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Altium Designer ACTIVEBOM®ワークショップ、ページ 1 ActiveBOM® ワークショップ

ワークショップ - Amazon S3...1. 最初にACTIVEBOM Workshop.zip というZIP ファイルを解凍します。 2. ファイルの解凍後、WiFi_MiniPCIe.PrjPcb という名前のファイルをダブルクリックして

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ActiveBOM®

ワークショップ

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Altium Designer ACTIVEBOM®ワークショップ、ページ 2

目次

モジュール 1: ACTIVEBOM®の概要 4

1.1 ACTIVEBOM®とは 4

モジュール 2: ACTIVEBOM®の基本 5

2.1 Altium Content Vault にアクセスするためのサインイン 5

2.1.1 Altium アカウントへのサインイン ................................................ 5

2.1.2 Altium Content Vault の構成の確認 ..................................... 5

2.2 プロジェクトを開く 6

2.2.1 ワークショップ用設計ファイルの解凍 ............................................. 6

2.3 ACTIVEBOM®の使用 6

2.3.1 ActiveBOM ドキュメント ........................................................ 6

2.3.2 ACTIVEBOM®と Properties パネル ....................................... 7

2.3.3 BOM アイテム ..................................................................... 7

2.3.4 BOM コンポーネントビュー ...................................................... 10

2.3.5 アイテムの行番号 ................................................................ 11

2.3.6 BOM アイテムのグループ化 .................................................... 12

2.4 ソリューション 13

2.4.1 製造業者での Part Number ................................................ 13

2.4.1.1 製造業者の部品の順序の変更.............................................. 15

2.4.2 サプライヤー ...................................................................... 16

2.4.2.1 サプライヤーの設定 ........................................................... 16

2.4.2.2 サプライヤーデータ更新時期の確認 ......................................... 17

2.4.2.3 サプライヤーの検索順序の変更 ............................................. 18

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2.4.2.4 図 サプライヤーの順序の手動での変更 .................................... 19

