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Oracleホワイト・ペーパー 20146オラクルのx86システム、Oracle LinuxおよびOracle Database全体の連携を見越した開発

オラクルの システム、Oracle Linux Oracle Database 全体の連 …オラクルのx86システム、Oracle Linux、およびOracle Database:全体の連携を見越した開発

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Oracleホワイト・ペーパー

2014年6月

オラクルのx86システム、Oracle Linux、 およびOracle Database: 全体の連携を見越した開発

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オラクルのx86システム、Oracle Linux、およびOracle Database:全体の連携を見越した開発

概要 ............................................................................. 1

オラクルの統合型スタックの価値 ................................................... 2

Oracleソフトウェアに合わせたオラクルx86の最適化 ................................... 3

ストレージ・コントローラのデータベース対応の強化 ............................... 4

ネットワーク・カードの最適化 .................................................. 4

Smart Flash Cacheの最適化 ..................................................... 4

Oracle Databaseに合わせたOracle Linuxの最適化 .................................. 6

インテルとの継続的な連携 ...................................................... 2

オラクルのx86による業界をリードするパフォーマンス ................................. 3

管理の可視性と制御の強化 ......................................................... 1

Oracle Enterprise Manager 12c ................................................. 1

Oracle Hardware Management Pack ............................................... 2

オラクルのx86システム・ポートフォリオ ............................................ 3

結論 ............................................................................. 3

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オラクルのx86システム、Oracle Linux、およびOracle Database:全体の連携を見越した開発

概要 オラクルのx86システム上でのOracleソフトウェアの実行は、サード・パーティのx86サーバーでは

得られない、パフォーマンス、信頼性、およびサポート上のメリットがもたらされます。Oracle

Database、Oracle Linux、およびオラクルのx86システムの組合せにより、エンタープライズIT環境

において最大限のパフォーマンスと信頼性を発揮することを目的に設計およびテストされた、統合

型スタックを提供します。

オラクルのx86システムとOracle LinuxはOracle Databaseとともに開発され、ハードウェア/ソフト

ウェア統合型スタックのさまざまな最適化を実施することで、個々のメリットの総計よりも大きな

メリットをもたらします。そのため、Oracleソフトウェアへの投資収益率が向上するとともに、シ

ステム全体で運用コストと管理コストが低減します。

次に、Oracleハードウェア/ソフトウェア・スタックを使用すると、品質と信頼性が向上します。

Oracle Linuxとオラクルのx86システムは、オラクルの開発者と品質保証チームがデータベースやア

プリケーション・コードを作成およびテストするために使用しています。オラクルの製品開発チー

ムが日々作成するソフトウェアを使用してテストすることで、Oracleハードウェア上でOracleソフ

トウェアを使用する場合のエッジ・ケースを検証したり、広範な品質検査を改善したりする機会が

増えます。

また、Oracle Database、Oracle Linux、およびオラクルのx86スタンドアロン・サーバーを組み合

わせて使用すると、Oracle Exadataなどの高度に最適化されたオラクルのエンジニアド・システム

でも、大規模データベースのパフォーマンスが10倍に向上するメリットが得られます。このような

エンジニアド・システムにはまず、システム・アーキテクチャ全体におけるコンピューティング・

サーバーとストレージ・サーバーの中核要素として、オラクルのx86スタンドアロン・サーバーが含

まれ、エンジニアド・システムで達成されたx86ハードウェアの最適化が、オラクルのx86スタンド

アロン・サーバーに反映されます。これらの最適化には、ストレージやネットワークの強化を目的

としたファームウェアの変更だけでなく、熱の影響を受けやすいデータベース・フラッシュ・キャッ

シュが使用されている場合にエアフローを最適化する特別な冷却設計などの物理的な定型処理も含

まれます。

x86システムのハードウェア設計に対して、オラクルは独自のアプローチを取っています。他の代表

的なベンダーは、x86のマザーボード設計に既製品を使用しているか、既製品を多少変更したものを

使用しています。標準のインテル® Xeon®プロセッサ・ラインを使ってゼロから開発しているのは、

オラクルだけです。オラクルでは、Oracleソフトウェアが最適に実行され、かつ、企業での使用に

必要な機能を備えたシステムを設計することに注力しています。オラクルのx86サーバーの製造テス

トにもOracleソフトウェアが使用されています。

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オラクルのx86システム、Oracle Linux、およびOracle Database:全体の連携を見越した開発

