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Tama Art University Department of Environmental Design 1
●ゴシックの構成上の3要素
→ロマネスク期にすでに存在していた
リブヴォールト 尖頭アーチ フライングバットレス
● 垂直感 →付柱
● 上昇感 →とんがり、尖頭アーチ
● 超物質感 →石の存在感を消す 壁面の消失
● 無重力感 →組積造であることを意識させない
ゴシック VS ロマネスク
ゴシックの誕生のバックグラウンド
・封建社会の確立 世俗勢力の増大
都市ブルジョワジーの援助
・都市の発達 カテドラ(司教座)→カテドラル
都市の人口を収容できる巨大さ
・聖なる実在を見たいという願望 天の門
・聖母マリア崇拝 救済者 ノートル・ダム
建築史Ⅰ
ゴシック建築
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フランスのゴシック
●サンドニ修道院付属聖堂 /フランス 1136~1144
ゴシックはここから始まる
サンドニ以降ヨーロッパ中に伝播
●パリ大聖堂 /フランス 1163~1250
初期ゴシック建築の傑作
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●シャルトル大聖堂 /フランス 1194~1260
12 世紀のステンドグラスが残る
●アミアン大聖堂 /フランス 1220~1410
盛期ゴシック最大
●サントシャペル パリ/フランス 1241~1246
究極のゴシック 無重力感 構造を隠すテクニック
Tama Art University Department of Environmental Design 4
●サン・マクルー ルーアン/フランス 1436~1521
フランボワイヤン式ゴシック
フランスゴシックの終焉
●モン・サン・ミッシェル /フランス
8 世紀から始まる。ロマネスクの修道院+ゴシックの聖堂
イギリスのゴシック
●ソールズベリ大聖堂 /イギリス 1220~1265
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●カンタベリー大聖堂 7 世紀創建
12 世紀後半 ロマネスク
1379~1503 ゴシックで増改築
ファンヴォールト
●グロスター大聖堂 /グロスター イギリス 1357-1377
●ヘンリー7 世礼拝堂 /ロンドン イギリス 1503-1512
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ドイツ、オーストリアのゴシック
●ケルン大聖堂 /ドイツ 1248~1560 1842~1880
アミアン大聖堂をモデルとする。
●ハイリッヒ・クロイツキルヘ 1300 頃~1500頃
シュベービッシュ・グミュンド/ドイツ
網目ヴォールト ドイツ、オーストリア、東欧で流行する
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●ウイーン大聖堂 1304~1446 ザンクトシュテファン
設計:ミヒャエル・クナープ
西正面はロマネスク
瓦で模様を描く表現は東欧で流行る
イタリアのゴシック
イタリアでは北部以外ゴシックは流行らない
●サン・フランチェスコ /アッシジ イタリア 1228~1253