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茨城県電子納品ガイドライン 平成24年3月 茨城県土木部

茨城県電子納品ガイドライン...1 1 総則 1-1 本ガイドラインの目的 本ガイドラインは,茨城県が実施する電子納品の手引きとして作成したものであ

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茨城県電子納品ガイドライン

平成24年3月 茨城県土木部

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目 次

1 総則 ................................................................................................................ 1

1-1 本ガイドラインの目的 ........................................................................................ 1 1-2 用語の定義 ......................................................................................................... 2 1-3 適用範囲 ............................................................................................................. 3 1-4 茨城県の電子納品実施計画 ................................................................................. 3 1-5 参照規格 ............................................................................................................. 4 1-6 国土交通省の定める要領等との主な相違点 ........................................................ 5 1-7 電子納品対象工種・対象書類 ............................................................................. 7

2 電子納品媒体の作成・納品方法 ................................................................... 13 2-1 電子納品の流れ ................................................................................................ 13 2-2 電子納品成果品の作成に要する費用の考え方................................................... 14 2-3 電子納品の手順 ................................................................................................ 14

3 電子データ作成時の留意事項 ....................................................................... 40 3-1 デジタル写真 .................................................................................................... 40 3-2 CAD 図面 .......................................................................................................... 41 3-3 施工管理データを搭載した TS による出来形管理の納品に関する留意点 ......... 43 3-4 報告書 .............................................................................................................. 43

4 施工中の電子情報交換 .................................................................................. 44 4-1 電子情報交換の対象案件 .................................................................................. 44 4-2 電子情報交換の対象とファイル形式 ................................................................. 45

5 サポート・問い合わせ .................................................................................. 47

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1 総則 1-1 本ガイドラインの目的

本ガイドラインは,茨城県が実施する電子納品の手引きとして作成したものであ

り,工事・業務における電子納品を円滑に実施するために,受発注者間の事前協議内

容や書類検査方法など必要な事項を盛り込んだものである。

【解説】

本ガイドラインには一部,発注者のみを対象とした項目も含んでいるが,受注者,一

般県民に対しても広く公開を行うものである。 また,本ガイドラインは茨城県土木部検査指導課のホームページに公開されており,

閲覧・ダウンロードできる。 http://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/doboku/01class/class03/cals/ebid%20H18/calstop.html

表 1-1 電子納品に関する茨城県のガイドライン策定経緯(参考)

版 名 称 公表時期

第1版 建設 IT モデル事業ガイドライン(案) 平成 13 年 8 月 第2版 建設 IT モデル事業ガイドライン(案) 平成 14 年 6 月 第3版 茨城県電子納品ガイドライン(案) 平成 15 年 6 月 第4版 茨城県電子納品ガイドライン 平成 16 年 6 月 第5版 茨城県電子納品ガイドライン 平成 17 年 6 月 第6版 茨城県電子納品ガイドライン 平成 18 年 6 月 第7版 茨城県電子納品ガイドライン 平成 19 年 6 月 第8版 茨城県電子納品ガイドライン 平成 20 年 7 月 第9版 茨城県電子納品ガイドライン 平成 21 年7月 第10版 茨城県電子納品ガイドライン 平成 22 年 4 月 第11版 茨城県電子納品ガイドライン 平成 24 年3月

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1-2 用語の定義

本ガイドラインにおいて使用する用語の定義は以下のとおりとする。 電子納品

電子納品とは,『調査,設計,工事などの各業務の最終成果を電子データで納品すること』をいう。なお,ここでいう電子データとは,本ガイドライン「1-5 参照規格」で示す各種要領等に示されたファイル形式に基づいて作成されたものを指す。

発注図

入札に際して発注者が示した設計図,発注者から変更または追加された設計図及

び設計図のもととなる設計計算書等をいう。ただし,詳細設計を含む工事において

は契約図書及び監督職員の指示に従って作成したものを発注図とすることが出来

る。

完成図

出来形測量の結果及び設計図書に従って作成した図面をいう。なお,完成図の電

子データは原則「CAD 製図基準(案)」の規定に基づき作成するものとする。 電子情報共有

電子情報共有とは,『情報ネットワーク(電子メール,共有サーバ等)を活用し

て調査,設計,工事などの各業務実施中にやり取りされる各種文書やスケジュー

ル等の情報を共有すること』を指す。 電子情報交換

電子情報共有のうち,「電子メールを活用した情報共有」については,『電子情

報交換』と呼ぶこととし,本県が行う「電子納品」の一部とする。

工事帳票 工事帳票とは,施工計画書,打合せ簿,品質管理資料,出来形管理資料等の提

携様式の資料及び,打合せ簿等に添付して提出される提携型の資料をいう。

台帳

台帳とは,設計図書に従って工事目的物の完成状態を台帳として記録した工事

管理台帳をいう。工事管理台帳は,工事目的物の諸元をとりまとめた施設管理台

帳と工事目的物の品質記録をとりまとめた品質記録台帳をいう。

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1-3 適用範囲

本ガイドラインは,平成 24 年 4 月以降に茨城県より発注される工事及び業務に適

用される。 【解説】

発注者は,電子納品対象案件であることを特記仕様書に明記すること。 特記仕様書の記述例を「参考資料 - 1」に示す。

1-4 茨城県の電子納品実施計画 茨城県における電子納品実施計画は以下のとおり。

茨城県の電子入札・納品導入スケジュール

H15 年度 H16 年度 H17 年度 H18~H21 年度 H22 年度以降

<工事>

2億円以上

完全導入

<業務>

設計

設計・測量・地質

完全導入(随契を除く)

※電子入札案件は,原則として電子納品もセットで実施。 ※建築・電気・機械工事に関する実施については,営繕課の方針による。 ※県の方針を見直す場合には,検査指導課より別途指示を行う。

図 1-1 茨城県電子納品実施計画

(本庁起工)1,000 万以上

500 万以上

5000 万円以上

3000 万円以上(ランク A)

1000 万円以上(ランク B)

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1-5 参照規格 本ガイドラインは国土交通省の定める電子納品要領・基準等に準拠する。本ガイドライ

ンに記載されていない事項については,以下の参照規格に従うこと。

名 称 策定者 策定年月 適用対象

工事完成図書の電子納品等要領

国土交通省

平成 22 年 9 月 平成 23 年 4 月以降 土木設計業務の電子納品要領(案) 平成 20 年 5 月 平成 21 年 1 月以降 測量成果電子納品要領(案) 平成 20 年 12 月 平成 21 年 4 月以降 地質・土質調査成果電子納品要領(案) 平成 20 年 12 月 平成 21 年 8 月以降 CAD 製図基準(案) 平成 20 年 5 月 平成 21 年 1 月以降 デジタル写真管理情報基準 平成 22 年 9 月 平成 23 年 2 月以降 施工管理データを搭載したトータルステーシ

ョンによる出来形管理要領(案) 平成 22 年 12 月 ―

写真管理基準(案) 茨城県土木部

・企業局 平成 19 年 4 月

国土交通省策定要領・基準等が改定された場合であっても,本ガイドラインを改

定するまでは,上記策定年月版の要領・基準等を適用する。

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1-6 国土交通省の定める要領等との主な相違点

本ガイドラインと国土交通省の定める要領等との主な相違点は以下のとおりである。

○情報共有システムの運用について

本県においては,当面の間,情報共有システムの構築及び運用を次の理由により行わな

いものとする。

・発注事務所と施工場所との距離が近いため,直接現場に行った方が効率的である。

・山間部などでは,ネット環境構築等のインフラ整備が困難な場合がある。

情報共有システムを運用しないため,国土交通省の要領とフォルダ構成が異なる。フォ

ルダ構成については,2-3-5(2)フォルダ構成とファイル命名様式を参照のこと。

【参 考】 国土交通省策定の要領・基準等は,国土交通省 国土技術政策総合研究所の Web サイ

トの「CALS/EC 電子納品に関する要領・基準」ページからダウンロードできる。 http://www.cals-ed.go.jp

また,写真管理基準(案)は「建設工事必携」に記載されている。 建設工事必携は,県検査指導課ホームページよりダウンロード可能 (http://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/doboku/01class/class03/03consaru.htm)

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【解説】 電子納品に関する要領等の体系を以下に示す。

全般

電子納品

電子納品の手引き

業務工事

共通仕様書(茨城県土木部・企業局)

共通仕様書(茨城県土木部)

○土木工事 ○業務(測量・設計)

○測量 ○設計 ○地質調査

〈写真作成に関して〉

「工事完成図書の電子納品等要領」※国土交通省

「土木設計業務等の電子納品要領(案)」※国土交通省

「測量成果電子納品要領

(案)」※国土交通省

「地質・土質調査成果電子納品要領(案)」※国土交通省

「デジタル写真管理情報基準(案)」 ※国土交通省

〈図面作成に関して〉

「CAD製図基準(案)」 ※国土交通省

〈(必要な場合)写真帳作成に関して〉

「施工管理データを搭載したトータルステーションによる出来形管理要領(案)」※国土交通省

〈(必要な場合)基本設計データ作成に関して〉

〈電子納品全体に関して〉

〈営繕工事に関して〉

「写真管理基準(案)」茨城県土木部・企業局

「茨城県電子納品ガイドライン」 (茨城県土木部)

※県で規定のない要領等については,1-5 参照規格に記載の要領・基準等を適用する。

図 1-2 茨城県の電子納品要領・基準等

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1-7 電子納品対象工種・対象書類

電子納品対象となる工種は以下のとおりとする。 業務 :設計・測量・調査(補償調査を除く) 工事 :土木工事

電子納品対象となる工種では全て電子納品を実施することを原則とする。 電子納品対象書類の範囲は以下のとおりとする。

業務 :共通仕様書に定める全ての成果品 工事 :工事写真帳,工事帳票,完成図

・工事写真帳は,電子納品対象のすべての工事で納品する ・工事帳票については,すべての工事で,受発注者協議の上電子納品対象

とするかどうか協議の上定める。 ・完成図については,重要構造物(※1)を擁する指定された工事(※

2)においては,完成図の電子納品を必須とする。なお,指定された工事

以外においても,完成図の電子納品を妨げるものではない。 工事における電子納品対象書類の詳細については,表1-2 工事における電子納

品対象書類範囲のとおり。 重要構造物(※1)を擁する工事のうち,指定された工事については,完成図の電

子納品が必須となる。発注者は,特記仕様書にその旨明記し,また,受注者に発注

図の CAD データで提供すること。特記仕様書の記述例を「参考資料 - 1」に示す。 (※1)重要構造物とは,茨城県土木部・企業局土木工事共通仕様書第 3 編土木工事

共通編第 1 章総則(ページ 1-3-4)を参考に,以下を対象とする。 ・橋梁上部工 ・基礎工 ・トンネル工 ・ダム工 ・函渠工(樋門・樋管含む)(内空断面積 2.0m2 以上) ・躯体工(橋台) ・RC 躯体工(橋脚) ・橋脚フーチング工 ・RC 擁壁(H=2.0m 以上) ・砂防ダム ・堰本体工 ・排水機場本体工 ・水門工 ・共同溝本体工

(※2)指定された工事とは,特記仕様書に「完成図の電子納品」について明記した

工事とする。

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表1-2 工事における電子納品対象書類範囲

項目 ファイル・

フォルダ等

電子納品対象 書類作成者 指定され

た工事 (※1)

それ以外

の工事 (※2)

発注者 受注者

発注図

初 設

CAD データ(SXF 形式) (CAD 製図基準(案)準拠)(※3)

DRAWINGS (※4) ○ △ ○

CAD データ (CAD 製図基準(案)非準

拠)(※3) DRAWINGS(※4) ○ △ ○

紙媒体 DRAWINGS(※4) - × ○

更 設

CAD データ(SXF 形式) (CAD 製図基準(案)準拠)(※3)

DRAWINGS(※4) ○ △ ○

CAD データ (CAD 製図基準(案)非準

拠)(※3) DRAWINGS(※4) ○ △ ○

紙媒体 DRAWINGS(※4) - × ○

完成図 発注図が CAD データの

場合 DRAWINGF ○ △ ○

発注図が紙媒体の場合 DRAWINGF - × ○ 工事写真帳 PHOTO ○ ○ ○

工事 帳票

工事管理ファイル INDEX_C.XML

△ △ △ 施工計画書 PLAN.XML

工事打合せ簿 MEET.XML

その他管理ファイル OTHRS.XKL

○:必須 △:状況によって電子納品対象とするもの(受発注者協議の上,定める) ×:不要 (※1)指定された工事とは,特記仕様書に「完成図の電子納品」について明記した工事

である。指定された工事では,受注者への発注図 CAD データ提供が原則である。 (※2)指定された工事以外の工事でも,特に重要構造物を擁する工事においては,積極

的に完成図を電子納品すること。 (※3)発注者の指示・追記した箇所は CAD 製図基準(案)への準拠を考慮しないもの

とする。 (※4)「DRAWINGS」フォルダは,発注者が図面管理ファイル及び発注図の電子データ

を格納して受注者に貸与するためのものであり,受注者側にて新たに作成する必要はない。

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表 1-3 【工事】電子納品対象とする書類の条件

区分 対象書類 条 件

工事

発注図 完成図

特記仕様書に「完成図の電子納品」について明記した

工事については,完成図の電子納品を必須とする。 ただし,それ以外の工事でも,特に重要構造物を擁する

工事においては,積極的に完成図を電子納品すること。

工事写真帳,工事帳票 電子データの原本性が確保できること。 検査の用に供すること。

発注図の提供媒体 発注図及び完成図の納品方法 紙媒体での提供

紙媒体での納品 CAD データ(SXF(P21 形式)での納品 (CAD 製図基準(案)非準拠)

OR

CAD データ (CAD 製図基準(案)非準拠)

CAD データでの納品 (CAD 製図基準(案)非準拠)

CAD データ(SXF 形式) (CAD 製図基準(案)準拠)

OR

CAD データ(SXF(P21)形式)での納品 (原則として CAD 製図基準(案)準拠)

(※)発注者の指示・追記した箇所は CAD 製図基準(案)への準拠について考慮しないものとす

る。

図 1-3 発注図及び完成図の電子納品条件

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CAD 図面が提供 されたかどうか?

【完成図の電子納品必須】※発注図が CAD 製図基準(案)準拠

の場合は,原則として完成図も準

拠,発注図が非準拠の場合は完成図

も非準拠とする。

【状況によって電子納品とする】 電子納品するかどうかは,受発注者協

議の上定める。ただし,重要構造物を

擁する工事においては,積極的に完成

図を電子納品すること。

※発注図が CAD 製図基準(案)準拠の

場合は,完成図も準拠,発注図が非準

拠の場合は完成図も非準拠とする。

【原則,完成図不要】 ただし,受注者側からの積極的な申

し出があった場合は,CAD データ納

品を拒むものではない。その場合,

データ形式は,SXF(P21)形式で作

成するものとするが,CAD 製図基準

(案)非準拠でもかまわない。

【工事】

完成図の電子納品判別に関するフローチャート

完成図の電子納品対象工事(※)かどうか

NO

YES

(発注図面が

紙で提供)

重要構造物とは以下のとおり ・橋梁上部工 ・基礎工 ・トンネル工 ・ダム工 ・函渠工(樋門・樋管含む)

(内空断面積 2.0m2 以上) ・躯体工(橋台) ・RC 躯体工(橋脚) ・橋脚フーチング工 ・RC 擁壁(H=2.0m 以上) ・砂防ダム ・堰本体工 ・排水機場本体工 ・水門 ・共同溝本体工

NO

図 1-4 完成図納品のフローチャート

YES CAD 製図基準(案)

準拠/非準拠に拘わらず

(※)特記仕様書に「完成図の電子納品」について明記した工事

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(追加) CALS/EC ライフサイクルの促進を行う上で,完成図データの納品を積極的に行う必要

がある。発注図面が CAD データで受注者に提供された場合は,積極的に完成図の電子納

品を行うこととする。発注図面が紙図面及びCAD製図基準(案)非準拠の場合,納品す

る完成図データはCAD製図基準(案)に準拠しないものでも構わないものとする。

図 1-5 CALS/EC ライフサイクル

【追加】表 1-4 【業務】電子納品対象とするデータに関して 区分 対象 提出データについて

業務 道路・河川等 設計業務委託

基本設計データ(XML ファイル)を,受発注者協議の

上,納品するものとする。

図 1-6 出来形管理用 TS におけるデータの流れ

〈国土交通省:施工管理データを搭載したトータルステーションによる出来形管理要領(案)P4 引用〉

業務委託において、基本設計

データを CD に格納する。

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【基本設計データ(XML ファイル)】 基本設計データとは,設計図書に規定されている工事目的物の形状,出来形管理対象項

目,工事基準点情報及び利用する座標系情報などのことである。また,施工管理データか

ら現場での出来形計測で得られる情報を除いたデータである。基本設計データの幾何形状

とは,設計成果の線形計算書,平面図,縦断図及び横断図から仕上がり形状を抜粋し,3

次元形状データ化したもので,道路中心線形又は法線(平面線形,縦断線形),出来形横

断面形状で構成される。

図 1-7 基本設計データのイメージ(道路土工の場合)

〈国土交通省:施工管理データを搭載したトータルステーションによる出来形管理要領(案)P5 引用〉

施工管理データを搭載したトータルステーション(以下,「出来形管理用 TS」とい

う。)による出来形管理を効率的かつ正確に実施するために,基本設計データ作成が大変

重要となる。出来形計測及び完成検査等の効率向上を図るために,測量・設計業務におい

て,受発注者協議の上,基本設計データの納品を行うものとする。

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2 電子納品媒体の作成・納品方法 2-1 電子納品の流れ

特記仕様書への記載

発注時の準備

2-2-1

電子納品対象書類オリジナルファイルのファイル形式電子情報交換の方法 等を協議

事前協議

2-2-2

機器の準備

2-2-3

デジタルカメラ、写真管理ソフトCDライター、カラープリンタ写真帳ビューアソフト、CADソフト 等

CD-ROM、外部メディアへバックアップ

契約期間中の情報管理

2-2-4

XML

DTD

INDEX_C.XML

INDE_C05.DTD

MEET

PLAN

DRAWINGF

REGISTERF

PHOTO

BORING

OTHRS

作成した電子成果品

納品する電子データの作成

2-2-5

電子納品媒体(CD-R)の作成

2-2-6

エラー箇所を修正

茨城県電子納品チェッカーによる確認(受注者)

CD-Rへの書き込みウィルスチェック、ラベル面作成

発注者へ提出

茨城県電子納品チェッカーによる確認(発注者)

電子納品保管管理システムへ登録

検 査電子納品媒体(CD-R)の納品保管管理システムへの登録

2-2-7

2-2-9

電子媒体

チェック結果の提出

図 2-1 電子納品の流れ

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2-2 電子納品成果品の作成に要する費用の考え方

歩掛・諸経費においては,工事・業務とも従来どおりとし,増減しない。

【解説】

電子納品成果品の作成に要する費用の積算上の考え方については,以下のとおり現行

のままとし,費用を別途計上することはない。 工事完成図書の電子納品に要する費用については,現行の共通仮設費率で対応す

る。 測量業務成果品の電子納品に係わる費用については,現行の諸経費率で対応する。 地質調査業務及び設計業務等成果品の電子納品に係わる費用については,現行の

「印刷製本費」で対応する。 【参考】本県における今後の歩掛り設定方針

○上は,国土交通省の調査結果を参考とし定めたものである。 ○今後も,国土交通省の調査動向等を参考としつつ方針を定めることとするが,別途

方針が定まった場合には検査指導課より指示を行う。 2-3 電子納品の手順 2-3-1 発注時の準備

発注担当者は,該当する案件が電子納品対象であることを特記仕様書に明記するこ

と。 また,工事における電子納品対象案件は「茨城県土木部・企業局土木工事共通仕様

書」に記されていることを明確に提示すること。

【解説】

特記仕様書への記述例は「参考資料 - 1」を参照すること。

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2-3-2 事前協議

工事・業務の着手前には,電子納品に関する受発注者協議を行うこと。 事前協議は以下の事項について行うこと。

(1)電子納品対象書類 (2)CAD 製図基準(案)対象工種と図面種類 (3)オリジナルファイルを作成するソフトとバージョン及びファイル形式 (4)電子情報交換の方法 (5)その他必要事項

