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1 牧 草 類
1) イタリアンライグラス
基準収量 極早生(4月中旬まで) 春1回刈 (㎏ )4,500 /10a6,000早生 (5月上旬まで) 春1回刈
6,500中生 (6月中旬まで) 春2回刈
10,000晩生 (7月中旬まで) 春3回刈
16,000極長期(2年間) 7~8回刈
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
● ●極早生
早生 ● ●
中生 ● ●
晩生 ● ●
● ●極長期
( )
● ●:播種期 :生育期 :収穫期
項 目 栽 培 基 準 留 意 事 項
適地及び適品種 1 適 地 県下一円 飼料作物奨励品種特性表を参照のこと。
2 適品種
、 、極早生:ハナミワセ ウヅキアオバ
早 生:優春、タチワセ、ニオウダ
チ、いなずま
中 生:タチムシャ
、 、晩 生:ヒタチヒカリ アキアオバ
、極長期:アキアオバ アキアオバ3、エース
圃 場 の 準 備 1 ロータリー耕の場合 ・前作物の根、株ができるだけ地表部に
耕深 ~ ㎝で 回がけ でないように心掛ける。15 25 22 プラウ耕の場合 ・プラウ耕によるスキ割と枕地の整地作
耕深 ~ ㎝に耕起し、ディス 業を十分考慮する。25 30クハロー 回がけ3
播 種 期 月上旬~下旬 ・年内利用する場合は、 月中~下旬に10 9播種する。
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播 種 量 2倍体品種: ・条件の悪い所では %程度増量する。2.0 30、 、( ) ハナミワセ ウヅキアオバkg/10a
優春、タチワセ、ニオウダ
チ、いなずま、タチムシャ
4.03.04倍体品種:
、ヒタチヒカリ アキアオバ、 3アキアオバ、エース
播 種 法 1 グラスシーダー利用の場合は、施 ・播種機は、播種前十分に調整する。
肥、播種、覆土、鎮圧が同時に行 ・種子は播種直前に肥料と混合する。
える。 ・播種密度が均一になるよう心掛ける。
、 、2 ブロードキャスター利用の場合は ・シバハロー2回がけとローラーで覆土
肥料と種子を混合して散播する。 鎮圧を行い種子の定着を図る。
3 手まきの場合は、施肥後に種子を
全面散播する。
土 壌 改 良 1 石灰: ( ) ~ の矯正pH KCl 5.5 6.0量とする。
2 リン酸資材:有効態リン酸 ~10量とする。30mg
施 肥 基 準 量 ・堆肥の連用状況や土壌の種類により保
( ) 施 肥 時 期 N 肥力が異なるので、土壌分析、飼料分kg/10a P O K O2 5 2
基 肥 析を行い、その結果を勘案して施肥量12 12 12追 3月上旬 を設定すること。ここでの施肥基準量5 5
各刈取後 は化学肥料、堆肥、液肥の施用量や肥5 5肥 最終刈取後 効を加味した総量とした。5 5 5
・最終刈後の追肥は極長期利用品種を翌
年に利用する場合に行う。
収 穫 1 収穫期
、1)青刈利用 ・播種当年利用の場合は早めに刈り取り
春季に草丈が ~ ㎝に伸び 冬季間の刈り取りは翌春の生育に影響50 60た頃から刈り始め、3~4週間 するのでさし控える。
隔で次の番草に移るよう計画的
に収穫する。
2)サイレージ及び乾草利用 ・生草は水分が高く、サイレージ発酵が
各種の出穂期に刈り取って調製 不良になるので、調製に際しては予乾
する。 が不可欠である。
3)刈取高さ ~ ㎝ ・極長期品種では、越夏後の刈取は梅雨5 10明け直後に行い、刈遅れないようにす
る。
- 3 -
2) アルファルファ(ルーサン)
基準収量 (㎏ )6,500 /10a
項 目 栽 培 基 準 留 意 事 項
。適地及び適品種 1 適 地 県下一円 ・飼料作物奨励品種特性表を参照のこと
2 適品種 ネオタチワカバ(準奨励)
圃 場 の 準 備 1 ロータリー耕:深耕 ㎝以上 ・排水良好で雑草の少ない畑を選ぶ。25回がけ ・整地は丁寧に実施する。これにより、2
2 プラウ耕:深耕 ~ ㎝に耕起 稚苗時の生育を促進させるとともに、25 30し、ディスクハロー 回がけ 雑草害を回避する。3
播 種 期 月上旬~ 月上旬 ・乾燥する斜面などでは降雨後がよい。9 10播 種 量 ・品質証明のある保証種子を用いる。1.5( ) ・条件の悪い所では %増量する。kg/10a 30
。播 種 法 1 手まきの場合は乾いた土で増量し ・播種密度が均一になるように心がける
、 、て散播する。 ・播種後の覆土 鎮圧処理の実施により
2 ブロードキャスター利用の場合は 発芽定着を促す。
肥料と種子を混合して散播する。
土 壌 改 良 1 石灰: ( ) ~ の矯正量pH KCl 6.5 7.0とする。
2 リン酸資材:有効態リン酸 ~15とする。30mg
施 肥 基 準 量 1 施肥量 ・堆肥の連用状況や土壌の種類により保
( ) 区 分 肥力が異なるので、土壌分析、飼料分kg/10a N P O K O2 5 2
基 肥 析を行い、その結果を勘案して施肥量3 10 10月上旬 を設定すること。ここでの施肥基準量3 1 0 1
追 番刈後 は化学肥料、堆肥、液肥の施用量や肥1 1 0 1〃 効を加味した総量とした。2 1 0 1
3 1 0 1肥 〃
4 1 0 1〃
11 3 10 10月上旬
8 10 15計
- 4 -
2 ホウ素欠乏症発生の場合 ・ホウ砂は、 月上旬に施用する。111.0 1.5ホウ砂 ~
3 堆肥( 年目以降) ・堆肥は最終刈取後散布する。2 2,000・ 年目以降:最終刈取後石灰を散布す2る。
病 虫 害 防 除 1 菌核苗( ~ 月発生) ・菌核病、白絹病は、株全体の枯死がみ2 3られる。
収 穫 1 収穫期 ・高水分サイレージは品質が不安定なの
開花始めを目安に刈り取って調製 で、予乾するかビートパルプなどを添
する。 加する。
2 刈取高さ ・乾草利用の場合は、葉の水分が %以20~ ㎝ 下になると落葉が極めて多くなるので5 10
ウィンドロー( :(干すためにwindrowかき集めた)干し草の列)のまま反転
を行う。
・刈株をトラクター等で強く踏圧すると
再生不良になりやすい。
・小葉の病害は、開花期以降増大するた
め、早期刈取により被害を回避する。
・アブラムシが発生した時は早めに刈り
取るか、殺虫剤で防除する。
・早春に冬雑草が多い場合は、早めに刈
り取る。
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3) 混播牧草(採草利用)
基準収量 (㎏ )7,000 /10a
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
● ●
● ●:播種期 :生育期 :収穫期
項 目 栽 培 基 準 留 意 事 項
適地及び適品種 1 適 地 県下一円
。2 適品種 ・飼料作物奨励品種特性表を参照のこと
・オーチャードグラス
極早生:アキミドリⅡ
早 生:ポトマック、ナツミドリ
中 生:まきばたろう
・トールフェスク
早中生:サザンクロス
晩 生:ホクリョウ
・ペレニアルライグラス
中 生:ヤツカゼⅡ
・シロクローバ
早 生:カリフォルニアラジノ、
フィア
圃 場 の 準 備 1 深耕 ~ ㎝のロータリー耕を15 20回かける。2
2 プラウによる深耕は ~ ㎝と ・プラウ耕のすき割と枕地の均平に注意25 30し、その後、ディスクハローまた する。
、はツースハローを 回かけて砕土3整地する。
播 種 期 月上旬~下旬 ・高冷地では、早めに播種する。9・春播きは、雑草が多くなるのでなるべ
く避ける。
