Upload
others
View
1
Download
0
Embed Size (px)
Citation preview
データセンターの複雑さの管理データセンターの管理は、これまでも簡単なものではありませんでした。しかし、IT部門の縮小、予算の圧迫、ITハードウェアの進歩、ワークロードのクラウドやコロケーションプロバイダーへのアウトソーシングが発生している現在では、 管理業務ははるかに複雑化しています。複雑化によって、ITマネージャやデータセンターマネージャが、迅速にコスト 効率の高い方法で解決すべきさまざまな課題も生じています。
ワークロードマイグレーションが 解決策なのかコスト削減と運用効率向上の追求が、 ITリソースの構成を常に左右しています。企業は絶えずインフラ、システム、アプリケーションの管理方法を改善しようと図っています。そのような追求は、多数のワークロードがプラットフォーム間やデータセンター間、あるいはクラウド間で移行されるプロジェクトの実施につながりがちです。こうしたプロジェクトのワークロードの数は、数百件で済むこともあれば、数万件に達することもあります。
ワークロードマイグレーションプロジェクトが成功すれば、即座に利益を得られます。ハイブリッドデータセンターモデルを実現することで、ITリーダーや財務
担当ディレクターは機敏性、セキュリティ、信頼性を向上させることができます。もちろん、設備投資や運用コストを削減できるとともに、迅速な拡張も可能になります。最近の調査では、上級管理者が、こうしたメリットの可能性に気付き始めています。Uptime Instituteの最近のレポートでは、上級管理者の約半数が、将来的に ITワークロードの大半をオフプレミスのクラウドか、またはコロケーションサイトに保存すると回答しています。これらの回答者の約 70%が、2020年までに移行を予定しています 1。
現在と将来のワークロードマイグレーションの課題ワークロードマイグレーションプロジェクトが適切な選択肢であると判断したら、いくつかの共通の課題に直面することになります。一からワークロードを再構築することは、手作業を伴ううえ時間もかかり、エラーの発生しやすいプロセスのため、人手とコストのかかるプロジェクトになりがちです。
さらに、マイグレーションを完了させるには、限られたスタッフで数百台または数千台のサーバーの仮想化や統合が必要になる場合があります。これらの点を考慮すると、厳しいプロジェクトのスケジュールを遵守するにはどうすればいいのでしょうか。ワークロードのクラウドへの移行も、計画の一部となる可能性が
データセンターのワークロードマイグレーションの簡素化
ワークロードマイグレーションプロジェクトでの検討事項 「無料」マイグレーションツールを使用していますか (使用している場合は、複数のベンダーのツールを管理するコストと複雑さを検討します )。
現在のワークロードマイグレーションツールは手作業が多く エラーが発生しやすいですか。
スタッフに制約があるのに複数の大規模ワークロードをマイグレートする必要があるため、プロジェクトの期限が守れず、予算超過になっていますか。
現在のマイグレーションツールには、幅広いサーバーメーカー、仮想化プラットフォーム、クラウドマイグレーションのサポートが欠如していますか (「移行元と移行先を問わない」マイグレーションツールが必要です )。
現在のワークロードマイグレーションツールを使用したマイグレーションでは、長時間のダウンタイムが発生していますか。
フラッシュポイントペーパーPlateSpin MigratePlateSpin Transformation Manager
従来のワークロードマイグレーションプロジェクト 物理または仮想からクラウドへの (X2C)(またはその逆の )マイグレーション:オンプレミスからMicrosoft Azureや Amazon Web Servicesへのワークロードの移行など )
仮想環境間 (V2V):VMwareから Hyper-Vへの (またはその逆の )マイグレーションなど
物理環境から仮想環境 (P2V) (またはその逆 ):物理サーバー上で現在実行されているワークロードの仮想化など
物理環境間 (P2P):古い物理サーバーから新しい モデルへのワークロードの移動など
__________
1 Uptime Institute 2016 Data Center Industry Survey Results (Uptime Institute 2016年度データセンター業界調査結果、 Matt Stansberry氏著
フラッシュポイントペーパーデータセンターのワークロードマイグレーションの簡素化
2
あります。最近の指標によると、2019年までに、クラウドデータセンターはワークロードの 5分の 4超 (86%)を占め、従来のデータセンターは 14%を処理すると予測されています 2。これらのワークロードすべてを新しいクラウドプラットフォーム上に再構築する時間と人材はありますか。ダウンタイムは許容できますか。この両方の質問への答えが「いいえ」であれば、あなたは少数派ではありません。
ワークロードマイグレーションの 課題への対応コストとダウンタイムを抑制する方法は簡単に思えます。一からワークロードを再構築するのではなく、ワークロード マイグレーションツールセットを使用して、既存のワークロードをマイグレートすればいいのです。しかし、ツールセットは多数存在し、「無料」ツールセット もあります。投資利益率を最大にする には、どのツールセットを選べばいいのでしょうか。
「無料」ツールセットは、数百以上ものワークロードを扱うワークロードマイグレーションプロジェクトには、まず最適なオプションとは言えません。機能が非常に限られているほか、レプリケーション速度も遅く、プラットフォーム別になっているため、マイグレートする新しいプラットフォームごとに新たなツール (および独自の制約事項 )を習得する必要があります。
一方で、有料のワークロードマイグレーションツールの場合は、品質やパフォーマンスが大きく異なっています。現在と将来のワークロードマイグレーションプロジェクトには、個々のワークロードについて、高速で信頼性の高いレプリケーションとほぼゼロの計画ダウンタイムが必要であるとともに、個々のワークロードのレベルではなくアプリケーションレベルでマイグレーションプロジェクトを計画、トラッキング、さらには完全自動化できるツールが必要です。マイグレーションプロジェクトは、しばしば期限に間に合わない場合があります。これは、計画が甘く、最後の段階になって予期せぬ依存関係が見つかるからです。そのため、こうした課題に対応できるツールセットを探す必要があります。