【解説】

事前協議チェックリストは「参考資料 - 2」を参照すること。 (1)電子納品対象書類

茨城県における電子対象書類は「1-7 電子納品対象工種・対象書類」に示す。 原本が紙の書類しか存在せず,電子納品のためにスキャナ等で電子化するものは,

事前協議によって対象外として良いものとする。

【参考】工事完成図書における工事写真以外の書類(完成図,工事帳票)の電子化について

○完成図電子納品実施については,特記仕様書に「完成図の電子納品」について明記

した工事については必須としているが,完成図は将来的に維持管理段階での利用な

どの有効活用が見込まれていることから,その他の工事についても,特に重要構造

物を擁する工事において,発注図面が CAD データで受注者に提供された場合は,

積極的に完成図の電子納品を行うこととする。 ○工事帳票については,押印や検査のチェック欄の取扱いなど各種課題が考えられる

ため,本県では当面の間,義務化せず,受発注者協議の上電子化するかどうか定め

るものとする。 (2)オリジナルファイルを作成するソフトとバージョン及びファイル形式

オリジナルファイルを作成するソフトとバージョン及びファイル形式は,受発注者

双方が確認できる形式となるよう,受発注者で協議して定める。 なお,ファイル形式が一致していなくても,データコンバート等によって十分に互

換できるものであれば採用可能である。

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(3)電子情報交換の方法 eメールで電子情報交換を行う際には,必要事項を協議する。詳細は「4 施工中の

電子情報交換」を参照のこと。 2-3-3 機器の準備

受注者・発注者はそれぞれ電子納品に必要な機器等を準備すること。

【解説】

電子納品に必要となる,機器等の基本的な例や留意事項は以下のとおりである。 表 2-1 電子納品に必要となる機器等の基本的な例

№ 用 途 準備が

必要な機器

受 注 者

発 注 者

留 意 事 項

1 撮 影 デジタル

カメラ

○ 不

要 1.有効画素数は黒板の文字が確認できることを指標と

する。(100 万画素程度以上) 2.黒板の単独写真等の納品はファイル数増加を防ぐと

いう観点から行わないこととする。 3.現像写真をフィルムスキャン等でデジタル化するこ

とを妨げない。特に,暗い場所では現像写真の方が

有効な場合がある。(画素数の指示が必要)

2 写真帳の 作成

デジタル

写真管理

ソフト

○ 不

要 1.「デジタル写真管理情報基準」(本ガイドライン 2-2

参照)に規定の成果品を作成できるソフト。 2.ソフトは次の条件を満たすものが望ましい。 (1) 検査時に,県の積算体系に沿った工種区分ごと

に,4枚程度(横 2*縦 2)の写真を一度に閲覧で

きるもの。また,印刷できるもの。 (2) 検査時に,一覧表示中の1枚の写真を画面いっ

ぱいに拡大できるもの。さらに,その細部につい

ても拡大できるもの。 (3) 写真に参考図等が必要な場合,添付できるも

の。 (4) ビュワソフトを添付できるもの。(発注者の指示が

ある場合に限り省略できる) 3.なお,ソフトを用いずに,上記条件を満たす写真帳

を作成することも妨げない。

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17

№ 用 途 準備が 必要な機器

受 注 者

発 注 者

留 意 事 項

3 成 果 品

CD の作

CD

ライター

○ 不

要 1.最近のパソコンは「CD書込み」を標準機能として備

えているものが多い。 2.発注者側が自らCD-Rの控を作成する場合には,

発注者側でも必要。

4 写真帳 の印刷

カラー

プリンタ

○ ○ 1.印刷は,紙媒体成果品(提出頻度は「写真管理基準」

に基づく。)の作成,あるいは検査等に必要な箇所

の出力の際に用いる。 2.印刷の仕様は,プリンタはフルカラー600dpi 以上,

用紙は写真印刷を可能とする専用紙を用いる。

5

検 査 写真帳ビュ

ワソフト

○ △ 1.発注者は,受注者からの配付(CD-R 内への添付)に

よる入手を基本とする。 2.ただし,操作習得の煩雑回避のため,無償ビュワソ

フトを利用しても良い。 ※検査指導課のHP「建設 CALS/EC のHP」の「リ

ンク集」からダウンロードできる。

パソコン・

プリンタ

○ 1.図面及び写真情報閲覧用パソコン 2.カラープリンタ(フルカラー600dpi以上)

発注図・

完成図等

CAD 図

面を扱う

場合

CAD

ソフト

○ ○ 1.SXF Ver2.0 レベル 2 の基準を満たしたソフト※とす

る。準拠性確認は OCF ホームページの「認証ソフ

トウェア一覧」(OCF 検定結果)を参照。 図面データの業務中間でのやり取りについては,

SXF 形式(SFC)で行うことを認める。 ※調査・測量においては,SXF Ver3.0 レベル 2 以上

を原則とする。後工程である設計・施工段階におい

ても,Ver3 より追加されたフィーチャの欠落を考

慮し,SXF Ver3.0 レベル 2 以上を推奨する。 電子納品

作成支援

ソフト

○ 不

要 1. 完成図の電子納品を行う場合,CAD 製図基準

(案)で定められているファイル名称への変更,

図面管理ファイル(XML)の作成を容易に行うた

めに使用する。 2. ただし,作成支援ソフトを用いずとも電子納品成

果品の作成は可能であるため,作成支援ソフトの

準備を強制するものではない。 【凡例】

○ :準備が必要 △ :相手側からの入手により準備 不要:準備不要

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18

2-3-4 契約期間中の情報管理

受注者は,工事・業務の契約期間中は,データ消失に備えバックアップを常に二重

にとること。

【解説】

電子データは操作上の不注意や機器障害によって消失するおそれがある。デジタル写

真は特に枚数が多くなると管理が難しくなるので,受注者は,日々の業務管理の中でバ

ックアップを常に二重にとっておくこと。 2-3-5 納品する電子データの作成

電子納品する電子データは,特に定めるもの以外は,本ガイドライン「1-5 参照

規格」に示す電子納品要領に定められたファイル形式,ファイル命名様式で作成

すること。 作成した電子データは,本ガイドラインで定められたフォルダに格納すること。 各フォルダには,本ガイドライン及び電子納品要領・基準等で定められた管理項

目を格納すること。なお,情報共有システムを運用しないため,国土交通省の要

領等とは構成等が異なるので注意すること。 「工事帳票」「工事写真帳」については,従前どおり,電子納品の対象として運

用する。

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19

【解説】 (1)茨城県で定める電子納品のファイル形式

表 2-2 電子納品のファイル形式(工事・業務共通)

区分 書類名 ファイル形式 適用する基準等

工事・ 業務共通

写真 JPEG デジタル写真管理情

報基準 写真参考図 JPEG または TIFF 本県では JPEG が望ましい

CAD 図面 工事 図面

本県では SXF(P21) SXF 形式 Ver2.0 レベル2以上

測量成果電子納品要領(案)において,SXF Ver3.0 レベル2以上を原則とする。 後工程である設計・施工段階において

も,SXF Ver3 より追加されたフィーチャ

の欠落がないように,SXF Ver3.0 レベル

2 以上が望ましい。

CAD 製図基準(案)

管理項目 XML

※SXF 形式についての解説は,「3-2 CAD 図面」を参照とする。 各要領に記載されていないフォルダについては作成しないことが望ましいが,作成する

に当たっては,監督職員と協議し決定したデータを格納すること。 本県工事においては,工事写真は電子納品対象として扱い,図面,写真,その他書類を

同一媒体に格納する。電子媒体が複数枚になる場合は,P30「3)CD-R が複数枚になると

き」の措置に準じて作成する。 写真,図面以外を電子納品対象とする場合(工事帳票,台帳等),監督職員と協議し,

指定されたフォルダに格納すること。 測量成果において,測量成果電子納品要領(案)に準じて作成するため,SXF Ver3.0 レベ

ル 2 以上を原則として作成する。また,SXF Ver3.0 で作成されたデータを SXF Ver2.0 で

書き換えた場合,Ver3 から追加されたフィーチャ(図面構造,幾何/表記要素,構造化要

素)が抜け落ちてしまうことも考えられる。そのため,設計・施工段階においても,SXF Ver3.0 レベル 2 以上で作成することが望ましい。

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20

表 2-3 電子納品のファイル形式

区分 書類名 ファイル形式 適用する基準等

業務

共通 報告書 PDF 土木設計業務等の

電子納品要領(案) 報告書オリジナルファイル 受発注者協議により決定

測量

基準点測量成果 PDF,TXT,オリジナル

形式 測量成果

電子納品要領(案)

地形測量成果 応用測量成果 標準図式データ (拡張 DM(デジタルマッピング)等に

よって CAD で作成する場合)

本県では SXF(P21)

(※国は DM 形式)

地質

ボーリングデータ XML 地質・土質調査成果

電子納品要領(案) ボーリング柱状図 PDF

簡略柱状図 SXF(P21)

地質平面図・地質断面図 ※困難な場合は協議のうえ決定

基本的に SXF(P21)

(※国は SXF(P21)形式)

土木設計業務等の

電子納品要領(案)

CAD 製図基準(案)

コア写真 JPEG

地質・土質調査成果

電子納品要領(案)

土質試験結果 地盤調査結果

電子データ シート PDF

試料・供試体 写真 JPEG

土質試験結果 一覧表データ XML

データシート 交換用データ XML

※電子データシートの元データが電子納

品可能な場合は「データシート交換用デ

ータ」としてオリジナルファイル作成。

その他の地質調査資料 (電子化が容易なもの) 受発注者協議により決定

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(2)フォルダ構成とファイル命名様式 1)工事の電子納品におけるフォルダ構成

土木工事における電子成果品のフォルダとファイルの構成を次に示します。 表 2-4 【追加】土木工事における電子成果品のフォルダとファイルの構成

フォルダ オリジナル

フォルダ 格納する電子成果品 ファイル形式

電子媒体ルート 工事に関する基礎情報及び電子成果品の構成等を記入した工事管理ファイルを格納します。

・工事管理ファイル ・DTD

打合せ簿フォルダ

打合せ簿に関する電子成果品を格納します。

・打合せ簿管理ファイル

・DTD

・打合せ簿ファイル(PDF)

打合せ簿オリジナルフォルダ

・打合せ簿ファイル

施工計画書フォルダ

施工計画書に関する電子成果品を格納します。

・施工計画書管理ファイル

・DTD

・施工計画書ファイル(PDF)

施工計画書オリジナルフォルダ

・施工計画書

完成図フォルダ

完成図に関する電子成果品を格納します。

・図面管理ファイル

・DTD ・完成図ファイル ・ラスタファイル

・SAF ファイル

写真フォルダ 写真に関する電子成果品を格納します。

・写真管理ファイル

・DTD

写真フォルダ

・写真ファイル

参考図フォルダ

・参考図ファイル

台帳フォルダ 発注者が指示する管理台帳の電子成果品を格納します。

・台帳管理ファイル

・DTD

・台帳データ一覧表

台帳オリジナルフォルダ

・写真ファイル

MEET

PLAN

DRAWINGF

ORGnnn オリジナル ファイル

XML

XML

INDEX_C.XML (工事管理ファイル)

DTD

INDE_C05.DTD

MEET.XML (打合せ簿管理ファイル)

DTD

MEET_05.DTD M0001_01.PDF ~Mnnnn_mm.PDF

XML DTD

PLA01_01.PDF ~PLAnn_mm.PDF

PLAN.XML (施工計画書管理ファイル)

PLAN_05.DTD

M0001_01.XXX~Mnnnn_mm.XXX

PHOTO

ORG

XML

PHOTO.XML (写真管理ファイル)

オリジナル写真

※※※.JPG

DTD

PHOT_05.DTD

ORG

※※※.JPG/※※※.TIF/※※※.PDF

REGISTER

ORG001 ~ORGnnn

XML

REGISTER.XML (台帳管理ファイル)

オリジナルファイル

REG01_01.XXX~REGnn_mm.XXX

DTD

REGIST_05.DTD REGLIST.PDF

ORGnnn オリジナル ファイル

PLA01_01.XXX~PLAnn_mm.XXX

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フォルダ オリジナル

フォルダ 格納する電子成果品 ファイル形式

地質データフォルダ 地質・土質調査成果に関する電子成果品を格納します。

・地質情報管理ファイル

・DTD

ボーリング交換用

データサブフォルダ

・ボーリング交換用データ

・DTD

電子柱状図

サブフォルダ

・電子柱状図

電子簡略柱状図

サブフォルダ

・電子簡略柱状図

コア写真

サブフォルダ

・コア写真管理ファイル

・DTD

・デジタルコア写真

・デジタルコア写真管理整

理結果

土質試験及び

地盤調査サブフォルダ

・土質試験

及び地盤調査管理ファイル

・DTD

・電子土質試験結果一覧表

・土質試験結果一覧表データ

・電子データシート

・データシート交換用データ

・デジタル試料供試体写真

その他の地質・

土質調査成果

サブフォルダ

・その他管理ファイル

・DTD

・その他の地質・

土質調査成果

その他フォルダ その他,工事に関する電子成果品を格納します。

・その他管理ファイル

・DTD

その他オリジナル

フォルダ

・その他

※施工管理データを搭載したトータルステーションによる出来形管理要領(案)に基づいて作成した電

子成果品は,「工事完成図書の電子納品等要領」に従い,「OTHRS」フォルダに格納する。

BORING

OTHRS

DATA

ORGnnn

XML

BORING.XML (地質情報管理ファイル)

DTD

BRG0150.DTD

XML

OTHRS.XML (その他管理ファイル)

OTHRS05.DTD

BED0001.XML ~BEDNNNN.XML

XML DTD

BED0300.DTD

LOG

※※※※.PDF

DRA

※※※※.P21

PIC XML DTD

COREPIC.XML (コア写真管理ファイル)

CPIC0110.DTD ※※※※.JPG

TEST XML

GRNDTST.XML (土質試験及び

地盤調査管理ファイル)

GTST0200.DTD (データファイル XML)

DTD XML DTD

(データファイル DTD)

※※※※.PDF

※※※※.JPG

OTHRS XML

OTHRFLS.XML (その他管理ファイル)

OTHR0110.DTD オリジナルファイル

DTD

DTD

※※※※.PDF

オリジナルファイル

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23

2)業務の電子納品におけるフォルダ構成 業務における電子成果品のフォルダとファイルの構成を次に示します。 表 2-5 【追加】業務における電子成果品のフォルダとファイルの構成

フォルダ オリジナル

フォルダ 格納する電子成果品 ファイル形式

電子媒体ルート 業務に関する基礎情報及び電子成果品の構成等を記入した工事管理ファイルを格納します。

・業務管理ファイル ・DTD

報告書フォルダ

報告書に関する電子成果品を格納します。

・報告書管理ファイル

・DTD

・報告書ファイル(PDF)

打合せ簿オリジナルフォルダ

・報告書オリジナルファイル

図面フォルダ

図面に関する電子成果品を格納します。

・図面管理ファイル

・DTD ・図面ファイル ・ラスタファイル

・SAF ファイル

図面フォルダ

・図面ファイル

写真フォルダ 写真に関する電子成果品を格納します。

・写真管理ファイル

・DTD

測量フォルダ 測量成果の電子成果品を格納します。

・測量管理ファイル

・DTD

台帳オリジナルフォルダ

・写真ファイル

REPORT

DRAWING

ORGnnn オリジナル ファイル

XML

XML

INDEX_D.XML (業務管理ファイル)

DTD

INDE_D04.DTD

REPORT.XML (報告書管理ファイル)

DTD

REP04.DTD REPORT01.PDF ~REPORTmm.PDF

DTD

REPORT01.XXX~REPORTmm.XXX

PHOTO XML

PHOTO.XML (写真管理ファイル)

DTD

PHOT_05.DTD

SURVEY

ORG001 ~ORGnnn

XML

SURVEY.XML (測量管理ファイル)

オリジナルファイル

REG01_01.XXX~REGnn_mm.XXX

DTD

SURVEY03.DTD

XML

DRAWING.XML (図面管理ファイル)

DRAW04.DTD C0PL001Z.P21 ~Cn・・mmmZ.P21

OTHRS オリジナル ファイル

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フォルダ オリジナル

フォルダ 格納する電子成果品 ファイル形式

地質データフォルダ 地質・土質調査成果に関する電子成果品を格納します。

・地質情報管理ファイル

・DTD

ボーリング交換用

データサブフォルダ

・ボーリング交換用データ

・DTD

電子柱状図

サブフォルダ

・電子柱状図

電子簡略柱状図

サブフォルダ

・電子簡略柱状図

コア写真

サブフォルダ

・コア写真管理ファイル

・DTD

・デジタルコア写真

・デジタルコア写真管理整

理結果

土質試験及び

地盤調査サブフォルダ

・土質試験

及び地盤調査管理ファイル

・DTD

・電子土質試験結果一覧表

・土質試験結果一覧表データ

・電子データシート

・データシート交換用データ

・デジタル試料供試体写真

その他の地質・

土質調査成果

サブフォルダ

・その他管理ファイル

・DTD

・その他の地質・

土質調査成果

その他フォルダ その他,工事に関する電子成果品を格納します。

・その他管理ファイル

・DTD

その他オリジナル

フォルダ

・その他

※施工管理データを搭載したトータルステーションによる出来形管理要領(案)に基づいて作成した電

子成果品は,「工事完成図書の電子納品等要領」に従い,「OTHRS」フォルダに格納する。

〈国土交通省:土木設計業務等の電子納品要領(案)P3 参照〉

BORING

OTHRS

DATA

ORGnnn

XML

BORING.XML (地質情報管理ファイル)

DTD

BRG0150.DTD

XML

OTHRS.XML (その他管理ファイル)

OTHRS05.DTD

BED0001.XML ~BEDNNNN.XML

XML DTD

BED0300.DTD

LOG

※※※※.PDF

DRA

※※※※.P21

PIC XML DTD

COREPIC.XML (コア写真管理ファイル)

CPIC0110.DTD ※※※※.JPG

TEST XML

GRNDTST.XML (土質試験及び

地盤調査管理ファイル)

GTST0200.DTD (データファイル XML)

DTD XML DTD

(データファイル DTD)

※※※※.PDF

※※※※.JPG

OTHRS XML

OTHRFLS.XML (その他管理ファイル)

OTHR0110.DTD オリジナルファイル

DTD

DTD

※※※※.PDF

オリジナルファイル

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25

(3)管理項目

電子納品を行うためには,各種の納品ファイルを管理する XML ファイルが,電子

納品媒体(CD-R)の中に格納されていなければならない。 茨城県の電子納品において,工事・業務でそれぞれ必要となる管理項目は,以下の

とおりである。 ≪工事≫

工事管理項目(INDEX_C.XML) 完成図管理項目(DRAWINGF.XML)※1 写真管理項目(PHOTO.XML) 台帳管理項目(REGISTER.XML)※2

※1 完成図が電子納品対象以外の工事の場合は必要ない。 ※2 台帳管理項目は,受発注者協議の上,電子納品対象とする。 ≪業務≫

業務管理項目(INDEX_D.XML) 報告書管理項目(REPORT.XML) 図面管理項目(DRAWING.XML)※ 写真管理項目(PHOTO.XML)※ 測量管理項目(SURVEY.XML)※

測量区分別管理ファイル(SURV_***.XML)※ 地質管理項目(BORING.XML)※

コア写真管理ファイル(COREPIC.XML)※ 土質試験及び地盤調査管理ファイル(GRNDTST.XML)※ その他地質管理ファイル(OTHRFLS.XML)※

※ 図面や写真,測量成果,地質データが存在しない成果品については納品の 必要はない。

これらについて,各項目の内容・データ仕様等の詳細と,受注者がこれらの項目を

記入する際の留意点等について,「参考資料 - 3」に一覧表を掲載して説明する。

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26

2-3-6 電子納品媒体(CD-R)の作成

電子納品媒体の作成前には,茨城県電子納品チェッカー(※)により内容を確認

すること。なお,確認後に「チェック結果」を印刷し,発注者に提出すること。 作成した電子納品媒体 CD-R において,ウィルスチェックソフトによるウィルス

の有無を確認すること。 ウィルスチェックは,ウィルス存在の有無の確認,駆除を確実に行うために,電

子媒体に格納前のハードディスク上の電子成果品,電子成果品格納後の電子媒体

で,計2回行うようにすること。 電子納品媒体は CD-R で作成すること。 電子データはルートフォルダに格納すること(他のフォルダに入れないこと)。 電子データが CD-R 1 枚に収まらない場合は,次々頁の(2)3)に従い複数枚に

分割すること。 CD-R のレーベル面には,(3)1)に定められた項目を直接印字すること(油性

ペンによる手書きも可とする)。 電子媒体に損傷を与えることがあるため,シール等の貼り付けしないこと。

(※)茨城県電子納品チェッカー 電子成果品が,本ガイドラインに従って作成されているかを確認することができ

るソフトウェアである。 本チェッカーは、茨城県が発注する業務及び工事の受注者を利用対象者とし,無償

提供するものである。 ダウンロードは,下記検査指導課ホームページから行うことが出来る。

http://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/doboku/01class/class03/(2012 年 3 月公開予定) 【解説】

