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1 東芝マテリアル 環境ダイジェストレポート2019 (2018/4/1~2019/3/31) 東芝マテリアル株式会社 サイトレポート情報 所在地 :横浜市磯子区新杉田町8 (株式会社東芝 横浜事業所内) 主要製品:金属材料製品、ファインセラミックス、蛍光材料製品など ISO14001認証取得:1997年9月、最新更新年月:2018年8月 (ISO登録番号:EC97J1072) 敷地面積:155,500m 、建家面積:54,030m 、緑化率27.6% ごあいさつ 設立 :2003年10月1日、 従業員:481人 (2019年4月1日現在) ~皆様にファンとなっていただける会社を目指して~ 私たち東芝マテリアルは、部品・材料を通じて世界の発展に貢献する企業を目指して日々活 動している会社です。 1909年に日本で初めて白熱電球用のタングステンフィラメントの製造を開始したことを起源と して、2003年に東芝マテリアル㈱として分社した以降も、材料設計技術を生かした特徴のあ る高機能製品を「より良い地球環境・人の安全・豊かな未来」の分野に提供して参りました。 今後は、既存のビジネスも大事にしながら、窒化物セラミックスを核として事業を進めて参りま す。また、今まで以上に変化に敏感に対応して、お客さまの成功・満足と自らの成長を実現し て、従業員が誇りを持てる会社を目指します。 1.環境保全の推進 ①ISO14001 サーベイランス審査受査(認証継続) ②東芝総合環境監査受査 (1月実施) ③東芝マテリアル環境会議の開催 (毎月実施) ④環境パトロールの実施 (4月、6月、10月、12月実施) ⑤異常事態対応訓練の計画的実施 (各部門計画達成) 2.環境負荷の低減 1)省エネルギーの推進 エネルギー起源のCO2発生量 (原油換算値) 計画/実績 24,591t-CO2/24,590t-CO2 計画/実績 11,515kl/11,514kl (計画達成) 2) 廃棄物の削減 総発生量 計画/実績 439.1t/408.9t 最終処分率 計画/実績 0.5%/0.105% (計画達成) 3) 化学物質の削減:PCB処分検討開始 低濃度PCB処分開始(計画遂行) 東芝マテリアル㈱ 環境保全責任者 青木 克明 2018年度の環境の主な取組み 3.本来業務における環境配慮活動 環境に配慮した製品の開発推進 (WO 3 蓄電デバイスのセル化を達成) 4.地域との貢献と協調 1) 環境コミュニケーションの推進 定期清掃活動への参加(毎月開催) 2)環境ダイジェストレポート制作(7月実施) 5.従業員・家族に対する環境啓発活動の展開 1)環境教育の実施(一般者、管理者)(7月実施) 2) 月間行事の実施 ・環境月間 (6月実施) ・3R推進月間 (10月実施) ・省エネルギー月間 (2月実施) 3)環境危険予知活動の展開 ・予知感度向上のためヒヤリ事例をもとに実施 (10月実施) さらに、私たちは、将来に渡って永続的に輝き続ける企業であるために、常にお客さまや地球起点で考え、お客さまの期待や想像 を超える商品やサービス、更には環境負荷を低減する活動など、新たな価値の提供を目指します。そして、多様性を尊重した会 社経営により個々の従業員の能力を伸ばし、開発を加速させることで、従業員と共に会社を成長させていきたいと考えています。 今後も変革し続ける私たちの取り組みに対して、変わらぬご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。 工場 photo

東芝マテリアル - 皆様にファンとなっていただける …...設立 :2003年10月1日、従業員:481人(2019年4月1日現在) ~皆様にファンとなっていただける会社を目指して~

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1東芝マテリアル 環境ダイジェストレポート2019 (2018/4/1~2019/3/31)

東芝マテリアル株式会社 サイトレポート情報

所在地 :横浜市磯子区新杉田町8 (株式会社東芝 横浜事業所内)

主要製品:金属材料製品、ファインセラミックス、蛍光材料製品など

ISO14001認証取得:1997年9月、最新更新年月:2018年8月(ISO登録番号:EC97J1072)

敷地面積:155,500m2、建家面積:54,030m2、緑化率27.6%

ごあいさつ

設立 :2003年10月1日、 従業員:481人 (2019年4月1日現在)

