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ササハタハツまちづくり フューチャーセッション 2018年度 緑道ブロック分科会(3) 開催レポート 2018年11月29日 18:30-20:30

ササハタハツまちづくり フューチャーセッション 2018年度 緑道 ... · 2020-03-31 · 子どもの遊び心を誘発するデザイン。道あ そびで多世代交流のある緑道。

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ササハタハツまちづくりフューチャーセッション2018年度緑道ブロック分科会(3)開催レポート

2018年11月29日 18:30-20:30

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緑道ブロック分科会の目的

背景

昨年度の「ササハタハツまちづくりフューチャーセッション」の中で緑道周辺のポテンシャルの高さや、コミュニティ活性化のためのアイデアが議論をされてきた。

目的

より広く緑道周辺のつながりをつくり、コミュニティを形成しながらまちの活性化、シティプライドを高めたい。

玉川上水旧水路緑道の再整備もこれから検討していく上で、この場の社会実験を基本計画の参考にしていきたい。

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緑道ブロック分科会3

1. イントロダクション

・挨拶(まちづくり課長、緑と水・公園課長)

・本日の進め方(ファシリテーター)

まちづくり課長齋藤より、初台町会の片山様を中心に2つの緑道ブロックのチームが合同で開催した「初台緑道マルシェ」の紹介がありました。当日たくさんの方の笑顔が見れたという報告と、今後もイベントを運営する側にも積極的に参加をしてほしいというお願いがありました。また、緑と水・公園課長石川より、玉川上水旧水路緑道の約2.6kmの整備は、大きなプロジェクトであること、そして、この「ササハタハツまちづくりフューチャーセッション」から出た新たな考え方を受け入れられるように、緑道整備・維持管理について意見を伺いながら検討していきたいとの話がありました。ファシリテーターからは、これまでの取り組みを踏まえて、どう盛り上げていけるか、社会実験をどう進めていけるかなど、残り下半期の方向性が示されました。

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まちづくり課より2017年度・2018年度の活動報告が行われました。

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緑道ブロック分科会3

1. イントロダクション

これまでの経緯の振り返り

2017年度活動報告(一部抜粋)

2018年度活動報告(一部抜粋)

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緑道ブロック分科会3

2. 2チーム合同での社会実験トライアルの報告

「初台緑道マルシェ」開催の報告

11月23日(金・祝日)の13時~16時に、バーベキュー&ファイヤー&マルシェチーム、エディブル農園(ハーベストコミュニティパーク)で、今後行う社会実験のトライアルとして「初台緑道マルシェ」を開催した。その内容は、焼き芋大会、マルシェ、花の苗植え体験、種だんごづくり、みちあそびなど。今回は実証実験をテーマに、まずは一度イベントを開催してみること、そして来場者にアンケートを取り、その結果を検証していくことが目的。事前に必要だったのは、緑道の占用許可申請、火気使用申請、物品の販売に際しての保健所の申請など。また雨天対策も検討し、関係各所への手続きを行った。事前告知の広報活動は、開催決定からイベント当日までの時間が限られており難しかった。来場者へのアンケートでは、現在公園で物販や直火の使用、野菜の栽培が禁止されていることについて、ほとんどの方が知っていることがわかった。よかった点は、まずできた!ということ。渋谷区にお願いしたい点としては、ササハタハツの取り組みが区役所の中で浸透していないので、関係各所全体への浸透。また、手続きや申請が多岐にわたるのを、今後は「まちラボ」などを設置し、ワンストップで完了できるようにしてほしい。イベント開催時にはササハタハツの「のぼり旗」などで会場への誘導ができると、駅からの導線もわかりやすくなるといったことがある。今年度のまとめとして、3月に笹塚、幡ヶ谷、初台の緑道で一斉にイベントを開催できないか。実施の検討をしていきたい。

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緑道ブロック分科会3

2. 2チーム合同での社会実験トライアルの講評

公共スペースでの都市実験について(ランドスケープアーキテクト・Ofer Bilik氏)

「初台緑道マルシェ」にどんな人が集まり、コミュニティにどんな影響が起きたかを調査した。緑道には、いくつかアクティビティが起こりやすい場所がある。商店街と隣接しているか、周辺に公共的な場所があるか、交通導線につながっているかなどのバランスを検証すると、今回の会場はコミュニケーションが起こりやすい場所だったといえる。メリットとしては、周辺に住宅がないため、騒音の問題も気にしなくてよい。道としても歩道と活動を並行して行えるだけの道幅が十分あった。その一方で、空気がよくない、緑が生い茂っていないなど、環境的には気持ちのよい場所なのかという懸念がある。今回のイベントの中では、マルシェや焼き芋など物品を購入したり配布したりするものは人気があった。参加者は、周辺に住んでいる40代、50代が多く、今後は若い人が参加できることが望ましい。初台駅や初台駅前の商店街と今回イベントを行った緑道のスペースとが分断されている。駐輪場があるため、道幅が狭く、段差もある。ここの道幅を広げたり、アクティブなしかけを作ったりするなどして、活かしていけるかが課題である。

