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WB-203M (Ver.1501.4) 1/16 コンパクトCO 2 インキュベーター WB-203M 取 扱 説 明 書

コンパクトCO インキュベーター4.1 co2 インキュベーターのセットアッププロセス ... ⑨ co₂ ディスプレイ :現在のco₂濃度および設定値を表⽰

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コンパクトCO2インキュベーター

WB-203M

取 扱 説 明 書

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⽬ 次

ページ

1. 安全上のご注意 ....................................................................................................................................................... 3

1.1 電気に関する注意 ............................................................................................................................................. 3

1.2 アースに関する注意 .......................................................................................................................................... 3

1.3 設置に関する注意 ............................................................................................................................................. 4

1.4 使⽤上の注意 ................................................................................................................................................... 4

2. 必要条件と構成 ....................................................................................................................................................... 5

2.1 必要条件について ............................................................................................................................................. 5

2.2 構成について ..................................................................................................................................................... 6

3. 機能と仕様 .............................................................................................................................................................. 8

3.1 機能について ..................................................................................................................................................... 8

3.2 仕様 ................................................................................................................................................................... 8

3.3 コントロールパネル .......................................................................................................................................... 9

4. セットアップと操作 .............................................................................................................................................. 10

4.1 CO2 インキュベーターのセットアッププロセス ............................................................................................ 10

4.2 温度とCO2濃度をキャリブレーションする(校正) .......................................................................................... 12

5. 湿度について ........................................................................................................................................................ 14

6. アラームについて ................................................................................................................................................. 15

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1. 安全上のご注意 ■ ご使⽤になる⼈や他の⼈への危害、装置の破損を未然に防⽌するため、遵守していただくことを、次の

ように説明しています。 ■ 表⽰内容を無視して誤った使⽤をしたときに⽣じる危害や損害の程度を、次の表⽰で区分し、説明して

います。

1.1 電気に関する注意 装置背⾯に貼付された、製品ラベルの電圧と周波数をご確認ください。間違った電気条件下で、装置を

使⽤すると、⽕災や故障の原因となります。 電源プラグが装置本体の背⾯で押されないよう、装置本体とプラグを設置してください。

(壁や障害物と本製品との間は、最低でも30cm開けてください。) 電源プラグの清掃時は、乾いた柔らかい布を使⽤し、正しく接続してください。異物や間違った接続は、

漏電などにつながる可能性があります。コンセントは本装置専⽤にしてください(タコ⾜配線など、同時に⾊々な装置をご使⽤になると、⽕災につながる恐れがあります)。

電源ケーブルを無理に折り曲げたり、重いものを載せないでください。ケーブルの破損や漏電・⽕災の原因となります。

濡れた⼿で電源ケーブルを触らないでください。感電の原因になります。 破損した電源ケーブルとコンセントを使⽤しないでください。感電や⽕災の原因になります。

煙が出ている、何かが燃えている、または変なにおいがする場合は、本体の電源を切り、電源プラグをコンセントから抜いてください。感電や⽕災の原因になります。

1.2 アースに関する注意 本装置のご使⽤前にアース接続を⾏ってください。アースがとれていないと、不良症状や漏電が起こった場合に感電する可能性があります。 アースがとれない場所では、下記に従ってください。

漏電を防ぐ装置をご⽤意ください。漏電防⽌装置ないと、電気ショック・漏電・⽕災につながる恐れがあります。

ガスパイプ・パイプ・避雷針・電話回線等でアースをとらないでください。 誤ったアース接続を⾏うと漏電が起こり、結果として⽕災につながる恐れがあります。

この表⽰を無視して誤った取り扱いをすると、事故や⽕災の原因になることを⽰しています。

この表⽰を無視して誤った取り扱いをすると、⼈が傷害を負ったり、物的損害が発⽣する可能性があることを⽰しています。

警 告 注 意 指 ⽰ 禁 ⽌ 分解禁⽌ プラグを抜く 接 地

警 告 注 意

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1.3 設置に関する注意 装置背⾯に貼付された「製品ラベル」をよく読み、電源容量に適合したコンセントをご使⽤ください。

過電圧・低電圧などは、装置の性能低下につながります。 湿度の⾼い場所には設置しないでください(許容周囲湿度:70%まで)。結露の原因となります。

寒い場所で保管したのち、機器を設置場所へ移動させると結露が発⽣する可能性があります。その場合は最低でも1時間設置場所で置き、装置が温度に馴化したことを確認してください。