~皆様にファンとなっていただける会社を目指して~

私たち東芝マテリアルは、部品・材料を通じて世界の発展に貢献する企業を目指して日々活動している会社です。

1909年に日本で初めて白熱電球用のタングステンフィラメントの製造を開始したことを起源として、2003年に東芝マテリアル㈱として分社した以降も、材料設計技術を生かした特徴のある高機能製品を「より良い地球環境・人の安全・豊かな未来」の分野に提供して参りました。今後は、既存のビジネスも大事にしながら、窒化物セラミックスを核として事業を進めて参ります。また、今まで以上に変化に敏感に対応して、お客さまの成功・満足と自らの成長を実現して、従業員が誇りを持てる会社を目指します。

1.環境保全の推進①ISO14001 サーベイランス審査受査(認証継続)②東芝総合環境監査受査 (1月実施)③東芝マテリアル環境会議の開催 (毎月実施)④環境パトロールの実施 (4月、6月、10月、12月実施)⑤異常事態対応訓練の計画的実施 (各部門計画達成)

2.環境負荷の低減1)省エネルギーの推進エネルギー起源のCO2発生量 (原油換算値)計画/実績 24,591t-CO2/24,590t-CO2

計画/実績 11,515kl/11,514kl(計画達成)

2) 廃棄物の削減総発生量 計画/実績 439.1t/408.9t最終処分率 計画/実績 0.5%/0.105%

(計画達成)

3) 化学物質の削減:PCB処分検討開始低濃度PCB処分開始(計画遂行)

東芝マテリアル㈱環境保全責任者 青木 克明

2018年度の環境の主な取組み

3.本来業務における環境配慮活動環境に配慮した製品の開発推進

(WO3蓄電デバイスのセル化を達成)

4.地域との貢献と協調1) 環境コミュニケーションの推進

定期清掃活動への参加(毎月開催)

2)環境ダイジェストレポート制作(7月実施)

5.従業員・家族に対する環境啓発活動の展開1)環境教育の実施(一般者、管理者)(7月実施)

2) 月間行事の実施・環境月間 (6月実施)・3R推進月間 (10月実施)・省エネルギー月間 (2月実施)

3)環境危険予知活動の展開・予知感度向上のためヒヤリ事例をもとに実施

(10月実施)

さらに、私たちは、将来に渡って永続的に輝き続ける企業であるために、常にお客さまや地球起点で考え、お客さまの期待や想像を超える商品やサービス、更には環境負荷を低減する活動など、新たな価値の提供を目指します。そして、多様性を尊重した会社経営により個々の従業員の能力を伸ばし、開発を加速させることで、従業員と共に会社を成長させていきたいと考えています。今後も変革し続ける私たちの取り組みに対して、変わらぬご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

工場photo

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2東芝マテリアル 環境ダイジェストレポート2019 (2018/4/1~2019/3/31)

環境方針

株式会社東芝 横浜事業所 環境方針

横浜事業所は、東芝グループの注力事業領域である社会インフラ、エネルギー、電子デバイス、

デジタルソリューションに関連した設計・技術開発・研究開発部門及び製造部門を有する多様な

事業を合わせ持った複合事業所です。

当事業所は、横浜の地に根付いた安全・安心な事業所を目指し、「コンプライアンスの徹底」

「環境リスク管理の徹底」「地域との共生」を図り、環境事故の未然防止に努めます。また、複合

業所として各事業体に権限を委譲したうえで、ライフサイクルの視点を取り入れたマネジメントシ

ステムを運用します。当運用により、事業所運営と事業プロセスを両輪として持続可能な社会の

実現に貢献できる事業所を運営します。

1.当事業所の環境側面について、環境への影響を評価し環境負荷の低減、汚染の防止、生物多様性

及び気候変動への対応等に関する環境目標を設定して、環境保護を推進します。

1)環境活動レベル及び環境パフォーマンスの向上を図るため、監査の実施や活動のレビューにより

環境マネジメントシステムの継続的な改善を図ります。

2)環境に関する法令・条例・協定、当事業所が受入に同意した要求事項及びその他要求事項を

順守すると共に、自主管理基準を順守します。

2.事業活動が環境に及ぼす負荷を低減及び汚染を予防するため、次の活動を推進します。

1)エネルギー使用の効率化及びCO2排出量の抑制

2)廃棄物総発生量の抑制及び廃棄物ゼロエミッションの継続

3)化学物質の管理徹底及び排出量の削減

3.東京湾閉鎖性海域に隣接した立地環境を認識し排水管理を充実させると共に、構内の緑化管理も

含め生物多様性の保全を考慮して、地域社会と密着した環境コミュニケーションを継続的に行ない、

地域への貢献と協調を図ります。

4.所内全従業員は環境教育などを通して、環境方針の理解と環境保全に対する意識を向上し、

行動を実践すると共に、環境管理の先導者の自覚を持って、その家族の啓発活動を行います。

~ この環境方針は社内外に公開します ~

改 定 2018年 8月 1日

株式会社東芝 横浜事業所環境保全責任者

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3東芝マテリアル 環境ダイジェストレポート2019 (2018/4/1~2019/3/31)