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緑道ブロック分科会3

2. 事例紹介「渋谷どこでも運動場プロジェクト」

「“みちあそび”が地域の人たちの“出会いの場”になる」TOKYO PLAY代表・嶋村仁志氏

渋谷区スポーツ振興課との取り組みである「渋谷どこでも運動場プロジェクト」は、区内全15平方キロメートルすべての場所を運動場ととらえ、子どもだけではなく、大人も楽しむプロジェクト。現在、区内10ケ所での開催を目指しており、これまでにも「おとなりサンデー」の一環として初台緑道でも開催。西原・福田幼稚園前の私道でも開催している。今後さらにササハタハツエリアでも実施していきたい。海外へ行くと、こども食堂のように、住んでいる人が地域の中にある道を使って、思い出をつくっている。「道」は誰もが使う場所なので、その近くに暮らしている人も、たまたま通りがかった人も、一緒に楽しむことができる。「緑道」という道をご近所の知らない人の出会う場にしたい。キャッチボールをしたり、卓球やバドミントン、大縄跳びをしたり。大人も子どもも一緒になって遊んでほしい。緑道のさまざまなスポットで実現を検討していけたらと思う。

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プロジェクトの視点

街に自分の好きなコトが生まれる

街の人とつながれる

自慢できる街になる

社会実験(実験内容)

①地域ネコ

・専門家に来てもらって、知識、現状、立場の背景を共有する機会をつくる。

・実際のトイレを設置してみる。

②ホタル・自然

・専門家から話を聞く

・川掃除でキレイにする。自分ごととして取り組む人を増やす。

③遊び

・みち遊び実施。

・遊びのあるデザインのテストをしてみる。

歩いて楽しい街になる

街のにぎわいが生まれる

地域コミュニティのつながりが増す

まちづくりの視点

理想を実現する上での課題

1. 地域ネコに対する理解がない。

2. 違う立場の人たちで課題を共有する機会がない。

3. 何をどうすればホタルが戻るのか、プロセスがわからない。

4. 川がキレイでない。

5. 道で日常的に多世代がつながる機会がない。

6. デザインのアイデアや管理による可能性が見えていない。

7. ササハタハツのアピールが足りない。

実現したい理想の状態

①地域ネコ

今いるネコたちが追い出されることなく、捨てられることなく、犬の散歩の人たちと共存していける緑道をつくる。

②ホタル・自然

ホタルが笹塚の川に戻る。土がある。桜が美しい。

③遊びがある空間

子どもの遊び心を誘発するデザイン。道あそびで多世代交流のある緑道。

プロジェクトリーダーの夢

人と自然と動物たちの共生。

自然や今あるものが、実際は活かされていない。

コミュニケーションが取れていない。

情報がない、伝わっていない。

まちづくりの課題社会実験の評価指標

社会実験で確かめたい仮説

・講座とか意見交換会とか、参加の場があると理解が広がる、自分ごととして考える人が増える。

3. 社会実験検討<Aグループ>プロジェクトとまちづくりの両方の視点で社会実験で確かめるべきことを明確にする

緑道ブロック分科会3

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プロジェクトの視点

街に自分の好きなコトが生まれる

街の人とつながれる

自慢できる街になる

社会実験(実験内容)

・マルシェとの連動(時間を分けてやるなど)

・みちあそびとの連動(場所を使ったイベント)

上記二つは、同じ場所でなくても良い。

・抹茶ラテアートなど

・NHK、渋谷のラジオの巻き込み。

歩いて楽しい街になる

街のにぎわいが生まれる

地域コミュニティのつながりが増す

まちづくりの視点

理想を実現する上での課題

1. 労力がかかる(人件費)

2. スペース面(民家がある)

3. 代々木の場所を使いたいが駅から遠い。

4. プロジェクションマッピングで映す場所(白地の壁)

実現したい理想の状態

・オブジェ、絵を描いたり(絵の具を使うなど)プールに絵を描く。

・プロジェクションマッピングができる場所。

・行事(こどもの日の鯉のぼり)(ファッションショー)

・JICAなどとの音楽、踊り、文化交流。

文化服装(国際通り)

東放学園

プロジェクトリーダーの夢

アートについてのイベントを実施

(公園全体を使って)

・ただの通路になっている。

・暗い場所。

まちづくりの課題

・アンケートで世代調査(当日)

・新しいつながりが出来たかの調査。

社会実験の評価指標

社会実験で確かめたい仮説

・若者を呼び込めるような仕組み(子ども含む)

・ダイバーシティーのあるイベント。

3. 社会実験検討<Bグループ>プロジェクトとまちづくりの両方の視点で社会実験で確かめるべきことを明確にする

緑道ブロック分科会3

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プロジェクトの視点

街に自分の好きなコトが生まれる

街の人とつながれる

自慢できる街になる

社会実験(実験内容)

ダイワリースのコンテナやスノーピークのテントでシェアリングビジネス。オフィス「海の家」。

協力企業を集め、プランをつくる。

広報含め、イベントとして開催。+オフィスサプライ。コクヨ?