2.4.3 サプライヤーおよび製造業者の列の表示 ..................................... 19

2.5 BOM チェック 21

2.5.1 BOM のチェック .................................................................. 21

2.5.2 BOM のクリーンアップ .......................................................... 22

2.5.3 サプライヤーの手動割り当ての設定 ............................................ 24

2.5.4 カスタムアイテムの追加 ......................................................... 26

2.6 生産数の設定 27

2.7 BOM の生成 28

2.7.1 OutJob からの BOM の生成 ................................................. 29

2.7.2 BomDoc からの BOM の生成 ............................................... 32

モジュール 3:まとめ 33

3.1 結びと役立つリンク 33

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モジュール 1: ACTIVEBOM®の概要

1.1 ACTIVEBOM®とは

ACTIVEBOM®は、Altium Designer 内の製造業者およびサプライヤー情報を扱う、高度な部品表管理

ソリューションです。

コンポーネント管理プロセスの問題を解決する機能を備えた、Altium Designer 18 以降で BOM 管理を行うため

の推奨ツールです。

ACTIVEBOM®により、PCB 設計者は、以下のようなプロセスを含む PCB 設計で、さまざまなコスト状況に

すばやくアクセスできます。

サプライヤーリンクの割り当ておよび管理の同時実行

サプライヤーの優先順位、価格設定、部品の入手可能性などの定義

基板別費用の解析

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モジュール 2: ACTIVEBOM®の基本

2.1 Altium Content Vault にアクセスするためのサインイン

このワークショップでは、Altium Web サービスにアクセスしてサプライヤーおよび製造業者のデータを

読み込むため、お使いのコンピューターでインターネットにアクセスできる環境が必要です。ActiveBOM を使用する

ために Content Vault にアクセスする必要はありませんが、ワークショップで挙げられる例の多くのコンポーネントには、

Altium Content Vault で定義されたサプライヤーリンクがあります。

したがって、以下の手順で説明されているように、Altium Designer へのサインインと Content Vault への接続の

認証が必要になります。

2.1.1 Altium アカウントへのサインイン

1. メインのアプリケーションウィンドウの右上にある ボタンをクリックします。

a. 関連するメニューから [License Management] 項目を選択します。

b. サインインしていない場合は、[Sign in] ボタンをクリックし、Altium Live メールのアドレスと

パスワードでサインインします。

c. サインインしたら、ダイアログ上部の [License Management] タブを右クリックし、

[Close License Management] を選択します。

図 1 Altium Live アカウントによるサインイン

2.1.2 Altium Content Vault の構成の確認

Altium Designer 18 では、Altium Content Vault はデフォルトで有効になっています。次のステップでは、

Altium Content Vault が有効になっていることを確認する手順を説明します。

1. メインのアプリケーションウィンドウの右上にある アイコンをクリックして [Preferences] を

開きます。

2. フォルダーツリーの左側で、[Data Management]、[Servers] の順に選択します。

3. 右側の領域の [Known Servers] の下に一覧表示されます(場合によっては [Known Servers] の

左側の矢印をクリックしてその項目を開く必要があります)。

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a. 下図のように、[On] が選択されて、Content Vault に [Connected] が表示されていることを確認

します。

図 2 Altium Content Vault への接続

b. また、[Automatically Connect to Altium Content Vault] のチェックボックスがオンになっている

ことを確認します。

2.2 プロジェクトを開く

2.2.1 ワークショップ用設計ファイルの解凍

1. 最初に ACTIVEBOM Workshop.zip という ZIP ファイルを解凍します。

2. ファイルの解凍後、WiFi_MiniPCIe.PrjPcb という名前のファイルをダブルクリックして

PCB プロジェクトを開きます。

2.3 ACTIVEBOM®の使用

2.3.1 ActiveBOM ドキュメント

1. 最初に、プロジェクト欄で Connector_WiFi.SchDoc をダブルクリックして開きます。

2. [Projects] パネルでプロジェクト名を右クリックして [Add New to Project] » [ActiveBOM

Document] を選択し、新しい ActiveBOM ドキュメントを作成します。

プロジェクトごとに、ACTIVEBOM ドキュメントは 1 つのみ追加できます。メニューに [ActiveBOM

Document] が表示されない場合は、そのプロジェクトに ACTIVEBOM ドキュメントが既に存在する

ことを示しています。

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2.3.2 ACTIVEBOM®と Properties パネル

ACTIVEBOM®ドキュメントにフォーカスがあると、[Properties] パネルには ACTIVEBOM®固有の情報が表示

されます。

1. [Panels] ボタンから、[Properties] パネルの状態を確認します。

a. Altium Designer の左下の [Panels] ボタンをクリックし、[Properties] がオンになって

いなければオンにします。

図 3Propertiesパネルの有効化

2. この演習では、[Properties] パネルの上部のピンをクリックして常に表示されるようにします。

Figure 4 パネルを固定して常に表示

2.3.3 BOM アイテム

新しい BomDoc ファイルの上部には、そのプロジェクトの回路図のコンポーネントが自動的に

読み込まれます。[Items] と [Solutions] の 2 つの項目に分かれています。

1. [Item Details] の項目に表示された列を見てください。

図 5 BOM アイテムの列

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表示された列は、ドラッグして順序を変更できます。

2. [Properties] パネルで [Columns] タブを選択します。

図 6Propertiesパネルの Columns タブ

3. 名前の左側の目のマークは、列が表示されているかどうかを表します。

a. いくつかの列をクリックしてオン/オフを切り替えて、BOM アイテムの領域のデータが変更することを

確かめてみてください。

4. リスト内の [Comment] を探し、[Name] の名前が [Alias] リストに入力されていることを確認します。

a. 列名として [Alias] が設定されている場合は、部品表の生成時に [Alias] の名前が使用

されます。

5. [Columns] の項目に表示されているアイコンをクリックすると、他のソースのパラメーターを

読み込むことができます。アイコンは、PCB、データベース、ドキュメント、および Altium クラウド

サービスプロパティの順に表示されています。

a. [Document Parameters] アイコンをクリックすると、リストの [Project Options Parameters]

タブで定義された、使用可能な列が表示されます。

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図 7 ドキュメントパラメーター列のソースの有効化

列名の左側で、表示されているアイコンにカーソルを合わせると、ソースが表示されます。

6. [Properties] パネルの [General] タブをクリックします。

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2.3.4 BOM コンポーネントビュー

BOM リストの上部に、コンポーネントをグループ化するボタンがあります。

[Flat]

[Base]

[Consolidated]

