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20140212日(水) テクニカル分析入門講座 - 3 ~テクニカル指標( 1)トレンド系指標 (株)FXプライムbyGMO チーフ・ストラテジスト 高野 やすのり

テクニカル分析入門講座 - 3 · 高野やすのりの 【テクニカル分析入門講座】 ~使えるテクニカルを1から身に付けよう (全6回) 2月26日

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2014年 02月12日(水)

『 テクニカル分析入門講座 - 3 』

~テクニカル指標(1)トレンド系指標

(株)FXプライムbyGMO チーフ・ストラテジスト 高野 やすのり

FXで利益を挙げる為に重要なこと

〇 自分でルールを作る

〇 自分のルールを守る

〇 大きな損失を被らない

〇 どこまでも研究!!

☆ テクニカル分析を学ぼう

☆ 「なんとなく取引」で継続的な利益はあげられない

☆ 「根拠のある取引」なら利益を上げることが可能

☆ 「ファンダメンタルズ分析」は重要だが、それだけでは

継続的な利益を上げることは極めて困難

☆ 「自分の取引きルール」を持つことが重要

☆ 「取引戦略」を立てる為にはテクニカル分析が必要

☆ 「正しいテクニカル分析」を学べば取引戦略を立てられる

☆ テクニカル分析入門講座

Part1. テクニカル分析の目的、基本、前提

Part2. トレンド・ライン分析

~基本にして究極の分析

Part3. テクニカル指標(1)トレンド系指標

~ 移動平均、MACD、一目均衡表

Part4. テクニカル指標(2)オシレーター系指標

~ モメンタム、RSI、ストキャスティックス

Part5. トレンド・ラインとテクニカル指標の組み合わせ

Part6. 取引戦略の立て方と資金管理の方法

テクニカル指標

☆ トレンド分析の補完をする物

⇒ 基本的なトレンド分析に追加して、売買のタイミングや

トレンド転換のヒントを見つけるためのもの

⇒ 数式で表される物であることから、客観的な判断が

しやすい

⇒ テクニカル指標だけでの判断はリスクが大きい

トレンド・ライン、他の指標との組み合わせる必要

☆ テクニカル指標とは?

☆ トレンド系

⇒ トレンドの方向性を探るための指標

☆ オシレーター系

⇒ 現在のトレンドの中の状態(買われ過ぎ、売られすぎ)

トレンドの強さなどを探るための指標

⇒ 横ばい相場の中で利益を上げるための指標

☆ テクニカル指標の種類

☆ 移動平均 ☆ MACD

☆ パラボリック ☆ 一目均衡表

☆ 代表的なトレンド系指標の種類

☆ 代表的なオシレーター計系指標の種類

☆ モメンタム ☆ RSI

☆ ストキャスティックス ☆ 移動平均乖離率

トレンド系指標

☆ トレンド系だけならず、全てのテクニカル指標の中で

最も使われている、基本的で重要な指標

☆ 移動平均線

☆ トレンド追随型の指標

⇒ トレンドの進展、転換などを事後的に確認できる

☆ 客観的な指標

⇒ 人による解釈の余地が少なく、同じ結論になる

⇒ コンピューターによるシステム売買などで使い易い

☆ 平均を取る期間によって違いがでる

⇒ より短い期間の移動平均は感応度が高いが、

より長い期間の移動平均に比べるとダマシが多い

☆ 移動平均線の特徴

☆ 単純移動平均線(SMA)

⇒ 期間中のすべてのデータを同等に扱う

☆ 加重移動平均線(WMA)

⇒ 現在に近いデータをより重く、過去のデータを軽く扱う

(重みは直線的に減っていき、最終的にゼロになる)

☆ 指数平滑移動平均線(EMA)

⇒ 現在に近いデータをより重く、過去のデータを軽く扱う

(2次曲線的に減っていき、最後までゼロにならない)

☆ 移動平均線の種類

☆ n移動平均線 = 直近n期間の終値の平均

☆ 移動平均線 (単純移動平均 SMA)

期間5の時のSMA

→ (95.00+97.00+99.00+101.00+103.00)÷5=99.00

期間 レート 5SMA1 95.002 97.003 99.004 101.005 103.00 99.006 105.00 101.007 104.00 102.408 103.00 103.209 102.00 103.40

10 101.00 103.0011 100.00 102.0012 99.00 101.0013 98.00 100.0014 97.00 99.0015 96.00 98.0016 95.00 97.0017 96.00 96.4018 97.00 96.2019 98.00 96.4020 99.00 97.00

