Upload
others
View
0
Download
0
Embed Size (px)
Citation preview
予防医療の外部性に着目した 地方自治体ビジネスの新たな創造~銭湯経営から学ぶ~
関西大学 中澤ゼミ チーム「バリロッテ☆」
高篠・田中・湯口・村尾
あなたは、最近いつ銭湯 に行きましたか?
0
2000
4000
6000
8000
10000
12000
14000
元年
2年
3年
4年
5年
6年
7年
8年
9年
10年
11年
12年
13年
14年
15年
16年
17年
18年
19年
20年
21年
22年
23年
一般公衆浴場の棟数
(平成)
(棟)
衰退している
昭和40年ごろ・・・
現在・・・ 約23,000軒
しかし
約5,000軒
原因を調査するために、
私達は実際に銭湯に行ってきました!
• 開業:大正8年
• 経営状況:現在で三代目
• 経営者:おそらく60代後半のご夫婦
• 雰囲気:昭和時代にタイムス リップ
したようなレト ロな銭湯
やりがい・生きがい でもある
後継ぎなどの問題 がある
銭湯経営は厳しい
お客との会話は生活 習慣病の予防になる
銭湯業界が衰退した主な原因
1.高度経済成長期以降の各家庭への風呂の普及
2.跡継ぎ問題
このような苦しい状況で、銭湯業界はどのような取り組みをしているのでしょうか?
銭湯の取り組み
新たなお風呂を設置するなど設備を増やす
後継ぎがいない場合、多額の投資を行うのは難しい→多額の費用がかかる
後継ぎがいない高齢者が経営する銭湯は 厳しい状況にある
う~ん
やりがいがあり、生きがいでもある
続けたいが後継ぎなどの問題がある
銭湯経営は厳しい
お客さんとの会話は生活習慣病の防止になる
お金では測れない+の効果 を認識している!
銭湯経営が 予防医療に つながっている
ここに新しい経営理念を発見
→利益が少なくても、健康の維持につながる
なら、それで十分と考える
利益を出すことを主たる目的としない経営
でも銭湯業界は厳しい経営状況なので、後を継ぐ人が少なく衰退していく・・・
私たちは、この経営スタイルをヒントに他のビジネスに応用できないかと考えた!
そこで
北海道夕張市
2007年財政再建団体になり、財政破綻。
予防医療の外部性に着目し、現在着実
に成果を上げている
患者を減らすことを重視!!
北海道夕張市の予防医療の 外部性の効果
予防接種費用48億円の
負担
医療費 75億円の黒字
27億円の黒字
大阪市交通局 敬老パス
廃止しようとする動き
もし廃止してしまったら・・・
高齢者が外出する機会がなくなる
↓
高齢者の医療費が増え、市に負担がかかる
予防医療の外部性を無視
予防医療の外部性の効果は
高齢者だけでなく、若い世代にもある
や
~提案~ 地方自治体で行う高齢者の
新たな学校づくり
概要
コンセプト:学校
運営:地方自治体
場所:廃校
教師:高齢者(定年になった方、地域のボランティアの方)
狙い:より安い料金で高齢者のニーズに応える
高齢者が習い事をする目的
注目
運営:地方自治体
予防医療の外部性の効果による医療費削減という利益を直接得ることのできる
その効果を見込めるから安い料金で 提供することができる
場所:廃校
上昇傾向
教師:高齢者(定年になった方、 地域のボランティアの方)
カルチャーセンターのような有名な講師は出費が高くなる
教える高齢者の予防医療につながる
提案の実行によって
安い料金で高齢者のニーズにこたえる
予防医療の外部性の効果が期待
される
ここに
銭湯の経営理念が活かされた
<参考>
• H.23 衛生行政報告例の概要-厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/eisei_houkoku/11/dl/gaiyo.pdf
• 社団法人日本銭湯文化協会編 監修町田忍 米山勇 『銭湯検定』
• シニア・高齢者の習い事に関する調査-株式会社GF
http://www.senior-promo.com/wordpress/wp-content/uploads/2011/05/senior_lesson.pdf
• 廃校施設の実態及び有効活用状況等調査研究報告書-文部科学省 http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyosei/03062401/houkoku_pdf/houkoku.pdf
ご清聴ありがとうございました