1. [Flat] をクリックすると、全てのコンポーネントが 1 列に1つずつ個別に一覧表示されます。

図 8 Flat ビュー

2. 列名をクリックすると、アイテムが並べ替えられます。

3. 列見出しにカーソルを合わせると、フィルターアイコンが表示されます。

図 9 フィルターアイコン

4. フィルターアイコンをクリックして [(Non blanks)] を選択します。

5. BOM アイテム領域の下方にフィルターが表示され、[X] をクリックすると削除されます。

鉛筆アイコンをクリックすると編集できます。

6. フィルターの横の [X] をクリックするとフィルターが削除されます(フィルターがリセットされ

全て表示されます)。

図 10 表示されたデータのフィルタリング

フィルターの左のチェックボックスをクリックすると、フィルターが削除されずに有効/無効が切り替わります。

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2.3.5 アイテムの行番号

PCB 設計に実装図面がある場合や、設計技術者やコスト技術者、仕入れ担当者が

BOM データをやり取りする場合、BOM の行番号(BOM アイテムの位置番号)は、BOM の

行を区別するために使用される単純な手法です。行番号は、設計内の対応するコール

アウト、コンポーネント、表記の明示的な特定や検索にも使用できます。

1. [Base View] をクリックします。

図 11 BOM Base ビュー

2. [Set Line Numbers] アイコンの右側の下向き矢印をクリックして [Line # Options…] を選択します。

図 12 行番号オプションへのアクセス

3. 開始番号と増分に任意の値を設定できます。この演習では、どちらも 1 に設定します。

図 13 行番号オプションの設定

4. [OK]をクリックします。

5. [Set line numbers] アイコンをクリックします。

a. もう一度クリックすると、自動的に番号が割り当てられます。

6. グループ化されたコンポーネントは同じ行番号を共有する点に注意してください

(これは Flat モードで確認できます)。

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行番号は Base ビューでのみ割り当てられます。自動割り当てに加え、手動での入力、貼り付け、

削除ができます。いったん割り当てられると、それらの番号は永続的に使用されます。

2.3.6 BOM アイテムのグループ化

Base ビューおよび Consolidated ビューでは、BOM アイテムは属性ごとにグループ化できます。

グループ化されたアイテムは、同じ BOM アイテム行に表示されます。これにより、BOM を見やすく

できますが、一緒に購入するアイテムに限定して同じ行にグループ化したい場合があります。

1. [Properties] パネルの [BOM Items] の項目の下の [General] タブで次の操作を行います。

a. [Edit…] ボタンをクリックして [Component Grouping] ダイアログを開きます。

図 14 コンポーネントのグループ化を設定する Edit ボタン

b. [Component Grouping] ダイアログで [Footprint] チェックボックスをオンにします。

c. [OK] をクリックして [Component Grouping] ダイアログを終了します。

図 15 非 vault コンポーネントのグループ化に使用するパラメーターの設定

[Add in the Component Grouping] をクリックすると、回路図でコンポーネントに使用されて

いる全てのパラメーターのリストが表示されます。

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2. [Properties] パネルの [General] タブを開き、[BOM Items] の下の [Designator Grouping] の項目

を探してください。選択内容を変更すると、グループ化されたデジグネータの表示方法が変わります。

a. デジグネータのグループ化を変更すると、BOM アイテムの表示がどのように変わるか

確認してみてください。

図 16 グループ化されたデジグネータの表示の変更

ActiveBOM では、Base ビューと Consolidated ビューのデフォルトグループはコンポーネントの

ItemID 別、または未管理コンポーネントのライブラリリファレンス別です。未管理

コンポーネントは、任意のパラメーターを使って手動でグループ化することもできます。

[Component Grouping] ダイアログで設定できるよう、パラメータを追加して有効にします。

2.4 ソリューション

[BOM Item] の項目の下にはソリューションが表示されます。ソリューションは 2 つの項目で構成されます。

[Manufacturer Part]

[Supplier Part Numbers]

[Manufacturer Part] の項目では、BOM アイテムのいわゆるソリューションを定義します。

選択された BOM アイテムには、製造業者の部品を 1 つ以上割り当てることができます。製造業者の部品はそれぞれ、

1 社以上のサプライヤーに関連付けられています。

2.4.1 製造業者での Part Number

1. BOM アイテム領域のアイテムをいくつかクリックします。ダイアログ下部を見てください。製造業者の部品番号およ

び設定されているサプライヤーの情報が更新されます。

2. 例えば、C38 をクリックすると、TDK の部品が表示されます。C2012X5R1C106K085AC のように

製造者部品番号(MPN)が水色で表示されます。MPN をクリックすると、Web ブラウザが開き、Octopart

の Web サイトに記載されたサプライヤー情報が表示されます。

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図 17 選択された BOM アイテムのデジグネータ C38 の製造業者の部品

