欧州ELV指令ANNEXⅡ改訂 JAMAシート対応説明会...欧州ELV指令ANNEXⅡ改訂 JAMAシート対応説明会 2010年6暻11日富士通テン株式会社地球瑧境部

欧州欧州ELVELV指令指令ANNEXANNEXⅡⅡ改訂改訂ＪＡＭＡシート対応説明会ＪＡＭＡシート対応説明会

2010年6月11日

富士通テン株式会社地球環境部

１．JAMAｼｰﾄのｱﾌﾟﾘｹｰｼｮﾝｺｰﾄﾞ変更対応について

２．JAMAｼｰﾄ改訂（Ver.2.11）対応について

３．その他（お願い事項）

・臭素系難燃剤の切替対応について

FUJITSU TEN CONFIDENTIALFUJITSU TEN CONFIDENTIALFUJITSU TEN CONFIDENTIALFUJITSU TEN CONFIDENTIAL

１． JAMAｼｰﾄのｱﾌﾟﾘｹｰｼｮﾝｺｰﾄﾞ変更対応について

１-１．欧州廃車指令（ELV指令） AnnexⅡ改訂

欧州廃車指令（2000/53/EC）

・2003年7月1日以降に上市する自動車・自動車部品に対し4物質（鉛/ｶﾄﾞﾐｳﾑ/水銀/6価ｸﾛﾑ）の使用を原則禁止

・一部の材料/部品は適用が免除され、適用除外期限と共に適用除外リスト（AnnexⅡ）に記載

AnnexⅡの改訂：技術の進捗等を踏まえて内容を見直し第4回* ：2010年、第3回：2008年、第2回：2005年、第1回：2002年

* 2010年2月23日に改訂版法規が発布（2010年2月25日付官報で告示）

＜第4回改訂の概要＞はんだ中の鉛の用途を10項目に細分化（主な内容は以下の通り）①電気および電子部品と電子回路基板を接続するためのはんだに含まれる

鉛など →2016年以降の新型車から禁止②電子回路基板上、又はｶﾞﾗｽ上のはんだを除く、その他の電気ｱﾌﾟﾘｹｰｼｮﾝ中

のはんだに含まれる鉛 →2011年以降の新型車から禁止）③高融点はんだに含まれる鉛（重量で85％以上の鉛を含有する合金） →無期限


１-２．ｱﾌﾟﾘｹｰｼｮﾝｺｰﾄﾞの変更について

・IMDS及びJAMAｼｰﾄでは環境規制の順守判断の為、一部の禁止及び要申告物質に対して、ｱﾌﾟﾘｹｰｼｮﾝｺｰﾄﾞ（以下、AC）が定義されており、登録することになっています。

・2010年3月 IMDSｺﾐｯﾃｨは欧州ELV指令AnnexⅡ改訂（2010年2月）に対応する為、細分化された“はんだ鉛の適用除外”の内容に合わせてACを更新し、追加しました。


分類分類分類分類主な項目主な項目主な項目主な項目

納入部品情報納入部品番号、納入部品名称　等

部品構成情報構成部品番号、構成部品名称　等

材料情報構成材料名称、材料規格、材料コード・記号、材料重量　等

化合物情報化合物名称、化合物コード、化合物含有率（固定値）　等

リサイクル情報再生材使用率、材質表示、リサイクルマーク　等

アプリケーションアプリケーション

部工会オプション化合物含有率（最小値・最大値・残部）、Node ID[化合物]、 Node ID[材料]　等

＜入力項目＞


例：Lead例：例：LeadLead

一部の禁止及び要申告物質の場合、ここにｱﾌﾟﾘｹｰｼｮﾝｺｰﾄﾞの入力が必要一部の禁止及び要申告物質の場合、ここにｱﾌﾟﾘｹｰｼｮﾝｺｰﾄﾞの入力が必要一部の禁止及び要申告物質の場合、ここにｱﾌﾟﾘｹｰｼｮﾝｺｰﾄﾞの入力が必要一部の禁止及び要申告物質の場合、ここにｱﾌﾟﾘｹｰｼｮﾝｺｰﾄﾞの入力が必要

