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EMC VMAX3ファミリー ミッション クリティカルなハイブリッド クラ ウドとハイパー コンソリデーションのため のエンタープライズ データ サービス プラ ットフォーム ポイント 著しく増大するハイブリッド クラウド環境で大 規模で予測可能なパフォーマンスを達成 ミッション クリティカルで、需要の高いトランザ クション処理とビッグデータのワークロードを 統合し、総所有コストを削減 オール フラッシュ構成のVMAX3を使用して、 数百万のIOPS1ミリ秒未満のレーテンシー で処理 FAST.Xにより、データセンター全体にストレ ージ階層化を拡張 VMware Virtual VolumesVMAX3で実行 し、VM(仮想マシン)単位でサービス レベル 目標を割り当てる VMAX3で強力なストレージおよびアプリケー ション ワークロードを実行するとともに、統合 されたストレージ ハイパーバイザーにより容 易に導入 eNAS(組み込み型ファイル サービス)を有効 化し、導入コストを最大33%削減 SRDFリモート レプリケーションによる 99.9999%の可用性で、メインフレームとオー プン システムの重要な情報を保護 EMC ProtectPointで迅速なバックアップとリ ストアを提供し、VMAX3からData Domain直接バックアップすることで、アプリケーション サーバーのオーバーヘッドを排除 ダイアモンド、プラチナ、ゴールド、シルバー、 ブロンズのいずれかをワンクリックするだけ で、VMAX3ストレージを迅速にプロビジョニン グし、サービス レベル目標を設定 EMC Unisphereを使用して、VMAX3のブロ ックとファイル ストレージのプロビジョニング、 管理、監視を容易に実行 Unisphere 360を活用し、単一スクリーンで最 200台のVMAX/VMAX3アレイの追跡と監 視を実行 EMC VMAX3 TM は、最新鋭のフラッシュ中心のデータセンターとハイブリッド クラウドを活用しながら IT 運用 を合理化、自動化、統合するという CIO(最高情報責任者)の課題を解決する手段として最適です。VMAX3 は単に容量、性能、速度に優れているだけではありません。VMAX3 は、お客様が長年依存してきた信頼性と 可用性を引き続き提供しながら、最新のデータセンターへの新たな要件に対応するエンタープライズ データ サービス プラットフォームとして設計されました。 VMAX3 により、業界屈指の Tier 1 アレイは、内部だけでなく外部のブロック ストレージにも対応できる多様な ソフトウェア データ サービス一式を提供する、非常に拡張性の高いハードウェア プラットフォームへと進化しま した。VMAX3 データ サービスは、復元性、拡張性、俊敏性に優れたハードウェア プラットフォームによって提供 され、最も要求の厳しいメインフレームとオープン システムのストレージ インフラストラクチャの要求を満たしな がら、グローバル キャッシュ、優れた CPU(処理能力)と柔軟性、高パフォーマンスと高可用性を実現します。 パワフル パフォーマンスと容量を拡張することで、要求の厳しい OLTP(オンライン トランザクション処理)、EDW(エン タープライズ データ ウェアハウジング)向け OLAP(オンライン分析処理)、ビッグデータ アプリケーションを サポート マルチコア SMP およびフラッシュに最適化された設計:小規模な構成から始めて、VMAX3 アレイあたり 1,000 から 40,000 台の仮想マシンのクラウド規模まで、効率的な設置面積で拡張可能 規模に応じた予測可能なサービス レベルで、新旧のストレージ ワークロードのサービス レベル目標を確実 に達成 確実 高度な障害分離能力、堅牢なデータ整合性チェック機能、実証済みのハードウェアとソフトウェアの無停 止アップグレードを備えた Always-On 可用性アーキテクチャ 複数サイトのリモート レプリケーションのゴールド スタンダードである SRDF ® ソフトウェアを使用し、 99.9999%の可用性で 24 時間 365 日の連続運用を実現 VMAX3 から Data Domain へのダイレクトなバックアップおよび迅速なリストアは、EMC ProtectPoint 使用するアプリケーション サーバーに実質的な影響を与えずに、迅速で信頼性の高いリカバリを実現 静止データ暗号化(FIPS 140-2):データをセキュリティで保護し、規制条件に準拠 アジャイル ワン クリックでサービス レベルの割り当てを行いプロビジョニングを簡素化することで、混在する数千も のワークロードに自動的にサービス レベル目標を分配(メインフレーム、オープン システム、ブロックと ファイル) FAST.X TM により、データセンターとハイブリッド クラウド全体のストレージ階層化を自動化しながら、 VMAX3 エンタープライズ データ サービスを外部アレイに簡単に拡張 Unisphere 360 を使用して、最大 200 台の VMAX/VMAX3 アレイの稼働状況を集約、監視、レポート し、単一画面からデータセンター全体の詳細な情報を取得 データ シート