3. BOM アイテム領域で D2 を右クリックし、[Cross Probe] » [D2 Connector_Wifi.SchDoc] を

選択して、回路図の部品をクロスプローブします。

4. 回路図で LED2 をクリックして選択し、次に [Properties] パネルの [Parameters] タブを選択します。

5. 下図のように、カスタムパラメーターとして Manufacturer-X と PartNumber が入力されました。

図 18 製造業者および製造業者部品番号を定義するカスタムパラメーター

6. BomDoc への復帰

7. [Properties] パネルで [General] タブが選択されていることを確認します。

8. 以下のように、[Properties] パネルの [Solutions] の項目で、[Edit…] ボタンをクリックします。

図 19 カスタムの製造業者プロパティの設定

9. [Detect Fields] をクリックします。これにより、Vault および追加されたサプライヤーリンクで使用

されるパラメーター(この場合は Manufacture および PartNumber)が検出され、一覧表示されます。

次にカスタムパラメーターを追加します。

10. [Add] ボタンをクリックします。

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11. [Manufacturer Name parameter] 列の [Select parameter] をクリックします。

a) リストから [Manufacturer-X] を選択します。

12. [Manufacturer Part No parameter] 列の [Select parameter] をクリックします。

a) リストから PartNumber を選択します。

図 20 製造業者へのリンクの定義

[Manufacturer Link] の項目でパラメーターを追加するには、[Add] をクリックします。

[Select Parameter] 欄を 2 回クリックして、使用するパラメーターを選択します。

13. [OK] をクリックしてダイアログを閉じます。

14. BOM アイテム領域で、[Refresh] ボタンをクリックします。 Altium の Web サーバから

データを読み込んでいる間、「Loading Data momentarily」と表示されます。

製造業者のデータが読み込まれ、いくつかの関連サプライヤー情報とともに、LED 部品に追加されるはずです。

図 21 定義されたパラメーターとリンクした製造業者の部品

2.4.1.1 製造業者の部品の順序の変更

複数のソリューションや製造業者の部品を 1 つの BOM アイテムに割り当てることができます。

これらは、最もランクの高い製造業者がリストの最上部に表示されるよう、ランク付けできます。

ランク付けを設定するには、製造業者の部品の横の星印をクリックします。

次のステップで、BOM アイテム D1 のランクを設定します。

1. BOM アイテム領域で D1 をクリックしてください。

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2. ソリューション領域に、異なる 2 つの製造業者の部品が表示されています。これらがランク付けされていない

場合、最低価格と最大在庫数に基づいて並べ替えられます。

3. 右端の星印をクリックして、Dialight の優先順位を最も高いランクに設定します。

Dialight の部品が下図のように項目の最上位に表示されます。

図 22 製造業者のランクの設定

4. ランクが設定されたら、星印の右のゴミ箱アイコンをクリックしてランク付けを解除します。

2.4.2 サプライヤー

サプライヤーデータは、Altium の Web サーバから読み込まれます。サプライヤーは、ソリューション

領域の製造業者の部品に関連付けられます。サプライヤーの選択は、次のステップで説明するように

プリファレンスで設定します。

2.4.2.1 サプライヤーの設定

1. Altium Designer の右上隅のギアアイコンをクリックしてプリファレンスを開きます。

図 23 Preferences へのアクセス

a) [Data Management] » [Parts Providers] を選択します。

b) ここで、下図で示すように、使用される地域、通貨、サプライヤーを選択できます。

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図 24 Preferences でのサプライヤーの設定

c) [Cancel] をクリックして [BomDoc] ダイアログに戻ります。

2.4.2.2 サプライヤーデータ更新時期の確認

Altium Web サーバのサプライヤーの在庫および価格情報は定期的に更新されます。サプライヤー

データが更新された時期は、次の手順で確認します。

1. BOM アイテム領域で U1 をクリックしてください。

2. ソリューション領域で、サプライヤーの二重矢印にカーソルを合わせると、下図のように情報の最終更新時期が

表示されます。

図 25 サプライヤーデータの最終更新時期の確認

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値が 1 か月以上更新されていない場合は、矢印が赤くなります。サプライヤーデータは、サプライヤーから

