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協力・協働ゲーム 目次

マニュアル（指導手引書）とシート、ワークシートの使い方 ...... 3

協力・協働ゲーム .......................................................................... 5

１．協力Ａゲーム 正方形（５人用） .......................................... 8

２．協力Ａゲーム 三角形（５人用） ........................................ 11

３．協力Ｂゲーム（１） ............................................................. 14

４．協力Ｂゲーム（２） ............................................................. 15

協力Ａゲーム 指示書 ................................................................. 16

協力Bゲーム 指示書 .................................................................. 17

協力ゲームふり返りチェックシート ............................................ 18

協働ゲーム 情報カード ............................................................. 19

協働ゲーム指示書 ........................................................................ 20

協働ゲーム 妥当と思われる解答 ............................................... 21

協働ゲームふり返りチェックシート ............................................ 22

協力、協働ゲームの概要 ............................................................. 23

時間配分（協力ゲーム） ............................................................. 24

協力ゲームの進め方 ..................................................................... 25

時間配分（協働ゲーム） ............................................................. 30

協働ゲームの進め方 ..................................................................... 31

協力と協働 ................................................................................... 36

参考資料 協力と組織活動 .......................................................... 37

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協力・協働ゲーム

１．このゲームはどのようなゲームか

組織活動は、個人の力が土台となることは間違いありませんが、個人や部門間の相互の

連携により、はじめて相乗効果が生まれ、業績向上に結びついていくといっても過言では

ありません。そのためには、個人間の協力やチームによる協働が何よりも大切です。

協力は、同僚間だけでなく、先輩や後輩や上司との間でも必要ですし、部門間をまたが

った係や課の中でも必要です。協力とは、相手の実情を考えて、こちらが「手を差し伸べ

て助けてあげること」をいいます。したがって要求されて行うものではなく、あくまでも

協力する側の主体的な働きかけで行わなければなりません。

一方協働は、ひとつの目標に向かって、同等の立場で達成に向けて協力しながら動いて

いくことをいいますので、相互の関係がうまくいくかどうかが成果に直結していきます。

そのためには相互の強い協力関係が欠かせませんし、連携も必要です。

このゲームでは組織活動で欠かせない「協力」とは何か、「協働」とは何かを体験的に理

解していただくとともに組織の一員としてどのようなことを心がけていかなければならな

いかを理解していただきます。

２．ゲームの効果

このゲームを活用することにより、次の効果が期待できます。

（１）協力、協働の重要性を認識することができます。

（２）協力していくためには、どのようなことに気をつけていかなければならないかを理