EMC VMAX3ファミリー レイの外部で実行されていたサービスに、VMAXの高可用性を適用することで、サービスの管 理および保護を行います。また、ハードウェア

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EMC VMAX3ファミリー ミッション クリティカルなハイブリッド クラ

ウドとハイパー コンソリデーションのため

のエンタープライズ データ サービス プラ

ットフォーム

ポイント 著しく増大するハイブリッド クラウド環境で大

規模で予測可能なパフォーマンスを達成

ミッション クリティカルで、需要の高いトランザ

クション処理とビッグデータのワークロードを

統合し、総所有コストを削減

オール フラッシュ構成のVMAX3を使用して、

数百万のIOPSを1ミリ秒未満のレーテンシー

で処理

FAST.Xにより、データセンター全体にストレ

ージ階層化を拡張

VMware Virtual VolumesをVMAX3で実行

し、VM(仮想マシン)単位でサービス レベル

目標を割り当てる

VMAX3で強力なストレージおよびアプリケー

ション ワークロードを実行するとともに、統合

されたストレージ ハイパーバイザーにより容

易に導入

eNAS(組み込み型ファイル サービス)を有効

化し、導入コストを最大33%削減

SRDFリモート レプリケーションによる

99.9999%の可用性で、メインフレームとオー

プン システムの重要な情報を保護

EMC ProtectPointで迅速なバックアップとリ

ストアを提供し、VMAX3からData Domainに

直接バックアップすることで、アプリケーション

サーバーのオーバーヘッドを排除

ダイアモンド、プラチナ、ゴールド、シルバー、

ブロンズのいずれかをワンクリックするだけ

で、VMAX3ストレージを迅速にプロビジョニン

グし、サービス レベル目標を設定

EMC Unisphereを使用して、VMAX3のブロ

ックとファイル ストレージのプロビジョニング、

管理、監視を容易に実行

Unisphere 360を活用し、単一スクリーンで最

大200台のVMAX/VMAX3アレイの追跡と監

視を実行

EMC VMAX3TMは、最新鋭のフラッシュ中心のデータセンターとハイブリッド クラウドを活用しながら IT運用

を合理化、自動化、統合するという CIO(最高情報責任者)の課題を解決する手段として最適です。VMAX3

は単に容量、性能、速度に優れているだけではありません。VMAX3は、お客様が長年依存してきた信頼性と

可用性を引き続き提供しながら、最新のデータセンターへの新たな要件に対応するエンタープライズ データ

サービス プラットフォームとして設計されました。

VMAX3により、業界屈指の Tier 1アレイは、内部だけでなく外部のブロック ストレージにも対応できる多様な

ソフトウェア データ サービス一式を提供する、非常に拡張性の高いハードウェア プラットフォームへと進化しま

した。VMAX3データ サービスは、復元性、拡張性、俊敏性に優れたハードウェア プラットフォームによって提供

され、最も要求の厳しいメインフレームとオープン システムのストレージ インフラストラクチャの要求を満たしな

がら、グローバル キャッシュ、優れた CPU(処理能力)と柔軟性、高パフォーマンスと高可用性を実現します。

パワフル

• パフォーマンスと容量を拡張することで、要求の厳しい OLTP(オンライン トランザクション処理)、EDW(エン

タープライズ データ ウェアハウジング)向け OLAP(オンライン分析処理)、ビッグデータ アプリケーションを

サポート

• マルチコア SMPおよびフラッシュに最適化された設計:小規模な構成から始めて、VMAX3アレイあたり

1,000から 40,000台の仮想マシンのクラウド規模まで、効率的な設置面積で拡張可能

• 規模に応じた予測可能なサービス レベルで、新旧のストレージ ワークロードのサービス レベル目標を確実

に達成

確実

• 高度な障害分離能力、堅牢なデータ整合性チェック機能、実証済みのハードウェアとソフトウェアの無停

止アップグレードを備えた Always-On可用性アーキテクチャ

• 複数サイトのリモート レプリケーションのゴールド スタンダードである SRDF®ソフトウェアを使用し、

99.9999%の可用性で 24時間 365日の連続運用を実現

• VMAX3から Data Domainへのダイレクトなバックアップおよび迅速なリストアは、EMC ProtectPointを

使用するアプリケーション サーバーに実質的な影響を与えずに、迅速で信頼性の高いリカバリを実現

• 静止データ暗号化(FIPS 140-2):データをセキュリティで保護し、規制条件に準拠

アジャイル

• ワン クリックでサービス レベルの割り当てを行いプロビジョニングを簡素化することで、混在する数千も

のワークロードに自動的にサービス レベル目標を分配(メインフレーム、オープン システム、ブロックと

ファイル)