次ページより電子納品媒体の作成手順について説明する。 コンピュータウィルスは,日々新しいウィルスが作られ,インターネット内において

大きな問題となっている。発注者・受注者ともに,ウィルス対策を必ず行うこととする。

共有サーバーが悪質なウィルスに感染すると,データ消失・破壊といった甚大な影響が

想定されることから,納品する電子媒体のウィルスの有無について,必ず実施すること。

導入するウィルス対策ソフトは,新しいウィルスに対応できるものを導入し,常に最新

の状態を保ち,最新のウィルスパターンファイルの更新を行うものとする。

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27

(1)電子納品の内容チェックについては,以下の手順で行うこと。

平成24年4月以降は茨城県電子納品チェッカーによりチェックを行うこと(2012年3月公開予定)。茨城県検査指導課のホームページ(http://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/doboku/01class/class03/)から入手

「電子納品チェックシステム」は、国土交通省Webサイト「電子納品に関する要領・基準」からダウンロードします。その際、適用するバージョンを確認します。

ダウンロード

例 工事電子納品媒体

XML

DTD

INDEX_C.XML

INDE_C05.DTD

MEET

PLAN

DRAWINGF

REGISTERF

PHOTO

BORING

OTHRS

チェックシステムでは、次の内容のチェックを行います。・ファイル名・管理項目・管理ファイル(XML)・PDFファイルのセキュリティ・CADファイルの

CAD製図基準チェック

エラー表示の確認

電子納品チェックシステムを、国土交通省Webサイト(http://www.cals-ed.go.jp/index_dl.htm)から入手(平成24年3月末まで)

電子納品媒体を読込

チェックを行います。

チェック結果画面にエラー表示された場合、メッセージを確認して該当箇所を修正します。

エラー箇所訂正後、チェック結果を出力し、発注者に提出します。

図 2-2 手順

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SXF ファイルが P21 形式で作成

SXF フォーマットが Ver2.0 以上である

図面表記の縮尺と 縮尺情報が正しい

SXF 形式データ の確認

SXF フォーマット の確認

縮尺情報の確認

追加【工事・業務共通】

茨城県電子納品チェッカーによるチェックを行った後,図面データについて確認を行

うことが望ましい。

図 2-3 納品図面確認フローチャート

納品図面

NO

YES

YES

NO

【図面納品】

図面データが正しく作

成されている

YES

【図面再作成】

エラー内容を訂正し、再度、CD

への格納を行う

NO

納品図面確認フローチャート

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1)SXF 形式データの確認

格納された完成図面ファイルの拡張子が,P21 形式で作成されているか確認する。 SFC 形式で納品する場合には,受発注者協議の上で,納品する。 完成図面ファイル名の命名規則を以下に示す。

ライフサイクル:測量「S」,設計「D」,工事「C」,維持管理「M」とする。 整理番号:当初設計「0」とし,変更設計時に「1」,「2」・・・とする。 図面番号:図面枚数全体の通し番号とする。 改訂履歴:納品成果は「Z」とする(発注図面は「0」とする)。

2)SXF フォーマットの確認

SXF ブラウザを起動し SXF 図面データを開いた時に,図面構造表示等の部分が白

くなっている場合は SXF Ver2.0 となり,黒く表示される場合は SXF Ver3.0 となる。 「表示」⇒「図面構造表示」 【SXF Ver2.0 形式の表示】 【SXF Ver3.0 形式の表示】

拡張子を確認

ここが黒く表示されれば、SXF Ver3.0となります

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3)縮尺情報の確認

OCF 認証の CAD ソフトを使用し,縮尺設定の表記と図面表記が一致しているこ

とを確認することが望ましい。 【正しい出力】 【誤った出力】

CAD ソフトでの縮尺表記

図面表題欄の表記

CAD ソフトでの縮尺表記

図面表題欄の表記

(2)CD-R の作成

1)使用する電子媒体

茨城県では CD-R で作成することを原則とする。1 枚のディスクに書ききれない場

合は,下記の「3)CD-R が複数枚になるときの措置」に従い,複数枚に分割して格

納すること。書き換え可能な CD-RW は使用しないこと。

2)CD-R のフォーマット形式

CD-R のフォーマット形式の設定方法は,CD ライティングソフトによって異なる

が,一般的には CD-R 書き込み時もしくは環境設定時に指定できる。 電子納品要領では,データの長期保存・利用を確保するため,ISO9660 形式レベ

ル1での保存を義務づけている。その他の形式(JOLIET,ROMEO 等)は使用し

ないこと。 3)CD-R が複数枚になるときの措置

電子データのサイズが大きくなり,CD-R 1 枚では格納しきれない場合には,図 2 -5 に示すようにフォルダごとに分割して格納すること。写真の枚数が多くなるなど

一つのフォルダが 1 枚の CD-R に格納しきれない場合には図 2-3 のようにすること。 1枚の電子媒体に納まらず複数枚になる場合は,同一の工事(業務)管理ファイ

ル(INDEX_C.XML,INDEX_D.XML)を各電子媒体のルート直下に格納する。た

だし,基礎情報の「メディア番号」には該当する番号を記入する。 基本的には CD-R の使用とするが,特定のシステムに依存なフォーマット形式や

再生ドライブの普及度を考慮して,DVD-R による納品も協議により可とする。 DVD-R にデータを記録する(パソコンを使って記録する)際のファイルシステム

の論理フォーマットは,UDF(UDF Bridge)とする。 〈国土交通省:工事完成図書の電子納品等要領 P28 参考〉

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31

成果品を複数枚の媒体に分けて格納する場合の例を下図に示す。 業務における電子媒体分割の格納例

・業務(工事)管理ファイルの基礎情報の「メディア番号」は,ラベルに明記してある何枚/

全体枚数と整合を取る。

図 2-4 フォルダも分割するときの方法

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(3)CD レーベルの印刷

1)CD レーベルへの記載項目

表 2-4 CD レーベルへの記載項目(工事)

記載項目 記載内容 記載例 工事番号 工事略称を含む工事番号 19 国補道改第 19-03-951-0-001 号

工事名称 箇所名を含む正式工事名称 道路改良工事 県道○○線

作成年月 工事の完了年月 平成○年○月

発注者名 発注事務所名 ○○土木事務所

請負者名 受注者の会社名 (株)○○建設

何枚目/総枚数 CD-R の総枚数とそのうち何枚目

であるか

1/2 (1/1 の場合は省略可能)

ウィルスチェッ

クに関する情報

ウィルス対策ソフト名

ウィルスパターンファイルの日付

チェック年月日

ウィルス対策ソフト名:○○○

ウィルスパターンファイル:○年○月○日

チェック年月日:○年○月○日

フォーマット形

CD-R のフォーマット形式

(ISO9660(レベル 1))

フォーマット形式:

ISO9660(レベル 1)

図 2-5 CD レーベル印字(記入)例(工事)

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33

表 2-5 CD レーベルへの記載項目(業務)

記載項目 記載内容 記載例 工事番号 工事略称を含む工事番号 19 国補緊道第 19-03-951-0-051 号(工事番

号が無い場合は省略可)

業務名称 箇所名を含む正式業務名称 道路詳細設計 県道○○線

作成年月 業務の完了年月 平成○年○月

発注者名 発注事務所名 ○○土木事務所

請負者名 受注者の会社名 (株)○○○○

何枚目/総枚数 CD-R の総枚数とそのうち何枚目

であるか

1/2 (1/1 の場合は省略可能)

ウィルスチェック

に関する情報

ウィルス対策ソフト名

ウィルスパターンファイルの日付

チェック年月日

ウィルス対策ソフト名:○○○

ウィルスパターンファイル:○年○月○日版

チェック年月日:○年○月○日

フォーマット形式 CD-R のフォーマット形式

(ISO9660(レベル 1))

フォーマット形式:ISO9660(レベル 1)

図 2-6 CD レーベル印字(記入)例(業務)

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34

2)CD レーベルの印字方法

CD レーベルの印字は,ラベルプリンタで直接印字するか,油性ペンで手書きする

こと。シール等の貼り付けは,CD-R へのデータの書き込み時及び CD-R の保存に影

響を及ぼすので行わないこと。 2-3-7 検査時の対応(中間検査・完成検査)

検査時には,成果品(電子納品媒体及び紙媒体)を用いて行うこと。 検査の準備及び機械操作は,原則として発注者が行うこと。 印刷出力は原則として行わないが,検査監(員)が必要と判断し指示した部分につ

いては,プリンタで出力し,紙による検査を行う。

【解説】

発注者は,検査用に図面及び写真情報閲覧用パソコンとカラープリンタを準備する。

(検査開始前にはパソコンやプリンタが正常に稼働することを確認しておくこと) 用意するカラープリンタは,600dpi 以上でフルカラー印刷が可能なものとする(用紙

やインクカートリッジの予備も用意しておくこと)。 検査監(員)が紙による検査を指示した場合には,速やかにプリンタで出力すること。

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35

2-3-8 成果品の納品(受注者)及び受領(発注者)

業務の成果品については,原則として,電子納品媒体(CD-R)2部及び製本1部を

標準とし納品する。 業務の成果品のうち,電子化しないこととしたものは従来どおりの部数(例:製

本 3 部,原図1式)とし納品する。 工事の成果品については,電子納品媒体(CD-R)2部及び製本1部とし納品す

る。 工事の成果品のうち,完成図については,紙媒体での納品は不要とする。 発注者の担当者は,納品された電子成果品が正しく作成されているかかどうか,

電子納品検査プログラムを用いてチェックをした後に受領すること。

【解説】 業務の成果品における電子納品媒体 2 部中の 1 部は,電子納品保管管理システムへ登

録するために(財)茨城県建設技術公社に納品するものである。 工事において,完成図が電子納品対象工事については,成果品における電子納品媒体

2 部中の 1 部は,電子納品保管管理システムへ登録するために(財)茨城県建設技術公

社に納品するものである。 それ以外の工事においては,成果品における電子納品媒体 2 部中 1 部は電子媒体が破

損した際の予備として発注者に納品すること。 2-3-9 電子納品保管管理システムへの登録

電子納品保管管理システム登録対象案件については,検査合格後速やかに,電子

納品媒体(CD-R)1部を(財)茨城県建設技術公社に提出し,電子成果品を電

子納品保管管理システムに登録すること。 電子納品保管管理システムへの登録範囲は,表 2-6 のとおりとする。 電子納品保管管理システムに係る登録費用については,直接経費等に計上するも

のとする。

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36

表 2-6 電子納品保管管理システムへの登録範囲

案 件 登録対象 委 託 すべての電子納品対象業務 ○

工 事 完成図が電子納品対象 ○ 完成図が電子納品対象外 ×

【解説】

電子納品保管管理システム登録対象案件については,電子成果品を電子納品保管管理

システムに登録するために,電子納品媒体(CD-R)1 部を(財)茨城県建設技術公社に

提出する。 受注者は,工事または業務完了後に発注者から通知される「工事完成結果通知書」ま

たは「委託業務完了検査結果通知書」を受領後速やかに,電子納品媒体を(財)茨城県

建設技術公社に提出すること。 発注者は,電子納品保管管理システムに電子成果品が登録されたかどうか,システム

上で確認すること。 電子納品保管管理システム登録対象外の案件については,電子納品媒体(CD-R)2部

を発注者に納品する。

電子成果品の電子納品保管管理システムへの登録は,「図 2- 電子納品媒体(CD-R)の保管管理システムへの登録フロー」に従って行うこと。 なお,登録の手順については,(財)茨城県建設技術公社の以下のホームページで詳

細が参照できる。 http://park5.wakwak.com/~kensetu/nouhin.html

電子納品保管管理システム登録対象案件については,その登録費用が,設計金額に積

み上げ計上されているので,その費用を(財)茨城県建設技術公社に納め,電子成果品

を確実に登録すること。ただし,受発注者協議により完成図を電子納品対象工事となっ

た工事においては,当初設計には登録費用は計上されていないので,設計変更により追

加計上される。 登録費用は,1 業務または1工事につき 2 万円(税抜き)が設計金額に積み上げ計上

される。 ※電子納品保管管理システムへの登録の必要性が低いと考えられる業務については,

検査指導課と協議の上,登録の対象外とすることが出来る。

※電子納品保管管理システムへの登録対象外の案件については,登録手数料を積み上

げ計上していないので,登録手続きを行わないよう留意すること。

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37

【参考】電子納品保管管理システムについて

茨城県では,本ガイドライン及び電子納品要領等に準拠して作成された電子成果品を

格納し,発注者が検索・閲覧・ダウンロ-ドを行うシステム「電子納品保管管理システ

ム」を平成 18 年度から運用している。電子納品された成果品データを確実に保管,検

索時間を削減し,また,将来の維持管理等に再活用することを目的としている。

図 2-7 電子納品保管管理システムの概要

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38

電子納品CDの作成と登録

受注者 (財)茨城県建設技術公社発注者

保管管理システム

(33)登録完了報告受領

(1)発注図書作成

(22)CD受領

(17)CD再作成

(8)受付番号受領

電子データ

(20)CD(正)の保管

(10)事前登録を確認

(6)登録料受領

その他

合格

不合格

(29)システムへの登録

(23)CDの検査

不合格

(13)電子納品チェック

(31)登録証明書受領(29)CD(副)の保管

(15)CDの受領

(9)事前登録報告(様式3)

(19)納品承認確認

(2)契約締結

(18)納品の承認

(12)CD作成

(4)登録料支払

(32)登録完了報告(様式8)

合格

(7)受付番号発行(様式2)

(26)CD再作成

(3)事前登録申請(様式1)

(16)CDの検査

(5)申請書受領

(34)電子納品データの検索・ダウンロ

ード

(30)登録証明書発行(様式7)

(11)電子納品ヘルプデスク

質問への回答情報の提供

(14)CDの納品

(21)CD送付・登録依頼(様式4)

凡例

(24)修正依頼(様式5)

(25)修正依頼承諾

(1)特記仕様書に電子納品対象であることを明記する。

(3)(様式1:電子納品事前登録申請書)電子メールによる提出

(7)(様式2:受付番号発行書)電子メールによる通知(返信)

(11)ヘルプデスクの様式は自由電話もしくは電子メールでの対応

(13)目視による外観チェックと電子納品チェックシステムによる内容のチェック

(16)納品検査時に電子納品チェックシステムによる内容のチェックも実施

(21)(様式4:電子成果品内容確認・登録依頼書)電子メールによる提出

(23)保管管理システムのチェックソフトによる内容のチェックを再度実施

(24)(様式5:修正依頼書)電子メールによる通知

※重大なエラーがあり、修正が必要な場合

(30)(様式7:登録証明書)電子メールによる通知

(9)(様式3:事前登録報告書)電子メールによる通知

(32)(様式8:登録完了報告書)電子メールによる通知

(28)修正内容受領(27)修正内容通知

(様式6)

(27)(様式6:修正内容通知書)電子メールによる通知

図 2-8 電子納品媒体(CD-R)の保管管理システムへの登録フロー

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地質調査データの取り扱い

電子納品のうち,地質調査データに係るボーリングデータ(XML)及び土質試験結

果データ(XML)は,独立行政法人防災科学技術研究所のポータルサイト「ジオ・ス

テーション」に登録のうえ,WEB により一般公開され利活用される。 ・ジオ・ステーション http://www.geo-stn.bosai.go.jp/jps/indextop.php

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3 電子データ作成時の留意事項 3-1 デジタル写真 (1)デジタル写真の画素数について

デジタル写真の画素数は黒板の字が識別できることを目安に設定する。下記に,画

素数とデータ量について参考を記載する。データサイズが大きくなるのを避けるため,

あまり大きな画素数としないこと。 (通常は 100 万画素程度で十分識別可能)

画素数 横×縦ピクセル 使用可能サイズ データ量

80 万画素 1024× 768 ピクセル 74×55mm 約 200KB 130 万画素 1280× 960 ピクセル 92×69mm 約 400KB 200 万画素 1600×1200 ピクセル 116×87mm 約 600KB 300 万画素 2048×1536 ピクセル 148×111mm 約 700KB 400 万画素 2272×1704 ピクセル 164×123mm 約 1.2MB 500 万画素 2592×1944 ピクセル 188×141mm 約 1.5MB 600 万画素 2816×2112 ピクセル 204×153mm 約 2.0MB

※1MB=1,000KB デジタルカメラの初期値は,高画素数,日付未設定となることがあるため,十分注

意すること(上記,画素数とデータ量の関係は参考となるため,実際にはこれ以上や

これ以下のデータ量になることがある)。

(2)写真の編集について 写真データの信憑性を確保するため,明るさの調整や日付の変更,Exif データの編

集等の一切の編集を認めない。ただし,類似写真が存在せず明るさの調整等が不可欠

な写真が存在する場合は発注者の指示の上,編集を行うことができる。 カメラの設定ミス等で日付が間違っている場合等も基本的には編集を認めないので,

撮影時には十分留意すること。カメラ機器等の不具合により,日付設定に問題が生じ

た場合,すみやかに発注担当者に連絡し,協議を行い,対応を検討する必要がある。

使用画素数

範囲

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41

3-2 CAD 図面 (1)ファイル形式

国土交通省電子納品要領(案)では,CAD ファイルの形式として SXF(P21)形

式を採用することとする。 茨城県では IT 環境(操作や閲覧用端末の性能等)を考慮し,SXF(SFC)形式を

採用していたが,平成 21 年度より,受発注者間での SXF 形式の違いによる混乱をな

くすために,国土交通省電子納品要領(案)と同様の SXF(P21)形式を採用する。

使用ソフトについては,SXF 形式 Ver2.0 レベル2の基準を満たしたソフトとする。 測量成果において,測量成果電子納品要領(案)に準じて作成するため,SXF

Ver3.0 レベル 2 以上を原則として作成する。また,SXF Ver3.0 で作成されたデータ

を SXF Ver2.0 で書き換えた場合,Ver3 から追加されたフィーチャ(図面構造,幾何

/表記要素,構造化要素)が抜け落ちてしまうことも考えられる。そのため,設計・施

工段階においても,SXF Ver3.0 レベル 2 以上で作成することが望ましい。 中間でのファイルのやり取りにおいて,メール等の IT 環境を考慮し,SXF

(SFC)で行ってもよいものとし,最終納品データにおいては,SXF(P21)を適用とす

る。ファイルサイズが大きい場合には,協議により SXF(SFC)形式で納品することも

可能とする。 【参考】CAD交換標準フォーマットSXFについて

(1) 概要

異なる CAD ソフト間のデータ交換を可能とするため,国が中心となり設立した

組織「SCADEC」が開発した交換標準仕様である。 市販ソフトに対するSXFの準拠性確認は,「オープン CAD フォーマット評議

会」がホームページ等で発表している「認証ソフトウェア一覧」(OCF検定結果)を参照されたい。

(2) 種類及び特徴

種 類 (拡張子)

ISO 規格

データ容量 ~実験結果の 一例(図面)~

国交省の 電子納品 茨城県の電子納品

SXF (P21)

対応 1400kb (sfc の 6 倍程度)

採用 採用

SXF (sfc)

未対応 250kb - 一部採用

※SXF仕様に準拠したソフトを介した2種類間のデータ変換は容易である。

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42

(3)SXF のバージョンとレベル

SXF のバージョンとレベルにより,取り扱うことのできるラスタファイルのファ

イル形式や対応数が異なる。その他の違いについては,「オープン CAD フォーマッ

ト評議会」のホームページを参照のこと。

1)SXF Ver2.0 レベル2

SXF Ver2.0 レベル2においては,1枚の CAD データに添付できるラスタフ

ァイルは,1枚の TIFF 形式のファイルである。

2)SXF Ver3.0 レベル2

SXF Ver3.0 レベル2以上においては,1枚の CAD データに添付できるラス

タファイルは,複数枚の JPEG,TIFF 形式のファイルである。

(2)CAD 製図基準(案)との相異点 CAD 図面作成において,基本的に CAD 製図基準(案)に準拠して作成するが,一部にお

いて本県独自の要領で作成する。

CAD 製図基準(案)と設計図作成要領と異なる部分を下記に示す。

別紙1

・図面の標題

標題の様式は,下記を標準とし,図面の右下図を原則とするが,縦断図,平面

図等で右下図の記入不可能な場合は,右上図とする。

施工年度 平成 年度

工 事 名

路河川名 路線,河川,公園,海岸等

工事箇所 市 町

郡 村大字

図面種別

縮 尺

図面番号 全 葉の内 号(1)

内容表示

841

25

A1 サイズ 16

594

14

16

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43

3-3 施工管理データを搭載した TS による出来形管理の納品に関す

る留意点 受発注者協議の上で,施工管理データを搭載したトータルステーションによる出来

形管理要領(案)に基づいて作成する電子成果品を以下に示す。 【業務】 ・基本設計データ(XML ファイル) 【工事】 ・施工管理データ(XML ファイル) ・出来形管理データ(PDF ファイル) 電子成果品は,「工事完成図書の電子納品等要領」に従い「OTHRS」フォルダに格