信頼性とパフォーマンスへの注力は、さらに徹底しています。たとえば、オラクルのx86システムに

は通常、推定の平均故障時間(MTTF)メトリックを実証できるだけの十分な実績データがサプライ

ヤ側で蓄積されるまで、新製品のディスク・ドライブは搭載されません。この慎重なアプローチに

よって、回避可能なシステム停止時間の低減、ひいてはリスクの軽減が可能になっています。

実際のストレス・メトリックと信頼性メトリックを示す最適なソースとして、Oracle Cloudソリュー

ションが挙げられます。このサービスでは、Oracleソフトウェア・スタックを実行するオラクルの

x86スタンドアロン・システムをおもに使用し、41ペタバイトを超える管理対象ストレージで1日あ

たり1兆2,000億のビジネス・トランザクションを実行しています。お客様がメリットを得られるよ

う、フィードバックで提供された機能や可用性の設計アイデアをオラクルのx86スタンドアロン・

サーバーに取り入れています。

また、Oracle Database、Oracle Linux、オラクルのx86サーバーの統合型スタックのユーザーは、

単一の統合システム管理ツールであるOracle Enterprise Managerを使用することで、運用コストを

削減するとともに管理の複雑さを軽減できます。Oracle Enterprise Managerには、アプリケーショ

ンからディスクまで、Oracleハードウェア/ソフトウェア・スタック全体のシステム管理機能が用意

されており、エンジニアド・システムやオラクルのSPARCシステムといった他のオラクル製品のシス

テム管理も可能です。この独自のアプローチによって、分析を向上し、ライフ・サイクル管理を容

易にし、さらにサポートと診断を簡素化できます。また、サポート窓口の一本化により、サービス

の問題を迅速に報告できます。

Oracle-on-Oracleソリューションでは、徹底的にテストおよび最適化された環境へのOracleソフト

ウェアの展開が保証されるため、信頼性とパフォーマンスが向上し、その結果、ビジネス・リスク

が軽減します。このホワイト・ペーパーでは、ITマネージャーとDBAを対象とし、オラクルの統合型

ハードウェア/ソフトウェア・スタックの機能とメリットについていくつか説明します。

オラクルの統合型スタックの価値

Oracleハードウェア上でOracleソフトウェアを実行すると、Oracle DatabaseやOracle Linuxカーネ

ルからオラクルx86システムのファームウェアに至るまで、データベース最適化のメリットが得られ

ます。この統合型スタックで得られるメリットを、以下に挙げます。

x86システム設計の付加価値 - オラクルのx86システムを特にOracleソフトウェアに合わせて設

計するよう、オラクルのソフトウェア・エンジニアとハードウェア・エンジニアは連携して作業

しています。このホワイト・ペーパーで説明している特定の機能強化の設計に加えて、オラクル

のエンジニアは、エンタープライズ環境に最適なシステムとなるよう、最高速のプロセッサやそ

の他のインタフェースを実行できるシステムのみを設計しています。

迅速な展開 - オラクルの実績あるスタックにより、新しいITサービスの展開時に問題がほとんど

発生しないため、統合型スタックのパフォーマンスと信頼性のメリットを得ながら、ソフトウェ

ア・プロジェクトを本番環境に迅速に展開できます。

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サポートの一本化 - Oracle ApplicationsやOracle DatabaseからOracle Linuxやオラクルのx86