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播 種 量 オーチャードグラス ・高冷地では、シロクローバをアカクロ1.5( ) トールフェスク ーバに代える。kg/10a 1.5
シロクローバ ・排水不良地では、リードカナリーグラ0.5スを加える ( ㎏/ 程度)。 1 10a
・放牧と兼用する場合は
1.5オーチャードグラス
1.0ペレニアルライグラス
0.5トールフェスク
0.5シロクローバ(アカクローバ)
、 。播 種 法 1 手まき又はブロードキャスターで ・肥料と種子の混合は 播種直前に行う
。施肥、播種をし、シバハローを2 ・播種密度が均一になるように心掛ける
回かけ、ローラーで鎮圧する。 (機械播種の時、イネ科、マメ科種子
2 ブロードキャスター利用の場合は の比重差に注意する )、 。
肥料と種子を混合して散播する。
3 播種機(ドリルシーダー)による
、 、 、 、時は 一行程で施肥 播種 覆土
鎮圧を行う。
土 壌 改 良 1 石灰:深さ ㎝までの土壌の酸度 ・目安は、石灰 ㎏ (花こう岩土15 200 /10apH KCl 6.0 6.5 100 /10a 60 /10aを ( ) ~ となる矯正 壌では ㎏ 、ヨウリン ㎏)
量を施用する。 である。
、 。2 リン酸資材:有効態リン酸 ・地力の低いところは 堆肥を増肥する10mg以上にするのに必要な量を施用。
5 6t/10a3 堆肥: ~
施 肥 量 1 施肥量(黒ボク土)
( ) ( )サイレージ利用( 回刈)の場合 ・夏の高温時( 月下旬~ 月下旬)のkg/10a 1 4 7 8区 分 ・追肥の は、ヨウリンで施用してもN P O K O P O2 5 2 2 5
基肥 よい。6 6 6早春(播種翌 ・ ~ 年に 回、最終刈取後もしくは6 6 6 2 4 1
100 200 /10a追 年を除く) 早春に、苦土石灰を ~ ㎏
肥 1番刈後 - 施用する。ただし、Nの施肥と同時に2 22 〃 - ならないように配慮する。2 23 〃 - ・早春の追肥量の %程度を、前年の最2 2 30
計 終刈取後に施用することが望ましい。18 12 18、○ スラリーを利用する場合 ・省力化のため追肥回数を減らすときは
早春、 、 番刈後にスラリーを 最終利用草に対する追肥を省いてはな1 2施用し、この成分量を差し らない。1t/10a
引いた量を化成肥料で施用する。
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○ 堆肥を施用する場合
最終刈取後、 施用し、この2t/10a成分量を差し引いた量を化成肥料
で施用する。
( )青刈利用( 回刈)の場合2 5N P O K O区 分 2 5 2
基肥 ・イネ科優先草地の年間施肥量は以下の6 6 6早春(播種翌 とおり。6 6 6
N 20 P O 12 K O 20年を除く) : 、 : 、 :2 5 2
2 2追 1番刈後 -
肥 2 〃 - ・褐色森林土の年間施肥量は以下のとお2 23 〃 - り。2 24 〃 - 混播草地2 2
20 12 20 N 12 P O 10 K O 12計 : 、 : 、 :2 5 2
○ スラリーを利用する場合 イネ科優先草地
1t/10a 2 4 500 N 20 P O 10 K O 15早春に ~ 番刈後に : 、 : 、 :、 、 2 5 2
㎏ スラリー施用する。他は、/10aサイレージ利用の場合と同様。
○ 堆肥を施用する場合
サイレージ利用の場合と同様。
収 穫 1 収穫期 ・刈遅れると再生障害を起こし、生産量
( )青刈利用 伸長~穂ばらみ期 に影響するので遅刈りは避ける。1( )サイレージ利用 出穂期 ・夏の高温時の刈取は控える。やむを得2( )乾草利用 出穂期 ず利用するときは、刈取高さを ~3 10( )ロールベール・ラップサイレージ ㎝にする。4 15利用 出穂期
番草以降は、イネ科牧草の葉先2がなびいたら刈取ってよい。
(生育期間は ヶ月以上)12 刈取高さ
手刈、モア、ハーベスターのいず
れの場合も、刈取高さは ~ ㎝5 10とする。
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4) 混播牧草(放牧利用)
基準収量 (㎏ )4,000 /10a項 目 栽 培 基 準 留 意 事 項
。適地及び適品種 1 適 地 高冷地 ・飼料作物奨励品種特性表を参照のこと
2 適品種
・オーチャードグラス
極早生:アキミドリⅡ
早 生:ポトマック、ナツミドリ
中 生:まきばたろう
・トールフェスク
早中生:サザンクロス
晩 生:ホクリョウ
・ペレニアルライグラス
中 生:ヤツカゼⅡ
晩 生:ヤツユタカ、フレンド
・ケンタッキーブルーグラス
・レッドトップ
・シロクローバ
早 生:カリフォルニアラジノ、
フィア
、 ( )圃 場 の 準 備 既耕地の場合は 混播牧草 採草利用
に準ずる。
播 種 期 月上旬~下旬 ・高冷地では、早めに播種する。9・春播きは、なるべく避ける。
播 種 量 1 オーチャードグラス ・不耕起地に直播する場合は、定着割合1.0( ) トールフェスク が低いので、 ~ %増量する。kg/10a 1.0 50 100
1.0ペレニアルライグラス
0.3シロクローバ
1.02 トールフェスク
1.0ペレニアルライグラス
0.3レッドトップ
0.3シロクローバ
1.53 オーチャードグラス
1.0ペレニアルライグラス
0.5ケンタッキーブルーグラス
0.5トールフェスク
0.3シロクローバ
播 種 法 混播牧草(採草利用)に準ずる。
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土 壌 改 良 1 石灰:深さ ㎝までの土壌の酸 ・目安は、石灰 ㎏ (花こう岩土15 200 /10apH KCl 6.0 6.5 100 /10a 60 /10a度を ( ) ~ となる 壌では ㎏ 、ヨウリン ㎏)
矯正量を施用する。 である。
10mg2 リン酸資材:有効態リン酸
以上にするのに必要な量を施用。
5 6t/10a3 堆肥: ~
施 肥 量 1 施肥量 ・ は全量最終放牧後の 回散布でP O 12 5
区 分 場合もあるので注意する。N P O K O2 5 2
追 基肥 ・年1、 回の追肥の場合には、緩効性6 6 6 2肥 時 月 肥料を使用することが望ましい。6 10 5 4
期 ・ ~ 年に 回、最終放牧後もしくは1 2 4 1回 計 ならないように配慮する。16 11 10追 基肥 ・スラリーを利用する場合は、その成分6 6 6肥 時 月 量を差し引いた量を、化成肥料で施用6 7 5 2
期 月 - する。2 8 3 216 11 10計
6 6 6追 基肥
3 2 5 1肥 時 月
3 6 5 2期 月 -
8 3 1回 月 -
16 11 10計
管 理 放 牧 1 播種後約 日過ぎに軽い放牧を ・牛による採食を目的とせず発芽・定着50行う。 した牧草根の凍上を防ぎ、越冬の効果
2 放牧強度はヘクタール当たり を高める。
~ CDとする。 ・牧草根の蹄傷被害予防のため、短期間10 15に切り上げる。
・再生する雑灌木の処理は、人力、ブッ
。 、 、シュカッターによる ~ 月 冬季7 8放牧期など労力に応じて行う。
放 牧 利 用 1 翌春、牧草の生育状態をみて放牧 ・輪換放牧の場合、放牧地を ~ 牧区5 6を開始する ( 月上旬) 準備する。。 4放牧開始時期の目安 ・牧草が伸びすぎた放牧地は、牛の踏み
○ヤマザクラの開花期 倒しなどにより、利用率が激減するの
○産草量 ㎏ で注意する。300 /10a(新播草地では、これより多い) ・春に牧草が伸びすぎて放牧が難しい場