ｱﾌﾟﾘｹｰｼｮﾝｺｰﾄﾞ入力欄

53


ｱﾌﾟﾘｹｰｼｮﾝ(項番:34)の選択ﾎﾞﾀﾝを押すと、下記の選択BOXが表示されます。

ｱﾌﾟﾘｹｰｼｮﾝｺｰﾄﾞの選択画面

2010201020102010年年年年6666月月月月1111日改訂版（日改訂版（日改訂版（日改訂版（Ver.2.11Ver.2.11Ver.2.11Ver.2.11）では、はんだ鉛の）では、はんだ鉛の）では、はんだ鉛の）では、はんだ鉛のｱﾌﾟﾘｹｰｼｮﾝｺｰﾄﾞｱﾌﾟﾘｹｰｼｮﾝｺｰﾄﾞｱﾌﾟﾘｹｰｼｮﾝｺｰﾄﾞｱﾌﾟﾘｹｰｼｮﾝｺｰﾄﾞ53535353～～～～62626262がががが表示に追加されている表示に追加されている表示に追加されている表示に追加されている


626262622014年に再検討合わせガラスのはんだ付け用はんだに含まれる鉛8j

616161612013年1月1日以前に型式認可された車両とそのスペアパーツ2012年1月1日より前に再検討

合わせガラスのはんだ付けを除く、ガラス上の電気的ガラス用アプリケーションのはんだに含まれる鉛

8i

606060602014年に再検討チップサイズの投影面積が少なくとも1cm2で、シリコンチップ部の公称電流密度が最小で1A/mm2のパワー半導体アッセンブリ中のヒートシンクにヒートスプレッダを接続するためのはんだに含まれる鉛

8h

595959592014年に再検討集積回路パッケージ（フリップチップ）の内部半導体ダイおよびキャリア間における確実な電気的接続に必要なはんだに含まれる鉛

8g

585858582014年に再検討コンプライアント・ピン・コネクタシステムに含まれる鉛8f

575757572014年に再検討高融点はんだに含まれる鉛（重量で85％以上の鉛を含有する合金）8e

565656562015年1月1日以前に型式認可された車両とそのスペアパーツ

マスエアーフローセンサ内のガラス上のはんだに使用する鉛8d


アルミ電解コンデンサの端子仕上げの中の鉛8c


電子回路基板上、又はガラス上のはんだを除く、その他の電気アプリケーション中のはんだに含まれる鉛

8b


電気および電子部品と電子回路基板を接続するためのはんだに含まれる鉛など

8a

ACACACAC除外の範囲と期限材料と構成部品

細分化された“はんだ鉛の適用除外”とAC

※ 従来のAC（13）「電子回路基板用およびその他の電気部品用のはんだ」は継続FUJITSU TEN CONFIDENTIALFUJITSU TEN CONFIDENTIALFUJITSU TEN CONFIDENTIALFUJITSU TEN CONFIDENTIAL

