37
2017121商工労働部中小企業支援室 大阪府IoT推進Lab事業 「IoTリーンスタート!」で 「IoT先進都市・大阪」をめざす。 大阪府商工労働部中小企業支援室 平成29年12月 IoTリーンスタート!セミナー 資料

大阪府IoT推進Lab事業 - m-osaka.com · iot=センサーから秒単位で機械の回転数、温度、gps情報ほか、膨大なデータが発生。 これを蓄積、解析(アナリティクス)すると、これまで判らなかった知見が得られる。

  • Upload
    others

  • View
    1

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: 大阪府IoT推進Lab事業 - m-osaka.com · iot=センサーから秒単位で機械の回転数、温度、gps情報ほか、膨大なデータが発生。 これを蓄積、解析(アナリティクス)すると、これまで判らなかった知見が得られる。

2017年12月1日商工労働部中小企業支援室

大阪府IoT推進Lab事業

「IoTリーンスタート!」で

「IoT先進都市・大阪」をめざす。

大阪府商工労働部中小企業支援室

平成29年12月

IoTリーンスタート!セミナー 資料

Page 2: 大阪府IoT推進Lab事業 - m-osaka.com · iot=センサーから秒単位で機械の回転数、温度、gps情報ほか、膨大なデータが発生。 これを蓄積、解析(アナリティクス)すると、これまで判らなかった知見が得られる。

2017年12月1日商工労働部中小企業支援室 1

Internet of Things (インターネット オブ シングス)(ケビン・アシュトン 英1999)

モノのインターネット様々な「モノ」をインターネットの仕組みを使って、相互に接続・通信すること。

1)データの収集・見える化

2)情報を解析し、新たな有意な情報を得る。

3)各種装置の操作・制御も行う。

○モノ=家電、自動車、PC、スマホ、カメラ、センサー、ICタグ、製造装置

○インターネットを介してこれらのモノを識別・制御する。

○ICタグ×1とスマートフォン×1の組合せでもIoTが成立。

IoTとは?

( IT用語辞典ホームページ http://e-words.jp/w/IoT.html)

空間・時間を超えて様々なコトができる可能性!しかも安い。やりようによっては簡単。

Page 3: 大阪府IoT推進Lab事業 - m-osaka.com · iot=センサーから秒単位で機械の回転数、温度、gps情報ほか、膨大なデータが発生。 これを蓄積、解析(アナリティクス)すると、これまで判らなかった知見が得られる。

2017年12月1日商工労働部中小企業支援室 2

1.IoT=企業情報をインターネットで公開するわけではない。社内のみLANでOK

2.見える化だけで良い。

センサー情報などの収集、解析(アナリスティック)、コントロール

3.ビッグデータ、AIなどは必須ではない。

見える化と経験値からのカイゼンでも効果があがる

4.ウチとは無縁?

電子商取引化率26.5%、クラウド利用率38.1%、親企業依存度50%以上43%⇒IT化、IoT化の波はどの企業にも。ついていかないと取引先から離脱?

全業種で人手不足

5.3S・ITも重要!IoT導入が目的ではない。他の方法で効果があがれば良い。

IoTによくある誤解

+自立

Page 4: 大阪府IoT推進Lab事業 - m-osaka.com · iot=センサーから秒単位で機械の回転数、温度、gps情報ほか、膨大なデータが発生。 これを蓄積、解析(アナリティクス)すると、これまで判らなかった知見が得られる。

2017年12月1日商工労働部中小企業支援室 3

Industry4.0(第4次産業革命)

インターネットの隆盛とスマートフォン等の情報通信端末の普及、各種デバイスの発展などを背景

に、IoT、ビッグデータ、AIなどを組み合わせ、原材料確保から顧客管理に至るビジネスプロセス全体

を自動化する「インダストリー4.0」の動き。

ドイツが、シーメンスなどの企業と協力し、国策として取り組み始めた「Industrie 4.0」が最初。

製造業の革新を目指す戦略的プロジェクト

ドイツ Siemens、BOSCHなど。日本では、コマツ「KOMTRAX」 など。アメリカ GE など。

第1次産業革命 19世紀イギリス ワットの蒸気機関第2次産業革命 20世紀USAほか 電力・機械を用いたマスプロ第3次産業革命 20世紀末 コンピュータ・エレクトロニクスを使ったオートメーション

に 続くもの、

「第4次産業革命」インターネットで製造ライン、サプライチェーン・顧客をつなぐ狙い

(まだ企業間では進んでいない。ドイツでも中小企業への普及はまだまだ。)

Page 5: 大阪府IoT推進Lab事業 - m-osaka.com · iot=センサーから秒単位で機械の回転数、温度、gps情報ほか、膨大なデータが発生。 これを蓄積、解析(アナリティクス)すると、これまで判らなかった知見が得られる。

2017年12月1日商工労働部中小企業支援室 4

IT/IoT関連 その他のイノベーション用語

ビッグデータIoT=センサーから秒単位で機械の回転数、温度、GPS情報ほか、膨大なデータが発生。これを蓄積、解析(アナリティクス)すると、これまで判らなかった知見が得られる。※ 異常時の回転数、操作者などを分析し、異常が起きにくい条件を見つけるなど。AI用教材となる。

AI (人工知能)機械学習、深層学習により、大量のデータを、機械的に学習させることで、認識能力が向上。※アルファ碁、自動運転・音声認識、画像認識に活用)