2 イネ科牧草の草丈 ~ ㎝頃が 合は 回刈取(生草又はサイレージ)15 20 1入牧適期である。 利用し、次回から放牧利用する。
3 放牧方法は、輪換放牧か時間制限 ・ 牧区内の滞牧日数は ~ 日を目安1 3 5放牧がよい。 とする。
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2 飼 料 作 物 類
1) トウモロコシ
基準収量 早生 (㎏ )6,400 /10a
7,100中生
7,400晩生
(東日本型気候のうち,三陸・常磐型,東海・関東型の県
奨励品種比較試験結果平均( ))2008-2010
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
● ●極早生
早生 ● ●
中生 ● ●
晩生 ● ●
● ●:播種期 :生育期 :収穫期
項 目 栽 培 基 準 留 意 事 項
適地及び適品種 1 適 地 県下一円 ・湿害に弱いため,水はけの良い土地に
2 適品種 作付すること。
飼料作物奨励品種特性表を参照の ・一般的には熟期が長いものほど収量が
こと 多いが,作業体系なども考慮したうえ
で品種選定すると良い。
・山間地では早生種を用いる。
圃 場 の 準 備 1 ロータリー耕の場合 ・前作物の根,株ができるだけ地表部に
耕深 ~ ㎝で 回がけ 出ないように心がける。15 25 2
2 プラウ耕の場合 ・プラウ耕によるスキ割りと枕地の整地
耕深 ~ ㎝に耕起し、ディス 作業を十分に考慮する。25 30
クハロー 回がけ3
播 種 期 月中旬~ 月中旬 ・気温がトウモロコシの生育温度の ℃4 6 10
を安定して越す時期に播種
播 種 量 ・コーンプランタで播種する場合は、種
( ) 早 晩 性 大粒 中粒 小粒 子の大きさに差があるので gの粒数kg/10a 10
早 生 は、大粒(平粒)は約 粒、中粒(平3.0 2.3 1.9 27
中 生 粒,丸粒)は約 粒,小粒(丸粒)は2.6 2.0 1.7 35
晩 生 約 粒を目安とし、 %増の播種量2.2 1.7 1.4 42 10
とする。
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播 種 法 1 条播 ・播種機は、播種前十分に調整する。
・播種機による場合は 施肥 播種 ・播種作業中は、種子が均一に落ちてい、 、 、
覆土、鎮圧など 行程となる。 るかどうか注意する。1
、・人力の時は、耕耘機のタイヤで作 ・耕耘機のタイヤによる作条は浅いため
。条がわりに「スジ」を引き施肥、 種子が露出するので覆土を十分に行う
播種後覆土する。
栽 植 密 度 早生: ・欠株を考慮して %増の栽植密度とす8,000 10
(本 ) 中生: る。/10a 7,000
晩生: ・コーンハーベスターで収穫する時は畦6,000
表1 畦幅と栽植本数と株間の関係 幅を ~ ㎝にする。70 80
本 本 本 ・品種によっては,必ずしもこのとおり畦幅 本数 6,000 7,000 8,000
㎝ ㎝ ㎝ ㎝ ではない場合があるので,播種の際に70 23.8 20.4 17.9
はカタログ等で当該品種の適正栽植本75 22.2 19.0 16.7
数を確認すること。80 20.8 17.9 15.6
。土 壌 改 良 1 石灰: ( ) ~ の矯正 ・土壌改良資材は土壌とよく混合させるpH KCl 5.5 6.0
量とする。
2 リン酸資材:有効態リン酸 ~10
量とする。30mg
施 肥 量 ・堆肥の連用状況や土壌の種類により保
( ) 区 分 肥力が異なるので,土壌分析,飼料分kg/10a N P O K O2 5 2
基 肥 析を行い,その結果を火難して施肥量20 20 20
を設定すること。
, ,・ここでの施肥基準量は化学肥料 堆肥
液肥の施肥量や肥効を加味した総量と
した。
病 虫 害 防 除 1 病害 ・主な病害としては、ごま葉枯病、紋枯
、 。 、 、 、 。連作を避け 耐病性品種を用いる 病 黒穂病 すす紋病 萎凋病がある
2 虫害
)ハリガネムシ:登録のある剤で ・虫害の防除は、必要に応じて行う。1
種子粉衣を行う。
収 穫 1 収穫期 表2 早晩性、相対熟度と有効積算気温
黄熟期 早晩性 相対熟度 有効積算気温(℃)
(黄熟期はミルクラインが粒の先 (播種~糊熟期)
端から約 ~ の位置に見ら 極早生 以下 以下1/3 1/2 105 1,050
106-115 1,060 1,150れる時期) 早 生 ~
116-125 1,160 1,2502 刈取法 中 生 ~
コーンハーベスターによる。 晩 生 以上 以上126 1,260
倒伏した時は、逆方向から刈取 有効積算気温:1日の平均気温- ℃10
る。 を積算したもの
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2) ソルガム
基準収量 青 刈 り (㎏ )10,500 /10a
5,500サイレージ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
● ●
● ●:播種期 :生育期 :収穫期
項 目 栽 培 基 準 留 意 事 項
適地及び適品種 1 適 地 県下一円
2 適品種
飼料作物奨励品種特性表を参照の
こと
圃 場 の 準 備 1 ロータリー耕の場合 ・前作物の根、株ができるだけ地表部に
耕深 ~ ㎝で 回がけ 出ないように心がける。15 25 2
2 プラウ耕の場合 ・プラウ耕によるスキ割りと枕地の整地
耕深 ~ ㎝に耕起し、ディス 作業を十分に考慮する。25 30
クハロー 回がけ3
播 種 期 月上旬~ 月下旬5 6
播 種 量 条播 ~ ・品種により異なる場合がある。1.0 1.5
kg/10a 1.5 2.0( ) 散播 ~
播 種 法 1 条播 ・播種機は、播種前に十分調整する。
播種機による場合は 施肥 播種 ・播種作業中は、種子が均一に落ちてい、 、 、
覆土、鎮圧など 行程となる。 るかどうか注意する。1
畦幅 ~ ㎝ ・種子の量が少ないので、化学肥料とよ60 80
2 散播 く混合させる。
ブロードキャスターにより圃場へ ・均一に播種するように圃場での作業は
散播する。 縦と横にトラクターを運行する。
・シバハロー 回がけとローラーで鎮圧2
した方が種子の定着がよい。
、栽 植 密 度 条播 ・コーンハーベスターによる刈取の時は20,000
(本 ) 散播 畦幅を ~ ㎝にする。/10a 30,000 70 80
。土 壌 改 良 1 石灰: ( ) ~ の矯正 ・土壌改良資材は土壌とよく混合させるpH KCl 5.5 6.0
量とする。
2 リン酸資材:有効態リン酸 ~10
量とする。30mg
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施 肥 量 ・堆肥の連用状況や土壌の種類により保
( ) 区 分 肥力が異なるので,土壌分析,飼料分kg/10a N P O K O2 5 2
基 肥 析を行い,その結果を勘案して施肥量20 20 20
追肥 番刈後 - を設定すること。1 5 5
, ,・ここでの施肥基準量は化学肥料 堆肥
液肥の施肥量や肥効を加味した総量と
した。
収 穫 収穫期 ・青刈利用の場合、刈遅れると家畜の嗜
)青刈利用(スーダングラス、スー 好性が劣る。1
ダン型)出穂始期 ・青刈利用の場合、草丈 m以上にな1.5
)サイレージ利用(ソルゴー型、兼 ってから刈取る。2
用型)糊熟期 ・倒伏した場合は逆方向から刈取る。
)ロールベール・ラップサイレージ ・ロールベール利用の場合、茎の破砕が3
利用(スーダングラス)出穂始期 必要であり、モアコンディショナーの
