アフリカで活躍する企業 - ジェトロ（日本貿易振興 …...Copyright(C) 2012 JETRO, All rights reserved. 禁無断転載中国・アフリカ発展ファンド（2007年6月）

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アフリカ・ビジネスセミナー

～アフリカの市場可能性と現地ビジネス情報～

アフリカで活躍する企業欧米、韓国、中国、インド、日本企業


目次

市場としてのアフリカ…写真（南ア，タンザニア、アンゴラ、ナイジェリア、ウガンダ、ガーナ）

先行する欧州企業のアフリカ市場開拓･･･ネスレ、ハイネケン、ロレアル、グルンドフォス

新興勢力のアフリカ市場開拓

アフリカ市場における中国旋風

韓国企業が見るアフリカ市場

インド企業のアフリカ市場開拓

日本企業等のアフリカ事業展開事例

船外機･･･ヤマハ

ソーシャルビジネスに挑戦（ガーナ）･･･味の素

CSR活動からビジネスへ（ウガンダ）･･･サラヤ

インド企業との連携･･･第一三共

低所得層市場の開拓（南アフリカ）･･･パイロット

NGOがアフリカ・ビジネスを仲介･･･ネイチャリングプロジェクト

マイクロファイナンス（ウガンダ）･･･AISUD

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【免責条項】本セミナーで提供している情報は、ご利用される方のご判断・責任においてご使用ください。ジェトロでは、できるだけ正確な情報の提供を心掛けておりますが、本セミナーで提供した内容に関連して、ご利用される方が不利益等を被る事態が生じたとしても、ジェトロ及び執筆者は一切の責任を負いかねますので、ご了承ください。


ヨハネスブルグ黒人居住区の地場スーパー

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アフリカ最大の消費市場…南アフリカ

2010年

1日当たり収入世帯数(100万)

世界銀行アフリカ開発銀行 E20 人種別

280以上 1.2（9％）富裕層富裕層上位中間層白人57％、非白人43％白人290万人、黒人270万人140以上～280 1.8(14％) 富裕層富裕層上位中間層白人38％、非白人62％

20以上から140 6.8(51％）中間層75％/富裕層25％

中間層95％/富裕層5％

下位中間層非白人約90％黒人1220万人、白人160万人

20未満 3.4(26％) 低所得層/中間層低所得層低所得層ほぼ非白人

中間層の定義1日当たり2ドル～14ドル680万世帯

中央所得の75％から125％、670万世帯

20ランド以上、990万世帯

換算レートは1ドル＝5ランド資料：Eighty ２０　「Middle Class 　Muddle」,2011.Sep.

構成比平均家計収入

（月収）

生活環境：

（水）水洗トイレ、（Ａ）銀行ＡＴＭカード、（携）携帯電話の保有率

LSM1 2.8% R1,496 （水）0.0％、（Ａ）13.5％、（携）24.9％

LSM2 6.5% R1,732 （水）0.0％、（Ａ）13.5％、（携）48.1％

LSM3 7.7% R2,052 （水）1.3％、（Ａ）27.1％、（携）60.5％

LSM4 14.0% R2,829 （水）10.6％、（Ａ）38.8％、（携）66.6％

LSM5 16.8% R3,832 （水）25.7％、（Ａ）43.9％、（携）71.1％

LSM6 19.3% R6,398 （水）65.8％、（Ａ）58.9％、（携）77.8％

LSM7 9.9% R10,066 （水）92.0％、（Ａ）66.8％、（携）82.8％

LSM8 8.1% R13,698 （水）97.2％、（Ａ）73.4％、（携）85.7％

LSM9 9.0% R18,414 （水）99.4％、（Ａ）80.6％、（携）91.9％

LSM10 6.0% R27,143 （水）99.7％、（Ａ）84.4％、（携）95.2％

SAARFによる生活基準測定値

（出所）南アフリカ広告調査財団（SAARF）

南アのマーケティング・セグメント LSM(Living Standards Measure)