AR (拡張現実)現実の空間にコンピュータの情報を付加する。展示物をゴーグル着用で視ると対象物の詳細な説明が表示されるなど)

フィンテックIT技術を使った新規金融サービス・電子決済。交通系ICカード、ビットコイン、電子マネー

オープンイノベーション自社製、自社開発にこだわらず、他社・研究者・大学等の技術や資源を活用、迅速に開発を進める。

Page 6: 大阪府IoT推進Lab事業 - m-osaka.com · iot=センサーから秒単位で機械の回転数、温度、gps情報ほか、膨大なデータが発生。 これを蓄積、解析(アナリティクス)すると、これまで判らなかった知見が得られる。

2017年12月1日商工労働部中小企業支援室 5

「アンベルク工場」:工場向けオートメーション機器を製造。

オンデマンド体制。受注から24時間以内の出荷が可能。

工場内の1000の製造ユニットがインターネットで指示を受け、自動で部品を集め組み立てる。

従業員は画面モニターと入力・操作のみ。より効率的な生産プロセスを考案することに集中。

IoTの典型事例: ドイツ シーメンス スマートファクトリー

※BMWの組立工場を中国にフルターンキー

システムで納入。現地作業員は単純な操作だけで、ノウハウが不要(学習機会もない。)

(同社HPおよびレポート、日経ビジネス等の記事)

大阪の中小企業にそのまま持ってきても、無理!

Page 7: 大阪府IoT推進Lab事業 - m-osaka.com · iot=センサーから秒単位で機械の回転数、温度、gps情報ほか、膨大なデータが発生。 これを蓄積、解析(アナリティクス)すると、これまで判らなかった知見が得られる。

2017年12月1日商工労働部中小企業支援室 6

・「KOMTRAX=Komatsu Machine Tracking System)」(2001年)

建機のセンサー、GPS、カメラの情報を、インターネットで コマツに送信し稼動状態を把握。

・スマートコンストラクション

ドローンで自動的に測量した図面を元に、施工図面を作成し、施工計画も策定。建機に送るこ

とで自動または半自動で、熟練オペレーターの品質で施工までを実施。

人手不足に対応、建機稼動率平準化、工期短縮など大幅な効率化。工程管理も。

IoTの典型事例: コマツ KOMTRAX :建機の遠隔管理から 土木施工自動化へ

(コマツテクニカルレポートNo150、経済産業省プレゼン資料)

いつの間にか業態が製造業からコンサルティングへ

Page 8: 大阪府IoT推進Lab事業 - m-osaka.com · iot=センサーから秒単位で機械の回転数、温度、gps情報ほか、膨大なデータが発生。 これを蓄積、解析(アナリティクス)すると、これまで判らなかった知見が得られる。

2017年12月1日商工労働部中小企業支援室 7

■国策

・海外と比べてIoTに関する国策は周回遅れ

・IoTの浸透に伴い、経済成長・国際競争力に影響する恐れがある。

■産業界

・現状、民間の技術力は先端にいるが、国際企画の標準化競争には出遅れ。社会保障・医療などの分野が弱い。

・地方・中小企業ではさらに取組みが遅れているが、先進事例は少なくない。

・IoT導入に意欲的な企業では、成果が顕在化しつつある。

■地方

・IoT推進Labの実証事業の成果を活用し「地方版IoT推進Lab」(経済産業省)に取り組む。

日本のIT/IoT政策

(大商など関西18商工会議所の中堅・中小製造業439社アンケート H27.10)

・76.1%がIoTやIT技術の活用に関心あり。41.2%が生産ラインの効率化に期待。

・一方、64.7%が「関心はあるが、活用方法がわからない」。

・メリットや費用対効果のわかりにくさ、社内人材の乏しさを指摘する声。

(経済産業省資料・インターフュージョンコンサルティング・2015/11大阪商工会議所「製造現場におけるIT活用に関する調査」)

中小企業:導入手法・費用対効果?社内IT人材がいない。

Page 9: 大阪府IoT推進Lab事業 - m-osaka.com · iot=センサーから秒単位で機械の回転数、温度、gps情報ほか、膨大なデータが発生。 これを蓄積、解析(アナリティクス)すると、これまで判らなかった知見が得られる。

2017年12月1日商工労働部中小企業支援室 8

シンプル 安く 小さく!□とりあえず「見える化だけ」

□スマホ・RFIDタグなど安価な方法

□とりあえず、一部導入から

理念: 大阪府が先導!中小企業に最適なIoT=「IoTリーンスタート!※」

「大阪府IoT推進Lab」事業・多様なプレイヤーが支援大阪府、大阪産業技術研究所、大阪産業振興機構、東大阪市、大阪商工会議所、大阪市都市型産業振興センター、りそな銀行

社内人材不足をカバー!□システムインテグレイター紹介!□業種や使用デバイスにより選定□i-RooBo Network Forum

大阪府IoT推進Lab事業(IoT先進都市・大阪)

IoTマッチング

第1段階 「IoTリーンスタート」の取組を誘導

IoT診断・IoTマッチング事業の「卒業生」をネットワーク化!□Webでブランド化(「匠“IoT”:例)□「IoTリーンスタート!セミナー」の場で成果発表

第2段階 IoTエコシステムの構築による導入拡大

※IoTリーンスタート「最小限の事業から始める」という意シリコンバレー発の起業手法「リーンスタートアップ(Lean Start Up)」から名付けたもの

情報不足を解決!□年3回・情報提供・成果発表□IoTリーンスタートの理念普及□IoT診断・マッチング事業へ誘導

IoTリーンスタート!セミナー

導入方法・効果がわかる!□中小企業診断士が企業訪問□IT/IoT導入部分・方法を診断□大阪府中小企業診断協会

3大阻害要因を除去! 「導入方法が見えない。費用対効果が見えない。社内IT人材不足」

阻害要因をつぶす!