情報を入手できるようになったときのみ、更新されます。在庫がないアイテムの場合は、サプライヤーからの

更新情報は提供されない可能性があり、最終更新時期からかなりの時間が経過してから更新されま

す。

2.4.2.3 サプライヤーの検索順序の変更

サプライヤーデータは、Altium Parts Provider から読み込まれます。読み込まれたサプライヤーは

在庫状況と価格に基づいて自動的に並べ替えられます。

検索対象サプライヤーも結果の表示順も、下図のように、[Favorite Suppliers] で設定できます。

1. [Favorite Suppliers] ダイアログを開くには、下図のように、[Properties] パネルの [Solutions] の

項目で、[Favorite Suppliers List] の横の [Edit…] ボタンをクリックします。

図 26Propertiesパネルでの、お気に入りサプライヤーの編集

a) [Favorite Suppliers] ダイアログに、プリファレンスで有効にしたサプライヤーが一覧表示されます。

チェックボックスをオフにすると、プリファレンスを変更せずにすばやくサプライヤーを無効にできます。

b) [Supplier Priority] は、製造業者の部品にサプライヤーを追加する順序も設定できます。

ダイアログ下部の [Use supplier priority] チェックボックスをオンにすると、結果の並べ替えにサプライヤー

検索の優先順位が使用されます。

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図 27 Favorite Supplier の構成

2. [Cancel] をクリックして [Favorite Suppliers] ダイアログを閉じます。

2.4.2.4 図 サプライヤーの順序の手動での変更

サプライヤーの順序は、下図のように、関連付けられたサプライヤーの右上隅にある数字の横の

下向き矢印をクリックすることで変更できます。

図 28 サプライヤーの順序の変更

1. BOM アイテム領域で R15 をクリックしてください。

2. BOM アイテム領域の下の [Favorite Suppliers] の項目で、先頭のサプライヤーの右上の下向き

矢印をクリックし、優先順位を 1 から 2 に変更します。1 番目と 2 番目のサプライヤーの順序が

変わります。

2.4.3 サプライヤーおよび製造業者の列の表示

以前の項目で、ソリューションの製造業者とサプライヤーの結果を表示する順序を変更する方法を説明しました。

この順序は、BOM アイテム領域に表示されるデータに影響する可能性があり、後には部品表レポートの生成に影響

する場合があるので、重要です。次に、ソリューションの結果を表示する列数の設定について説明します。

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Altium Designer ACTIVEBOM®ワークショップ、ページ 20

製造業者の部品とサプライヤーの表示数は、[Properties] パネルの [Supply Chain] で設定します。ここでは、

BOM 領域に表示された、製造業者部品番号とサプライヤーの列データをコントロールできます。

1. 具体例を表示するため、BOM リスト領域で D1 を選択します。網かけ表示に注目してください。BOM リスト

領域の列として、対応する製造業者の部品とともに、網かけされていないタイトルが表示されています。

図 29 網かけされていないサプライヤー

図 30 対応する、表示列

2. [Properties] パネルで [Supply Chain] の項目を探します。

図 31 表示する列数の指定

3. [Solutions per Item] の数値を 1 から 2 に変更して<Enter>キーまたは<Tab>キーを押します。

a. 2 番目の製造業者のサプライヤーの網かけ表示は解除されています。また、2 番目の MPN および

対応する 1 番目のサプライヤーの列が、BOM アイテム領域に表示されます。

[Supplier per Solution] の設定は同様に機能します。製造業者の部品番号に複数の番号が割り

当てられている場合に表示するサプライヤーの部品番号をコントロールします。

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Altium Designer ACTIVEBOM®ワークショップ、ページ 21

図 32 各ソリューションに対応した列

2.5 BOM チェック

2.5.1 BOM のチェック

各 BOM アイテムは、右端にそのステータスが表示されます。ステータスアイコンにカーソルを合わせると、そのアイテムに

関連付けられたソリューションに問題があるかどうかを示す簡単な情報が表示されます。

33 BOM のステータスインジケーターにカーソルを合わせてポップアップされる情報

これらのチェックは、[Properties] パネルの下部で設定できます。

1. [Properties] パネルを、[BOM Checks] の項目までスクロールします。ここには、BOM に関する

違反/警告が表示されます。

2. エラー/警告のみを表示するには、各エラー/警告の右にあるフィルターアイコンをクリックして

有効な違反がある BOM アイテムに表示を限定します。

3. 上部のメインフィルターアイコンをクリックすると、全てのアイテムが表示されます。

4. 選択されているフィルターをクリアするには、上部の [Violation Type] の右にある、最上位の

フィルターアイコンをクリックします。これにより、全てのフィルターの表示がグレーになります。

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図 34 選択したエラー/警告が発生しているアイテムに表示を限定するフィルター処理