これまで南アの消費市場はLSM8-10、2000年に入り、LSM4-7を顧客とする戦略に

貧困層

下位中間層

上位中間層富裕層

南アフリカの中間層



先行する欧州企業のアフリカ市場開拓

低所得層向け市場開拓

ネスレのPPP戦略

中間層市場向け市場開拓に注力

ハイネケン、ロレアル

BOPビジネスへの挑戦

グルンドフォス


ネスレ

Popularly Positioned Products（PPP）戦略

①アフリカにおけるネスレ 1872年南アに輸出開始 1916年現地法人（南ア） 1927年現地企業買収で現地生産

②アフリカ売上げ（2010年）： 33億1,000万スイスフラン最大の市場は南アフリカ。成長性では北アフリカ、中央・西アフリカ。 2050年までに6億人の新規購買層。中

間層と低所得層の底上げ。

③PPP戦略

ネスレのメインストリーム商品と PPP商品

出所：Nestle Investor Seminar Vevey 2007 プレゼンテーション資料

出所：Nestle Investor Seminar Vevey 2007 プレゼンテーション資料


ネスレのビジネスセグメント別業績内訳（2011 年 1 月～12 月）

（単位：100 万スイスフラン、％）

地域売上高売上高の割合本業の成長率営業利益率

ゾーン・アメリカ 26,756 32.0 6.2 18.4

ゾーン・欧州 15,243 18.2 4.0 15.6

ゾーン・アジア、オセアニア、アフリカ 15,291 18.3 11.9 18.9

ネスレ・ウォーター 6,520 7.8 5.2 8.0

ネスレ・ニュートリッション 7,233 8.6 7.3 20.0

その他 12,599 15.1 11.4 16.8

合計 83,642 100.0 7.5 15.0 注）「その他」には、ネスレ・プロフェッショナル、ネスプレッソ、ネスレ・ヘルスサイエンス、全世界で管理されている合弁事業（Cereal

Partners Worldwide、Beverage Partners Worldwide）を含む。

出所：ネスレ・プレスリリース

成長率


ネスレのビジネスモデル

ネスレの店頭販促支援

キャンペーン実施など

CSVによるネスレのコミュニティー支援

ネスレの TVコマーシャル

ネスレの倉庫確保、販売人員

雇用、販促支援

CSVによるネスレの農業技術支援


ハイネケン･･･アフリカのビール市場開拓

①アフリカ進出・業種

1900年アフリカ市場向け輸出 1923年コンゴ共和国（ベルギー領コン

ゴ）に醸造所

アフリカ全土で事業・・・醸造所、ソフトドリンク、包装、ワイナリー、蒸留所など

②アフリカのビール市場伝統的なアルコール飲料自家醸造も盛ん 9,200万hl（2008年）、うち南ア 2,850万hl 一人当たり消費量は小さい限られたプレイヤーによる集中した市場利幅も大きいプレミアムセグメントが拡

大

ハイネケンの業績地域別内訳（2010 年）

（単位：100 万ユーロ、100 万 hl）

地域収益 EBIT 連結ビール販売量

(うちプレミアムセグメント)

西欧 7,894 768 45.4（7.4）

アメリカ大陸 3,431 549 37.9（8.2）

アフリカ・中東 1,988 548 19.1（2.7）

中・東欧 3,143 351 4.2（2.3）

アジア太平洋 206 280 1.3（5.4）出所：ハイネケン 2010 年次報告書



ロレアル･･･アフリカの美容市場開拓

西ヨーロッパ39%

北米24%

アジア・太平洋18%

東ヨーロッパ8%

南アメリカ8%

アフリカ・中近東3%

1.地域別売上高

ロレアルは世界各地に37カ所に化粧品製造を中心とする生産拠点を有する。ヨーロッパ：20カ所

（うち、原料生産拠点3カ所）北米：8カ所

（うち、皮膚ケア製品生産拠点1カ所）南米：3カ所アジア：5カ所

（うち、原料生産拠点1カ所）アフリカ：1カ所

プロ用製品 L’Oréal Professionnel Redken Kérastase Matrix

一般消費者製品 L’Oréal Paris Garnier Maybelline New York Softsheen Carson

高級ライン製品 lancome Giogio Armani Yves Saint Laurent Biotherm Kiehl’s Ralph Lauren Shu Uemura Cacharel Helena Rubinstein Diesel