納する。 その他管理ファイル(OTHRS.XML)の管理項目については,「工事完成図書の電

子納品等要領」に従い出来形管理用 TS を用いた出来形管理資料が特定できるように

記入する。 請負者は,上記管理要領(案)により利用する「出来形管理用 TS ソフトウェア」

については,別途定める「出来形管理用トータルステーション機能要求仕様書

(案)」に規定する性能を有するソフトウェアであることを,また,「基本設計データ

作成ソフトウェア」及び「出来形帳票作成ソフトウェア」については,別途定める

「TS による出来形管理に用いる施工管理データ作成・帳票作成ソフトウェアの機能

要求仕様書(案)」に規定する性能を有するソフトウェアであることを示すメーカの

カタログあるいはソフトウェア仕様書を,施工計画書の添付資料として提出する。

3-4 報告書 報告書の PDF ファイルに関し,以下のルールを設定する。

用紙サイズは A4 縦を基本とする。 しおりを作成する。 セキュリティは設定しないものとする。

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4 施工中の電子情報交換 4-1 電子情報交換の対象案件

電子納品を行う案件に対しては,電子情報交換(電子メールを活用した情報交換)を

実施する。 情報交換するデータについては,4-2-1 電子メールでやり取りする対象書類を参

照。 なお,コンピュータウィルスは,メールによる感染も想定されることから,受発注

者ともに日々のウィルスチェックを行うこととする。

【参考】電子情報交換を実施しないケースについて

電子納品案件については電子情報交換を実施することを標準とするが,以下のように

やむを得ない事情を有する場合は省略することができる。 (1) 発注担当者のネットワーク環境が未整備の場合 (2)「工期が極端に短いため」あるいは「現場が至近距離にある」等の理由により情報

共有のメリットがほとんどないと発注者が判断した場合 等

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4-2 電子情報交換の対象とファイル形式 4-2-1 電子メールでやり取りする対象書類

工事においては,「作業予定」,「作業報告」,「簡易な打合せ」及び「緊急時の報

告」等に適宜活用する。 業務においては,必要に応じ,簡易な打合せ等に適宜活用する。

【参考】交換する書類の詳細について

(1) 工事における「作業報告」と「作業予定」の例

(1)内 容 作業報告(1週間分)・作業予定(1週間分)を,

進捗を記入した工程表と現場状況写真にて行う。

(2)(1)の様式等

請負人の任意。 ただし,備考欄を設け,請負人からの連絡事項等

を記入する。これに対し,担当者は,備考欄にコ

メントを記入して返信する。

(3)デジタル写真の仕様 特に規定しないが,成果品に用いることも出来る

程度の画質が望ましい。

(4)送信日 協議のうえ,決定。 (例;金曜 17 時迄に送信。月曜 12 時迄に返信)

(2) 工事の必須以外項目や業務の交換項目

ネットワークを用いた情報交換は,「記録が確実に残る」,「担当者が都合の良

い時間に送信できる」というメリットがあるので,積極的な実施が望まれる。 ただし,従来,印鑑を必要としていた書類等の交換については,電子的な印

鑑の基盤等が整うまでは,紙でのやり取りが要求されるので留意されたい。

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4-2-2 電子メール利用の確認事項

受発注者の作業環境を把握するため,本ガイドラインの「参考資料 – 2 電子納

品事前協議チェックリスト」の項を基本とし,以下の項目について事前確認を行

う。 通信機器環境 電子メールに添付するデータのファイル形式,圧縮の形式 電子メールに添付可能な容量 電子メールのタイトル(主題)の命名 受信確認方法 等

送受信したメールは,当該業務終了まで双方が保管する。 なお,管理者にメールサーバから削除される恐れがある場合には,端末内にフォ

ルダ(例; c:¥施工中情報交換¥24-00-101-0-001 号)を作成し,当該フォルダ内に

保管する。

4-2-3 行政情報ネットワークシステム(庁内 LAN)利用上の注意事項

発注者が,グループウェア(「行政情報ネットワークシステム」)を介し,庁内

LAN を利用する上での注意事項等を以下に記す。

電子メールにより,送受信できるデータ最大容量は約 3MB である。それを超え

る容量のデータの送信には,ファイル配布システムを利用すること。 ウィルス対策ソフトを装備した端末からの利用に限ることとし,データはウイル

スチェックを行ってから送信を行うこととする。

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5 サポート・問い合わせ

本ガイドラインに対する問い合わせは,茨城県土木部検査指導課にて受け付ける。

問い合わせ一覧 茨城県電子納品ガイドラインに関する問い合わせ 茨城県土木部検査指導課

本ガイドラインは茨城県土木部検査指導課のホームページでダウンロード可能。 http://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/doboku/01class/class03/

茨城県電子納品チェッカーのダウンロード及び問い合わせ 茨城県土木部検査指導課

茨城県電子納品チェッカーは茨城県土木部検査指導課のホームページでダウンロード可

能。 http://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/doboku/01class/class03/

電子納品保管管理システムへの登録に関する問い合わせ (財)茨城県建設技術公社管理部企画研修課 登録のフローや様式などは,以下のホームページに掲載されている。

http://park5.wakwak.com/~kensetu/nouhin.html 国土交通省策定の要領・基準等に関する問い合わせ 国土交通省 要領・基準等の閲覧,ダウンロード及びヘルプデスクについては,以下のホームページ

に掲載されている。 http://www.cals-ed.go.jp

CAD ソフトに対するSXFの準拠性確認 「オープン CAD フォーマット評議会」がホームページ等で発表している「認証ソフトウ

ェア一覧」(OCF検定結果)を参照のこと。 http://www.ocf.or.jp/

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茨城県電子納品ガイドライン

参考資料

平成24年 3月 茨城県土木部

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参考資料目次

【参考資料 - 1】特記仕様書記述例 ....................................................... 参考 1

【参考資料 - 2】電子納品事前協議チェックリスト .............................. 参考 5

【参考資料 - 3】電子納品用管理項目一覧表 ......................................... 参考10

【参考資料 - 4】用語解説...................................................................... 参考33

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参考 1

【参考資料 - 1】特記仕様書記述例(業務:保管管理システム登録対象)

第○○条 本業務は電子納品の対象工事であり,下記の内容を実施すること。

(1)電子情報交換 受発注者間の協議関係書類の通知及び提出を,適宜従来様式に基づく書類に代

えて電子メールにより行う。 (2)成果品の電子納品

成果品について,電子媒体で納品する。 (3)電子納品保管管理システムへの登録(成果品の効率的運用) 電子化された成果品を,保管管理システムへ登録する。

3 電子納品の対象とする成果品の作成については,「茨城県電子納品ガイドライン」

及び関係要領(設計の場合は「土木設計業務等の電子納品要領(案)」,測量は「測量成

果電子納品要領(案)」,地質調査は「地質・土質調査成果電子納品要領(案)」)に基づく

こととする。 なお,対象に写真帳,CAD図面を含む場合には,それぞれ「デジタル写真管理情

報基準」,「CAD製図基準(案)」に基づき作成することとする。 4 成果品の提出は電子納品媒体(CD-R)2部,製本1部とする。 なお,電子納品媒体 1 部を(財)茨城県建設技術公社に提出し,電子納品保管管理

システムに登録すること。

5 受注者は,電子納品に必要なハード及びソフト環境の整備を行うものとする。 6 納品物については,公共事業の円滑な執行を目的に,関係者(他の工事業者やコ

ンサルタント等)に貸与することがあることを,あらかじめ了承されたい。 7 その他,電子納品に関する詳細な取扱いについては,受発注者による協議のうえ,

発注者の指示に従うこととする。

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参考 2

【参考資料 - 1】特記仕様書記述例(業務:保管管理システム登録対象外)

第○○条 本業務は電子納品の対象工事であり,下記の内容を実施すること。

(1)電子情報交換 受発注者間の協議関係書類の通知及び提出を,適宜従来様式に基づく書類に代

えて電子メールにより行う。 (2)成果品の電子納品

成果品について,電子媒体で納品する。

2 電子納品の対象とする成果品の作成については,「茨城県電子納品ガイドライン」

及び関係要領(設計の場合は「土木設計業務等の電子納品要領(案)」,測量は「測量成

果電子納品要領(案)」,地質調査は「地質・土質調査成果電子納品要領(案)」)に基づく

こととする。 なお,対象に写真帳,CAD図面を含む場合には,それぞれ「デジタル写真管理情

報基準」,「CAD製図基準(案)」に基づき作成することとする。 3 成果品の提出は電子納品媒体(CD-R)2部,製本1部とする。 4 受注者は,電子納品に必要なハード及びソフト環境の整備を行うものとする。 5 納品物については,公共事業の円滑な執行を目的に,関係者(他の工事業者やコ

ンサルタント等)に貸与することがあることを,あらかじめ了承されたい。 6 その他,電子納品に関する詳細な取扱いについては,受発注者による協議のうえ,

発注者の指示に従うこととする。

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参考 3

【参考資料 - 1】特記仕様書記述例(完成図電子納品対象工事)

※発注図の CAD データ提供原則 第○○条 本工事は電子納品の対象工事であり,また,重要構造物を有する工事である

ため,下記の内容を実施すること。 (1)電子情報交換

受発注者間の協議関係書類の通知及び提出を,適宜従来様式に基づく書類に代

えて電子メールにより行うこと。 (2)成果品の電子納品

成果品について,電子媒体で納品する。 完成図電子納品対象工事であるため,完成図についても,電子納品すること。

(3)電子納品保管管理システムへの登録(成果品の効率的運用) 電子化された成果品を,保管管理システムへ登録すること。

2 電子納品の対象とする成果品の作成については,「茨城県電子納品ガイドライン」

に基づくこと。特に,工事写真,CAD 図面の作成にあたっては,それぞれ「デジタル

写真管理情報基準(案)」,「CAD 製図基準(案)」に基づくこと。 3 成果品の提出部数は,電子納品媒体(CD-R または DVD-R)2部,製本1部とす

る。 なお,電子納品媒体 1 部を(財)茨城県建設技術公社に提出し,電子納品保管管

理システムに登録すること。

4 受注者は,電子納品に必要なハード及びソフト環境の整備を行うものとする。 5 その他,電子納品に関する詳細な取扱いについては,受発注者による協議のうえ,

発注者の指示に従うこととする。

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参考 4

【参考資料 - 1】特記仕様書記述例

(工事:完成図電子納品対象外の工事)

※ 第○○条 本工事は電子納品の対象工事であり下記の内容を実施すること。

(1)電子情報交換 受発注者間の協議関係書類の通知及び提出を,適宜従来様式に基づく書類に代

えて電子メールにより行うこと。 (2)成果品の電子納品

工事写真を電子媒体で納品すること。また,完成図については,受発注者間で

協議し,電子納品することとなった場合には,CAD データを電子媒体で納品する

こと。

2 電子納品の対象とする成果品の作成については,「茨城県電子納品ガイドライン」

に基づくこと。特に,工事写真,CAD 図面の作成にあたっては,それぞれ「デジタル

写真管理情報基準(案)」,「CAD 製図基準(案)」に基づくこと。 3 成果品の提出は電子納品媒体(CD-R または DVD-R)2部,製本1部とする。

ただし,完成図を電子納品対象とした場合には,電子媒体 1 部を(財)茨城県建設技 術公社に提出し,電子納品保管管理システムに登録すること。

4 受注者は,電子納品に必要なハード及びソフト環境の整備を行うものとする。 5 その他,電子納品に関する詳細な取扱いについては,受発注者による協議のうえ,

発注者の指示に従うこととする。

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参考 5

【参考資料 - 2】電子納品事前協議チェックリスト 【参考資料 - 2】(a)電子納品事前協議チェックリスト(工事)

実施日 平成 年 月 日

(1)協議参加者

工事名

工期 平成 年 月 ~ 平成 年 月 日

発注者 事務所名

役職名

参加者名

受注者 会社名

役職名 (現場代理人)

参加者名

(2)適用要領・基準(案)

工事完成図書の電子納品等要領 □H22.09 □H20.05 □H16.06

CAD 製図基準(案) □H20.05 □H16.06

デジタル写真管理情報基準 □H22.09 □H20.05 □H18.01

備考

発注図面形式

□SXF(P21)形式 □CAD 製図対応

□CAD 製図未対応

□SXF 形式以外の CAD データ □紙 □その他

( )

電子メールによる情報の交換・共有 □行う □行わない

CAD 製図基準(案)対象工種

□1.道路 □8.共同溝 □15.護岸 □22.人工岬 □29.山腹工

□2.歩道 □9.電線共同溝 □16.樋門・樋管,堰,水門,排水機場 □23.人工海浜,砂浜 □30.重力式コンクリートダム

□3.平面交差点 □10.地下駐車場 □17.床止め □24.付帯設備 □31.ゾーン型フィルダム

□4.立体交差 □11.山岳トンネル □18.堤防,護岸,緩傾斜堤,胸壁 □25.砂防ダム及び床固工 □32.宅地開発

□5.道路休憩施設 □12.シールドトンネル(立坑) □19.突堤 □26.流路工(渓流保全工) □33.公園(基盤整備)

□6.一般構造物 □13.開削トンネル □20.離岸堤,潜堤,人工リーフ,消波堤 □27.土石流対策工及び流木対策工 □34.管路(下水道)

□7.地下横断歩道等 □14.橋梁 □21.高潮・津波防波堤 □28.護岸工 □35.地質

(3)インターネットアクセス環境・利用ソフト等

発注者 電子メール添付ファイルの容量制限 ☑3Mbyte 未満

受注者 電子メール添付ファイルの容量制限 □3Mbyte 以上 □3Mbyte 未満 □2Mbyte 未満

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参考 6

基本ソフト ソフト名もしくは

ファイル形式

発注者利用ソフト

(バージョンを含め記載)

受注者利用ソフト

(バージョンを含め記載)

文書作成等 一太郎

Word □2010 □2007 □2003 □( ) □2010 □2007 □2003 □( )

Excel □2010 □2007 □2003 □( ) □2010 □2007 □2003 □( )

その他

CAD 図面 SXF(P21)形式

写真(参考図) 画像形式(JPEG or TIFF)

その他

電子メールによる情報の交換・共有 □行う □行わない

(4)電子納品対象必須項目

フォルダ チェック欄 納品データ名 協議時の合意内容

サ ブ

フ ォ

ルダ

○:電子

△:紙

×:不要

<root> INDEX_C.XML,INDE_C05.DTD

DRAWINGF ※1 DRAWINGF.XML,DRAW04.DTD

完成図

PHOTO PHOTO.XML,PHOTO05.DTD

PIC 工事写真

DRA 参考図

※1 発注者から,発注図(CAD 製図基準(案)準拠の SXF 形式)を提供された場合,受発注者協議の上,電

子納品を実施する。紙図面での提供の場合は,特記仕様書に完成図納品が明記されている場合は,紙で納

品する。ただし,自発的な電子データでの納品を妨げることはしない。

(5)その他電子化書類

資料名 作成者 格納フォルダ 備考

発注者 受注者

□ □

□ □

□ □

□ □

□ □

□ □

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参考 7

(6)電子化しない書類

資料名 作成者 電子化しない範囲

発注者 受注者 全体 一部 一部の場合,その内容

□ □ □ □

□ □ □ □

□ □ □ □

□ □ □ □

□ □ □ □

□ □ □ □

(7)工事検査方法等

機器の準備 □発注者 ( )

□受注者 ( )

検査方法等

対象電子情報

□電子媒体を利用 □紙,電子媒体の併用 □紙

□施工計画書 □工事打合せ簿 □完成図 □工事写真

□その他( )

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参考 8

【参考資料 - 2】(b)電子納品事前協議チェックリスト(業務)

実施日 平成 年 月 日

(1)協議参加者

業務名

工期 平成 年 月 ~ 平成 年 月 日

工事番号

発注者 事務所名

役職名

参加者名

受注者 会社名

役職名 (管理技術者)

参加者名

(2)適用要領・基準(案)

土木設計業務等の電子納品要領(案) □H20.05 □H16.06

CAD 製図基準(案) □H20.05 □H16.06

デジタル写真管理情報基準 □H22.09 □H20.05 □H18.01

測量成果電子納品要領(案) □H20.12 □H16.06

地質・土質調査成果電子納品要領(案) □H20.12 □H16.06

備考

CAD 製図基準(案)対象工種

□1.道路 □8.共同溝 □15.護岸 □22.人工岬 □29.山腹工

□2.歩道 □9.電線共同溝 □16.樋門・樋管,堰,水門,排水機場 □23.人工海浜,砂浜 □30.重力式コンクリートダム

□3.平面交差点 □10.地下駐車場 □17.床止め □24.付帯設備 □31.ゾーン型フィルダム

□4.立体交差 □11.山岳トンネル □18.堤防,護岸,緩傾斜堤,胸壁 □25.砂防ダム及び床固工 □32.宅地開発

□5.道路休憩施設 □12.シールドトンネル(立坑) □19.突堤 □26.流路工(渓流保全工) □33.公園(基盤整備)

□6.一般構造物 □13.開削トンネル □20.離岸堤,潜堤,人工リーフ,消波堤 □27.土石流対策工及び流木対策工 □34.管路(下水道)

□7.地下横断歩道等 □14.橋梁 □21.高潮・津波防波堤 □28.護岸工 □35.地質

(3)インターネットアクセス環境・利用ソフト等

発注者 電子メール添付ファイルの容量制限 ☑3Mbyte 未満

受注者 電子メール添付ファイルの容量制限 □3Mbyte 以上 □3Mbyte 未満 □2Mbyte 未満

基本ソフト ソフト名もしくは

ファイル形式

発注者利用ソフト

(バージョンを含め記載)

受注者利用ソフト

(バージョンを含め記載)

文書作成等 一太郎

Word □2010 □2007 □2003 □( ) □2010 □2007 □2003 □( )

Excel □2010 □2007 □2003 □( ) □2010 □2007 □2003 □( )

その他

CAD 図面 SXF(P21)形式

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参考 9

写真 JPEG(または TIFF)形式

その他

電子メールによる情報の交換・共有 □行う □行わない

(4)電子納品対象項目

□業務管理ファイル

□(1)報告書フォルダ(REPORT)

□報告書管理ファイル

□(4)測量フォルダ(SURVEY)

□測量情報管理ファイル

□(5)地質フォルダ(BORING)

□地質情報管理ファイル

□報告書ファイル □基準点測量 □ボーリング交換用ファイル

□報告書オリジナルファイル □水準測量 □電子柱状図データファイル

□(2)図面フォルダ(DRAWING)

□図面管理ファイル

□地形測量 □電子簡略柱状図データファイル

□路線測量 □地質平面図

□図面ファイル □河川測量 □地質断面図

□(3)写真フォルダ(PHOTO)

□写真情報管理ファイル

□用地測量 □コア写真

□ドキュメント □電子各種試験結果

□写真ファイル □(6)その他

( ) □参考図ファイル

(5)成果品納品

電子媒体

印刷物

( )部

( )部 印刷対象( )

形式 □ファイル綴じ □製本 □その他( )

(6)検査方法等

機器の準備

□発注者 ( )

□受注者 ( )

(7)電子化しない書類

(8)その他

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参考 10

【参考資料 - 3】電子納品用管理項目一覧表

表中の見出し「必要度」については,以下のように略記して表現されている。

表-1 管理項目一覧表における表記

表見出し 表記 説 明

必要度

必須 必ず記入しなければならないデータ。

条件必須 すべての工事・業務に存在する項目では無いが,

ある場合には必ず記入すべきデータ。

任意 作成者の必要性に応じて,記入の有無を自由に決

めて良いデータ。 また,一覧表中の「分類」や「項目名」に※印が付いているものは,複数回繰り返

して記入される可能性のあるデータを意味する

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参考 11

電子納品用管理項目一覧表

1)工事管理項目(INDEX_C.XML)

分類・項目名 データ表現 (文字数)

必要

度 記入例 解説

基礎情報

メディア番号 半角数字(8) 必須 1 納品するディスクの総枚数と、この管理項目を含

むディスクが、何枚目にあたるかの番号。左記の

例は「総枚数 2 枚のうち 1 枚目」の場合。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

メディア総枚数 半角数字(8) 〃 2

適用要領基準 全角文字 半角英数字(30)

〃 土木 200805-01 「工事完成図書の電子納品要領(案) 平成 20 年 5月版」の場合、左記のように記入する。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

打合せ簿フォルダ名 半 角 英 数 大 文 字

(127) 条件 必須

MEET 打合せ簿を格納するフォルダの名称。CD-R に打

合せ簿が含まれる場合にのみ、左記の「MEET」を記入する。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

