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インのラとモノづくりに役立つ
非非破破壊壊検検査査・・計計測測・・診診断断技技術術
日米の非破壊試験技術者を相互承認
世界最大の資格制度へ
インのラにおける最新計測・非破壊
検査技術への期待
国土交通省 国土技術政策総合研究所道路構造物研究部長
木村 嘉富
日本非破壊検査協会会長川崎重工業准務行役員
新産業創造研究機構専務理事
緒方 隆昌
日本非破壊検査協会︵JSNDI︶および米国非破壊試験協会
︵ASNT︶は非破壊試験位術者資格を相互に認め合う相互承
認協定︵MRA︶を締結して世界最大の資格制度として市場交
流を促進する
相互承認協定に調印
したASNTとJS
NDIの首脳陣
加速的に増加する老朽イれのもに対応するために非破壊検査
など新位術の現場導入による長寿命化やがスち縮減が求められ
ている新位術については最新のシこ位術の動向を把握する
と共に現場のつこに合致した位術開発が必要でありそのた
めには뗆﹁よく見てよく聞きよく話す﹂ことが不可欠である뗇
│ │ 月 日떵水 曜 日 2017年 ( 平 員29年 ) │ 땊 広 写 特 集 땋 │ 第3種郵便物認可 ││ │ │ │ │
正式調印
JSNDIおよびA
SNTはそれぞれが
実施する﹁日本工業規
格︵JIS︶Z230
5︵非破壊試験位術者
の資格および認証︶﹂
および﹁ACC
P︵ASNT中
央認証︶﹂に従
う非破壊試験位
術者資格のMR
Aについて
月5日に正式調
印した
機械輸送機
器構造存など
の検査を行う非
破壊試験位術者
の資格は製造
企業において位
術者を認証する
雇用者認証と
製造企業以世の機関が
検査を行う第三者認証
がある日本では第三
者認証のJISZ23
05による位術者資格
は約9万件︵約4万6
000人︶あるが雇
用者認証も使われてい
る
米国ではこれまで
SNT뗙TC뗙1A
︵非破壊試験位術者の
資格認証の推奨化順︶
に従う雇用者認証が主
流でその数は世界最
大で数十万人存在す
るしかし第三者認
証であるISO︵国際
標準化機構︶9712
が欧州規格との完全
整合を図た結果国
際的主流になりつつあ
るため従来ASNT
が実施していた第三者
認証のACCP︵約2
万4000件︶をI
SO9712に適合さ
せる決定をした日本
のJISZ2305は
既にISO9712に
適合しており日本は
これまでの知見を生か
して米国の新制度設
立に協力するととも
に二国間の市場交流
を促進するACCP
資格者はSNT뗙TC
뗙1Aの試験が免除に
なるために雇用者認
証での利点も大きい
最大規模
日本のJISZ23
05資格者数は第三者
認証では世界最大規
模今回のMRA締結
により世界の第三者
認証1位と雇用者認証
1位とが化を結ぶこと
になり世界市場への
イれなえちは極めて大
きいこのほどのMR
Aは州協会がお互い
を世界進出の最重要な
ちナと位置付け
実現した2018年
匹には相互承認の受
け付けを開始する予定
である
新技術の導入を
道路法の改正を受け
て2014年度以内
橋梁やちれてやなどの
道路構造存に対し定
期点検を本格化させて
きた年度から年
度までの3年間に点検
を実施した約万橋の
うち緊急または早期
に修繕が必要な橋梁は
約%4万2000
橋にの たまた地
方公共団体管理橋梁で
の通行止めや車州重
量などの通行規制が約
2600い所に及び
その数は増加し続けて
いる
これまでは﹁事後保
全﹂から﹁予防保全﹂
への転換を図るべく
5年ごとの近接目視に
よる定期点検をはじ
め道路メれたナれス
会議直轄診断や修繕
の代行など予算・体
制位術面で地方公共
団体に対する支援に取
り組んできたところで
ある今後限られた
分政資源の中で加速
的に増加する老朽イれ
のもに対応するにあた
り今年8月に社会資
本整備審議会道路分科
会の建議でメれたナ
れスのごいれドスた
けとして六つの取り
組みが提案されてい
るメ
ンたナンスの
セカンドスた
ジへ平つの取り
組み
その一つに新位術
の導入などによる長寿
命化・がスち縮減があ
る点検・補修を高度
化・効率化するため
にICT︵情報通信
位術︶ほつじリれグ・
非破壊検査など新位
術の現場導入を推進し
ていくその際民間
位術の開発・導入を促
すための評価シスたべ
などの環境整備ビ
グだじや人工知能な
どを駆使した位術開発
に取り組々必要がある
としている
ダウンの三
位術開発には研究
開発去品としての事
業化産業化という四
つのスたけがある
現場に導入されるため
にはこのスたけを踏
んで行くわけである
がそれぞれのスた
けの間には︵図︶に示
すように深い溝があ
るといわれている
﹁魔の川﹂とは研
究開発ばロけえちが
基礎的な研究から出発
し製品を目指す開発
段階へ進めるかどうか
の関門である流れの
速い位術の変化を乗り
越える知恵が求められ
る
﹁死の谷﹂とは開
発段階へと進んだばロ
けえちが事業段階
へ進めるかどうかの関
門である基礎研究段
階では必要な資金も比
較的及規模で開発助
成など公的援助からの
調達も可能であるこ
れに対して事業化のた
めには生産から流通ま
で必要となり資金の
みならず投入する人材
も膨大となるこれが
枯れてしまい死の谷
とならないような組
織としての覚悟が求め
られる
この二つを乗り越え
て市場に出された位術
は他の位術との競争
や顧客の利用という荒
波に揉まれる弱多強
食という市場競争のな
かでの自然淘汰が行
た
とう
われるこれが﹁す
ウれの三﹂と呼ばれ
る変化する自然環境
に適合し生存競争を
生き残ていかなけれ
ばならないのである
国土交通省ではつ
こを提示しながら位
術開発を進めると共
に現場での試行機会
を提供する化法とし
て﹁新位術情報提供
シスたべ︵NETI
S︶たマ設定型位術
公募﹂という制度を設
けている現場つこ
の高い位術について
性能や現場での確認方
法を具体的に定め位
術公募を行うものであ
る詳出は国交省のホ
べびけをご覧いた
だきたい
お元気三猿
写真の﹁お元気三
猿﹂をご存じだろう
か三匹の猿という
と栃木県・日光の
﹁見ざる聞かざる
言わざる﹂が有名であ
る写真をよく見る
と目などを塞いでい
ふさ
ない﹁よく見てよ
く聞いてよく話そ
う﹂というもので埼
玉県の土父神社の元気
三猿と言われている
これは位術開発を行
う際の姿勢に通じてい
るのではないか
まずイれのもの状
況뗆点検や補修떶補強な
ど現場の状態をよく
見るのが基本となる
さらに道路管理者や
業務を行ているがれ
サやじれちの位術者の
声をよく聞く世の中
の最新位術の情報を見
て聞くことも必要で
あろう뗇その上で뗆開発
しようとしている位術
について使てもら
いたい人とよく話
すこれらの行為を積
み重ねることにより
現場で導入される位術
が開発されていく
国土位術政利総合研
究所では土木研究所と
共に撤去した橋梁部
材を用いた市床研究を
行ているその一部
を研究所内に保管して
いるので構造存の実
際の劣化状況を見た
い位術開発つこに
ついて聞きたい開発
中の位術について話し
てみたいという方々
はぜひご来所いた
だきたい多くの方々
と共に日本のイれの
もを元気にしていきた
い