

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 1

健診データCSVファイルから

標準XMLファイルへの変換システム

CC2X2013 V1.0

(2012.12.07=2013.04.25)リリース 2012.11.11 2012.12.07 2013.04.25

Page 2: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 2

CC2X2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11 1.入力範囲の下限以下、上限以上の場合に、従来の XML 出力に加えて、元の検査値も出

力されるエレメントの出力が追加された。これに伴い、元の検査値が、その検査項目の桁

数上の上限(たとえば桁数が NNN.NN の場合だと 999.99)を超える値の場合には、その桁

数上の上限値(この場合は 999.99)が出力される。

これに関連してprogフォルダ(prog-x86フォルダ)内の以下のファイルが更新されている。

generateHL7CDAcp.dll

HcCSV2XML.exe

2.問診(質問票)項目における「保険者再確認 服薬1(血圧)」「保険者再確認 服

薬2(血糖)」「保険者再確認 服薬3(脂質)」の 3 項目が追加出力可能となった。

また、HbA1c(NGSP 値)について 4種類の JLAC10 コードによる出力が可能となった。

さらに、血清クレアチニンの結果出力時の小数以下桁数が 1 ケタから 2 ケタに変更とな

った。

これに関連して SystemFiles フォルダ内の以下のファイルが更新されている。

XMLhc13tab.csv

(これまでの XMLhc08tab.csv に相当するファイルで、今回ファイル名、ファ

イル内容ともに変更されている。XMLhc08tab.csv は存在しているが使用されな

い。)

3.生成される特定健診結果ファイル(HL7CDA 形式の XML ファイル)が、2013 年度改定対

応形式であることを識別できるようにするため、生成される特定健診結果ファイルの 3 行

目に

<!-- 2013年度改訂対応ファイル produced by CC2CX2013 v1.0 --> という XMLコメント行が挿入されるようになった。 これに関連して SystemFiles フォルダ内の以下のファイルが更新されている。

CDAtemplate-hc13.xml

(これまでの CDAtemplate-hc.xml に相当するファイルで、今回ファイル名、フ

ァイル内容ともに変更されている。CDAtemplate-hc.xml は存在しているが使用

されない。)

以上。

Page 3: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 3

CC2X2013変更点 2012.12.07

内容に修正はありませんが、.NET4 Framework 必須で生成されていたため、

WindowsXP+.NET2 の環境では動作しない問題が見つかりました。これを修正し、.NET2

Framework で動作するよう再生成しました。

これに伴い、.NET2 Framework または.NET3.5 Framework がインストールされていな

いコンピュータまたはインストールされていても機能が ON になっていないコンピュー

タでは動作しません。ご注意ください。

Windows7 の場合、コントロールパネル>プログラム>Windows の機能の有効化または無

効化 を選択し、下記のように Microsoft .NET Framework3.5.1 を ON にし、再起動

してください。

Windows8 の場合、OS の標準状態では.NET Framework3.5.1 はインストールされていま

せん(ら.NET Framework4が標準になっておりこれには.NET Framework3.5 以下のモ

ジュールは含まれない)ので、別途 Microsoft のホームページから.NET Framework3.5

をダウンロードした上で、下記と同様にその機能を ON にし、再起動してください。

CC2X2013 for .NET 2013.04.25 12月 7日版のリリース以降、下記の問題を除き、問題が発見されていませんので、このまま正式版 V1.0 としてリリースしました。 2012.12.07版の名称を変更したのみで内容に変更はありませんので、問題なく使用できている場合にはそのままお使いください。 *既知の問題点:Output用のフォルダ内に、最終的な提出用の圧縮ファイル(拡張子 zip)以外にその元になった unzip というフォルダ名のフォルダが削除されずに残存することがある。提出用の圧縮ファイル(拡張子 zip)が生成されているのであれば、この unzipフォルダは不要ですので削除ください。システムを自動化している場合には削除バッチプログ

ラム等で定期的に自動削除するなどしてください。

Page 4: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 4

目次

1.概要 ............................................................................................................................... 6 2.使用にあたっての注意 ............................................................................................... 6 2.インストール ............................................................................................................... 8 3.動作テスト .................................................................................................................. 11 4.サンプルの簡単な説明 ............................................................................................. 15 5.ソフトウエア構成 ..................................................................................................... 16 6.各ソフトウエアの仕様と定義ファイル .................................................................. 17 6.1 健診CSV変換 HcCSV2XML.exe ............................................................ 17 1)主な機能 ............................................................................................................... 17 2)CSV変換定義ファイル ...................................................................................... 17 3) 入力用のCSV形式ファイル ........................................................................ 24 4)出力ファイル ........................................................................................................ 25 5)エラーログファイル ............................................................................................. 25 6)処理中に生成される作業用ファイル .................................................................... 27 7)起動時オプション ................................................................................................. 27 8) 健診機関固有の基準値データの設定 ................................................................. 31 9)健診機関ごとに異なる基準値を設定する方法 ...................................................... 32 10)検査手法のローカルコードとJLAC10 コードへの変換表の作成方法 ......... 33 11)健診機関情報とファイル機関情報 .................................................................... 35 12)付属資料7に定義されない健診項目の変換方法 ............................................... 36

6.2 健診決済CSV変換 CCCSV2XML.exe ................................................... 38 1)機能の概略 ............................................................................................................ 38 2)CSVファイルの変換定義情報ファイル ............................................................. 38 4) 健診機関情報 ................................................................................................. 39 5) 出力ファイル ................................................................................................. 39 6)起動時オプション ................................................................................................. 40

6.3 健診アーカイバ HcARC.exe ....................................................................... 42 1)機能の概略 ............................................................................................................ 42 2)起動時オプション ................................................................................................. 42

7. 3つのソフトウエアを一括して実行するコマンドファイル ........................... 48 別表1 CSV変換定義ファイルの仕様 .................................................................. 50 別表2 別表1「CSV変換定義ファイル」の4行目以降の第10列に記述され

るJLAC10コード(17桁)以外のコード文字列表 ........................................... 52 別表3 リリースパッケージのファイル構成 .............................................................. 53

Page 5: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 5

別表4 OutputXXX フォルダの直下にあるサブフォルダ名は省略。 .................. 54 別表5 拡張項目情報のフィールド表 .......................................................................... 57 別表6 拡張項目情報の結果コードの OID 表 ............................................................ 59 別表7 XML 用単位の表 ............................................................................................... 60 別表8 検査方法コード ................................................................................................. 61 別表8-1 ...................................................................................................................... 61

別紙 厚労省手引書附属資料7に収載されていない検査項目コードの取扱い指針 . 63 1.厚労省手引書附属資料7にない検査項目 ................................................................. 63 2.適切なJLAC10コードが見当たらない場合のローカルJACL10コードの決

め方 ................................................................................................................................. 64 3.JLAC10準拠の 17桁ローカルコードの使用について ..................................... 65 4.JLAC10準拠でない独自のローカルコードの使用について ............................. 65 7.OID枝番号の設定方法 ...................................................................................... 66

Page 6: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 6

1.概要 本システムは、1個または複数に分割された健診データ CSV形式ファイルおよび、2個に分割された健診決済情報 CSV形式ファイルを、それぞれ標準仕様のXMLファイル群に変換し、提出用アーカイブファイルを生成する。

2.使用にあたっての注意 1)本システムの利用を想定するユーザ 本システムは、健診を実施するエンドユーザが気軽に使うために開発されたものではなく、

システムにある程度の知識を有するレベルのユーザが、あらかじめ既定の形式のCSVフ

ァイルを生成しておき、それにあわせた定義ファイルを用意してから、使うものである。 これらのデータや定義ファイルなしにシステムだけ起動しても使用できない。 2)ユーザインタフェイス 本システムは、他のシステムから起動することも想定して、コンソールソフトウエア(コ

マンドモードで使用するソフトウエア)群として提供される。いずれこれを起動するため

の簡単なWindowsアプリケーションを用意することを考えているが、当面は、コマンドレベルで正しくパラメータを付けて起動する必要がある。そのため、適切なパラメータを付

けた起動用のコマンドファイル(バッチコマンドファイル)を作成し、それを起動すると

いう使い方が前提となっている。 3)無保証システム 本システムは、標準仕様への変換可能性を検証するためのソフトウエアとして開発されて

おり、リリース当初は、バグが残っていると考えられる。また、本文書で説明している設

定以外の誤った設定をすることにより、エラーでシステムがとまることや、予期しない出

力結果ができることがある。適切に使用すれば適切な結果が得られるはずであるが、無償

で提供される無保証システムであるので、実際の運用に使用するかどうかは、本システム

の運用導入者が出力結果を十分に検証し、自己責任で使用することが必要である。 本システム開発者、厚労省研究班、およびその関係者は、本システムの運用にあた

って発生するいかなる損害、問題に対して責任を一切負わないし、保守責任を負わ

ない。 4)動作や出力の疑義のレポートをできるかぎりメールで届けていただきたい。個々の回

答ができないこともあるが、できるかぎりバグの修正を行う努力をする予定である。レポ

ートにあたっては最低限、OS環境、エラーログファイル、エラーを引き起こした状況や

Page 7: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 7

メッセージ、エラーを引き起こすことが確実な元データ(個人識別情報を削除または書き

換えること)を一緒に届けていただきたい。 5)本ソフトウエアは、日本国の著作権法により保護されており、あらゆる権利は開発者

が保有しています。本ソフトウエアは、特定健診および同決済のデータをCSVファイル

から標準様式ファイルに変換し、提出用にアーカイブする目的であれば、誰でも営利・非

営利を問わず無償で使用することができます。ただし、本システム開発者、厚労省研究班、

およびその関係者は、本システムの運用にあたって発生するいかなる損害、問題に対して

責任を一切負いません。また保守の責任を持ちません。 また本ソフトウエアは、リリース元サイトからダウンロードした組織内以外での再配布を

禁止します。 CC2Xsystem本ソフトウエア開発者・著作権者 本文書作成者・著作権者 〒113-8655 東京都文京区本郷 7-3-1 東京大学医学部附属病院企画情報運営部 大江 和彦 CC2Xsystem and the documents

Copyright©2008-2012 by Kazuhiko Ohe, Department of Planning, Information and Management, The University of Tokyo Hospital e-mail: [email protected] Web: http://tokuteikenshin.jp

Page 8: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 8

2.インストール

*動作環境

WindowsXP(32bit)、Windows7(32bit/64bit) なお、Windows64bitOSでは、32bitモードで動作する。 *Windows7/8 の場合には冒頭のリリースノート(2012.12.07)もお読みください。 本システムは、現在のところ専用のインストーラを用意していない。次の方法でインスト

ールする。 1) Microsoft .NET Framework2.0のインストール(WindowsXPの場合のみ)

WindowsXPの場合にはコントロールパネルの「プログラムの追加と削除」の一覧から、下記のように Microsoft .NET Framework2.0 および Microsoft .NET Framework2.0 日本語Language Packの2行があることを確認する。 もし存在しない場合にマイクロソフトから供給されているこの2つのソフトウエアモ

ジュールをインストールしてください。 ① .NET Framework Version 2.0 再頒布可能パッケージ (x86)

http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=0856EACB-4362-4B0D-8EDD-AAB15C5E04F5 および ② .NET Framework 2.0 Language Pack (x86) http://www.microsoft.com/Downloads/details.aspx?familyid=39C8B63B-F64B-4B68-A774-B64ED0C32AE7&displaylang=ja Windows Vistaでは最初から組み込まれている。

Page 9: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 9

2)Visual J# Version 2.0再配布可能パッケージのインストール(WindowsXP/Windows7) Microsoft Visual J# Version 2.0 Redistributable Package を以下よりダウンロードしインストールしてください。

http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=4712 これは、アーカイブ時に ZIP圧縮するときに vjslib.dll という J#言語用ライブラリを呼び出しているために必要です。 (下記はインストール後のコントロールパネルの「プログラムの追加と削除」の一覧に Microsoft Visual J#2.0再配布可能パッケージがインストールされた状況)

3)特定健診サイト(tokuteikenshin.jp)から最新版の CC2X システムをダウンロードする。 CC2Xシステムは、2012年度までの特定健診制度に対応する版と、2013年度からの特定健診制度に対応する版(CC2X2013)とで異なるパッケージなので注意すること。 ファイルは ZIP形式で圧縮されているので、適当なフォルダ内で展開してください。 CC2X フォルダごと(実際には CC2X-R2008xxxx のようにリリース日付のついた状態のままでもよい)内容も含めてすべてをそのまま適当なフォルダに中にコピーまたは移動し

てください。

Page 10: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 10

4) 以上でインストールは完了である。・

5)ファイルの構成(参考情報) ファイル構成は別表3のとおりである。

Page 11: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 11

3.動作テスト 必ず動作テストを次のようにして行ってください。 1) CC2X フォルダを下図のように開いてください。

CC2XSample001.bat をダブルクリックする。 2013年度版の場合には上記の代わりに CC2XSample001R.bat をダブルクリックしてください。