システムに至るまで、ハードウェア/ソフトウェア・スタック全体でサポート窓口を一本化できる

のはオラクルだけです。窓口の一本化により、問題解決が簡単になるとともに、修正や機能強化

がスタック全体を考慮して提供されます。

コア・ビジネスへの集中 - システム・インフラストラクチャの信頼性と管理が向上するため、IT

組織では、IT運用コストを低減できるだけでなく、企業のビジネス価値を高める活動にリソース

を集中的に投入できます。

Oracleソフトウェアに合わせたオラクルx86の最適化

オラクルのx86システムは、ハードウェア・レイヤー、ファームウェア・レイヤー、ソフトウェア・

レイヤーに組み込まれているOracleテクノロジーによって汎用x86サーバーと差別化されます。オラ

クルのx86システムはまず、業界標準のx86プロセッサとチップセットで構成され、その上に、オラ

クル固有のIPがシステムの設計、開発、評価、製造にわたって適用されます。その結果、Oracleソ

フトウェアの実行に合わせて設計されている、大きく差別化されたx86サーバーになります。図1に、

オラクルによる最適化を示します。オラクルでは、x86システム設計だけでなく、Oracle OSやOracle

Databaseの設計もインテルと共同で取り組むという連携関係を誇りとしています。この連携によっ

て、x86の機能をフル活用する統合型x86スタックが生み出され、Oracleソフトウェアのパフォーマ

ンスを向上させるために、オラクルがチップ設計に影響を与えることが可能になっています。この

ようなレイヤーを超えた最適化は、マルチベンダー・スタックのアプローチではほぼ不可能です。

図1:オラクルのx86システム内のハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアの複数レベルにわたる最適化を実現

機能強化の多くは、スタックの複数レベルで最適化を行うことで達成されています。ソリューショ

ン・スタックの隣接する2つのレイヤー間のインタフェース・ポイントで統合を行うことで、Oracle

ソフトウェアがOracleハードウェア上できわめて最適に実行されます。

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ストレージ・コントローラのデータベース対応の強化

Oracle Exadataワークロードを厳格にテストすることで、オラクルのx86サーバーの内蔵ストレー

ジ・デバイスを管理するストレージ・コントローラで、"データベース対応が強化"されています。

オラクルのデータベース・エンジニアがオラクルのシステム・エンジニアと連携し、最高レベルの

信頼性、可用性、診断機能を確保しながら卓越したI/Oスループットをサポートするよう、ストレー

ジ・コントローラのファームウェアとドライバ・スタックを再設計しました。さらに、オラクルの

ストレージ・コントローラの機能強化には、キャッシュ・リカバリ、パス・フェイルオーバー、I/O

処理の強化に加え、デバイス障害検出、SCSIリカバリ、ディスク障害/リカバリ領域における信頼性

の強化も含まれます。このような強化を実現できるのは、エンジニアがすべてのソース・コードに

完全にアクセスできる環境だけです。

ネットワーク・カードの最適化

オラクルのファームウェア最適化によってデータベース・パフォーマンスが向上している例として、

ネットワーク・インタフェース・カードとカードのファームウェアに組み込まれている価値も挙げ

られます。

たとえば、クラスタ構成のx86サーバーでは、アクティブ・ノードとパッシブ・ノードがシステム状

態情報を常にやり取りする必要があります。このハンドシェイク機能を実現する従来のアプローチ

では、これらのメッセージがOSレベルで生成されており、CPUサイクルが消費されていました。

Oracle Real Application Clusters(Oracle RAC)を使用したクラスタ構成に導入されているオラ

クルのx86システムでは、ネットワーク・インタフェースのシステム・オーバーヘッドを低減するよ

うにパフォーマンスが最適化されています。クラスタを構成するサーバー間でやり取りされるメッ

セージのオーバーヘッドと待機時間を低減するように、ネットワーク・インタフェース・カードの

ファームウェアが変更されています。この信号は頻繁に発生するため、この処理をネットワーク・

カードにオフロードすることで、データベース・パフォーマンスが向上しています。

Smart Flash Cacheの最適化

ストレージ層でフラッシュ・デバイスをキャッシュとして使用すると、データベース・パフォーマ

ンスを大幅に向上できます。Oracle Databaseの場合、データベースのI/Oサービス時間を最大15分

の1に短縮できます。ただし、フラッシュ・キャッシュを使用して最適なパフォーマンスを達成する

には、Oracle Databaseの書込み集中型のワークロードに最適なフラッシュ・テクノロジーを選択す

る必要があります。また、データベースとオペレーティング・システムの両方がフラッシュに対応

している必要もあります。オラクルでは、特にデータベース・ワークロードとエンタープライズ・

アプリケーション・ワークロードに合わせてフラッシュ・ストレージ・カードを設計するだけでな

く、フラッシュ・キャッシュを最大限に活用するようにオラクルのx86システム、Oracle Database、

およびOracle Linuxを最適化しています。

Oracle DatabaseとOracle Linuxの両方がキャッシュに対応しているため、この両方で、オラクルの

Sun Flashストレージ・デバイスが待機時間の短いデータ・ストアとして自動的に使用され、このフ

ラッシュ・ストレージとハード・ディスク・ストレージを同期する適切なタイミングが認識されます。

Oracle Databaseでのフラッシュ・キャッシュのサポートにより、システムにメイン・メモリを追加

せずに、Oracle Databaseの実効バッファ・キャッシュ・サイズを増やすことができます。これによ

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り、フラッシュ・ストレージが二次キャッシュとして機能し、データベース・アプリケーションの