2.5.2 BOM のクリーンアップ

BOM チェックレポートを使って、BOM アイテムリストをクリーンアップしてみましょう。

ソリューションは、部品の入手可能性、価格、製造業者のライフサイクルの状態に

基づいて、最高から最低まで自動的にランク付けされます。

1. 情報提供用の白い BOM チェックアイコン の多くは、手動でランク付けされた製造業者部品番号(MPN)

がないことを示しています。製造業者の星をクリックすると、自動設定されたランクを手動で無効にできます。

ランクが最高の製造業者の MPN がリストの先頭に表示されます。最高ランクは 5 つ、最低ランクは 1 つの星が

つきます。

a) BOM アイテム領域で C10 をクリックしてください。

b) 下図のように、関連付けられている製造業者の部品を星 5 つに設定します。BOM アイテムの右にある

情報アイコンが緑色のチェックマークになるはずです。

図 35 製造業者のランクの設定

c) ごみ箱アイコンをクリックして、手動で付与したランクを削除します。

2. MPN を全て手動で設定するのではなく、BOM チェックを無効にします。

a) [Properties] パネルで BOM チェック領域の下のギアアイコンをクリックします。

b) 下図のように、[No MPN ranked] の BOM チェックが [No Report] になっています。

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Altium Designer ACTIVEBOM®ワークショップ、ページ 23

図 36 No MPN ranked がランク付けされた BOM チェックの無効化

c) [Cancel] をクリックして [BOM Checks] ダイアログを閉じます。次のステップでは、MPN の

ランクを自動的に設定します。

3. 製造業者チェックを設定するには、[Set Ranks Automatically] コマンドを使用し、以下のように

在庫数が最も多く価格が最低の製造業者を設定します。

a) BOM アイテム領域で任意の場所を左クリックします。

b) キーボードで、<Ctrl> + <A>キーを押して全ての BOM アイテムを選択します。

c) 選択したアイテムのいずれかを右クリックし、ポップアップメニューから [Set Ranks Automatically] を

選択します。このコマンドは、最もよい選択肢のみランク付けします。

図 37 製造業者のランクの自動設定

d) [No MPN Ranked] の警告情報が緑色のチェックマークに変わりました。

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Altium Designer ACTIVEBOM®ワークショップ、ページ 24

e) いくつかのアイテムをクリックしてみてください。製造業者の部品領域を見ると、最もよい製造

業者が 5 つ星に設定されています。

2.5.3 サプライヤーの手動割り当ての設定

Serial WiFi Server コンポーネントには、製造業者部品番号が割り当てられていません。

MPN とサプライヤーソリューションの両方を割り当てるサプライヤーを設定します。

1. BOM アイテムリストで U1(Serial to WiFi Server)を検索し、クリックして選択します。

BOM チェックにより、このアイテムにはサプライヤーが設定されていないことがわかります。

図 38 サプライヤーが設定されていない、WiFi サーバの U1

a) BOM アイテム領域の [Solution] の項目で、[Add Solution] ボタンをクリックして

[Add Manual Solution] を選択します。これは、U1 を右クリックしても選択できます。

図 39 手動で割り当てられたソリューションの追加

b) [Keywords] の項目で、値を SPWF01SA.11 に変更します。

図 40 キーワード検索の変更

c) [Search] をクリックします。

d) 選択の前に、いずれかの列ヘッダーを右クリックして [Stock] を有効にします。[Stock] ごとに並べ替えて

[Unit Price] が表示されているものから選択する場合、これにより選択が容易になります。

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図 41 Stock および Unit Price 列の有効化

[Add New Part Choice] ダイアログで選択されている各サプライヤーは、ダイアログの下部に価格と

在庫が一覧表示されるので、参照してどのサプライヤーを選択するかを決定するのに役立ちます。

e) [Mouser] を選択して二重矢印 [≫] をクリックし、[Part Choice details] に製造業者と

サプライヤーの情報を追加します。

f) [OK] をクリックしてサプライヤーを追加します。

図 42 選択したソリューションの追加

2. 手動で割り当てられたソリューションの追加を繰り返し、[Arrow] を追加します。

キーワードは必ず「SPWF01SA.11」に変更してください。

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3. [OK] をクリックして、サプライヤーの順序を確認します。最低価格のサプライヤーが自動的に先頭の項目に