コマンドプロンプトという黒い画面が現れ、次ページのように表示されキー入力待ち

になる。<キー入力をしないでください> この画面中で下記のように3点が正常に処理されたかを確認してください。

①� あらかじめサンプルとして用意されていた健診データ10件が正常に処理されX

MLファイルに変換されたことがメッセージとして出力されていること(下図)。

②あらかじめサンプルとして用意されていた決済データ10件が正常に処理されXMLフ

ァイルに変換されたことがメッセージとして出力されていること(下図)。

③前の2つの処理結果をアーカイブして3個のアーカイブファイルが Output001に作成されたこと。

Page 12: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 12

以上3点が確認できたらサンプルプログラム1 の動作は正常です。 リターンキーをおしてください。コマンドプロンプトのウインドウが閉じます。

3)同じように、CC2XSample002.bat および CC2XSample002.bat も順にダブルクリックして実行し、その処理結果を確認してください。 CC2XSample002.bat の処理結果は CC2XSample001.bat と同じで、アーカイブがOoutput002に生成されます。 CC2XSample003.batの処理結果は、3つめのアーカイブの生成数が下図のように7個となります。

4)生成されたフォルダとファイルの確認 次の図のように、CC2X のフォルダには、Output001 Output002 Output003 の3つのフォルダが新たに作成されていることを確認してください。これらのフォル

ダ は 、 そ れ ぞ れ CC2XSample001.bat ( ま た は CC2XSample001R.bat ) CC2XSample002.bat CC2XSample003.bat の実行により作成されたものである。

Page 13: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 13

Output001 などのフォルダ内は次のようなっており、ZIP 形式のファイルが生成されている。このファイルが生成されたアーカイブファイル(提出用健診情報ファイル)

である。Output001フォルダ、Output002フォルダ、Output003フォルダにそれぞれHokensha-で始まるサブフォルダが3つできており、その下に1個以上のアーカイブファイルがあることを確認してください。(なお、たとえばフォルダ名:

9999999999_12000001_200802100_1.zip は、健診機関番号10桁_提出先機関番号_日付8桁と同一日内送信回数番号1ケタ(ここでは0)_実施区分(ここでは1).ZIP という形式となっており、提出用アーカイブ仕様書に詳細仕様が説明されている。)

Page 14: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 14

生成されている提出用アーカイブファイルを順にダブルクリックにより開いてみてく

ださい。下記のようにどのアーカイブファイルにも CLAIMSフォルダ、DATAフォルダ、XSDフォルダが生成されているはずです。

それぞれのフォルダ内XMLファイルがあることを確認してください。XMLファイ

ルはダブルクリックにより IEで内容を表示することができます。 各フォルダに生成されているはずの CLAIMフォルダ、DATAフォルダの一覧は別表4のとおりです。 以上が確認できたら、動作環境はOKと考えられます。

Page 15: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 15

4.サンプルの簡単な説明 サンプル形式1:CC2XSample001.bat CSV 変換定義ファイル(CC2X¥UserDefs¥C2XDTBL001.csv )を使用して、ひとつの CSVファイル(CC2X¥UserData¥ sample001-1.csv)を読み込んで変換出力しアーカイブする。 CSV ソースファイルは、ファイル作成機関情報、健診機関情報を除く必要なすべての情報が1つのファイルで提供される。健診項目は同じ検査項目でも手法のことなる項目は別の

列に格納される形式となっている。基準値ファイルと健診機関情報(ファイル作成機関情

報を含む)は、CC2X¥UserDefsフォルダにそれぞれ ITEMBasicInfo.csv, KikanInfo.csv で提供されたものが使用される。 サンプル形式2:CC2XSample002.bat CSV変換定義ファイル(CC2X¥ UserDefs¥C2XDTBL002.csv )を使用して、3つに分割して容易された CSVファイル(CC2X¥UserData¥sample002-1.csv, sample002-2.csv, sample002-3.csv)を読み込んで変換出力しアーカイブする。 CSV ソースファイルは、受診者情報、健診検査項目情報、判定と質問票情報の3つにわかれている。その他はサンプル1と同じである。 サンプル形式3:CC2XSample003.bat CSV変換定義ファイル(CC2X¥ UserDefs¥C2XDTBL003.csv )を使用して、4つの CSVファイル(CC2X¥UserData¥sample003-1.csv, sample003-2.csv, sample003-3.csv, sample003-4.csv )を読み込んで変換出力しアーカイブする。 CSV ソースファイルは、受診者情報、健診検査項目情報、判定と質問票情報、および健診機関マスタの4つにわかれている。 同じ検査で検査手法が異なる検査結果も同一の列に格納されており、検査手法を区別する

独自コードが別の列に格納される形式のファイルとなっている。また、基準値も健診機関

によって異なるため、各検査結果の列ごとに基準値の列があってそこに格納されている。

Page 16: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 16

5.ソフトウエア構成 本システムは、次の3つのソフトウエアからなる。 ①ソフトウエア名:健診CSV変換 HcCSV2XML.exe 健診データ CSVファイルから XMLに変換する。 ②ソフトウエア名:健診決済CSV変換 CCCSV2XML.exe 健診決済データ CSVファイルから XMLに変換する。 ③ソフトウエア名:健診アーカイバ HcARC.exe 上記2つの出力ファイルから集計情報ファイルと交換用情報ファイルを付与し、

全体をアーカイブ ZIP形式で圧縮し1ファイルにする。 これらのソフトウエアとCSVデータや定義ファイル、出力ファイル(アーカイブファイ

ル)との関係を図示すると以下のようになる。

Page 17: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 17

6.各ソフトウエアの仕様と定義ファイル 6.1 健診CSV変換 HcCSV2XML.exe 1)主な機能 1. 1受診分の健診データを1個以上のCSVファイルから読み取り標準様式XMLファイルに出力する。 2. 最大 9999 レコードまでを一括変換し、ひとつの出力専用フォルダにその数のXMLファイルとして出力する。 3. 必要な項目がどのCSVファイルのどの列に格納されているかについては、次項で説明する定義ファイルであらかじめ定義しておくことができ、変換はその定義ファイルに基づ

いて実行される。 4. あらかじめ作成しておいた検査項目基準値定義ファイルに定義されている項目の基準値を自動的に付加出力し、同時に判定結果(HまたはL)を付与する。 5. 厚労省手引き資料7に準拠した、あらかじめシステム内に定義されている情報にもとづいて、検査単位、数値結果の桁数合わせが自動的に行われる。 6. 日付型については YYYYMMDD形式のデータが用意されていなければならない。 7. BMI、メタボ判定、保健指導レベルなど計算やロジックにもとづいて算出すべき項目についても、あらかじめ CSVファイル中に格納しておかなければならない。本変換ソフトが計算して埋め込むことはしない。 8. 変換ファイルごとにエラーチェック情報がログ(変換記録情報)として別途出力される。 2)CSV変換定義ファイル 本ソフトウエアは定義ファイルを工夫して作成することによりかなり柔軟な処理ができる

ようになっているが、シンプルな例をいくつか提示するので、CSVファイル生成をこれ

に容易に合わせることができるのであれば、定義ファイル作成にあたって、この例を参考

にすることができる。 (1) 定義表とサンプル 必要な項目がどのCSVファイルのどの列に格納されているかに関する情報をひとつのC

SV形式のCSV変換定義ファイルで記述する。CSV変換定義ファイルの仕様を別表3

に示す。 サンプルは、 CC2X¥UsetDefs フォルダの C2XDTBL001.csv C2XDTBL002.csv C2XDTBL003.csvとして提供されている。 またサンプルファイル C2XDTBL002.csvの冒頭部分を以下に示す。

Page 18: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 18

C2XDTBL,FILENO,COLNO,FIRST,LAST,6,7,8,9,10,PKEY,12,13,14

# 出力フラグ,ファイル番号,列番号,未定義,未定義,未定義,未定義,未定義,未定義,未定義,JLAC,項目名

参考情報,XML検査方法コード参考情報,検査方法参考情報

# 患者情報、実施日と特定健診報告の検査項目、質問票項目と判定を3つの別のファイルに配列した定

義情報。手法の異なる検査は別の列に配置する。機関情報は初期値定義ファイルに設定。,,,,,,,,,,,,,

# 1つ目のファイル定義開始,,,,,,,,,,,,,

1,1,1,,,,,,,,KEY1,受診者ユニークキー,,

1,1,2,,,,,,,,受診者保険者番号,,,

1,1,3,,,,,,,,受診者被保険者記号,,,

1,1,4,,,,,,,,受診者被保険者番号,,,

1,1,5,,,,,,,,受診者氏名,,,

1,1,6,,,,,,,,受診者生年月日,,,

1,1,7,,,,,,,,受診者性別,,,

1,1,8,,,,,,,,受診者郵便番号,,,

1,1,9,,,,,,,,受診者住所,,,

1,1,10,,,,,,,,受診券整理番号,,,

1,1,11,,,,,,,,受診券有効期限,,,

# 2つ目のファイル定義開始,,,,,,,,,,,,,

1,2,1,,,,,,,,KEY1,受診者ユニークキー,,

1,2,2,,,,,,,,健診実施年月日,,,

1,2,3,,,,,,,,9N001000000000001,身長,,

1,2,4,,,,,,,,9N006000000000001,体重,,

1,2,5,,,,,,,,9N011000000000001,BMI,,

1,2,6,,,,,,,,9N021000000000001,内臓脂肪面積,,

1,2,7,,,,,,,,9N016160100000001,腹囲(実測),9N01610000,1:実測

1,2,8,,,,,,,,9N016160200000001,腹囲(自己判定),9N01620000,2:自己測定

1,2,9,,,,,,,,9N016160300000001,腹囲(自己申告),9N01630000,3:自己申告

1,2,10,,,,,,,,9N056000000000011,既往歴,,

続く

Page 19: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 19

(2) CSV変換定義情報の詳細 CSV変換定義ファイルは 1行目は別表1(p51)の仕様通りでなければならない。 行の先頭が#の行はコメント行で何を記述してもよい。 2行目以降で#で始まらない行が定義情報行として扱われる。 定義情報行は、次のようになっている。 「定義情報行の11列目の値で示される項目(JLAC10項目または別表2の KEYを除く項目)のデータ値が、同じ定義情報行の第2列で示されるCSVファイル番号で指定

されるCSVデータファイル中で、同じ定義情報行の第3列で示される列に格納されて

いる」という意味を表している。 各行の第1列は、その定義行が有効かどうかを示すもので、1または2以外であればその

行は無視される。 第2列で指定される「CSVファイル番号」とは、1から9までの整数で表すファイルを

指定する識別番号であり、本ソフトウエアが起動されるときのコマンドパラメータ中のf

オプション直後に記述されるファイル名で何番目のファイルであるかに対応している。C

SVファイルは -f オプションを用いて、本ソフトウエアの起動時のコマンドパラメータで、 HcCSV2XML.exe -f DataFileA.csv DataFileB.CSV ・・・ のように与えられる仕様となっている(後述)。 この-f オプションの直後に並ぶ順序と、この「CSVファイル番号」とが対応しており、上記の例では「CSVファイル番号」=1のファイルは実際のファイルとしては

DataFileA.csv、「CSVファイル番号」=2のファイルは実際のファイルとしてはDataFileB.csv と対応する。 たとえば、 1,1,13,,,,,,,,9N001000000000001,身長,, という定義情報行の場合は、 第1列の 1 はこの定義行が有効な行であることを示す。 第2列の 1 はCSVファイル番号であり、ここでは1であるから、本ソフトウエアが起動されるときのコマンドパラメータ中の-fオプションの直後に並ぶ順序で第1番目のCSVデータファイルを指している。 第3列の 13 と第11列により、上記のCSVデータファイル中の第13列目のデータは、項目コード 9N001000000000001のデータであることを示している。 第12列は空でもよいのだが、この項目が「身長」項目であることがわかるように記載し

ており、あるほうがわかりやすい。

Page 20: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 20

(3) 複数のCSVファイル定義 健診情報ファイルを作成するのに必要なすべての項目データがひとつのCSVファイルの

1レコードに格納できているようなCSVファイルを準備できる場合には、第2列には「C

SVファイル番号」として1だけを設定すればよく、第3列に、そのCSVファイルでの

出現カラム番号(列番号)を設定すればよい。これがもっとも単純なケースである。 CSV変換定義ファイルのサンプル C2XDTBL001.csv はその例である。 なお、1個のCSVファイルだけで全データを定義する場合にも、重複値をとらない列が

1つは必ず必要であり、必ず以下で説明する KEY1 項目の定義をする必要がある(サンプル C2XDTBL001.csvを参照のこと)。 次に、受診者や健診機関に関するデータが格納されているCSVファイルAと、健診結果

や問診結果が格納されているCSVファイルB、Cの3つに分かれているケースを考えよ

う。この場合には、「CSVファイル番号」は1、2、3が必要で、仮に1をCSVファイ

ルA、2をCSVファイルB、3をCSVファイルCに対応させるものとする。

このような定義をする場合には、図のように各ファイル同士の同一受信者レコードを対応

づけるためのキー項目をひとつ選び、そればどの列にあるかを下記のように KEY1 という特別の項目コードを使用して定義する。 同じキー項目コードを定義された列どうしを手掛かりに各ファイルが連結される。おなじ

ファイル中に同じキー項目コードを2度以上定義してはならない。 サンプルとして提供されている CC2X¥UserDefs¥C2XDTBL002.csvはこの例である。

Page 21: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 21

# 1つ目のファイル定義開始,,,,,,,,,,,,,

1,1,1,,,,,,,,KEY1,受診者ユニークキー,,

:: # 2つ目のファイル定義開始,,,,,,,,,,,,,

1,2,1,,,,,,,,KEY1,受診者ユニークキー,,

:: # 3つ目のファイル定義開始,,,,,,,,,,,,,

1,3,1,,,,,,,,KEY1,受診者ユニークキー,,

::