読取りトランザクション処理時に特にメリットが得られます。

オラクルのSun Flash PCIeカードには、Oracle Databaseで必要となるパフォーマンスと信頼性を提

供する、耐久性に優れ、書込みが最適化されたフラッシュ製品が使用されています。このストレー

ジはPCIeカードのフォーム・ファクタで提供されており、フラッシュのパフォーマンスを向上する

ために、オラクルのx86システム内の特別なファームウェアと統合されています。

フラッシュ・ストレージの課題の1つに、パフォーマンスと耐久性が温度の影響を受けやすいことが

あります。そのため、フラッシュ・デバイスの寿命を長持ちさせるために、大部分のフラッシュ・

カードは、カードの環境温度が一定のしきい値を超えるとパフォーマンスを抑制するように設計さ

れています。この信頼性機能によりパフォーマンスは低下しますが、デバイスの摩耗や障害が生じ

る可能性が大幅に低減します。

オラクルのx86システムでは、x86サーバーのファームウェア機能を使ってフラッシュ・ストレージ

のパフォーマンスを最適化するという独自のアプローチを取っています。その際、各フラッシュ・

ストレージ・カードの温度が検出され、フラッシュ・ストレージが含まれた領域の温度が高くなり

すぎると、該当するファンの回転速度を高めてカードのエアフローが調整されます。このエアフロー

調整によってフラッシュ・カードの温度が低く保たれるため、フラッシュ・カードの速度を抑制す

ることなく、フラッシュ・カードを常にほぼ最速で実行できます。その結果、I/O集中型のデータベー

ス・ワークロードで全体的なパフォーマンスが向上します。

オラクルのSun Server X4-2Lシステムでは、最大4枚の800MBフラッシュ・ストレージ・カード(合

計3.2TBの内蔵フラッシュを使用可能)をサポートしており、このフラッシュ・ストレージの使用時

にはサーバーあたり約50万のIOPSを実現します。安価なハード・ディスク・ドライブを組み合わせ

て、Oracle Database Smart Flash Cacheを使用してデータベースを展開すると、データベースをす

べてフラッシュに格納して実装した場合と同じレベルのパフォーマンスを、はるかに低コストで達

成できます。

オラクルのx86がストレージ・エリア・ネットワーク(SAN)に接続されている場合など、オラクル

のSun Flashストレージを使用して、外部ストレージ・システムでもストレージ・パフォーマンスを

向上できるという点も重要です。

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Oracle Databaseに合わせたOracle Linuxの最適化

