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ハンプ施工事例(福岡県久留米市南地区)
資料提供福岡県久留米市
騒音・振動が心配・・・
■ハンプなどの物理的デバイスについては、道路上へ支障物を設置することから周辺住民の生活環境への影響が大きいため、設置にあたっては近隣住民をはじめ地域の方々の理解を得ることが重要
しかし・・・
凸部(ハンプ)の設計・施工について 《ハンプ設置の課題》
維持管理(設置後の対応)が心配・・・
■公道上へのハンプ設置は九州でも事例が少なく、久留米市においても初めての取り組みであるため、設置後の維持管理が懸念
■騒音・振動ついては、人それぞれ感じ方に違いがあり、ハンプというものがどの様なものか分からない状態で近隣住民の理解を求めるのが困難
国の機関の協力を得てハンプ体験会を実施
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そこで・・・
実際に車両通行時の騒音・振動、乗車中の走行を体感
■普通車とトラックの走行実演
■普通車の乗車体験
■自転車や車椅子を利用した歩行体験
◆ハンプ体験会概要
◆内容 (可搬型ハンプを利用)
凸部(ハンプ)の設計・施工について 《ハンプ体験会》
■場所:南校区コミュニティセンター駐車場
■参加人数:30名余り(地域の自治会長、隣接地権者、市職員)
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体験会状況 走行実演 歩行体験
■実際のハンプの規模や走行した様子がわかった。
■思ったより騒音・振動がなく安全対策に効果がある。 etc.
ハンプ体験会参加者のコメント
関係自治会による地元説明会実施
地域及び隣接地権者の同意取得
凸部(ハンプ)の設計・施工について 《ハンプ体験会》
※国土技術政策総合研究所提供
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項 目 アスファルト舗装二次製品
コンクリート製 ゴム製
施工性
・機械施工・道路勾配に関係なく施工可能・養生不要
・機械施工・道路勾配に左右される場合あり・基礎砕石、基礎Coが必要・基礎Coの養生が必要・製品の外は、すり付けが必要
・人力施工・舗装を剥がずに施工可能・道路勾配に左右される場合あり・養生不要・製品の外は、すり付けが必要
○ △ ◎
現場管理
・サイン曲線の形成が困難(施工業者により偏りがでる)
・サイン曲線の形成が容易 ・サイン曲線の形成が容易
○ ◎ ◎
経済性 ◎ 1位 ○ 2位 △ 3位
維持管理
・早急な対応が可能・更新費が安価
・ガタツキによる騒音・振動が懸念・修繕が大規模となる可能性が高い
・ガタツキによる騒音・振動が懸念・製品の納期が必要・材質の経年劣化が懸念
◎ △ ○
総 合
◎採用 △ ○
サイン曲線の形成は困難であるが、現場条件に左右されずに施工が可能で、他地区事例もあり、経済的に最も有利で、維持管理面でもガタツキによる騒音・振動の発生の懸念がなく、早急な修繕が可能なアスファルト舗装による施工を採用
凸部(ハンプ)の設計・施工について 《構造の検討》
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単路部
交差点部
設置箇所①
設置箇所②【断面図】
凸部(ハンプ)の設計・施工について 《設置計画》
3
■ハンプの種類について、対策箇所の交通事故状況及び、住宅の出入りを考慮し、単路部(設置箇所①)と交差点部(設置箇所②)を計画
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凸部(ハンプ)の設計・施工について
1層目
2層目
3層目
路盤
既設As
路盤
既設As
既設舗装撤去(影響範囲+α)
3層目(表層:5cm)
カラー舗装路面表示
2層目(中間層:5cm)
1層目(基層:5cm)
ハンプ影響範囲α α
施工手順【イメージ】傾斜部
(すり付け部)平坦部
2m程度 2m程度2m以上
傾斜部(すり付け部)
高さ10cm
勾 配平均5%
滑らかなすり付け(人力施工)
■施工後の沈下等による段差発生を減らすため、ハンプ範囲外(α)も舗装打ち替えを実施
《ハンプ施工イメージ》
■施工後の剥離防止(維持管理の低減措置)のため、既設舗装を剥ぎ取り施工を実施
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凸部(ハンプ)の設計・施工について 《注意喚起等対策》
■ハンプの視認性を高めるため路面表示のほかにカラー舗装を実施
※カラー舗装の色については、他地区事例を参考
■道路排水が溜まらないよう側溝蓋の改修を実施
■歩行者や自転車等の通行を考慮して全面を盛り上げて施工
設置箇所①(単路部) 設置箇所②(交差点部)
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凸部(ハンプ)の設計・施工について 《注意喚起等対策》
■ハンプの存在を事前に運転者に知らせるため、ハンプの30m手前に路面標示と
警戒標識を設置
■施工業者により、施工前にハンプ設置の予告看板を設置
路面標示警戒標識
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凸部(ハンプ)の設計・施工について 《ソフト対策(ビラ配布)》
■ハンプ設置後、久留米警察署と協力し、通過車両に対して『ハンプ設置のお知らせ』
のビラを配布
配布資料配布状況
設置箇所①(単路部)
設置箇所②(交差点部)
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