解することができます。

（３）協働関係を促進するために必要な要件は何かを理解できます。

（４）ゲームを体験することにより、協力関係を損なう様々な障害を理解することができ

ます。

３．対象者と時間

対象者は協力ゲームの場合は新入社員、中堅社員になりますが、協働ゲームはチームで

仕事をしている生産現場の班長、組長や職場リーダーの方にも適用できます。参加者は２

０～３６名程度が適切で、１グループ５～６名程度の編成で行います。協力ゲームは簡単

なゲームですので、ゲームだけだと１０～１５分程度、前後の講義を入れると４０分程度

で、協働ゲームの方はゲームだけだと１５～２０分程度、講義等を入れると５０分程度と

考えてください。

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４．机の配置

インストラクター

教壇

５．ゲームの種類

ここで紹介するゲームは、協力ゲームが２種類、協働ゲームは１種類です。対象者と時

間の兼ね合いで必要なゲームを選択して実施してください。進め方はどのゲームも同じで

すが振り返り等は、異なります。

（１）協力Ａゲーム

型紙を相互に交換しながら、特定の図柄を完成させるゲームです。従来から行われて

いるオーソドックスなゲームで型紙は２種類あります。アイスブレイクとしても使えま

す。

（２）協力Ｂゲーム

同じように型紙を組み合わせていきますが、完成の早さを競うことと全体で一つの図

柄を作るところが違います。型紙は２種類です。

（３）協働ゲーム

このゲームは、メンバーが協働して、一つの課題を完成させるゲームです。協力ゲー

ムとの違いは、多少複雑であるということとリーダーがコントロールしていくところに

違いがあります。進め方は同じです。ゲームは１種類です。

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１．

協力

Ａゲ

ーム

正

方形

（５

人用

）

＊バ

ラバラに切り取り、ＡはＡの封筒、ＢはＢの封筒に入れる

E

C

B

E

B

D

8

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２．

協力

Ａゲ

ーム

三

角形

（５

人用

）

＊バラバラに切り取り、ＡはＡの封筒、ＢはＢの封筒に入れる

E

B

A

B

D

C

11

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協力Ａゲーム 指示書

５つ（または４つ、６つ）の封筒があります。

各自１つずつ、取り出してください。

中に型紙が入っていますので、全部取り出して自分の前においてください。

封筒の中に型紙が残っていないかもう一度確認してください。

１．あなたのチームの目的は、できるだけ早く型紙を組み合わせて、正方形ま

たは三角形を５つ作ることです。（１人１つの正方形（三角形）を自分の前

に）

２．ただし、その作業は次のルールを守って行わなければなりません。

＊無言で行ってください。

＊型紙がほしいそぶりやジェスチャーをしてはいけません

＊他人の型紙を取ってはいけません。

＊相手が必要だろうと思ったときは型紙を相手にあげることができます。

ただし

・手渡ししてもいけません。

・必要とする人の前に置いてください。

＊手持ちの型紙を全部あげても構いません。

３．できる限り早く型紙を組み合わせて完成させてください。

合図があったらはじめてください。

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協働ゲーム 情報カード

目撃者Ａさんの目撃情報

Ａさん 大手石油会社のビジネスマン ２９歳 シャツは、白っぽい黄色で、ズボンはよく見えなかった。靴はゴム底のスニーカーで、帽子

は茶色っぽく深めにかぶっていた。眼鏡をかけていたと思う。髪型は帽子を深くかぶっていた

ため見えなかったが、少し横から髪が見えたので、長髪ではないだろうか。背の高さは普通か。

目撃者Ｂさんの目撃情報

Ｂさん 家庭の主婦 ３５歳 子供二人 シャツは白っぽいもので、黒っぽいジーンズをはいていたと思います。帽子は黒っぽい野球

帽だと思います。黒縁眼鏡をかけており、髪型は帽子でよく見えなかったが普通の髪型ではな

いか。顔はやや細面で、よく見かける前にカゴがついているグレーの自転車に乗っていた。背

は私に比べて高かったと思います。

目撃者Ｃさんの目撃情報

Ｃさん 子供 １０歳 黒っぽいトレーニングズボンとシューズをはいていた。黒っぽいスキー帽をかぶって、人相

は悪かった。ポケットが膨らんでいたので、ナイフを持っていたと思う。

通り過ぎるのが早かったが、小型のオートバイか自転車に乗っていたようだ。でも音はしなか

った。背は僕より高かった。

目撃者Ｄさんの目撃情報

Ｄさん 女性 独身 ２６歳 以前、夜に傷害事件（未遂）に遭ったことがある。 黄色っぽいシャツで、ズボンは黒っぽかった。靴は赤いラインの入ったスニーカーだったと

