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自作教材教具集 第3集 平成 24 年度 石川県立明和特別支援学校 教材ライブラリー課

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自作教材教具集 第3集

平成 24年度

石川県立明和特別支援学校

教材ライブラリー課

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目 次

音楽 片手で音が出せる楽器 1

音楽・遊び すずラケット 2

音楽・遊び・生活 鬼の的当て 3

体育 よるんです 4

作業学習 左肘が落ちない作業机 5

作業学習 バリトル 6

作業学習 布ぞうり製作の補助具 7

作業学習 箸作り鉋がけ治具 8

作業学習 一人でできる袋詰め作業 9

作業学習 木工作業用補助具 10

作業学習 スタンプ補助具 11

作業学習 バリ作業魚入れ 12

自立活動 ビー玉迷路 13

自立活動 つまんで取りだす練習板 14

国語 漢字とイラストのマッチング 15

国語 文作りキット 16

国語 幼音・濁音の単語帳 17

算数 アンパンマン棒さし 18

算数 すうじボード 19

算数 5分間時計 20

算数 10ずつ数える 21

算数 何時かな 22

理科 診療科カードと症状カード 23

音楽 曲「クシコスポスト」の馬 24

図画工作 手作りタンポと型 25

家庭 組合せシート ワークシート 26

日常生活 1週間カレンダー 27

日常生活・国語 給食のメニューカード・メニュー構成表 28

生活単元 模擬運賃箱 29

生活単元 模擬整理券箱 30

生活単元 じゃんけんカード 31

作業学習 一人でできるお菓子作り 32

自立活動・音楽 雤ふり水族館 33

自立活動・音楽 雪のバルーン 34

自立活動・国語 かくれんぼハウス 35

自立活動・遊び おむすびころりん 36

自立活動・遊び いもほり 37

自立活動 SSTプリント集「なんちゃって鎌倉物語」 38

自立活動 マカトンサインのかるた 39

自立活動 入れ忘れ0作戦 40

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【教 材 名】

(主に)片手で音が出せる

楽器(各種)

【教科・領域】

音楽 等

【対 象】

肢・児童生徒

【ね ら い】

・片手のみ使える生徒、バチなど棒状のものを握ることが困難な生徒等が

主体的に音を出す。

○教材の概要

○工夫点

・さわっただけ、触れただけ

で音が出る。

・④ミニ洗濯板は、撫でたり、

引っ掻いたりすると音が出

る。机上用。

・⑤サウンドシェイプは、四

隅にスポンジを付けて浮か

せたことで、机上に置いて

も大きな音が出るようにな

った。

○効果・改善点

・卓上版もつくったが、平らなもの以外はスタンドマイクの利用が安定した。

①ギロ ②竹のメロディー

チャイム

③鳴子をぶらさげた

もの

④ミニ洗濯板

(滑り止め付)