この例では各ファイルの KEY1 で定義される列の値は同じ値のレコード同士が連結される。 各ファイル中で、KEY1 で定義される列はユニーク(同じ値のレコードが同じファイル内で重複して出現してはならない)でなければならない。 個人の受診データを連結するのであれば、通常はこのキー列には、患者番号や受診受付番

号などの列がこれに使用される。 なお、上記サンプルで KEY1 の次の列に記載されている「受診者キー」という文字列は、単なる記

述者の備忘コメントとしての意味しかなくシステムには影響を与えない。

(4) マスターテーブルとの連結方法

健診機関の情報や保険者の情報は、個々の受診者ごとに格納するのではなく、健診機関番

号や保険者番号だけを格納しておき、別の健診機関テーブル、保険者情報テーブルをマス

ターテーブルとして参照できると効率がよい。 このような連結は上図のように1つのファイルにふたつ以上のキーを定義して別のファイ

Page 22: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 22

ルのキーと関係づける定義をすることで実現できる。この場合、KEY1 以外の KEY2 からKEY9のいずれかのキー項目コードを使用して以下のように行う。 サンプルとして提供されている CC2X¥UserDefs¥C2XDTBL003.csvはこの例である。

# 1つ目のファイル定義開始,,,,,,,,,,,,,

1,1,1,,,,,,,,KEY1,受診者ユニークキー,,

:: 1,1,4,,,,,,,,KEY2,健診機関キー ,,

:: # 2つ目のファイル定義開始,,,,,,,,,,,,,

1,2,1,,,,,,,,KEY1,受診者ユニークキー,,

:: # 3つ目のファイル定義開始,,,,,,,,,,,,,

1,3,1,,,,,,,,KEY1,受診者ユニークキー,,

:: # 4つ目のファイル定義開始,,,,,,,,,,,,,

1,4,1,,,,,,,,KEY2,健診機関キー,,

1,4,1,,,,,,,,健診機関番号,,

1,4,2,,,,,,,,健診機関名称,,

::

4番目のファイル定義にあるように、同じ列に KEY2 項目の定義と、健診機関番号であることを重複して定義してもよい。このように同一の列に複数の定義をすることが可能であ

る。 (5)複数のキー項目が定義時の留意点 上記のようにひとつのファイルに複数のキー項目が定義されている場合(ファイル1に

KEY1 とKEY2が定義されている)には、KEY番号が一番小さい列(ファイル1ではKEY1)は各行に重複値が許されないユニークキーであることが必要であるが、それ以外の列(こ

こでは KEY2)は値の重複があってもよい。 上記の例では、ファイル1においては KEY1 列はユニーク列である必要があり、KEY2 列はユニークでなくてよい。ファイル2においては、(KEY2が最も小さい KEYなので)KEY2列はユニークでなければならない。このケースではファイル2には KEY1 を定義することはできない。 (6) 変換出力の基準となるファイルの指定 複数ファイルを連結して変換元ファイルとする場合に、問題となるのは、各ファイルのレ

Page 23: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 23

コード数が異なる場合に、どのファイルのレコード数に合わせて変換すればよいかを決め

なれけばならないことである。 本システムでは、ファイル番号1で指定されるファイルの全レコードを基準にして他

のファイルを連結して出力する。 したがって、変換対象となるレコード数は、ファイル番号1で指定されるファイルのレコ

ード数となる。 もし、他のファイルのレコード数が多ければそれらは無視され、少ない場合には、空の値

が連結されるため項目の値のないというエラーが多発することになるであろう。 どのファイルを1番目のファイルをするかは、このルールにより決定する必要がある。 (7) 同じ検査項目で手法がことなる項目を同一列に格納したCSVデータの定義方法 たとえば中性脂肪の検査結果がファイル1の第5列に格納されており、検査方法コードが

ファイル1の第5列に「1:可視吸光光度法(酵素比色法・グリセロール消去)、2:紫外吸光光度法(酵素比色法・グリセロール消去)、3:その他」のいずれかのコードで格納されているとする。 この場合の定義は、次のように行う。

1,2,19,,,,,,,,3F0150000023ZZZ01,,,, 1,2,20,,,,,,,,3F0150000023ZZZ01_METHOD,,,, 1,2,21,,,,,,,,3F0150000023ZZZ01_LOW,,,, 1,2,22,,,,,,,,3F0150000023ZZZ01_HIGH,,,,

まず、手法によらない結果を格納する項目の定義を行う場合には、その検査の JLAC10 コードのうち厚労省付属資料7で一番上に掲載されている JLAC10 コードをひとつとり、その手法コード3桁部分(13文字目からの 3文字)を ZZZに変更して記述する。これがシステムに対してこの項目が手法によらない結果を格納する列であること指示する役割を果た

す。 その検査の手法コードを格納する列の定義には、その ZZZ に変更したコードの末尾に_METHODというコードを付加した項目コードを用いて定義を行う。 ZZZ コードで定義された場合には、実際の手法コードを確定するために対応する_METHOD定義が必ず出現しなければならない。 また_METHODコードで定義された列に格納される検査手法コード(1,2,3など)と実際のJLAC10 コードとの対応表を準備する必要がある。リリースされているフォルダには、CC2X¥UserDefs¥ METHODCVTBL.csv で付属資料7に準拠した検査手法コード変換対応表が用意されているので、これと同じ手法コードを使って元データを作成するのであれ

ば、このまま使うこともできる。独自の手法コードをCSVファイルで使用するのであれ

ば、独自に METHODCVTBL.csvを作成する必要があり、その作成のための仕様は別途記

Page 24: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 24

述する。 (8) レコードごとに異なる基準値を記述したCSVファイルの定義方法 レコードごとに異なる基準値(上限値、下限値)を記述したCSVファイルを定義する場

合には、 1,2,19,,,,,,,,3F015000002327101,,,, 1,2,22,,,,,,,,3F015000002327101_LOW,,,, 1,2,23,,,,,,,,3F015000002327101_HIGH,,,,

のように、検査結果の列定義に使用したJLAC10コードの末尾 _HIGH および _LOWを付加した項目コードを用いて列定義を行う。必ず上限列と下限列の両方を定義する必要

がある。 検査結果の列定義に使用したJLAC10コードは、前述(7)で記載した ZZZ を含むコードでもよい。 (9) 検査項目の未実施を明示的に別の項目で設定したCSVファイルの定義方法 ある検査項目のデータが存在しない場合に、その検査を実施していないことを別の項目で

明示的に示した仕様の CSVファイルである場合には、その情報を活用できるような定義を次の用法で行うことができる。

1,2,19,,,,,,,,3F015000002327101,,,, 1,2,22,,,,,,,,3F015000002327101_NONEXEC,,,,

のように、検査結果の列定義に使用したJLAC10コードの末に _NONEXECを付加した項目コードを用いて列定義を行う。 検査結果の列定義に使用したJLAC10コードは、前述(7)で記載した ZZZ を含むコードでもよい。 上の例では、第 19列に項目 3F015000002327101の結果データが格納されるが、その内容にかわらず、第 22列に、この項目 3F015000002327101が未実施の場合には、半角 0の 1文字以外の文字列を格納することにより未実施を明示的に設定することができる。 これにより、項目 3F015000002327101のデータに"未実施"という 3文字を設定するのと全く同じ結果が標準様式ファイルに出力される。 2) 入力用のCSV形式ファイル (1) 分割ファイル数と読み飛ばし行 入力用のCSV形式ファイルは、定義ファイルに定義された数だけ、その仕様で準備さ

れる必要がある。最大9個までの分割ファイルを扱うことができる。 CSV形式の行の先頭1文字が半角#である行は自動的に読み飛ばされる。

Page 25: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 25

また、コマンド起動時のパラメータで、各ファイルごとに読み飛ばしたい先頭行数を個

別に指定することができる。 (2) 値の記述形式 本システムでは、数値データについては、厚労省手引書付属資料7に定める桁数に(末尾

を四捨五入の上で)揃えて出力される。丸めにより末尾の余分な情報が削除されても特に

警告は出されない。 日付データは必ず YYYYMMDDの8文字形式でなければならず、自動的なフォーマット変換は行われない。 (3) 値のないデータの形式、未実施、または測定不能 検査が実施されなかった場合、報告が不要である場合は、空文字列としておく。CSV ファイル中ではカンマの連続により空文字列として扱われる。 明示的に未実施、または測定不能として変換したい場合には、それぞれ”未実施”という漢字3文字、または”測定不能”という漢字4文字を検査結果として格納しておけば、それに対応した特別な変換処理が自動的に実施される。 検査が未実施であることを示す別の項目があってその情報を利用したい場合の定義方法に

ついては、6-2)(9)を参照のこと。 4)出力ファイル 本変換ソフトウエアは、コマンドパラメータで指定した出力用ディレクトリの配下に HL7 フォルダが(なければ)作成され、そこに変換結果ファイルがXML形式で出力される。 ファイル名は本ソフトウエア独自の形式であり、決済データ変換およびアーカイバにより

ファイル名をもとに関連づけられるので、出力されたファイル名を勝手に変更してはなら

ない。 HL7 フォルダには最終的にファイルが残るが、必要なアーカイブ処理が終了すれば不要なとなるので削除してよい。 参考までにファイル名は次のような形式である。 h1010101234 20080210 01_1001_12000001.xml H + 健診機関番号 10桁 + 処理日付 YYYYMMDD + 0 + 実施区分1桁 + “_” + ファイル番号1の KEY1 フィールドの値 + “_” + 保険者番号8桁 + “.xml” ファイル名中にファイル番号1の KEY1 フィールドの値が埋め込まれているので、出力結果の確認を行うときにこれを参考にしてファイルを見つけることができる。 5)エラーログファイル 処理中の種々のエラーや警告レポートはログファイルとして出力フォルダ中に以下のよう

に出力される。

Page 26: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 26

(1) 処理全体を通したエラーサマリー 出力用ディレクトリの直下(サンプルでは Output001などの直下)に HC_PLog__20080210160710_9.txt のような名前で格納される。 ファイル名の規則は “HC_Pog__” + 処理日付 YYYYMMDD + 処理時刻 HHMMDD + “_” + 処理時刻 0.1秒の桁1文字 + “.txt”

である。以下は出力例である。 1001,変換成功,ERROR数=0 1002,変換成功,ERROR数=0 1003,変換成功,ERROR数=0 1004,セクションに必須の項目にデータが存在しないものがあった,件数=1 1004,CDAデータの作成処理でエラーが発生したが保存した,ERROR数=1 1005,変換成功,ERROR数=0 1006,変換成功,ERROR数=0

1列目:ファイル1の KEY1列の値 2列名以降:レポート内容 カンマ区切りなので、エクセルなどで開くと見やすい表になる。

(2) 処理レコーごとの詳細ログファイル 出力用ディレクトリの下に Log フォルダが(なければ)作成され、そこにHC_EWLog__20080210160710_9.txt のような名前で作成され、ここに1回の処理の全レコード分のレポートが出力される。ファイル名は先頭が” HC_EWLog__”で、そのあとは、(1)のエラーサマリーと同じであり、対応をつけることができる。 R,1004,000004,----- 必須項目チェックレポート----01010:特定健診検査・問診セクション R,1004,,直前項目の値と整合性がない 9N061160800000049 自覚症状所見 R,1004,,直前項目の値と整合性がない 9N701167000000049 服薬 1(血圧)(薬剤名) R,1004,,直前項目の値と整合性がない 9N701167100000049 服薬 1(血圧)(実施理由) R,1004,,直前項目の値と整合性がない 9N711167000000049 服薬 3(脂質)(薬剤名) R,1004,,直前項目の値と整合性がない 9N711167100000049 服薬 3(脂質)(実施理由) E,1004,,必須項目欠落 空腹時血糖または Hb1Ac R,1004,,----- 必須項目チェック終了---- R,1005,000005,----- 必須項目チェックレポート----01010:特定健診検査・問診セクショ 第1列は R: レポート W:警告 E:エラー 第2列は ファイル1の KEY1列の値

Page 27: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 27

第3列は 特定の識別情報で、ない場合もある。 第4列以降は、エラーやレポートの内容

カンマ区切りなので、エクセルなどで開くと見やすい表になる。 6)処理中に生成される作業用ファイル 出力用ディレクトリの直下(サンプルでは Output001 などの直下)に “workingFolder”という作業用フォルダが生成され、そこに mdb という拡張子を持つファイルが生成される。これは1個の CSV ファイルを1個のテーブルとしてデータをすべてロードされた MicrosoftAccess の mdb 形式のデータベースファイルになっており、変換処理は、この mdbファイルを経由して変換されている。 CSV ファイルの内容を確認したり、チェックするために便利なので変換処理のバグチェックのために残してあるが、処理のたびにひとつ増えるので、当面はときどき削除し

ていただきたい。個人情報のコピーとなるので管理には十分注意すること。 最終リリースでは自動削除される予定である。

7)起動時オプション HcCSV2XML.exe のコマンドにつづいて以下のオプションで処理に必要なパラメータを与える。まず使用例をしめす。

HcCSV2XML.exe

-s 1 -s 8 -u c:\work\CC2X\UserData -d c:\work\CC2X\UserDefs

-c C2XDTBL001.csv -e c:\work\CC2X\SystemFiles -f sample001-1.csv

-o c:\work\CC2X\output

(途中に改行をいれない1行コマンド)

