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アドバンテージ 高耐久性による大量生産用金型への対応 位置決め時のガタをなくしモールド金型のアライメントを高精度化 成型サイクルの短縮化 ・クリーンルームにおける使用。 トータルコスト削減 金型設計の自由度の向上 1 プラスチック金型向け アガトンローラーガイドユニットのご紹介 アガトン社(スイス)製 7660/7663シリーズ

プラスチック金型向け アガトンローラーガイドユニットのご紹介 · [email protected] 9. Title: スライド 1 Author: nakamichi Created Date: 10/1/2015

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Page 1: プラスチック金型向け アガトンローラーガイドユニットのご紹介 · info@eurotechno.co.jp 9. Title: スライド 1 Author: nakamichi Created Date: 10/1/2015

アドバンテージ・高耐久性による大量生産用金型への対応・位置決め時のガタをなくしモールド金型のアライメントを高精度化・成型サイクルの短縮化・クリーンルームにおける使用。

・トータルコスト削減・金型設計の自由度の向上

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プラスチック金型向けアガトンローラーガイドユニットのご紹介

アガトン社(スイス)製 7660/7663シリーズ

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アガトンローラーガイドのメリット

・高速化・生産性の向上プレーンガイドであるガイドピンからローリングガイド(ボール/ローラー)へのシフトにより型締め摺動はスムーズになり、成形サイクルを高速化することが可能です。

・高精度・ズレ解消位置決め部品における精度は位置決め部品間のクリアランスにより表現される事があります。ローラーガイドではベアリングに予圧を摺動させる構造となり、クリアランスはゼロとなります。高い精度のガイドによりバリなし成形はもちろんのこと光学部品や微細精密部品の成形精度を満たし、成形不良の悩みから解放致します。また、固定/可動ストッパの使用により金型温度の違いによるズレを拾い、P/L面では位置ずれを解消させる事が可能です。

・耐久性・コスト削減位置決め部品は型ズレや熱膨張により精度が高くなればなるほどカジリが発生し寿命が短くなるのが現状です。ローラーガイドはカジリが発生しにくい構造となっております。潤滑グリスによる適切なメンテナンスをする事により1000万ショット以上の長寿命を実現します。(成形材料及び金型温度により数値は前後致します)また、このローラーガイドではガイドピンのみで精度が出る為、成形精度によっては位置決め部品無しでも可能です。(必要になる場合もあり)。交換頻度の高い位置決め部品なしで成形可能になる場合、大きなコスト削減も可能になります。

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ローラーガイドの基本構造

利点: スムーズな摺動、引っ掛かりや引きづりもなく平易に金型の運用が可能

高速な成形でもプレートに傾きが発生することもなく、イジェクタピンの偏摩耗を抑制

コンパクトな金型設計を実現

高い生産性を実現

デメリット

・ストロークにより全長や径でスペースが必要となる。

固定ストッパ

ガイドピンよりも径が小さく、ローラーリテーナに遊びを持たせます。遊びが出来る事でカジることなくズレを拾います。

圧縮スプリングリテーナの先端に突き出しを作る位置決めの為に用います。

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ローラーの形状

4点接触(アガトンローラー)接触点の延長線上に軸の中心がくるように計算された形状耐熱温度:150℃

3点線接触(プロファイルローラー)軸側1箇所、ブッシュ側2箇所が接する線接触により接触面が大きく剛性が高い耐熱温度:200℃以上

予圧量:5~20μm

(径による)

予圧量:2~4μm

(径による)

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P/Lで閉まるまでの位置決めのプロセス

P/L

従来クリアランス片側20μm

ガイドピン 位置決めストレートブロック(並級)

精級・超精級ストレートブロックテーパ―ピン

クリアランス7~15μm クリアランス2~8μm

固定側プレートへの挿入開始

挿入開始から型締めまでは位置決め部品のクリアランスを段階的に小さくして位置決めしていくのが一般的。型締めの段階で、位置決めの役割を担う部品がガイドピン→並級位置決め部品→精級位置決め部品へとシフトする。精級位置決め部品はクリアランスが小さい関係上非常に摩耗しやすい。

ローラーガイド 誘い込み→クリアランスゼロ

ベアリングに予圧が加わる

挿入段階ではローラーに0.5mmの遊びを持たせ、ズレを拾わせます。そして、ガイドピン・ローラーリテーナが、ブッシュに挿入される瞬間にベアリングに予圧が加わり、ベアリングが数ミクロンの弾性変形が加わった状態で摺動します。このストローク間ではクリアランスはゼロとなります。金型荷重に対し十分な剛性を持ちかつ摩耗に対し非常に強い構造になります

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耐熱性 80℃ 100℃

120℃

200℃ >200℃

耐摩耗性 低 高

剛性 低 高

価格 高 安

重量 重い 軽い

摩擦係数 0.42 0.2 0.1

熱伝導性 悪い 良い

材質による特徴

アガトンではアルミ、真鍮、POM(ポリアセタール樹脂)、PEEK

(ポリエーテルエートルケトン)製のリテーナを取りそろえております。

(7660ローラー)

(7663ローラー)

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金型重量とリテーナ(ベアリング)の負荷許容量について

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注意点

・ローラーガイドには寸法により剛性値が設定されております。重量に応じたリテーナを御選択下さい。

・ローラーガイドはベアリンググリスが必要となります。温度に応じたベアリンググリス、フッ素グリスを御利用下さい。

・定期的な金型洗浄によるメンテナンナンスにより部品寿命が伸ばす事が可能です。

・リテーナの位置のズレ防止にスプリングを推奨しております。スプリングが無い場合、リテーナに予圧が掛った状態でプレートから押し出される場合があり、偏摩耗する危険性があります。

・リテーナは全体のストロークの1/2のストロークで摺動致します。ガイドピンの長さの設定の際はリテーナのストロークにご注意ください。

・ブッシュの圧入はブッシュの内径が収縮してしまう事によりリテーナの寿命を著しく低下させる恐れがあります。圧入をする場合は極力、圧入しろを小さくして下さい。

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株式会社ユーロテクノ〒167-0051

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Tel 03-3391-1311

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