⑤サウンドシェイプ

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【教 材 名】

すずラケット

【教科・領域】

音楽・遊び

【対 象】

肢・小学部、訪問等

【ね ら い】

・ミニラケットのグリップを持って、振って音を鳴らす。

○教材の概要

・ミニラケットのガット部分に鈴をゴムで付ける。

○工夫点

・普通のすずが握りにくい場合、グリップがあると握りやすい。

○効果・改善点

・ミニなので小学生の手に握りやすい。

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【教 材 名】

鬼の的当て

【教科・領域】

音楽・遊び・生活

【対 象】

肢・小学部、訪問等

【ね ら い】

・玉を持って、手から離す。

○教材の概要

・台布にトイクロスで鬼の顔を縫い付ける。その台布をプラ板に貼る。

・子どもが握りやすい大きさの的あての玉にはゴムをつけ、プラ板に結んで固

定しておく。子どもが握った玉を離せば鬼の方へ飛んでいき、的あてができ

る。

○工夫点

・教室で使える大きな物はあるが、一人用に小さくした(45×33㎝)。

・玉は握りやすいように大きさ、素材を考えた。

・力がなくてもゴムの伸び縮みで的あてができるようにした。

○効果・改善点

・在宅訪問時に運んで、使いやすいような大きさにした。

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【(肢)中学部 井家 晴美】

【教 材 名】

よるんです

【教科・領域】

体育

【対 象】

肢・中学部

【ね ら い】

・グラウンドゴルフでのシュート時、方向を定めることが難しい生徒でもシュ

ートが入りやすくなる。

○教材の概要

・ホール付近に玉を打てば、ビニールのパイプを伝って玉がホールに近づいて

いく。

○工夫点

・歩行の不安定な生徒が踏んだり、車いすで乗ったりしても危なくないように、

やわらかい素材のものを使用した。

・視力の弱い生徒でも玉が入ったことがわかるように、ホールにたくさんの鈴

をつけ、音が鳴るようにした。

○効果・改善点

・打つ方向を定めることが難しかった生徒でもシュートが入りやすくなり、ゲ

ームを楽しむことができるようになった。

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【教 材 名】

左肘が落ちない作業机

【教科・領域】

作業学習等

【対 象】

肢・高等部

【ね ら い】

・左の腕や手指に麻痺がある生徒が、バリ取りなどの作業において、両手で作

業できるように、左肘が落ちないようにする。

○教材の概要

・車椅子生徒使用の机に「A」「B」の部分を付け加え、左肘や作業の材料など

が落ちないようにした。

・面取りをしている。

○工夫点

・青線と緑線の間に、介助者が操作する時に使う「手押しハンドル(握り、グ

リップ)」(C)が奥まで入ると、落ちることはないように測ってある。

・「A」「B」の部分の表面は、滑りやすい合板を使用してある。

・机の高さも、該当生徒に合わせで、かさ上げしてある。

・接着は木ネジなので、該当生徒の身体的成長が見られたり、他の生徒が使う

場合は、簡単に取り外すことができる。

○効果・改善点

・両手を使っての作業が安定、安心してできるようになった。

・該当生徒専用に測った机なので、他の授業で使う際には、その教室まで運ば

なくてはならない。

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【教 材 名】

バリトル

【教科・領域】

バリ取り作業補助具

【対 象】

肢・高等部

【ね ら い】

・片手でバリとサカナをとりわけることができる。

・単純な動き(掴んで引く)で作業活動に参加できる。

○教材の概要

・角材に大型のクリップをとりつける。

・テーブルに固定するために吸盤(2個)をとりつける。

○工夫点

・クリップのハサミ口に保護シールを着けサカナが傷つかないようにする。

○効果・改善点

・バリ取り活動に興味を持たせることができた。

・とれたサカナがクリップ内に挟まってしまう。

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【教 材 名】

布ぞうり製作の補助具

【教科・領域】

作業学習

【対 象】

知・中学部

【ね ら い】

・作業学習で布ぞうりを一人で作るときに使用する。

○教材の概要

編み台1

・金具3本を板にネジ止めする。

・裏に滑り止めシートを貼る

・使用する際は、机にクランプで固定す

ると使いやすい

編み台2

・100円ショップの壁掛けフックを利用し、

安価に生徒の人数分の補助具を製作した。

型シート

・透明シートに布ぞうりの出来上がり寸法に

合わせて線を引く。

・鼻緒と前緒の取り付け位置に印をつける。

○工夫点

編み台1

・材料のロープが製作中に抜けにくくなっており、隙間を作らないようしっか

り引っ張りながら製作できる。

編み台2

・ロープが抜けやすいため、洗濯バサミで固定すると編みやすい。

型シート

・透明シートに形を合わせることで、長さと幅が見比べ安く、自分で判断して

形を整えながら製作できる。

・透明シートで、大きさや形の他に鼻緒と前緒の取りつける位置も分かるよう

になっている。

○効果・改善点

・布ぞうりの形を見本どおりに作ることは難しいが、シートの形を手がかりに、

編むことができた。

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【教 材 名】

箸作り鉋がけ冶具

【教科・領域】

作業学習・クラフト班

【対 象】

知・中学部

【ね ら い】

・生徒が 1人で棒材に鉋がけをし、先端を細くすることができるようになる。

○教材の概要

・比較的分厚く重い板材を土台にする。

・棒材を横から見た時に、完成品の箸が丁度入り込むような大きさで傾斜を付

けて切断し、2枚の板を使って挟む。側面から見ると以下のようになる。

(図1:傾斜が付いており、幅は材料が丁度収まるようになっている)

(図2:材料をこの溝に入れると、傾斜によって飛び出す。この部分を鉋で削

ることにより、4つの面を同じように削るだけで、先端が細い形に仕上げること

が出来る。生徒は削れなくなった時点で出来上がりとはっきりとわかる。)

○工夫点

・生徒は「①鉋で削る」「②外して90度材料を回転させる。」の繰り返しだけ

で済むようにした。

・まっすぐに鉋がけが難しい生徒のために、鉋幅のガイドを後から取り付ける

ことができる。

○効果・改善点 ・鉋の刃を真っ直ぐに出すことができていれば、生徒一人できれいな形の箸を作ることができる。

・鉋がけの力がかかるため、尐しずつに変形してしまう恐れがある。そのため数年に1度作り直す必要がある。

箸の原材料

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【教 材 名】

一人でできる袋詰め作業

【教科・領域】

作業学習(菓子製造班)