なります。

4. 製造業者のランクを星 5 つに設定します。

図 43 サプライヤーリンクの追加後、MPN が自動的に構成されます。

2.5.4 カスタムアイテムの追加

PCB 製造に必要なさまざまなハードウェアなど、購入するアイテムを追加するにはいくつかの方法が

あります。1 つは、回路図の機械部品を追加して、必要な数量を加算する方法です。次のステップでは

Nylon Screw の注文を追加します。

1. BOM アイテム領域の上部で、[Add new] ボタンをクリックして [Custom Row] を選択します。

図 44 新しい BOM アイテム作成のためのカスタム列の作成

2. 新しい列の説明セルをダブルクリックして、以下の値に変更します:

Nylon screw #4

3. [Quantity] セルに「4」を入力します。

4. [Add Solution] » [Add Manual Solution] の順にクリックします。

5. 検索フィールドに Nylon screw #4 と入力します。

6. Mouser を選択して [>>] ボタンをクリックし、右側の [Part Choice] に入力します。

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図 45 アイテムのカスタム列へのサプライヤーの追加

7. [OK]をクリックします。

8. 製造業者の部品のランクを星 5 つに設定します。

図 46 カスタムハードウェア ソリューションのランク付け

2.6 生産数の設定

生産数を設定することで、注文合計金額が決まります。また、選択したサプライヤーから購入可能な

在庫数を照会することができます。

次のステップでは、生産数を 50 に設定して、構成済みのサプライヤーから購入できるほど在庫があるかどうかを

確認します。

1. [Properties] パネルに切り替え、[Production Quantity] に 50 と入力して<Enter>を押します。

これにより、パネルの [Price per Board] と [Order price] が設定されます。

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図 47 生産数の設定

2. いずれかのアイテムの在庫が不足している場合、BOM アイテム領域の BOM インジケーターに

フラグが表示されます。

図 48 在庫不足のフラグが表示された BOM チェック

3. 発注するには、場合によってはサプライヤーに連絡を取る必要があります。これは、リードタイムが重要視される

ような場合、早期に在庫不足を把握するのに役立ちます。例えば、選択した Arm プロセッサーのリードタイムが

20 週間とします。Arrow のサプライヤーの項目下の青い部品番号をクリックすると、そのサプライヤーの

Web サイトに移動します。

4. ひとまず [Properties] パネルに戻り、[Production Quantity] を 25 に変更します。

5. <Enter>または<Tab>キーを押して、新しい変更内容を確定します。

2.7 BOM の生成

部品表ドキュメントは、2 つの異なる方法で生成できます。

[Reports] » [Bill of Materials] を選択して、BomDoc から直接生成する方法

OutJob から生成する方法

これら 2 つの方法の構成は同じです。Outjob を使用した場合の利点は、複数の異なるジョブの BomDoc を

ソースとして使用できるので、さまざまな設定が可能である点です。また、列の表示の変更方法が保存されます。

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2.7.1 OutJob からの BOM の生成

次に、OutJob を使用して部品表生成の設定を行います。

1. [Properties] パネルの [Column] タブで BomDoc をフォーカスし、以下を検索して有効にします。

a) [Footprint]

b) [LibRef]