１-３．AC変更による影響と自動車部品工業会会員会社の対応

＜AC変更による影響＞

環境規制の順守判断のためには“はんだ鉛”を含む半導体・電子部品及びASSYについては、適用されるＡＣの再報告が必要

① 過去に報告したIMDSデータの再報告

報告が必要となった新ＡＣの定義/選択基準が複雑になる（ｻﾌﾟﾗｲﾁｪｰﾝで解釈/判断されることが必要）

② “はんだ鉛”のACの使い分け

AC：53（8a），54（8b）の用途判断は半導体・電子部品ｻﾌﾟﾗｲﾔ様側では困難（混乱を避ける為に一定の入力ﾙｰﾙが必要）

③ “電子部品端子仕上げに含まれる鉛”の新AC入力ﾙｰﾙ

＜自動車部品工業会（部工会）会員各社の対応＞ｻﾌﾟﾗｲﾁｪｰﾝに混乱を与えないよう、部工会で動きを統一する必要あり

自動車ﾒｰｶ、電気・電子部品ﾒｰｶと新しいACの運用方法について協議し、その結果を踏まえ、運用ﾙｰﾙ・ｽｹｼﾞｭｰﾙを会員各社に展開。（5月説明会実施済）


１-４．AC変更による影響と自動車部品工業会会員会社の対応

① 過去に報告したIMDSﾃﾞｰﾀの再報告

・再報告の対象は2011年以降の認証対象車に搭載されるｷｬﾘｰｵｰﾊﾞｰ部品に限定する。

・OEM（自動車ﾒｰｶ）はJAMAｼｰﾄ改訂時期と電子部品ｻﾌﾟﾗｲﾔの準備期間を考慮し、当面（8月頃まで）はTier1への新ACでのIMDS報告要請を見合わせる。

② “鉛および鉛合金”のACの正しい使い分け

・ELV指令AnnexⅡ改訂により細分化された“はんだ鉛の適用除外”の内容をまとめた『ELV AnnexⅡ解釈ｶﾞｲﾄﾞﾗｲﾝ』 * を展開

* 下記のﾎｰﾑﾍﾟｰｼﾞに掲載されています。（原文）URL: http://www.mdsystem.com/html/data/imds_and_technical_definitions_for_elv_exemptions_8a_to_8j.pdf

（部工会仮訳）URL: :http://www.japia.or.jp/ ※部工会会員専用サイトに掲載

※部工会会員以外は閲覧できないので本日コピーを配布


③ “電子部品端子仕上げに含まれる鉛”の新AC入力ﾙｰﾙ

・AC：53（8a）、54（8b）の用途判断は半導体・電子部品ｻﾌﾟﾗｲﾔ様側では困難であり、混乱を避ける為に、下記ﾙｰﾙを設定し、展開。

電子部品端子仕上げに含まれる鉛が閾値を超えている場合

53: 8a)上記以外

58: 8f)ｺﾝﾌﾟﾗｲｱﾝﾄﾋﾟﾝｺﾈｸﾀｼｽﾃﾑ（ﾌﾟﾚｽﾌｨｯﾄ）

55: 8c)ｱﾙﾐ電解ｺﾝﾃﾞﾝｻ

AC入力ルール電子部品


電子部品ｻﾌﾟﾗｲﾔは、ｱｯｾﾝﾌﾞﾘ会社の用途を把握できません。従って、ｱｯｾﾝﾌﾞﾘ会社にｱﾌﾟﾘｹｰｼｮﾝｺｰﾄﾞ最終判断の責任があります。

自動車ﾒｰｶ

部品ﾒｰｶ(Tier1)

Case1

IMDS/JAMAｼｰﾄの流れ

Case3

Case2

最終判断の責任を負うのは・・・Case1：車両ﾒｰｶCase2：部品ﾒｰｶ（Tire1）Case3：部品ﾒｰｶ（Sub-supplier）

電子部品ｻﾌﾟﾗｲﾔ

部品ﾒｰｶ(Sub-supplier)