【対 象】

知・高等部

【ね ら い】

・袋詰め作業を一人で行うことができる。

○教材の概要

<作り方>

・袋の口の大きさに合わせてラミネートを切る。

・クッキーの大きさに合わせて、ラミネートの上下を折る。

<使用方法>

・ラミネートの上にクッキーを並べる(写真①)

・袋の奥に、ラミネートごと押し入れる(写真②)

・ラミネートのみ抜き取る(写真③)

○工夫点

・袋の大きさやお菓子に合わせて、容易に作り替えることができる。

○効果・改善点

・袋詰め後の商品の仕上がり(見た目)が均一。

・扱いが容易で、手先が不器用な生徒も綺麗に袋詰めすることができた。

・ラミネートで作成したため、衛生面上使い捨てている。繰り返し使え、洗剤

を使って洗っても大丈夫な材質を検討する必要がある。

①並べる ②袋の奥に入れる ③抜き取る

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10

【教 材 名】

木工作業用補助具

【教科・領域】

作業学習(木工)

【対 象】

知・肢 高等部

【ね ら い】

・木工で研磨作業を行う際、部材を固定して磨きやすいようにするためのもの

○教材の概要

・補助具自体をクランプなどの固定具で作業台に固定する。

・補助具の木枠に合わせて、部材をはめ込み、研磨作業を行う。

○工夫点

・木枠以外にも溝をほり、部材を木枠に合わせたり、溝にはめ込んだりして、

部材の「コバ」や「木口」など様々な面を研磨できるようにした。

○効果・改善点

・知的高等部の生徒を対象に製作したが、補助具を固定することにより片手で

の扱いが可能になるため、肢体部門の生徒の使用にも効果があると思われる。

・木枠などは固定されているため、部材の種類や大きさに合わせて専用の補助

具を作る必要がある。

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11

【教 材 名】

スタンプ補助具

【教科・領域】

高等部作業

【対 象】

知・高等部

【ね ら い】

・タグの中心にスタンプを押す。

○教材の概要

①スタンプ補助具にタグをのせる。

②補助具でタグを抑える。

③スタンプを押す。

○工夫点

・タグを置いた際にずれにくいが、取り出しやすくなっている。

・補助具のふたは立体になっており、スタンプがまっすぐに入るようになっ

ている。

○効果・改善点

・真ん中がわからない生徒に効果的。

・製品の見た目が均一化される。

・補助具の上部と下部がずれて合わさることがある。一方を一回り大きくし箱

のようにすれば、ずれはさらに減尐すると考えられる。

①乗せる ②抑える ③押す

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12

【教 材 名】

バリ作業魚入れ

【教科・領域】

作業学習

【対 象】

高等部

【ね ら い】

・バリ製品の魚をペットボトルの口から入れることで、たまった魚を気にせず

(触らず)作業ができる。

○教材の概要

・ペットボトルの上1/4に切り込みをいれ、ガムテープで

開かないようにとめておく。

・魚を1つずついれる。

・たまったら、切り込みをいれたところをあけて

魚を取りだす。

○工夫点

・ペットボトルにすることで中身がみえて、できた量がわかる。

・入り口が小さく魚1つ分しか入らないので、中の魚を触らないで作業に取り

組める。

○効果・改善点

・魚を触ることなく、作業に集中して取り組んでいた。

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13

【教 材 名】

ビー玉迷路

【教科・領域】

自立活動

【対 象】

知・高等部

【ね ら い】

・注視したり追視したり力を養う。

・目と手の協応を高める。

○教材の概要 (一部抜粋)

○工夫点

・単純なもの(ピンポン玉用)と複雑なものの(ビー玉用)の2種類を

作成した。

・迷路板の途中に色シールを貼ることで「赤→黄色→ピンクの順で進む」「黄

色で止まる」等の指示を出し動きのバリエーションを増やした。

○効果・改善点 ・ビー玉に注目しながら慎重に手を動かすようになった。

ピンポン玉 ビー玉

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14

【教 材 名】

つまんで取りだす練習板

【教科・領域】

自立活動

【対 象】

「指でつまむ」ことが

苦手な生徒

【ね ら い】

・指のさきを使って物をつまめるようにする。

○教材の概要

○工夫点

・ちょうど指2本入るような深さになっていて、指の先でつまむようにしない

と小さなビーズが取り出せないようになっている。

(枠があるため、つまみやすい)