高度な自動化が可能なマイグレーションツールは計画ダウンタイムを最小限に抑えますが、手作業をなくすことも、計画外ダウンタイムを最小限に押さえ、業務の中断を回避するためには重要な要素です。Ponemon Instituteの最近の調査によると、データセンターの停止に伴う平均コストは、2015年に 74万 357米ドルにのぼり、2010年から約 40%増加しました 3。こうした予期せぬ停止はなぜ発生するのでしょうか。Ponemon Instituteの調査では、人的ミスが停止の 22%に直接影響していることが判明しています。その他 2つの主な停止要因は、UPSシステムの障害とサイバー犯罪ですが、業界の内部関係者いわく、人的ミスが根本原因である場合が多いということです。現在明らかなのは、ITインフラと資産のセキュリティを保護し、ビジネスユーザーに利用可能にする際の重要な要素は「人」であるということです。自動化および統合テストを通じて人的ミスを減らすワークロードマイグレーションソリューションは、企業が必要とする最小限のダウンタイムを実現します。
データセンターの変革に向けてつまり、選択肢を評価するうえで、次の条件を満たすソリューションを選ぶ必要があります。 マイグレーションを迅速に完了し、ネイティブツールで通常サポートされる最小限の同時マイグレーションでなく、最大 40件の同時レプリケーションを実行できること。
数千件以上のワークロードからなる プロジェクトに対応できる最大の スケーラビリティを実現すること。
少数のスタッフですべてを自動的に実行できること。パラメータに応じてワークロードを構成し、設定できること。完全自動化により、「マイグレート」 ボタンをクリックするだけですべてを実行できること。
すべてのプラットフォームで高速の ブロックベースの転送を使用して高速転送を実現でき、データ圧縮機能を備えていること。
セキュリティが保護された資格情報 ストアと暗号化データ転送機能を持つ複数の役割をサポートする FIPS準拠 ソリューションを使用して、お客様のデータ保護を実現すること。
いつでもマイグレーションをテストでき、マイグレーションを 1回実行すれば本番環境に導入する際に稼働することを把握できること。
大規模のワークロードマイグレーションとデータセンター変革プロジェクトの実行を計画、スケジュール、 視覚化できること。これらの機能を備えたソリューションを選択すれば、インフラの境界を超えて、データセンターフロアや世界全体で多数のワークロードをすばやく効率的にマイグレートし、テストできます。ユーザーは、セキュリティの保護されたマイグレーション方法を使用し、サービスのダウンタイムを最小限に抑えて、業務の遂行に必要な重要なリソースに常に接続でき ます。
正しいソリューションの選択最適なソリューションを評価する際には、Micro Focus®の PlateSpin®ワークロードマイグレーションソリューションをご検討ください。計画からスケジュール、さらには迅速なマイグレーションの実行まで、弊社のソリューションは自動化された無人の高速な物理から仮想への (P2V)マイグレーション、仮想から仮想への (V2V)マイグレーション、移行元と移行先を問__________
2 Cisco Global Cloud Index: Forecast and Methodology, 2014–2019 (Ciscoグローバルクラウド指標:予測と手法、2014~ 2019年 )
3 『Cost of Data Center Outages: Data Center Performance Benchmark Series (データセンターの停止コスト:データセンターパフォーマンスベンチマークシリーズ )』The Ponemon Institute、2016年 1月
3www.microfocus.com
わないワークロードマイグレーション、さらにはクラウドへのマイグレーションを用いて、完全なデータセンターの変革とマイグレーションプロジェ クトをすばやく効率的に実現します。
PlateSpin Migrateは、データセンターの変革、サーバーの統合、サーバーのマイグレーションプロジェクトを、最小限のダウンタイムと最大限の自動化で、極めて高速に完了できます。物理から仮想への (P2V)マイグレーションにおける ITプロの主要ソリューションである PlateSpin Migrateは、高速なブロックベースの転送と Server Syncテクノロジーを使用して、物理、仮想、クラウドロケーション間など、移行元と移行先を問わない最速で最も効果的なマイグレーションを実現します。
PlateSpin Transformation Manager を使用することにより、企業、サービスプロバイダー、およびシステムインテグレータは、物理、仮想、クラウドの全インフラで、大規模なデータセンター変革プロジェクトをより効率的に計画および トラッキングできるようになります。管理しにくい従来のスプレッドシートからマルチテナントのダッシュボードに乗り換えて、数千ものマイグレーション作業を納期どおり予算内に完了させましょう。
次 の ス テ ッ プ に つ い て は、www.microfocus.com/solutions/workload-migration-and-disaster-recovery/を参照してください。
多くのさまざまなワークロードマイグレーションアクティビティを可能にすることで、PlateSpinテクノロジーは、当社のデータセンター統合プロジェクトと継続的な運営という 2つの要件を 満たしました。しかもすべてを 1つのソフトウェア、サポート、トレーニングに対する投資でまかなうことができました」
MARCO SPOEL氏プロジェクトマネージャ、ITインフラ担当Essent社
184-JA0007-001 | Q | 04/17 | © 2017 Micro Focus. All rights reserved. Micro Focus、Micro Focusロゴ、および PlateSpinを含む各製品は、英国、米国、 およびその他の国における Micro Focus、その子会社、関連会社の商標または登録商標です。その他すべての商標は、該当する所有者に帰属します。
www.microfocus.com
マイクロフォーカス株式会社〒106-0032東京都港区六本木7-18-18住友不動産六本木通ビル9F電話 03-5413-4800www.microfocus.co.jp