使用が望ましい。
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3) トウモロコシとソルガムの混播
基準収量 (㎏ )10,000 /10a
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
● ●
● ●:播種期 :生育期 :収穫期
項 目 栽 培 基 準 留 意 事 項
, ,適地及び適品種 1 適 地 県下一円 ・トウモロコシは早生品種 ソルガムは
2 適品種 ソルゴー型の早~中生品種が良い。
・奨励品種特性表を参照のこと
圃 場 の 準 備 1 ロータリー耕の場合 ・前作物の根、株ができるだけ地表部に
耕深 ~ ㎝で 回がけ 出ないように心がける。15 25 2
2 プラウ耕の場合 ・プラウ耕によるスキ割りと枕地の整地
耕深 ~ ㎝に耕起し、ディス 作業を十分考慮する。25 30
クハロー 回がけ3
播 種 期 月下旬~ 月上旬 ・播種が遅れると 番草のトウモロコシ4 5 1
収量及び 番草のソルガム収量が低下2
する。
2.0播 種 量 条播 トウモロコシ
kg/10a 1.0( ) ソルガム
播 種 法 条播 ・播種機は、播種前に十分調整する。
)ソルガムを条播し、その上からプ ・播種作業中は、種子が均一に落ちてい1
ランターでトウモロコシを点播する るかどうか注意を払う。。
)コーンプランター利用:ソルガム ・種子の量が少ないので、化学肥料とよ2
種子を肥料ホッパーに入れ肥料と混 く混合させる。
合して播種。
)混播専用機(アタッチ)利用。3
畦幅 ~ ㎝。70 80
土 壌 改 良 トウモロコシに準ずる。 トウモロコシに準ずる。
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施 肥 量 ・追肥は 番草刈取後施用する。1
( ) 区 分 ・土壌条件や連作効果等によっても施肥kg/10a N P 0 K O2 5 2
基 肥 量は変化するため,土壌診断を実施す20 20 20
追 肥 - ることが望ましい。5 5
収 穫 1 収穫期
) 番草は 月上旬1 1 8
) 番草はソルガムの伸長期~出穂 ・ソルガム 番草は、霜に ~ 回あて2 2 2 1 2
期 てから収穫すると良い。
2 刈取法
コーンハーベスターまたは、手刈
による。
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4) ライムギ、ライコムギ
基準収量 (㎏ )4,500 /10a
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
● ●
● ●:播種期 :生育期 :収穫期
項 目 栽 培 基 準 留 意 事 項
適地及び適品種 1 適 地 県下一円 ・飼料作物奨励品種特性表を参照のこと
2 適品種
極早生:ライコッコⅡ、春一番
早生:キングライ麦
圃 場 の 準 備 1 ロータリー耕の場合 ・前作物の根、株ができるだけ地表部に
耕深 ~ ㎝で 回がけ 出ないように心がける。15 25 2
2 プラウ耕の場合 ・プラウ耕によるスキ割りと枕地の整地
耕深 ~ ㎝に耕起し、ディス 作業を十分考慮する。25 30
クハロー 回がけ3
播 種 期 月上旬~ 月上旬10 11
播 種 量 条播 ・遅まきの時は種子量を ~ %増量6.0 20 30
( ) 散播 する。kg/10a 8.0
播 種 法 1 条播 ・播種機は、播種前に十分調整する。
・播種機による場合は 施肥 播種 ・播種作業中は、種子が均一に落ちてい、 、 、
覆土、鎮圧など 行程となる。 るかどうか注意をはらう。1
・畦幅 ~ ㎝60 70
2 散播 ・散播するときは均一に播種するため、
・ブロードキャスターにより圃場に 縦と横にトラクターを運行する。
散播する。 ・ブロードキャスターによる散播は、種
子の量が少ないので化学肥料とよく混
合させる。
・シバハロー 回がけとローラーで鎮圧2
した方が種子の定着がよい。
。土 壌 改 良 1 石灰: ( ) ~ の矯正 ・土壌改良資材は土壌とよく混合させるpH KCl 5.5 6.0
量とする。
2 リン酸資材:有効態リン酸 ~10
量とする。30mg
- 17 -
施 肥 基 準 量 ・堆肥の連用状況や土壌の種類により保
( ) 区 分 肥力が異なるので、土壌分析、飼料分kg/10a N P O K O2 5 2
基 肥 析を行い、その結果を勘案して施肥量12 12 12
を設定すること。ここでの施肥基準量
は化学肥料、堆肥、液肥の施用量や肥
効を加味した総量とした。
収 穫 収穫期 ・高水分サイレージは品質が不安定なの
青刈用:伸長期 で、予乾することが望ましい。
サイレージ用:出穂期
ロールベールラップサイレージ:出
穂期
刈取法
条播:コーンハーベスター
散播:フォーレージハーベスタ
共通:ロールベーラ
ラッピングマシン
- 18 -
5)エンバク
基準収量 年内利用 (㎏ )4,500 /10a
6,000春 利 用
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
● ●年内利用
●●春 利 用
● ●:播種期 :生育期 :収穫期
項 目 栽 培 基 準 留 意 事 項
適地及び適品種 1 適 地 県下一円 飼料作物奨励品種特性表のこと参照
2 適品種
年内利用:隼(スーパーはやて 、)
ウエスト、エンダックス
春利用:エンダックス、隼(スー
パーはやて 、ヘイオー)
ツ、ニューオーツ
圃 場 の 準 備 1 ロータリー耕の場合 ・前作物の根、株ができるだけ地表部に
耕深 ~ ㎝で 回がけ 出ないように心がける。15 25 2
2 プラウ耕の場合 ・プラウ耕によるスキ割りと枕地の整地
耕深 ~ ㎝に耕起し、ディス 作業を十分考慮する。25 30
クハロー 回がけ3
播 種 期 月下旬~ 月上旬(年内利用)8 9
月中旬~下旬(春利用)10
6.0播 種 量 条播
kg/10a 8.0( ) 散播
播 種 法 ライムギ、ライコムギに準ずる。 ライムギ、ライコムギに準ずる。
。土 壌 改 良 1 石灰: ( ) ~ の矯正 ・土壌改良資材は土壌とよく混合させるpH KCl 5.5 6.0
量とする。
2 リン酸資材:有効態リン酸 ~10
量とする。30mg
施 肥 基 準 量 ・堆肥の連用状況や土壌の種類により保
( ) 区 分 肥力が異なるので、土壌分析、飼料分kg/10a N P O K O2 5 2
基 肥 析を行い、その結果を勘案して施肥量12 12 12
を設定すること。ここでの施肥基準量
は化学肥料、堆肥、液肥の施用量や肥
効を加味した総量とした。
- 19 -
収 穫 収穫期 ・高水分サイレージは品質が不安定なの
サイレージ用 で、予乾することが望ましい。
乳熟期~糊熟期
乾草用・ロールベールラップサイレ
ージ用
出穂期~乳熟期
刈取法
ライムギ、ライコムギに準ずる。
- 20 -
6) 飼料用ヒエ
基準収量 (㎏ )3,000 /10a
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
● ●
● ●:播種期 :生育期 :収穫期
項 目 栽 培 基 準 留 意 事 項
適地及び適品種 1 適 地 県下一円 ・飼料作物奨励品種特性表を参照のこと
2 適品種 ・湛水栽培が可能である。
中生:グリーンミレット中生、青
葉ミレット
圃 場 の 準 備 1 ロータリー耕の場合 ・前作物の根、株ができるだけ地表部に
耕深 ~ ㎝で 回がけ 出ないように心がける。15 25 2
2 プラウ耕の場合 ・プラウ耕によるスキ割りと枕地の整地