ディレクトリパスを指定することができるオプションでは、ネットワーク上の資源を UNC

記述(\\IP アドレス\ディレクトリパス または ネットワークドライブ:¥ディレクトリ

パス)で記述してもよい。ただし、本コマンドを実行しているログインユーザとそのユー

ザのデフォルトのパスワードによりネットワーク共有資源に接続する。別のユーザーや別

のパスワードで接続することはできない。

-a パラメータなし

通常は消去される作業ディレクトリ(Working)とその中の作業用 MDB ファイルを

削除しない。

Page 28: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 28

-b 必須項目欠落時のログ出力方法

- b 1 指定セクションに必須の項目が欠落している場合、明示的に「未実施」または「測

定不能」が設定されていてもいなくても、ログにエラーを出力する。 -b オプションがない場合このモードとなる(これまでどおりの動作と同じ)。 - b 2

指定セクションに必須の項目が欠落していても、明示的に「未実施」または「測定

不能」が設定されていれば、ログにエラーを出力せず警告を出力する。そうでない

場合にはログにエラーを出力する。 - b 3

指定セクションに必須の項目が欠落していても、明示的に「未実施」または「測定

不能」が設定されていれば、ログにエラーや警告を出力しない。そうでない場合に

はログにエラーを出力する。

-c 変換定義テーブル CSV ファイル名

必須

変換定義ファイル名を指定する。

-d ユーザ定義テーブルディレクトリ

必須

ユーザ定義ファイルのあるディレクトリパス名。

このディレクトリには、変換定義ファイル、基準値ファイル(ITEMBasicInfo.csv

必須)、健診機関・ファイル作成機関情報ファイル(KikanInfo.csv 任意)、

METHODCVTBL.csv(任意) を置く。

-e システム定義ディレクトリ");

必須

システム定義ファイルのあるディレクトリパス名。

リリース時のままであれば、CC2X フォルダの直下の SystemFiles フォルダを指定

するため、 “<CC2Xディレクトリ>\\SystemFiles” を指定する。

-f CSV ファイル名リスト(1個以上必須)

変換元のCSVファル名を1個以上列挙する。

例:-f sample001-1.csv sample002-2.csv sample002-3.csv

Page 29: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 29

ディレクトリパスは、-u で指定すること。

-k (未実装)出力時の仕分け件数を指定

指定した件数ごとに結果ファイルを別フォルダに分けて生成する。

未実装。

-h パラメータなし

これだけ単独で指定された場合に引数の説明を表示。コマンドのバージョンも表示する。

-m モード(未対応)

1:コンソールから起動(省略時1)

2:Windows アプリケーションからプログラムにより呼び出される。

エラーメッセージなどの出力方法をシステムが変更するためのパラメータ。

効果はない。

-o 既存出力ディレクトリ

必須

変換結果やアーカイブ、ログファイルを出力するディレクトリパス名。

存在していない場合にはエラーとなる。

存在している場合には、内容は消されず、ファイルが追加される。

出力ディレクトリに下に必要なフォルダが、なければ自動生成される。

-O 出力ディレクトリ自動作成(あれば削除して作成)

-o オプションと同じであるが、そのディレクトリがなければ自動的に作成する。

すでにディレクトリがある場合には、内容とともに消去してから新規に作成する。

既存の内容が消去されるので注意すること。

-p プログラム種別コード

主としてどの健診制度により実施したかを格納するひとつだけ指定。

CSVファイル中で指定可能で、その場合にはそれに置き換わる。

010:特定健診単独実施(省略時)

020:広域連合の保健事業

030:事業者健診(労働安全衛生法に基づく健診)

040:学校健診(学校保健法に基づく職員健診)

050:生活機能評価

060:がん検診

Page 30: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 30

090:肝炎検診

990:上記いずれでもない健診(検診)

-r 報告区分1桁(省略時1=特定健診) 出力されるXMLファイルの報告区分を指定

他の健診部の報告ファイルを作成する場合には -r 4 を指定する。生成されるフ

ァイル名とXMLファイル内の実施区分の両方に反映する。

CSVファイル中では指定できない。

-s 出力するセクションコード(繰り返し可)

必須

CSVファイル中では指定できない。

1 2 3 4 5 6 7 8 のいずれかから 1つ以上 –s をつけて繰り返す。

1 "特定健診検査・問診セクション"

2 "広域連合保健事業セクション" *使用しない

3 "労働安全衛生法健診セクション"

4 "学校保健法健診セクション"

5 "生活機能評価セクション" *使用しない

6 "がん検診セクション"

7 "肝炎検診セクション"

8 "追加項目セクション"

このオプションで指定したセクションだけが、データがあれば出力される。データがない

セクションは出力されない。またこのオプションで指定しないセクションはデータがあっ

ても出力されない。

特定健診では、原則として –s 1 –s 8 と設定することが必要になる。

特定健診と生活機能評価の同時実施の場合にも –s 1 –s 8 と設定すること。

-S セクションコード(ひとつ) 省略可

2 3 4 5 6 7 または 9 のいずれかから 1つだけ指定する。

各数字は、-s オプションで指定するものと同じである。

英小文字-s オプションで出力セクションを指定することができるが、広域保険連合による健診事業や生活機能評価を実施して、その結果を特定健診報告として-s 1 を使用して特定セクションに出力すると、本システムは必須項目チェックの際に特定健診制度としてチェ

ックを行うため、特定健診では必須であっても広域保険連合健診や生活機能評価では必須

ではない項目(たとえば腹囲)が欠損項目エラーとしてログに出力される。このエラーを

出力させないため、必須項目チェックを特定健診として行うのではなく英大文字-Sオプシ

Page 31: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 31

ョンで強制的に変更指定できる。 例: -s 1 -s 8 -S 2 → 特定健診としてファイル生成するが、必須項目チェックは広域連合の健診の条件で行う。 なお、本オプションで 9を指定すると、必須項目チェックを行わない。

-t ファイル(文書)作成日 YYYYMMDD 省略時はコマンド実行日 生成される XMLファイル中の「ファイル(文書)作成日」を強制的に指定する。 -T 文書発行日(西暦) YYYYMMDD 省略時はコマンド実行日 生成される XMLファイル中の「文書発行日(西暦)」を強制的に指定する。 -u データディレクトリ

必須

CSVデータファイルのあるディレクトリパス名。

-v ファイル出力モード

1;エラーのあるファイルも常に出力(省略時)

2:エラーのないときだけ出力

3:レポートのみ作成

CSVファイル中では指定できない。

8) 健診機関固有の基準値データの設定

健診機関固有の基準値データを必ず作成する必要がある。既存の提供されたものをその

まま使用しないこと。

CC2X\UserDefs\ ITEMBasicInfo-Release.csv を ITEMBasicInfo.csv という名前のファイ

ルにコピーし、5行目以降に

男基準値下限、男基準値上限、女基準値下限、女基準値上限を各項目について、健診機関

での値を設定してください。

また男基準値下限、男基準値上限、女基準値下限、女基準値上限以外の列のデータを変更

しないこと。

なお、性別に依存しない基準値は、男と女にそれぞれ同じ下限値、上限値を設定すること。

4行目の健診機関番号については後述の説明に従って必要なら変更すること。

入力範囲下限、入力範囲上限は、厚労省確定版資料別紙8に記載されているものが

設定されているので、そのまま変更しないこと。2012 年度までは入力範囲下限以下

Page 32: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 32

の結果値はその結果値が出力されず、代わりに結果値そのものが L として出力され

ます。同様に入力範囲上限以上の結果値はその結果値が出力されず、代わりに結果

値そのものが H として出力される。

2013 年度版では、入力範囲下限以下の結果値はその結果値が出力され、さらに結果

値そのものが L としても出力されます。同様に入力範囲上限以上の結果値はその結

果値が出力され、さらに結果値そのものが H としても出力される。

ファイル名は、” ITEMBasicInfo.csv” で変更できない。

レコードごとに検査基準値が格納されたCSVファイルが定義され変換元になる場合(6-

2)(8)に記載の方法による場合)には、このファイルで設定した基準値は無視され、CS

Vファイル中の基準値が使用される。

基準値は、XMLファイルの各項目に付与されて出力されるとともに、自動的に基準値判

定がなされHまたはLが判定値として付与される。

基準値が設定されていない項目については、基準値とそれにもとづく判定が付与されない

だけでエラーになるわけではない。

健診機関がレコードごとに異なる場合には、レコードごとに対応する健診機関基準値で判

定する必要があるため、この基準値ファイルによるのではなく、CSVファイル中で基準

値を指定することが必要になる(定義方法は前述)。また次に説明する方法で健診機関ごと

の基準値を設定することもできる。

9)健診機関ごとに異なる基準値を設定する方法

上記8)で説明したように ITEMBasicInfo.csv により基準値を設定する場合に、次の方法

でそれを適用する健診機関番号を指定できます。

1 列目に 17 桁の健診機関番号(10 桁の健診機関番号の前に半角 X(英大文字のエックス)

を 7 文字つけて 17 桁にした番号)を設定し、その行の次の行から各項目についての基準値

等情報を設定した行を必要なだけ配置してください。

例:ITEMBasicInfo.csv での複数健診機関基準値の設定例

Page 33: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 33

このようにブロックを繰り返すことにより、健診機関ごとの基準値を設定します。

なお 1 列目の 1 文字目が半角#の行を作成することにより、その行をコメント行として自由

に使用できます。

システムは変換しようとしているレコードの健診機関番号と一致する基準値ブロックがあ

ればそのブロックに記述されている項目の基準値および入力範囲を使用します。もし該当

する項目がその健診機関ブロックにない場合には、17 桁すべてが X である健診機関ブロッ

クを探し、そこに該当する項目の基準値・入力範囲情報があればそれを使用します。

つまり、17 桁化した健診機関番号として "XXXXXXXXXXXXXXXXX" (17 文字の半角エックス)

を使用したブロックを設定しておくことにより、この健診機関番号の配下に設定されてい

る基準値情報をデフォルト設定とすることができ、ある健診機関でその項目の基準値がみ

つからない場合にデフォルト設定のその項目の基準値が使われます。

上の例の場合、東京健診センター(機関番号 1010101234)の健診結果の基準値として総ビ

リルビンの基準値が定義されていないため、もし東京健診センターの健診で総ビリルビン

の検査結果が出力される場合には、共通健診センタ(オール X)に定義されている総ビリル

ビンの基準値情報が適用されることになります。

10)検査手法のローカルコードとJLAC10 コードへの変換表の作成方法

CC2X\UserDefs\ METHODCVTBL-Release-MHLWType.csv または METHODCVTBL-Release-ALLType.csv を参考にしてコピーして修正するか新たに作

成してください。

ファイル名は” METHODCVTBL.csv” で固定です。変更は できません。

1~3行名:変更しないこと。

Page 34: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 34

4行目以降:以下の仕様とする。

1列目: CSV変換定義ファイルで使用した項目コード(17ケタ)

13文字目からの3文字は、ZZZ でなければならない。

または17文字の Z だけからなる文字列(後述)

2列目: CSVデータファイルに出現する実際の検査手法ローカルコード

3列目: 2列目のローカルコードが1列目の検査項目で使用された場合に、XMLファ

イルに出力すべき変換後の JLAC1017ケタの末尾2桁を削除した部分コード15桁以内の

文字列。コード変換処理は、1列目の末尾2桁を除いた15桁の末尾から3列目の文字列

の長さ分だけを置きかえ、それに1列目の末尾2桁を付加した17桁となる。

たとえば1列目が 9N0161601000ZZZ01 で、3列目が 271 (3文字)であれば、

9N016160100027101 となる。3列目が仮に15桁あれば、1列目の最初の15文字が完全

に置き換わることになる。

補足説明:

仮に1列目が 9N0161601000ZZZ01 とすると

1列目17桁の末尾2桁を除いた部分15桁=が 9N0161601000ZZZ です。

この15桁の末尾から、3桁目が3文字 271 であれば、3文字つまり ZZZ をのぞいた部分、

すなわち最初の12桁(9N0161601000Z)に 271 をつけて15桁に戻し、それに当初の17

桁コードの末尾2桁を付け戻して、17桁とします。

結局 9N016160100027101 となります。

もし 9N0161601000ZZZ の末尾3文字だけでなく、たとえば6文字をごっそり別の文字列6

文字に置き換えてしまいたい場合には、

3列目にはその置き換いたい6文字を設定します。

例として 9N0161601000ZZZ の末尾5桁 00ZZZ の部分を 12271 に置き換えたいとすると、3

列目は 122271 を設定することになります。

こうすると、

9N0161601000ZZZ01 は、 が 9N016160101227101 に変換されます。

1列目が Z だけ17文字スタイル(ZZZZZZZZZZZZZZZZZ)である行が定義されている場合には、

ローカルコードが使われたらまずその行(ZZZ・・・の行)のなかからローカルコード(

2 列目)が一致する行が見つけられ、(オールZコードである1列目に対してではなく)C

SV変換定義ファイルで使用した項目コードに対して、その先頭から15桁目から左の部

分をその第3列目の文字列と置換する。この特殊な変換機能は、ローカルコードが特定の

検査項目に依存せずに使用されている場合に備えて用意されている。サンプルとして参考

までに METHODCVTBL-Release-ALLType.csv をご覧ください。

たとえば、

CSV 定義ファイル中に 3F0150000023ZZZ01_METHOD を定義していたとすると、そのフィー

ルドの CSV ファイルでの値が仮に"12" だとする。METHODCVTBL-Release-ALLType.csv で、

Page 35: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 35

「ZZZZZZZZZZZZZZZZZ,12,22271」という行があるので、この行の2列目 12 とローカルコー

ドが一致しこの行が使用される。3列目が[22271]であるので、[3F0150000023ZZZ01]の1

5桁目から左方向に5文字分を[22271]に置換し、結果として XML ファイルには項目コード

[3F015000002227101]が出力されることになる。

11)健診機関情報とファイル機関情報

ファイル作成にあたって、健診機関番号をCSVファイルの個々のレコードの特定の列に

データとして格納する場合(複数の健診機関のデータレコードが混在しているケース)と、

ただひとつの健診機関分を生成することが目的でCSVファイル中には健診機関に関する

情報がないケースがある。

前者のケースは、サンプル形式3で示しておりすでに定義方法について説明した。

後者のケースは、サンプル形式1、2で使われており、CSVファイル中に健診機関番号

や健診機関に関するデータがない。このように健診機関に関する情報がCSVファイル中

になく、ただひとつの健診機関情報をすべての出力ファイルに埋め込んでよい場合には、

健診機関に関する情報を設定用ファイル CC2X\UserDefs\ KikanInfo.csv に設定しておく

必要がある。ファイル名は固定であり変更できない。

#で開始しない行に下表のようにファイル作成機関情報と健診機関情報を設定する。

第1列のラベルは絶対に書き換えてはいけない。

第1列 第2列 備考

ファイル作成機関番号 9999999999 半角数字10桁固定

ファイル作成機関名称 ファイル作成代行機関名称 全角文字列(半角禁止)