スキンケア製品 Vichy La Roche Posay Skinceuticals Innéov

アフリカ市場アフリカには、美容に対する深い伝統がある。多くの女性が美容や髪の手入れに時間をかける。ヘアケア製品（特に縮毛矯正など、アフリカ人の女性の半分が毎月使用しているもの）、ボディケア製品、デオドラントの3つが三大市場。

マーケットリーダーシカゴの専門研究所においてアフリカ人特有の髪質や肌についての長い経験。買収した「ソフトシーン・カーソン」（アフリカ人用に開発された最初の世界的ブランド）、またヘアサロン用のミザニ（Mizani）ブランドを通じて、南アフリカではヘアケア製品部門では圧倒的なシェアを持つ市場リーダー。またアフリカ地域での新規顧客の獲得を行っている。

地域別売上シェア

2.生産拠点

3.製品

4.アフリカ市場


グルンドフォス･･･安全な飲料水の供給デンマークの大手ポンプメーカー

スマートカード

カードをはめ込むと入金残額が表示される

別の鍵穴にカードをあてると給水開始

給水の様子

ICチップが統合されたプリペイドカード



ライフリンクの料金徴収･･･グルンドフォス

2007年 Grundfos LIFELINK 設立目的：アフリカ、アジア、中南米の農村部と都市部周辺部の住民の生活改善。2015年までに150万人に安全な飲料水。価格設定：ライフリンク・システム=約35,000ドル飲料水の価格 20リットル=約2ケニアシリング現地コミュニティが独自決定ケニアでの事業（2009年3月）： 200台が設置、5万人が利用