直射⽇光の当たる場所・⾼温の場所・他の機器の熱源に近くに設置しないでください。 (適切な室内温度:20℃〜30℃)

本装置の近くに可燃性のものを置かないでください。⽕災の原因となります。 本装置を移動させる際、横に倒したり上下を逆さまにしたりしないでください。不良症状を引き起こす恐れがあります。

装置は、換気のために壁から30cm以上のスペースを空けて設置してください。本装置を設置する際、危険な状況の際にすぐ引き抜けるよう、電源プラグにすぐ⼿が届くところに設置してください。

⽔平で硬い場所に装置を設置してください。床が平坦でない場合には、装置の振動を引き起こします。

装置を移動するときは、装置を持ち上げてください。装置を押したり引っ張ると、装置の底部を破損することがあります。

⾼濃度のCO2ガスは、⼈に対して有害です。換気を⾏うか排気システムに接続して余分なCO2ガスを排出してください。

1.4 使⽤上の注意 装置の分解・修理・改造はしないでください。本装置が損傷し、⽕災・装置不良・所有権の失効・実験

失敗につながる恐れがあります。 装置の周辺で、ベンジン・シンナー・アルコール・LPガスなどの可燃性物質のご使⽤には、充分に

注意してください。 実験中に⽔や実験材料がコントロールパネルについた場合は、すぐに乾いた布でコントロールパネルを

清掃してください。故障や感電の原因になります。 過剰な⽔・シンナー・ベンゼン・⽯油系溶剤で清掃しないでください。漏電や故障、表⾯の損傷を引き

起こす可能性があります。 装置を使⽤していないときや清掃時には、電源プラグを抜いてください。

ドアの開閉動作は、ドアノブを持って、ゆっくりと⾏ってください。強い衝撃を与えると、機器本体や

ドアの連結部分が破損する恐れがあります。 分解したり内蔵部品を取り外さないでください。感電や⽕災の原因になります。

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2. 必要条件と構成

2.1 必要条件について 内容物の確認 梱包された本装置を受け取ったら、輸送中に損傷していないか、箱を注意して点検してください。損傷がある場合、ワケンビーテック株式会社または弊社販売代理店へすぐにご連絡ください。 MINIcell本体 取扱説明書(本書)・保証書 電源ケーブル(100V) シガーソケット電源ケーブル(DC12V) ステンレス製棚板 ×2枚 加湿トレイ CO2ガス配管⽤チューブ 5m(φ6mm-4mm異径ジョイント

付属) エアサクションフィルター ×1個 ⽳あきシリコン栓 ×1個

※温度構成を⾏う際、⽔銀温度計を設置するために使⽤します。 設置場所 本装置は周囲温度+5℃から動作する設計になっています。推奨されるご使⽤場所の周囲温度は最低でも18℃、最⾼で32℃です。以下の環境では本装置をご使⽤にならないでください。 本装置に向かって熱または冷⾵を出す装置付近 直射⽇光のあたる場所 平らでない床⾯もしくは机の上 振動する場所 ご使⽤前の清掃について 装置をご使⽤になる前に、70%エタノールを⽤いてチャンバー内、ステンレス製棚板、加湿トレイの清掃を⾏ってください。

電源ケーブル(100V)

シガーソケット電源ケーブル(DC12V)

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2.2 構成について 図1. 本体前⾯ 図2. 本体背⾯

コントロールパネル

ドアハンドル

移動⽤ハンドル

排熱ファン

電源コンセント(100V)

シガーソケット電源⼊⼒ (DC12V)

CO2ガス⼊⼒ CO2ガス濃度測定⽤

サンプルポート

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図3. チャンバー内

メ モ: CO2ガス⼊⼒のチューブ⼨法はφ4 x 2mm(外径4mm、内径2mm)です。φ6mmチューブと接続できるよう、φ6mm-4mm異径ジョイントが付属されています。 エアサクションフィルターは、CO2 ガス内の埃等を取り除く為のものです。φ6mm チューブを切断し、その間に接続してください。