耕深 ~ ㎝に耕起し、ディス 作業を十分考慮する。25 30
クハロー 回がけ3
播 種 期 月上旬~ 月上旬 ・夏季における短期間の利用性は高い。5 7
播 種 量 条播 ・条播畦幅 ~ ㎝2.0 60 70
kg/10a 3.0( ) 散播
播 種 法 ブロードキャスターにより圃場へ ・種子の量が少ないので、化学肥料とよ
散播する。 く混合させる。
・均一に播種するように、圃場での作業
は縦と横にトラクターを運行する。
・シバハロー 回がけとローラーで鎮圧2
して種子の定着を図る。
。土 壌 改 良 1 石灰: ( ) ~ の矯正 ・土壌改良資材は土壌とよく混合させるpH KCl 5.5 6.0
量とする。
2 リン酸資材:有効態リン酸 ~10
量とする。30mg
施 肥 基 準 量 ・堆肥の連用状況や土壌の種類により保
( ) 区 分 肥力が異なるので、土壌分析、飼料分kg/10a N P O K O2 5 2
基 肥 析を行い、その結果を勘案して施肥量12 12 12
追 肥 - を設定すること。ここでの施肥基準量5 5
は化学肥料、堆肥、液肥の施用量や肥
効を加味した総量とした。
収 穫 収穫期 ・高水分サイレージは品質が不安定なの
青刈用、乾草用、ロールベール・ラ で、予乾することが望ましい。
ップサイレージ用
出穂期~糊熟期
- 21 -
3 根 菜 類
1) 飼料用カブ
基準収量 (㎏ )5,500 /10a
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
● ●
● ●:播種期 :生育期 :収穫期
項 目 栽 培 基 準 留 意 事 項
適地及び適品種 1 適 地 県下一円 飼料作物奨励品種特性表( )参照p37
2 適品種
下総カブ
圃 場 の 準 備 1 耕起、耕土の深さ ㎝以上 ・砕土、整地は種子が小さいので丁寧に25
2 砕土・整地 する。
ディスク、ロータリー耕 ・ロータリー深は ㎝位に均平にする。15
播 種 期 月下旬~ 月上旬 ・播種期が遅延した場合は減収する。8 9
播 種 量 点播 ・根部利用を主とする場合は点播0.1
( ) 散播 ・茎葉の利用を主とする場合は散播kg/10a 0.3
播 種 法 1 点播 人力 畦幅 × ㎝ ・管理用機械に応じた畦幅とする。60 70
株間 ㎝ ・種子が小さいので覆土は浅くする。30
2 散播 人力または粒状肥料と混合 ・播種期は高温で土壌が乾燥しがちであ
、 。しブロードキャスターによ るので 覆土後の鎮圧は必ず実施する
り散播する。
3 覆土・鎮圧 カルチパッカー
1 石灰: ( ) ~ の矯正 ・吸肥力が高いので、地力の低いところpH KCl 5.5 6.0
土 壌 改 良 量とする。 では堆肥を増量する。
2 リン酸資材:有効態リン酸 ~10
量とする。30mg
3 4 /10a3 堆肥: ~ t
施 肥 量 ・多肥は葉部の繁茂が旺盛となり、根部
( ) 区 分 肥大が劣る。kg/10a N P O K O2 5 2
。基 肥 ・追肥は ~ 葉期の間引き後施用する6 6 6 5 6
3 3追 肥 -
- 22 -
管 理 1 間引き ・残す株をいためないように地上部を切
点播の場合 り取る気持ちで行う。
回目 ~ 葉期 ・ 回目 ~ 葉期で 本立ちとする。1 2 3 2 4 5 1
回目 ~ 葉期2 4 5
2 中耕
点播の場合
除草を兼ね 葉期頃までに行う。10
収 穫 1 葉部利用 月以降11
2 根部利用 月以降12
- 23 -
4 飼 料 用 稲
1)稲発酵粗飼料( )用稲(移植栽培)WCS基準収量 ㎏ (黄熟期 水分時)、 (乾物)3,500 /10a 60% 1,400kg/10a
項 目 栽 培 基 準 留 意 事 項
適地・適品種・作 1 適 地 山間地冷水田を除く。 ・飼料作物奨励品種特性表参照
、期 2 適品種 ・ 月以降の晩植では減収傾向となるが6極早生:べこごのみ 月中旬までの移植であれば目標収量7早 生:夢あおば 以上は得られる。ただし、県南におけ
中 生:ホシアオバ る「べこごのみ」は、晩植により黄熟
極晩生:たちすがた クサホナミ 期が食用品種の収穫時期と重なるとと、 、
リーフスター、タチアオバ もに減収する。
3 作期
食用品種と収穫期が競合しないよ
うに品種および作期を組み合わせ
た作付計画を立てる。
播 種 期 育苗日数は5月上旬までは 日、5 ・苗の大きさは葉数 ~ 葉(不完全21 2.2 2.5月中旬以降は 日を基準として播種時 葉を除く)で草丈 ~ ㎝が適当で15 12 13期を決める。 ある。
種子の 1 種子量: 当たり約3~ ㎏。 ・種子のサイズが大きい夢あおば、ホシ10a 3.5育 準備 1箱当たりの乾籾種子量は、 アオバ、たちすがたでは1箱当たりの160g
とする。 乾籾種子量を ~ に増やし、適180 200g2 種子選別 正な苗立ち数を確保する。
苗 芒や枝梗を取り除き 水選を行う ・浸種時の積算温度は ℃とする。た、 。 120140だし、夢あおば、リーフスターは
℃を目標とする。
< 収穫 >
コシヒカリ
< 移 植 >
夢あおば、ホシアオバ
クサホナミリーフスター
クサホナミ
リーフスター
本県に適する稲発酵粗飼料(WCS)用イネの作型 *実線囲いは適期移植、点線囲いは早植え・晩植を示す
WCS用品種 < 収 穫 >
たちすがた
< 収 穫 >
夢あおば
県北県央
たちすがた < 収 穫 >
タチアオバ
県南県西鹿行
べこごのみ < 移 植 >
べこごのみ
11月
品種
主食用
<移植> あきたこまち
7月 8月 9月 10月4月 5月 6月
- 24 -
3 種子消毒 ・稲発酵粗飼料に係る農薬の使用にあ
薬剤による種子消毒を行う場合は たっては、最新の『稲発酵粗飼料生産
』 、使用薬剤の登録の有無や適用の有 ・給与技術マニュアル を参照のうえ
無を確認のうえ適正に使用する。 農薬登録内容を確認すること。
ばか苗病、いもち病、もみ枯細菌
病、苗立枯細菌病、褐条病、イネ
、シンガレセンチュウ等の病害虫は
温湯消毒( ℃・ 分)により,60 10防除が可能である。
4 浸種
水温は ~ 度とし、積算温度10 15は ℃を目標とする。120
5 催芽
~ ℃で ~ 時間加温し、28 30 15 20ハトムネ状態に催芽する。
育苗箱・ 1 育苗箱
用土準備 あたり ~ 箱とする。10a 15 20育 2 用土の準備
用土量は苗箱 箱あたり ℓを目安1 4にする。
播種・育苗 1 播種量 ・飼料用稲の種子は休眠が深いことがあ
平置き育苗では苗箱1箱当たりの るため、ハトムネ状態に催芽してある
苗 乾籾種子量を (乾籾)とする ことを確認して播種する。160gが、種籾の大きさに応じて適正な ・催芽籾の重量は乾籾に比べ約 増加30%苗立ち数が確保できるよう播種量 する。
を調節する。 ・稲発酵粗飼料に係る農薬の使用にあ
2 殺虫剤の箱施薬 たっては、最新の『稲発酵粗飼料生産
』 、使用薬剤の登録の有無や適用の有 ・給与技術マニュアル を参照のうえ
無を確認のうえ適正に使用する。 農薬登録内容を確認すること。
3 出芽
出芽温度は ~ ℃とする。 ・平置き育苗法では根上がりが発生する28 30平置き育苗法ではハウス内に並べ ことがあるため、覆土をやや厚めにす、
保温性に優れた被覆資材をべた掛 る。
けし、出芽揃いまではハウス内の 積重ね法は根上を防止できる。
温度を ~ ℃で管理する。積 ・温度不足で出芽に長時間( 日以上)か25 30 4重ね法では、育苗箱内の余剰水分 かるとリゾプス菌などによる苗立枯病
がきれるのを待って積重ねる。 が発生しやすい。
- 25 -
4 緑化 ・育苗ハウス内の最低気温が ℃以下に10抽出鞘葉長 の時(出芽揃い) なるとピシウム菌、フザリウム菌によ1cmに緑化を開始する。緑化期間は強 る苗立枯病が出やすくなるため、夜間の
