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生活協同組合コープおきなわ 石原 修
マッチングによる商品開発の事例~地域活性化の取組~
生協とは
生協は、くらしを良く豊かなものにしたいと願う人々が
自らの意志で加入し、共通する願いを実現するために
手をつなぎ、つくりあげた「生活の協同組織」です。
利用 運営
出資日本全国では
供給高3兆円
組合員数2,500万人
コープおきなわの紹介◆正式名称・・・生活協同組合コープおきなわ
◆理事長・・・・・・・・・・・新垣 勉
◆組合員数・・・・・・・・・20万人
◆出資金(資本金)・・・・ 44.6億円
◆供給高(売上高)・・・209.9億円(2009年度)①供給事業(宅配、店舗)
②生活事業(ハウジング、葬祭、プレイガイド)
③共済事業
◆職員数・・・・正規253人、定時等1,240人
◆事業所・・・・浦添本部、店舗7店、宅配事業9支所、物流センター
2010年3月31日現在
商品名 累計販売数
(パック)
累計金額
(万円)
特徴
海鮮タコライス
(南大東村)
70,000 2,800 書籍代として110,000円
もずくコロッケ
(恩納村)
70,000 2,100 サンゴ保護基金22,000円
もずく丼
(読谷村)
380,000 8,600 本土市場拡大や地元民泊の広がり
イカ墨ジューシー
(伊江村)
240,000 7,200 伊江島では年間65,000パック販売
もずく餃子
(うるま市勝連)
300,000 9,000 年間24万円をキムタカ支援で寄付
これまでの地域特産品 開発状況県内外市場拡大・雇用創出・経済効果は約4.5億円
商品名
(市町村)
累計販売数(パック)
累計金額(万円)
特徴
黄金アイス(JA) 60,000 3,000 県外大手生協との協同開発
トウガンカレー
(読谷村)
50,000 600 高齢者「生き甲斐農業づくり」
島米 あわもり
(金武町)
20,000 4,800 沖縄県産米による泡盛づくり
イカ墨ギョウザ
(伊江村)
40,000 1,200 伊江島での教育支援
黒糖酢
(今帰仁村)
30,000 1,600 副産物の糖蜜を使用
宮古牛汁三昧
(宮古市)
30,000 1,500 宮古牛・宮古みそを使用
もずく佃煮
(伊是名村)
15,000 400 伊是名もずくを使用
もずくようかん
(伊是名村)
4,000 300 伊是名・教育支援
伊平屋元気プロジェクト
1.伊平屋村の活性化
①人口の減少 → 公共工事削減による
②過疎化・高齢化
2.黒糖のモデル事業
黒糖は7つの離島が全て赤字
※さとうきび産業は島における主産業
プロジェクトの目的
1.黒糖産業のモデルを構築2.島の自立への一助3.子供達の未来をひらく
チーム伊平屋沖縄県における黒糖のモデル事業を構築する。
◆メンバー
伊平屋村、沖縄県、JA沖縄、
コープおきなわ、コープネット
◆加工メーカー
沖縄製粉、ホーメル、瑞穂、ナンポウ通商、きむらや
◆内容
黒糖産業の健全化にむけて、消費拡大や商品開発に取り組む。
取り組みのイメージ
アニメ製作 アクターズスクール(高校生体験入学)
JTB関東商品サンプリング
光文堂(黒糖商品開発)
県立芸大(デザイン)
小中生組踊り(芸能)
加工メーカー(黒糖商品開発)
ジャンボツアーズ(ツアー企画)
連携
黒糖産業のモデルを構築島の自立への一助子供達の未来をひらく
コープネット組合員:37万人事業高:約5千億
JAおきなわコープおきなわ
黒糖商品
県離島振興課那覇・浦添などの子供達を島へ
民泊体験※お土産、飲食消費。
売上げの一部を島の子供達の教育支援へ拠出
販売協力
■伊平屋元気プロジェクト ■観光農商工連携事業(県)
琉大・東大生無料塾
記者会見の様子
県内各紙でも紹介されました
【メンバー】伊平屋村長JAおきなわ 黒糖担当の常務沖縄県農林水産部コープネット(関東中心の生協)コープおきなわ
様々な取り組みが始まりました
※3月21日に1時間番組で放映
アニメとの連携沖縄県補助事業によるアニメ作成(プロジェクトの紹介)
アガラサーミックス粉の開発
沖縄製粉との取組県産黒糖を使用した沖縄風「蒸しケーキ」の原料粉。
※これまでは県産黒糖の使用は無し
輸入品に比べて、倍の価格
なぜ沖縄製粉か?
小麦粉をはじめとして各種原料を県内パンメーカー、菓子メーカー、大小ケーキ屋などとのパイプがある
県内メーカーによる開発促進
みんなが考える事で「多種多様な黒糖関連商品」が生まれる事への期待
従来は大手商社への販売が中心
レシピ集の作成
沖縄県糖業農産課・黒砂糖工業会予算によるレシピ作成
子供向けのレシピ作成(離島交流事業などで使用)
小学生民泊交流事業との連携(沖縄県地域離島課との連携)
2011年1月4日(火)沖縄タイムスより
民泊体験を通して離島の現状を知る
伊平屋のおばーとアガラサー作りを予定
沖縄県立芸大の取組
なぜ、芸大生か?若い方の感性を生かしてパッケージ作成と商品普及へ
芸大生による伊平屋村訪問調査の様子
会議の様子
8団体が参加しての「アガラサー会議」沖縄県、伊平屋村、JA、包材メーカー県立芸大、沖縄製粉、広告代理店、コープおきなわ
芸大生作成のパッケージ案
画像とキャラクターの折衷案で検討
テレビコマーシャルの作成
芸大生が訪問調査で導き出した伊平屋村のイメージ
琉球放送と連携して進行中・・・CMやニュースに
①商品普及②芸大生の実践・成長③県産品奨励月間に合わせて
実践事例報告シークヮーサーアイス
販売者が一緒になって取り組む事によって
シークヮーサー経過報告
課題:生産過剰
テレビをきっかけに1,000tから4,000tへ拡大
生産者価格の暴落(400円/kg→100円/kg)
対策1.シークヮーサー消費推進協議会の立ち上げ
JAだけの取り組みから、沖縄県全体の取り組みへ46団体83品の商品開発
生産者が一緒になって
対策2. 3段階の原料供給へ
これまでの収穫②だけから、メーカーの要望で①③を設定
8・9月 10・11・12月 1・2月
収穫時期① 収穫時期② 収穫時期③
※メーカーがほしい原料を供給することで
商品開発が進めやすくなった。
収穫時期③を活用し商品開発
シークヮーサーシャーアイス
4団体での共同開発
①パルシステム
②JAおきなわ③ブルーシール
④コープおきなわ
共同開発することで取扱方にも変化が・・・・。
大手生協が我が商品として普及に努めた。
強みを生かして
「石垣で開発される商品の良さ」をわかってくれるところとの関係づくり
商品開発から「一緒に・・・」
※行政も一緒になったチームづくりどこで、だれに、販売するか?を明確にして、共同開発へ取り組む(ハンディを負った離島であれば・・・・。チーム石垣づくりへ)