IoT診断

Page 10: 大阪府IoT推進Lab事業 - m-osaka.com · iot=センサーから秒単位で機械の回転数、温度、gps情報ほか、膨大なデータが発生。 これを蓄積、解析(アナリティクス)すると、これまで判らなかった知見が得られる。

2017年12月1日商工労働部中小企業支援室 9

大阪府IoT推進Lab セミナーのお知らせ 次回 H30.2月

IT/IoTを活用して。。イノベーションは中小企業から!

IoTリーンスタート!セミナー年 月 日(火曜日) 大阪イノベーションハブ

(グランフロント大阪ナレッジキャピタルタワーC 7階)

大阪府では、「シンプルに、安く、小さく始める」、中小企業にあった「IoTリーンスタート※」の理念を提案。IoTに早く着実に取り組むヒントを提供。

既に取組みをはじめた企業をご紹介するとともに、IoTが実現する魅力的な職場、働き方を考えるセミナー。

次回2月以降 予定(詳細は年明け発表・受講者募集開始予定)

Page 11: 大阪府IoT推進Lab事業 - m-osaka.com · iot=センサーから秒単位で機械の回転数、温度、gps情報ほか、膨大なデータが発生。 これを蓄積、解析(アナリティクス)すると、これまで判らなかった知見が得られる。

2017年12月1日商工労働部中小企業支援室 10

診断結果を元に! 最適なSierを紹介!

IoT診断・IoTマッチング

IoT導入の具体的方法がわからない!

IoT導入による費用対効果が知りたい!

「IoT診断員」(IT/IoTに強い中小企業診断士)が企業を訪問。どの業務プロセス・場所に、どれくくらいの規模

でIoTを導入するかを診断します。協力:大阪府中小企業診断協会

IoT診断 IoTマッチング社内にIT人材がいない!

ソフトウェア、センサーなどのデバイス、通信回線などを組み合わせ、導入企業のニーズにあったIoTシステムを構築する「システムインテグレーター」(SIer)を紹介!協力:i-RooBO network forum

大阪府IoT推進ラボからの提案

中小企業に似合うIoTがある!

「IoTリーンスタート※」

「シンプル!安く!小さく!」

※IoTリーンスタート「最小限の事業から始める」というシリコンバレー発の起業手法「リーンスタートアップ

(Lean Start Up)」から名付けました!

Senser Camera RFID Mobile TouchPad WiFi PC FA Robotics QR…

□ IoT導入の具体的方法と、最低限必要なシステムインテグレイター=アウトソーシング先を紹介□ 導入にかかる費用は、経営者が負担。初期投資は経済産業省補助金の併用可・推奨。□ 一般の中小企業と地域のITベンダーの接点を創出。

⇒中小企業のIT/IoT化を力強くサポート!

Page 12: 大阪府IoT推進Lab事業 - m-osaka.com · iot=センサーから秒単位で機械の回転数、温度、gps情報ほか、膨大なデータが発生。 これを蓄積、解析(アナリティクス)すると、これまで判らなかった知見が得られる。

2017年12月1日商工労働部中小企業支援室 11

【募集対象企業】府内に事業所を有する中小企業 30社(平成29年度中)

【申込み方法】1.「IoT診断申込書」の請求

「大阪府 電子申請システム」からお申込みください。折り返し大阪府からIoT診断申込書を送信します。

2.「IoT診断申込書」の提出「IoT診断申込書」に必要事項を記入しメールで大阪府に提出してください。※診断実施企業が30社に達した場合、受付を終了させていただきます。

【診断対象企業の選定等】「IoT診断申込書」受付後、IoT診断員と大阪府担当者による書類審査で診断対象企業を選定します。選定された各企業の業種・業態などを参考に担当するIoT診断員を決定します。

□大阪府 電子申請システムhttps://www.shinsei.pref.osaka.lg.jp/ers/input.do?tetudukiId=2017060068

IoT

診断申込書送付

請求

(電子申請)

IoT

診断書送付

(大阪府から)

IoT

診断書提出

(内容を記入しM

ail!

で)

書類審査

(中小企業診断士・大

阪府)

企業を訪問

(中小企業診断士・大

阪府)

IoT

評価・診断書

(メールで送信)

導入方針の決定

(対象企業で判断!)