アフリカにおける中国旋風中国の対アフリカ投資

対アフリカ投資は僅かであるが、存在感は大きい・・・少数国に集中、インフラ投資を重視

中国企業ブランド製品の重要な市場・・・衣料・履物製品、オートバイ、通信機器などの消費者向け製品

資源開発は中央企業が主体

中国・アフリカ発展ファンド、海外貿易加工区、投資開発貿易促進センターの設置など公的支援



中国・アフリカ発展ファンド（2007年6月）

2006年11月胡錦涛国家主席が中国・アフリカフォーラム北京サミットで打ち出した。

第1期：10億ドル

第2期：30億ドル

最終的に50億ドル

同ファンドは主として中国企業と合弁する方式で、中国企業のアフリカでの投資をサポート。

2011年5月時点で13億ドルの投資、このうち実行額は累計6億ドル。20ヵ国以上アフリカで40件余りのプロジェクト。

（出所）中国・アフリカ発展ファンドHP、報道記事等

時間投資国別金額投資プロジェクト

2008年1月

エチオピア

9,000万ドル

中地海外建設有限会社と提携して年間生産量4万トンのガラスプロジェクトに投資。

ガーナ深センエネルギー投資株式有限会社と提携して20万kWガス発電所に投資。

ジンバブエ中鋼グループと提携してフェロクロム加工生産プロジェクトに投資。

（不明）中国建築材料株式有限会社と共同でアフリカ支援の協力プラットフォームを構築し、

アフリカの国でセメント、ガラスなどの建築材料プロジェクトに投資。

2008年10月エジプト 2,400万ドル天津泰達投資ホールディングカンパニーと共同でエジプトスエズ経済貿易協力区

に投資。

2009年6月マラウィ、

モザンビーク不明中国彩綿グループと青島瑞昌綿業と共同で綿花プロジェクト加工工場に投資。

2011年8月（不明）約5.7億人民元奇瑞自動車株式有限会社と合弁した企業がアフリカの主要国市場で工場作りまた

は自動車金融会社の設立に投資。


海外経済貿易協力区

海外に進出する中国企業向けの工業団地、製造・物流・貿易を総合化した多機能

投資額

（億ドル）

面積

（km2）

2006年

ナイジェリア広東経済貿易

協力区

広東新広国際グループ中国・アフリカ投資

有限会社 25.0 20.0

家具、建築材料、陶磁器、金物、医薬、電

子等

ザンビア中国経済貿易協

力区中国有色鉱業グループ有限会社 4.1 11.6 非鉄金属、型材加工、在庫、物流等

モーリシャス晋非経済貿

易協力区

山西晋非投資有限会社（太原鉄鋼グループ

有限会社など3社が合弁） 2.2 2.1

情報ビジネスサービス、物流貿易、生産加

工、コミュニティサービス及び関連生活

サービス等

ボツワナ経済貿易協力区亨達グループ 0.5 5 紡織、ハイテク産業、展示と貿易、物流等

2007年

エチオピア東方工業園江蘇永元投資有限会社 8.5 5.0 冶金、建築材料、機械と電力設備等

アルジェリア中国江鈴経

済貿易協力区

江西宝盛国際投資有限責任会社（江西省江

鈴自動車集団会社と江西省石炭集団会社

が合弁）

5.4 5.0 自動車、建築材料等

エジプトスエズ経済貿易協

力区

中国・アフリカ泰達投資株式有限会社（天津

泰達投資ホールディングカンパニーと中国・

アフリカ発展ファンド有限会社が合弁）

4.6 7.0 石油装備、紡織服装、輸送工具、機械電

子と新型材料等

ナイジェリアレッキ自由貿

易区―中国・ナイジェリア

経済貿易協力区

中国・アフリカレッキ投資有限会社（中国鉄

建株式会社など4社が合弁） 3.3 30.0 商業貿易物流、機械製造、不動産開発等



投資開発貿易促進センターの設置

1995年以降アフリカ11ヶ国でセンターを設置：エジプト、マリ、ギニア、コートジボワール、ナイジェリア、カメルーン、ガボン、タンザニア、ザンビア、ケニアとモザンビーク

該当国で投資するまたは該当国に輸出する中国企業に通関、貨物の受取、倉庫、為替決済、情報コンサルティングなどのサービスを提供。センターは地元の銀行・警察局・税関・移民局・空港などの関連官庁・機関と良好な関係を持っており、中国企業が手続きでトラブルがあった時には、センターに支援を求められる。

モザンビーク：安徽省外経建設会社が出資運営することをきっかけに、モザンビーク市場に進出。2003年6月に「天地億万多」スーパーマーケットのモザンビーク店を開設した。同店の建築面積が3,000㎡余り、ショッピング環境とハードウェア施設は地元でナンバーワンである。


韓国企業から見たアフリカ市場

アフリカ市場開拓

資源開発韓国鉱物資源公社が南アでレアアース開発権（16年から年間6000トン）

資源が豊富な国が多い（オイルマネーのある国）のインフラ重要 →第2の中東

南アの15兆円規模の原発プロジェクトの入札に韓国も参加 KTがテレコムSAに資本参加

消費市場として注目携帯も買えない所得層のはずだが、実際には現金で購入している。

⇒ ラスト・ボリュームゾーン！

韓国企業のアフリカでのポジション

アフリカでは中国に比べ韓国は弱い。中国はインフラに食い込んでいる。

アフリカは基礎生活用品も輸入品。しかし中国の農機具やプラスチック製品は安くないのもある。韓国の参入の余地。

韓国企業はファイナンスが弱い『日本人はきれい好きでアフリカには馴染まない。韓国人は根性がある。日本の技術、ファイナンスと韓国の根性を組み合わせれば、中国を抑えられると思う。』



サムスン電子のアフリカ市場開拓

2015年までにアフリカ市場を中国並みの市場に･･･サムスン電子のブルーオーシャン戦略

アフリカ事業の売上$1.23B（2010年）、前年比３１％増､世界売上（$135.8B)の0.9％。アフリカにおける製品販売国は2009年の15から2010年に42カ国、流通業者は32から80、サービスセンター

は18から36に倍増。目標は2015年までにアフリカ市場での売り上げを$10B、中国に匹敵する市場に成長させる。


2009年にアフリカCSRを開始･･･それまではスポーツイベントなどが中心であったが、プロアクティブなCSRに転換。利益と社会的貢献を重視

アフリカ・プロジェクト

“Blue Education” project「現在及び将来の消費者が当社の製品に接する機会を提供し、彼らの技能を強化し、彼らの雇用可能性と企業家精神を確立することを目的