• FAST.XTMにより、データセンターとハイブリッド クラウド全体のストレージ階層化を自動化しながら、

VMAX3エンタープライズ データ サービスを外部アレイに簡単に拡張

• Unisphere 360を使用して、最大 200台の VMAX/VMAX3アレイの稼働状況を集約、監視、レポート

し、単一画面からデータセンター全体の詳細な情報を取得 データ シート

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クラウド規模での統合 VMAX3ファミリーは、クラウド規模の統合で業界一の信頼を誇るプラットフォームで、組織のメインフレ

ームとオープン システムの膨大なストレージ容量を動的に増加したり、簡単に共有したり、コスト パフォ

ーマンスの高い管理が可能です。VMAX3は、1つのVMAX3アレイで数千の混在ワークロードを同時に

実行しながら、一貫して高いパフォーマンス レベルを維持します。この業界をリードする技術により、予

測可能で応答性の高いサービスを大規模に展開することも可能です。

高度なパフォーマンス専用に構築 ペタバイト レベルの拡張を必要とする企業向け専用に構築されたVMAX3ファミリーは、ペタバイトの重

要なデータを保存し、需要の高い大量のトランザクション ワークロードを簡単に管理します。VMAX3の

ハードウェア設計は、卓越したスピードとサブミリ秒未満のレスポンス タイムを可能にする、ターボチャ

ージ付きのDynamic Virtual Matrix Architectureを備えています。

VMAX3 Dynamic Virtual Matrix Architectureは、単一システムの設置面積の制限を超えて拡張する

ことが可能なため、どこでも必要な場所で高度なパフォーマンスを提供することができます。数百のマ

ルチ コア Ivy Bridge CPUをオン デマンドでプールして割り当て、ダイナミックな混在ワークロードのパ

フォーマンス要件を満たします。これは、強力なマルチスレッド、業界初の動的な、ユーザー制御による

コア アロケーションによって実現されており、ワークロードにリソースが不足することはありません。

Dynamic Virtual Matrixのコア要素になるのがVMAX3エンジンです。各VMAX3エンジンには、最大

2 TBのキャッシュ メモリ(アレイあたり最大16 TB)、フロントエンド接続性、2つの完全な冗長ダイレクタ

ー ボードを使用したバックエンドSAS接続性が含まれています。Dynamic Virtual Matrixは、最大8個

のVMAX3エンジンを1つのシステムとして統合し、接続、処理、容量のリソースを完全に共有することに

よって拡張性を実現します。各エンジンは最大48個のCPUコアをサポートするため、アレイごとに最大

384コアまで拡張する高速パフォーマンスを実現できます。

各VMAX3アレイは、最新のエレクトロニクスを活用し、需要が高く動的な環境に対応します。すべての

VMAX3モデルは、Ivy Bridgeアーキテクチャ、InfiniBand 56 Gb/sの相互接続テクノロジー、

PCIe Gen 3 I/Oおよびネイティブ6 Gb/s SASドライブ インフラストラクチャに基づいた、第3世代のIntel

マルチコア プロセッサを使用しています。

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設計によるフラッシュ最適化 新しいVMAX3ファミリーには、「遅い」という選択肢はありません。フラッシュ用に設計された