い光にあてないように寒冷紗や遮 温度低下に注意する。
光フィルムなどで遮光する。 ・緑化、硬化期に高温( ℃以上)多湿に35出芽揃いから本葉 葉期 緑化期 なりすぎるとリゾプス菌などによる苗1 ( )
までは昼間 ~ ℃(上限 立枯れ病が多発しやすいので高温にな20 25 30℃ 、夜間は ~ ℃(下限 らないように注意し、かん水量は、夕) 15 20 15℃)で ~ 日管理する。 方にはやや乾く程度とする。2 3
5 硬化 ・緑化初期に強光にさらすか暗所日数が
本葉 葉期から昼間 ~ ℃、 長く、苗がのびすぎた場合は白化しや1 20 25夜間 ~ ℃で から 日間 すい。10 15 10 14を目安に管理する。硬化末期は十 ・ムレ苗発生は 葉期前後から移植期に2分光にあてる。 かけて、低温が続いた後、急に高温に
6 良質苗の条件 なると発生しやすい。予防法は、低温.葉齢 ~ 時には土壌をやや乾燥気味に扱い、保2.2 2.5草丈 約 ~ 温に努める。もし、発生してしまった12 13cm葉身長 約 ~ 時には速やかに移植をすることが望ま7 8cm生育が揃い、葉の幅が広く、 しいが、できない場合はすみやかに遮
厚く、また根は太く良く絡 光材をかけて茎葉を湿らせ(床土に水を
んでいるもの。また病害に かけない)るとともに根の保温に努め、
おかされていないもの。 回復を待つ。草令、葉丈が基準以上で
あれば田植を行う
土壌改良 1 稲わらの腐熟化を促進するために ・やむを得ず早春に稲わらをすき込む場
、 。は、すき込み時に石灰窒素を 当 合は 基肥窒素を ~ %増肥する10a 10 20本 たり 程度施用する。20kg
2 堆厩肥は完熟のものを用いる。湿
田で未熟な堆肥を施用すると稲の 。
田 生育を阻害する場合があるので注
意する。
3 土壌診断結果に基づき、珪カルは
乾土 あたり有効態珪酸 ~100g 30、ようりんは乾土 あた40mg 100g
り有効態リン酸で になる量10mgを秋期から春期に施用する。
4 透水性の悪い湿田では、暗渠や弾
丸暗渠等により、透水性を改善し
て根の健全化を図る。
- 26 -
、 、堆肥の施用 1 安定生産のためには牛ふん堆肥と ・牛ふん堆肥は 完熟したものを使用し
化学肥料を併用する。 全窒素(% 、乾物率、炭素率( 以) 202 施用量は 1~2 とする た 上)を予め調べ、適正施用を行う。、 。(t/10a
だし、強グライ土、泥炭土、黒泥 ・秋施用を基本とする。やむを得ず春先
土および強湿田の場合の施用量は に施用する場合は、遅くとも2ヶ月前
未満とする) までに施用する。1 t/10a・堆肥を長期に連用する場合には、地力
窒素の発現量が多くなるので、土壌診
断や生育に応じ施肥窒素量を減らす。
・有機物施用上の注意点
飼料用稲を栽培する水田は、畜産農家と
連携して牛ふん堆肥等を施用すること
が望ましい。飼料用稲の安定生産と環境
負荷を最小限にするために、堆肥の施用
にあたっては圃場の窒素収支に注意し、
水田から持ち出された窒素量に応じた
適正な量を施用するよう努める。飼料
稲の乾物収量が ~ の場合、1.2 1.8t/10a12 18kg地上部全体の窒素吸収量は ~
である。地際から の高さで刈り15cm取るダイレクトカット方式では、窒素と
して ~ が水田から持ち出され10 16kgる。
耕耘・代か 1 耕耘時の作土深は ~ と15 20cmき し、早春に砕土を行う。
1cm2 基肥施用後 代かき時の水深は、
程度とし、田面の高低差は 程5cm
- 27 -
施 肥 1 「基肥+追肥体系」における施肥 ・基肥窒素量はコシヒカリの ~2倍1.5量( ) を目安とする。kg/10a
・牛ふん堆肥を施用する場合の基肥窒素
2 追肥は、生育に応じて窒素成分で の施用法は次の通り。
2~3 を出穂 日前に施 乾物率 %、全窒素 (%乾物 、完kg/10a 20 50 1.2 )
用する。 熟堆肥の施用量が の場合、この堆2t/10a本 肥に含まる窒素量は、 ×全窒2,000kg/10a
1.2 50 12素 (%乾物)×(乾物率 %)=
田 ㎏ である。堆肥連用年数に応じ、以/10a下の通り化学肥料を削減する。
年目:この堆肥の初年度の肥効率が114 12 /10a 14 1.7%である場合 ㎏ × %=、
㎏ から、 ㎏ の窒素肥料を代替/10a 1.7 /10aすることができる。
年目:この堆肥を連用し、 年目の肥2 221 12kg/10a 21効率が %である場合、 ×
%= から、 の窒素肥料2.5kg/10a 2.5kg/10aを代替できる。
年目以降:同様の堆肥を連用し、 年3 325 4 27目の堆肥の肥効率は %、 年目は
%、 年目は %、 年目以降は %で5 28 6 30ある場合、その分の化学肥料を削減する
ことができる。
田 植 1 水深は 以内で行う。植付けの ・浅植では、浮き苗、転び苗になりやす2cm深さは ~ とする。 い。2 3cm
、 。2 株本数は ~ 本 植付株数は ・連続欠株でなければ補植の必要はない1 4 5 18~ 株 ㎡とする。22 /
水管理 1 移植直後は2~3 の水深を維 ・飼料用稲栽培において中干しは、倒伏cm持し、水温を上げて生育の促進を 防止、収穫作業時の地耐力確保のため
図る。低温や晩霜の心配がある場 に特に重要である。
合は、5~6㎝の水深とする。 ・収穫時期が黄熟期である飼料用稲は、
2 有効茎を確保した後は中干しを行 食用稲の場合よりも中干しを強めとす
い、以後は間断潅漑を行う。 る。ただし、田面に亀裂が入ると水持
3 中干しは田面にひび割れができる ちが急激に悪くなる圃場もあるため、
程度を標準とし、湿田や有機物の 土壌に留意して実施する。
多い水田で強めに、漏水しやすい
水田では軽く行う。
施肥 N P2O5 K2O土壌型 基肥 基肥 基肥泥炭・ 粘質 5~7 5~7 5~7黒泥土壌 壌質 5~7 5~7 5~7強グライ・ 粘質 5~7 5~7 5~7グライ土壌 壌質 5~7 5~7 5~7
砂質 7~9 7~9 7~9灰色・ 粘質 5~7 5~7 5~7灰褐色土壌 壌質 5~7 5~7 5~7
砂質 7~9 7~9 7~9火山灰土壌 粘質
(陸田) 壌質9 9 9
- 28 -
4 間断潅漑は入水と自然落水により
3~4日ごとに湛水と落水を繰り
返す。落水は田面の足跡に水が残
る程度とする。
5 落水は早生品種では出穂 日後、18極晩生品種では出穂 日後に行23う。
雑草防除 1 雑草の発生および混入は製品の発 ・苗が老化している場合や、砂質土壌の
酵品質に悪影響を及ぼすため、防 場合は薬害が発生しやするなるので活
除に努める。 着を確認してから処理する。
2 使用薬剤の登録の有無や適用の有 ・極端な浅植えや植え穴の戻りが悪い条
無を確認のうえ適正に使用する。 件では薬害が発生しやすくなるので移
植時に十分注意する。
・稲発酵粗飼料に係る農薬の使用にあた
っては、最新の『稲発酵粗飼料生産・
給与技術マニュアル』を参照のうえ、
本 農薬登録内容を確認すること。
( ) 、病 虫 害 使用薬剤の登録の有無や適用の有無を ・イチモンジセセリ イネツトムシ は
防 除 確認のうえ適正に使用する。 葉色の濃いイネに集中して産卵する。
田 飼料用のイネは,移植時期が遅く基肥
窒素量が多いことから,葉色が濃く推
移するので,イチモンジセセリ(イネ
ツトムシ)の被害を受けやすい。
・イチモンジセセリの第1世代成虫は7
月上旬~中旬に出現し、イネの葉に産
卵する。7月中旬~下旬に卵から幼虫
(第2世代幼虫)がふ化する。幼虫に
より葉が食害されるとともに子実の登
熟歩合が低下し、減収を招く。なるべ