Samsung 電子工学アカデミー

Samsung 太陽光発電インターネット・スクール

Samsungモバイル・エデュケーション（e-エデュケーション、コンテンツ、アプリケーション）

⇒2015年までに500万人の生活に有益な影響を及ぼす

インド企業にとってアフリカは重要な市場

例えば････

世界規模でビジネスを拡大しているBharti Airtel社にとって、アフリカは重要な成長市場

Godrej Consumer Projects Limited (GCPL社)は、日用消費財市場グローバル化の一環として、南アからナイジェリアまで事業を拡大

Emami 社は、ビジネス展開で世界を視野に中東・アフリカ市場を重視

Kirloskar Brothers Limited (KBL社) は、アフリカ全土で展開。 “Kirloskar”という単語は、アフリカでは「ポンプ」と同意語に

Bajaj Auto Limited (BAL社)は、多くのアフリカ諸国で「三輪自動車」が「Bajaj」と呼ばれている。



Bharti Airtel 企業概要

• Bharti Airtel社：アジア、アフリカ19か国で事業展開するグローバル通信大手

• 顧客：世界で2億人（2010年）、アフリカで5,000万人超

Airtelの世界での売上内訳

Airtelのアフリカ市場の売上（百万米ドル）

Airtelは、アフリカの以下の市場でモバイル通信サービスを提供している

Airtelのアフリカ市場

• 従業員 2011年9月、同社従業員の総数は、5,115人に達した

• 業績アフリカ事業からの売上は、約10億米ドル（2011年9月期四半期）

出典：企業のアニュアルレポート、企業のIRおよび企業の発表

現在の売上内訳

直接、事業活動している国

売上

（百万

米ド

ル）

ケニヤウガンダマラウィチャドガーナナイジェリア DRC ウガンダタンザニアコンゴニジェールシエラレオネザンビアマダガスカルガボンセーシェル


Airtel,MTN,Vodafone


ガーナ


Emami 企業概要

• Emami Limited社はインドの個人・ヘルスケア消費財産業の最大手である

• 製品は2,500の卸売業者を通じてインド全土のほぼ300万の小売店に達する

機会 • サブサハラ地域では、特にスキンケア美白製品への

潜在的可能性が非常に大きい。

Emami社が重視する国際市場

ドバイ

バーレーン

オマーン

カタール

サウジアラビア

イエメン

エジプト

スーダン

モロッコ

アルジェリア

アンゴラ

ケニア

ウガンダ

Emamiは以下の諸国に進出している

中東及びアフリカでの売上（百万米ドル）

売上

（百万

米ド

ル）

海外売上の内訳

業績

• アフリカはEmami社の国際事業の重要な成長市場であった

• 国際事業へのアフリカの寄与度は今後4年間で35％から60％超に増加すると予想される

27.5%増

出典：会社側報告書、報道記事、直接インタビュー、Zinnovによる分析

現在の売上の内訳

直接進出先

2011年度 2010年度


インド企業のアフリカ・ビジネスの特徴

製品・サービスがアフリカ市場に受け入れられた。例：BajajやEmami 現地仕様化

マーケティング・ミックス（マーケティングの構成要素：4Ｐ）の相乗効果を測りつつも、4Ｐの中ではやはり価格(Price)がアフリカ市場における重要な要素である。例：AirtelやRanbaxy

手ごろな価格

アフリカ社会の核である地域や家族と密着したＣＳＲ活動やプログラムを通じたブランディングとプロモーション例：Ranbaxy社 CSR伴うブラン

ディング

地場企業との連携による消費者情報の蓄積し、消費者の知識を活用例：Kirloskar

現地での提携

• 企業と現地市場の結びつきには、在留インド人が重要なパイプ役。 • 在留インド人の労働力は、市場動向と市場の行動パターンを理解には不可欠。例：

Godrej

在留インド人の活用



船外機・・・ヤマハ

ソーシャルビジネスの挑戦･･･味の素

CSR活動からビジネスへ･･･サラヤ（指消毒）

インド企業との連携･･･ランバクシー＋第一三共

低所得層市場の開拓･･･パイロット、ボールペンを南アフリカのタウンシップ（旧非白人居住区）で販売

NGOがアフリカ・ビジネスを仲介・・・ネイチャリングプロジェクト

マイクロファイナンス・・・ AISUD

日本企業等のアフリカ事業展開事例


GAIN

プロジェクト推進委員会ガーナ大学(UG), Nevin Scrimshaw International Nutrition Foundation (INF)