15年以上前にOracle Databaseは汎用Linuxに移植された

最初の商用データベースとなりました。それ以降、Oracle

Databaseおよびその他のOracleソフトウェアのパフォー

マンスと信頼性を最適化できるように、Oracle Linuxの

開発が進められています。前述したように、オラクルの

エンジニアド・システムでのインスタンス化によって、

Oracle Linuxも最適化されています。また、新しいイン

テルCPUの機能を利用するよう、Oracle Linuxのエンジニ

アはインテルと緊密に連携しています。1

すべてのLinuxディストリビューションに同じ修正や

機能強化が適用されるわけではありません。また、パッチをリリースする時期が、データベースの

安定性に重要となる場合もあります。データベース・テクノロジーはオラクルにとってもっとも重

要であるため、より広範で汎用的な目的に注力している他のサード・パーティLinuxディストリ

ビューションとは異なり、データベース・テクノロジーに影響する汎用Linuxカーネルの変更が最優

先事項となります。

Oracleソフトウェアを実行する場合にエンタープライズ・クラスのパフォーマンスと信頼性を提供

するために、オラクルが行ったOracle Linuxへの投資の例には、以下のようなものがあります。

大容量メモリ構成および高コア数のプロセッサでのパフォーマンス向上

ネットワーク・スタックでの10GbEパフォーマンスの最適化

I/Oサブシステムとブロック・レイヤーの強化

フラッシュ・カードのサポート強化

Oracle Linuxのデフォルトの出荷には、前述の機能強化を備えたオラクルのUnbreakable Enterprise

Kernelが含まれています。Oracle Linuxディストリビューション全体は、統合型のOracleソフトウェ

ア・スタックをサポートするように設計されています。たとえば、さまざまなソフトウェア・パッ

ケージの特定バージョンをインストールし、Oracle Linuxオペレーティング環境をOracle Database

向けにチューニングする、Oracle Enterprise Manager Agent Preinstall RPMと呼ばれるコンポー

ネントがあります。Oracle Enterprise Manager Agent Preinstall RPMによって、Oracle Database

が使用される具体的なプラットフォーム上で適切に実行されるように、共有メモリ・サイズ設定、

セマフォ設定、ネットワーク・バッファ設定などのシステム・パラメータが自動的にチューニング

されます。

オラクルのすべてのx86システムで、Oracle Linuxをプリインストールして出荷するように選択できます。

-------------------------------------------------- 1 出典:Gartnerの『Market Share, All Software Markets, Worldwide, 2012』(2013年3月29日)