・積木、ビー玉、ビーズ等つまむものの大きさをかえることで、簡単なものか

ら難しいものまで段階的に「つまむ」練習ができる。

○効果・改善点 ・シンプルな作りなので 上記以外にいろいろな指導に使うことができた。

例 色紙を枠内に敷いて ビー玉等をいくつか手で握ったままで

色のマッチング 一つ一つ枠の中に入れる練習

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ビーズは指先で

しっかりつままない

と取りだせない

ビー玉

簡単 難しい

指導例

・つまんで取り出しうつしかえる。

ビーズ

ボール 積木

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【教 材 名】

漢字とイラストの

マッチング

【教科・領域】

国語

【対 象】

知・小学部

【ね ら い】

・漢字の持つ意味(イメージ)と漢字そのものが一致するようにすること

○教材の概要

・漢字の隣に、その漢字の意味と合うイラストを貼る。(逆にしてもよい)

・貼った後に一緒に読み方を確認する。

・カードは以下のように作成した。

・5cm角の正方形のカードをつくる。

・ラミネートして裏面にマジックテープを貼る。

○工夫点

・マジックテープにしたことで「ベリベリ」とはがす感覚が面白い。

・漢字の裏面に読み方を書いてヒントにしたものもある。

・ファイルを利用して作成したので収納も簡単。かさばらない。

○効果・改善点 ・授業の最初にあまり負荷のかからない簡単な課題として提示することで、授

業に集中しやすくなった。

・一度にたくさんできる子にはもっとたくさん枚数が貼れるようにするとよい。

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16

【教 材 名】

文作りキット

【教科・領域】

国語

【対 象】

知・小学部

【ね ら い】

・文を構成する。

○教材の概要

○工夫点

・字を書くことに抵抗のある児童が、1人で文を作れるように、マグネット式

にした。

・単語ごとにマグネットカードを準備し、児童が考えて、自分で選べるように

した。

・いつ、だれ、助詞、動詞等、項目ごと(数字をつけて)に分けて配置した。

・マグネットカードとホワイトボードの貼る場所を対応できるように、数字を

つけた。

○効果・改善点

・写真を見て、マグネットを選び、自分で文を構成する姿が見られた。

・児童が使いたいと思う語彙が、すぐ準備できるようにする。

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17

【教 材 名】

幼音・濁音の単語帳

【教科・領域】

国語

【対 象】

知・小学部

【ね ら い】

・幼音や濁音などの読みの練習をする。

○教材の概要

・きゃ、きゅ、きょ、などの読み書きが上達するように、単語張にし、

一人でも学習できるようにした。

・裏には、表の文字を使う単語や、言葉が書いてある。

○工夫点

・文字の色を変えることで、違いが意識できるようにした。

○効果・改善点

・一人でも練習できる。

・普段あまりつかわない言葉も練習することができる。

(「ぐにゃんぐにゃん」など)

