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© 2006 Autodesk 1
スケルトンを使った設計手順キャビネット編製造ソリューション
© 2006 Autodesk 2
概要
図のようなキャビネットを設計する手順を紹介します。
派生パーツをスケルトン(骨組)として活用します。
設計の変更に対して各部品の形状が自動的に追従します。
スケルトン(派生パーツ)を使うメリット設計の主要(仕様)寸法を一元的に管理するので、『設計の意図』を明確に表現できる設計変更に対して、関連パーツを問題なく追従させることができる
アセンブリ拘束を作らずに、アセンブリモデルを構築できる
© 2006 Autodesk 3
構想設計(スケルトンを作成)
パーツドキュメントにキャビネットの概略の形状をモデリングします。
設計の主要(仕様)寸法を、このパーツドキュメントで定義をします。
このパーツドキュメントは、手書き図面で言う「下書き線」に相当します。ここでは、スケルトン (skeleton) と呼びます。
© 2006 Autodesk 4
スケルトン作成
1. 新規パーツドキュメント作成2. ファイル名を「キャビネットSKELETON.ipt」とします3. キャビネットの主要寸法をパラメータに定義
• エクスポート パラメータに「 」を入れておきます
4. 外形をモデリングします• 寸法値にパラメータを使います。
© 2006 Autodesk 5
スケルトン作成
4. 棚と補強用の板をモデリングします1. シェル フィーチャで内側の空間を作ります。
2. 上下のちょうど真ん中に棚板を作ります。
3. 幅方向の中心に補強用の板を作ります。スケルトン作成.wmv
5. パラトリックに形状が変更されることを確認します。1. パラメータの値を少し変更します。
2. それに応じて形状が変わります。
• 形状が変わらない場合は・・・
• ジオメトリの投影を使ってスケッチのプロファイルを作成しているか
• 寸法にパラメータを使っているかどうか、確認します。
6. 上書き保存しておきます
© 2006 Autodesk 6
パーツ作成
スケルトンを利用して、キャビネットの各部品をモデリングします。
1. 新規パーツドキュメント作成2. 派生パーツとして、先ほど作成したスケルトンを開きます。
• 図のように設定します。
3. サーフェスの形状を利用してパーツモデリングします。パーツ作成01.wmv パーツ作成02.wmv
© 2006 Autodesk 7
パーツ作成
プロファイル作成で注意すること
部品によっては板の厚みを調整してプロファイルを作る必要があります。
必要なエッジだけを投影し、線を追加してプロファイルを完成します。
ジオメトリ拘束が正しく付いていることを確認します。
拘束が正しく付いていないと、形状が正しく追従しません。
ジオメトリの投影 プロファイルの完成 パーツ完成
© 2006 Autodesk 8
アセンブリモデルの作成
派生パーツを使ったパーツモデルは、全て、同じ原点を共有
図のように、派生パーツの形状を利用しているので・・・
重ね合わせると・・・・
組み上がって見える
© 2006 Autodesk 9
アセンブリモデルの作成
1. 新規アセンブリドキュメント作成2. ファイル名を「キャビネット組付.iam」とします3. 「コンポーネント配置」でパーツを配置
• 配置したパーツを全て、原点に配置し、固定拘束をつける
• アセンブリ作成01.wmv
© 2006 Autodesk 10
設計の変更
各ドキュメント(パーツ、アセンブリ)の参照関係は以下のとおり
各パーツ、アセンブリはスケルトンを参照しているので、変更の可能性がある仕様をスケルトンで定義をしておく
スケルトンで変更をすれば、変更内容は参照している全てのドキュメントに反映される
キャビネットSKELETON.iptキャビネットSKELETON.ipt
CAB01.iptCAB01.ipt
CAB02.iptCAB02.ipt
CAB0x.iptCAB0x.ipt
キャビネット組付.iamキャビネット組付.iam
© 2006 Autodesk 11
設計の変更
設計変更手順
1. スケルトンのパラメータを変更、更新を実行
2. スケルトンの形状が変更されるのを確認
3. アセンブリドキュメントを更新
4. 各パーツの形状が変更され、かつ正しく組みあがっていることを確認
© 2006 Autodesk 12
パーツの修正
派生パーツの変更にパーツが追従しない場合は・・・
間違って投影したジオメトリを使ってプロファイルを作成している
「切断されたエッジを投影」したジオメトリを使ってプロファイル作成している
1. リンクを解除、あるいは固定拘束削除、一致拘束削除を使って間違ったジオメトリとの拘束を削除
投影したジオメトリを窓選択すると「リンクを解除」のコンテキストメニューが表示される
2. 正しく投影したジオメトリと拘束を付け直す
設計変更01.wmv
合せ位置を板厚分間違ってしまった!
© 2006 Autodesk 13
サンプルデータセット
サンプルモデルサンプルデータセット SKELETON_CABINET.zip を解凍します。
PPT フォルダ内に、サンプルビデオをセットになったPPT(本資料)が入っています。WORK フォルダ内にサンプルモデルデータセットが入っています。
本資料に関してのお問い合わせは・・・
[email protected] まで、メールにてお願いします。
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