ファイル作成機関郵便番号 000-0000 NNN-NNNN 形式半角文字8桁

ファイル作成機関住所 ファイル作成代行機関住所 全角文字列(半角禁止)

ファイル作成機関電話番号 999999999 半角数字だけからなる数字列

健診機関番号 9999999999 半角数字10桁固定

健診機関名称 健診機関名称 全角文字列(半角禁止)

健診機関郵便番号 000-0000 NNN-NNNN 形式半角文字8桁

健診機関所在地 健診機関所在地 全角文字列(半角禁止)

健診機関電話番号 999999999 半角数字だけからなる数字列

ここで設定したデータは次のように処理される。

a) 健診機関情報については、定義情報で設定され、CSVファイル中で健診機関情報が出

現する場合には、そちらが優先され出力される。

Page 36: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 36

b) 健診機関情報については、上記でない場合には、ここで設定したデータが出力される。

c) ファイル作成機関情報は、この設定ファイルでファイル作成機関番号のデータが空文字

列であれば、そのふ出力ファイルごとに健診機関情報と同一の内容がファイル作成機関

情報として出力される。

d) この設定ファイルでファイル作成機関番号のデータが設定されていれば、a)b)にかかわ

らず、ファイル作成機関に関する情報として、この設定ファイルでの情報が常に出力さ

れる。

さまざまな健診機関の健診データを、ファイル作成を代行するなどの理由により、特定の

1つのファイル作成機関情報をすべての出力ファイルに埋め込みたい場合には、この設定

ファイルにファイル作成機関情報を設定すればよい。

12)付属資料7に定義されない健診項目の変換方法

手順:

・追加項目の基本情報「拡張項目情報ファイル」の作成および登録

・追加項目の基準値情報の作成

・変換定義ファイルで追加項目の使用を定義追加

を行う。以下に順に説明する。

(1) 追加項目の基本情報の作成

付属資料7に定義されていない健診項目を変換したい場合には、まず使用したい健診項目

のコードとコードの OID(コード体系識別コード)、単位、データ型(数値型かコード型か

など)、小数以下の桁数情報を含む桁数などの基本的な項目情報を作成する。

作成は、SystemFiles ディレクトリにサンプルとして用意されている拡張項目情報ファイル

XMLhc08ext.csv に追加または修正する方法により行う。

2008.05.05 リリース版より、XMLhc08ext.csv には必要と考えられるほとんどの健診

項目を収載したので、このなかに使用したい項目があればそれをそのまま使用する

ことができる。

拡張項目情報ファイル XMLhc08ext.csv の各列の仕様は別表5のとおりである

(2008.05.05 リリース版より同梱している XMLhc08ext.csv には別表5で空欄でなけ

ればならないとしているいくつかの項目に値を設定してあるがこれはこのまま使用

すること)。ま本ファイルは CSV ファイルなので、各列の文字列にカンマがはいらないよう

に注意すること。

また各行の列の数はこの表にある列数に一致しなければならないので、必要な数の列区切

Page 37: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 37

り用のカンマが存在するようにすること。

別表5のなかに記載のある「結果コード OID」は別表6、「XML 単位コード」は別表7の UCUM

コード、「検査方法コード OID」は別表8、必ず参照し、その記述に従うこと。また「項目

コード」と「項目コード OID」は末尾にも添付されている「厚労省手引書附属資料7に収載

されていない検査項目コードの取扱い指針」に準拠して決定すること。

なお拡張項目情報ファイル XMLhc08ext.csv を各自で作成・追加し実運用で使用を

開始した(する)場合には、拡張項目情報ファイル XMLhc08ext.csv を、特定健

診電子的管理 WG のサイト管理者 [email protected] あてに健診

機関コードを付して送付することを強く推奨する。これは、拡張使用した項目の情

報の動向を把握し、必要な項目コードの標準化、同一項目のローカルコード同士の

対応表を将来的に作成するための基礎資料とするためなので、ご協力いただきたい。

(2) 追加項目の基準値情報の作成

前項により追加した項目を変換定義ファイルで使用する場合には、数値結果を扱う各項目

の基準値の関する情報を設定する必要がある。これは必須ではないが設定しておかないと

標準仕様出力ファイルに基準値範囲とそれにもとづく判定(H または L)出力されない(出

力自体は必須ではない)。

作成は、8) 健診機関固有の基準値データの設定 とまったく同じで、当該ファイルに

追加する形で行う。コードは 17 桁の JLAC コードまたは 17 桁以内のローカルコードで、拡

張項目情報ファイル XMLhc08ext.csv に記述した項目コードと同じコードを使用する。

(3) 変換定義ファイルで追加項目の使用を定義追加

以上の準備ができたら、付属資料7収載の厚労省項目と同じ方法で、CSV 変換定義ファイル

に追加項目を使用することができる。項目コードは 17 桁の JLAC コードまたは 17 桁以内の

ローカルコードで、拡張項目情報ファイル XMLhc08ext.csv に記述した項目コードと

同じコードを使用する。

Page 38: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 38

6.2 健診決済CSV変換 CCCSV2XML.exe

1)機能の概略 健診決済データ CSVファイルから XMLに変換する。 2)CSVファイルの変換定義情報ファイル CSVファイルの変換定義情報ファイルの作成方法は、健診データ用と同じ手法であるが、

追加健診項目の情報(単価とコード)が任意個の繰り返しとなる関係で、追加健診項目の

情報については特殊な方法で定義し、自由度はない。 原則として、サンプルでも使用している サンプルでは、次表の2つのファイルおよび受診者情報のファイルの3つから構成してい

る。

変換定義ファイル(サンプル CC2XDTBL001.csv)の構成

CSV ファイル 1 と2の定義は健診と同様に自由度があり、健診機関番号を追加して KEY2 により健診機関

マスターを連結するなど可能である。

CSV ファイル 3 の定義は変更せずにこのまま使用すること。ただし、追加健診単価と追加健診コードを

必要に応じて増やすことは差し支えない。

CSVファイル1

KEY1

受診者保険者番号

受診者被保険者記号

受診者被保険者番号

受診者氏名

受診者生年月日

受診者性別

受診者郵便番号

受診者住所

受診券整理番号

受診券有効期限

CSVファイル2

KEY1

窓口負担区分基本的な健診

窓口負担額基本的な健診

窓口負担率基本的な健診

窓口負担区分詳細な健診

窓口負担額詳細な健診

窓口負担率詳細な健診

窓口負担区分追加健診

窓口負担額追加健診

窓口負担率追加健診

窓口負担区分人間ドック

窓口負担額人間ドック

窓口負担率人間ドック

窓口負担上限額人間ドック

請求区分

委託料単価区分

基本的な健診単価

CSVファイル3

KEY1

追加健診単価

追加健診コード

追加健診単価

追加健診コード

追加健診単価

追加健診コード

追加健診単価

追加健診コード

追加健診単価

追加健診コード

Page 39: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 39

詳細な健診単価_1

詳細健診コード_1

詳細な健診単価_2

詳細健診コード_2

詳細な健診単価_3

詳細健診コード_3

窓口負担金額基本的な健診

窓口負担金額詳細な健診

窓口負担金額追加健診

単価合計

窓口負担金額合計

他健診負担金額

請求金額

決済情報のCSVファイル3(追加健診情報)の変換定義情報は、上表に示すように、「追

加健診」「単価追加健診コード」の固定の項目コードを予想される最大回数(サンプルでは

5回)分繰り返して定義しておくことができる。実際にCSVファイルデータでは各レコ

ードごとに必要な回数分だけデータが埋められ、あとは空にしておく形式とする。 CSVファイル2の定義で、「詳細な健診単価」「詳細健診コード」が1から3まで3組固

定で用意されている。これもこの通りとすること。最大3個の詳細健診単価・コードのペ

アを1から順に詰める形式とし、これ以外の方法での定義は想定されていないので、CS

Vファイルを作成するときにはこの仕様に合わせること。

3) 健診機関情報 健診機関に関する情報として必要なのは健診機関番号だけであるので、健診データ変換の

ような設定ファイルはない。また健診データ変換のときの健診機関情報設定ファイルは存

在していても利用されない。 健診機関番号は コマンドラインのオプションで指定するか、CSVファイル中に定義さ

れ格納される必要がある。 4) 出力ファイル 出力ディレクトリの HcCCフォルダにXMLファイルが出力される。 ファイル名は健診データ変換と同様に、絶対に変更してはいけない。 ログの出力などはファイル名の最初の2文字が、CC であること以外は、健診データ変換と基本的には同様である。

Page 40: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 40

6)起動時オプション CCCSV2XML.exe のコマンドにつづいて以下のオプションで処理に必要なパラメータを与える。まず使用例をしめす。

CCCSV2XML.exe

-i 9999999999 -u c:\work\CC2X\UserData -d c:\work\CC2X\UserDefs

-c CC2XDTBL001.csv -e c:\work\CC2X\SystemFiles

-f sample001-1.csv ccsample002.csv ccsample003.csv

-O c:\work\CC2X\output

(途中に改行をいれない1行コマンド)

ディレクトリパスを指定することができるオプションでは、ネットワーク上の資源を UNC

記述(\\IP アドレス\ディレクトリパス または ネットワークドライブ:¥ディレクトリ

パス)で記述してもよい。ただし、本コマンドを実行しているログインユーザとそのユー

ザのデフォルトのパスワードによりネットワーク共有資源に接続する。別のユーザーや別

のパスワードで接続することはできない。

-a パラメータなし

通常は消去される作業ディレクトリ(Working)とその中の作業用 MDB ファイルを

削除しない。

-i すべてのファイルに出力する健診機関番号の指定

ただしCSVファイル中に格納されていないなら、必須オプション

-v ファイル出力モード

1;エラーのあるファイルも常に出力(省略時)

2:エラーのないときだけ出力

3:レポートのみ作成

CSVファイル中では指定できない。

-u データディレクトリ

必須

CSVデータファイルのあるディレクトリパス名。

Page 41: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 41

-d ユーザ定義テーブルディレクトリ

必須

ユーザ定義ファイルのあるディレクトリパス名。

このディレクトリには、変換定義ファイルを置く。

-c 変換定義テーブル CSV ファイル名

必須

変換定義ファイル名を指定する。

-e システム定義ディレクトリ");

必須

システム定義ファイルのあるディレクトリパス名。

リリース時のままであれば、CC2X フォルダの直下の SystemFiles フォルダを指定

するため、 “<CC2Xディレクトリ>\\SystemFiles” を指定する。

-f CSV ファイル名リスト(1個以上必須)

変換元のCSVファル名を1個以上列挙する。

例:-f sample001-1.csv sample002-2.csv sample002-3.csv

ディレクトリパスは、-u で指定すること。

-m モード(未対応)

1:コンソールから起動(省略時1)

2:Windows アプリケーションからプログラムにより呼び出される。

エラーメッセージなどの出力方法をシステムが変更するためのパラメータ。

効果はない。

-o 既存出力ディレクトリ

必須

変換結果やアーカイブ、ログファイルを出力するディレクトリパス名。

存在していない場合にはエラーとなる。

存在している場合には、内容は消されず、ファイルが追加される。

出力ディレクトリに下に必要なフォルダが、なければ自動生成される。

-O 出力ディレクトリ自動作成(あれば削除して作成)

-o オプションと同じであるが、そのディレクトリがなければ自動的に作成する。

Page 42: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 42

すでにディレクトリがある場合には、内容とともに消去してから新規に作成する。

既存の内容が消去されるので注意すること。

-r 4 他の健診分の決済情報ファイルを作成したい場合に使用する。生成される決済情報

ファイルの内容には変更は及ぼさない。本オプションは、健診情報ファイルを -r 4オプションで生成したい場合に、決済情報ファイルも -r 4オプションで生成してファイル名の中の実施種別コードを一致させる目的で使用する。