・意味がわからない単語もあるので、イラストやいっしょに学習する必要が

ある。

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【教 材 名】

アンパンマン棒さし

【教科・領域】

算数

【対 象】

知・小学部

【ね ら い】

・棒を探し、穴にさすことをとおして、位置や方向、順序を学習する。

○教材の概要

・穴に一本ずつさしていく。

○工夫点

・学習意欲が高まるように児童の好きなキャラクターを使った。

・持ちやすいように太めの筒を使った。

○効果・改善点

・さしてある筒をとったりする等、興味を示し、10 本中 4 本程度さすことがで

きるようになった。

・穴に注目しにくいため、穴に見やすくする印をつける等工夫する必要がある。

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19

【教 材 名】

すうじボード

【教科・領域】

算数

【対 象】

知・小学部

【ね ら い】

・数字と数字のマッチングが確実にできるようになる

・数字と数量が結びつくようにする

・ものをつまむことに慣れる

○教材の概要

・1から順に車が入っている入れ物を選び、貼っていく。

・5まで貼り終えたら、1から順に入れ物の中に車を片付ける。

○工夫点

・児童が好きな車のイラストを使用した。

・だんだん増えていくことが見てわかるように、間隔を均等にした。

・つまむ時に力が入るように、マジックテープを使用した。

○効果・改善点

・好きな車が出てくるので、数が多くても最後まで取り組むことができた。

・手先が不器用な児童だが、マジックテープの感触が気に入り、意欲的につま

んでは貼っていた。

・イラストはラミネートしてあるため、床に落ちると拾いにくく、そこに時間

がかかった。もう尐し分厚いものにイラストを貼るなどする必要がある。

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20

【教 材 名】

5分間時計

【教科・領域】

算数

【対 象】

知・小学部

【ね ら い】

・時計の学習で5分後、5分前の時刻を調べるときに使用する。

○教材の概要

・5分間の時間の長さを量として視覚的に理解できる。

○工夫点

・5分間を表すカラーシートを回転できるように時計の中心に固定する。

○効果・改善点

・10分を表すシートを追加した。

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21

【教 材 名】

10ずつ数える

【教科・領域】

算数

【対 象】

知・小学部

【ね ら い】

・10のまとまりを意識する。

・①が10集まると⑩になることを意識する。

○教材の概要

①箱の中の1円硬貨を10枚並べる。

②10枚並べ終わったら、すべて小箱に入れ、⑩のふたをする。

②小箱を「10,20・・・」と数え、端数の1円硬貨を「1,2、3」と

数え、答えとなる数字カード 23を貼る。

※前単元で⑩⑩→20円ということを学習している。

尐なくとも50までの数字カードを順に並べることができる児童の学習

○工夫点

・1,2、・・と書いてある10のマスに並べることで、確実性がある。

・磁石の数字カードを併用することで、数字を書けない児童でも表せる。

・数字板を10進法で並べているため、「10、20、1,2,3、」と指差し

しながら正解を確認できるようにした。

・実際の硬貨を使用することでお金の学習にも併用できる。

・児童の理解が進むに従い、10ますの中に書いてある「1,2、・・・」を消

したり、マスそのものを消したりする。

○効果・改善点

・この学習の後にプリントでの⑩①硬貨の問題につなげることができた。

23

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22

【教 材 名】

何時かな?

【教科・領域】

算数

【対 象】

知・小学部

【ね ら い】

・1時間単位の時計の読み方がわかる。

○教材の概要

・厚紙でカードを作り、2か所にマジックテープをつける。ラミネートをかけた

絵カードと文字カードの裏面にもマジックテープを付ける。

・時計の針の絵を見て、それに合った時間カードを選んで貼る。

・パネルに一覧にして提示してもよいが、一度にたくさんの情報があると負担

に感じる児童もいるので、一枚一枚にした。

○工夫点

・貼るとずれにくいマジック

テープを使用した。

・時計の絵は自由に取り外し

できるので他のバージョン

のカードに変えられる。

○効果・改善点

・時計の絵を見て、正しい時間のカードを選んで貼ることができた。

・他の時計の教材と合わせて使用することで、より理解が進んだ。

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【教 材 名】

診療科カードと症状カード

【教科・領域】

理科

【対 象】

知・高等部

【ね ら い】

・症状にあわせて診療科を選ぶことができる。

・症状を言葉で相手に伝えることができる。

○教材の概要

・症状カードを引き、診てもらう診療科と正しく結びつける。

・引いた症状を医師役に伝える。

○工夫点

・身近な症状をイラスト付で分かりやすく示した。

・生徒の選択場面を増やすために症状をカードにした。

○効果・改善点

・症状の言葉での表し方や、各診療科が担当する症状を知ることができる。

・症状によって、複数の診療科が想定されるので、生徒が混乱してしまうこと

がある。

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【教 材 名】

曲「クシコスポスト」の馬

【教科・領域】

音楽

【対 象】

どの学部・学年でも

【ね ら い】

・「クシコスポスト」は、「クシコスの郵便馬車」とも邦訳される、わが国では

運動会で大変親しまれている曲である。馬の尻に鞭を打つことで、曲の拍を

体感させる。

○教材の概要

・エレクトーンの簡易椅子に色画用紙で頭部を、紙テ

ープで尻尾を付けたものである。

○工夫点

・馬車をよりイメージできるよう、鞭は竹バチに紙テー

プをつけたもの、車椅子の後ろには“荷台車”を用意した。

○効果・改善点

・「ピシッ!」という音質的には、よかった。

・生徒によっては車椅子の高さが違うので、馬の高さを高く調整できるように

する必要があった。

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25

【教 材 名】

手作りタンポと型

【教科・領域】

図画工作

【対 象】

知・小学部

【ね ら い】

・図画工作の授業で、簡単できれいに模様を描く。

○教材の概要

・画用紙の上で型を押さえ、そこに絵の具をつけたタンポで叩く。

・タンポはトントン叩いたり、画用紙にこすりつけたりする方法がある。児童

に合わせて、使い方を変えることができる

○工夫点

・丸や四角、星など、さまざまな型があるので、場面に合わせて模様を使い分

けることができる。

○効果・改善点

・型を外した時にくっきり残る模様を見て驚く姿が見られた。

・型を画用紙に敷くと他の部分が隠れてしまうため、狙ったところに模様を付

けたり、重ねて模様を付けたりすることが難しい。

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26

【教 材 名】

組み合わせシート

ワークシート

【教科・領域】

家庭科

【対 象】

知・高等部(産技)