IoT

マッチング

(i-Ro

oB

oN

etwo

rk Fo

rum

システムインテグレー

ター紹介

(Maiil

で通知)

診断実施企業・

システムインテグレー

ター・

(費用・契約・方法を

相談)

IoT診断・IoTマッチングの流れ

Page 13: 大阪府IoT推進Lab事業 - m-osaka.com · iot=センサーから秒単位で機械の回転数、温度、gps情報ほか、膨大なデータが発生。 これを蓄積、解析(アナリティクス)すると、これまで判らなかった知見が得られる。

2017年12月1日商工労働部中小企業支援室 12

IoT導入の効果(1)

・離れた場所を事務所から見える化 行き来が不要になる。・ペーパーレス化・図面・データ共有では、検索時間・二重入力・手書き時間が不要に。省時間数に人件費をかけて、効果を予測可能。

・見える化によって、ムリ・ムダ・ムラが把握できるようになると、生産性向上・新たなカイゼンの出発点に。(ここからが本当の出発点)・課題発見により、生産管理・工程のカイゼンなどにより、実際の生産性向上・効率・リードタイムの短縮等が可能に。(ここからが本当の効果)

・前提条件として。3S・カイゼン活動等がある程度すすんでいると取り組みやすい。受発注業務などである程度ソフトウエアの導入が進んでいると取り組みやすい。

・導入効果・生産性向上により、人員の余裕、投資余力が生まれたら?単なるコストカットではなく、新たな価値を生む活動へ。→作業環境改善(人材確保にプラス)!新たなIT設備投資・生産財の更新等!

Page 14: 大阪府IoT推進Lab事業 - m-osaka.com · iot=センサーから秒単位で機械の回転数、温度、gps情報ほか、膨大なデータが発生。 これを蓄積、解析(アナリティクス)すると、これまで判らなかった知見が得られる。

2017年12月1日商工労働部中小企業支援室 13

管理・業務(バックオフィス系)

IoT導入の効果(2) ITが効く部分、IoTが効く部分

作 業

動き 働き

ム ダ(すぐに省けるもの)

無駄(設備起因)

むだ(むだな作業)

付加価値を生む作業

前工程SCM受注・仕入れ 後工程EC・CRM

作業の10~20%が付加価値を生む正味作業3S・カイゼンは、全プロセスでムダをなくす効果IoTによる見える化は、さらなるカイゼンの気づきをもたらす。→リードタイム短縮により大幅なムダの排除・生産性向上の可能性

基幹システムの導入などIT化が効果

設備投資とともにIoTが効果的

生産性向上は設備更新や訓練で!

監視や手書き他 IoTでなくせる場合

Page 15: 大阪府IoT推進Lab事業 - m-osaka.com · iot=センサーから秒単位で機械の回転数、温度、gps情報ほか、膨大なデータが発生。 これを蓄積、解析(アナリティクス)すると、これまで判らなかった知見が得られる。

2017年12月1日商工労働部中小企業支援室 14

鉄工所から夢工場へ 24時間無人稼動の工場を実現。●約8割が1点ものオーダーメイド製作、多品種単品

●昼夜問わずの24h無人化加工、短納期加工実現

●若手社員が活躍するモノづくり企業

●技術職に就ける

●充実した教育カリキュラム・社員食堂・垣根のない職場環境

自動化により、従業員は、WEB制作、デザイン・企業プロ

モーションなど、クリエイティブな業務にシフト。

事例1:HILLTOP株式会社 中小企業が実現できるスマート工場

Page 16: 大阪府IoT推進Lab事業 - m-osaka.com · iot=センサーから秒単位で機械の回転数、温度、gps情報ほか、膨大なデータが発生。 これを蓄積、解析(アナリティクス)すると、これまで判らなかった知見が得られる。

2017年12月1日商工労働部中小企業支援室 15

キーレスエントリー他システムを駆使して従業員は接客に専念。自動精算機・暗証番号、グループウエアの導入宿泊システムのプライベートクラウド化・顧客情報一元管理・全社共有)

ネット予約(他社・自社)の自動取込み経理自動仕訳・データウェアハウス構築(次期ITソリューション:手集計の廃止)ECOチェックイン(アライバルカードの電子化)

夜間の解錠業務から従業員を解放

(暗証番号のコールセンター対応)

直接の接客を大切に

細やかな顧客データで思い出しを可能に

ぐっすり眠れるホテル品質を確保し、

顧客満足度向上!

事例2:スーパーホテル 生産性向上によるサービス向上

Page 17: 大阪府IoT推進Lab事業 - m-osaka.com · iot=センサーから秒単位で機械の回転数、温度、gps情報ほか、膨大なデータが発生。 これを蓄積、解析(アナリティクス)すると、これまで判らなかった知見が得られる。

2017年12月1日商工労働部中小企業支援室 16

・タレットパンチプレスやレーザー加工を主とする金属加工業。

・スポット溶接工程で、スポット忘れの発生でリカバリー、クレーム対応等大きな手間暇。得意先にも迷惑。

・スポット回数のカウンターで解決できないか?

・Arduino、電磁センサー等の市販電子部品を用い、オ

ープンソース化されている回路・データ等も活用し、プ

レス機等の動作回数をカウントするIoTユニットを開発。

開発製品は、外販へと新規ビジネスへと展開。

試作品

スポット溶接製品 筐体や基盤、PC接続端子も設け製品化

事例3:精密プレス工業株式会社

Page 18: 大阪府IoT推進Lab事業 - m-osaka.com · iot=センサーから秒単位で機械の回転数、温度、gps情報ほか、膨大なデータが発生。 これを蓄積、解析(アナリティクス)すると、これまで判らなかった知見が得られる。

2017年12月1日商工労働部中小企業支援室 17

全取扱いアイテム75万点のねじのデジタルカタログ化カタログを電子化。ホームページに設置し、迅速に検索できる環境を顧客に提供。

システムのオープン化COBOL要員不足を解消するシステムのオープン化を実現

2011年~2014年

担当者1人当たりアイテム数 24%増

欠品が44%減、在庫日数が7%減 (同じ人員で付加価値・効率向上)