-k (未実装)出力時の仕分け件数を指定

指定した件数ごとに結果ファイルを別フォルダに分けて生成する。

未実装。

-h パラメータなし

これだけ単独で指定された場合に引数の説明を表示。コマンドのバージョン番号を表示す

る。

6.3 健診アーカイバ HcARC.exe 1)機能の概略 上記2つの変換ソフトウエアが出力したファイルの格納されているフォルダを指定してそ

こに含まれるファイルを対象に、健診機関ごと、保険者ごとにふりわけた後に、集計情報

ファイルと交換用情報ファイルを付与し全体をアーカイブ ZIP 形式で圧縮し1ファイルにする。 本コマンドは、コマンドオプションで指定した健診情報ファイルフォルダと決済情報ファ

イルフォルダの2つのフォルダ中から、それぞれ先頭1文字以外はファイル名が同一であ

るファイル同士を寄せ集めてアーカイブする。デフォルトの動作では、健診情報ファイル

フォルダ中のファイルを1つとりだし、それに対応する決済情報ファイルが決済情報ファ

イルフォルダのにあればそれをとりだしアーカイブ対象とする。対応する決済情報ファイ

ルがみつからない場合には、決済情報ファイルはアーカイブ中に含めない(=健診情報フ

ァイル優先モード)。 -y オプションを指定することにより、この挙動を変更し、決済情報ファイル優先モードとすることができる。 2)起動時オプション HcARC.exe のコマンドにつづいて以下のオプションで処理に必要なパラメータを与える。

Page 43: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 43

まず使用例をしめす。

HcArc.exe

-b 1 -i 1234567890 -g -G 91234567

-u1 c:\work\forHcCSV2XML\output\HL7

-u2 c:\work\forHcCC2XML\output\HcCC

-e c:\work\Schemas

-o c:\work\HcArc

-w c:\work\HcArcWork2

(途中に改行をいれない1行コマンド)

-a パラメータなし

通常は消去される作業ディレクトリを削除しない。

-b ファイル交換情報に出力される交換種別コード1文字(必須)

-u1 健診情報データディレクトリ(必須)

HcCSV2XML.exe が出力した出力ディレクトリ …\HL7 を指定すること。

-u2 決済情報データディレクトリ(決済データもアーカイブするなら必須)

CCCSV2XML.exe が出力した出力ディレクトリ …\HcCC を指定すること。

指定しない場合には決済情報はアーカイブされない。

-v (未実装)出力モード

1:常に出力=初期値

2:エラーのないファイルだけ出力

3:一切出力しない

-e システム定義ディレクトリ

必須

システム定義ファイルのあるディレクトリパス名。

リリース時のままであれば、CC2X フォルダの直下の SystemFiles フォルダを指定

するため、 “<CC2Xディレクトリ>\\SystemFiles” を指定する。

XML スキーマの所在ディレクトリおよび集計情報ファイル、交換情報ファイルの

ひな型ファイルの所在として使用される。

Page 44: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 44

-m モード(未対応)

1:コンソールから起動(省略時1)

2:Windows アプリケーションからプログラムにより呼び出される。

エラーメッセージなどの出力方法をシステムが変更するためのパラメータ。

効果はない。

-c 同日での再送番号(0:省略時、0から9)

アーカイブルートフォルダ名およびファイル名に埋め込まれる。

-o 出力ディレクトリ

アーカイブが出力されるディレクトリ。実際には、同一ファイル名のアーカイブ

ファイルを仕分けするために、-g オプションの指定状況によっては、この出力デ

ィレクトリの下に自動的に保険者ごとのフォルダが自動生成され、その下に実際

のアーカイブファイルが出力されることがある。-gオプションの項も参照のこと。

-i 出力対象とするデータの健診機関番号10桁

指定の仕方により次のように挙動が変わる。

10桁番号を指定:指定した健診データディレクトリ、決済データディレクトリ

に含まれるファイルのなかから、このオプションで指定した健診機関番号

をもつファイルだけをアーカイブの対象とする。

-i オプションをパラメータなしで指定:指定した健診データディレクトリ、決

済データディレクトリに含まれるファイルを、健診機関番号の違いによら

ずひとつのアーカイブにする。このモードは、保険者から保険者に提出す

るファイルを作成する場合などにおいて、複数の健診機関での健診ファイ

ルをまとめてひとつのアーカイブにした場合に使用する。健診機関から代

行機関、あるいは健診機関から保険者に提出するアーカイブファイルを作

成する場合には、異なる複数の健診機関のファイルをひとつにアーカイブ

することは認められないので、このオプションを指定してはならない。

-i オプションなし:指定した健診データディレクトリ、決済データディレクトリ

に含まれるファイルを、健診機関番号ごとに自動的に別のアーカイブに振

り分ける。

-I 提出元機関番号8桁

ルートフォルダ名に埋め込まれる提出元番号を指定する。

8桁番号で指定: -i オプションをパラメータなしで指定した場合に使う。

Page 45: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 45

複数の健診機関のファイルをひとつの提出元番号でアーカイブする。

上記以外では指定する必要がなく、自動的にアーカイブに含まれる健診機関

番号が提出元番号に埋め込まれる。

このオプションは、-g -i -G オプションと組み合わせた次の使い方でのみ意味が

あり、保険者から保険者へ、種々の健診機関で実施された種々の保険者あての健診情報フ

ァイルをアーカイブして転送するために使う。

-g -i -I 提出元保険者番号8桁 -G 提出先保険者番号8桁 他のオプション

-g 出力対象とするデータの保険者番号8桁

指定の仕方により次のように挙動が変わる。

10桁番号を指定:指定した健診データディレクトリ、決済データディレクトリ

に含まれるファイルのなかから、このオプションで指定した保険者番号を

もつファイルだけをアーカイブの対象とする。

-g オプションをパラメータなしで指定:指定した健診データディレクトリ、決

済データディレクトリに含まれるファイルを、保険者番号の違いによらず

ひとつのアーカイブにする。

-g オプションなし:指定した健診データディレクトリ、決済データディレクトリ

に含まれるファイルを、保険者番号ごとに自動的に別のアーカイブに振り

分ける。次のーGオプションで代行機関を提出先として指定する場合に、

本-g オプションが指定されていない場合には、同じファイル名のアーカイ

ブファイルが異なる保険者ごとに作成されることになるため、自動的に出

力ディレクトリに保険者番号ごとのフォルダ(Hokensha-xxxxxxx)が作成さ

れ、その中にアーカイブファイルが作成される。

-G 提出先機関番号(市町村7桁、保険者8桁、代行機関8桁のいずれかまたはーG のみ)

(-g オプションがパラメータなしで指定されている場合には、本オプション必須)

8桁で最初が9で始まる場合には、自動的に代行機関とみなされる。

提出先が健診機関番号のある機関の場合:

ルートフォルダ名に埋め込まれる提出先番号を指定する。

-g オプションなし、あるいは-g オプションで番号指定がある場合には、

本オプションは省略可能で、省略した場合には自動的に保険者番号が提出先と

してうめこまれる。

提出先が健診機関番号のない事業者や学校の場合:

本 G オプションをパラネータなしで指定すること。

なお、同時に -g オプションパラメータなしで指定すること。

また、-I オプションで提出元を1健診機関に指定しなければならない

Page 46: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 46

これらの条件が満たされない場合には、アーカイブは適切に生成されない。

-j 4 対象とする実施区分を指定(省略時1)

健診情報ファイルと決済情報ファイルの各ファイル名の種別コードがこのオプションで指

定したコードと一致する場合だけアーカイブする。

-p 保険者番号ごとの振り分けフォルダ名のプレフィックス文字列指定(空文字列、すな

わち -p オプションをパラメータなしで指定することはできない。 - で始まることはでき

ない)

例: -p HK

本オプションを指定しない場合には、「 Hokensha- 」が指定されたものとみなされ、

その後ろに自動的に数字列6桁が付け加えられる。 本オプションで文字列を指定した場

合には、「 Hokensha- 」の代わりにその文字列(上の例では HK の2文字)が使用され

る。

-t 提出年月日

ルートフォルダ名に埋め込まれる提出年月日を設定する。

-T 提出年月日

ルートフォルダ名に埋め込まれる提出年月日を設定する。

アーカイブされるファイル名中の日付もそれに強制的に変更する。

-x パラメータなし

スキーマファイルをアーカイブしない。

-y パラメータなし

対応する同一ファイル名の決済ファイルがない場合には、健診ファイルのほう

もアーカイブしない(決済ファイル優先モード)。このオプションがない場合には、

健診ファイルがあれば決済ファイルが存在しなくてもアーカイブする。

代行機関あてに提出する場合には –y オプションを指定する必要がある。

指定しないと、健診ファイルと決済ファイルの数が合わなくなることがありうる。

-z パラメータなし

出力時のZIP自動圧縮をしないオプション。

-s (未実装)フォルダ内のファイル名通し番号を指定番号を開始番号としてふり直す

-k (未実装)出力時の仕分け件数を指定

-h パラメータなし

これだけ単独で指定された場合に引数の説明を表示。

Page 47: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 47

3)本コマンドは致命的なエラーをコードで返す。以下なエラーコードである。

-1:データディレクトリ、健診データディレクトリ、決済データディレクトリのいずれかがない

-2: 出力用ディレクトリがない -3: 提出元番号エラー -4: 提出先番号エラー -5: 提出日形式エラー

Page 48: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 48

7. 3つのソフトウエアを一括して実行するコマンドファイル サ ン プ ル で 提 供 さ れ て い る CC2XSample001.bat CC2XSample002.bat CC2XSample003.bat を参照するとわかるように、3つのプログラムをひとつのコマンドファイルにしておき、1回のコマンドで順に実行するようにすれば便利である。途中でス

トップできるように pauseコマンドを入れておくとよい。 以下に Sample002.bat の例を示す。この例では、本コマンドファイルの置かれる位置から見て直下の prog ディレクトリの配下に実行プログラムとライブリ(dllファイル)がおかれていることを想定している。 rem --- 出力ディレクトリ指定 set outputDir=Output002 rem --- ユーザ定義情報ディレクトリ指定 set userDefDir=UserDefs rem --- ユーザのCSVデータが存在するディレクトリ指定 set userdatadir=UserData rem --- システム設定ファイルディレクトリ指定 set sysdir=SystemFiles rem --- アーカイブ時の作業ディレクトリ指定 set workingDir=Working rem --- 健診データ処理のためのサンプルファイル形式2指定方法 set hc2xdefFile=C2XDTBL002.csv set hcfiles=sample002-1.csv sample002-2.csv sample002-3.csv rem --- 決済情報処理のためのサンプルファイル指定方法 set cc2xdefFile=CC2XDTBL002.csv set ccfiles=sample002-1.csv ccSample002.csv ccSample003.csv set kenshinNo=9999999999 <==注:健診機関番号を設定する set daikoKikanNo=91234567 <==注:代行機関番号を設定する

Page 49: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 49

rem ---- 健診データ CSVファイルから XMLに変換 prog¥HcCSV2XML.exe -s 1 -s 8-u %userdatadir% -d %userDefDir% -c %hc2xdefFile% -e %sysdir% -f %hcfiles% -O %outputDir% rem ---決済データ CSVファイルから XMLに変換 prog¥CCCSV2XML.exe -i %kenshinNo% -u %userdatadir% -d %userDefDir% -c %cc2xdefFile% -e %sysdir% -f %ccfiles% -o %outputDir% rem --- アーカイブ prog¥HcArc -b 1 -G %daikoKikanNo% -u1 %outputDir%¥HL7 -u2 %outputDir%¥HcCC -e %sysdir% -o %outputDir% -w %workingDir% pause

以上

Page 50: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 50

別表1 CSV変換定義ファイルの仕様 英数字はすべて半角であること。ダブルクオーテーションはこの表での説明のために記載

されいるもので、定義ファイル中では入力しない。 行番号 列番号 内容説明 記述例 備考

1 1 固定値"C2XDTBL" C2XDTBL ファイル識別用

2 固定値"FILENO" FILENO

3 固定値"COLNO" COLNO

4 固定値"FIRST" FIRST

5 固定値"LAST" LAST

6 固定値"6" を推奨するが他の列

の値と同一でなければなんでよ

い。

6

7 固定値"7" を推奨するが他の列

の値と同一でなければなんでよ

い。

7

8 固定値"8" を推奨するが他の列

の値と同一でなければなんでよ

い。

8

9 固定値"9" を推奨するが他の列

の値と同一でなければなんでよ

い。

9

10 固定値"10" を推奨するが他の列

の値と同一でなければなんでよ

い。

10

11 固定値"PKEY" PKEY

12 固定値"12" を推奨するが他の列

の値と同一でなければなんでよ

い。

12 1行目は必ず

12列以上なけ

ればならない。4

行 目 以 降 は 1

行 目 の 最 大 列

数と同一でなけ

ればならない。

13 固定値"13" を推奨するが他の列

の値と同一でなければなんでよ

い。

13

2 1~ #ではじまる行として存在していればよい。読み飛ばされる。コメントなど書く

目的に使用可能。カンマ区切り数も任意。

3 1~ #ではじまる行として存在していればよい。読み飛ばされる。コメントなど書く

目的に使用可能。カンマ区切り数も任意。

Page 51: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 51

4 行 以

降 繰 り

返し

1 1 または 2:有効な定義行

(1と 2 の区別は現在はない)

空文字列:読み飛ばす(無効行)