思います。暗くてよく分かりませんでしたが、縁のあるサングラスをかけていたと思います。

やせていて細面の顔で、背は１７０センチぐらいでしょうか。カゴのついた自転車を引いてい

ました。

目撃者Ｅさんの目撃情報

Ｅさん 警備保障会社の管理者 ５４歳 夕日が射していたのでよく見えなかったが、シャツは少し濃いオレンジ色で、少し光った動

きやすいねずみ色のズボンをはいていた。靴は音がしなかったので、底がゴムのスニーカーと

思う。自転車を止めていた。帽子は黒っぽいものを深々とかぶっていた。背はすらっとしてお

り、髪型は普通かも。眼鏡をかけていたかどうか、後ろ姿しか見ていないのでわからない。

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協力、協働ゲームの概要

タイトル 協力、協働ゲーム

目的

１．協力、協働の重要性を認識させる。

２．どのようなことが協力や協働になるか理解させる。

３．協働関係を促進する要因を理解する。

４．ゲームを通じて協働関係を損なう要因を理解する。

対象 新入社員、中堅社員、職場リーダー、チームリーダー

所要時間 協力ゲーム４５分 協働ゲーム５０分（ゲームのみ１５～２０分）

シート シート① 協力と協働

ゲーム用教材

①型紙（封筒に入れる）

②チェックシート

③指示書（封筒に入れる）

④正解表（協働ゲームのみ）

参考資料 協力と組織活動

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時間配分（協力ゲーム）

テーマ ： 協力ゲーム

項目 時間

１．はじめに ５分

２．協力と協働 １０分

３．協力ゲームの実施 ２０分

４．チェックシートの話し合い ５分

５．まとめ ５分

合計時間 ４５分

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協力ゲームの進め方

項目（時間） ツール 内容と進め方

はじめに

（５分）

協力ゲー

ムの板書

これから協力ゲームを実施します。

組織活動は個人間や部門間の相互の連携により、初めて

相乗効果が生まれ、業績が向上していきます。

このもとになるものが協力です。

チームワークを高めるためにも協力が大切です。

このゲームでは協力の重要性を認識するとともにどのよ

うな時に協力すべきかを学んでいただきます。

体験を通じて学ぶゲームですので、ゲームで起ること、

行うことを職場の状況にあてはめながら演習をしてくだ

さい。

協力と協働

（１０分）

シート①

配布

ゲームに入る前に協力とそれに関連した協働について簡

単に説明しておきましょう。

組織活動は相互の連携の上に成り立っていると述べまし

たが、その土台となる個人間の相互連携です。

そのためにはお互いの協力が欠かせません。

協力は同僚間だけでなく、先輩や後輩や上司との間でも

必要です。それを組織的に部門間で行うのが部門間連携

です。

では協力とは何でしょうか

協力とは“相手の実情を察知し、こちらから助けの手を

差し伸べること”をいいます。

無償のサービスかもしれませんが、協力してあげれば必

ず自分が困ったとき、手助けしてくれるはずです。

そのためには自分の立場だけで行動するのではなく、常

に相手の立場に立って、「何を協力してほしいか」をキャ

ッチしていかなければなりません。

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項目（時間） ツール 内容と進め方

協力と似た言葉に協働という言葉があります。協力を一

歩を進めたものと考えればよいでしょう。

協働の方が相互の強い関係があり、協働の責任において

行うところに違いがあります。

組織では仕事を行うためには協働も協力と同じように大

切です。

協力ゲームの

実施

（２０分）

（演習１０分）

フリートー

キング５分

協力Ａゲ

ーム指示

書

封筒配布

では協力ゲームに入りましょう。まずその前にどのよう

な時に協力が必要かをグループで考えてみてください。

５分時間を差し上げますので、フリートーキングしてく

ださい。

様々な意見が出たと思います。それが果たして正しいの

か、協力がいかに重要かまた難しいかを体験的に学んで

いきましょう。

これから協力しながら型紙を組立てるゲームを行いま

す。

５つの封筒を渡しますので、各自１つの封筒を取ってく

ださい。

ゲームのやり方を説明します。（Ａゲーム）

ゲーム（チーム）の目的は皆で協力し合いながら同じ形

の５つの正方形（または５つの３角形）１人１つずつで

きるだけ早く作ることです。

封筒の中の指示書を見てください。

このゲームは次のルールを守って実施していただきま

す。

協力はできるが、こちらから協力してもらうことができ

ないゲームです。

まず、無言で行ってください。型紙が欲しいそぶりやジ

ェスチャーをしてはいけません。

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