歩いて楽しい街になる

街のにぎわいが生まれる

地域コミュニティのつながりが増す

まちづくりの視点

理想を実現する上での課題

1. 運営費(パークPFI)

2. 建物を置くなら、そういう壁がある。

3. テンポラリーなら利用申請(毎週定期開催)

4. 近隣オフィスへのPR。

5. 集客やシェアリングアクティビティの誘致。「海の家」ダイワリース

公園面積の2%建築可能。

実現したい理想の状態

・シェアリングアクティビティが運営されている。設備ビジネスではなく、需要に応じて場がつくられる。

・パブリック、アウトドアオフィス(ワーク&アメニティ)として活発に運営される。

プロジェクトリーダーの夢

Space as Service。

やりたいことができる場。ガランどうだけど、なんでもできる場所。ウーバー、スペースマーケット。アウトドアオフィス。

・使われていない、もったいない。活用されていないエリア。

・便利でポテンシャルはあるが、ホームレスの方がいる。

まちづくりの課題

・アンケートで世代調査(当日)

・新しいつながりが出来たかの調査。

社会実験の評価指標

社会実験で確かめたい仮説

・人が何かやっていると、人が集まって何かやりはじめる。

3. 社会実験検討<Cグループ>プロジェクトとまちづくりの両方の視点で社会実験で確かめるべきことを明確にする

緑道ブロック分科会3

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プロジェクトの視点

街に自分の好きなコトが生まれる

街の人とつながれる

自慢できる街になる

社会実験(実験内容)

・自主管理花壇をなるべく多くの人に解放する。

・ワークショップ

・体育会系がっつりじゃない人にも!!世代を超えて。

歩いて楽しい街になる

街のにぎわいが生まれる

地域コミュニティのつながりが増す

まちづくりの視点

理想を実現する上での課題

1. 資産(アイデア、労力は出せるが、お金をもらえるルートづくり)

2. 設備(水道がない、水やりができない。道具を置く場所がない)

3. 条例(野菜をつくるように認めてほしい)

4. 人不足(一緒に進めるための仲間が少ない)

5. 地域の理解と認知(宣伝力、やることが決まっていないため宣伝できない)

実現したい理想の状態

・キレイにして犯罪がなくなる。

・花壇や農園の世話を地域みんなでやる。

・収穫する(一緒に)

・自然に人が集まる。

・みんなが緑道に愛着をもってくれる。

プロジェクトリーダーの夢

植栽や野菜、農作物をきっかけに地域の人たち(多世代、接点のない人)のつながり

を増やしたい

・緑道がさみしい(なんとなく植えた植栽)

・世代間やコミュニティの分断。

まちづくりの課題

・参加人数、満足度

社会実験の評価指標

社会実験で確かめたい仮説

・花屋を巻き込めるか?資金、ステークホルダーの確保。

・集客性、ライトに参加できる方法(参加してもらう)

・どのぐらい協力者を集められるか。

3. 社会実験検討<Dグループ>プロジェクトとまちづくりの両方の視点で社会実験で確かめるべきことを明確にする

緑道ブロック分科会3

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プロジェクトの視点

街に自分の好きなコトが生まれる

街の人とつながれる

自慢できる街になる

社会実験(実験内容)

・公園に沿った民地やビル、商店と緑道をどうコネクトできるか?

歩いて楽しい街になる

街のにぎわいが生まれる

地域コミュニティのつながりが増す

まちづくりの視点

理想を実現する上での課題

1. 駅前の駐輪場がふさいでる。

2. トイレが道をふさいでる。

3. 公園の私物化。

(2月17日に餅つき大会が開催される)

実現したい理想の状態

公園を物理的にもオープンにしたい。

・民地→カフェがある。顔が見える。

・公共エリア。

プロジェクトリーダーの夢

・公園の私物化=

私有地と緑道の一体的な利用、活用。

・駅前の駐輪場の障害。

・トイレが道をふさいでいる。

まちづくりの課題社会実験の評価指標

社会実験で確かめたい仮説

・トイレ周辺との連携でパブリック利用できないか。

公共的な場所を民地に求められないか。トイレのほかに必要なインフラを抽出。

・駅前でマルシェを開いて駐輪場の端を有効活用できないか。

・トイレ側のアクティビティの検討

3. 社会実験検討<Eグループ>プロジェクトとまちづくりの両方の視点で社会実験で確かめるべきことを明確にする

緑道ブロック分科会3

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2018年11月29日(木) アンケート結果

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1)緑道ブロックへの関心は高まりましたか?

2)緑道ブロックのまちづくり活動への

参加意欲は高まりましたか?

3.どちらとも

いえない(1) 50%

2.高まった

(1)

50%

3.どちらとも

いえない(1) 50%

2.高まった

(1)

50%

3)感想

・何か無理矢理押されている感が強くて、ちょっと引いてしまう

自分がいます。

回答者属性(総数2名)

年代

活動エリア

年代 人数

10代 0名

20代 0名

30代 0名

40代 1名

50代 1名

60代 0名

70代以上 0名

0 0

1 1

笹塚 幡ヶ谷 初台 その他