【ね ら い】

・組み合わせ配置シートやワークシートの視覚支援で思考を深めたり、イメー

ジをつかむことができるようにする。

○教材の概要

・食事の組み合わせ「一汁二菜」で配置を考えるためのシート【①】を作成

した。

・市販の『実物大 そのまんま料理カード』(群羊社)を使って食事の組み合

わせを考える時に、シートの上に直接食品カードを並べて、組み合わせを

見ることができる。【①】

・ワークシートは写真や絵を挿入し、カラー印刷にして見やすくした。【②】

○工夫点

・組み合わせシートは、ラミネート加工をしてマグネットをつけることで、

ホワイトボードに貼って配置した料理カードを見合うことができる。

○効果・改善点

・思考を深めたり、イメージをつかむために写真や絵カードを使用して自分で

組み合わせを配置することができた。

ワークシート【②】

組み合わせシート【①】

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【教 材 名】

1週間カレンダー

【教科・領域】

生活・算数

【対 象】

知・小学部

【ね ら い】

・1週間の見通しをもつ(学校に来る日、休みの日)。

・「きのう」「きょう」「あした」がわかる。

○教材の概要

・1週間の日にち、曜日を貼る。

・下段に、行事や休み等のカードを貼る。

・毎朝「きのう」「きょう」「あした」カードを貼り直す。

○工夫点

・児童の実態に応じて、1週間終わるまで貼ったままでもよいし、一日の終わ

りがわかりやすいように、一日分ずつボックスに片付けてもよい。

・児童が、自分でカレンダーを構成できるように、色分けした日にちカードを

準備した。

○効果・改善点

・1週間の終わりに、来週のカレンダーを進んで作った。

・「きのう」「きょう」「あした」がわかるようになった。

・学校に来る日と休みの日がわかるようになった。

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【教 材 名】

①給食メニューカード

②メニュー構成表

【教科・領域】

日常生活の指導

(国語)

【対 象】

知・小学部

【ね ら い】

・係活動として給食メニュー係の仕事ができる。

(・国語で、メニューの写真カードと単語カードの対応をする。)