VMAX3ファミリーは、15K RPMのディスク ドライブを想定した、従来のアレイ向けのアドオンと

してフラッシュ ドライブを提供するソリューションよりも性能面で優れています。FlashBoost™テ

クノロジーを採用し、フラッシュに最適化されたハイブリッド アレイ設計を特徴とするVMAX3

は、読み取り負荷のかかるOLTPアプリケーションのボトルネックを取り除いて、最高のパフォ

ーマンスと最短のレーテンシーを実現します。また、EMCのFAST™(Fully Automated

Storage Tiering)テクノロジーと大容量NL-SASにより、非アクティブで重要性の低いデータの

保存にかかるコストを削減できます。

高速および広帯域幅の再定義 VMAX 400Kは、SPC-2の世界新記録となる1秒あたり55GBの最大帯域幅を実現。これは最

も有力な競合他社を30%以上も上回るパフォーマンスに相当します。VMAX3は、高機能の

Intelマルチコア プロセッサと新しいDynamic Virtual Matrixスケールアウト アーキテクチャを組

み合わせることで、パフォーマンスを大幅に向上し、現在そして次世代のハイブリッド クラウド

の高い要求に応えます。最大8個のVMAX3エンジン、超高速のフラッシュ ドライブ、および

FlashBoostで構成されるVMAX3は、旧世代の3倍のパフォーマンスを達成できるため、今まで

の3倍の処理が可能です。 また、PCIe Gen 3およびInfiniBand 56 Gb/sの広帯域幅の恩恵か

ら、膨大な量の重要なデータへの大容量接続を可能にし、これまでよりも高速なデータフローを

実現します。

VMAX3のパフォーマンス

お客様のデータセンターに最適 VMAX3ファミリーは、コストの削減とデータセンターのあらゆるニーズに適合する設計を実現

し、パフォーマンスの密度およびパッケージングが飛躍的に改善されました。VMAX3アレイ

は、単一のフロア タイルに、最大720台の高密度ドライブおよびVMAX3エンジン一式を収納で

きます。単一ラックで最大1.7M IOPSは業界初のスペックです。

ドライブを最大120台格納できるシェルフ

up to 3.0x

VMAX3 Arrays

Previous-generation Arrays

フラッシュに最適化されたパフォーマンス

FlashBoostは、要求度の高いトランザクション処

理ワークロードに対し、最大 100%の高速読み取

りパフォーマンスを実現します。

優れた高密度

VMAX3の各ラックは、単一のフロア タイルに最

大 720台のドライブおよびすべてのシステム要

素を格納

VMAX3アレイ

最大 3倍

旧世代のアレイ

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最高の俊敏性を得るため、VMAX3の各ラックは、データセンターの柱やその他の障害物を避けて

最大で25メートルまで分離できるため、今後のアレイの増加に備えて空きスペースを確保する必

要はありません。すべてのVMAX3アレイは、お客様のデータセンター インフラストラクチャに適合

するように、業界標準の19インチとオプションのサード パーティ ラッキングを利用できます。

HYPERMAX OSによるオープンで拡張可能なVMAX3ハイ

パーバイザー VMAX3アレイは、業界初のオープン ストレージおよびハイパーバイザー統合オペレーティング シ

ステムである HYPERMAX OSを取り入れています。HYPERMAX OSでは、オープン アプリケー

ション プラットフォームを通じて、業界をリードする高可用性、I/O管理、サービス品質、データの整

合性検証、ストレージの階層化、データ セキュリティの各機能が統合されます。

HYPERMAX OSは、初めてリアルタイムの無停止ストレージ ハイパーバイザーを搭載し、従来は

アレイの外部で実行されていたサービスに、VMAXの高可用性を適用することで、サービスの管

理および保護を行います。また、ハードウェア リソースに直接アクセスするため、パフォーマンスを

最大化できます。このハイパーバイザーは無停止でアップグレードすることができます。

HYPERMAX OSは Dynamic Virtual Matrix上で動作し、コア、キャッシュ、ホスト インターフェイ

スによるスケールアウトの柔軟性を活用できます。組み込み型ストレージ ハイパーバイザーは、外

部ハードウェアやネットワークの要件が少なくなるので、可用性が向上し、レーテンシーが大幅に

小さくなります。

組み込み NASを使用した VMAX3ユニファイド ストレージ VMAX3ユニファイド ストレージは、お客様が散在するブロック ストレージとファイル ストレージを