加湿トレイ

循環ファン

IR式CO2センサー

ドアヒーター

ドアパッキン

MINIcell本体

圧⼒調整器

CO2ガスボンベ

異型ジョイント

エアサクションフィルター

4mm

6mm

6mm

エアサクションフィルター

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3. 機能と仕様

3.1 機能について 1. 軽量で持ち運びに便利な、ポータブルサイズ 2. 実験ベンチやクリーンベンチ内に設置可能なコンパクトサイズ 3. ペルチェ素⼦を使⽤した正確な温度制御 4. チャンバー内循環ファンによる、確実なエアー循環を⾏います。 5. ⾃動⾞搬送(シガーソケット)や停電時の電源供給が可能(DC12V電源)

3.2 仕様

モデル WB-203M 庫内容量 16L 温度範囲 15℃〜45℃ (周囲温度が 25℃のとき)

温度表⽰精度 ±0.25℃ 温度制御 マイコン制御 CO2 範囲 0〜20%

CO2 センサー デュアルビーム IR センサー CO2 表⽰精度 ±0.1%

湿度 約 80% ガス圧 0.3 bar〜1 bar (0.03〜0.1MPa)

ディスプレイ LED ディスプレイ 冷却/加熱 ペルチェ⽅式 シェルフ ステンレス製シェルフ(2 枚)

素材(庫内外) ABS 樹脂 内⼨ 224W x 200D x 340H (mm) 外⼨ 292W x 333D x 433H (mm) 重量 6.8kg 電源 DC12V、AC 100V、50/60Hz

消費電⼒ DC 冷却:46W 加熱:48W AC 冷却:63W 加熱:63W

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3.3 コントロールパネル

① RUN ランプ :通常-点滅(2Hz)、不良-点滅(10Hz) ② HEAT/COOL ランプ :⾚(加熱時)、⻘(冷却時) ③ ALARM ランプ :⾚(アラーム機能 OFF 時) ④ 温度ディスプレイ :現在の温度および設定値を表⽰ ⑤ TEMP/SET ボタン :温度設定ボタン ⑥ ▲/▼ボタン :設定値変更ボタン ⑦ CO₂/SET :CO₂濃度設定ボタン ⑧ CAL/SET :キャリブレーション(校正)ボタン ⑨ CO₂ ディスプレイ :現在の CO₂濃度および設定値を表⽰ ⑩ ALARM/MUTE ボタン :警報⾳の停⽌(MUTE)ボタン ⑪ CO₂ ON :CO₂ガス注⼊時に点灯

⑤ ⑦ ⑧ ⑩

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4. セットアップと操作 4.1 CO2 インキュベーターのセットアッププロセス

1. 装置を設置する 本装置をご希望の場所に設置し、全⽅位の⽔平(左右、前後、床⾯)を確認してください。 2. 電源を接続する 電源コードを電源に接続すると、装置が動作します。 3. CO2 ガスを接続する

▶ 圧⼒調整器およびガスラインに CO2 ガスのリーク(漏れ)がないか確認してください。 リークがある場合は CO2 ガスを供給する前にリークを⽌める作業を⾏い、再測定を⾏ってください。 ▶ CO2 ガス供給を開始する前に、CO2 ガスボンベの残量を確認してください。 ▶ CO2 ガスボンベの⼆次圧⼒は 0.03〜0.1Mpa の範囲に設定してください。

4. 表⽰を確認する 電源が⼊ると以下のメッセージが表⽰され、その後、現在の庫内温度とCO₂濃度が表⽰されます。

CO2ガスに 接続する

電源スイッチ ON

温度セットアップ

CO2セットアップ

セフティのセットアップ

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5. 温度を設定する 1. 電源を⼊れると、温度ディスプレイにチャンバー内の現在温度が表⽰されます。 2. TEMP/SETボタンを押してください。LED画⾯が点滅表⽰します。 3. 上下ボタン(▲または▼)を押して、ご希望の設定温度を⼊⼒してください。 4. 設定温度を⼊⼒後、TEMP/SETボタンを再度押してください。以下のように、画⾯にSAVEと表

⽰され設定値が保存されます。

メモ: 設定後にSETボタンを押さないと、新しい設定値が保存されません。設定温度範囲は15 ~ 45℃(周囲温度が25℃のとき)です。 6. CO2濃度を設定する

1. CO₂/SETボタンを押してください。CO2ディスプレイ画⾯が点滅表⽰します。 2. 上下ボタン(▲または▼)を押して、ご希望のCO2濃度設定値を⼊⼒してください。 3. 設定CO2濃度を⼊⼒後、CO₂/SETボタンを再度押してください。以下のように、画⾯にSAVEと