事例4:サンコーインダストリー株式会社:効率化(在庫・調達管理)

(2014年09月29日大谷イビサ/TECH.ASCII.jp 写真 曽根田元)

東大阪物流センタ ロータリーラック

SHIPS( Sunco High Performance System )

常にすべてのアイテムの在庫をストック。すべての商品をコンピューターに登録し、前日までの仕入・受注・在庫状況から翌朝のアイテムごとの発注量を提示するシステム。

APIM

どれくらい在庫数が減ったら発注をかければよいかを算出するシステム。

需要予測システム

リスクマネジメントアドバイザリーの助言により、アイテムごとの需要を予測。適正在庫量の判断と発注量を管理。

ロボット倉庫1970年代から導入。システムと連携させることで、納品・発注から発送までを大幅に自動化

多数のアイテムが存在するネジ。ひとつの顧客が扱うネジのアイテムはほぼ不変だが、新規顧客開拓には取扱いアイテムの拡大が必須。

Page 19: 大阪府IoT推進Lab事業 - m-osaka.com · iot=センサーから秒単位で機械の回転数、温度、gps情報ほか、膨大なデータが発生。 これを蓄積、解析(アナリティクス)すると、これまで判らなかった知見が得られる。

2017年12月1日商工労働部中小企業支援室 18

事例5:株式会社繁原製作所 :受注データ(設計・工程設計)を活かしたCRM

・小ロットの精密な金属部品(レースカーのギヤなど)に特化した受注体制。特殊な用途であることから、短納期での納品が必要・試作品については、生産工程の設計をあわせて受注。・顧客の発注データは、すべて保存。再発注や、仕様変更に即応。

特殊な一品ものでありながら、受注データとCAD/CAMデータ、紙図面を統合されたデータベースで管理することで生産工程・だんどりを短時間に整え、迅速に生産することにより、短納期で高精度の製品を納入できる。

(同社HP)

トヨタ86EV の減速ギアを受注 2016年の全日本EVレース大会で活躍中。技術力・企業イメージのアピールにより受注増につながっている。

Page 20: 大阪府IoT推進Lab事業 - m-osaka.com · iot=センサーから秒単位で機械の回転数、温度、gps情報ほか、膨大なデータが発生。 これを蓄積、解析(アナリティクス)すると、これまで判らなかった知見が得られる。

2017年12月1日商工労働部中小企業支援室 19

○RFIDに(株)マトリックスの〔POWERTAG〕を採用

○RFIDタグを読み取り機にかざす必要がなく、ランドセルに入れたまま校門を通過するだけで検知。ハンズフリーで、タッチ忘れの心配もなく、集団登下校でも滞留せずスムーズに通過。

○校門の内外に受信機を置き、入出の別まで検知。保護者にメール通知。

○RFIDタグは、セミアクティブタイプで検知エリア内でのみ電波を発信。通常の使用で、小学校入学から卒業までの6年間、電池交換不要。

○検知エリアに入った時のみ電波を発信するため、健康や医療機器にほぼ影響なし。

○登下校する学校以外に受信機がある場合、中間地点でも通過を検知。登下校距離が長い場合など、簡易なGPSとして機能。

事例6:阪神あんしんミマモルメ RFIDを使った登下校管理

POWERTAG

保育園・認定こども園等の登降園管理システム、GPS併用タイプなどへも応用・発展

Page 21: 大阪府IoT推進Lab事業 - m-osaka.com · iot=センサーから秒単位で機械の回転数、温度、gps情報ほか、膨大なデータが発生。 これを蓄積、解析(アナリティクス)すると、これまで判らなかった知見が得られる。

2017年12月1日商工労働部中小企業支援室 20

○RFIDタグによる高齢者施設等入退室管理システム、車両入退場管理 システム

認知症老人徘徊感知機器

タグを身につけた職員・家族の出入りはフリー

タグを身に付けない入所者が退室するとPCと、現場でアラーム。

入所者にタグ装着が不要で、本人や家族に受け入れられやすい仕組み

•岩倉病院

•ビレッジによん

•グループホーム花みずき

•友仁 山崎病院

•吉祥院病院

•東香里病院

•竜間之郷

•ぬくもり葛城

•愛知医科大学付属病院 他、全国約17病院・施設で導入

○RFIDタグを使った車両入退場管理システム、赤ちゃん見守りシステム等も商品化、いずれも導入事例あり。

事例7:MATRIX :監視・管理の遠隔化・省力化

(同社HP イプロス製造業ウェブサイト)

Page 22: 大阪府IoT推進Lab事業 - m-osaka.com · iot=センサーから秒単位で機械の回転数、温度、gps情報ほか、膨大なデータが発生。 これを蓄積、解析(アナリティクス)すると、これまで判らなかった知見が得られる。

2017年12月1日商工労働部中小企業支援室 21

(未定稿)

○金型製作等 難加工材料への対応やリードタイム短縮に強み。

○コンビニ棚導入、定位置、定量、定方向、表示、標識することで、取り出し5秒を達成するなど、3S・カイゼン活動を徹底。

○カイゼン活動の過程で書類保管場所のムダ、コピーのムダに気付く。

○「要る情報が、いつでも 誰でも すぐに(6秒以内)に取り出せる」

情報の3S・情報の共有化に取組む中で文書管理ソフトの開発・活用に。

○自社開発の 文書・図面管理ソフト「デジタルドルフィン」商品化

事例8:枚岡合金工具株式会社 3S・生産性向上からITツールを開発

Page 23: 大阪府IoT推進Lab事業 - m-osaka.com · iot=センサーから秒単位で機械の回転数、温度、gps情報ほか、膨大なデータが発生。 これを蓄積、解析(アナリティクス)すると、これまで判らなかった知見が得られる。