○教材の概要

○工夫点

・主食や主菜、副菜、汁物等を色別の箱に分け、メニュー表の色と対応させた

・探しているメニューカードと違うものを入れる箱も色分けしてそれぞれ用意

することで、すべてのカードが混ざらないようにした

○効果・改善点 ・実際の給食の写真を用いることで、興味関心が高まり、係活動や課題に取り組めた

・国語では、単語カードと写真カードの対応をしていたが、文字での単語構成へと広がっている

①給食メニューカード ②メニュー構成表

実際の給食メニューの写真を使用

探しやすいように主菜や副菜等で分類分け

して、色分けしたかごを2つ用意した

かごの色と対応している

違うものはもう一つのかごへ 合っているものを構成表に貼る

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【教 材 名】

模擬運賃箱

【教科・領域】

生活単元学習

【対 象】

知・小学部

【ね ら い】

・バスの運賃の払い方を学習するときに使用する。

○教材の概要

・段ボール箱に空き箱や空き容器を付け、お金を入れら

れるよう穴が開いている。

・お金を入れる箇所は2つあり、赤枠で囲まれた所と両

替機の所であり、赤枠で囲まれた所には空き缶が設置

されており、お金が落ちると音が鳴る仕組みである。

・実際に児童が利用するバスの運賃箱の写真を撮り、そ

れを貼っている。

○工夫点

・実際の運賃箱の色や表示、大きさを再現している。

・正しい場所にお金を入れると、「チャリン」と音が鳴る。

・両替機にもお金を入れる穴があり、「ここには入れない」ということを指導す

る際に役立つ。

○効果・改善点

・実際のバスでも両替機と運賃箱は混同することもあり、事前に間違えないよ

う練習する教材として使うことで、本番で失敗することがほとんどなかった。

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30

【教 材 名】

模擬整理券箱

【教科・領域】

生活単元学習

【対 象】

知・小学部

【ね ら い】

・公共交通機関にある整理券の取り方を学習するときに使用する。

○教材の概要

・段ボール箱に整理券を通す穴が開いており、裏から

整理券を送り出し、それを反対から取る。

・整理券には番号が振ってある。

○工夫点

・実際の整理券箱の表示や大きさを再現している。

・児童や教師が箱の裏から整理券を出し、それを他の

児童が取る、といったやりとりが可能である。

○効果・改善点

・事前に間違えないよう練習する教材として使うことで、実際に公共交通機関

を利用するときに正しく整理券を取ることができた。

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【教 材 名】

じゃんけんカード

【教科・領域】

生活単元学習

【対 象】

知・小学部

【ね ら い】

・じゃんけんを出すことが難しい児童が、じゃんけんを使った遊びに参加する

ことができる。

○教材の概要

・自分が出そうと思うじゃんけんの

カードを教師に渡すことで

じゃんけんを使った遊びに参加

する。

・じゃんけんの意味や勝敗の理解が

難しい児童もカードを 1枚選ぶ

ことで、じゃんけんを使った遊び

に参加できる。

・マジックテープで固定しているの

で落ちにくく持ち運びすること

ができる。

○工夫点

・グー、チョキ、パーの絵が貼ってあるサイコロを使ったこともあるが、どう

してよいか分かりにくかったようである。そこで、いつもの学習でしている

カードを選ぶ方法にしたら嫌がらずにカードを 1枚選ぶことができた。

○効果・改善点

・「はないちもんめ」などのじゃんけんを使った遊びに参加する時に使うことが

できた。

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【教 材 名】

一人でできるお菓子作り

【教科・領域】

作業学習(菓子製造班)

【対 象】

知・高等部

【ね ら い】

・手順書に従い、準備から後片付けまでの一連の工程を一人で行うことが

できる。

○教材の概要

(表1) (裏1) (表2) (裏2)

▲写真レシピ ▲文字レシピ

・レシピはA4サイズ、両面1枚で収まるように作成する。

・ソフトカードケースにレシピを入れて使用する。

○工夫点

・「道具の準備」「材料の準備」「レシピ」と「後片付け」の工程表をひとまとめ

にし、準備・製造から後片付けまでの活動を自分で判断して進めることがで

きるようにした。

・写真付きと文字のみの2種類のレシピを用意し、生徒の実態に応じて使い分

けができるようにした。

・磁石の置き場所を●で示し、磁石を置くことで「今どの工程をしているのか」

確認ができる。

・ソフトカードケースを使うことで、レシピの出し入れができる。

○効果・改善点

・教員の指示がなくても、レシピを見て、自分で判断して作業を進めることが

できるようになった。

・企業就労を目指す生徒のレベルアップ用として、写真なしのレシピに加え、

磁石をなくし、指さし確認で工程を確認するレシピも用意したい。

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【教 材 名】

雤ふり水族館

【教科・領域】

音楽、自立活動

【対 象】

分教室、訪問学級

【ね ら い】

・雤ふりや水族館の雰囲気を味わう。

・魚や泡の動きを追視する。

○教材の概要

・ビニール傘に、魚や泡の形に切り取った

ホログラム色紙やセロファンを貼る。

・傘の周囲に、雤に見立てたビーズをぶら

さげる。

・「雤ふり水族館」(クレヨンハウス 中川

ひろたか)の曲に合わせて傘を動かす。

○工夫点

・魚をキラキラ光るホログラム色紙

にした。

・傘を回した時に魚が群れで泳いで

いるように見えるように、魚の向

きをすべて同じにした。

○効果・改善点

・曲に合わせて傘をゆっくり回すことで、魚や泡を追視する様子が見られた。

・傘の中にすっぽり入ることで、より幻想な雰囲気を味わうことができた。

・傘に鈴をつけることで視覚が弱い児童にも楽しめる教材となる。

・ビニール傘を透明の水色にすると、より水の中の雰囲気が出る。

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【教 材 名】

雪のバルーン(一人用)

【教科・領域】

音楽、自立活動

【対 象】

分教室、訪問学級

【ね ら い】

・雪の曲を聴きながら、雪の降る雰囲気を味わう。

○教材の概要

・半透明の白布(1m×1m)に発泡

スチロールの球(直径 1.5㎝~2㎝)

