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東京オープンハイナイト祈祷課題10月
1. 真の中東和平のために
先月、イスラエルとアラブ諸国が進める国交正常化のために祈りましたが、9月15日、UAEとバーレーンがイスラエルとの国交正常化に署名しました。今後、アラブやアフリカの国々がこれに続くと予想されています。
2016年、時のケリー国務長官は、イスラエルに対して、「パレスチナとの和平なしに、アラブとの和平は不可能だ」と断言しました。しかし、4年後の今、その不可能に見えた出来事が実現しました。
これまで「中東和平」と言えば、イスラエルとパレスチナの問題解決を意味していました。イスラエルとパレスチナの二つの独立国家が平和を保ちながら共存する二国家案が実現すれば、中東全体に平和が来ると見てきました。メディアは、大方、その見方に基づいて中東情勢を報道しています。
しかし、歴史をよく見ると、1947年の国連による分割決議案は二国家解決であるにもかかわらず、アラブ側が承諾せず、イスラエルの独立直後に一気に攻め入りました。イスラエルという国の存在を承認することなく、戦争を幾度となく仕掛けてきたのです。もしイスラエル側が譲歩すれば、かえってテロ事件が起こり、ロケット弾が飛んできます。
それは、アラブ側の本音が二国家共存ではなく、イスラエル殲滅(せんめつ)にあるからです。イスラム教が教える平和とは、イスラム教が世界を支配することです。ですから、かつてイスラム教国が支配していた地をユダヤ人が治める
バーレンバーレン
UAE
イスラエル
イスラエルとUAE バーレンの国交正常化署名式 (9月15日 ホワイトハウスにて)
(左から)バーレーン ザイヤーニ外相 イスラエル ネタニヤフ首相 アメリカ トランプ大統領 UAE アブドラ外相 Pblic Domain
1947年 国連分割決議案 アラブ人国家 ユダヤ人国家
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イスラエルの存在が許せません。その本音を明確に表しているのがイランとトルコです。しかし、今やアラブ諸国の最大の脅威はイランとなりました。そして、イスラエルと戦っても良い事がない現実を知り、イスラムの教えと政治を区別し、イスラエルに歩み寄って、アブラハムを同じ父祖とするユダヤ人と友好関係を持とうとしています。その事によって初めて、パレスチナ問題も解決すると期待を寄せています。
中東には多くの問題があります。しかし、多くの専門家やメディアは、イスラエルとパレスチナの衝突を強調して、世界の人々にイスラエルへの敵対心を助長させています。これも霊的な戦いです。私たちクリスチャンは主の御心を探り求めて祈りを捧げましょう。
「主は……ご自分の瞳のように(イスラエルを)守られた。」申命32:10
1. イスラエルのリーダーたちが主により頼み、外交政策が祝福されるように。アラブ諸国との協力関係が御心にかなって世界の祝福となるように。
2. アメリカ政府による、イスラエルとアラブ諸国との和平の仲介が、御心に従って妨げなく前進するように。
3. キリスト者が、イスラエルへの敵対心に同調するようなメディアの情報に惑わされることなく、御心に沿ってとりなすことができるように。
2. 国難に挑む新政権を覚えて
9月、菅新内閣が発足しました。日本を取り巻く国際情勢が厳しさを増す中、国内の課題も山積みとなっており、国家のリーダーのために祈る重要性が増しています。菅首相が最優先の課題として挙げたのが、新型コロナウイルス対策です。感染防止策はもとより、来年の東京オリンピックに向けた対策も必要となります。
また、日本経済は危機的状況です。4月~6月期の国内総生産は年率換算で30%近く下落し、戦後最大の落ち込みとなりました。今後、倒産や失業の増加が懸念され、菅首相は経済再生を最重要課題としています。他にも、規制改革や、縦割り行政の打破にも強い意欲を見せています。目玉政策は、来年の発足を目指すデジタル庁の新設です。日本はIT分野で世界から後れを取っていますが、デジタル化の波が一気に押し寄せてきており、対応が迫られています。
9月16日 内閣総理大臣指名©内閣官房内閣広報室 CC BY 4.0
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また国外の課題も山積みです。中国は海洋進出をし、韓国は反日姿勢を強め、北朝鮮は核や拉致問題があり、ロシアとは領土問題を抱えている他、米中対立が激しさを増しています。外交は日本の将来を左右する重要な分野であり、気を緩めることができません。
こうした重責を担う菅首相や閣僚に主の知恵が与えられ、日本が諸国に祝福をもたらす国として発展していけるよう祈りましょう。
「ダニエルはこう言った。『神の御名はほむべきかな。とこしえからとこしえまで。知恵と力は神のもの。神は季節と時を変え、王を廃し、王を立てる。知恵を授けて賢者とし、知識を授けて悟りのある者とされる。』」ダニエル2:20~21
1. 重責を担う菅首相や閣僚に主の知恵が与えられ、正しい判断力をもって難題に取り組めるように。
2. 外交面でも日本が存在感を示し、諸国に祝福をもたらす国として発展していけるように。3. 日本を愛し、指導者のためにとりなすクリスチャンが増し加えられるように。
3. コロナ禍におけるBFPイスラエルの支援活動を覚えて
イスラエルは新型コロナウイルスの感染拡大が深刻となり、9月18日、イスラエルの新年の前日から2度目のロックダウンとなりました。今回は、イスラエルの例祭期間に当たる3週間の予定です。
9月23日以降の3日間の新規感染者は8千人を超え、重症患者や死者も増え続けています。人口100万人当たりの感染者は199人で、イスラエルは、アメリカ、ブラジルを抜いて世界最悪の数字となっています。
このようなイスラエルの国難にあってこそ、イスラエルの人々に寄りそうためにBFPが置かれています。ロックダウン中、多くのビジネスは閉鎖しなければならない状況ですが、BFPのフードバンクは、スーパーマーケットや薬局同様、必要不可欠な働きであると認められて、活動が継続できています。
本日は、BFP国際会長のレベッカ・ブリマーより、日本の皆様にビデオレターが来ておりますので、お届けいたします。
コロナ禍もBFPの活動は継続しています
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リンク:https://youtu.be/rJoHJMKT-V0
「主は貧しい人の苦しみを蔑
さげす
まず いとわず御顔を彼から隠すことなく助けを叫び求めたとき聞いてくださった。」 詩篇22:24
1. コロナウイルスの感染拡大が一日も早く収束するように。病にある方々、愛する人を失った方々に主の癒やしと慰めがあるように。火災テロに苦しむガザ近郊の方々に主の助けがあるように。
2. BFPイスラエルのスタッフたちがコロナ感染から守られ、イスラエルの国難にあって主の使命を果たし続けることができるように。
3. イスラエルの危機的状況に対して、自分の痛みとしてとりなすクリスチャンが世界中に増し加えられるように。クリスチャンとイスラエルが互いに支えあう中で、この国難をも主の栄光へと変えられていくように。
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