味の素

USAID

資金援助「BOPビジネス連携」

資金援助専門家派遣

コミュニティーベースの

流通

CARE

伝統的な市場での流通

ソーシャルカンパニー

流通システム開発

PLAN UG INF

栄養効果試験

JICA

効果の評価

共同開発プロジェクト

製品サンプル生産（Yedent社)

資金援助（Global Development Alliance)

DSM

ビタミンプレミックス

テスト製品

UG

技術支援

Ghana Health Service

技術支援、アドバイス

味の素「ガーナ栄養改善プロジェクト Phase 2」



1952年創業日本で初めて薬用石けん液を開発 2010年「SARAYA 1000万人の手洗いプロジェクト」（サラヤ×

ユニセフCRM）始動アフリカ・ウガンダでのユニセフの手洗い普及活動を支援

2011.5 現地法人の登記完了 2011.7 JICA協力準備調査

“新型アルコール消毒剤による感染症予防を目的としたBOPビジネス事業準備調査”

Patient Room Entrance/Bedside

Pocket-sized containers

1 L with spray pump

40mL

Fast-Dry Alcohol Gel for

Hand Disinfection

Sarayan Gel SH1

Fast-drying Hand Disinfectant

ALSOFT SH

Healthcare Disinfectant Hand Rub


サラヤ株式会（大阪）、アフリカとの出会い

サラヤ（株）／サラヤ・イースト・アフリカ

医療機関

インストラクター制度等連携

JICA

ウガンダ事務所UNICEF

ウガンダ事務所

NGO

現地企業製糖工場

連携

保健省など政府関係機関

アルコール手指消毒剤の販売

BOP層の保健・医療課題

の改善

連携連携

BOP層

インストラクター制度の導入

& 製品の販売

医療機関の衛生環境の改善

サラヤ株式会ウガンダにおけるビジネスモデルイメージ

今後の計画パイロット病院でのキャンペーン展開現地製造検討消毒剤市場へのアプローチ（NGO、公共施設、etc）

サラヤ・・・ウガンダで消毒財の販売

2009年12月，第一三共は2008年に連結子会社化したインドのランバクシー・ラボラトリーズ（以下，ランバクシー）と，アフリカでの事業連携を発表した。アフリカで販売するのは，主力製品である高血圧症治療剤オルメサルタンで，2009年時点で年間約2,400億円を売り上げる同社の主力製品である。アフリカでの販売対象国は，ナイジェリア，ケニア，タンザニア，ウガンダ，ザンビア，モザンビークの６カ国であり，各国機関の承認を得て販売環境が整い次第，「Olvance」の製品名で順次販売を開始する予定だ。（ジェトロ白書2010）

第一三共の所在地別セグメント業績 ①売上高 ②営業利益

750665

580 585

0

0

1896

233

228239

271

0

0 101

13387

126 30

53

0

200

400

600

800

1,000

1,200

2006 2007 2008 2009

その他

欧州

米州

アジア・オセアニア

国内

（10億円）

113 107

43 40

00

△ 19

5

3738

50 47

8 13

0 3

△ 40

△ 20

0

20

40

60

80

100

120

140

160

180

2006 2007 2008 2009

その他

欧州

米州

アジア・オセアニア

国内

（10億円）

（年）

（資料）第一三共有価証券報告書から作成

インド企業との連携～第一三共（医薬品）～



Ranbaxy 企業概要

• Ranbaxy Laboratories Limited (Ranbaxy社)：インド最大手の医薬品企業。高品質且つ手頃な価格で、広範なジェネリック医薬品を製造する総合的な研究開発ベースの企業体

Ranbaxy が直接、企業活動する国

FY 2011FY

2012(Estimate)

150 200

0

100

200

Ranbaxyのアフリカ市場での売上 (百万米ドル)

売上

(百

万米

ドル

)