Radial type

8b) 用途事例

Axial type TO type SIP type ZIP type DIP type

DO type

用途によって8b) となる事例があります。ｱｯｾﾝﾌﾞﾘ会社は、8b)での用途がないかご注意ください。

用途によって8b）となる部品


④ 新ｱﾌﾟﾘｹｰｼｮﾝｺｰﾄﾞの運用ｽｹｼﾞｭｰﾙ

新ACでの報告開始

ｻﾌﾟﾗｲﾔ

既存部品

新規部品

10月9月8月7月6月5月4月3月

新ACによる

JAMAシート報告

新AC運用説明会部工会

IMDS改訂

JAMAｼｰﾄ改訂（AC変更）

自工会部工会

対応事項

●IMDS改訂

●JAMAｼｰﾄ改訂（6/1）

既存部品に対する

再報告を最小限に止める

新規部品既存部品（JAMAｼｰﾄ提出済み）

車両A（2011年１月L/O）

車両B（2011年３月L/O）

車両C（2011年５月L/O）

部品ﾒｰｶ（Tier１）からの報告対象部品の通知に基づき報告

● 部工会会員企業向け

＜新ACによるJAMAｼｰﾄ報告対象範囲＞ *網かけ部分


１-５．仕入先様へのお願い

① はんだ鉛を使用する部品を納入頂いている全仕入先様

・部工会方針にもとづき、新ACへの対応を進めていきます。今後、車両ﾒｰｶ様の調査依頼を受けた後、調査をお願いすることになりますので、よろしくお願いします。

・2010年6月14日以降（JAMAｼｰﾄ ver2.11ﾘﾘｰｽ以降）の新規部品 *については、全て、新ACを使用して報告して下さい。

* 新規部品：既存部品の内、過去にJAMAｼｰﾄ調査を依頼していない品番も含みます。

② ①の内、電子部品（素子）を納入頂いている仕入先様

・共通部品（下記）について、対象品番数が多い仕入先様に対しては、過去にJAMAｼｰﾄでご報告頂いた品番の内、旧AC（13）を含む品番のリストを後日、ご送付しますので、ご参考として下さい。

＜共通部品＞・“標準部品”： 8xxxxx-xxxxxxxx・“規格部品”： 9xxxxx-xxxxxxxx


ｱｯｾﾝﾌﾞﾘ・ｻﾌﾞｱｯｾﾝﾌﾞﾘを構成する素子部品の点数が多い為、早めのご準備が必要になると予想されます。新ACへの変更が必要になる品番のﾘｽﾄｱｯﾌﾟ、自社購入先（素子ﾒｰｶ様）との調整などにご着手下さい。

③ ①の内、電子回路基板を使用するｱｯｾﾝﾌﾞﾘ・ｻﾌﾞｱｯｾﾝﾌﾞﾘを納入頂いている仕入先様


２． JAMAｼｰﾄ改訂（Ver.2.11）対応について

２-１．JAMAｼｰﾄの改訂について

自動車業界（自工会/部工会）にて、JAMAｼｰﾄの改訂が決定JAMAｼｰﾄ（Ver.2.11）：2010年6月1日ﾘﾘｰｽ

今後の環境負荷物質調査については、JAMAｼｰﾄ（Ver.2.11）を利用

富士通テンは2010年6月1日に環境調査様式改訂（JAMAｼｰﾄVer.2.11）に関するご案内を展開させて頂いております。


２-２．JAMAｼｰﾄの改訂内容

＜記入帳票＞変更なし（ﾊﾞｰｼﾞｮﾝ、日付は更新）

＜外部ﾘｽﾄ＞変更あり（以下の内容を反映）

・IMDSの改訂

（欧州ELV指令の適用除外ﾘｽﾄ（AnnexⅡ）

の改訂を反映）

ｱﾌﾟﾘｹｰｼｮﾝｺｰﾄﾞﾘｽﾄ

・IMDSの改訂

・GADSLの改訂

・SVHC（高懸念物質）の改訂

（欧州REACH規則の改訂を反映）

化合物ﾘｽﾄ

・JISの改訂材料ﾘｽﾄ

法規制（ELV指令/REACH規則）、IMDS、GADSL等の変更に伴い、外部ﾘｽﾄの内容が更新されています。


JAMA統一データシート Ver.2.11

2010年6月1日

JAMA統一データシートの改正を、下記の通り実施します。

＜2010年6月1日＞・欧州廃車指令(ELV)の適用除外リスト(AnnexⅡ)の改訂に伴い、IMDSのアプリケーションコードが変更されたため、外部リストを修正しました。・欧州ＲＥＡＣＨ規則のＳＶＨＣが、2010年1月13日に追加されましたので、外部リストを修正しました。・入力帳票の内容に変更はありません。

＜2009年10月1日＞・ＩＭＤＳのバージョンアップに対応するため、小改正版（Ｖｅｒ.2.10）を発効しました。

改正内容の詳細につきましては、部工会ホームページ掲載の資料を参照して下さい。・外部リストの改正も実施しましたので、Ver.2.10(EXLIST-2009-10-01JP) を利用して下さい。