Oracle Linuxが年間成長率80%を達成

Gartnerによると(2013年3月)、Oracle Linux

がLinuxサーバー・オペレーティング・システム

市場のトップ3に入り、2012年に前年比で80%を

超える成長を遂げました。この成長率は、Linux

サーバー・オペレーティング・システム市場全

体の成長を上回るものです。1

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インテルとの継続的な連携

オラクルのエンジニアはデータベース・パフォーマンスを向上するには何が必要かを把握しており、

オラクルとインテルの両社の製品ロードマップの方向性を打ち出すために、インテルのエンジニア

と連携しています。オラクルはインテルに対して、インテルの次世代チップセットの将来的な要件

を定義するのに役立つ情報を提供し、オラクルの製品チームは、インテル製品の今後の方向性や、

間もなくリリースされるチップの特定の機能について情報を受けています。この連携により、超最

先端のインテル・テクノロジーに基づいてオラクルのソフトウェア製品とツールを設計することが

可能になっています。その結果、オラクルは通常、新しいインテル・チップの機能を活用するソリュー

ションをいち早く市場に提供しています。

オラクルとインテルのエンジニアリング・レベルのパートナーシップの成果として、データベース・

パフォーマンスに直接影響を与える、以下のような高度なプロセッサ機能が実現されています。

新しいインテルCPUの暗号化機能では、Oracle Databaseで暗号化を使用する場合に3倍のパフォー

マンス向上を実現しています。データベースの暗号化に伴うオーバーヘッドが1%未満となるため、

パフォーマンスを低下させずに、さらに多くの組織で暗号化を利用してセキュリティを向上でき

ます。

プロセッサに新たに搭載されたインテルのチェックサム機能によって、Oracle Database 12cで

チェックサムの計算にかかる時間を40%短縮できます。オラクルでは、定期的にチェックサムを使

用してディスク上のデータの整合性を検証しており、この領域でのパフォーマンス向上はデータ

ベースの全体的なスループットと整合性に大きく影響します。

インテルの新しい命令を利用することで、Oracle Databaseのハッシュ計算アルゴリズムとハッ

シュ分散アルゴリズムのパフォーマンスが向上します。

新しいインテル・チップセットが備えているNUMA最適化機能によって、Oracle Databaseでデータ

ベースのロックにかかる時間を50%短縮できます。

インテルの変数スレッド・モデルを利用すると、Oracle LinuxでCPUを最大限に活用できるため、

Oracle Databaseのパフォーマンスとスケーラビリティが向上します。

図2:オラクルとインテルの関係

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オラクルのx86による業界をリードするパフォーマンス

オラクルは、Oracleソフトウェアで最高のエンタープライズ・パフォーマンスを提供するように努

めています。オラクルの高度な設計を適用し、最高性能のCPUとコンポーネントを使用することで、

オラクルのシステムでは、ベンチマークで最高レベルのパフォーマンス・メトリックを達成してお

り、数多くの世界記録を樹立しています。

2014年3月の時点で、Unbreakable Enterprise Kernelリリース2を搭載したOracle Linuxをオラクル

のSun Server X2-8システムで実行する構成で、オラクルはTPC-Cで引き続きLinux首位という結果を

維持しています。Sun Server X2-8システムを使用して、x86のオンライン・トランザクション処理

(OLTP)でTPC-Cベンチマーク・スコアが5,055,888 tpmC2という世界最速のデータベース・パフォー

マンスを実証しており、このシステムは500万を超えるtpmCを達成した世界初のx86システムとなっ

ています。この世界記録では、Linux首位という結果を達成しただけでなく、2位のx86システムより

も約70%も高いスコアを達成しています3(図3)。

TPC-Cベンチマークでは、OLTPアプリケーションの相対的なパフォーマンス・メトリックが示され、

SPECjEnterprise2010ベンチマークでは、アプリケーション・サーバーのパフォーマンスを測定する

ための実環境のワークロードが示されます。

図3:オラクルのSun Server X2-8が、2位のx86システムに68%もの大差で圧勝

-------------------------------------------------- 2 2014年3月13日時点でのTPC-Cトップ10のパフォーマンス結果。5,055,888tpmCというオラクルの結果は、インテ

ルXeon E7-8870 CPUを8基と4TBメモリを搭載したSun Server X2-8を使用したもので、2012年3月27日に提出さ

れています。このシステムで、Unbreakable Enterprise Kernelリリース2を含むOracle Linux、およびOracle

Partitioningを備えたOracle Database 11g Release 2 Enterprise Editionを実行しました。詳しくは、

http://tpc.org/tpcc/results/tpcc_result_detail.asp?id=112032701を参照してください。 3 2014年3月13日時点では、3,014,684tpmCスコア(2011年6月11日提出)を達成したIBM System x3850 X5が、2

位のx86システムとなっています。オラクルの5,055,888tpmCスコアは68%高いものとなっています。IBM System

x3850 X5の結果について詳しくは、

http://www.tpc.org/tpcc/results/tpcc_result_detail.asp?id=111071101を参照してください。

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オラクルのSun Server X4-2システムは、2013年9月時点で、SPECjEnterprise2010ベンチマークにお

いて2ソケットx86サーバーの世界記録を樹立しています。ベンチマーク結果である11,259.88

SPECjEnterprise2010 EjOPS4は、アプリケーション層にSun Server X4-2を、データベース層にSun

Server X4-2Lを使用して達成しています。この両方のサーバーでインテルXeon E5-2697 v2プロセッ

サを採用しており、ベンチマーク・テストではOracle Linux上でOracle WebLogic Server 12c、Java

HotSpot 64-Bit Server 1.7.0_40、およびOracle Database 12cを実行しました。

図4に示すように、Sun Server X4-2は、9,696.43 SPECjEnterprise2010 EjOPSを達成した2ソケット

IBM System X3650 M4サーバーよりも、パフォーマンスが16%高いことが実証されています。5

SPECjEnterprise2010では、Java Platform, Enterprise Edition環境を構成する基盤となるインフ

ラストラクチャのすべての部分に大きな負荷がかけられます。負荷がかけられる部分には、システ

ム・ハードウェア、Java仮想マシン(JVM)ソフトウェア、データベース・ソフトウェア、JDBCドラ

イバ、システム・ネットワークなどがあります。

図4:オラクルのSun Server X4-2が世界記録を樹立。2ソケットIBM System X3650 M4サーバーよりも16%高いパフォーマンスを達成

-------------------------------------------------- 4 SPECおよびベンチマーク名であるSPECjEnterpriseは、Standard Performance Evaluation Corporationの登録

商標です。Sun Server X4-2が11,259.88 SPECjEnterprise2010 EjOPSを達成しています。結果はwww.spec.org

から取得しました(2013年9月22日時点)。 5 SPECおよびベンチマーク名であるSPECjEnterpriseは、Standard Performance Evaluation Corporationの登録

商標です。Sun Server X4-2が11,259.88 SPECjEnterprise2010 EjOPSを、IBM System X3650 M4が9,696.43

SPECjEnterprise2010 EjOPSを達成しています。結果はwww.spec.orgから取得しました(2013年9月22日時点)。

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オラクルのx86システム、Oracle Linux、およびOracle Database:全体の連携を見越した開発

