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交通事故撲滅WG活動報告
交通事故撲滅WG
2018年8月29日(水)
22018© NIPPON TELEGRAPH AND TELEPHONE WEST CORPORATION
1. WG活動結果報告2. 交通事故抑制に向けたシステムイメージ3. 効果シミュレーション(事業仮説及び目標)4. 交通事故撲滅WG活動状況5. データ提供における検討結果と課題等
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交通事故撲滅WG検討結果は、企業(産)が有するヒヤリハットデータ及び映像データと香川県警、高松市(官)が有する交通事故データや住民からの危険データの組み合わせにより、今まで発見できなかった交通事故を引き起こす危険要因を明らかにできる可能性が高いとの結論に達した。なお、前倒しての構築、効果実証の実現に向け調整中。
データ分析
運転・動画データ
企業(産)
県警(官)
+知見・経験
高松市(官)
地域住民からの情報(民)
Fiware
香川高専(学)
データ提供データ提供
データ
提供
危険要因データ
1.WG活動結果報告
〈道路インフラ整備〉
(例)危険個所を限定したインフラ投資、地域住民の理解浸透
投資
〈住民参加交通マップ〉
(例)通学見守り場所の決定、通学路の見直し
○月○日15時は、観光通り自転車、車の飛び出し注意!!
〈安全アシスト〉
(例)交差点周辺での車や自転車、歩行者への最新危険情報通知、一人しかいない運転者をアシスト
〈交通教育〉
(例)モデル地域や小学生などでの住民参加による交通ハザードマップの作成と安全意識の浸透
〈特定ユーザサポート〉
(例)高齢者、子供等の特定ユーザor地域向け交通アシスト
〈安全運転を見守り〉
(例)自転車の4車線道路横断の防止、見られている意識醸成
横断車撮影中
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2.交通事故抑制に向けたシステムイメージ
映像データ AI分析
インターネット
クラウドサービス
IOT共通プラットフォーム(FIWARE)
オープンデータ
香川県警
危険発生要因+
ヒヤリハットデータ
危険要因
ダッシュボード
・ヒヤリハット地点(要因)
・通学路情報等との複合的な分析
ドライブレコーダ
地点
事故発生データ
学校データ
福祉施設データ
急ブレーキ急ハンドル情報
交通事故抑制に向けた取組
フォーマット変換
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【出典】事故件数・死亡事故件数⇒香川県警察HPより抜粋
施 策 案 削減想定
ヒヤリハットデータMAP利用による注意喚起 -5%
高齢者・子供の分布MAPによる注意喚起 -5%
モデル地区における交通安全教室等の啓蒙活動 -3%
ヒヤリハット多発地点等の点検強化 -2%
施策合計 -15%
<効果シミュレーション>
3.効果シミュレーション(事業仮説及び目標)
ヒヤリハット件数15%削減 ⇒ 事故死者数前年比15%減(▲7名)(事業仮説)ヒヤリハット件数を減少させると事故死亡者も減少する。
【推定】
ヒヤリハット件数15%削減
【推定】
ヒヤリハット件数
8,480万件
重大インシデント【0.5G以上】
1,370万件
事故件数
6,126件
事故死者数
48人
交通事故発生状況【香川県内 2017年データより】
16% 0.04% 0.78%
ヒヤリハット件数
7,208万件
重大インシデント【0.5G以上】
1,165万件
事故件数
5,207件
事故死者数
41人16% 0.04% 0.78%
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4.交通事故撲滅WG活動状況
2月から8月末までに、5回のWGを開催するとともに、テーマ毎に個別議論は随時実施。
(参加メンバー)香川県くらし安全安心課、香川県警交通企画課、香川高等専門学校、四国電力香川支店・高松支社、高松市くらし安全安心課、高松市総務局、西日本電信電話香川支店、日本電気(五十音順、敬称略)
8月以降、事業の進捗状況を踏まえつつ、定期的に報告会を継続する。
項 目 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月
開催日第1回2/20実施
第2回4/24実施
第3回6/4実施
第4回7/24実施
第5回8/21実施
役割分担個別相談意見要望聞き取り
ドライブレコーダよりリアル危険度マップ作成(暫定版)
分析後の活用分野、活用方法収集できる運転データや動画データ等の現状把握及びデータ収集方法
データ分析による仮説・検証
分析結果活用による効果シミュレーション
その他(予算関係)運営委員会報告(8月29日)
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5.データ提供における検討結果と課題等
民間も自治体が主に立ってくれれば、データを出すことができる(営業源泉となるデータは難しい)
交通事故情報、民間が保有する情報及び地域の様々なデータ等を集約し、分析活用していくという
アルコリズムは、単純に急ブレーキの地点として登録する一般的な方法に比べ、より具体的な危険箇
所(要因)の状況の提供を可能とし、交通事故抑止に寄与するものと期待できる
他社の取り組みに触れ、自社の取り組みの良さや不十分さを認識し、悪い交通マナー意識と行動を変
えるきっかけを得ることができた
WG活動円滑に行うためには、各社経営幹部の理解が重要
継続にはコストが必要かつ、強制力が弱いため、別の契約や枠組みの検討が不可欠
運営委員会等の別枠での官民データのオープンデータ化のルールづくり
高松市全体の公平な危険度の分析になるようヒヤリハットデータや映像データを多数の企業から永続的
に提供する仕組みづくり
地域住民の危険度の情報は人によって異なるため、取り込み方や反映方法の確立
AI等による人手をかけずに分析するための仕組みづくり
検討結果
課題等
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ご清聴ありがとうございました。