2. [File] » [Save] と選択して BomDoc を保存します。

a) デフォルト名のままにして [Save] ボタンをクリックします。

3. [File] メニューから、[New] » [Output Job file] を選択します。

4. 出力項目の [Report Outputs] の下の [Add New Report Output] をクリックします。

a) [Bill of Materials] » [ActiveBOM Document] の順に選択します。

図 49 新しい部品表ジョブの作成

5. 部品表を構成するには、[Bill of Materials]という新しい項目をダブルクリックします。

Report Manager が開き、生産数を、BomDoc で設定された値に自動的に設定します。BomDoc に追加

されている列は、デフォルトでは Report Manager で有効になります。列がドラッグされても

順序は維持されます。

6. [View Mode] は、レポート下部の [View Options] で設定されます。ここで 3 つの異なるモード、

[Base]、[Flat]、[Consolidated] があることがわかります。下図のように [Base] に設定されている

ことを確認します。

[View Mode] を [Flat] に設定すると、BOM Report Manager でカスタムグループ化が

可能になります。

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図 50 部品表の表示モードの設定

7. Excel テンプレートを使用してデータをフォーマットする場合、テンプレートファイルで参照される列が有効になって

いる必要があります。構成されたソリューションのプロパティは全て以下の手順で有効にします。

a) [All Columns] の項目下部で、[Solution 1] の横のボックスをオンにします。

これにより、そのカテゴリーのチェックボックスが全て有効になります。[Solution 1] の左側の

矢印をクリックすると、下位の列が全て表示されます。

8. 次に、使用する Excel テンプレートを追加します。

a) テンプレート名の横の ボタンをクリックしてファイルを参照し、BOM Supplier Links WiFi.xlsx を選択

します。ファイルは ACTIVEBOM Workshop ディレクトリに展開されます。

図 51 Excel テンプレートの指定

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9. [OK] をクリックして部品表の Report Manager を終了します。

10. メインの [Outjob] ウィンドウの [Output Containers] の下の右側の項目で、[Container] の項目の

[Folder Structure] をクリックします。

11. [Outputs] の下の左側の項目で、作成した [Bill of Materials] ジョブの右のラジオボタンをクリック

します。[Bill of Materials] ジョブからフォルダー構造に向かって線が表示されます。

図 52 出力場所の設定

12. [File] » [Save All] をクリックして、ここまでの変更内容を全て保存します。

a) OutJob が促されたら [Save] をクリックします。

13. 最後に、[Folder Structure] の項目下の [Generate content] をクリックしてレポートを生成します。

ファイルが、Excel で表示されるはずです。

図 53 生成された、Excel の部品表レポート

基板実装の目的で完全な出力セットを作成するため、出力ジョブファイルに、以下のデータを追加できます。

ピック&プレースファイル、実装図面、PCB 合成図面、PCB 印刷、回路図印刷、ドリルドローイングガイド、

ファイナル印刷、ガーバーファイル、NC ドリルファイル、ODB++、テストポイントレポートなど

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2.7.2 BomDoc からの BOM の生成

設定は、OutJob の場合と同様ですが、オプションが限定され、カスタマイズ内容は保存されません。

ただし、ActiveBOM ドキュメントから BOM へのエクスポートにより、BOM レポートを迅速に作成できます。

1. [Properties] パネルの [Column] タブで BomDoc をフォーカスし、以下を検索して有効にします。

a) [Footprint]

b) [LibRef]

2. [File] » [Save] と選択して BomDoc を保存します。

a) デフォルト名のままにして [Save] ボタンをクリックします。

3. BomDoc ドキュメントにフォーカスし、[Reports] » [Bill of Materials] を選択します。

4. Report Manager が開きます。外観は、先ほど OutJob から部品表を設定した場合と同じです。

5. [Export Options] の項目で、[Open Exported] チェックボックスをオンにします。

6. テンプレート名の横の ボタンをクリックしてファイルを参照し、BOM Supplier Links WiFi.xlsx を

選択します。ファイルは ACTIVEBOM Workshop ディレクトリに展開されます。

7. 部品表レポートをエクスポートするには、全ての設定の完了後ダイアログの左下の項目にある [Export] ボタン

をクリックします。

a) Excel ファイルのエクスポート先が促されたら [Save] をクリックします。

14. [OK] をクリックして [Bill of Materials] ダイアログを閉じます。

a) 開いている Excel ドキュメントを閉じます。

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モジュール 3: まとめ

3.1 結びと役立つリンク

これで ActiveBOM ワークショップは終了です。以下は、ActiveBOM に関する便利なドキュメントへの

リンクです。

- ActiveBOM:

http://www.altium.com/documentation/18.0/display/ADES/((BOM+Management+

with+ActiveBOM))_AD

- ActiveBOM Properties パネル

http://www.altium.com/documentation/18.0/display/ADES/InteractiveProperties_P

nl-Properties((Properties))_AD/?help-

data=ActiveBOM.Dlg.Properties_SupplyChain#!Properties-ActiveBOMSupport

- BOM での Excel テンプレートの使用

http://www.altium.com/documentation/18.0/display/ADES/((Including+Design+Da

ta+in+the+Excel+BOM))_AD

- 出力ジョブファイルを構成するための出力タイプ

http://www.altium.com/documentation/18.0/display/ADES/((More+about+Outputs

))_AD