打合せ簿オリジナルファイルフ

ォルダ名 半 角 英 数 大 文 字

(127) 〃 MEET/ORG 打合せ簿のオリジナルファイルを格納するフォル

ダの名称。CD-R に打合せ簿が含まれる場合にの

み、左記の「MEET/ORG」を記入する。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

施工計画書フォルダ名 半 角 英 数 大 文 字

(127) 〃 PLAN 施工計画書を格納するフォルダの名称。CD-R に

施工計画書が含まれる場合にのみ、左記の

「PLAN」を記入する。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

施工計画書オリジナルファイル

フォルダ名 半 角 英 数 大 文 字

(127) 〃 PLAN/ORG 施工計画書のオリジナルファイルを格納するフォ

ルダの名称。CD-R に施工計画書が含まれる場合

にのみ、左記の「PLAN」を記入する。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

完成図フォルダ名 半 角 英 数 大 文 字

(127) 〃 DRAWINGF 完成図を格納するフォルダの名称。CD-R に完成

図が含まれる場合にのみ、左記の「DRAWINGF」を記入する。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

写真フォルダ名 半 角 英 数 大 文 字

(127) 〃 PHOTO 工事写真を格納するフォルダの名称。CD-R に工

事写真が含まれる場合にのみ、左記の「PHOTO」

を記入する。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

台帳フォルダ名 半 角 英 数 大 文 字

(127) 〃 REGISTER 管理台帳を格納するフォルダの名称。CD-R に管

理 台 帳 が 含 ま れ る 場 合 に の み 、 左 記 の

「REGISTER」を記入する。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

台帳オリジナルファイル

フォルダ情報

台帳オリジナルファイ

ルフォルダ 半角英数大文字 (5)

〃 ORG001~nnn 台帳オリジナルファイルを格納するフォルダ名称

(REGISTER/ORG001~nnn)を記入する(nnnは連番を示す)。台帳オリジナルファイルフォルダ

がある場合は必ず記入する。 台帳オリジナルファイ

ルフォルダ 日本語

全角文字 半角英数字 (127)

〃 台帳オリジナルファイルを格納するフォルダの日

本語名称を記入する。

地質データフォルダ名 半角英数大文字 (6)

〃 BORING 地質データを格納するフォルダの名称。CD-R に

地質データが含まれる場合にのみ、左記の

「BORING」を記入する。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

その他フォルダ名 半 角 英 数 大 文 字

(127) 〃 OTHRS その他資料を格納するフォルダの名称。CD-R に

その他資料が含まれる場合にのみ、左記の

「OTHRS」を記入する。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

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参考 12

分類・項目名 データ表現

(文字数) 必要

度 記入例 解説

基礎情報

その他オリジナルフォルダ情報※

その他オリジナルファ

イルフォルダ名 半 角 英 数 大 文 字

(127) 条件 必須

OTHRS/ORG001 その他資料のオリジナルファイルを格納するフォ

ルダの名称。「OTHRS/ORG001」から始まり、002、003 とフォルダを増やすごとに連番で名称を記入

する。 フォルダは、資料内容のまとまり毎に任意で作成

して良い。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

その他オリジナルファ

イルフォルダ日本語名 全角文字 半角英数字(127)

〃 参考資料 上記の「その他オリジナルファイルフォルダ名」

に対応する、日本語の名称。 資料内容に応じた、任意の名称を記入する。 OTHRS/ORGnnnに格納するファイルの概要が分

かるよう考慮すること。

工事件名等

発注年度 半角数字(4) 必須 2012 工事の発注年度を西暦 4 桁で記入する。 工事番号 半角英数字(127) 〃 24030000001 茨城県では、工事毎に定められる工事番号を記入

する。 番号に含まれるハイフン(-)を除いて、数字だ

けを記入する。例えば、「第 24-03-000-0-001 号」

の場合は左記のように記入する。 工事名称 全角文字

半角英数字(127) 〃 平成 24 年度 道路改良工事

県道○○線 契約上の正式な工事名称を記入する。 年号は、半角数字を用いる。 CORINS から出力される提出用データファイル

(CFD)から読み込むことが可能 工事実績システム登録番号 半角英数字(11) 〃 C0-0167-1058 CORINSセンターが発行する受領書に記載される

番号を記入する。CORINS 登録番号がない工事は

「0」を記入する。 工事分野 全角文字

半角英数字(16) 〃 道路 CORINS の「公共事業の分野」に従って記入する。

CORINS から出力される提出用データファイル

(CFD)から読み込むことが可能 工事業種 全角文字

半角英数字(16) 〃 土木一式工事 CORINS の「本件登録工事の受注に対応した建設

業許可業種」に従って記入する。 CORINS から出力される提出用データファイル

(CFD)から読み込むことが可能 工種・工法型式※

工種 全角文字 半角英数字(127)

〃 歩行者系舗装工事 CORINS コード表より、対象工事の工種・工法形

式を選択して入力する。工種・工法形式が複数あ

る場合、その全てを記入する。 CORINS から出力される提出用データファイル

(CFD)から読み込むことが可能 工法型式 全角文字

半角英数字(127) 〃 歩行者系舗装工

住所情報※

住所コード※ 半角数字(5) 〃 08201 該当地域の住所コードを CORINS コードより選

択し記入する。該当がない場合は「99999」とす

る(複数記入可)。 左記の例は茨城県水戸市の場合。

住所※ 全角文字 半角英数字(127)

〃 茨城県水戸市宮町 1 丁目 1 番

地の 1 工事の対象地域を記入(複数記入可)。特定の対象

地域がない工事の場合は、発注機関の住所を記す。

工期開始日 年-月-日(10) 〃 2012-07-01 契約上の工期の開始日と終了日を記載する。 月・日が 1 桁の場合、0 を付けて記入する。年と

月、月と日の間は半角ハイフン(-)で結ぶ。左記

の例は、工期が 2012 年 7 月 1 日~2013 年 3 月 15日の場合。 CORINS から出力される提出用データファイル

(CFD)から読み込むことが可能

工期終了日 年-月-日(10) 〃 2013-03-15

工事内容 全角文字 半角英数字(127)

〃 掘削工 8500m3、土止め工

2800m2、埋戻し工 9500m3、路面覆工 300m2

工事の概要、および主工種とその数量を記入する。

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参考 13

分類・項目名 データ表現

(文字数) 必要

度 記入例 解説

場所情報

測地系 半角数字(2) 必須 01 日本測地系:00 世界測地系(日本測地系 2000※):01 ※2002年4月1日に改正された新しい測量法に則

った測地系。従来の日本測地系と比べて、同地点

での緯度経度が 400m 程度ずれる。

水系-

路線情報※

対象水系路線名 全角文字 半角英数字(127)

条件 必須

○○線 水系・路線の情報がある場合に、その名称を記す。 CORINS の路線・水系名等に従って記入する。

現道-旧道区分 半角数字(1) 〃 1 路線を対象とする場合に、以下より選択して記入

する。 現道:1 旧道:2 新道:3 未調査:0

対象河川コード※ 半角数字(10) 〃 8606040001 「河川コード仕様書(案)」に準拠し発注者が指示

する河川コードを記入。 左右岸上下線コード※ 半角数字(2) 〃 10 以下に従って該当するコードを記入する(複数記

入可)。 不明 :00 道路上り:10 河川左岸:01 道路下り:20 河川右岸:02 道路上下:30 河川中州:03 その他 :99

測点情報※

起点側測点-n 半角数字(4) 〃 0015 工事対象領域の起点と終点について、測点の情報

を 4 桁+3 桁で記入する。桁数が満たない場合は

頭に 0 を付加する。 例えば、起点が「NO.15+8」、終点が「NO.18+5」の場合、左記のように表記する。

起点側測点-m 半角数字(3) 〃 008 終点側測点-n 半角数字(4) 〃 0018 終点側測点-m 半角数字(3) 〃 005

距離標情報※

起点側距離標-n 半角数字(3) 〃 031 工事対象領域の起点と終点について、距離標(キロ

ポスト)情報を 3 桁の数字で記入する。起点側の距

離標が 31K45、終点側が 36K67 の場合、左記の

例のように表記する。

起点側距離標-m 半角数字(3) 〃 045 終点側距離標-n 半角数字(3) 〃 036 終点側距離標-m 半角数字(3) 〃 067

西側境界座標経度 半角数字- HYPHEN-MINUS(8)

必須 1402635 対象領域の西端、東端、北端、南端それぞれの緯

度・経度を記入する。 度(4 桁)、分(2 桁)、秒(2 桁)で記入し、桁数が満た

ない場合には頭に 0 を付加する。 左記の例は茨城県庁の敷地範囲で、東経 140 度 26分 58 秒~27 分 05 秒、北緯 36 度 20 分 10 秒~24秒を示している。 また、対象領域が無い工事の場合は「99999999」とする。

東側境界座標経度 半角数字- HYPHEN-MINUS(8)

〃 1402655

北側境界座標緯度 半 角 数 字

¥n-HYPHEN-MINUS(8)

〃 0362037

南側境界座標緯度 半角数字- HYPHEN-MINUS(8)

〃 0362020

施設情報

施設名称 全角文字 半角英数字(127)

条件 必須

○○トンネル 施設の名称を記入する。

発注者情報

発注者-大分類 全角文字 半角英数字(16)

必須 茨城県 CORINS の「発注機関名・中文類」に従って、工

事を受託した発注者の県名、団体名等を記入する。 CORINS から出力される提出用データファイル

(CFD)から読み込むことが可能 発注者-中分類 全角文字

半角英数字(32) 〃 土木事務所 CORINS の「発注機関名・小文類」に従って、工

事を受託した発注者の種別(県本局の内部部局で

あるか、土木事務所であるか等)を記入する。 CORINS から出力される提出用データファイル

(CFD)から読み込むことが可能 発注者-小分類 全角文字

半角英数字(30) 〃 水戸土木事務所 CORINS の「発注機関名・細分類」に従って、工

事を受託した発注者の部局名(県本局の場合)、事

務所名等を記入する。 CORINS から出力される提出用データファイル

(CFD)から読み込むことが可能 「発注者機関名・細分類」が空白の場合は、記入

は不要とする 発注者コード 半角数字(8) 〃 30804001 工事を受託した発注者の発注者機関コードを、

CORINS コード表より選択して記入する。例とし

て「水戸土木事務所」の場合を示す。 CORINS から出力される提出用データファイル

(CFD)から読み込むことが可能

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参考 14

分類・項目名 データ表現

(文字数) 必要

度 記入例 解説

受注者情報

受注者名 全角文字 半角英数字(127)

必須 ○○建設株式会社 企業名(正式名称)を記入する。

受注者コード 半角数字(127) 条件 必須

0 茨城県における「受注者コード」は「0」で固定と

する。

予備※ 全角文字 半角英数字(127)

任意 特記事項がある場合に記入する。(複数記入可)

ソフトメーカ用 TAG※ 全角文字 半角英数字(127)

〃 電子納品支援ソフトを用いた場合に、ソフトウェ

アが管理のために使用する項目。通常、作成者は

特設記入しない。(複数記入可)

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参考 15

5)写真管理項目(PHOTO.XML) 分類・項目名 データ表現

(文字数) 必要

度 記入例 解説

基礎情報

写真フォルダ名 半 角 英 数 大 文 字

(127) 必須 PHOTO/PIC 写 真 フ ァ イ ル を 格 納 す る フ ォ ル ダ 名 称

(PHOTO/PIC で固定)を記入する。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

参考図フォルダ名 半 角 英 数 大 文 字

(127) 条件 必須

PHOTO/DRA 参考図ファイルを格納した場合には、そのフォル

ダ名称(PHOTO/ DRA で固定)を記入する。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

適用要領基準 全角文字 半角英数字(30)

必須 土木 201009-01 基準とした「電子納品要領」の種類・バージョン。 記入例の文字で固定。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

写真情報※

写真ファイル情報

シリアル番号 半角数字(7) 〃 1 写真ファイル通し番号を記入する。 同じ番号が重複してはならないが、必ずしも連番

でなくても良い。 また、桁数は可変のため、1 枚目を、”000001”の

様に頭に 0 を付けて記入してはいけない。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

写真ファイル名 半 角 英 数 大 文 字

(12) 〃 P0000001.JPG 写真ファイルの名称を、拡張子を含めて記入する。

通常は「P0000001.JPG」から始まる連番となる。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

写真ファイル日本語名 全角文字 半角英数字(127)

任意 出来形 0001.JPG 写真ファイルに関する日本語名等を記入する。

メディア番号 半角数字(8) 必須 1 一連のまとまった写真について、保存されている

電子媒体番号を記入する。単一の電子媒体であれ

ば、全て”1”となる。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

撮影工種区分

写真-大分類 全角文字 半角英数字(8)

必須 工事 写真を撮影した業務を「工事」「測量」「調査」「地

質」「広報」「設計」「その他」から選択して記入す

る。工事写真の場合は常に「工事」と記入する。 写真区分 全角文字

半角英数字(127) 条件 必須

出来形管理写真 写真管理基準(案)の分類に準じ、「着手前及び完

成写真」(既済部分写真等を含む)「施工状況写真」

「安全管理写真」「使用材料写真」「品質管理写真」

「出来形管理写真」「災害写真」「事故写真」「その

他」(公害,環境,補償等)の区分のいずれかを記

入する。大分類が「工事」ではない場合は,自由

記入とし,大分類が「工事」で「提出頻度写真」

ではない場合は,記入は不要とする。 工種 全角文字

半角英数字(127) 〃 舗装修繕工 土木工事の場合、工種以下の分類が明確で記入可

能であれば、新土木工事積算体系のレベル 2「工

種」を記入する。 新土木工事積算体系にない土木工事や他の工事の

場合には対応するレベルのものを記入する。 写真分類ごとに工種の記入可否は異なる。 「着手前及び完成写真:記入不要、空欄」 「施工状況写真:記入可能な場合は記入」 「安全管理写真:記入可能な場合は記入」 「使用材料写真:記入可能な場合は記入」 「品質管理写真:記入」 「出来形管理写真:記入」 「災害写真:記入不要、空欄」 「その他:記入不要、空欄」 ただし、大分類が「工事」ではない場合は、自由

記入とする。 種別 全角文字

半角英数字(127) 〃 舗装打換え工 土木工事の場合、工種以下の分類が明確で記入可

能であれば、新土木工事積算体系のレベル 3「種

別」を記入する。 新土木工事積算体系にない土木工事や他の工事の

場合には対応するレベルのものを記入する。 写真分類ごとに種別の記入可否は異なる。 「着手前及び完成写真:記入不要、空欄」 「施工状況写真:記入可能な場合は記入」 「安全管理写真:記入不要、空欄」 「使用材料写真:記入可能な場合は記入」 「品質管理写真:記入不要、空欄」 「出来形管理写真:記入」 「災害写真:記入不要、空欄」 「その他:記入不要、空欄」 ただし、大分類が「工事」ではない場合は、自由

記入とする。

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参考 16

分類・項目名 データ表現

(文字数) 必要

度 記入例 解説

写真情報※

撮影工種区分

細別 全角文字 半角英数字(127)

条件 必須

下層路盤 土木工事の場合、工種以下の分類が明確で記入可

能であれば、新土木工事積算体系のレベル 4「細

別」を記入する。 写真分類ごとに細別の記入可否は異なる。 「着手前及び完成写真:記入不要、空欄」 「施工状況写真:記入可能な場合は記入」 「安全管理写真:記入不要、空欄」 「使用材料写真:記入可能な場合は記入」 「品質管理写真:記入不要、空欄」 「出来形管理写真:記入」 「災害写真:記入不要、空欄」 「その他:記入不要、空欄」 ただし、大分類が「工事」ではない場合は、自由

記入とする。 写真タイトル 全角文字

半角英数字(127) 必須 路盤(1層目)出来形測定 写真の撮影内容がわかるように、「写真管理基準

(案)」の撮影項目、撮影時期に相当する内容を記

入する。 写真区分予備※ 全角文字

半角英数字(127) 任意 工種区分に関して特筆事項があれば記入する。(複

数記入可)

付加情報

参考図ファイル名 半 角 英 数 大 文 字

(12) 必須 D0000001.JPG 撮影位置図、凡例図等の参考図のファイル名を記

入する。黒板に記した図の判読が困難となる場合、

又は当該写真に関し、撮影位置、撮影状況等を説

明するために位置図面または凡例図等の参考図を

請負者が作成している場合に記入する。 通常は「D0000001.JPG」から始まる連番となる。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

参考図ファイル日本語名 全角文字 半角英数字(127)

必須 位置平面図 00001.JPG 参考図ファイルに関する日本語名等を記入する。

参考図タイトル 全角文字 半角英数字(127)

必須 位置平面図 参考図の内容が分かるようなタイトルを記入す

る。黒板に記した図の判読が困難となる場合、又

は当該写真に関し、撮影位置、撮影状況等を説明

するために位置図面または凡例図等の参考図を請

負者が作成している場合に記入する。 付加情報予備※ 全角文字

半角英数字(127) 任意 参考図に関して特筆事項があれば記入する。(複数

記入可)

撮影情報

撮影箇所 全角文字 半角英数字(127)

条件 必須

測点:1L 当該工事に関する測点位置、撮影対象までの距離、

撮影内容等を簡潔に記入する。撮影位置図上に複

数撮影位置が記載されている場合には、位置図上

の記号等を記入する。 撮影年月日 年-月-日(10) 必須 2012-04-30 写真を撮影した年月日を記入する。

月・日が 1 桁の場合、0 を付けて記入する。年と

月、月と日の間は半角ハイフン(-)で結ぶ。左記

の例は、撮影日が 2012 年 4 月 30 日の場合。 代表写真 半角数字(1) 必須 1 工事の全体概要や当該工事で重要となる代表写真

の場合、「1」を記入する。代表写真でない場合は

「0」とする。 施工管理値 全角文字

半角英数字(127) 条件 必須

As 舗装: 設計寸法 400mm 実測寸法 405mm

黒板の判読が困難な場合、設計寸法及び実測寸法

等の補足事項を記入する。

請負者説明文 全角文字 半角英数字(127)

任意 請負者側で検査立会者、特筆事項等があれば記入

する。 ソフトメーカ用 TAG※ 全角文字

半角英数字(127) 〃 電子納品支援ソフトを用いた場合に、ソフトウェ

アが管理のために使用する項目。通常、作成者は

特設記入しない。(複数記入可)

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参考 17

6)図面管理項目(DRAWING.XML・DRAWINGF.XML) 分類・項目名 データ表現

(文字数) 必要

度 記入例 解説

共通情報

適用要領基準 全角文字 半角英数字(30)

必須 土木 201209-01 基準とした「電子納品要領」の種類・バージョン。 記入例の文字で固定。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

対象工種-数値 半角数字(3) 必須 001 CAD 製図基準(案)で対象とする 34 工種と地質

を 001~035 の数値で記入する。その他の追加工

種があるときは、追加工種を 100~999 の数値で

記入する。なお、100~999 の数値を記入した場合

には、「追加対象工種-数値」「追加対象工種-概要」

を必ず記入する。

追加工種※

追加対象工種-数値 半角数字(3) 条件 必須

100 CAD 製図基準(案)で定義していない工種を追加

する場合は、100~999 の数値を記入する。

追加対象工種-概要 全角文字 半角英数字(127)

〃 道路網・路線計画 上記の追加工種の概要を具体的に記入する。

サブフォルダ※

追加サブフォルダ名称 半角英数大文字 (8)

〃 ROAD01 サブフォルダを作成したときのサブフォルダ名称

を、記入する。重複名称は不可。(工事の成果品で

はサブフォルダは基本的に使用しない。) 追加サブフォルダ名称の概

要 全角文字 半角英数字(127)

〃 ○○道路計画 1 工区 上記のサブフォルダの概要を具体的に記入する。

図面情報

図面名 全角文字 半角英数字(64)

必須 ○○図 表題欄に記述する図面名を記入する。

図面ファイル名 半 角 英 数 大 文 字

(12) 〃 D0XX001Z.P21 図面ファイルのファイル名の拡張子を含めて記入

する。 作成者名 全角文字

半角英数字(32) 〃 ○○建設コンサルタント株式

会社 表題欄に記述する会社名を記入する。

図面ファイル作成ソフトウェア

名 全角文字 半角英数字(64)

〃 ○○○CAD Ver1.0 図面ファイルを作成したソフトウェア名を、バー

ジョンを含めて記入する。 縮尺 半角英数字(16) 〃 1:10000 縮尺を記入する。複数の縮尺が混在する場合は、

代表縮尺を記入する。 図面番号 半角数字(3) 〃 1 表題欄に記述する図面番号を記入する。 対象工種-数値 半角数字(3) 〃 001 対象図面の工種を CAD 製図基準(案)で定める