2017年12月1日商工労働部中小企業支援室 22

事例9:東海バネ工業株式会社 :オープンデータ化

過去のあらゆる設計図面をすべてオープンデータベース化。カストマーの用途に応じて的確にすばやくバネの仕様を提案。設計支援システム「アンクル」は、バネ設計の技術情報を完全公開。新規客の発注仕様決定

を支援。見積管理システム「タスカル」は鋼材の入荷時期により単価を予測。見積・価格交渉の最適

化を図る。

○新規客への販売促進と固定客の囲い込みに寄与

○調達コストを、正確に見積価格に反映する、鋼材の調達時期をコントロールすることにより、適正な利幅を確保することに寄与

見積管理システム「タスカル」(左) 設計支援システム「アンクル」(右)

(同社HP)

Page 24: 大阪府IoT推進Lab事業 - m-osaka.com · iot=センサーから秒単位で機械の回転数、温度、gps情報ほか、膨大なデータが発生。 これを蓄積、解析(アナリティクス)すると、これまで判らなかった知見が得られる。

2017年12月1日商工労働部中小企業支援室 23

GPS搭載AEDを開発・販売・レンタル・リース

定期的に位置情報、バッテリー消耗その他のアラームを送信。

本社で集中管理し、AEDの位置変更や故障等をリアルタイムで把握。

所有者・管理者に、対応を促すことで必要時の稼動を確実に。

ブルートゥース接続に対応しており、救助時のデータは分解や接続なしにPCに取込可能。

被救助者の回復・社会復帰率の向上に寄与

事例10:日本光電AED :保守の合理化・品質(安全)向上

(同社HP 大阪ライフサポート協会ヒアリング結果)

Page 25: 大阪府IoT推進Lab事業 - m-osaka.com · iot=センサーから秒単位で機械の回転数、温度、gps情報ほか、膨大なデータが発生。 これを蓄積、解析(アナリティクス)すると、これまで判らなかった知見が得られる。

2017年12月1日商工労働部中小企業支援室 24

○日本ニューマチック工業:油圧・空気圧機器の製造、建機のアタッチメント製造などを行う。○菱田技研工業株式会社:カストマイズ可能なドローン「アルバトロス」を製造する。○株式会社アールテクス :ロボットの腕・関節部分を製造できる企業。○徳島大学・株式会社アールテクス(ソフト開発)、解体工事施工業者等で共同開発

アルバトロス

※解体工事現場では、粉塵防止のため、解体工事中は人力で常時大量の散水を続ける。

※ドローンでの散水により、危険箇所での人間の作業がなくなり、事故防止に。

※有線での給水・給電を地上から行う。長時間連続運転が可能。

※人間の手の届かない高所などへの散水も可能。

※ドローンは上面へのカメラ、機材の設置が可能などのカストマイズ可能。橋げたの点検などに利用

事例11:カストマイズ可能なドローン:アルバトロスによるドローン散水:省力化・施工時の安全確保

(大商東支部講演会資料、日本ニューマチック工業・菱田伸鉄工業株式会社HP)

Page 26: 大阪府IoT推進Lab事業 - m-osaka.com · iot=センサーから秒単位で機械の回転数、温度、gps情報ほか、膨大なデータが発生。 これを蓄積、解析(アナリティクス)すると、これまで判らなかった知見が得られる。

2017年12月1日商工労働部中小企業支援室 25

事例12:プラスチック射出成型メーカー(ミドルウエア導入で見える化)

○西日本プラスチック製品工業協会、全日本プラスチック製品工業連合会が横断的に取組み。○リアルタイム生産管理システムを導入。出先からでも受注~生産のモニタリングが可能○「EUROMAP63対応ミドルウェア」導入による異なるメーカーの工作機械の稼働状況の見える化を実現

○成形品の取り出しにロボットを導入、24時間操業可能な射出成型工場を実現○温度などの条件と成型不良発生の関係を察知し、品質向上やトレーサビリティ確保に寄与。

(同社HP、東大阪商工会議所見学会資料)

Page 27: 大阪府IoT推進Lab事業 - m-osaka.com · iot=センサーから秒単位で機械の回転数、温度、gps情報ほか、膨大なデータが発生。 これを蓄積、解析(アナリティクス)すると、これまで判らなかった知見が得られる。

2017年12月1日商工労働部中小企業支援室 26

事例13:大洋製器工業株式会社(ERP活用から新ビジネスへ)

クレーン・玉掛け作業に用いるジャックル・ワイヤ等の製造・販売から、安全講習・スマホアプリの外販へ

○企業基幹システム(ERP)の導入・月次〆の短期化(10営業日⇒1営業日)・在庫の半減(20億円⇒10億円)・借入の削減(14億円)を実現。・ERPに蓄積されたデータを管理会計の手法を用いて分析し不採算部門に対策を講じ、財務改善につなげる。

○問合せ・営業データの集積・WEB・ブログの活用でFAQを集積・社内で共有を図り、安全啓発と受注に繋げる。

○外販へ・FAQデータを活用し、社外向けに「D.C.吊る~ん」という無償のスマホアプリの展開(1万ダウンロード)

