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─ 164 ─ 関西大学総合情報学部 授業計画 2015 〈C〉 プログラミング方法論 (秋学期 2単位) 村田 忠彦 ■授業概要 プログラミングに関する学習には、各種プログラ ミング言語の文法等の基本的な学習だけでなく、作 成するプログラミングの運用および保守管理を意識 したプログラミング技法についての学習が必要とな る。この講義では、デバッグのしやすさを考慮した プログラム作成、信頼性向上のためのテクニック、 プログラミングの省略化、複数のプログラマでプロ グラミングする際の決まり事などのプログラミング の実際における基礎的なノウハウに関する講義を行 う。本講義では、C言語および Java を用いてプロ グラミング技法を講義するので、これらの言語の基 礎知識を習得していることが望ましいが、なにか一 つのプログラミング言語を習得していれば、十分に 講義で取り扱われる概念を学習することは可能であ る。 ■到達目標 プログラミングの際の方法論を理解する。 ■授業計画 1 構造化プログラミング(1) 2 構造化プログラミング(2) 3 構造化プログラミング(3) 4 データ構造とアルゴリズム(1) 5 データ構造とアルゴリズム(2) 6 データ構造とアルゴリズム(3) 7 オブジェクト指向プログラミング(1) 8 オブジェクト指向プログラミング(2) 9 オブジェクト指向プログラミング(3) 10 プログラムの拡張(1) 11 プログラムの拡張(2) 12 プログラムの拡張(3) 13 プログラムの再利用(1) 14 プログラムの再利用(2) 15 プログラムの再利用(3) ■授業時間外学習 授業時間中に出されるレポート課題を行う。 ■成績評価の方法 定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評 価する。 成績評価割合:定期試験70%、レポート30% ■成績評価の基準 原則として定期試験の結果で判定するが、講義中 に出されるプログラミング課題を行い、作成したプ ログラムによる実験結果の報告、ならびに、ソース コードおよび実験結果に関する口頭試問をクリアす ることにより、単位評価を行うこともできる。 ■教科書 『なぜ、あなたは Java でオブジェクト指向開発がで きないのか』(技術評論社)小森裕介 2005 ■参考書 『改訂新版Cプログラミング診断室』(技術評論社) 藤原博文 2003 『図解でわかるソフトウェア開発のすべて』(日本実 業出版社)経営情報研究会 2000 『プログラミング作法』(アスキー)カーニハン、パ イク 福崎 訳 2000 『プログラム書法 第2版』(共立出版)カーニハン、 プローガー 木村 訳 1982 『C言語 関数の使い方+作り方 完全制覇』(技術 評論社)柏原正三 2001 『C言語 ポインタが理解できない理由』(技術評論 社)朝井淳 2002 『UNIXという考え方』(オーム社)ガンカーツ 若 尾 監訳 2001 適宜、参考資料、参考図書を紹介する。 ■備考 プログラミング言語関連科目やいずれかのプログ ラミング実習を履修していることが望ましい。 Programming Methodology

プログラミング方法論 (秋学期 2単位) 村田 忠彦 · プログラミング方法論 (秋学期 2単位) 村田 忠彦 授業概要 プログラミングに関する学習には、各種プログラ

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Page 1: プログラミング方法論 (秋学期 2単位) 村田 忠彦 · プログラミング方法論 (秋学期 2単位) 村田 忠彦 授業概要 プログラミングに関する学習には、各種プログラ

─ 164 ─

関西大学総合情報学部 授業計画 2015

〈C〉プログラミング方法論 (秋学期 2単位) 村田 忠彦

■授業概要 プログラミングに関する学習には、各種プログラミング言語の文法等の基本的な学習だけでなく、作成するプログラミングの運用および保守管理を意識したプログラミング技法についての学習が必要となる。この講義では、デバッグのしやすさを考慮したプログラム作成、信頼性向上のためのテクニック、プログラミングの省略化、複数のプログラマでプログラミングする際の決まり事などのプログラミングの実際における基礎的なノウハウに関する講義を行う。本講義では、C言語および Java を用いてプログラミング技法を講義するので、これらの言語の基礎知識を習得していることが望ましいが、なにか一つのプログラミング言語を習得していれば、十分に講義で取り扱われる概念を学習することは可能である。

■到達目標 プログラミングの際の方法論を理解する。

■授業計画1 構造化プログラミング(1)2 構造化プログラミング(2)3 構造化プログラミング(3)4 データ構造とアルゴリズム(1)5 データ構造とアルゴリズム(2)6 データ構造とアルゴリズム(3)7 オブジェクト指向プログラミング(1)8 オブジェクト指向プログラミング(2)9 オブジェクト指向プログラミング(3)10 プログラムの拡張(1)11 プログラムの拡張(2)12 プログラムの拡張(3)13 プログラムの再利用(1)14 プログラムの再利用(2)15 プログラムの再利用(3)

■授業時間外学習 授業時間中に出されるレポート課題を行う。

■成績評価の方法 定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。 成績評価割合:定期試験70%、レポート30%

■成績評価の基準 原則として定期試験の結果で判定するが、講義中に出されるプログラミング課題を行い、作成したプログラムによる実験結果の報告、ならびに、ソースコードおよび実験結果に関する口頭試問をクリアすることにより、単位評価を行うこともできる。

■教科書『なぜ、あなたは Java でオブジェクト指向開発ができないのか』(技術評論社)小森裕介 2005

■参考書『改訂新版Cプログラミング診断室』(技術評論社)藤原博文 2003

『図解でわかるソフトウェア開発のすべて』(日本実業出版社)経営情報研究会 2000

『プログラミング作法』(アスキー)カーニハン、パイク 福崎 訳 2000

『プログラム書法 第2版』(共立出版)カーニハン、プローガー 木村 訳 1982

『C言語 関数の使い方+作り方 完全制覇』(技術評論社)柏原正三 2001

『C言語 ポインタが理解できない理由』(技術評論社)朝井淳 2002

『UNIX という考え方』(オーム社)ガンカーツ 若尾 監訳 2001 適宜、参考資料、参考図書を紹介する。

■備考 プログラミング言語関連科目やいずれかのプログラミング実習を履修していることが望ましい。

Programming Methodology