34 工種と地質を 001~035 の数値で記入する。 その他、追加対象工種の場合は 100~999 の数値

を昇順で記入する。(いずれの数値の場合でも、共

通情報の対象工種-数値に記入されている必要が

ある。) SXF のバージョン 半角英数字(3) 〃 3.0 CADソフトウェアのSXFバージョンを記入する。

SXF Ver2.0 に対応した CAD ソフトウェアを利用

した場合は、「2.0」と記入する。 SXF Ver3.1 に対応した CAD ソフトウェアを利用

した場合は、「3.1」と記入する。 SAF ファイル名 半角英数大文字

(12) 〃 D0PL001Z.SAF SAF ファイルがない場合は「0」と記入する。

SAF ファイルが発生する場合は,SAF ファイル名

を記入する。

ラスタファイル

ラスタファイル数 半角英数大文字 (2)

〃 10 図面で利用するラスタファイルの枚数を記入す

る。 ラスタファイルを利用しない場合は「0」を記入す

る。 ラスタファイル名 半角英数大文字

(12) 条件 必須

D0PL001Z.TIF 図面で利用するラスタファイルがある場合は,全

てのラスタファイル名を記入する。(複数入力可)

追加図面種類

追加図面種類-略語 半角英数字(2) 〃 XX CAD 製図基準(案)で定義していない図面種類を

追加する場合に、半角英数字 2 文字の略語で記入

する。記入した略語は図面ファイル名の 3,4 桁目

で使用することができる。(ただし、同一工種によ

る略語の重複は、認めていません。) 追加図面種類-概要 全角文字

半角英数字(127) 〃 ○○図 上記の追加図面種類の概要を具体的に記入する。

格納サブフォルダ 半角英数字(8) 〃 ROAD01 図面を格納した追加サブフォルダ名を記入する。 共通情報の追加サブフォルダ名称に同名のサブフ

ォルダ名が記入されている必要がある。

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参考 18

図面情報

基準点情報

測地系 半角数字(2) 必須 01 日本測地系(旧測地系)、世界測地系(新測地系)

の区分コードを記入する。日本測地系は「00」、世

界測地系は「01」を記入する。

緯度経度

基準点情報緯度 半角数字- HYPHEN-MINUS(8)

条件 必須

1384115 図面中の 1 点の緯度を記入する。度(4 桁) 分(2 桁) 秒(2 桁)

基準点情報経度 半角数字- HYPHEN-MINUS(8)

〃 0352250 図面中の 1 点の経度を記入する。度(4 桁) 分(2 桁) 秒(2 桁)

平面直角座標

基準点情報平面直角座

標系番号 半角数字(2) 〃 09 図面中の 1 点の平面直角座標(19 系)の系番号で

記入する。 基準点情報平面直角座

標 X 座標 半角英数字(11) 〃 -8298.682 図面中の 1 点の平面直角座標(19 系)を X 座標で

記入する。 基準点情報平面直角座

標 Y 座標 半角英数字(11) 〃 -34857.294 図面中の 1 点の平面直角座標(19 系)を Y 座標で

記入する。

その他

新規レイヤ※

新規レイヤ名-略語 半角英数字(256) 〃 D-BMK-○○○○ CAD 製図基準(案)で定義していないレイヤを追

加する場合に、基準(案)に準じたレイヤ名称 11 文字以内の半角英数字で記入する。

新規レイヤ名-概要 全角文字 半角英数字(127)

〃 設計図面背景の○○○に関す

るレイヤ 上記で追加した新規レイヤに関する内容を記入す

る。

受注者説明文 全角文字 半角英数字(127)

任意 受注者側で図面に付けるコメントを記入する。

発注者説明文 全角文字 半角英数字(127)

〃 発注者側で図面に付けるコメントを記入する。

予備 全角文字 半角英数字(127)

〃 その他予備項目を記入する。

ソフトメーカ用 TAG※ 全角文字 半角英数字(127)

〃 電子納品支援ソフトを用いた場合に、ソフトウェ

アが管理のために使用する項目。通常、作成者は

特設記入しない。(複数記入可)

※工事完成図書(DRAWINGF.XML)の場合、発注図が CAD 製図基準(案)に準拠した形で作

成され、尚且つ受発注者協議にて電子納品を行うことが決定された場合のみ電子データで

の納品が必須となります。

発注図が紙媒体及び CAD 製図基準(案)に準拠していない CAD データであった場合にも電

子データでの納品を妨げるものではありません。

分類・項目名 データ表現 (文字数)

必要

度 記入例 解説

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参考 19

7)台帳管理項目(REGISTER.XML) 分類・項目名 データ表現

(文字数) 必要

度※ 記入例 解説

台帳サブフォルダ名

半角英数大文字 (6)

必須 ORG001~nnn 作成した台帳サブフォルダ名を記入する。

台帳サブフォルダ日本語名 全角文字 半角英数字 (127)

条件 必須

○○○○ 格納している台帳の内容がわかるようにフォルダ

の日本語名を記入する。

資料名 全角文字 半角英数字 (127)

必須 ○○○○ 台帳サブフォルダに格納している台長名を記入す

る。

台帳ファイル名 半 角 英 数 大 文 字

(12) 必須 REG01_01.PDF 台帳ファイルのファイル名を、拡張子まで含めて

記入する。 最初のファイルは「REG01_01.PDF」とし、以降

「REG02_01.PDF」「REG03_01.PDF」と連番で

表記する。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

台帳管理区分-大分類 全角文字 半角英数字

〃 台帳を分類・整理するための情報を記入する。

台帳管理区分-小分類 全角文字 半角英数字

〃 台帳を分類・整理するための情報を記入する。

シリアル番号 半角数字 (5)

必須 1 台帳の通し番号を記入する。シリアル番号は 1 よ

り開始する。電子媒体を通して、一連のまとまっ

た台帳についてユニークであれば、中抜けしても

よい。2 番目を、”00002”の様に 0 を付けて表現し

てはいけない。 台帳オリジナルファイル

名 半 角 英 数 大 文 字

(12) 〃 REG01_01.DOC 台帳オリジナルファイルのファイル名を、拡張子

まで含めて記入する。 「REG01_01.PDF」を構成するオリジナルファイ

ルの場合は、「REG01_01.DOC」 「REG01_02.DOC」と連番で表記する。 「REG02_01.PDF」の場合には、 「REG02_01.DOC」から連番となる。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

台帳オリジナルファイル

日本語名 全角文字 半角英数字(127)

任意 台帳(第 1 章氾濫解析)その

1.doc 台帳オリジナルファイルの、日本語名称を記入す

る。 台帳オリジナルファイル

作成ソフトウェア名 全角文字 半角英数字(127)

必須 Microsoft Word 2007 台帳オリジナルファイルを作成したソフト名を、

バージョンまでを含めて記入する。 台帳オリジナルファイル

内容 全角文字 半角英数字(127)

〃 台帳オリジナルファイルの内容を簡潔に記入す

る。

その他

受注者説明文 全角文字 半角英数字(127)

任意 受注者側で特記すべき事項がある場合は記入す

る。 発注者説明文 全角文字

半角英数字(127) 〃 発注者側で台帳に関して特記すべき事項がある場

合(発注者から指示を受けた場合)は記入する。 予備※ 全角文字

半角英数字(127) 〃 電子化が困難等の理由により受発注者で協議した

結果、紙で納品する成果物がある場合は資料名を

記入する。説明文以外で特記すべき事項があれば

記入する。(複数記入可) ソフトメーカ用 TAG※ 全角文字

半角英数字(127) 〃 電子納品支援ソフトを用いた場合に、ソフトウェ

アが管理のために使用する項目。通常、作成者は

特設記入しない。(複数記入可)

※必要度の必須は、台帳フォルダを作成し、ファイルの格納する場合、必須とする。

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参考 20

8)業務管理項目(INDEX_D.XML) 分類・項目名 データ表現

(文字数) 必要

度 記入例 解説

基礎情報

メディア番号 半角数字(8) 必須 1 納品するディスクの総枚数と、この管理項目を含

むディスクが、何枚目にあたるかの番号。左記の

例は「総枚数 2 枚のうち 1 枚目」の場合。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

メディア総枚数 半角数字(8) 〃 2

適用要領基準 全角文字 半角英数字(30)

〃 土木 201009-01 基準とした「電子納品要領」の種類・バージョン。 「土木設計業務等の電子納品要領(案) 平成 20 年

5 月版」の場合、左記のように記入する。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

報告書フォルダ名 半 角 英 数 大 文 字

(127) 条件 必須

REPORT 報告書(PDF ファイル)を格納するフォルダの名

称。CD-R に報告書が含まれる場合にのみ、左記

の「REPORT」を記入する。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

報告書オリジナルファイルフォ

ルダ名 半 角 英 数 大 文 字

(127) 〃 REPORT/ORG 報告書オリジナルファイルを格納するフォルダの

名称。CD-R に報告書が含まれる場合にのみ、左

記の「REPORT/ORG」を記入する。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

図面フォルダ名 半 角 英 数 大 文 字

(127) 〃 DRAWING 図面を格納するフォルダの名称。CD-R に図面が

含まれる場合にのみ、左記の「DRAWING」を記

入する。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

写真フォルダ名 半 角 英 数 大 文 字

(127) 〃 PHOTO 写真を格納するフォルダの名称。CD-R に写真が

含まれる場合にのみ、左記の「PHOTO」を記入

する。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

測量データフォルダ名 半 角 英 数 大 文 字

(127) 〃 SURVEY 測量データファイルを格納するフォルダの名称。

CD-R に測量ファイルが含まれる場合にのみ、左

記の「SURVEY」を記入する。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

地質データフォルダ名 半 角 英 数 大 文 字

(127) 〃 BORING 地質データを格納するフォルダの名称。CD-R に

地質データが含まれる場合にのみ、左記の

「BORING」を記入する。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

業務件名等

業務実績システムバージョン情

報 半角数字(12) 必須 4.0 以下のいくつかの項目でTECRISコードを参照し

ているため、参照した TECRIS システムのバージ

ョンを記入する。 業務実績システム登録番号 半角英数字(11) 〃 3000540168 TECRIS センターが発行する受領書に記載される

番号。 TECRIS 登録業務でない場合には「0」を記入する。 TECRIS から出力される FD(CSV,GYO)ファイ

ルから読み込むことが可能 設計書コード 半角英数字(30) 〃 24030000051 茨城県では、業務毎に定められる工事番号を記入

する。 番号に含まれるハイフン(-)を除いて、数字だ

けを記入する。例えば、「第 24-03-000-0-051 号」

の場合は左記のように記入する。 なお、工事番号が存在しない業務の場合には、

「0」(ゼロ)を記入する。 TECRIS から出力される FD(CSV,GYO)ファイ

ルから読み込むことが可能 業務名称 全角文字

半角英数字(127) 〃 平成 24 年度○○川流域総合

治水計画業務 契約上の正式な業務名称を記入する。 年号は、半角数字を用いる。

住所情報※

住所コード※ 半角数字(5) 〃 08201 該当地域の住所コードをTECRISコードより選択

し記入する。該当がない場合は「99999」とする

(複数記入可)。 左記の例は茨城県水戸市の場合。

住所※ 全角文字 半角英数字(127)

〃 茨城県水戸市宮町1丁目1番

地の1 業務の対象地域を記入(複数記入可)。特定の対象

地域がない業務の場合は、発注機関の住所を記す。 履行期間-着手 年-月-日(10) 〃

2012-07-01

契約上の業務着手年月日と完了年月日を記載す

る。 月・日が 1 桁の場合、0 を付けて記入する。年と

月、月と日の間は半角ハイフン(-)で結ぶ。左記

の例は、工期が 2012 年 7 月 1 日~2013 年 3 月 31日の場合。 TECRIS から出力される FD(CSV,GYO)ファイ

ルから読み込むことが可能

履行期間-完了 年-月-日(10) 〃

2013-03-31

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参考 21

分類・項目名 データ表現

(文字数) 必要

度 記入例 解説

場所情報

測地系 半角数字(2) 必須 01 日本測地系:00 世界測地系(日本測地系 2000※):01 ※2002年4月1日に改正された新しい測量法に則

った測地系。従来の日本測地系と比べて、同地点

での緯度経度が 400m 程度ずれる。

水系-

路線情報※

対象水系路線コード 半角数字(5) 条件 必須

19302 TECRIS コードより、業務対象となる水系または

路線のコードを選択。該当が無い場合は「99999」 左記の例は、那珂川水系の場合。 TECRIS から出力される FD(CSV,GYO)ファイ

ルから読み込むことが可能 対象水系路線名 全角文字

半角英数字(127) 〃 那珂川 水系・路線の情報がある場合に、その名称を記す。

上記 TECRIS コードを選択した場合、そのコード

に対応する名称を記入する。 現道-旧道区分 半角数字(1) 〃 0 路線を対象とする場合に、以下より選択して記入

する。 現道:1 旧道:2 新道:3 未調査:0

対象河川コード 半角数字(10) 〃 8606040001 「河川コード仕様書(案)」に準拠し発注者が指示

する河川コードを記入。 左右岸上下線コード※ 半角数字(2) 〃 01 以下に従って該当するコードを記入する(複数記

入可)。 不明 :00 道路上り:10 河川左岸:01 道路下り:20 河川右岸:02 道路上下:30 河川中州:03 その他 :99

測点情報※

起点側測点-n 半角数字(4) 〃 0015 業務対象領域の起点と終点について、測点の情報

を 4 桁+3 桁で記入する。桁数が満たない場合は

頭に 0 を付加する。 例えば、起点が「NO.15+8」、終点が「NO.18+5」の場合、左記のように表記する。

起点側測点-m 半角数字(3) 〃 008 終点側測点-n 半角数字(4) 〃 0018 終点側測点-m 半角数字(3) 〃 005

距離標情報※

起点側距離標-n 半角数字(3) 〃 031 業務対象領域の起点と終点について、距離標(キロ

ポスト)情報を 3 桁の数字で記入する。起点側の距

離標が 31K45、終点側が 36K67 の場合、左記の

例のように表記する。

起点側距離標-m 半角数字(3) 〃 045 終点側距離標-n 半角数字(3) 〃 036 終点側距離標-m 半角数字(3) 〃 067

西側境界座標経度 半 角 数 字

¥n-HYPHEN-MINUS(8)

必須 1402635 対象領域の西端、東端、北端、南端それぞれの緯

度・経度を記入する。 度(3 桁)、分(2 桁)、秒(2 桁)で記入し、桁数が満た

ない場合には頭に 0 を付加する。 左記の例は茨城県庁の敷地範囲で、東経 140 度 26分 35 秒~26 分 55 秒、北緯 36 度 20 分 20 秒~37秒を示している。 また、対象領域が無い業務の場合は「99999999」とする。

東側境界座標経度 半角数字- HYPHEN-MINUS(8)

〃 1402655

北側境界座標緯度 半角数字- HYPHEN-MINUS(8)

〃 0362037

南側境界座標緯度 半角数字- HYPHEN-MINUS(8)

〃 0362020

施設情報

施設名称 全角文字 半角英数字(127)

条件 必須

○○橋 施設の名称を記入する。

発注者情報

発注者機関コード 半角数字(8) 必須 20801101 業務を受託した発注者の発注者機関コードを、

TECRIS コード表より選択して記入する。例とし

て「水戸土木事務所」の場合を示す。 TECRIS から出力される FD(CSV,GYO)ファイ

ルから読み込むことが可能 発注者機関事務所名 全角文字

半角英数字(127) 〃 茨城県水戸土木事務所 発注機関・事務所の名称を記入する。上記の

TECRIS 発注者機関コードに対応する正式名称で

記入する。 TECRIS から出力される FD(CSV,GYO)ファイ

ルから読み込むことが可能

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参考 22

分類・項目名 データ表現

(文字数) 必要

度 記入例 解説

受注者情報

受注者名 全角文字 半角英数字(127)

必須 株式会社○○調査設計 企業名(正式名称)を記入する。

受注者コード 半角英数字(10) 〃 00000123 TECRIS の受注者コードを、そのまま記載する。

桁数は 10 桁に満たなくても良い。 受注者コードを持たない受注者の場合は、「0」を

記入する。

業務情報

主な業務の内容 半角数字(1) 〃 1 主な業務の内容を TECRIS コード表より選択す

る。 調査設計:1 地質調査:2 測量:3 その

他:4 TECRIS から出力される FD(CSV,GYO)ファイ

ルから読み込むことが可能 業務分野コード※ 半角英数字(7) 〃 011212 業務分野コードをTECRISコード表より選択し記

入する。 例えば以下のような場合、左記の例のように記載

する。 部門コード :01(河川) 詳細部門コード: 1(河川) 業務段階コード: 2(調査・計画) 業務内容コード:12(総合治水計画) 業務内容が一つの分野コードだけでは表現しきれ

ない場合は、複数の分野コードを記入することも

可能である。 TECRIS から出力される FD(CSV,GYO)ファイ

ルから読み込むことが可能 業務キーワード※ 全角文字

半角英数字(10) 〃 総合治水 業務内容を表現するのに適したキーワードを、

TECRIS の業務キーワード集より選択し記入する

(複数記入可)。 キーワード番号でなく、キーワードそのものを記

載する。 TECRIS から出力される FD(CSV,GYO)ファイ

ルから読み込むことが可能 業務概要 全角文字

半角英数字(300) 〃 本業務は、○○川を対象とし

て、都市化の進む水戸市の貴

重なオープンスペースとして

の役割を重視した流域総合治

水計画を立案したものであ

る。

業務の概要を記入する。業務の要点が理解しやす

いように簡潔かつ正確に記入する。 TECRIS から出力される FD(CSV,GYO)ファイ

ルから読み込むことが可能

予備※ 全角文字 半角英数字(127)

任意 特記事項がある場合に記入する。(複数記入可)

ソフトメーカ用 TAG※ 全角文字 半角英数字(127)

任意 電子納品支援ソフトを用いた場合に、ソフトウェ

アが管理のために使用する項目。通常、作成者は

特設記入しない。(複数記入可)

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参考 23

9)報告書管理項目(REPORT.XML) 分類・項目名 データ表現

(文字数) 必要

度 記入例 解説

報告書ファイル情報※

報告書名 全角文字 半角英数字(127)

必須 ○○川流域総合治水計画業務 報告書ファイルの内容が分かるように、報告書名

を記入する。業務件名を入力するのが一般的であ

る。 報告書副題 全角文字

半角英数字(127) 条件 必須

第 1 章氾濫解析 報告書ファイルが複数ある場合等に、それぞれの

内容が分かるように副題を記入する。 報告書ファイル名 半 角 英 数 大 文 字

(12) 必須 REPORT01.PDF 報告書ファイルのファイル名を、拡張子まで含め

て記入する。 最初のファイルは「REPORT01.PDF」とし、以

降「REPORT02.PDF」「REPORT03.PDF」と連

番で表記する。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

報告書ファイル日本語名 全角文字 半角英数字(127)

任意 報告書(第 1 章氾濫解析).doc 報告書ファイルの日本語名称を記入する。

報告書ファイル作成ソフトウェ

ア名 全角文字 半角英数字(64)

必須 Adobe Acrobat 7.0 報告書ファイルを作成したソフトの名称を、バー

ジョンまで含めて記載する。 設計項目 全角文字

半角英数字(16) 条件 必須

報告書 設計業務共通仕様書の「成果品」に規定する「設

計項目」を記入する。(報告書オリジナルファイル

を設計業務共通仕様書の設計項目ごとに分けた場

合は、必ず記入する。) 成果品項目 全角文字

半角英数字(16) 〃 本報告書 設計業務共通仕様書の「成果品」に規定する「成

果品項目」を記入する。(報告書オリジナルファイ

ルを設計業務共通仕様書の成果品項目ごとに分け

た場合は、必ず記入する。)

報告書オリジナルファイル情報※

報告書オリジナルファイ

ル名 半 角 英 数 大 文 字

(12) 〃 REP01_01.DOC 報告書オリジナルファイルのファイル名を、拡張

子まで含めて記入する。 「REPORT01.PDF」を構成するオリジナルファ

イ ル の 場 合 は 、 「 REP01_01.DOC 」

「REP01_02.DOC」と連番で表記する。 「 REPORT02.PDF 」 の 場 合 に は 、

「REP02_01.DOC」から連番となる。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

報告書オリジナルファイ

ル日本語名 全角文字 半角英数字(127)

〃 報告書(第 1 章氾濫解析)そ

の1.doc 報告書オリジナルファイルの、日本語名称を記入

する。 報告書オリジナルファイ

ル作成ソフトウェア名 全角文字 半角英数字(127)

〃 Microsoft Word 2007 報告書オリジナルファイルを作成したソフト名

を、バージョンまでを含めて記入する。

その他

受注者説明文 全角文字 半角英数字(127)

