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学校,職場でできる感染対策ガイドライン
v1.3慶應義塾大学保健管理センター
学生・教職員向け
最初に
•飛沫感染および接触感染をふせぐためには,いつも2つの視点で考えましょう。①自分が感染しない②他の人に感染させない
•「これだけやれば大丈夫!」という基準はありません。一人一人が感染リスクを最小限に抑える行動をとりましょう。
体調不良者は学校,職場に来ないこと
• 登校予定者は,毎朝検温し,体調を確認してください。体調不良の場合は,決して登校しないでください。
• 新型コロナ感染症関連で下記に該当する場合には,保健管理センターWEBページから報告してください。
■症状がある場合■新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と診断された場合■新型コロナウイルス陽性者と適切な感染防護なしに接触した場合外務省の感染症危険レベル3以上の地域から帰国・入国した場合,外務省の感染症危険レベル3以上の地域に滞在したことがある方と適切な感染防護なしに接触した場合http://www.hcc.keio.ac.jp/ja/infection/coronavirus.html
• 各キャンパスや研究室,団体の指示がある場合にはその指示にも従ってください。
登校するときには• マスクを着用してください。
• 人との接触を極力避けましょう。
• 不特定多数が接するところ(もの)に触れた場合には,必ず手洗いをしましょう。また,普段から顔や目を手で触らないことが大切です。
食事をするときには• 複数の人との食事は避け,できるだけ個別に距離をとって飲食をしてください。
• 飲みかけのコーヒーカップ,ドリンク,食品の置きっぱなしは不衛生ですので注意してください。
• また,食事中は近距離での会話は避けましょう。
3つの密(密閉・密集・密接)にならない環境を整えましょう① 換気と入室者数の制限• 空調・換気システム等で換気が制御されていない部屋では,密閉空間にならないよう,常に換気をしてください。必要な換気量を確保できない場合には,室内の人数を減らしてください。
• 換気は,空気の流れができるよう,2方向の窓を1回,数分間程度,窓を全開にします。換気回数は1時間に2回以上確保しましょう。
• 窓が1つしかない場合でも,ドアを開ければ,窓とドアの間に空気が流れます。窓がない場合には,換気をフルにしてドアを開放し,できれば扇風機を利用します。
• 人と人との作業場所は間隔をとり,部屋の入室者数は制限してください。
「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気の方法https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000618969.pdf
部屋に窓がある場合は,ドア開放,窓開放(換気回数は1時間に2回以上)
部屋に窓がない場合は,ドア開放,空調・換気システムを常時起動
密室にならないよう,空気の流れをつくる
3つの密(密閉・密集・密接)にならない席配置
人数を減らす
相向かいに座らない
人と人との配置は,2メートルの距離が望ましい
【レベル3地域・レベル2地域】児童生徒の間隔を可能な限り2メートル(最低1メートル)確保するように座席配置を取ります。このような形で学校教育活動を行うためには,学級の規模に応じ,施設の制約がある場合には,学級を二つのグループに分けるなど,分散登校や時差登校を適宜組み合わせて,異なる教室や時間で指導を行う等の対応が必要となります。
<文科省:学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアルより>
・各教科等に共通する活動として「児童生徒が⻑時間,近距離で対⾯形式となるグループワーク等」及び「近距離で一⻫に大きな声で話す活動」
・理科における「児童生徒同士が近距離で活動する実験や観察」
・音楽における「室内で児童生徒が近距離で行う合唱及びリコーダーや鍵盤ハーモニカ等の管楽器演奏」
・図画工作,美術,工芸における「児童生徒同士が近距離で活動する共同制作等の表現や鑑賞の活動」
・家庭,技術・家庭における「児童生徒同士が近距離で活動する調理実習」
・体育,保健体育における「児童生徒が密集する運動」や「近距離で組み合ったり接触したりする運動」
【レベル3地域】下記の活動は,「感染症対策を講じてもなお感染のリスクが高い」ことから,行わないようにします。
【レベル2地域】下記の活動は,可能な限り感染症対策を行った上で,リスクの低い活動から徐々に実施することを検討します。
<文科省:学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアルより>
②清掃・消毒• 不特定多数で触れる場所をチェックして,こまめに清掃・消毒をしましょう(1日1回以上)。
鍵,机,椅子,棚,タッチパネル,照明やエアコンのスイッチ,電話,ドアノブや取っ手,スクリーンカーテンの紐,給湯設備やポット,マイク,キーボード,マウス,水道の蛇口,実験道具,事務用品・文房具,コピー機,階段やトイレの手すり,ハンガー等
研究室・体育会・サークル活動も・・・できるだけ個人の教材教具を使用し,貸し借りはしないこと。
器具や用具を共用で使用する場合は,使用前後の適切な消毒や手洗いを行うこと。
<文科省:学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアルより>
給湯室の管理
給湯室の清掃(消毒)は,当番をきめて適切に行う。
ふきん,タオル,できれば茶碗の共有はしない。(お客様用のお茶はペットボトルをお渡しする)
給湯室の入口に,「密を避けるために,入室は 1名までにしてください」など貼っておく。
ゴミ箱には,「使用済みのマスクや鼻をかんだあとのティッシュ等はビニール袋で密閉してから捨ててください」と貼っておく。
換気扇をまわし,窓やドアがある場合は開放しておく。
休憩室・部室の管理
密室になりやすいため,複数人の同室での利用,寝泊まりは避けること。
休憩室,部室などはできるだけ交代で使うこと。着替えなどで混雑する場合には,入室者の人数制限をする。
室内で複数人との飲食は避ける。
ゴミ箱には,「使用済みのマスクや鼻をかんだあとのティッシュ等はビニール袋で密閉してから捨ててください」と貼っておく。
換気扇をまわし,窓やドアがある場合は開放しておく。
ベンチ・待合室の管理待合室の椅子は間隔を開けてご利用ください。(可能な限り2メートル(最低1メートル))
洗い場・トイレの管理入口のドアは,手洗い後にドアノブ(共有部分)に触れないために,できれば開放してください。
混雑しやすい場所には,「密を避けるために,入室は 2名までにしてください」等,貼り紙をしておいてください。
手洗い後のハンドドライヤー(ジェットタオル)は当⾯,使用禁止にしてください。(飛沫によりウイルスを拡散する可能性があるため)
×
エレベーター密になりやすいので,できるだけ階段を使う。
混雑している場合には,見送る。
ボタンに触れた場合には,手洗いをする。
室内はできるだけ距離をとり,壁側を向き,会話は控える。
×
アクリル板,ビニールシート設置する場合には,適宜または汚染時に清掃と消毒をすること。
(双方向の汚染が生じます)
• 次亜塩素酸ナトリウム(家庭用塩素系漂白剤)を用いての消毒方法https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000614437.pdf• 消毒液を環境⾯に直接噴きつけるのは禁止です。消毒液をつけた使い捨ての紙やタオルで拭き,よく乾かしてください。
• 紙,リネン類など消毒できないものもあるので,手洗いや洗濯も徹底しましょう。
• カウンター業務でのビニールシートやアクリル板は汚染されるリスクが高いため,定期的に消毒液で拭く必要があります。人との距離が保てない業務の場合には,フェースシールド(自作,代替品で可)も有用です。
産業医(学校医),衛生管理者に相談してください
• 各地区には産業医,衛生管理者がおり,適宜職場巡視や衛生指導を行っています。不明な点がありましたらご相談ください。
参考資料職場における新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するためのチェックリストhttps://www.mhlw.go.jp/content/11303000/000616869.pdf