表⽰されます。

メモ: 設定後にCO₂/SETボタンを押さないと、新しい設定値が保存されません。

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4.2 温度とCO2濃度をキャリブレーションする(校正)

キャリブレーションを実施する場合には、装置を2時間以上安定させてから実施 してください。

a. CAL/SETボタンを10秒間⻑押ししてください。以下のようにLED画⾯が点滅します。

チャンネル1はチャンバーのメイン温度のキャリブレーションです。 温度計など測定器の計測温度が表⽰温度より⾼い場合、差分だけ上ボタン(▲)を押してください。 計測温度が表⽰温度より低い場合、差分だけ下ボタン(▼)を押してください。 例) 計測した温度が38℃で表⽰温度が37℃の場合、1℃上げてください。

メモ: ※ 温度校正範囲は±5℃です。 ※ 次のチャンネルへ移⾏するには、CAL/SETボタンを押してください。チャンネル5の後、LED画⾯は

温度表⽰に戻ります。

チャンネル2と3には機能はありません。SETボタンを押して、スキップしてください。

b. CAL/SETボタンを押すと、CO2濃度校正になります。

チャンネル4はCO2濃度のキャリブレーションです。 測定器で計測したCO2濃度が表⽰より⾼い場合、差分だけ上ボタン(▲)を押してください。 計測したCO2濃度が表⽰より低い場合、差分だけ下ボタン(▼)を押してください。 例) 計測したCO2濃度が6%で表⽰濃度が5%の場合、1%上げてください。

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c. CAL/SETボタンを押すと、CO2濃度の制御パラメータ設定になります。

上下ボタン(▲または▼)を押して値を設定してください。

メモ: チャンネル5はCO2供給⽤ソレノイドバルブの開始地点を設定します。 5%で効率的にセットアップするため、⼯場ではあらかじめ「2」に設定されています。これは、CO2濃度が3%に達するまでCO2制御バルブが常時開状態であることを意味します。CO2濃度が3〜5%の間は、設定値になるまで間⽋制御を⾏います。⾼濃度でのCO2濃度制御を⾏わない場合には、この値は変更しないでください。 最後にCAL/SETボタンを押してください。変更があった場合は下記のようにSAVEと表⽰された後、ディスプレイ表⽰が元に戻ります。

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5. 湿度について チャンバー内の加湿をする場合には、付属の加湿トレイを使⽤してください。トレイはチャンバー底の中央よりやや奥(循環ファンに近づける)に置いてください。 本装置は、短期間・⼩規模の細胞培養を⾏うことを前提に設計されています。もしマイクロプレートなどの培地が蒸発しやすい容器や、頻繁にドアの開閉がある場合には、加湿トレイのフタを外してご利⽤になるか(蒸発⾯積を上げる)、⼤きなサイズの加湿トレイを別途ご⽤意頂くことをお勧めします。 MINIcellには最⼤210×145mmサイズの加湿トレイを使⽤することができます。

本装置を移動させる際には、加湿⽔を取り除いてください。 輸送中に⾼湿度が必要な場合、粘着マットやテープを使⽤するなどしてチャンバー底⾯に加湿トレイをしっかり固定し、濡れたスポンジやガーゼを⼊れてご使⽤ください。ただしこの状態では、湿度は通常よりも低くなる可能性があります。

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6. アラームについて アラームシステムを有効にするには、温度とCO2濃度が設定値±2℃、±1%の範囲で3分間維持させる必要があります。この安定プロセスを経ると、アラームシステムが有効となります。 アラームの発⽣条件 温度

温度が設定値±1℃の範囲外で8分間以上経過作動すると、アラームが鳴ります。 CO2濃度

CO2濃度が設定値±1%の範囲外で8分間以上経過すると、アラームが鳴ります。 ドア開状態

ドアが1分間開いたままになっていると、アラームが鳴ります。 ドアを閉じると、約2秒後にアラームは停⽌します。

アラーム⾳はALARM/MUTEボタンを押すと⼀時停⽌しますが、ドアが開いたままだと、30秒後に再度アラームが鳴ります。 アラーム機能をOFFにするには ALARM/MUTEボタンを5秒間⻑押しすると、アラーム機能がOFFになります(ALARM ON/OFFラン

プが点灯)。 アラーム機能がOFFになった状態で、ALARM/MUTEボタンを5秒間⻑押しすると、アラーム機能が

ONになります(ALARM/MUTEランプが消灯)。

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