任意 受注者側で特記すべき事項がある場合は記入す

る。 予備※ 全角文字

半角英数字(127) 〃 電子化が困難等の理由により受発注者で協議した

結果、紙で納品する成果物がある場合は資料名を

記入する。説明文以外で特記すべき事項があれば

記入する。(複数記入可) ソフトメーカ用 TAG※ 全角文字

半角英数字(127) 〃 電子納品支援ソフトを用いた場合に、ソフトウェ

アが管理のために使用する項目。通常、作成者は

特設記入しない。(複数記入可)

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参考 24

10)測量情報管理項目(SURVEY.XML) 分類・項目名 データ表現

(文字数) 必要

度 記入例 解説

基礎情報

適用要領基準 全角文字 半角英数字(30)

必須 土木 201009-01 基準とした「電子納品要領」の種類・バージョン。 記入例の文字で固定。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

助言番号 半角英数字(8) 〃 H13C0052 公共測量の届出を行い、国土地理院、地方測量部

等から発行された番号「助言番号」を記入する。た

だし、該当しない場合は「99999999(8 桁)」を記入

する。 作業規定名 全角文字

半角英数字(127) 〃 測量作業規定 当該測量の基となった作業規程名を記入する。

製品仕様書名 全角文字 半角英数字(127)

〃 ○○○○規定 当該測量の基となった製品仕様書又は作業規 程名を記入する。

製品仕様書ファイル名 半角英数 大文字(12)

〃 国土交通省公共測量作業規定 製品仕様書のファイル名を記入する。対応する 製品仕様書のファイルが複数ある場合は、繰返 し記入する。

第三者機関成果検定の有無 半角数字 (1)

〃 1 第三者機関による成果検定の実施の有無を、0 又

は 1 のコードで記入する。 (0:なし、1:あり)

基準点測量成果格納用フォルダ

名 半角英数大文字(5) 条件

必須 KITEN 基準点測量成果を格納するフォルダの名称。CD-R

に基準点測量成果データが含まれる場合にのみ、

左記の「KITEN」を記入する。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

水準測量成果格納用フォルダ名 半角英数大文字(6) 〃 SUIJUN 水準測量成果を格納するフォルダの名称。CD-Rに水準測量成果データが含まれる場合にのみ、左

記の「SUIJUN」を記入する。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

地形測量成果格納用フォルダ名 半角英数大文字(6) 〃 CHIKEI 地形測量成果を格納するフォルダの名称。CD-Rに地形測量成果データが含まれる場合にのみ、左

記の「CHIKEI」を記入する。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

路線測量成果格納用フォルダ名 半角英数大文字(5) 〃 ROSEN 路線測量成果を格納するフォルダの名称。CD-Rに路線測量成果データが含まれる場合にのみ、左

記の「ROSEN」を記入する。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

河川測量成果格納用フォルダ名 半角英数大文字(5) 〃 KASEN 河川測量成果を格納するフォルダの名称。CD-Rに河川測量成果データが含まれる場合にのみ、左

記の「KASEN」を記入する。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

用地測量成果格納用フォルダ名 半角英数大文字(6) 〃 YOUCHI 用地測量成果を格納するフォルダの名称。CD-Rに用地測量成果データが含まれる場合にのみ、左

記の「YOUCHI」を記入する。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

その他の応用測量成果格納用 フォルダ名

半角英数大文字(8) 〃 OTHRSOYO その他の応用測量成果を格納するフォルダの名

称。CD-R にその他の応用測量成果が含まれる場

合にのみ、先の「OTHRSOYO」を記入する。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

ドキュメント格納用フォルダ名 半角英数大文字(3) 〃 DOC ドキュメント類(協議書、特記仕様書、実施報告

書等)を格納するフォルダの名称。CD-R にドキ

ュメントデータが含まれる場合にのみ、左記の

「DOC」を記入する。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

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参考 25

分類・項目名 データ表現

(文字数) 必要

度 記入例 解説

場所情報※

測量区域番号 半角数字(2) 必須 1 測量区域が複数にわたる場合、実際に測量を行っ

た区域毎に区域番号を割当てるものとする。区域

番号は「1」より開始する。 測量区域名 全角文字

半角英数字(64) 条件 必須

○○○○地区 割当てられた測量区域毎に測量区域名称を記入す

る。 なお、測量区域名称には、地名(行政名:市町村名、

地区名等、測量区域を特定できるもの)を記入す

る。

区域情報

西側境界座標経度 半角数字- HYPHEN-MINUS(8)

〃 1402658 対象領域または測量地域対象領域または測量地域

の西端、東端、北端、南端それぞれの緯度・経度

を記入する。 度(3 桁)、分(2 桁)、秒(2 桁)で記入し、桁数が満た

ない場合には頭に 0 を付加する。 左記の例は茨城県庁の敷地範囲で、東経 140 度 26分 58 秒~27 分 05 秒、北緯 36 度 20 分 10 秒~24秒を示している。 また、対象領域が無い業務の場合は「99999999」とする。

東側境界座標経度 半角数字- HYPHEN-MINUS(8)

〃 1402705

北側境界座標緯度 半角数字- HYPHEN-MINUS(8)

〃 0362024

南側境界座標緯度 半角数字- HYPHEN-MINUS(8)

〃 0362010

平面直角座標系 半角数字(2) 〃 9 平面直角座標(19 系)の系番号を記入する。

西側境界平面直角座標 半角数字- HYPHEN-MINUS(11)

〃 -60000.00 輪郭線(図郭線)内の対象領域の最西端座標を Y 座標で記入する。(m)

東側境界平面直角座標 半角数字- HYPHEN-MINUS(11)

〃 -40000.00 輪郭線(図郭線)内の対象領域の最東端座標を Y 座標で記入する。(m)

北側境界平面直角座標 半角数字- HYPHEN-MINUS(11)

〃 -28500.00 輪郭線(図郭線)内の対象領域の最北端座標を X 座標で記入する。(m)

南側境界平面直角座標 半角数字- HYPHEN-MINUS(11)

〃 -39000.00 輪郭線(図郭線)内の対象領域の最南端座標を X 座標で記入する。(m)

測量情報

測量区分 全角文字 半角英数字(32)

必須 基準点測量 測量区分の名称は、以下より選択して記入する。 基準点測量 水準測量 地形測量 路線測量 河川測量 用地測量 公共測量作業規程に規定する測量区分の分類とは

異なるので注意すること。 測量細区分 全角文字

半角英数字(32) 〃 基準点測量 A

測量記録フォルダパス名 半 角 英 数 大 文 字

(64) 〃 SURVEY/KITEN/WORK/K

TN_A 測量成果が収められた測量記録フォルダ、測量成

果フォルダ、及びその他デー タフォルダ以下のフォルダパス名を記入する。 フォルダ階層表示は「/」で区切る。 パスの書出しは「SURVEY」とする。 成果区分サブフォルダパス名は「DATA」とする。 記入例は基準点測量の場合

測量成果フォルダパス名 半 角 英 数 大 文 字

(64) 条件 必須

SURVEY/KITEN/DATA/KTN_A

その他データフォルダパス名 半 角 英 数 大 文 字

(64) 〃 SURVEY/KITEN/OTHRS

測量区域 No 半角数字(2) 必須 1 場所情報に記された「測量区域番号」に記された

ものの中から選択し記入する。

等級制度

等級 半角数字(2) 必須 22 等級精度については、「等級」又は「地図情報レベ

ル」のどちらか一方を必ず記入する。なお、「等級」

および「地図情報レベル」のどちらも未確定である

場合は、いずれかに「99」を記入する。 記入規則は、国土交通省策定 測量成果電子納品要

領(案) 平成 16 年 6 月版 P28 参照のこと

地図情報レベル 半角数字(32) 2500

画像種別 半角数字(1) 条件 必須

1 空中写真撮影について、白黒、カラーの別を以下

に示すコード(半角数字 1 桁)で記入する。 白黒:1 カラー:2

解像度 半角数字(7) 〃 0.25 ディジタルオルソ等、測量成果の解像度を記入。 ディジタルオルソ 25 cm の場合 →0.25( m 単位

で記入) DEM 25 m の場合 →25 ( m 単位で記入)

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参考 26

分類・項目名 データ表現

(文字数) 必要

度 記入例 解説

新規修正区分 半角数字(1) 条件 必須

1 対象測量について、新規測量、修正測量、定期測

量の区分を以下に示すコード(半角数字 2 桁)から

記入する(単位:m)。 新規測量 1 修正測量 2 定期測量 3

面積 半角数字(6) 〃 25.0 対象測量について、新規測量、修正測量、定期測

量の区分を以下に示すコード(半角数字 2 桁)から

記入する(単位:km2)。 新規測量 1 修正測量 2 定期測量 3

距離 半角数字(6) 〃 2 水準測量について、測量延長距離の概数を記入す

る(単位:km)。 点数 半角数字(4) 〃 12 基準点測量について、当該基準点の点数を記入す

る。(与点の数は除く。) モデル数 半角数字(4) 〃 3 空中三角測量における、モデルの数を記入する。

検定情報

測量成果検定証明書等の ファイル名

半角英数大文字 (64)

〃 SURVEY/KITEN/OTHRS/KOTJ2nnn.PDF

測量成果検定証明書等のファイル名をパスを含め

て記入する。測量成果検定証明書等のファイルの

数だけ繰り返し記入する。

その他

受注者説明文 全角文字 半角英数字(127)

任意 受注者側で特記すべき事項がある場合は記入す

る。 予備※ 全角文字

半角英数字(127) 〃 その他、予備事項があれば記入する。

ソフトメーカ用 TAG※ 全角文字 半角英数字(64)

〃 電子納品支援ソフトを用いた場合に、ソフトウェ

アが管理のために使用する項目。通常、作成者は

特設記入しない。(複数記入可)

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参考 27

11)測量成果管理項目(SURV_***.XML) 分類・項目名 データ表現

(文字数) 必要

度 記入例 解説

測量成果情報※

測量区分フォルダ名 半角英数大文字(8) 必須 KITEN 測量区分フォルダ名を記入する。 各管理ファイル毎に以下のように固定。 SURV_KTN.XML:KITEN SURV_SJN.XML:SUIJUN SURV_CHI.XML:CHIKEI SURV_RSN.XML:ROSEN SURV_KSN.XML:KASEN SURV_YCH.XML:YOUCHI

測量成果区分フォルダ名 半角英数大文字(8) 〃 WORK 測量作業の途中段階である測量記録(精度管理表、

標定点配置図等)と、最終的な測量成果(成果表、

DM データファイル等)、及びその他データに分類

して格納するためのサブフォルダ名を記入する。 測量記録:WORK 測量成果:DATA その他データ:OTHRS

測量細区分フォルダ名 半角英数大文字(8) 条件 必須

KTN_A 測量細区分名称は、基準点測量又は水準測量にお

ける成果の等級分け格納を行った場合と、地形測

量における測量記録の種類分け(作業工程別)によ

る分割格納を行った際の「測量記録」格納フォルダ

の区分された「格納領域」であるサブフォルダ名を

記入する。また、応用測量(路線測量、河川測量、

用地測量)の場合においても「測量記録」と「測

量成果」の格納フォルダの区分された「格納領域」

であるサブフォルダ名を記入する。 国土交通省策定 測量成果電子納品要領(案) 平成

16 年 6 月版 表 2-2 , 2-3 参照 測量成果名称 全角文字

半角英数字(64) 必須 観測手簿数値データ 測量成果の名称を記入する。(例:精度管理表、観測

手簿、点の記等) 測量成果ファイル形式 半角英数字(12) 〃 TXT 測量成果ファイル形式を記入する。 測量成果レコードフォーマット 全角文字

半角英数字(64) 任意 カンマ区切りの TXT 形式 測量成果レコードフォーマットの名称または準拠

した仕様等の説明を記入する。 特に説明を要するものについては、必ず記入する。

なお、市販の広く流通したファイル形式のものに

ついては省略する。 公共測量作業規程 河川局独自形式 等

測量成果作成ソフトウェア名 全角文字 半角英数字(64)

条件 必須

Microsoft NOTPAD 5.1 測量成果ファイルを作成したソフトウェア名をバ

ージョンを含めて記入する。 成果ファイル情報※

測量成果ファイル名 半 角 英 数 大 文 字

(12) 必須 KJAD2001.TXT ファイル命名規則に従って付けた成果のファイル

名を記入する。(拡張子含む) 測量成果ファイル名副題 全角文字

半角英数字(64) 条件 必須

観測手簿数値データ 1 測量成果について、利用上副題をつけて管理する

ことが望ましいものは成果の内容がわかるように

記述を行う。具体の内容は受発注者間の協議によ

り定める。

その他

受注者説明文 全角文字 半角英数字(127)

任意 受注者側で成果につけるコメントがある場合に記

入する。 予備※ 全角文字

半角英数字(127) 〃 その他予備項目があれば記入する。

ソフトメーカ用 TAG※ 全角文字 半角英数字(64)

〃 電子納品支援ソフトを用いた場合に、ソフトウェ

アが管理のために使用する項目。通常、作成者は

特設記入しない。(複数記入可)

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参考 28

12)地質情報管理項目(BORING.XML) 分類・項目名 データ表現

(文字数) 必要

度 記入例 解説

基礎情報

適用要領基準 全角文字 半角英数字(30)

必須 土木 201009-01 基準とした「電子納品要領」の種類・バージョン。 記入例の文字で固定。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

ボーリング情報※

ボーリング名 全角文字 半角英数字(64)

〃 B-001 業務で使用されたボーリング名を記入する。

ボーリング連番 半角数字(4) 〃 1 ボーリング総数に対するボーリングの総数を記入

する。

経度

度 半角数字- HYPHEN-MINUS(4)

〃 135 調査位置の経度を度、分、秒で記入する。秒につ

いては小数点以下 4 桁まで記入する。

分 半角数字(2) 〃 49 秒 半角数字(8) 〃 58.2000

緯度

度 半角数字- HYPHEN-MINUS(4)

〃 34 調査位置のを度、分、秒で記入する。秒について

は小数点以下 4 桁緯度まで記入する。

分 半角数字(2) 〃 59 秒 半角数字(8) 〃 53.2000

測地系 半角数字(2) 〃 0 旧測地系、新測地系の区分コードを入力。旧測地

系は 0、新測地系は 1 を記入。 孔口標高 半角数字-

HYPHEN-MINUS(8)

〃 102.00 ボーリング調査孔の標高(TP.m)を小数点以下 2 桁まで記入。

掘進長 半角数字(8) 〃 50.00 ボーリングの掘進長(m)を小数点以下 2 桁まで記

入。 柱状図区分 全角文字(10) 〃 土質 ボーリング柱状図様式の区分(土質・岩盤・地すべ

り・その他)を記入。 ボーリング 交換用データ

ボーリング交

換用データフ

ァイル名

半 角 英 数 大 文 字

(12) 〃 BED0001.XML ボーリング交換用データファイル名を記入する。

通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

ボーリング交

換用データ作

成ソフトウェ

ア名

全角文字半角英数

字(64) 〃 ○○簡易作成 LT2.0 ボーリング交換用データファイルを作成したソフ

トウェア名称もバージョンを含め記入する。

電子柱状図 電子柱状図フ

ァイル名 半 角 英 数 大 文 字

(12) 〃 BRG0001.PDF 電子柱状図ファイル名を記入。

通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。 電子柱状図作

成ソフトウェ

ア名

全角文字半角英数

字(64) 〃 Adobe Acrobat 8.0 電子柱状図ファイルを作成したソフトウェア名を

バージョンも含めて記入。

電子簡略柱状

図 電子簡略柱状

図ファイル名 半 角 英 数 大 文 字

(12) 〃 BRG0001.P21 電子簡略柱状図ファイル名を記入。

通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。 電子簡略柱状

図作成ソフト

ウェア名

全角文字半角英数

字(64) 〃 ○○CAD2.0 電子簡略柱状図を作成したソフトウェア名をバー

ジョンも含めて記入。

ボーリングコメント 全角文字半角英数

字(127) 任意 ボーリング毎に特記すべき情報を記入。

コメント 全角文字半角英数

字(127) 〃 受注者側でボーリングフォルダに付けるコメント

を記入。 ソフトメーカ用 TAG※ 全角文字半角英数

字(64) 〃 電子納品支援ソフトを用いた場合に、ソフトウェ

アが管理のために使用する項目。通常、作成者は

特設記入しない。(複数記入可)

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参考 29

13)コア写真管理項目(COREPIC.XML) 分類・項目名 データ表現

(文字数) 必要

度 記入例 解説

基礎情報

適用要領基準 全角文字 半角英数字(30)

必須 土木 201009-01 基準とした「電子納品要領」の種類・バージョン。 記入例の文字で固定。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

デジタルコア写真情報※

写真ファイル名 半 角 英 数 大 文 字

(12) 〃 C0001001.JPG デジタルコア写真もしくはデジタルコア写真整理

結果のファイル名を記入する。 ボーリング名 全角文字

半角英数字(64) 〃 T001 該当するボーリング名を記入する。

BORING.XML のボーリング名と一致させる必要

がある。 ボーリング連番 半角数字(4) 〃 0001 該当するボーリング連番を記入する。

BORING.XML のボーリング連番と一致させる必

要がある。 コア上端深度 半角数字(8) 〃 0.00 撮影したコアの上端深度を記入する。単位は

GL.-m とし、小数点第二位(cm)まで記入する。デ

ジタルコア写真整理結果の場合は最上端深度を記

入する。 コア下端深度 半角数字(8) 〃 5.00 撮影したコアの下端深度を記入する。単位は

GL.-m とし、小数点第二位(cm)まで記入する。デ

ジタルコア写真整理結果の場合は最下端深度を記

入する。 撮影年月日 年-月-日(10) 条件

必須 2012-08-08 写真を撮影した年月日(西暦)を記入する。2012 年

8 月 8 日であれば、2012-08-08 と記入する。デジ

タルコア写真整理結果の場合は記入しない。 撮影時間 半角英数字(5) 〃 14:30 写真を撮影した時間(24 時間表記例:14:30)を記入

する。 デジタルコア写真整理結果の場合は記入しない。

撮影日天候 全角文字(127) 〃 晴れ時々曇り 写真を撮影した日の天候を記入する。デジタルコ

ア写真整理結果の場合は記入しない。 撮影箇所 全角文字

半角英数字(127) 〃 ○○研究所実験棟 写真を撮影した撮影箇所(屋内、屋外等)を記入す

る。 デジタルコア写真整理結果の場合は記入しない。

コア写真コメント 全角文字 半角英数字(127)

任意 デジタルコア写真毎、デジタルコア写真整理結果

毎に記入すべきコメントを記入する。 コメント 全角文字

半角英数字(127) 〃 受注者側でコア写真フォルダに付けるコメントを

記入。 ソフトメーカ用 TAG※ 全角文字

半角英数字(64) 〃 電子納品支援ソフトを用いた場合に、ソフトウェ

アが管理のために使用する項目。通常、作成者は

特設記入しない。(複数記入可)

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参考 30

14)土質試験及び地盤調査管理項目(GRNDTST.XML) 分類・項目名 データ表現

(文字数) 必要

度 記入例 解説

基礎情報

適用要領基準 全角文字 半角英数字(30)

必須 土木 201009-01 基準とした「電子納品要領」の種類・バージョン。 記入例の文字で固定。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

試験情報※

地点名 全角文字 半角英数字(64)

〃 B-001 ボーリング名、あるいはサイト名(「B-001」

「S-002」等)を記入する。 フォルダ名 半角英数大文字(8) 〃 BRG001 フォルダ名称を記入する。

通常、支援ソフトが自動で記入する。 ボーリング交換用データファイ

ル名 半 角 英 数 大 文 字

(12) 条件 必須

BED0001.XML ボ ー リ ン グ 交 換 用 デ ー タ の フ ァ イ ル 名

(BEDNNNN.XML ファイル)を記入。

位置情報

経度

度 半角数字- HYPHEN-MINUS(4)

必須 135 調査位置の経度を度、分、秒で記入する。秒につ

いては小数点以下 4 桁まで記入する。

分 半角数字(2) 〃 35 秒 半角数字(8) 〃 58.2000

緯度

度 半角数字- HYPHEN-MINUS(4)

〃 34 調査位置のを度、分、秒で記入する。秒について

は小数点以下 4 桁緯度まで記入する。

分 半角数字(2) 〃 59 秒 半角数字(8) 〃 53.2000

測地系 半角数字(2) 〃 0 旧測地系、新測地系の区分コードを入力。旧測地

系は 0、新測地系は 1 を記入。 標高 半角英数字(8) 〃 93.25 調査位置の標高(TP.m)を小数点以下 2 桁まで記

入。 位置情報コメント 全角文字

半角英数字(128) 任意 調査位置(ボーリング、あるいはサイト位置)毎に記

入すべきその他の情報を記入。

各種試験情報※

電子データシートファイル

名 半 角 英 数 大 文 字

(12) 必須 TS001001.PDF 電子データシートのファイル名を記入。

電子データシート作成ソフ

トウェア名 全角文字 半角英数字(64)