く若齢のうちに防除する。葉先が小さ
く巻き出すころから、ツトがわずかに
見られる頃が防除適期である。茨城県
では7月末~8月上旬がこの時期に当
たるが,気象条件により,発生時期が
前後するので注意する。
・防除のための農薬使用にあたっては使
用可能な収穫前日数に充分注意する。
- 29 -
・発生予察を活用した的確な防除対策を
、 。基本とし 必要最低限の防除に努める
・病害虫が稲発酵粗飼料用稲圃場を発生
源として周辺の食用イネに影響を及ぼ
さないように注意する。
収 穫 収穫適期は良好なサイレージ発酵品 ・稲体水分 ~ となる目安は、早生65 60%質が得られる稲体水分 ~ % 黄 品種では出穂後 ~ 日、極晩生品65 60 25 30(
熟期)とする。 種では出穂後 ~ 日である。また、32 35このときの帯緑籾率は約 %である。95
・専用収穫機体系
、 。湿田においては 専用収穫機を用いる
早朝など葉に露のある時を避け、刈り
高は 以上とする。15cm特に軟弱な圃場では、刈り高や作業速
度を調整し、土砂や泥水の混入に注意
する。
・牧草等飼料作物収穫機械体系
排水性がよく大型トラクタなどの作業
が可能な圃場は、モアで刈り取り後必
要に応じて反転、予乾して集草する。
その後、ロールベーラで梱包、ベール
ラッパーで被覆し密封状態にする。
調 製 1 梱包密度の を目標とす ・巻数は、貯蔵期間や輸送時間などに併150kg/m 3
る。 せて多くする。
2 フィルムの巻き方は重複率 %で ・フィルムの色は、白色は内部温度が上50~ 層巻とする。 がりにくい、黒色は紫外線の影響を受6 8
けにくいなどの特性がある。
、・稲発酵粗飼料専用添加剤を使用すると
、好気性微生物やカビの発生が抑制され
長期保存でも変敗が少なく品質が安定
する。
・ラッピング作業
密封を保つために重要な作業であるこ
、 。とから 作業機が安定した状態で行う
- 30 -
2)稲発酵粗飼料( )用稲(湛水直播栽培)WCS基準収量 ㎏ (黄熟期 水分時)、 (乾物)3,500 /10a 60% 1,400kg/10a
項 目 栽 培 基 準 留 意 事 項
適地及び適品種 1 強湿田、山間地冷水田を除く県下 ・飼料作物奨励品種特性表参照
一円 ・品種選定にあたっては、適期に収穫で
2 適品種 きるように機械収穫体系などに留意す
早 生:夢あおば る。
中 生:ホシアオバ
極晩生:クサホナミ
圃 場 の 準 備 移植栽培に準じる。
- 31 -
播 種 期 5月中旬~下旬 ・播種時期は、品種の早晩生や地域の水
利条件を考慮し、早期落水にならない
ように注意する。
・「稚苗移植栽培」に比べ「湛水土壌中散
播栽培」における出穂期および黄熟期
は概ね 日程度遅れる。10・湛直栽培における最高分げつ期は播種
後 日目頃である50・県央において、クサホナミを 月 日5 20
、 、播種した場合 出穂期は 月第1半旬9黄熟期は 月第 半旬である。10 1
1 芒や枝梗を取り除く。 ・芽が長いとコーティング中に損傷する
2 浸種 ため、催芽はハトムネ状態よりも伸ば
選種・浸種 浸種温度は ~ ℃とし、積算 さないよう注意する。10 15種 水温は ℃を目標とする。 ・コーティング種子は、 時間以上風乾120 2子 3 催芽 してから播種する。
の ~ ℃で ~ 時間加温し、28 30 15 20準 はと胸状態に催芽する。
備
種子コーテ コーティングマシーンを用いて、 ・コーティング種子は、 ~ 日以内に1 2ィング 乾籾の 倍重のカルパー粉粒剤 播種する。2 16
を、催芽した種子に粉衣する。 ・播種が遅れる場合は、乾燥しないよう
5 10にコーティング種子を密封し、 ~
℃で保存する。保存期間は、最大 日15程度とする。
・飼料イネは、千籾重の品種差が大きい
、 。播種量 ため 品種に応じて播種量を調節する
kg/10a 75 / 125播 ( ) ・目標苗立数は、条播 本 ㎡、散播
種 本 ㎡、点播 ~ 本 株。/ 5 6 /方 ・飼料作物奨励品種特性表参照
法
籾千粒重(g) 条播・点播 散播
夢おあば 31.6 3.4 5.6
ホシアオバ 33.3 3.6 5.9
クサホナミ 27.5 3.0 4.9
播種方法
※1:苗立数は条播75本/㎡、散播125本/㎡、点播 5本/株とし、苗立率は70%として算出した。※2:点播の株間は、22cmとして算出した。
品種名
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播種法 1 播種方法 ・播種時の圃場は、ゴルフボール露出高
1)土中点播・土中条播 (ゴルフボールを田面上 mの高さか1高精度播種機 ら自然落下させ土壌中に陥入したボー
2)土中点播 ル上面と田面の距離)± を目安10mm代かき同時土中点播機 とする。
3)散播 ・代かき同時土中点播機は、圃場が軟ら
。広幅散粒機、ミスト機 かすぎると播種深度が深くなりやすい
2 播種深度 ・広幅散粒機とミスト機は、圃場が硬す
~ を目標とする。 ぎると、露出種子を生じやすい。5 10mm4・背負式動力散布機では代かき直後~
時間以内に播種する。ラジコンヘリコ
プターでは代かき 時間後(壌土)から24時間後(埴土)に播種する(播種深度48
は ~ とする)。5 10mm・カルパーコーティング種子の場合で播
種が遅れる場合は、ビニール袋で密封
し、予冷庫などで ~ ℃に保存すれ5 10ば、コーティング後 日間は発芽能力15を維持できる。ただし、乾燥させると
。コーティングが剥離するので注意する
土 壌 改 良 移植栽培に準じる。
施 肥 移植栽培に準じる。
代かき・均平 1 田面の均平化に努める。 ・播種時に田面が硬いと覆土不良、柔らか
2 代かきは、浮遊物のないように浅 いと播種深度が深くなりすぎる。
水( 程度)で行う。1cm3 播種時の圃場は、移植栽培の場合
よりやや軟らかめとする。
鳥 害 対 策 1 スズメ及びハトの被害は、水深を ・露出籾は鳥害を助長するため、安定し
以上にすることで軽減できる た深さ( 程度)に播種できるよう4cm 1cm。
に、代かき程度など播種時の圃場状況
2 カモの被害は、水糸などを ~ に留意する。4 5m間隔に、地上 ~ mの高さ0.5 1に張ることで軽減できる。
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水 管 理 1 播種後 ~ 日間は、田面に亀裂 ・落水出芽法: 播種深度 以上の条5 7 3mmが生じる程度まで落水する。 件において、播種後 ~ 日間程度落5 10
水状態で管理し、籾への酸素供給を十分
2 出芽期以降は 移植栽培に準じる に行って出芽・苗立ちを向上させる。、 。
、・ 浮苗やタコ足状のものが多い場合は
~ 葉期に ~ 日落水すると、根2 3 2 4が土中に進入する。
雑 草 防 除 1 雑草の発生および混入は製品の発 ・稲発酵粗飼料に係る農薬の使用にあた
酵品質に悪影響を及ぼすため、防 っては、最新の『稲発酵粗飼料生産・
除に努める。 給与技術マニュアル』を参照のうえ、
2 使用薬剤の登録の有無や適用の有 農薬登録内容を確認すること。
無を確認のうえ適正に使用する。
病 虫 害 防 除 移植栽培に準じる。
収 穫 移植栽培に準じる。
調 製 移植栽培に準じる。
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3)飼料用米(移植栽培)
1000 /10a 800 /10a基準収量 籾 ㎏ 、粗玄米 ㎏
項 目 栽 培 基 準 留 意 事 項
適地及び適品種 1 適 地 山間地冷水田を除く。 飼料作物奨励品種特性表参照
2 適品種
極早生:べこごのみ