半角#で始まる場合も読み飛ばす

1 4 行目以降は 1

行 目 の 最 大 列

数と同一でなけ

ればならない。

2 CSVファイル指定番号 1~9 2

3 CSVファイル内の列番号(1以上) 12

4~10 未使用

11 JLAC10 コードで示される項目コー

ド、または別表2の項目名または、

"KEY1" "KEY2" "KEY3"・・・のい

ずれかの文字列、または JLAC10

コードで示される項目コードの特

殊形式

例1

9N001000000000001

例2

受診券整理番号

例3

KEY1

第 1 行 の 列 で

"PKEY" と い う

固 定 文 字 列 が

設定されている

列と同じ列であ

れば必ずしも1

1列目でなくて

も 構 わ ず 、 1 0

列目でも構わな

いが、変更しな

いほうがよい。

12 未使用(前項の説明などを入れて

よい)

4 行目以降は 1

行 目 の 最 大 列

数と同一でなけ

ればならないこ

とに注意。

Page 52: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 52

別表2 別表1「CSV変換定義ファイル」の4行目以降の第11列に記述され

るJLAC10コード(17桁)以外のコード文字列表 JLAC10コードとその特殊形式(後述)以外には、下記の表に掲載されたコード文字

列のみが使用できる。KEY1~KEY9は半角文字列である。 使用可能なコード文字列 受診者保険者番号

受診者被保険者記号

受診者被保険者番号

受診者氏名

受診者生年月日

受診者性別

受診者郵便番号

受診者住所

受診券整理番号

受診券有効期限

健診機関番号

健診機関名称

健診機関郵便番号

健診機関所在地

健診機関電話番号 健診プログラム種別 健診実施年月日

KEY1 KEY2 KEY3 KEY4 KEY5 KEY6 KEY7 KEY8 KEY9

Page 53: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 53

別表3 リリースパッケージのファイル構成 CC2X --- prog

CCCSV2XML.exe GenerateHcCC.dll generateHL7CCAcp.dll HcArc.exe HcCSV2XML.exe Interop.ADODB.dll Interop.ADOR.dll Interop.ADOX.dll Interop.DAO.dll --- SystemFiles CCV08_itemInfo.xml CCV08_template.xml cdaHeaderInfo.xml CDAtemplate-hc.xml

IXtemplate.xml SUtemplate.xml XMLhc08tab.csv --XSD cc08_V08.xsd co08_V08.xsd gc08_V08.xsd hc08_V08.xsd hg08_V08.xsd ix08_V08.xsd su08_V08.xsd hc08_V08.xsx

--- coreschemas datatypes_hcgv08.xsd datatypes-base_hcgv08.xsd narrativeBlock_hcgv08.xsd voc_hcgv08.xsd

--- UserData sample001-1.csv sample002-1.csv sample002-2.csv sample002-3.csv sample003-1.csv sample003-2.csv

sample003-3.csv sample003-4.csv --- UserDefs

C2XDTBL001.csv C2XDTBL002.csv C2XDTBL003.csv CC2XDTBL001.csv CC2XDTBL002.csv CC2XDTBL003.csv ITEMBasicInfo.csv KikanInfo.csv METHODCVTBL.csv METHODCVTBL-Release-MHLWType.csv METHODCVTBL-Release-ALLType.csv ITEMBasicInfo-Release.csv KikanInfo-Release.csv

Page 54: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 54

別表4 OutputXXX フォルダの直下にあるサブフォルダ名は省略。 Output001 フィルダと Output002 フィルダとは同じ内容 9999999999_12000001_200802100_1.zip(内容は展開した場合) CLAIMSフィルダ(内容は展開した場合) c999999999920080210001000001.xml c999999999920080210001000002.xml DATAフィルダ h999999999920080210001000001.xml h999999999920080210001000002.xml 9999999999_12000002_200802100_1.zip(内容は展開した場合) CLAIMSフィルダ c999999999920080210001000001.xml c999999999920080210001000002.xml c999999999920080210001000003.xml c999999999920080210001000004.xml c999999999920080210001000005.xml DATAフィルダ h999999999920080210001000001.xml h999999999920080210001000002.xml h999999999920080210001000003.xml hc999999999920080210001000004.xml hc999999999920080210001000005.xml 9999999999_12000003_200802100_1.zip(内容は展開した場合) CLAIMSフィルダ

c999999999920080210001000001.xml c999999999920080210001000002.xml c999999999920080210001000003.xml DATAフィルダ h999999999920080210001000001.xml h 999999999920080210001000002.xml h 999999999920080210001000003.xml Output003フィルダ 1010101234_12000001_200802100_1.zip(内容は展開した場合) CLAIMSフィルダ c101010123420080210001000001.xml

Page 55: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 55

c101010123420080210001000002.xml DATAフィルダ h101010123420080210001000001.xml h101010123420080210001000002.xml 1010101234_12000002_200802100_1.zip CLAIMSフィルダ c101010123420080210001000001.xml DATAフィルダ h101010123420080210001000001.xml 1010101234_12000003_200802100_1.zip CLAIMSフィルダ

c101010123420080210001000001.xml DATAフィルダ h101010123420080210001000001.xml 2020202234_12000002_200802100_1.zip CLAIMSフィルダ c202020223420080210001000001.xml c202020223420080210001000002.xml DATAフィルダ h202020223420080210001000001.xml h202020223420080210001000002.xml 2020202234_12000003_200802100_1.zip CLAIMSフィルダ

c202020223420080210001000001.xml DATAフィルダ h202020223420080210001000001.xml 3030312345_12000002_200802100_1.zip CLAIMSフィルダ c303031234520080210001000001.xml c303031234520080210001000002.xml DATAフィルダ h303031234520080210001000001.xml h303031234520080210001000002.xml 3030312345_12000003_200802100_1.zip CLAIMSフィルダ

Page 56: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 56

c303031234520080210001000001.xml DATAフィルダ h303031234520080210001000001.xml

Page 57: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 57

別表5 拡張項目情報のフィールド表

列番号 項目ラベル(変更不可) 名称 設定方法の説明 空欄可能かどうか

0 X M LIT E M _C A T N O 区分番号 追加項目区分を示す 990 を設定する 不可

1 X M LIT E M _C A T N A M E 区分名称 追加項目 不可

2 X M LIT E M _S E Q N O 出力順

B で始まる英数字8文字を設定。このファイル内ですべての行は異なる文字列となるように設定すること。標準仕様ファイルに出力されるときに、この文字列の昇順の順序で出力される。使用上は各検査項目はどのような順序で出力されてもかまわない。

不可

3 X M LIT E M _C A S E 01 条件コード1 常に 0 (半角数字0)を設定する。 不可

4 X M LIT E M _C A S E 02 条件コード2 常に 0 (半角数字0)を設定する。 不可

5 X M LIT E M _C A S E 03 条件コード3 常に 0 (半角数字0)を設定する。 不可

6 X M LIT E M _C A S E 04 条件コード4 常に 0 (半角数字0)を設定する。 不可

7 X M LIT E M _C A S E 05 条件コード5 常に 0 (半角数字0)を設定する。 不可

8 X M LIT E M _C A S E 06 条件コード6 常に 0 (半角数字0)を設定する。 不可

9 X M LIT E M _C A S E 07 条件コード7 常に 0 (半角数字0)を設定する。 不可

10 X M LIT E M _C A S E 08 条件コード8 常に 0 (半角数字0)を設定する。 不可

11 X M LIT E M _C A S E 09 条件コード9 常に 0 (半角数字0)を設定する。 不可

12 X M LIT E M _C A S E 10 条件コード10 常に 0 (半角数字0)を設定する。 不可

13 X M LIT E M _C A S E 11 条件コード11 常に 0 (半角数字0)を設定する。 不可

14 X M LIT E M _C A S E 12 条件コード12 常に 0 (半角数字0)を設定する。 不可

15 X M LIT E M _17C O D E XML用項目コード5桁以上、17桁以内の項目コードを設定する。

不可

16 X M LIT E M _N A M E XML表示名検査項目名の文字列を設定する。標準仕様ファイル中に検査項目名として出力される。

不可

17 X M LIT E M _F O R M A T フォーマット情報

標準仕様ファイルに出力する際のフォーマット(最大サイズや桁数などの情報)を次の方法で設定する。X M Lデータ型がP Q (数値型)の場合には、N N N .N  のようにN と小数点で指定する(整数部最大 3桁、小数以下1桁必須を意味する)。データ型がC O (順序のあるコード型)またはC D 型(順序のないコード型)の場合には、結果コード値の桁数をN の数で表す(たとえば2桁の場合N N )。データ型がS T(文字列型)の場合には最大バイト数を整数で設定する。

不可

18 X M LIT E M _T Y P E X M Lデータ型

結果が数値であるとき P Q結果がコード型でコード値の大小と結果の大小が関係するような順序コード型であるときC O (半角シー オー)結果がコード型でコード値の大小と結果の大小が関係しないようなコード型(性別で男1、女2のような場合)であるとき C D  (半角シー ディー)

不可

19 X M LIT E M _U N IT N A M E 表示単位結果の単位。画面表示や印刷なので使う文字列。X M Lデータ型がP Q の場合だけ単位があれば設定する。

20 X M LIT E M _U N IT U C U M 単位コード表示単位に対応するU C U M 単位コード。U U C M 単位は別表参照のこと。

Page 58: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 58

21 X M LIT E M _O B S observation要 素

通常は 1 (半角数字1)を設定する。この項目が他の「所見等の項目」の記述者氏名に対応する場合にかぎり0(半角数字0)を設定する。たとえば、別の項目が「診断所見」で、この項目が、その診断者の氏名を格納する場合が該当する。次の「author要素で表現される項目コード」とセットで設定する。

不可

22 X M LIT E M _A U T H O R IT E M author要 素で表現される項目コード

通常は空欄。この項目が「所見等の項目」であって、別の項目がこの項目の記述者氏名に対応している関係がある場合に、その記述者氏名を格納する項目のX M L項目コードを設定する。「observation要素」が0の項目とセットで設定する。

23 X M LIT E M _B A T 一 連検査グループ識別 空欄空欄でなければならない

24 X M LIT E M _B A T R E L 一 連検査グループ関係コード 空欄空欄でなければならない

25 X M LIT E M _D E P E N D 依 存対象項目 空欄空欄でなければならない

26 X M LIT E M _M E T H O D X M L検 査方法コード 別表から検査方法コードを設定 可

27 X M LIT E M _M E T H O D N A M E 検 査方法 検査方法の名称 可

28 X M LIT E M _N O T E 備 考 自由記載(半角コンマは使用禁止) 可

29 X M LIT E M _C O D E O ID 結 果コードO ID

X M L用項目コードのコード表番号(O ID )を設定する。具体的には、X M L用項目コードがJL A C 10の 17桁コードの場合には、1.2.392.200119.6.1005を設定する。X M L用項目コードが独自コード表の場合には、別紙ローカルコードガイドラインに準拠して作成したO ID を設定すること。

不可

30 X M LIT E M _IT E M O ID 項 目コードO ID

X M Lデータ型がC O 型またはC D 型の場合に、結果コードのコード表番号(O ID )を設定する。別表の項目コードO ID 一覧を参照し、適当なものがあればそれを設定する。適当なものがない場合には、別紙ローカルコードガイドラインに準拠して作成したO ID を設定すること。

不可

31 X M LIT E M _A B N O R M A L 異 常ありの値 空欄空欄でなければならない

32 X M LIT E M _A B F L A G 異 常ありの値条件 空欄空欄でなければならない

Page 59: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 59

別表6 拡張項目情報の結果コードの OID 表 この表に適切なものがある場合にはその OIDを使用する。ない場合には、末尾の「厚労省手引書附属資料7に収載されていない検査項目コードの取扱い指針」に準拠して作成す

る。

結果コードの種別 結果コード表 (コード値:コードの意味や実際の結果、・・・)結果コード表番号(O ID ) 使用時の説明

検査所見特記事項有無 1:特記事項あり、2:特記事項なし 1.2.392.200119.6.2001特記事項はかならずしも異常所見とは限らない場合に使用する

検査所見解釈コード1:異常所見あり、2:異常所見なし、3:要再検査または精密検査必要、4:検査不適または検査が適切に行われておらず所見解釈できない

1.2.392.200119.6.20021と2だけしか使用しない場合でもかまわない。

問診結果コード 1:はい、2:いいえ 1.2.392.200119.6.2003

問診結果コード 0:はい、1:いいえ 1.2.392.200119.6.2008

問診結果コード 0:いいえ、1:はい 1.2.392.200119.6.2009

問診結果コード 1:いいえ、2:はい 1.2.392.200119.6.2010

定性検査結果 1:陽性、2:陰性 または 1:+、 2:- 1.2.392.200119.6.2100

定性検査結果 1:陰性,2:陽性 または 1:-、 2:+ 1.2.392.200119.6.2101

定性検査結果コード 1:-、2:±、3:1+、4:2+、5:3+、6:3+ 1.2.392.200119.6.2102

ウイルス等のタイター 1:陰性、2:低力価、3:中力価、4:高力価 1.2.392.200119.6.2103

定性検査または所見分類

1:0、2:Ⅰ、3:Ⅱ a、4:Ⅱb、5:Ⅲ、6:Ⅳ 1.2.392.200119.6.2110

細胞診判定コード 1:陽性、2:疑陽性、3:陰性、4:検体不良 1.2.392.200119.6.2122

喀痰検査細胞診 1:A 、2:B 、3:C 、4:D 、5:E 1.2.392.200119.6.2130

喀痰検査ガフキー 1:0号~ 11:10号 1.2.392.200119.6.2131

がん検診胸部所見コード1:A 、2:B 、3:C 、4:D 、5:E 1.2.392.200119.6.2140

がん検診判定 1:精密検査必要、2:精密検査不要 1.2.392.200119.6.2141

Page 60: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 60

別表7 XML 用単位の表 末尾を参照のこと

Page 61: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 61

別表8 検査方法コード 検査方法コードは 8桁で次のように作成すること。 (1) 「検査項目コード」に 17桁の JLAC10コードを使用している場合には、その先頭(先頭文字を 1 文字目として)から 13 文字目から 3 文字をとりだせば JLAC10 測定法コードとなるので、この 3 文字の先頭に"ZZZ1" をつけて 7 桁とし、さらに末尾に"0"をつけて 8桁コードとして採用する。 (2) 検査方法が不明で以下の(2)(3)の方法をとることができない場合には、不明をあらわすコード "ZZZ99980" を採用する。 (3) 検査方法が判明している場合には、判明している情報を用いて別表8-1に一致する手法または適切とみなせる手法がみつかる場合には、その 8桁コードを採用する。 (4) 検査方法が判明しているが判明している情報を用いて別表8-1に一致する手法または適切とみなせる手法がみつからない場合には、次の手段として日本臨床検査医学会 臨床検査項目分類コード(JLAC10) http://www.jscp.org/JLAC10/index.htmの4.測定法コード表をダウンロードし、ここから一致する手法または適切とみなせる手法を探し、その 3桁コードの先頭に"ZZZ1" をつけて 7 桁とし、さらに末尾に"0"をつけて 8 桁コードとして採用する。 (5) 検査方法が判明しているが上記(2)(3)にも見つけられない場合であって、拡張項目情報ファイル内で異なる検査手法の同一検査項目を収載する必要があって両者の手法を区別す