〃 ○○簡易作成 2.0 上記ファイルを作成したソフトウェアの名称をバ

ージョン番号を含めて記入。 データシート交換用データ

ファイル名 半 角 英 数 大 文 字

(12) 条件 必須

TS001001.XML データシート交換用データファイル名を記入す

る。 データシート交換用データ

作成ソフトウェア名 全角文字 半角英数字(64)

〃 ○○簡易作成 2.0 上記ファイル名を作成したソフトウェアの名称を

バージョン番号を含めて記入する。 試験コード 半角英数大文字(5) 必須 A1202 試験毎に定められたコードを記入する。 規格番号 半 角 英 数 大 文 字

(16) 条件 必須

JIS A 1202-1999 試験の JIS 規格番号(JIS A 12**-****)を記入。

基準番号 半 角 英 数 大 文 字

(16) 〃 JGS 0111-2000 試験の JGS 基準番号(JGS ****-****)を記入。

試験名称 全角文字 半角英数字(64)

必須 土粒子の密度試験 実施した試験名称を記入。

試料番号 全角文字 半角英数字(64)

条 件

必須 L001 試料番号(名称)を記入。試料のない試験の場合は省

略可。 試料採取情報 半角数字(2) 〃 0 試料採取情報(乱れの少ない試料、乱した試料)の区

分を記入(0:乱れの少ない試料 1:乱した試料) 試験上端深度 半角数字(8) 〃 1.00 試験深度の上端深度を、小数点以下 2 桁まで、

GL-m 単位で記入。 試験下端深度 半角数字(8) 〃 1.80 試験深度の下端深度を、小数点以下 2 桁まで、

GL-m 単位で記入。 試験開始年月日 年-月-日(10) 必須 2012-09-09 試験開始年月日を、YYYY-MM-DD の形式で記

入。 試験終了年月日 年-月-日(10) 必須 2012-09-09 試験終了年月日を、YYYY-MM-DD の形式で記

入。 試験者 全角文字

半角英数字(64) 必須 日本太郎 試験者を記入する。

試料供試体

写真情報※ デジタル試

料供試体写

真ファイル

半 角 英 数 大 文 字

(12) 条 件

必須 S0010011.JPG デジタル写真供試体写真のファイル名を記入す

る。

写真内容 全角文字 半角英数字(127)

〃 試験前試料状況 写真の内容を記入する。

各種試験コメント 全角文字 半角英数字(127)

任意 各種試験毎に記載すべきその他の情報を記入す

る。

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参考 31

分類・項目名 データ表現

(文字数) 必要

度 記入例 解説

コメント 全角文字 半角英数字(127)

任意 受注者側で各種試験結果に付けるコメントを記入

する、。 ソフトメーカ用 TAG※ 全角文字

半角英数字(64) 〃 電子納品支援ソフトを用いた場合に、ソフトウェ

アが管理のために使用する項目。通常、作成者は

特設記入しない。(複数記入可)

15)地質その他管理項目(OTHRFLS.XML) 分類・項目名 データ表現

(文字数) 必要

度 記入例 解説

基礎情報

適用要領基準 全角文字 半角英数字(30)

必須 土木 201209-01 基準とした「電子納品要領」の種類・バージョン。 記入例の文字で固定。 通常、電子納品支援ソフトが自動で記入する。

その他電子情報※

電子データファイル名 半角英数大文字(12) 〃 D_LIST1.TXT 電子データファイル名を、拡張子まで含めて記入

する。 要領(案)で命名規則は特に定められていないた

め、半角英数大文字 8.3 形式で自由に記入するこ

とが可能。 電子データ用ソフトウェア名 全角文字

半角英数字(64) 〃 ○○ツール Version1.1 電子データファイルを作成したソフトの名称を、

バージョンまで含めて記載する。 電子データファイル内容 全角文字

半角英数字(127) 〃 液状化解析結果その 1 電子データファイルの内容を記載する。

その他コメント 全角文字 半角英数字(127)

任意 2 個あるうちの 1 電子データファイルに対する補足説明、特記事項

がある場合に記述する。 コメント 全角文字

半角英数字(127) 任意 BORING¥OTHRS フォルダに対してコメントが

ある場合に記述する。 ソフトメーカ用 TAG※ 全角文字

半角英数字(64) 任意 電子納品支援ソフトを用いた場合に、ソフトウェ

アが管理のために使用する項目。通常、作成者は

特設記入しない。(複数記入可)

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参考 32

【参考】境界座標の入力について

「境界座標」の測地系は、世界測地系(日本測地系 2000)に準拠する。境界座標を入手

する方法としては、国土地理院 Web サイトのサービスを利用する方法がある。 「測量成果電子納品「業務管理項目」境界座標入力支援サービス」ホームページ

http://psgsv.gsi.go.jp/koukyou/rect/index.html 境界座標を取得する方法は次のとおりである。

図 1 測量成果電子納品「業務管理項目」境界座標入力支援サービス

図 1-2 境界座標が示す範囲

境界座標情報は、電子地図上での検索を目的として規定している。工事対象が離れた地点

に数箇所点在する場合または広域の場合は、受発注者間で協議し、[場所情報]を工事範囲全

体とするか代表地点とするか決定する必要がある。一般的には、工事範囲を包括する外側

境界で境界座標をとることが望ましい。

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参考 33

【参考資料 - 4】用語解説

C CAD (キャド,Computer Aided Design)

設計者がコンピュータの支援を得ながら設計を行うシステムのことをいいます。図形

処理技術を基本としており,平面図形の処理を製図用途に追うようにしたものを 2 次元CAD,3次元図形処理を製品形状の定義に利用したものを3次元 CAD といいます。デザイン,製図,解析など設計の様々な場面で活用されます。

CALS/EC ( キャルスイーシー,Continuous Acquisition and Life-cycle Support/Electronic

Commerce)

従来は紙で交換されていた情報を電子化するとともに,ネットワークを活用して各業

務プロセスをまたぐ情報の共有・有効活用を図ることにより,公共事業の生産性向上や

コスト縮減を実現するための取組みです。 CALS とは,企業間や組織間において,事業や製品等の計画,設計,製造,運用,保守に至るライフサイクルの各段階間や関係者間で発生する各種情報を電子化し,その伝

達,共有,連携,再利用を効率的に行いコストの削減や生産性の向上を図ろうとする活

動であり,概念です。 EC とは,電子化された商取引を意味します。国土交通省では公共事業の調達(入札,契約)行為をインターネットで行っています。

CD-R (シーディーアール,Compact Disc Recordable)

データの記録専用の CD です。 記録する方式により一度だけ書き込める方式と追記が可能な方式があります。ただし,

書き込まれたデータは消去できません(論理的に認識できないようにすることはできま

す)。 容量は,現在では 700MB 程度までが主流であり,さらに拡張したものもあります。 標準的な論理フォーマットは,ISO 9660 等があります。

CORINS (コリンズ,Construction Records Information Service)

「工事実績情報サービス」の略称です。 CORINS は,公共事業の入札・契約において,透明性・客観性・競争性を確保することを目的に,公共事業発注期間が共同で利用できる公共実績情報サービスです。(財)

日本建設情報総合センターが公益法人という立場で,建設企業からの工事カルテの登録

を基に工事実績情報のデータベースを構築し,各公共工事発注機関へ情報提供を行って

います。

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参考 34

CORINS からの情報提供により,発注者は,建設企業の工事実績の把握及び技術力の適正な評価を行うことができます。また,受注者にとっても,自社の工事実績情報が

公共工事発注期間に届きますので,営業支援の役割を果たします。

D DTD(ディーティーディー,Document Type Definition)

XML 等で文書を記述する際,タグを利用して,データの要素・属性,構造(見出し,段落等)を定義するものです。(※XML⇒ 「XML」の項,参照)

I ISO9660 フォーマット

ISO で規定されるCD-R 等での標準的なフォーマットのひとつです。 特定のO S(オペレーティングシステム),ハードウェアに依存しないため,このフォーマットの CD-R は,ほとんどの PC の OS 上で読み込むことができます。

ISO9660 フォーマットにはレベル 1 からレベル 3 までの段階があり,電子納品に関する要領( 案)・基準( 案)では,長期的な保存という観点から,ISO9660 フォーマットの中でも OS 間での互換性が最も高い「レベル 1 」を標準としています。ただし,レベル 1 の場合,ファイル名等の規則は厳しく,「名前+拡張子」の 8.3 形式のファイル名で,使える文字は半角アルファベットと 0~9 の数字,「_」に限られ,ディレクトリ名は 8 文字までの制限があります。

J JPEG (ジェイペグ,Joint Photographic Experts Group)

静止画像データの圧縮方式の一つです。ISO により設置された専門家組織の名称がそのまま使われています。圧縮の方式としては,非可逆圧縮方式と,可逆圧縮方式があり

ますが,ほとんどの場合,非可逆圧縮方式が採用されています。圧縮する際,圧縮率を

指定することができます。方式によりばらつきはありますが,圧縮率はおおむね 1/10~1/100 程度です。

P PDF(ピーディーエフ,Portable Document Format)

PDF は,1993 年に,米国のアドビ システムズ社が策定,発表した電子文書のファイルフォーマットです。現在 PDF は,電子文書のデファクトスタンダード(事実上の

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参考 35

標準) となっています。インターネット上での文書公開では多くの電子文書が PDF 形式で配布されています。

PDF の特長は電子文書の画面表示及び印刷が,特定の O S,アプリケーションに依存せず,どのパソコンでも同様の結果が得られることにあります。

PDF のビューアソフトである AdobeReader が無償配布されているほか,PDF の仕様はアドビシステムズのWebサイトで公開され,フォーマットの規定内容が完全に公開されていること,フォーマットの無償利用が許可されていることから,他のソフトウエ

ア会社からも PDF 文書を作成するソフトウエアが提供されています。 また,(財)日本規格協会から PDFの規定内容が翻訳,公開されています(標準情報

TRX 0026:2000)。

S SXF(エスエックスエフ,Scadec data eXchange Format)

異なる CAD ソフト間でデータの交換ができる共通ルール(中間ファイルフォーマット: 交換標準) です。「CADデータ交換標準開発コンソーシアム」において開発されました。 この交換標準はコンソーシアムの英語名称である SCADEC(Standard for the CAD

data Exchange format in the Japanese Construction field )にちなみ,SXF 標準と呼ばれています。

SXF のファイル形式は,国際規格である STEP/AP202 (通称 STEP/AP2 02)に準拠し,電子納品で採用されている,拡張子「. P21」の STEP ファイル(P21 ファイルと呼びます) と,国内でしか利用できないファイル形式である SFC ファイル(Scadec Feature Comment file の略,SFCファイルと呼びます)があります。

P21 ファイルは国際規格である ISO10303/202 に則った形式であるため,自由なデータ交換が可能となるように,描画要素に特化したフィーチャから構成されるデータ構

造をもっています。SFCファイルはフィーチャコメントと呼ばれる国内だけで利用できるローカルなデータ構造を持っています。データ構造の違いから P21 ファイルは SFC ファイルに比べデータ容量が大きくなります。

SXF ブラウザ

SXF 対応 CAD ソフトによって作成された SXF 形式(P21,SFC)の図面データを表示・印刷するためのソフトウエアで次の URL でダウンロードすることのできる無償提供のツールです。CADソフトと違い,編集の機能はありません。 国土交通省 国土技術政策総合研究所の「CALS/EC 電子納品に関する要領・基準」

web サイトから,ダウンロードすることができます。 http://www.cals-ed.go.jp/index_dl.htm

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参考 36

T TECRIS (テクリス,Technical Consulting Records Information Service)

「測量調査設計業務実績情報サービス」の略称です。 TECRIS は,コンサルタント企業等の選定において手続きの透明性・客観性,競争性をより高めつつ,技術的に信頼のおける企業を選定するための業務実績情報サービスで

す。(財)日本建設情報総合センターが公益法人という立場で,コンサルタント企業等

からの業務カルテの登録を基に業務実績情報のデータベースを構築し,各業務発注機関

へ情報提供を行っています。 TECRIS からの情報提供により,発注者は,建設企業及び技術者の業務実績の把握及び技術力の適正な評価を行うことができます。また,受注者にとっても,自社の業務実

績情報が公共工事発注期間に届きますので,営業支援の役割を果たします。

TIFF (ティフ,Tagged Image File Format)

画像データのフォーマットです。1 枚の画像データを,解像度や色数,符号化方式の異なるいろいろな形式で一つのファイルにまとめて格納できるため,アプリケーション

ソフトに依存しない画像フォーマットとなっています。 なお,G4規格は,電気通信の規格の一つで,TIFFファイルの画像の転送,記録方式の一つとして採用されています。G3規格より高い圧縮率が得られます。

X XML(エックスエムエル,eXtensible Markup Language)

文書,データの意味及び構造を記述するためのデータ記述言語の一種です。ユーザが

任意でデータの要素・属性や論理構造を定義できます。1998 年 2 月にW3C (WWW コンソーシアム)おいて策定されています。

Page 88: 茨城県電子納品ガイドライン...1 1 総則 1-1 本ガイドラインの目的 本ガイドラインは,茨城県が実施する電子納品の手引きとして作成したものであ

参考 37

あ行

茨城県電子納品チェッカー

電子成果品のフォルダ構成,管理項目,ファイル名,レイヤ名などが,電子納品ガイ

ドラインはじめ,電子納品に関する要領(案)・基準(案)への整合性をチェックする

プログラムです。 茨城県土木部で使用している電子納品検査プログラムのうち,チェック機能の部分を

独立したプログラムとして抜き出したものです。CD-R に納められた電子成果品の電子成果品のフォルダ構成,管理項目,ファイル名,レイヤ名などが,電子納品ガイドライ

ンはじめ,電子納品に関する要領・基準等に従っているか否かを確認することができま

す。ただし,成果品(報告書や CAD等)の内容を確認することはできません。 検査指導課のホームページよりダウンロードが可能です。(平成 24年 2月公開予定)

http://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/doboku/01class/class03/

ウイルス

電子ファイル,電子メール等を介して次々と他のコンピュータに自己の複製プログラ

ムを潜伏させていき,その中のデータやソフトウエアを破壊するなどの害を及ぼすコン

ピュータプログラムのことです。 ウイルスチェックウイルスチェックソフトを用いてコンピュータウイルスを検出・除

去する処置のことをいいます。

か行

管理ファイル

電子成果品の電子データを管理するためのファイルです。データ記述言語としてXML を採用しています。 電子納品では,電子成果品の再利用時に内容を識別するため,工事,業務に関する管

理情報や報告書・図面等の管理情報(管理ファイルと DTD)を電子成果品の一部として納品することにしています。(※XML⇒「XML」の項,DTD⇒「DTD」の項,参照)

さ行

事前協議

工事・業務の開始時に,受発注者間で行われる協議のことをいいます。協議において,

電子納品に関する取り決めをしておくことが,電子納品の円滑な実施の重要なポイント

になります。

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参考 38

世界測地系

世界測地系とは,世界で共通に利用できる位置の基準をいいます。 測量の分野では,地球上での位置を経度・緯度で表わすための基準となる座標系及び

地球の形状を表わす楕円体を総称して測地基準系といいます。つまり,世界測地系は,

世界共通となる測地基準系のことをいいます。 これまで,各国の測地基準系が測量技術の制約等から歴史的に主に自国のみを対象と

して構築されたものであるのに対し,世界測地系は世界各国で共通に利用できることを

目的に構築されたものです。世界測地系は,GPS等の高精度な宇宙測地技術により構築維持されています。

日本測地系 日本測地系は,明治時代に全国の正確な 1/50,000 地形図を作成するために整備され,改正測量法の施行日まで使用されていた日本の測地基準系を指す固有名詞で

す。 日本測地系から世界測地系への移行 「測量法及び水路業務法の一部を改正する法律」が,平成 13 年 6 月 20 日に公布され,平成 14 年 4 月 1 日から施行されました。この改正により,基本測量及び公共測量が従うべき測量の基準のうち,経緯度の測定は,これまでの日本測地系に

代えて世界測地系に従って行わなければならないこととなっています。 日本測地系 2000 世界測地系は,概念としてはただ一つのものですが,国ごとに採用する時期や構

築に当たっての詳細な手法及び実現精度が異なります。従って,将来,全ての国が

世界測地系を採用したとしても,より精度の高い測地基準系を構築する必要が生じ

た場合や,地殻変動が無視できないほど蓄積した場合は,各国の測地基準系を比較

したり,ある国の測地基準系だけが再構築されたりします。このため,測地基準系

には,構築された地域ごとに個別の名称が付けられています。 日本測地系 2000 とは,世界測地系のうち我が国が構築した部分の名称をいいます。命名に当たっては,我が国の測地基準系であること,二千年紀の初頭に構築さ

れたことを意識しています。

た行

ダウンロード

ネットワーク上の他のコンピュータにあるデータ等を,自分のコンピュータへ転送し

保存することをいいます。ダウンロードの反対語は,アップロードといいます。

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参考 39

電子納品保管管理システム

電子納品要領に準拠して作成された成果物を格納し,発注者が検索・閲覧・ダウンロ

-ドを行うシステムです。電子納品されたデータを確実に保管し,将来の維持管理等に

再活用することを目的としています。国土交通省及び自治体等でそれぞれ開発・運用さ

れており,茨城県では平成 18年度から運用が開始されました。

電子媒体(メディア,記憶メディア, 記憶媒体)

FD,CD,DVD,ZIP 等,データを記録しておくための記録媒体を指します。 CDでは,書き込み専用のメディアである CD-R,読込み専用の CD-ROM,データの消去ができない CD-Rに対してデータの消去を可能にし,書き換えができる CD-RW等があります。

は行

フォント

コンピュータを使って文字を表示したり印刷したりする際の文字の形です。また,文 字の形をデータとして表したものをフォントと呼ぶ場合もあります。 等幅フォントとプロポーショナルフォント すべての文字を同じ幅で表現するフォントを等幅フォント,文字ごとに最適な幅

が設定されたフォントをプロポーショナルフォントと呼びます。 ビットマップフォントとアウトラインフォント 文字の形を小さな正方形の点(ドット)の集まりとして表現するフォントをビッ

トマップフォント,基準となる点の座標と輪郭線の集まりとして表現するフォント

をアウトラインフォントと言います。ビットマップフォントは高速処理が可能な反

面,拡大・縮小すると文字の形が崩れてしまうという欠点があります。アウトライ

ンフォントは表示や印刷に時間がかかりますが,いくら拡大・縮小しても美しい出

力が可能です。コンピュータやプリンタの性能の向上に伴って,次第にアウトライ

ンフォントが使われるようになっています。 主なフォント TrueType フォント

TrueType フォントは,アウトラインとして格納されており,デバイスに依存しないフォントです。任意の高さにサイズを変更でき,画面に表示されるとおりに

正確に印刷できます。Apple 社とMicrosoft 社が開発しMacintosh,Windows に

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参考 40

標準で採用しています。大きなサイズでもギザギザのない美しい文字で画面表示

や印刷ができます。 ベクタフォント

数学的な原型を基にレンダリングされるフォントです。個々の文字が,点と点

の間を結ぶ線の集合として定義されています。サイズおよび縦横比を変えても見

栄えが悪くなることがありません。 ベクタフォントがサポートされているのは,現在でも多くのプログラムで利用

されているためです。 ラスタフォント

ビットマップ イメージとしてファイルに保存され,画面や紙に一連のドットを表示することにより作成されます。ラスタ フォントは,特定のプリンタのために特定のサイズと解像度で作成されており,拡大縮小または回転することはできま

せん。ラスタ フォントをサポートしないプリンタではラスタ フォントは印刷できません。ラスタ フォントがサポートされているのは,現在も多くのプログラムで利用されているためです。

プロッタフォント 点と点を線分でつなぐ方法で作成されるフォントです。プロッタ フォントは,任意の大きさに拡大または縮小でき,主にプロッタによる印刷に使われます。

や行

有効画素数

デジタルカメラなどに内蔵された受光素子のうち,実際に撮影に使用される素子の数

を指します。総画素数より若干少ない値となります。

ら行

レイヤ

レイヤは,CAD図面を作成する際に,作図要素を描画する仮想的なシートを意味します。一般的に,1 枚の図面は複数のレイヤで構成され,各レイヤに表示・非表示することが可能です。CAD製図基準(案)では,電子納品された CAD 図面の作図・修正及び再利用が効率的に行うことを目的に,工種毎に作図要素を描画するレイヤを定めていま

す。