環境負荷データ

エネルギー使用量 (単位:KL) CO2排出量 (単位:トンーCO2)

水の使用量 (単位:千m3) 排水量 (単位:千m3)

廃棄物最終処分量と最終処分率 (単位:トン、%)廃棄物総発生量 (単位:トン)

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5000

10000

15000

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35000

2000 2005 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018

電力 都市ガス

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

35,000

2000 2005 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018

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500

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市水 工水

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2000 2005 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018

最終処分量 最終処分率

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2000 2005 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018

雨水を含む

エネルギー原単位の推移(単位 t-CO₂/億円)

年度 2010 2011 2012 2013*¹ 2014*² 2015 2016 2017 2018

計画値 90.2 88.1 87.5 142.4 128.4 124.8 144.4 180.7 152.2

実績値 92.7 88.4 98.1 150.3 127.3 130.2 142.3 156.6 152.2

達成率(%) 97.3% 99.7% 89.2% 94.7% 100.9% 95.9% 101.5% 115.4% 100.0%

*1 2013年に電力換算係数見直し *2 2014年に生産高基準見直し実施

廃棄物原単位の推移(単位 t/億円)

年度 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018

計画値 4.71 3.2 2.75 2.51 1.87 1.74 2.25 2.53 2.18

実績値 5.77 2.71 2.58 2.12 1.78 2.36 2.07 2.25 2.03

達成率(%) 81.6% 118.1% 106.6% 118.4% 105.1% 73.7% 108.7% 112.4% 107.4%

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4東芝マテリアル 環境ダイジェストレポート2019 (2018/4/1~2019/3/31)

遵法管理状況

<環境事故・指導指摘・苦情の有無>

状況

環境事故発生の有無 なし

工場周辺や地域での環境問題発生の有無 なし

行政からの指導・指摘の有無 なし

近隣住民からの苦情の有無 なし

<大気測定結果> 貫流ボイラー (都市ガス使用) 4台 測定対象施設

法規制値 自主管理値 実測値 測定頻度

NOx (ppm) 35 33 (※休止中) 年2回

SOx (Nm3/h) 対象外 対象外 対象外 対象外

ばいじん (g/Nm3) 0.05 0.05 (※休止中) 年2回

<排水測定結果> (主な測定結果) (第1放流口) 東京湾へ放流

規制値 自主管理値 実測値 測定頻度

水素イオン濃度 (ph) 6.0~8.5(協定値) 6.1~8.4 7.4~7.7 月1回

BOD (mg/㍑) 24 (協定値) 23 2~5 月1回

COD (mg/㍑) 20 (協定値) 16 2~4 月1回

SS (mg/㍑) 60 (協定値) 48 2~13 月1回

窒素 (mg/㍑) 40 (協定値) 32 2~4 月1回

フッ素 (mg/㍑) 8 (協定値) 6.4 0.5 月1回

<騒音・振動測定結果> 非該当

化学物質削減対象物質の取扱量 (トン) 化学物質削減対象物質の排出量 (トン)

0

500

1000

1500

2000 2005 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018

PRTR対象物質 PRTR対象外の物質

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2000 2005 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018

PRTR対象物質 PRTR対象外の物質

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5東芝マテリアル 環境ダイジェストレポート2019 (2018/4/1~2019/3/31)

< 2018年度 東芝横浜事業所 環境活動優秀賞を受賞>

横浜市「3R活動優良事業所」認定の紹介

環境コミュニケーションの紹介

詳細な品目表示で間違い防止

徹底された排出管理

  食品残さを堆肥化

☆社員への環境教育の実施 ごみ減量・リサイクルを推進する組織を作り、月1回の定例会やeラーニングを通じて、情報共有を行うとともに、全社員が携行するマニュアルにも分別一覧を掲載し、分別方法を周知しています。☆紙の使用量削減の徹底 紙使用の削減を推進するため、使用量を把握し管理することや、会議資料などのペーパーレス化を進めています。☆分別排出の徹底 全従業員が当番制で分別ボックスの確認を行い、間違いがあれば情報共有をするなど、分別排出の徹底を行っています。☆再資源化の推進 食堂から排出される食品残さを堆肥化しています。☆社会貢献活動 地域清掃活動を定期的に(月に1回)実施しています。

全社員が携帯するポケット型の分別マニュアル

< 2018年度 横浜市資源循環局「3R優良事業所」認定>