・CADデータ WEB版 多点吊り計算ツールの提供・FACEBOOK・TWITTERなども幅広く活用

Page 28: 大阪府IoT推進Lab事業 - m-osaka.com · iot=センサーから秒単位で機械の回転数、温度、gps情報ほか、膨大なデータが発生。 これを蓄積、解析(アナリティクス)すると、これまで判らなかった知見が得られる。

2017年12月1日商工労働部中小企業支援室 27

事例14:株式会社ダイドー タブレットで図面表示。ペーパーレス化

(同社ホームページ 大阪府MOBIO ものづくり優良企業紹介ページ)

【改善施策】ペーパーレス化 基幹システムのデータをタブレットで見る。図面表示自動化 入力値マスタ照合判定 電子加工指示システム

紙の仕分け作業が多い 図面の検索に時間がかかる

ハウスメーカーの住宅部材を製造。製品は136万品種で、しかも10個以下の生産数のアイテムが97%。極端な多品種小ロット生産。図面から作業指示書作成・検査が煩雑だった現場。

紙の仕分け時間(年) 450時間⇒0時間図面検索時間(月) 700時間⇒0時間クレーム件数(年) 63%減実績処理時間 150時間⇒0時間

効果!

生まれた余裕時間で、現場と管理者のコミュニケーション。経営者から作業者まで現場の状況をリアルタイムで共有。新たな気づきから新たな改善へ

Page 29: 大阪府IoT推進Lab事業 - m-osaka.com · iot=センサーから秒単位で機械の回転数、温度、gps情報ほか、膨大なデータが発生。 これを蓄積、解析(アナリティクス)すると、これまで判らなかった知見が得られる。

2017年12月1日商工労働部中小企業支援室 28

事例15: 身近になってきたロボット

Softbank Pepper展示会・企業の受付などで見かける機会が増えている。

吉野屋のCORO

従業員と同じ環境で洗った皿を分類 衝突しない機能

セラピーロボット「パロ」

動物を飼えない施設などでの、セラピーを目的に1993年から開発。

デイサービスセンター、介護老人保健施設、などで、導入。ギネスブックにも掲載

変なホテル受付:恐竜型ロボ

ゴミ箱は自走式

( NDソフトウェア(株)HP、日経トレンディ、日経ビジネスオンライン ライフロボティクス社YOUTUBE動画等)

Page 30: 大阪府IoT推進Lab事業 - m-osaka.com · iot=センサーから秒単位で機械の回転数、温度、gps情報ほか、膨大なデータが発生。 これを蓄積、解析(アナリティクス)すると、これまで判らなかった知見が得られる。

2017年12月1日商工労働部中小企業支援室 29

事例16:柏原歯車製作所

歯車の洗浄・シェービング工程にロボット多関節ロボット導入工作機械への仕掛品搬送システムも設置。

○ 歯車の品質を担保するのに欠かせないシェービング(歯面の表面仕上げのひとつ)前の洗浄を、これまでは人手に頼っていたが、人手による作業時間を短縮し、併せて打痕といったヒューマンエラーの防止、作業環境の改善を図る目的で導入。○ 同作業の代替に加え、シェービング後の油切り・洗浄もロボットによって実現。○ これにより、洗浄作業を2人から1人へ省人化。作業時間も半分となった。さらに、直近の不良品発生率はゼロであり、作業者の健康衛生上の問題も発生していない。○ ロボット導入に伴い、改めて自社の作業工程の見直しを行うことができ、更なる効率化、作業環境の改善に取り組むきっかけとなった。

( 経済産業省・日本ロボット工業会 ロボット導入実証事業事例紹介ハンドブック2016

Page 31: 大阪府IoT推進Lab事業 - m-osaka.com · iot=センサーから秒単位で機械の回転数、温度、gps情報ほか、膨大なデータが発生。 これを蓄積、解析(アナリティクス)すると、これまで判らなかった知見が得られる。

2017年12月1日商工労働部中小企業支援室 30

・プレス加工及び無酸化炉中ろう付け加工を主力事業としている。

・新規事業に取組み、三重県農業研究所との連携プロジェクトから、温湿度・CO2等を測定できる、IoTツール「Logbee(ログビー)」を開発、自社ブランドで製品化し、新たなビジネスに挑んでいる。

・高湿度管理が必要なコンクリート養生、屋外圃場での温度・湿度等の見える化を実現する。

・防水機能を持っていることが強み。IoTツールとして様々な現場で活用され、新たなビジネスの展開に発展。

・製品は、工夫・改良を続け、自社の工場での見える化にも活用。

事例17:チトセ工業 温度管理ノウハウからセンサーユニット販売へ

Page 32: 大阪府IoT推進Lab事業 - m-osaka.com · iot=センサーから秒単位で機械の回転数、温度、gps情報ほか、膨大なデータが発生。 これを蓄積、解析(アナリティクス)すると、これまで判らなかった知見が得られる。

2017年12月1日商工労働部中小企業支援室 31

事例18:カーライフサポート株式会社 Webカメラ・クラウドを活用

○無料のクラウドサービスをフル活用。チャットワークとの出会いにより、ペーパーレス化を推進グーグルカレンダー、LINE Eight(名刺管理) とにかく電話、から脱却。時間の有効利用