統合し、管理を合理化して、導入コストを最大 33%削減できる組み込み型ファイル データ サービ

スを導入します。eNAS(組み込み型 NAS)は HYPERMAX OSに提供されるハイパーバイザーを

使用して、VMAX3コントローラー上に仮想マシンのセットを作成および実行します。これらの仮想

マシンは eNASの 2つの主要な要素であるソフトウェア Data Moverとコントロール ステーション

をホストし、VMAX3のミラー ペア アーキテクチャに基づいて分散配置され、VMAX3のパフォーマ

ンスと容量のリソースを均等に消費します。VMAX3のブロックとファイル リソースはすべて、直感

的で使いやすい Unisphere管理インターフェイスを介して管理されます。eNASの一般的な使用

例には、NFS上の Oracle®実行、NFS上の VMware®、SMB 3.0上のMicrosoft® SQL、ホー

ム ディレクトリ、Windowsサーバー統合などがあります。

組み込み管理で時間とコストを削減

最新の VMAX3データ サービスである組み込み管理(eManagement)は、HYPERMAX OSハイ

パーバイザーも活用しています。この機能は、VMAX3管理ソフトウェアを VMAX3アレイ上で直接

実行することで、管理の合理化、コスト削減、可用性の向上を可能にします。eManagementの重

要な要素に、組み込み型 Unisphere、Solutions Enabler、SMI-S管理ソフトウェアの VMAX3上

での実行があります。お客様は、単一の管理コンソールから複数の VMAX3アレイを管理する場

合、専用サーバー上で VMAX3管理ソフトウェアの実行を継続することができます。

VMAX3の内蔵型データ サービス

HYPERMAX OSの特長は、無停止でリアルタイ

ムに稼働する初のストレージ ハイパーバイザーと

して、組み込まれたストレージとアプリケーション

サービスを管理および保護できることです。

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ALWAYS-ON可用性(HA/RAS) VMAX3ファミリーの設計と信頼性、可用性、保守性(RAS)の機能により、常時稼働の可用性を必要と

するメインフレームやオープン システム環境の理想的なプラットフォームとなりました。VMAX3ファミリ

ーのアーキテクチャは、最も要求が高いミッション クリティカルな環境で99.9999%の可用性を実現しま

す。VMAX3の可用性、冗長性、セキュリティ機能は、次のとおりです。

単一障害点ゼロ:すべてのVMAX3コンポーネントは、あらゆる障害に耐えるため完全に冗長化

完全な冗長化およびFRU(フィールド交換可能ユニット):システムをオフラインにすることなく確実

に修復

RAID保護レベル1、5、6(すべてが同一アレイに共存可能):電源領域全体が故障した場合でも

高可用性(HA)を保証するためにRAIDメンバーをDAE(ディスク アレイ エンクロージャ)の電源領

域に分散することで、さまざまなデータ保護要件に一致

ミラーされたキャッシュ:キャッシュ エントリーのコピーを分散し可用性を最大化

バッテリ バックアップによるフラッシュへのヴォールト:キャッシュのフラッシュへのデステージおよ

び電源障害時のデータ保護のための計画的なシャットダウンを実現

サイトAとサイトB双方への読み取り/書き込みアクセスを可能にするSRDF/Metroを介したアクティ

ブ/アクティブなリモート レプリケーションにより、サイトに障害が発生し場合でも即時のデータ アク

セスを保証します。

完全な無停止のアップグレード:小規模なアップグレードから大規模なリリースにおよぶ新しい

HYPERMAXオペレーティング システム ソフトウェアのロードなど

継続的なシステム監視、オートコール通知、高度なリモート診断

静止データ暗号化:統合されたRSA® Key Managerを使用し、厳格な規制条件を満たすFIPS

140-2に準拠

書き込みの欠落防止を目的とした拡張によるT10 DIFデータ コーディング

各コンポーネントの設計期間の詳細なFMEA(Failure Mode Effects Analysis)で障害の状況を

適切に処理

妥協のないパフォーマンス:VMAX3は、コンポーネントの障害時でも最高レベルのパフォーマンス

を維持

広範囲の障害検出および障害分離:摩耗の早期検出を行い、不良データを良データとして認識す

るエラーを防止

成功を確約するサービスの定義とスクリプト化:色分けされたケーブル、ケーブルの配置、スクリ

プト化の手順、およびスクリプト内のキー パラメータのチェックなど

オール フラッシュ キャッシュ データ ヴォールトの2つの主要な障害復帰機能:ヴォールトの前に

何らかの故障があった場合、および、電源サイクルからの復帰の際に何らかの障害があった場合

でもシステムが確実に復帰

データセンターのエアー コンディショニング停止などの場合に、適切なシャットダウンにより熱サイ

クルをサポート

バックアップのゴールド スタンダードと業界をリードするVMAX3レプリケーション テクノロジーを組

み合わせた、EMC ProtectPointバックアップおよび迅速なリストアによる統合型VMAX3のデータ

保護

ハードウェア暗号化

- 全ドライブの暗号化

- パフォーマンスの低下なし

- 自動的な鍵管理

- ブロックとファイルの最適化

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EMC SRDF ソフトウェア:

世界で最もパワフルな信頼できるリモート レプリケ

ーション向けソリューションで、メインフレームやオ

ープン システム ストレージを保護。

EMC ProtectPoint:

データベース サーバーへのバックアップの影響を

事実上排除

常時稼働の可用性を実現する信頼性の高いレプリケーション

およびセキュリティ ソリューション EMC TimeFinder

®とEMC SRDFソフトウェアは、業界で利用可能なローカルおよびリモート ストレ

ージ レプリケーションのための強力で信頼性の高いアプリケーションです。これらのストレージ アプ

リケーションは、ローカルおよびリモートのスナップショットとクローンで迅速なアレイ内バックアップと

リストアを可能にし、アプリケーションのテストや開発などの並列処理業務を促進し、プライマリ サイ

トの災害およびシステム停止を回避します。

新しいTimeFinder SnapVXソフトウェアではインパクトのないスナップ、シンプルなユーザー定義

名、より迅速なスナップショット作成/有効期限、カスケード、SRDF/FASTとの互換性、TimeFinder

Clone、VP Snap、Mirror (エミュレーション モード)などレガシー レプリケーション機能のサポートを

提供します。SnapVXはレプリケーション ストレージ コストを最大で1/10まで削減し、有効性の高い

スナップとアレイあたり最大1600万のスナップへの拡張でクラウド規模に向けて最適化されていま

す。お客様は最大256のスナップショットを保持し、ソース デバイスごとに最大で1024のターゲット

ボリュームを確立することができ、ポインター(スナップショット)またはフル(クローン)コピーでの読

み取り/書き込みアクセスを提供します。

業界初となるメインフレーム向けzDPソリューションによって、オフライン フル バックアップやBCV

(Business Continuance Volume、メインフレーム ストレージ管理者の間では「ゴールド コピー」とも

呼ばれる)からリストアする必要なく、論理データの破損からのリカバリが可能になります。この他の

優れた機能により、管理者は数日かかる論理データの破損のリカバリを数分で実行できます。

SRDFの機能拡張されたバージョンによってVMAX3アレイのレプリケーションが高速化および効率

化されるため、お客様は帯域幅を追加しなくても、さらに多くの容量を保護することができます。機能

拡張されたSRDFは、新しいマルチコア技術とマルチ スレッド技術を強力なハードウェア圧縮と組み

合わせてレプリケーション帯域幅を増加し、運用コストを削減します。また、FAST SRDF整合性によ

りVMAX3はさまざまなSLOレベルをSRDF構成の各エンドでサポートします。

SRDF/Metroはアクティブ/アクティブな高可用性を提供し、データセンター内およびMetro対応距離

内で、無停止データ アクセスとワークロード モビリティを実現します。VMAX 100K、200K、400Kの

アレイ クラスタリングにより、リカバリ性、俊敏性、データ移動が大幅に強化されます。SRDF/Metro

により、ホストおよびホスト クラスターは、プライマリSRDFアレイとセカンダリSRDFアレイ(サイトAと

サイトB)のLUNまたはストレージ グループに直接アクセスできます。このレベルの柔軟性により、急

速に変化するビジネス環境に対応する非常に高い可用性と俊敏性が実現されます。

静止データ暗号化

VMAX3の静止データ暗号化機能は、ハードウェア ベースのアレイ暗号化を提供し、ドライブやアレ

イがデータセンターから取り外された場合でも、不正アクセスからブロックおよびファイルのストレー

ジを保護できます。このテクノロジーにより、ディスク消去サービスを利用する必要がなくなり、コンプ

ライアンスに役立つと同時に、アレイの迅速な廃棄と再利用が可能となります。VMAX3の暗号化に

より、簡単に実装して管理できるインテリジェントな鍵管理が実現します。VMAX3の暗号化キーを管

理するためにユーザーが手動で介入する必要がないので、管理者は自動化された組み込み型鍵

管理機能を活用できます。

VMAX3からDATA DOMAINへのEMC PROTECTPOINTに

よる統合バックアップ

EMC ProtectPointは、アプリケーション サーバーへのバックアップの影響を排除しながら、より速

く、より効率的なバックアップを可能にします。VMAX3をData Domainストレージと統合することによ

り、ProtectPointは従来のバックアップ アプリケーションを排除しつつも、ネイティブ バックアップのメ

リットを継承しながらコストと複雑さを低減しています。お客様の主なメリットは次のとおりです。より

高速で頻度の高いバックアップの実現、Data Domainからアプリケーション バックアップに瞬時にア

クセスし簡単にリカバリ、アプリケーション サーバーへのバックアップの影響を実質的に排除、専用

のバックアップ サーバーが不要。

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サービス レベル プロビジョニング:

VMAX3 は、他に例のない容易なプロビジョニングで、

特定のサービス レベルの目標達成を実現します。

EMC Unisphere:

直感的な管理インターフェイスです。VMAX3管理

者がこのインターフェイスを使用すると、資産のプロ

ビジョニング、管理、監視に必要な時間を大幅に短

縮できます。

ワンクリック サービス レベル プロビジョニングによる迅速な自

動化 VMAX3ファミリーは、優れた使いやすさで特定のサービス レベルの目標達成を実現します。実際に、

ユーザーはわずかワン クリックするだけで、ミリ秒未満から20ミリ秒以上のサービス レベル目標を達

成するストレージをプロビジョニングできます。

これらのVMAX3サービス レベルは、EMCのFASTソフトウェアと密に統合され、システム内にあるす

べてのドライブ タイプで、俊敏性とアレイのパフォーマンスを最適化できます。EMCの完全に自動化さ

れたストレージ階層化テクノロジーは、お客様のシステム パフォーマンスを改善し、その一方で、フラ

ッシュ ドライブの持つ優れたスピードと大容量ドライブの優れたコスト パフォーマンスを組み合わせて

活用することで、コストを削減します。

EMC FASTは、ワークロードをストレージ テクノロジー全体に動的に割り当て、システムを停止するこ

となくワークロードを移動し、厳しいサービス レベルの目標に適合します。FASTテクノロジーでは、ワ

ークロードのうち最もアクティブなストレージ(ホット データ)を高パフォーマンスのフラッシュ ディスクに

移動し、アクセス頻度の少ないストレージ(コールド データ)を低コストのドライブに移動することで、そ

れぞれ異なるドライブ タイプの性能およびコスト面の特徴を活用できます。FASTは、より少ないドライ

ブでより高いパフォーマンスを実現することで、取得コスト、電力コスト、冷却コスト、設置面積にかか

わるコストを削減できます。

管理の抽象化で合理化 EMC Unisphere for VMAXは直感的な管理インターフェイスです。IT管理者がこのインターフェイスを

使用すると、VMAXストレージ資産のプロビジョニング、管理、監視に必要な時間が大幅に短縮し、人

的資源を最大限に活用できるようになります。

Unisphereは、合理化、柔軟性、自動化という、ハイブリッド クラウドへの移行を加速するための必要

条件を提供します。ストレージ構成の構築と解体を頻繁に行うお客様の場合、Unisphere® for VMAX

を使用すると、ボリュームを削除して転用するために必要なステップの数が減るため、アレイの再構成

も一層簡単になります。

Unisphere 360ソフトウェアは単一のデータセンター全体で最大200台のVMAX/VMAX3アレイを集約

し、監視します。このソリューションは、eManagement(組み込み管理)で複数のVMAX3アレイを稼働

させるお客様や、データセンター全体でより詳細な情報を管理する方法を模索しているお客様に適し

たオプションになります。Unisphere 360を使用すると、ストレージ管理者はすべてのVMAXのサイト

レベルの稼働状況を表示したり、コード レベルやその他のインフラストラクチャ保守要件への準拠を

調整したりできます。お客様は、簡素化されたVMAX管理をデータセンターの規模で活用できるように

なりました。

FAST.Xにより、ストレージの階層化をデータセンター全体に

拡張 FAST.Xは、データセンター全体の自動階層化を提供するとともに、VMAX3から外部ストレージ デバ

イスにわたるサービス レベル目標を実現することで、VMAX3エンタープライズ データ サービスを

EMCおよびサード パーティ プラットフォームに拡張します。事前定義されたサービス レベルにより、

VMAX3はVMAX3の内部または外部のストレージ階層間でワークロードを自動的に移動し、厳しいパ

フォーマンス目標を達成できます。また、データセンターとクラウドにわたるストレージ管理が、ITストレ

ージの詳細なトレーニングを受けることなく、わずか数分でできるようになりました。FAST.Xは、外部

データ ボリュームを保存し、VMAX(5876)、VNX2、HDS VSP(G1000、IBM DS8000、HP 3PARを

含む)などの多様な外部アレイに SLO管理を拡張します。

FAST HINTINGにより、DBパフォーマンスを最適化 EMC FAST Hintingは、SLO目標と最適なパフォーマンスを実現する新しいSLOベースの管理技術を