るほうが望ましい場合(たとえば「立位測定の血圧」と「座位測定の血圧」を両方収載し

たいなど)には、「検査項目コード」で設定したコード(ローカルコード)の末尾 4桁と同一検査項目内で他の手法を区別したい場合には適宜 01から付与した検査方法番号および 2桁の"00"をならべた 8桁コードを採用する。(例:「立位測定の血圧」の項目コードが 12345で「座位測定の血圧」の項目コードが 12346の場合、それぞれの検査方法コードは 23450100、23460200 とする)。 (6) 検査方法が判明しているが判明している情報を用いて上記(2)(3)で適当なものを見つけられない場合で拡張項目情報ファイル内で異なる検査手法の同一検査項目を収載する必要

がない場合には、その他と表す検査手法コード "ZZZ99990" を採用する。 別表8-1

検査方法

8 桁検査

方法コー

可視吸光光度法(コレステロール酸化酵素法) ZZZ20100

可視吸光光度法(酵素比色法・グリセロール消去) ZZZ20200

可視吸光光度法(直接法(非沈殿法)) ZZZ20300

Page 62: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 62

可視吸光光度法(化学酸化法) ZZZ20400

可視吸光光度法(酵素法) ZZZ20500

可視吸光光度法(ジアゾ法) ZZZ20600

可視吸光光度法(JSCC 標準化対応法) ZZZ20700

可視吸光光度法(ウリカーゼ・ペルオキシダーゼ法) ZZZ20800

可視吸光光度法(ビウレット法) ZZZ20900

可視吸光光度法(BCG 法) ZZZ21000

可視吸光光度法(BCP 改良法) ZZZ21100

可視吸光光度法(ブドウ糖酸化酵素法) ZZZ21200

可視吸光光度法(ラテックス凝集比濁法) ZZZ21300

可視吸光光度法(免疫比濁法) ZZZ21400

可視吸光光度法(IFCC(JSCC)標準化対応法) ZZZ21500

紫外吸光光度法(コレステロール脱水素酵素法) ZZZ21600

紫外吸光光度法(酵素比色法・グリセロール消去) ZZZ21700

紫外吸光光度法(直説法(非沈殿法)) ZZZ21800

紫外吸光光度法(JSCC 標準化対応法) ZZZ21900

紫外線吸光光度法(ヘキソキナーゼ法、グルコキナーゼ

法、ブドウ糖脱水素酵素法) ZZZ22000

エンザイムイムノアッセイ(EIA) ZZZ22100

電位差法(ブドウ糖酸化酵素電極法) ZZZ22200

ラテックス凝集比濁法(免疫学的方法) ZZZ22300

HPLC(不安定分画除去 HPLC 法) ZZZ22400

酵素法 ZZZ22500

試験紙法(機械読み取り) ZZZ22600

試験紙法(目視法) ZZZ22700

試験管法 カラム凝集法 ZZZ22800

Page 63: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 63

別紙 厚労省手引書附属資料7に収載されていない検査項目コードの取扱い指針

2008.2.20 本仕様は、厚労省手引書附属資料7に収載されていない検査項目コードと OIDの取扱い指針を定める。 【使用条件】この文書の1以降で記載する方法でコードを割り当てる場合、それらの使用

は健診情報ファイルの任意追加セクションでのみ使用が許される。それ以外の既存のセク

ションでの使用は認められない。また決済情報ファイルでの使用は個別契約により双方が

了解している場合を除き認められない。 【報告推奨】この文書の1以降で記載する方法でコードを割り当てる場合、次のエクセル

ファイル形式で、割り当てたコード表を届けていただくことを本サイトでは強くお願いし

たい。これは同じ項目に異なるコードが割り当てられる場合の情報提供、他の機関での割

り当て状況を参考にする、相互変換テーブルを将来作成する場合の資料とする、などの理

由によるので、できるかぎりご協力をお願いしたい。 報告用エクセル形式見本 報告先:健診データの電子的管理に関するホームページ(http://tokuteikenshin.jp)のサイト管理者あての電子メールに添付する 【労働安全衛生法にもとづく事業者健診の報告】 労働安全衛生法にもとづく事業者健診の報告書において従前から「その他の法定特殊健康

診断」「その他の法定検査」「その他の検査」として報告されていた欄に対応する項目につ

いては、すでに厚労省手引書附属資料7にも「9N406000000000049 その他の法定特殊健康診断」「9N411000000000049 その他の法定検査」「9N416000000000049 その他の検査」が設定されているので、それを使用する。 【厚労省手引書附属資料7に収載されていない検査項目コードの使用】 1.厚労省手引書附属資料7にない検査項目 まず次の方法により、すでに日本臨床検査医学会の定める臨床検査項目分類コード

(JLAC10)においてコードが割り当てられているかどうかまず調査し、割り当てられている場合には、それを選び出して使用する。 日本臨床検査医学会の定める臨床検査項目分類コード(JLAC10)は、以下の 2箇所から異なる形態で公表されている。 1)日本臨床検査医学会のホームページ http://www.jscp.org/JLAC10/index.htm ・ここでの情報がJLAC10のオリジナル情報である。

Page 64: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 64

・2007年 11月 23日付 JLAC最新版(ver.10.a09)が公表されており特定健診等に関するコードの収載が行われている。 ・分析物コード(5桁)、識別コード(5桁)、材料コード(5桁)、測定法コー ド(5桁)、結果識別コード(2桁)に分かれた表とその適用細則が公表されているが、こ

れらを結合した 17桁コードと検査項目名との対照表は公表されていない。ただし、同サイトにある「運用コード表」が、(健診項目には対応していない 2006/09/19 時点の版ではあるが)結果識別コード 2桁を除く 15桁コードと検査項目名称との対照表として利用できる。 2)医療情報システム開発センターのホームページ http://www.medis.or.jp/4_hyojyun/medis-master/index.html の臨床検査マスター(生理機能検査を含む) ・1)の JLAC10 コードに生理機能検査コードを追加し、診療報酬点数請求コードとも対応づけたテーブルが収載されている。 ・15桁コードと検査項目名称との対照表として利用できる。ただし、2006年 7月 1日版であるため健診のために追加された項目は収載されていない。 なお、上記1)2)において健診のために追加されたJLAC10コードはすべて厚労省

手引書附属資料7に収載されているので、これらを含まない 2006年版を利用して項目コードを選び出すことをしても最近 2-3 年以内に追加された検査項目コードを探す場合を除き困ることはない。 上記のリソース1)または2)も使用して、15桁JLAC10コードを選び出す。17桁コードにするには、2桁の結果識別コードを付与する必要があるが、これは、1)のサイトの「結果識別コード適用細則」を参照して、結果値の形式に合った結果識別コードを決定す

る。付属資料7に収載ずみの項目にどのような結果識別コード 2 桁(17 桁のうちの末尾 2桁)が使用されているかも参考になる。 以上のようにして 17桁JLAC10コードを決定する。 こうして決定した 17桁JLAC10コードの健診情報ファイルでの使用にあたっては、他のJLAC10コードと同様にOID=1.2.392.200119.6.1005を使用することができる。 2.適切なJLAC10コードが見当たらない場合のローカルJACL10コードの決め

方 前述の1の方法で適切なJLAC10コードが見当たらない場合には、分析物コード(5

桁)、識別コード(5桁)、材料コード(5桁)、測定法コード(5桁)、結果識別コード(2

桁)のそれぞれのコンポーネントごとに既存の適切なものがあれば、そのコンポーネント

Page 65: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 65

については既存のものを採用し、適切なものが見つけられないコンポーネントについて次

のルールに従いローカル・コンポーネントコードを作成し、全体を結合して 17桁コードを作成する。 臨床検査項目分類コード(JLAC10)のユーザー領域設定について 3.JLAC10準拠の 17桁ローカルコードの使用について 前述の2の方法でJLAC10準拠の 17桁ローカルコードを、健診情報ファイルで使用する場合には、通常使用するOID=1.2.392.200119.6.1005 ではなく、 OID= 1.2.392.200119.6.1005.[枝番号1] とする。枝番号1の付け方は本文書末尾の「OID枝番号の設定方法」に従う。 4.JLAC10準拠でない独自のローカルコードの使用について 従前より使用してきた検査項目コードを引き続き使用する必要がある場合や、前述の2、

3の方法を使えない事情がある場合には、独自のローカルコードを使用する。 この場合も本文書冒頭に記載の使用条件を守ることが必須である。 健診情報ファイルで使用する場合には、通常使用するOID=1.2.392.200119.6.1005 ではなく、 OID= 1.2.392.200119.6.1205.[枝番号1] とする。枝番号1の付け方は本文書末尾の「OID枝番号の設定方法」に従う。 ローカルコードの設定にあたっては、結果の表現形式(データ型)が異なる場合には、異

なるコードを付けるようにすること。たとえば、○○検査所見 という項目で、結果を有

無コードで表す場合と、所見を文章で表現する場合とでは、異なる項目コードとする。 6.結果値コードに独自のコード体系を使用する方法について 検査項目コードではなく、結果コードに独自のコード体系コードを使用したい場合がある。

付属資料7に収載済みの項目について、独自コード体系の結果コードを使用することは認

められない。 また、独自コード体系の結果コードの使用も、本文書冒頭の使用条件を守る必要がある。

その上で、独自結果コードの使用にあたっては、次のOIDを使用する。 OID=使用する当該検査項目コードのOID.[枝番号2]

Page 66: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 66

例:検査項目コードのOIDが 1.2.392.200119.6.1205.101234567 であるとすると この検査の結果コードのOIDは、1.2.392.200119.6.1205.101234567.[枝番号2] となる。枝番号2の付け方は本文書末尾の「OID枝番号の設定方法」に従う。 7.OID枝番号の設定方法 【枝番号1の決定ルール】 独自コード体系を導入する場合のOIDの決め方は以下のようにする。 独自コード体系を取り決める機関が 1)保険者である場合:保険者番号8桁(頭ゼロで8桁にする)の先頭に1をつけた9桁 2)健診機関番号である場合:健診機関番号10桁の先頭に2をつけた11桁 3)上記以外で番号のない機関、団体、グループの場合: 最初にローカルコードの使用を開始する時点での、その組織等の代表的電話番号(市外局

番を含む)の先頭10桁に3をつけ11桁。以後に電話番号が変更されても枝番号は変更

しないこと。 【枝番号2の決定ルール】 1)使用する当該検査項目の項目コードがすべて数字列であるとき、その数字列の先頭に

"10"を付与した数字列とする。 例:項目コードが 12345 のとき、枝番号2は 1012345 となる。 2)使用する当該検査項目の項目コードが数字以外の文字を含む文字列であるとき、数字

を含め各文字を次の方法で数字2桁に変換し、それを接続した数字列の先頭に"11"を付与した数字列とする。 数字 0~9 → 10~19 英字 A~Z → 21~46 英字 a~z → 51~76 ハイフン → 47 ピリオド → 48 コロン → 49 上記以外の文字 → 50 例: 項目コードが A16Z120 である場合、それぞれの文字は順に、21 11 16 46 11 12 10 であるから、これらを接続して先頭に 11を付与すると枝番号2は、1121111646111210 と

Page 67: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 67

なる。

Page 68: 健診データCSVファイルから 標準XMLファイルへの変換システム CC2X2013 V1.0 (2012.12.07 ...€¦ · cc2x2013 (=2013年度改定対応)における変更点 2012.11.11

Document for CC2X2013

Copyright©2008-2013 by Kazuhiko Ohe. pg. 68

厚労省手引き付属資料7に収載されない健診項目コード表(参考) 2008.05.05 本ソフトウエアの SystemFilesフォルダ内にXMLhc08ext.csvで提供されている。以下では追加項目数としてはすべて掲載しているが、列(フィールド)については一

部を抜粋掲載している。 ☆なお、この表および XMLhc08ext.csv ファイルは、本システム開発者が独自の調査にもとづいて作成したものであり、いかなる団体でもオーサライズされたものではない。 【以下次ページ】