○板金修理作業場にWEBカメラ導入。全PCをツインモニター化自動車の破損状況、修理に必要なパパーツなどを事務所からリモートで確認。見積もり作成・保険業者・作業員との交渉時間を大幅に短縮。余力は保険会社への営業強化に。

○PCのスペックを標準化。ハードディスクからソリッドディスクに換装。クラウド化で情報共有

業務は積極的にIT化、生まれた時間を、「お客様のカーライフサポートを通じて、関わる人全てに幸せを創造する」この経営理念達成に向けた、アナログコニュニケーションに投入。

Page 33: 大阪府IoT推進Lab事業 - m-osaka.com · iot=センサーから秒単位で機械の回転数、温度、gps情報ほか、膨大なデータが発生。 これを蓄積、解析(アナリティクス)すると、これまで判らなかった知見が得られる。

2017年12月1日商工労働部中小企業支援室 32

○GARMIN GPS機能付きランニングウォッチGPSにより、移動距離、時間、速度(ペース・ラップ)を計測

裏側の光電センサーにより脈拍を測定

計測したデータは専用のウェブサイトに集約・表示

○ iPhone 7・8・XApple Pay アプリと、IC定期やクレジットカードとの組合せで支払指紋認証から顔認証で個人を特定し、支払いまで可能。カメラ機能はコンパクトカメラを市場からほぼ駆逐。

○アップルウォッチiPHONEアプリとの組合せでメール・通話、血圧・脈拍のモニターなど。

○SONY wena

バンドに電子マネー機能、活動量計を組込みスマホと連携

ソニーの社内新規事業創出部プログラムから、採用一年目社員が新規開発。

事例19:GARMIN Apple SONY IoT技術を用いた新商品

(各社HP・IT総合情報ポータル「ITmedia」WEB他)

Page 34: 大阪府IoT推進Lab事業 - m-osaka.com · iot=センサーから秒単位で機械の回転数、温度、gps情報ほか、膨大なデータが発生。 これを蓄積、解析(アナリティクス)すると、これまで判らなかった知見が得られる。

2017年12月1日商工労働部中小企業支援室 33

◆空いている月極駐車場、個人駐車場等をシェアリングする、オンライン予約・決済の時間貸し駐車場

◆借りたい駐車場をスマホやPCから予約でき、混雑する日や繁華街でも確実に駐車場を確保

◆月極駐車場等の活用により、都市部の大型施設や駅周辺等の時間貸し駐車場不足を解消

◆駐車場のユーザーは利用率が高まる利点。

事例20: akippa株式会社

(各社HP・IT総合情報ポータル「ITmedia」WEB他)

Page 35: 大阪府IoT推進Lab事業 - m-osaka.com · iot=センサーから秒単位で機械の回転数、温度、gps情報ほか、膨大なデータが発生。 これを蓄積、解析(アナリティクス)すると、これまで判らなかった知見が得られる。

2017年12月1日商工労働部中小企業支援室 34

事例21:みなと観光/鯖江市 バスロケーションシステム

1.みなと観光○GPSによりバスの位置情報を取得し、リアルタイムで地図上にバスの位置情報を表示

Googleマップ上にバスの位置を表示することで、ユーザの視認性を向上スマホ等の電波を計測し、混雑状況も取得運転手のバイタルデータも取得し、健康管理も同時に実施

(各社HP・IT総合情報ポータル「ITmedia」WEB他)

2.鯖江市 つつじバス バスどこサービス(鯖江市IoT推進Lab事業)○タブレット型端末のGPSによりバスの位置情報を取得○APIプログラムはオープンデータ化され、利用者が表示システム等を構築可能

○ichigojamによる簡素な開発環境

Page 36: 大阪府IoT推進Lab事業 - m-osaka.com · iot=センサーから秒単位で機械の回転数、温度、gps情報ほか、膨大なデータが発生。 これを蓄積、解析(アナリティクス)すると、これまで判らなかった知見が得られる。

2017年12月1日商工労働部中小企業支援室 35

事例22:くらコーポレーション

・大阪発 回転すしチェーンを全国展開。・IDタグ使用を皿に取り付けて回収・デジタル表示システムを構築、会計に連動。 テーブルに皿が滞留しないシステム。 水流で回収することから洗浄・衛生管理にも○

・時間指定ケータイ予約システム待ち時間ゼロを実現。来客数が読める店舗運営が可能に

・皿カウンター回収システムと連動したアメニティー「びっくらぽん」を導入。

5皿投入に1回、様々なゲームが始まり、当たりが出るとガチャ玉がもらえる。お子様サービスと注文増・客単価UPに貢献。

Page 37: 大阪府IoT推進Lab事業 - m-osaka.com · iot=センサーから秒単位で機械の回転数、温度、gps情報ほか、膨大なデータが発生。 これを蓄積、解析(アナリティクス)すると、これまで判らなかった知見が得られる。

2017年12月1日商工労働部中小企業支援室 36

Web・お問合せ

https://iotlab.jp/local/area/osaka-pref-iot/

http://www.m-osaka.com/jp/service/iot.html

FaceBook:https://www.facebook.com/OsakaPrefIoTAcceleration/

大阪府中小企業支援室ものづくり支援課 産学官連携推進グループ

TEL 06-6748-1054 FAX 06-6748-1062

東大阪市荒本北1-4-17 MOBIO(クリエイション・コア東大阪北館)

[email protected]

担当 辻野