活用することで、ストレージ管理者とデータベース管理者のギャップをなくします。EMC FAST Hinting

は、ビジネスの優先度とサービス レベル目標に基づいて、ミッション クリティカルなプロセスを加速す

る方法をOracleやSQLのユーザーに提供します。FAST Hintingは、アプリケーションに対応し、EMC

のDatabase Storage AnalyzerとPerformance Analyzerのインテリジェンスを活用して、現在のワー

クロードの読み取り/書き込みステータスを監視し、一定時間にアクセスされる可能性が高いデータの

アレイにヒントを送信します。VMAX3 FASTエンジンは、ビジネスの優先度に基づいて、外部情報(ヒ

ント)のレスポンス タイムを調整します。

Page 8: EMC VMAX3ファミリー レイの外部で実行されていたサービスに、VMAXの高可用性を適用することで、サービスの管 理および保護を行います。また、ハードウェア

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EMC2、EMC、EMCのロゴ、FAST、FAST.X、FlashBoost、RSA、SRDF、TimeFinder、Unisphere、VMAX、VMAX3

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るいはEMCストアをご参照ください。

VMWARE VIRTUAL VOLUMES すべてのVVolストレージ サポートが同じように作成されるわけではありません。VMware Virtual

Volumesでは管理を合理化し、VM単位のストレージ制御を提供しますが、革新的なVMAX3では

VVol統合のまったく新しいレベルを実現します。VMAX3は、現時点のVVOLの規模(最大64,000の

仮想ボリューム)を将来的にさらに拡張できる設計になっているだけでなく、ストレージ管理を根本的

に合理化するVMAX3のサービス レベル目標管理のパラダイムが、VVolストレージ ポリシーの価値

を最大化します。ポリシーをSLO(サービス レベル目標)に一致させることで、VMAX3は最高レベル

の可用性、データ保護、パフォーマンスを直接VMに提供します。また、お客様はVMwareストレージ

をより細分化されたレベル(仮想マシン データ ストア)で管理できるため、効率性をさらに高めること

ができます。

VMAX HOST I/O LIMIT VMAX3 Host I/O Limitは、制限の定義をサポートし、サービス レベルを強化するとともに、アプリケ

ーション パフォーマンスを予測可能にします。ユーザーは、アプリケーションごとに最大IOPSやスル

ープットの制限を設定できます。VMAX3は、ダイレクターおよびポート全体に対して、自動的に制限

のバランスをとります。VMAX3では、マルチ アプリケーション、マルチ テナントおよびクラウド環境に

おけるパフォーマンス管理を合理化するために、2段階レベルの制限をサポートします。

EMCグローバル サービス VMAX3プラットフォームには、3年間のプレミアム ハードウェア保証期間が含まれています。この期

間は、24時間365日のテクニカル エキスパートへのアクセス、オンライン サービス、リモート モニタリ

ング、問題解決、また必要に応じてオンサイト サポートを利用できます。VMAX3のソフトウェア製品に

は、90日間の欠陥メディア交換保証が含まれています。プレミアム ソフトウェアの保守では、24時間

365日のテクニカル エキスパートへのアクセスとともに、追加料金を支払わずにソフトウェアの新しい

リリースを取得できます。

EMCグローバル サービスでは、組織がビジネスや情報インフラストラクチャの課題に取り組み、情報

資産と情報投資から最大の価値を引き出す上で必要となる、戦略的なガイダンスと技術的な専門知

識を提供しています。全世界で16,000人を超えるEMCのプロフェッショナル サービスとサポート サー

ビスのエキスパートが、提携先やパートナーのグローバル ネットワークとともに、実証済みの方法

論、業界のベスト プラクティス、EMCの情報中心型のアプローチから導き出された経験、知識を活用

し、情報ライフサイクル(戦略設定、アドバイス、設計、実装、管理、サポート)全体を通じてお客様の

あらゆるニーズに対応します。お客様の組織にメリットをもたらす、具体的なサービスについては、

EMC担当営業までお問い合わせください。

*米国外の保証は、これとは異なる場合があります。お住まいの地域の保証期間とサービス条件につ

いては、EMC担当営業までお問い合わせください。