を両面テープでランダムに貼る。

・「雪」「雪から生まれた雪太郎」等の

曲に合わせて、児童の顔の上でふわ

りふわりと揺らす。

○工夫点

・雪を立体的に感じられるように、

シールではなく球を使用した。

○効果・改善点 ・布を大きくすることで、雪空をよりダイナミックに感じることができる。

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【教 材 名】

かくれんぼハウス

【教科・領域】

自立活動、国語等

【対 象】

学部、学年を問わない

【ね ら い】

・簡単な質問「これなあに?」に答える。

○教材の概要

・A4ファイルに家の絵を描き、

ドアと窓の部分は開くように

切り込みを入れる。

・中には市販の絵カード等を置く。

○工夫点

・フラットファイルを切り抜いて手軽に作成できる。

・中には市販の絵カード等を置けるように枠を作った。

・一つ開くだけでは答えがわかりにくいようにした。

○効果・改善点

・何が入っているのか知りたくて、意欲的に活動できた。

・名称がわからない時に「おしえて」という言葉が出るようになり、ヘルプの表

出や語彙を増やすことにも役立った。

・絵カードを重ねておくと、次のカードが見えてしまうため、一枚毎に白紙を

挟むようにした。

ドアをあける 窓をあける

両方あける

答えはエビフライ

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【教 材 名】

おむすびころりん

【教科・領域】

遊びの指導

【対 象】

知肢・小学部

【ね ら い】

・遊びを通してお話の世界を楽しむ。

・玉転がしの遊びをとおしてお話の理解を手助けする

○教材の概要

・おむすびが転がる様子を視覚化する。

底に穴を開けたザルにゴルフボールを落とし、雤どいを通って、転がり、最

後は木琴とタンブリンで落ちる音を表わしている。

・ねずみの国を感じるように、また、ゴルフボールが他へ転がっていかないよ

うに、ねずみの絵を貼った囲いを用意する。

○工夫点

・ゴルフボールの転がっていく様子を見たり、音を楽しんだりできる。

・ボールを持って入れるという、児童ができ、好きそうな活動を取り入れて、

興味が持てるようにした。

○効果・改善点

・といの高さを変えたり、設置方法を変えたりする。

・発展として、わんぱく集会で、他児とともにダンスをしたり歌を歌ったりし

た。

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【教 材 名】

いもほり

【教科・領域】

自立活動・遊び

【対 象】

肢・小学部、訪問等

【ね ら い】

・ひもを引っ張り、出てくるさつまいもを見る。

・さつまいも掘りの事前学習で使う。

・人形に触る。

○教材の概要

・キルティング地でエプロンを作り

いも畑やいもの葉、カゴ等を縫い付ける。

・フェルトで動物、さつまいもを作る。

動物には付けたり取ったりできるように

マジックテープを付ける。

・エプロンを身につけて、いもほりを楽しく

演じる。

○工夫点

・空をイメージしたキルティング地でエプロンを作った。

○効果・改善点

・触ると、柔らかい手触りである。

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【教 材 名】

SST用プリント集

「なんちゃって鎌倉物語」

【教科・領域】

自立活動

【対 象】

知・高等部

【ね ら い】

・学校生活においてトラブルとなった場面やその解決策をアニメーションで

表すことで、他者の気持ちの理解や自分の適切な行動を促す。

○教材の概要 (一部抜粋)

○工夫点

・本生徒の大好きなアニメーションの中に、本生徒自身を登場させることで

興味がもてるようにした。

・実際にトラブルがあった場面をわかりやすいストーリーにして、適切な行動

やキーワードを示した。

○効果・改善点 ・とても興味を持ち、一緒にロールプレイすることができた。

・学校生活において意識的にキーワードを使って声かけすると適切な行動が

できることもあったが、定着するには至らなかった。

<登場人物>

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【教 材 名】

マカトンサインのかるた

【教科・領域】

自立活動

【対 象】

理解言語はあるが表出

言語のない児童生徒

【ね ら い】

・マカトンサインを楽しく覚える。

○教材の概要

・市販のカードの裏面に

マカトンサインの線画

イラストを貼り、ラミ

ネートする。

・かるた遊びのように机上

にカードを並べイラストの

意味に応じたカードを取る。

○工夫点

・覚えることが苦手な子のために、遊びの中で楽しめるようにした。

・市販のカードを利用したため、サイズが揃い簡単に作成できた。

○効果・改善点

・遊びの形にしたことで、意欲的に取り組むことができた。

・その時に覚えてほしいカードだけをピックアップして、無理なく学習するこ

とができた。

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【教 材 名】

入れ忘れ0作戦

【教科・領域】

自立活動

【対 象】

知・高等部

【ね ら い】

・下校時、忘れがちな物を自分で気がついてかばんに入れる。

(忘れ物が多い生徒)

○教材の概要

・入れ忘れしやすい5点のカードを

見ながら、かばんに物を入れてい

く。入れたらカードを下方の白マ

ジックテープの所に移す。

○工夫点

・マジックテープの色を黒白にすることで、まだ入れていない物、入れた物の

区別をつきやすくした。

・マジックテープからマジックテープへ移すため、カードを紛失しにくい。

・カードは絵を中心にし、文字の読みが苦手でも見てすぐにわかるようにした。

○効果・改善点

・毎日、「○○入れた?」と先生から声かけされて入れ忘れに気づいていた生徒

だったが、この教具を使うことで、自分で簡単に確認でき、入れ忘れがなくな

り、気持ちよく下校できるようになった。

マジックテープ

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