管理の可視性と制御の強化

最高性能のデータベースを実行することと、データベースの展開とアップグレードを管理すること

は、それぞれ別の課題です。システム管理に対するオラクルのアプローチでは、システムの構成と

プロビジョニングだけでなく、企業のIT資産とサービスの継続的な管理と監視にも対応しています。

図5に示すように、システムのセットアップと管理に対応するOracleツールに加えて、Oracle

Enterprise Manager 12cのエンタープライズ管理機能も提供されています。

Oracle Enterprise Manager 12cおよびOracle Hardware Management Packでは、オラクルの他のハー

ドウェア・コンポーネントやソフトウェア・コンポーネントと独自の統合が行われるため、Oracle

DatabaseやOracle Applicationsを実行しているエンタープライズ・サーバーの管理が容易になりま

す。

図5:ITサービス・ライフ・サイクル全体を通じ、オラクルの管理ツールがあらゆる管理ニーズに対応

Oracle Enterprise Manager 12c

Oracle Enterprise Managerフレームワークは、ITインフラストラクチャとクラウド・サービスに適

した完全な管理環境を提供し、オラクルのハードウェア・コンポーネントとソフトウェア・コンポー

ネントの高度な可視性と制御を実現します。スタック全体にわたるこの可視性には物理サーバーと

仮想マシンの両方が含まれ、問題を迅速かつ簡単、的確に診断できます。管理者は、スタックのど

のレイヤーが関係しているかを迅速かつ簡単に特定でき、ドリルダウンを行って詳細情報を入手で

きます。

スタックのすべてのレイヤーをOracle Enterprise Manager 12cから監視および制御でき、さらに、

Oracle DatabaseとOracle Applicationsのすべての管理ツールが統合されるため、アプリケーショ

ン・インフラストラクチャを全体的に把握できます。Oracle Enterprise Manager Ops CenterやOracle

Enterprise Managerの他のモジュールを利用すると、ドリルダウンを行って特定のシステム・コン

ポーネントの詳細情報を入手できます。Oracle Enterprise Manager Ops Centerはオラクルのx86シ

ステムのサポートに含まれるため、サーバー・ハードウェア・レイヤーとオペレーティング・シス

テム・レイヤーの管理の可視性と制御を追加料金なしに利用できます。Oracle Enterprise Manager

の他の階層型コンポーネントのライセンスを取得すると、DaaS(Database as a Service)環境のサ

ポートを含め、データベースを詳細に管理および制御できます。

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オラクルのx86システム、Oracle Linux、およびOracle Database:全体の連携を見越した開発

Oracle Enterprise Manager 12cのおもな特徴として、以下の3つが挙げられます。

総合的なクラウドIaaSソリューション - Oracle Enterprise Manager 12cは、エンタープライズ・

クラウドの構築、管理、利用のすべてのフェーズに対応する管理機能を備えています。Oracle

Enterprise Manager 12cを使用すると、インフラストラクチャがInfrastructure as a Service

(IaaS)、Database as a Service(DaaS)、またはPlatform as a Service(PaaS)のいずれでも、

管理者は豊富なクラウド・サービス・カタログを作成および管理でき、これらすべてを1つの管理

コンソールで実行できます。使いやすいセルフサービス・プロビジョニング機能に加え、計測機

能やチャージバック機能も備えています。

統合型のクラウド・スタック管理 - Oracle Enterprise Manager 12cでは、アプリケーションか

らディスクまで、クラウド・スタック全体の管理を統合できます。そのため、複数のポイント管

理ソリューションを伴うクラウド環境を統合する場合に生じる課題やコストを大幅に軽減できま

す。

ビジネス主導型のクラウド - Oracle Enterprise Manager 12cでは、アプリケーション、ビジネ

ス・サービス、およびトランザクションを詳細に把握できる、アプリケーション認識型のビジネ

ス主導型クラウドを構築できます。

Oracle Hardware Management Pack

Oracle Hardware Management Packは、オラクルのx86システム上でOracle Linuxを実行している場

合にハードウェア管理の強化と高度なストレージ診断を実現する、一連のコマンドライン・ツール

とエージェントです。サーバーの一部はサービス・プロセッサでは把握できないため、Oracle

Integrated Lights Out Manager(Oracle ILOM)ではなくオペレーティング・システムで管理する

必要があります。Oracle Hardware Management PackをOracle Linux上にインストールすると、管理

者はコマンドライン・ツールとエージェントにアクセスしてストレージ・コントローラの障害診断

と障害管理を実行でき、ツールを利用してBIOSとRAIDの構成やOracle ILOMとファームウェアの更新

管理も実行できます。

Oracle Hardware Management PackはOracle ILOMと統合されるため、管理者はOracle Hardware

Management Pack関連の情報をOracle ILOMユーザー・インタフェースを使って表示できます。たと

えば、Oracle ILOMインタフェースを使ってストレージ・サブシステムのステータスとインベントリ

を表示できるため、管理者はサーバーのステータス情報を総合的な統合ビューで把握できます。

図6:Oracle Hardware Management PackとOracle ILOMの統合により、サーバー・ステータス情報の統合ビューを実現

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オラクルのx86システム、Oracle Linux、およびOracle Database:全体の連携を見越した開発