☆ 価格>移動平均線=上昇、価格<移動平均線=下落

☆ 移動平均線、基本の見方

☆ 移動平均上昇線=上昇、移動平均下落線=下落

☆ 移動平均線、基本の見方

☆ 価格が移動平均を上回っていることは、相場が上昇

局面にあることを示唆している

☆ 価格が移動平均を下回っていることは、相場が下落

局面にあることを示唆している

☆ 移動平均が右上がりであることは、相場が上昇局

にあることを示唆している

☆ 移動平均が右下がりであることは、相場が下落局面

にあることを示唆している

☆ 移動平均、基本の見方

☆ 短期線>長期線=上昇、短期線<長期線=下落

☆ 2本の移動平均線の見方

☆ 短期移動平均線が長期移動平均を上回っていることは

相場が上昇局面にあることを示唆している

☆ 短期移動平均線が長期移動平均を下回っていることは

相場が下落局面にあることを示唆している

☆ 必ずタイミングが遅れる

☆ 相場が横ばいになると機能しない

☆ より短い期間の移動平均を使えば遅れが少なくなるが

ダマシが多くなる可能性

☆ 2本の移動平均線の見方

☆ ゴールデン・クロス と デッド・クロス

☆ 2本の移動平均の使い方

ゴールデン・クロス デッド・クロス

☆ ゴールデン・クロスとデッド・クロス

⇒ より短い期間の移動平均がより長い期間の移動平均を

下から上に交差する → 買いシグナル

⇒ より短い期間の移動平均がより長い期間の移動平均を

上から下に交差する → 売りシグナル

⇒ 価格(終値)と一本の移動平均の関係でも、同様に売り

買いのシグナルとして使用できる

☆ 2本の移動平均の使い方

☆ 長期移動平均の向きが最も重要 = トレンドの方向

☆ 3本の移動平均の見方

☆ 価格>短期移動平均線 なら短期上昇トレンド

☆ 3本の移動平均の見方

☆ 短期移動平均>中期移動平均線 なら上昇トレンド

☆ 3本の移動平均の見方

☆ 短期>中期>長期 長期上昇なら強い上昇トレンド

☆ 3本の移動平均の見方

☆ 日数に関係なく、200日移動平均、90日移動平均(日足

の場合)などの長期線の傾きが一番重要

☆ 長期線の傾きがトレンドの方向を示す

☆ 2本の移動平均の見方に加え、長期線の傾きをフィルター

として加えることで確度が増す

☆ 価格>短期移動平均線>中期移動平均線>長期移動

平均線、となると、長期上昇トレンドを示唆

☆ 3本の移動平均線の見方

☆ 3本の移動平均の使い方

長期線が上向き=ロングにする

デッド・クロスでもショートにはしない

デッド・クロスで損切

ゴールデン・クロスでロング・メイク

デッド・クロスで利食い

☆ 長期移動平均線の傾きからポジションの方向を決める

⇒ 長期線が右上がりの時はロングしか持たない

⇒ 長期線が右下がりの時はショートしか持たない

☆ 短期移動平均線と中期移動平均線のゴールデン・クロス

デッド・クロスを使って売買タイミングを決める

⇒ 長期線が右上がりの時はゴールデン・クロスの時に

ロング・ポジションを作り、デッド・クロスでクローズする

☆ 中期、長期の移動平均線はサポート、レジスタンスに

なることがよくある

☆ 3本の移動平均の使い方

☆ 通貨ペア、チャートの長さ(足の長さ)によって有効な

移動平均の期間が異なる

⇒ 最初は、5、20、40、90、200など良く使われるものを

組み合わせてどれがいいのか見る

☆ どの移動平均がいいのかは、その人のトレード・スタイル

によって異なるため、人まねではなく自分で探す

☆ 他のすべてのテクニカル指標と同様、トレンド・ラインなど

と併用することでより取引の確立を高くできる

☆ 移動平均の使い方 – 注意

☆ 移動平均をより洗練させようとして作られた指標

売買サインが分かりやすい

☆ MACD

☆ MACD = 2本の指数平滑移動平均(EMA)の差

( 短期EMA – 長期EMA )

シグナル = MACDの移動平均線

☆ 一般的にEMAは、5と10、12と26、などが使われる

☆ シグナルの移動平均は 5 や 9 が使われる

☆ MACD

☆ トレンド系の指標

⇒ 見た目がオシレーター系指標に似ているため、しば

しば間違われるが、その中身は移動平均であること

からわかるように、トレンド系の指標

☆ トレンドの方向と、その強さが分かる

⇒ MACDの位置と線の角度

☆ レンジ相場ではダマシが多い

☆ MACDの特徴

☆ MACD(赤線)>0 なら上昇トレンド (短EMA>長EMA)

☆ MACDの見方・使い方

☆ MACD(赤線)>シグナル(青線) なら上昇トレンド

☆ MACDの見方・使い方

☆ MACDの見方・使い方

☆ MACD>0 の状態で、MACD>シグナル になる時が

信頼性が高いサイン

☆ MACDの角度が急なクロスは、信頼性が高いサイン

☆ トレンド・ラインに沿ったサインは信頼性が高い

☆ レンジ相場の時には、ダマシが多くなる

☆ 異なる時間軸のMACDも見た方が良い

☆ MACDの使い方

☆ 価格の高値と安値に着目して、売買のタイミングを計る

☆ パラボリックSAR

☆ パラボリックのドットが価格の下にある時は上昇

トレンドを示す

☆ パラボリックのドットが価格の上にある時は下落

トレンドを示す

☆ パラボリックが価格の上から下に転換したら買いサイン

☆ パラボリックが価格の下から上に転換したら売りサイン

☆ パラボリックの見方・使い方

☆ 日本オリジナルのユニークなチャート

☆ 一目均衡表

※本セミナー及び資料は信頼できると思われる情報・データに基づいて作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。また、本セミナーおよび資料は情報提供のみを目的としたものであり、売買の勧誘を目的としたものではありません。売買に

関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさいますようお願いいたします。

なお、その目的を問わず本資料を無断で引用または複製することを禁じます。

【セミナー情報】

高野やすのりの 【テクニカル分析入門講座】

~使えるテクニカルを1から身に付けよう (全6回)

2月26日 PART4. テクニカル指標(2)オシレーター系指標 ~ モメンタム、RSI、ストキャスティックス

3月12日 PART5. トレンド・ラインとテクニカル指標の組み合わせ ~ ラインと指標を組み合わせて取引のタイミングを測る

3月26日 PART6. 取引戦略の立て方と資金管理の方法 ~ テクニカル分析を使って利益上げるための鍵