Ranbaxyの世界での売上内訳

業績 • 南アフリカは、Ranbaxyにとって世界のトップ５に

入る市場

30% 成長

出典：企業のアニュアルレポート、企業のIR、ニュース記事

現在の売上内訳

直接、企業活動している国

カメルーンモロッコウガンダエジプトナイジェリアジンバブウェ象牙海岸セネガルケニヤ南アフリカ

Ranbaxyは、以下の国々で直接企業活動している


パイロットペン・南アフリカ～スパザショップで低所得層市場開拓～

南アの消費市場開拓は、高所得

層・中間層から低所得層、BOP層

に広がり

「南アフリカでは所得階層によっ

て居住区が分かれており商品を

購入する場所も違うことから、

ターゲットとする客層を設定すれ

ば価格帯の異なる商品を店頭に

混在させることなく販売できる」

（南アパイロットペン鶴岡斉氏）

スパザショップ

スーパーマーケットなどのチェーン店

学校への寄付活動



スパザショップ

「スパザ」はズールー語で「隠れた」

という意味で、「スパザ」ショップとは、

タウンシップの住居で経営する非正

規の零細小売り店舗。

南アフリカにはこのような形態の店

舗が10万店舗以上あるとみられ、そ

のうちハウテン州のみで4万店舗以

上あるとされる。

それぞれの店舗は2～3名の従業員

を雇用しているため、全体で23万～

29万の雇用を創出。100万人以上の

生活を支えており、全体で年間70億

ランドを上回る売り上げがあるとみら

れている。

スパザショップの売れ筋商品

ソフトドリンク、タバコ、パラフィン（家

庭ストーブ用石油）とキャンドル、トウ

モロコシ食、アルコール飲料、パン、

砂糖等。

出所：スパザニュース


ネイチャリンググループがこれまで培ったノウハウを生かし資金調達・事業プランの策定・現地ｺｰﾃﾞｨﾈｰｼｮﾝ等

パートナー事業者への海外展開をサポートします。

ＮＰ本部（国内）ＮＦウガンダブランチ（海外）

企業

個人事業主

ＮＰＯ・ＮＧＯ社会起業家

イガンガ農業経営者育成センター

目的：集落の経済力を向上できる人材の育成 ※農業経営者の育成から開始。

NGO：ネイチャリングプロジェクト（鹿児島）ウガンダでビジネス・サポート


主な事業起業家養成スクール（職業訓練）実績コミュニティ・ジョブ支援事業コミュニティビジネスノウハウ移転・支援事業かごしまソーシャルビジネスフォーラム文化ボランティア・コーディネーターフォーラム文化ボランティア・コーディネーター養成講座鹿児島県広報研修大会さつま"遊"学塾女性のキャリア支援事業起業家教育推進協議会地域貢献活動支援事業

ミッション：公益の視点、クリエイティブな経営能力を持つ人材の育成を行い、公的サービスの担い手である社会起業家の輩出を目指します。

2000年設立の特定非営利活動法人

http://www.naturing.org/about/org/nposchool-result.html



http://www.naturing.org/about/org/cj-support.html

http://sps.s30.coreserver.jp/sps/

http://www.naturing.org/about/org/sb-forum.html

http://www.naturing.org/about/org/culture-vol.html

http://www.naturing.org/pdf/bunka-report2008.pdf

http://www.naturing.org/about/org/kg-pub.html

http://www.naturing.org/about/org/school-satuma.html





http://www.naturing.org/about/org/02ue18/030105school_uechare.html

http://www.naturing.org/about/org/entre-promo.html

http://www.naturing.org/service/local-support.html


まとめ

魅力・・・若年層人口、中間層拡大中、ブランド信仰、マクロ経済パフォーマンスの改善、規制緩和等

ビジネスリスク・・・インフラ未整備、貧困、教育・医療レベル、官僚主義等

アフリカの消費者・・・低所得層に余計なものを買う余裕はない、ブランド力の構築

流通・・・伝統市場に商品を届ける（アクセスの確保）

現地生産のハードル・・・原材料調達等難しさ

現地社会との関係・・・社会貢献活動による信頼関係の構築、人材育成への貢献

南アフリカの位置づけ・・・内需と発射台


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アフリカで活躍する企業 - ジェトロ（日本貿易振興 …...Copyright(C) 2012 JETRO, All rights reserved. 禁無断転載 中国・アフリカ発展ファンド（2007年6月）

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