オラクルのx86システム・ポートフォリオ

オラクルでは、最新かつ最高性能のx86プロセッサを使用して幅広いx86システムを設計、製造して

おり、これらすべてのシステムが、Oracleソフトウェアを実行する信頼性に優れたエンタープライ

ズ環境を対象としています。オラクルのx86システムは、2ソケット設計の1U構成と2U構成、4ソケッ

ト設計の3U構成、および8ソケット設計の5U構成で提供されています(図7)。オラクルは、次世代

以降のインテルCPUにおいても、この特定のフォーム・ファクタ設計を引き続き提供することをコ

ミットしています。

図7:オラクルのx86ポートフォリオ

各システム設計でメモリ・オプションとストレージ・オプションが提供されており、データベース・

アプリケーションのパフォーマンスを向上するために、ほとんどのシステムでフラッシュ・キャッ

シュ・オプションが提供されています。Oracle Supportとあわせて購入した場合、システムにオペ

レーティング・システム、仮想化機能、Infrastructure as a Serviceソフトウェア、およびOSレイ

ヤー/仮想化レイヤー/IaaSレイヤーを管理するための管理フレームワークが含まれ、これらは追加

コストなしで提供されます。Database-as-a-Serviceの有効化を含め、データベース・システム管理

のライセンスは、追加料金をお支払い頂くことで取得できます。

結論

オラクルの統合アプローチによって、Oracleハードウェア上でOracleソフトウェアを実行する場合

にさまざまな独自のメリットが得られます。

Oracleハードウェア上で実行している場合のみ、Oracleソフトウェアのすべての機能を利用し、

その価値を十分に引き出せます。

Linuxオペレーティング・システム内でデータベースを最適化しているのは、オラクルだけです。

x86サーバー・ライン全体を設計し、エンド・ツー・エンドでの高い製造品質を実現しているのは、

オラクルだけです。

スループットが重要となるエンタープライズ指向のx86サーバー構成に特化しているのは、オラク

ルだけです。

Oracleハードウェア上で実行する場合にOracleソフトウェアの信頼性、整合性、および処理速度

を高めるようにファームウェアを強化しているのは、オラクルだけです。

単一の管理ツールで環境全体の単一ビューを提供できるのは、オラクルだけです。

表1に、その他のリソースのリンクを示します。

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オラクルのx86システム、Oracle Linux、およびOracle Database:全体の連携を見越した開発

表1:詳細情報のWebリソース

製品Webページ

オラクルのx86システム http://www.oracle.com/jp/servers/x86/overview/index.html

Oracle Linux http://www.oracle.com/jp/technologies/linux/overview/index.html

Oracle Database 12c Enterprise Edition http://www.oracle.com/jp/products/database/enterprise-edition/overview/index.html

Oracle Enterprise Manager 12c http://www.oracle.com/technetwork/jp/oem/enterprise-manager/overview/index.html

Oracle Single System Management

ツール・ファミリ http://www.oracle.com/technetwork/jp/server-storage/servermgmt/overview/index.html

Oracle Applications http://www.oracle.com/jp/applications/overview/index.html

ホワイト・ペーパー、技術記事、ガイド

『Plug into the Cloud

with Oracle Database 12c』

(ホワイト・ペーパー)

http://www.oracle.com/database/

『Oracle Database Smart Flash Cache』

(ホワイト・ペーパー)

http://www.oracle.com/technetwork/articles/systems-hardware-architecture/oracl

e-db-smart-flash-cache-175588.pdf

『Advanced Uses of

Oracle Enterprise Manager 12c』

(ホワイト・ペーパー)

http://www.oracle.com/us/products/enterprise-manager/wp-advanced-uses-em12c-1982907.pdf

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オラクルのx86システム、Oracle Linux、および

Oracle Database:全体の連携を見越した開発

2014年5月

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