＜2009年6月1日＞・ IMDSにて Cr3+(三価クロムイオン)等イオン物質が削除されたため、外部リストを更新、関係する材料マスタを修正しました。・入力帳票の内容に変更はありません。

JAMA統一データシートの改正（Ver.2.00）について2006年4月1日

(社)日本自動車工業会(社)日本自動車部品工業会

１. 改正の背景

(中略)

＜変更点＞バージョン、日付を更新しました。

＜変更点＞改正内容を追記しました。

(以下、省略)

＜変更点＞2007年以前の改正内容を非表示にしました。

入力帳票の改訂内容


２-３．切替ｽｹｼﾞｭｰﾙ

調査結果受領

運用

7月6月5月

● Ver.2.11ﾘﾘｰｽ

Ver.2.10

Ver.2.11

Ver.2.10/Ver.2.11併用期間 Ver.2.11に一本化（6月14日以降）

6月14日以降に弊社へ回答を送付される際は、原則としてVer.2.11 で提出を行って下さい。

・JAMAｼｰﾄ（Ver.2.11）の関連資料（記入帳票、外部ﾘｽﾄ等）は下記のﾎｰﾑﾍﾟｰｼﾞからﾀﾞｳﾝﾛｰﾄﾞして下さい。（部工会HP）

URL: http://www.japia.or.jp/index.html

・JAMAｼｰﾄ（Ver.2.11）の記入帳票のﾊﾟｽﾜｰﾄﾞはVer.2.10と同じです。


・『入力ﾃﾞｰﾀのﾁｪｯｸ』ﾎﾞﾀﾝを押して、入力したﾃﾞｰﾀにｴﾗｰがないことを確認した上で、CSVﾌｧｲﾙの出力を行って下さい。

・ﾃﾞｰﾀ内『納入部品番号』欄およびCSVﾌｧｲﾙ名には弊社品番（15桁品番）を必ず入力して下さい。（1品番につき1ﾌｧｲﾙで提出して下さい。)

・CSVﾌｧｲﾙ（JAMAｼｰﾄ）は[email protected]宛にご提出下さい。

２-４．仕入先様へのお願い

※ お問合せの場合、ﾒｰﾙの題名は“【問合せ】”として下さい。


３．その他（お願い事項）

臭素系難燃剤(PBB、PBDE）の切替対応のお願い

一部の部品でﾃﾞｶﾌﾞﾛ使用（C12Br10O、 CAS：1163-19-5）PBDE

使用なしPBB

・ﾃﾞｶﾌﾞﾛ北米における自主削減の動向

米国環境保護庁（ＥＰＡ）からﾃﾞｶﾌﾞﾛﾌｪｲｽﾞｱｳﾄｲﾆｼｱﾁﾌﾞが公表され

米国の製造・輸入３社が段階的廃止に取組むことを表明（2009/12/17）

（１） 2012年末：ﾃﾞｶﾌﾞﾛ一般用途販売停止

（２） 2013年末：ﾃﾞｶﾌﾞﾛ自動車用途販売停止

・当社購入部品での使用状況

・当社方針

2012012012011111年末以降の購入部品について年末以降の購入部品について年末以降の購入部品について年末以降の購入部品についてPBBPBBPBBPBB、、、、PBDEPBDEPBDEPBDE（ﾃﾞｶﾌﾞﾛ含む）不使用（ﾃﾞｶﾌﾞﾛ含む）不使用（ﾃﾞｶﾌﾞﾛ含む）不使用（ﾃﾞｶﾌﾞﾛ含む）不使用


078-682-2029

[email protected]

078-682-2029

[email protected]

Tel/E-mail

岡村

合田

地球環境部

製品情報管理ﾁｰﾑ

JAMAｼｰﾄのｱﾌﾟﾘｹｰｼｮﾝｺｰﾄﾞ変更対応

渡辺地球環境部

EMS企画ﾁｰﾑ

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担当部署内容

説明資料のお問合せ先


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