早 生:夢あおば、べこあおば
中 生:ホシアオバ
晩 生:モミロマン
極晩生:クサホナミ
播 種 期 育苗日数は5月上旬までは 日、 ・苗の大きさは葉数 ~ 葉(不21 2.2 2.55月中旬以降は 日を基準として 完全葉を除く)で草丈 ~ ㎝15 12 13播種時期を決める。 が適当である。
。種子の 1 種子量: 当たり約3~4㎏。 ・浸種時の積算温度は ℃とする10a 120準備 2 1箱当たりの乾籾種子量 ただし、夢あおば、リーフスター
籾の千粒重に応じて以下のように は ℃を目標とする。140調節する。 ・飼料用米の種子サイズは一般の食
乾籾 べこごのみ、クサホナミ 用米品種に比べて ~ 割大きい180g: 1 3乾籾 夢あおば、モミロマン ので、適正な苗立ち数が確保でき190g:乾籾 べこあおば、ホシアオバ るよう播種量を調節する。210g:
2 種子選別 ・飼料として使用する籾米への農
芒や枝梗を取り除き 水選を行う 薬使用にあたっては、最新の『飼、 。
3 種子消毒 料用米の生産・給与技術マニュア
薬剤による種子消毒を行う場合は ル』を参照のうえ、農薬登録内容
使用薬剤の登録の有無や適用の有 を確認すること。
育 無を確認のうえ適正に使用する。
ばか苗病、いもち病、もみ枯細菌
病、苗立枯細菌病、褐条病、イネ
、苗 シンガレセンチュウ等の病害虫は
温湯消毒( ℃・ 分)により,60 10防除が可能である。
4 浸種
水温は ~ 度とし、積算温度10 15は ℃を目標とする。120
5 催芽
~ ℃で ~ 時間加温し、28 30 15 20ハトムネ状態に催芽する
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育苗箱・ 稲発酵粗飼料( )用稲に準じる。WCS育 用土準備
苗 播種・育苗 稲発酵粗飼料( )用稲に準じる。WCS
土壌改良 稲発酵粗飼料( )用稲に準じる。WCS
家畜ふん堆 1 飼料用米を安定生産するには家畜 ・堆肥は、完熟したものを使 用す
肥の施用 ふん堆肥と化学肥料を併用する。 る。施用にあたっては、全窒素
本 2 牛ふん堆肥は、施用量は1~2 (% 、乾物率、 比をあらかじ) C/Nとし(ただし、強グライ土、 め調べ、適正に施用する。t/10a
泥炭土、黒泥土および強湿田の場 ・堆肥を長期に連用する場合には、
) 、田 合の施用量は 、秋施用を基 地力窒素の発現量が多くなるので1 t/10a本とする。 土壌診断や生育に応じ施肥窒素量
3 豚ぷん堆肥は、施用量は1 程 を減らす。t/10a度を上限とし、移植1~2ヶ月前 ・有機物施用上の注意点
に施用する。 飼料用稲を栽培する水田は、畜産農
4 鶏ふん堆肥は、主食用栽培技術を 家と連携して家畜ふん堆肥等を施用
参考にして、施用量は することが望ましい。飼料用稲の安定500kg/10a程度、移植 週間前を目安に施用 生産と環境負荷を最小限にするため3する。 に、堆肥の施用にあたっては圃場の窒
素収支に注意し、水田から持ち出され
た窒素量に応じた適正な量を施用す
るよう努める。飼料用米の玄米収量
が の場合、籾として ~800kg/10a 8、ワラとして ~ の10kg/10a 3 5kg/10a
窒素が水田から持ち出される。
・密閉型発酵処理施設で生産された
豚ぷん堆肥の中には、水田へ施用
した際に還元状態となりやすいも
のもあるため、注意する。
耕耘・砕土 1 耕耘時の作土深は ~ と15 20cm・代かき し、早春に砕土を行う。
1cm2 基肥施用後代かき時の水深は
程度とし、田面の高低差は 程5cm度以内になるよう努める。
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1 「基肥+追肥体系」における施肥 ・基肥・穂肥窒素量は、それぞれコ
。施 肥 量 ( ) シヒカリの 倍程度を目安とするkg/10a 2・家畜ふん堆肥に含まれる有効窒素
量に応じて化学肥料を削減する。
・施用初年目の窒素肥効率は、牛ふ
ん堆肥 %、豚ぷん堆肥 %、14 20鶏ふん堆肥 %で計算し、その分30の化学肥料を減肥する。化学肥料
の配分は、基肥:追肥の割合が7
:3~5:5程度となるように施
肥する。
本 【具体例】 濃度 %(現物)の豚N 3ぷん堆肥を 施用する場合、1t
1t N3 20 6kg×全 %×肥効率 %=
田 2 追肥は、生育に応じて窒素成分で から、化学肥料を 削減できる。6kg4~6 を出穂 ~ 日前 例えば、施肥総 量 (火山灰土kg/10a 25 20 N 16kgに施用する。 壌・陸田 、基肥:追肥= : で栽) 6 4
培する場合、
16kg N 6kg N(総 量)- (堆肥由来
分)= … を化肥で施用10kg 10kg10kg 6 6 kg基肥: × 割=
10kg 4 4 kg追肥: × 割=
から、基肥 、追肥 を施用す6kg 4kgる。
田 植 稲発酵粗飼料( )用稲に準じる。WCS
水管理 稲発酵粗飼料( )用稲に準じる。WCS落水は収穫前 日に行う。10
雑草防除 使用薬剤の登録の有無や適用の有無 ・モミロマン、タカナリはベンゾビ
本 を確認のうえ適正に使用する。 シクロンを成分に含む除草剤に感
受性のため、同品種を作付けする
場合は同成分が入っていない除草
剤を選定する。この性質を利用し
田 て、飼料米から食用品種に戻す場
合にはベンゾビシクロンを含む除
草剤を用いることで、漏生による
飼料米の雑草化(食用品種への混
種)を防止できる。
施肥 N P2O5 K2O土壌型 基肥 基肥 基肥泥炭・ 粘質 8~10 8~10 8~10黒泥土壌 壌質 8~10 8~10 8~10強グライ・ 粘質 8~10 8~10 8~10グライ土壌 壌質 8~10 8~10 8~10
砂質 10~12 10~12 10~12灰色・ 粘質 8~10 8~10 8~10灰褐色土壌 壌質 8~10 8~10 8~10
砂質 10~12 10~12 10~12火山灰土壌 粘質(陸田) 壌質
11~12 11~12 11~12
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・苗が老化している場合や、砂質土
壌の場合は薬害が発生しやするな
るので活着を確認してから処理す
る。
・極端な浅植えや植え穴の戻りが悪
い条件では薬害が発生しやすくな
るので移植時に十分注意する。
・飼料として使用する籾米への農薬
使用にあたっては、最新の『飼料
』用米の生産・給与技術マニュアル
を参照のうえ、農薬登録内容を確認
すること。
本 病 虫 害 使用薬剤の登録の有無や適用の有無 ・イチモンジセセリ防除上の注意に
田 防 除 を確認のうえ適正に使用する。 ついて稲発酵粗飼料( )用稲にWCS準じる。
・飼料として使用する籾米への農薬
使用にあたっては、最新の『飼料
』用米の生産・給与技術マニュアル
を参照のうえ、農薬登録内容を確認
すること。
収 穫 1 コンバインによる収穫適期は穂首 ・地上部の生育量が多く、コンバイ
近くに緑色を残した粒が %程度 ンのエンジン回転数が低下する時102になった時 成熟期 以降とする は、走行速度を下げるか、1~( ) 。
2 刈り取りを、成熟期後2週間~約 条外して収穫する。
1ヶ月後に遅らせ、圃場で籾水分 ・立毛乾燥は他品種との作期競合を
を低下させる「立毛乾燥」により、 解消する場合にも活用できる。
乾燥経費削減に活用する。 ・立毛乾燥時による、鳥害や倒伏に
注意する。
乾燥・籾すり・ 籾または玄米として長期間保存する場 ・食用品種に準じる。
調製 合、玄米水分が になるように乾 ・飼料用米の籾摺を行う場合、食用15.0%燥する。 品種と比べて籾形状が大きいため
、籾摺り機のロールの開度を調節
する。